JPH0839747A - 基板貼合方法 - Google Patents

基板貼合方法

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JPH0839747A
JPH0839747A JP6176865A JP17686594A JPH0839747A JP H0839747 A JPH0839747 A JP H0839747A JP 6176865 A JP6176865 A JP 6176865A JP 17686594 A JP17686594 A JP 17686594A JP H0839747 A JPH0839747 A JP H0839747A
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JP
Japan
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thin film
heat medium
substrate
film sheet
pressure
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Application number
JP6176865A
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English (en)
Inventor
Akemi Miyashita
明巳 宮下
Haruo Sankai
春夫 三階
Hajime Sato
肇 佐藤
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Techno Engineering Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0839747A publication Critical patent/JPH0839747A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/02Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
    • H05K3/022Processes for manufacturing precursors of printed circuits, i.e. copper-clad substrates

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板に対する加圧のばらつきを無くし、かつ
接着処理を短時間で可能にし、厚さ精度が高く、しかも
低コストで貼り合わせすることができる基板貼合方法の
提供。 【構成】 下薄膜シ−ト19と上薄膜シ−ト24の間に
被接着基板18を挿入し、上薄膜シ−ト24を支持して
いる支持枠23を下降させ、上下薄膜シ−ト間の密封空
間を真空装置45で減圧し、タンク2内の熱媒体7を加
熱してその蒸気で予備加熱してから熱媒体7中に浸漬し
て本加熱を行なう。その後、タンク2内の上部で冷却媒
体で冷却する。流体中で加熱加圧するので接着基板18
に均一な接着面圧ができ、仕上がり層間精度の高い、高
品質な基板を低コストで生産できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄物プリント基板や液晶
ガラス基板を製作する際の基板貼合方法に係わり、特
に、ほぼ同じ大きさの少なくとも2枚の基板を低粘度接
着剤により該接着剤の厚さで間隔を保って2枚の薄膜シ
−トの間に置きシ−トの周囲を密封シ−ルし均一な接着
圧力で貼り合せを行なう基板貼合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板は通常下記のように
して製造されている。すなわち、所定の回路パタ−ンを
プリントしたほぼ同じ大きさのプリント回路基板とクロ
ス基材に接着樹脂を含浸させたプリプレグとを交互に所
要枚数まで積層し、その積層したプリント回路基板とプ
リプレグからなるプリント基板の素材を熱板により加熱
加圧する。すると、接着樹脂が昇温と同時に軟化流動状
態から最低粘度に達し、この後、化学反応の進行に伴い
硬化安定状態になる。その結果、上記複数のプリント基
板がプリプレグの接着樹脂により相互接着し一体化して
