JPH083897Y2 - オーガ式製氷機の外面保温構造 - Google Patents

オーガ式製氷機の外面保温構造

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JPH083897Y2
JPH083897Y2 JP5124990U JP5124990U JPH083897Y2 JP H083897 Y2 JPH083897 Y2 JP H083897Y2 JP 5124990 U JP5124990 U JP 5124990U JP 5124990 U JP5124990 U JP 5124990U JP H083897 Y2 JPH083897 Y2 JP H083897Y2
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heat insulating
insulating material
cylinder
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auger type
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JP5124990U
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靖光 築山
進 立松
直也 内田
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、オーガ式製氷機に関し、特にその外面保温
構造に関するものである。
[従来の技術] 第8図に、従来のオーガ式製氷機の代表的な構造を示
す。同図において、冷凍回路のエバポレータを構成する
冷却パイプ01は、良熱伝導体よりなる冷凍シリンダ02の
外面に巻き付けられ、この外面を発泡ウレタンからなる
断熱材04で取り囲んでいる。一方、駆動モータ5によっ
て回転されるオーガ06が冷凍シリンダ02の中に同軸的に
支持されている。冷凍シリンダ02の上端内部には、押圧
頭07が、固定ボルト08で固定されている。
図示しない冷媒圧縮機から送られた冷媒は、冷却パイ
プ01中で蒸発し、冷凍シリンダ02及びその中の水を冷却
する。冷凍シリンダ02の内面に生長した氷は、オーガ06
の刃で掻き取られ、上方へ送られ、押圧頭07の氷圧縮通
路内で圧縮され、固められる。
また、実公昭61-32309号公報に開示されているよう
に、断熱材の上端面の直上に、冷凍シリンダを取り囲む
ように環