プリント基板が製造される。
【0003】そして、上記プリント基板の高密度化のた
めには、プリント基板の層間のボイド除去や均厚成形を
するために、プリプレグの接着樹脂の軟化流動までは真
空雰囲気とし、流動から硬化段階では流動樹脂全方向か
ら加圧するために高圧ガス雰囲気中で行なうことが提案
されている。
【0004】例えば、特開平3−128195号公報に
は、多層基板の素材を加熱する熱板と該熱板を介して多
層基板の素材を加圧する上下のボルスタとにより多層基
板の素材に熱と圧力とを均一に加え、さらに上下のボル
スタ間を密封手段で囲み、その密封手段の中をプリプレ
グの接着樹脂の軟化流動までは真空(減圧)雰囲気と
し、上記接着樹脂の流動から硬化段階で高圧ガス(空気
圧付加)雰囲気とすることにより多層基板の側面からの
加圧を加え多層基板素材の接着時の圧力分布を均一化し
たものが紹介されている。
【0005】さらに、加圧面の形状をボルスタ内の補助
的なラムにより熱板側の緩衝板を接着条件に適合した形
状に変え、適正面圧力分布で接着作業する方法として特
開昭59−215299号公報がある。
【0006】また、オ−トクレ−ブと称する高圧容器を
使い、多層基板の素材をフィルムやシ−トで覆ってから
そのフィルムやシ−トの内部を減圧したのち、その多層
基板の素材を上記高圧容器内で窒素ガスまたは炭酸ガス
などにより加熱加圧する均圧形成方法として特開昭61
−43543号公報や特開昭61−43565号公報な
どがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の基板接着工程で
均圧による高精度均厚成形を可能とするために、プレス
の面精度を上げて加圧することが試みられるが、面精度
を向上させるにも限界があり、また、接着基板自身にも
凹凸やうねり等があり面加圧で均圧加圧するには限界が
あった。
【0008】特に、薄いガラス基板の接着を行なう場合
には、ガラス基板材料の破損を防止するため低圧下で低
粘度の接着剤を利用する。しかし、プレスによる高精度
平行加圧下ではガラス基板のうねり等があるため均等加
圧を行なえず、成形品の厚さがばらつくという精度上の
問題があった。
【0009】そして、貼り合わせに要する時間も、加熱
された基板の冷却時間まで含めると約10分程度かか
り、コスト上昇につながるためその短縮が要望されてい
た。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
基板に対する加圧のばらつきを無くし、かつ接着処理を
短時間で可能にし、厚さ精度が高く、しかも低コストで
貼り合わせすることができる基板貼合方法を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、接着剤の厚さで間隔を保たれたほぼ同じ
大きさの少なくとも2枚の基板からなる被接着基板を貼
り合わせる基板貼合方法において、(i)前記被接着基
板を、ほぼ水平に配置された上下の薄膜シ−ト間に載置
し、(ii)該載置された被接着基板を前記上下の薄膜シ
−トにより内部を給排気可能に密封した密封体を形成
し、(iii)該密封体を対空気比重の大きい熱媒体およ
び該熱媒体の加熱体を備えたタンク内に配置し、(iv)
前記密封体内を排気して所望の圧力まで減圧するととも
に、該減圧下で前記熱媒体の蒸気により所望時間予備加
熱し、(v)該予備加熱後、前記減圧された密封体を熱
媒体内の所望深さに浸漬して加圧するとともに所望時間
本加熱し、密封体内の被接着基板を接着し、(vi)該接
着後、冷却された前記熱媒体を介して前記密封体を非浸
漬状態にて冷却し、前記密封状態を解いて上下の薄膜シ
−ト間より取り出す構成にしたものである。
【0012】そして、前記上下の薄膜シ−トを、それぞ
れ額縁状の薄膜シート枠および該薄膜シート枠の受け台
を介して、前記熱媒体外から該熱媒体内の所望の深さま
で浸漬可能に上下移動可能の支持台に支持された構成に
するとよい。
【0013】また、前記上下の薄膜シ−トのうち下薄膜
シ−トを、前記タンク内の熱媒体上面より上方にて、該
熱媒体と同一の熱媒体に浮上状態で配置され、該浮上状
態の下薄膜シ−ト上に被接着基板が載置される構成にし
てもよい。
【0014】
【作用】上記構成としたことにより、密封体内の被接着
基板は、該密封体内が減圧されると、その減圧度に応じ
た圧力により密封体を構成している上下の薄膜シ−トを
介して全体をばらつきなくゆっくりと押圧される。そし
て、この押圧とともにタンク内の熱媒体の蒸気により予
備加熱されて密封体内の昇温速度を速められる。つい
で、熱媒体内に浸漬されると、前記密封体内の減圧によ
る加圧のほかに、浸漬深さに応じた熱媒体自体の液圧が
加わり、両圧により加圧される。この場合の加圧は、液
圧によるものであるためばらつきが無く、従来のプレス
による加圧に比べて格段に均一加圧となる。
【0015】そして上記均一加圧と同時に、熱媒体の熱
が密封体を構成している上下の薄膜シ−トを介して被接
着基板に伝達され、本加熱される。この場合、前記予備
加熱がなされているため昇温速度が速く、しかも全体か
らの加熱になるため本加熱時間を短縮することができ
る。この熱媒体内の本加熱により、被接着基板は全体を
むらなく均一に加熱される。
【0016】上記ばらつきの無い加圧と均一加熱とによ
り接着された密封体内の被接着基板は、前記熱媒体を予
め冷却した冷却媒体により冷却されて密封体内より取り
出される。このため、接着工程における歪を発生させる
ことがなく、高い厚さ精度で基板を貼り合わせることが
可能になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1ないし図
4を参照して説明する。図1は本発明を実現するための
液圧ホットプレスを示す縦断面図、図2は図1の基板貼
合工程中の予備加熱処理状況を示す図、図3は図1の基
板貼合工程中の本加熱処理状況を示す図、図4は図1の
基板貼合工程中の冷却処理状況を示す図である。
【0018】図1において、1はフロア、2は熱媒体7
を収用しフロア1に設置されているタンクで、該タンク
2の上部には、プレス部を構成する下支持台3a、中間
支持台3b、上支持台3cを上下駆動させる駆動装置
4、5が配置されている。平面的には、駆動装置4、5
とそれらの駆動杆4a、5aはタンク2の四隅に交互に
配置されている。タンク2の内底部にはプレス部受台
6、対空気比重の大きい液相の熱媒体7を加熱する電熱
ヒ−タ8、熱媒体7のレベルを一定にする排出樋9、冷
却時に冷えた熱媒体、すなわち冷却媒体7aを回収する
樋10、冷却媒体7aを噴射するノズル11、真空排気
管12、搬入搬出用の扉13(図3に明示)が設けられ
ている。なお、熱媒体7の一例としては、モンテカチー
ニ株式会社より販売されている「GALDENHT」
(商品名)が有効で、この実施例ではそのうち商品型録
番号HT135なるものを用いた。このほか商品型録番
号HT200などが挙げられる。
【0019】前記下支持台3aおよび中間支持台3bの
上側には、ストッパ14、下薄膜シ−ト枠受け台15が
それぞれ固定され、さらにその上には矩形額縁状の下薄
膜シ−ト枠16が積載されている。
【0020】上記下薄膜シ−ト枠16の上面には、該下
薄膜シ−ト枠16とほぼ同一形状の弾性シ−ル材17を
介して被接着基板18を収納する下薄膜シ−ト19が載
置されている。該下薄膜シ−ト19は押えボルト21で
下薄膜シ−ト枠16の外周側部に固定され、被接着基板
18は下薄膜シ−ト19上に置かれた排気ガイドを備え
た小振りな矩形額縁状の位置決め用スペ−サ20の内部
に配置されている。
【0021】前記中間支持台3bおよび上支持台3cの
下側には、順に上薄膜シ−ト枠受け台22、矩形額縁状
の上薄膜シ−ト枠23、上薄膜シ−ト24が配置され互
いに固定されている。上薄膜シ−ト24は前記下薄膜シ
−ト19と同様に、押えボルト(引用符号省略)で上薄
膜シ−ト枠23の外周側部に固定されている。また、上
薄膜シ−ト24には真空排気管12および駆動杆4a、
5aに設けた排気通路4b、5bに連通する真空排気管
25の末端が開口している。
【0022】駆動杆4a、5aには、駆動装置4、5で
下支持台3a、中間支持台3b、上支持台3cを上下駆
動するために下係合部4c、5c、上係合部5dを備え
ている。なお、下薄膜シ−ト枠受け台15のところどこ
ろに開口部があって、下支持台3a、中間支持台3bを
駆動装置4、5で上昇させた場合に熱媒体7が流れ出て
落下する様になっている。
【0023】前記タンク2の外部には、電熱ヒ−タ8を
温度制御する温調器31、冷却媒体装置32が設置され
ている。
【0024】上記冷却媒体装置32は、冷却媒体7aを
収用する冷却タンク33、冷却ポンプ34、リリ−フ弁
35、冷却器36、切換弁37等により構成され、タン
ク2に取付けられた噴射ノズル11に配管41で接続さ
れるとともに、前記タンク2に取付けられた排出樋9、
回収樋10に配管42を介して接続されている。
【0025】また、真空排気装置45は真空排気配管4
6でタンク2内の真空排気管12に接続されている。
【0026】次に、上記構成からなる本実施例の作用に
ついて説明する。先ず、図1に示すように、被接着基板
18(本実施例は液晶ガラス基板)を、下薄膜シ−ト1
9と上薄膜シ−ト24の間にローダ・アンローダ(図示
せず)で挿入し、下薄膜シ−ト19上面の中央にスペー
サ20により位置決めして積載する。該挿入後、扉13
は閉じておく。
【0027】ここで、接着する被接着基板18は、前以
て表示に必要なTFTなどが形成された2枚のガラス基
板を、液晶封止用シ−ル剤の厚さで間隔を保つようにし
た液晶ガラス基板が一例として使用された。2枚のガラ
ス基板の間にはシ−ル剤の厚さより僅かに厚さの薄いス
ペ−サが散布される場合があるが、本発明においてはス
ペ−サの存在は本質的なものではない。シ−ル剤は2枚
のガラス基板の接着剤となるものであるが、この時点で
は、セミキュアされており、つまり、2枚のガラス基板
はシ−ル剤で仮付けされている。
【0028】次いで駆動装置5を駆動して駆動杆5aを
下降させると、下係合部5cで支持されていた中間支持
台3bおよび上部支持台3cが下降を開始し、図2に示
すようにストッパ14に当たり該ストッパ14と上係合
部5dとで挾まれた状態になるまで下降する。このとき
被接着基板18は、上下の薄膜シ−ト19、24内に収
納されるが、その収納状態は弾性シ−ル材17の弾性に
より、上下の薄膜シ−ト枠16、23間に密封状態に収
納され、上下2段にそれぞれ密封体が形成される。
【0029】次いで、真空排気装置45が運転され、上
薄膜シ−ト24の真空排気管25、駆動杆4a、5aに
設けた排気通路4b、5b、真空排気管12、真空配管
46を介して、上下薄膜シ−ト19、24内が所要(所
望)の減圧力に減圧される。この減圧で上下薄膜シ−ト
19、24は被接着基板18を構成している上下のガラ
ス基板に密着し、大気圧との差圧でガラス基板の上下面
をゆっくりと均一に押圧する。この場合、被接着基板1
8の上下のガラス基板はシ−ル剤で仮付けされているた
め、上下のガラス基板が位置ずれすることはない。
【0030】次いで、図2に示すように駆動装置4、5
を同時に駆動し、前記密封体を熱媒体7の上面より僅か
に浮いた位置まで下降させる。一方、電熱ヒ−タ8と温
調器31により熱媒体7を加熱し、熱媒体7の蒸気を発
生させて、この熱媒体7の蒸気中で密封体を予備加熱す
る。この予備加熱は、次に述べる本加熱時における密封
体内の昇温速度を速める作用をする。
【0031】その後さらに下降させて各密封体を熱媒体
7中に浸漬し、図3に示すようにプレス部受台6上で駆
動装置5を駆動させた状態で停止させる。前記発生させ
た熱媒体7の蒸気温度は、熱媒体7の界面において熱媒
体7と同温であるため、密封体を浸漬しても温度変化を
伴わない。そのため、密封体は内部と外部との温度差に
よる内部ストレスを発生せず熱媒体7への浸漬により破
壊を起こすことはない。支持台3aがプレス部受台6で
受け止められているので駆動装置4はさらに降下させて
も密封体の密封状況に変わりはない。各密封体を熱媒体
7中に浸漬することによってあふれた熱媒体7は排出樋
9から配管42を介して冷却タンク33に回収する。密
封体は熱媒体7による加熱と、減圧力と熱媒体7の液圧
とによる加圧により所要(所望)時間本加熱を行なう。
【0032】図3では紙面の都合上、熱媒体7の液面近
くに密封体を図示しているが、具体例として上下密封体
の中央位置を熱媒体7の液面から約111cmの深さの
所にした。また、それぞれの密封体の中央は熱媒体7の
液面から約111±5cmの深さの所になるようにし
た。熱媒体7の密度が1.8g/cm3あることによっ
て上下密封体間の面圧誤差は、0.2kgf/cm2
面圧で±4.5%、また、0.4kgf/cm2の面圧
では±2.2%となり、上下の密封体を同時処理しても
面圧誤差は実用上問題にならなかった。
【0033】前記加熱・加圧の所望の処理時間経過後、
駆動装置4を先に上昇させて下係合部4cが下支持台3
aの下面に当ってから、駆動装置4,5を同時に駆動し
て上下密封体を上昇させる。図4に示すように、下支持
台3aと冷却媒体回収樋10の上面が同一レベルとなる
位置にて切換弁37が冷却状態に切換り、冷却ポンプ3
4により、配管41を介して噴射ノズル11より密封体
へ冷却タンク33から吸い上げた冷えた熱媒体、すなわ
ち冷却媒体7aを吹き付けて所望時間冷却する。この冷
却により被接着基板18の接着作業を完了する。
【0034】前記各密封体を冷却した冷却媒体7aは、
回収樋10より配管42を介して冷却タンク33へ回収
される。回収樋10と下支持台3aの間隙から洩れた冷
却媒体7aの一部は、排出樋9で受け止められて配管4
2を介して冷却タンク33へ回収される。所望の冷却時
間が経過すると切換弁37が切換り、冷却タンク33内
の冷却媒体7aは冷却ポンプ34により、冷却器36を
通して循環され、引き続き冷却操作が行われる。
【0035】前記所望の冷却時間が経過すると、図1に
示すように、駆動装置5が動作して駆動杆5aが上昇
し、それに伴い中間支持台3bおよび上支持台3cが上
昇して上下薄膜シ−ト枠16、23による前記密封状態
が解かれる。このため被接着基板18は搬出可能な状態
となり、扉13を開いて接着作業の完了した被接着基板
18がロ−ダ・アンロ−ダ(図示せず)により搬出され
る。
【0036】つぎに、本発明の第2の実施例を図5を参
照して説明する。図中、前記図1〜図4と同符号のもの
は同じもの、または同機能のものを示す。
【0037】この実施例では、下支持台3a及び中間支
持台3b上の下薄膜シ−ト枠受け台15D内に熱媒体7
が下薄膜シ−ト19下面まで張り込める構造になってい
る。つまり、前記図1〜図4に示す第1の実施例では下
薄膜シ−ト枠受け台15のところどころに開口部があっ
て、下支持台3aおよび中間支持台3bを駆動装置4、
5で上昇させた場合に熱媒体7が前記開口部より流れ出
て落下する様にしているが、本実施例ではこの開口部が
存在しないということである。そのために、下薄膜シ−
ト19は下薄膜シ−ト枠受け台15D内の熱媒体7表面
上に浮いた形になっている。
【0038】従って本実施例によれば、被接着基板18
をロ−ダ・アンロ−ダにより下薄膜シ−ト19上に受渡
す際、完全な水平面での受渡し作業が可能になる。この
ため被接着基板18の受け渡し時に該被接着基板18に
発生する局部応力を抑止することができ、位置ずれのな
い接着作業が可能になる。
【0039】前記第1および第2の実施例において、熱
媒体7の比熱は水に比較して充分小さいので、予備加熱
時に熱媒体7の蒸気が周辺に至れば直ちに昇温して予備
加熱に支障を生じることはない。
【0040】なお、前記図1、図5に示す第1および第
2の各実施例では、真空排気管25の末端が上薄膜シ−
ト24に開口されているが、矩形額縁状の上薄膜シ−ト
枠23に真空排気管25の末端を開口させれば、繰返使
用に伴う上薄膜シ−ト24との接続部の疲労劣化を回避
し繰返使用回数を伸ばすことができて、その点において
も、生産コストの低減を図ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板貼合
方法によれば、まず、熱媒体の蒸気中、ついで熱媒体内
で薄膜を介した加熱及び加圧を行い、常にばらつきの無
い加熱及び加圧を行うことができるので、板厚精度が高
く位置ずれの無い基板を短時間で接着することが可能に
なり、歩留まり良く低コストで貼り合わせすることがで
きる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を実現する液圧ホットプ
レスを示す縦断面図である。
【図2】図1の基板貼合工程中、予備加熱処理状況を示
す図である。
【図3】図1の基板貼合工程中、本加熱処理状況を示す
図である。
【図4】図1の基板貼合工程中、冷却処理状況を示す図
である。
【図5】本発明の第2の実施例を実現する液圧ホットプ
レスを示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…フロア、2…タンク、3a…下支持台、3b…中間
支持台、3c…上支持台、4,5…駆動装置、6…プレ
ス部受台、7…熱媒体、8…電熱ヒ−タ、9…排出樋、
10…回収樋、11…噴射ノズル、12…真空排気管、
13…搬入搬出用扉、14…ストッパ、15…下薄膜シ
−ト枠受け台、16…下薄膜シ−ト枠、17…弾性シ−
ル材、18…被接着基板、19…下薄膜シ−ト、20…
スペ−サ、21…押えボルト、22…上薄膜シ−ト枠受
け台、23…上薄膜シ−ト枠、24…上薄膜シ−ト、2
5…真空排気管、31…温調器、32…冷却媒体装置、
33…冷却タンク、34…冷却ポンプ、35…リリ−フ
弁、36…冷却器、37…切換弁、41,42…配管、
45…真空排気装置、46…真空排気配管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 肇 茨城県土浦市神立東二丁目28番4号 日立 テクノエンジニアリング株式会社土浦事業 所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着剤の厚さで間隔を保たれたほぼ同じ
    大きさの少なくとも2枚の基板からなる被接着基板を貼
    り合わせる基板貼合方法において、(i)前記被接着基
    板を、ほぼ水平に配置された上下の薄膜シ−ト間に載置
    し、(ii)該載置された被接着基板を前記上下の薄膜シ
    −トにより内部を給排気可能に密封した密封体を形成
    し、(iii)該密封体を対空気比重の大きい熱媒体およ
    び該熱媒体の加熱体を備えたタンク内に配置し、(iv)
    前記密封体内を排気して所望の圧力まで減圧するととも
    に、該減圧下で前記熱媒体の蒸気により所望時間予備加
    熱し、(v)該予備加熱後、前記減圧された密封体を熱
    媒体内の所望深さに浸漬して加圧するとともに所望時間
    本加熱し、密封体内の被接着基板を接着し、(vi)該接
    着後、冷却された前記熱媒体を介して前記密封体を非浸
    漬状態にて冷却し、前記密封状態を解いて上下の薄膜シ
    −ト間より取り出すことを特徴とする基板貼合方法。
  2. 【請求項2】 前記上下の薄膜シ−トが、それぞれ額縁
    状の薄膜シート枠および該薄膜シート枠の受け台を介し
    て、前記熱媒体外から該熱媒体内の所望の深さまで浸漬
    可能に上下移動可能の支持台に支持されてなる請求項1
    記載の基板貼合方法。
  3. 【請求項3】 前記上下の薄膜シ−トのうち下薄膜シ−
    トが、前記タンク内の熱媒体上面より上方にて、該熱媒
    体と同一の熱媒体に浮上状態で配置され、該浮上状態の
    下薄膜シ−ト上に被接着基板が載置される請求項1記載
    の基板貼合方法。
  4. 【請求項4】 前記密封体の冷却は、冷却された前記熱
    媒体を噴射ノズルより吹き付けて実施する請求項1記載
    の基板貼合方法。
  5. 【請求項5】 ほぼ同じ大きさの少なくとも2枚の基板
    を接着剤の厚さで間隔を保ってほぼ水平に配置した2枚
    の薄膜シートの間に置き、当該シートの周囲を密封シー
    ルしその内部を排気した密封体を用意し、該密封体を対
    空気比重の大きい熱媒体と該熱媒体の加熱体を備えたタ
    ンク内に配置し、上記加熱体により上記熱媒体を加熱し
    て得た上記熱媒体の蒸気で上記密封体を予備加熱してか
    ら上記密封体を加熱された上記熱媒体に浸漬けして上記
    密封体の本加熱を行い、上記接着剤で上記2枚の基板を
    貼り合わせることを特徴とする基板貼合方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7966966B2 (en) 2005-07-29 2011-06-28 Mikado Technos Co., Ltd. Vacuum high pressure filling equipment
CN103522722A (zh) * 2013-09-30 2014-01-22 深圳市深科达气动设备有限公司 Cg贴合全自动组合生产线

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US7966966B2 (en) 2005-07-29 2011-06-28 Mikado Technos Co., Ltd. Vacuum high pressure filling equipment
CN103522722A (zh) * 2013-09-30 2014-01-22 深圳市深科达气动设备有限公司 Cg贴合全自动组合生产线

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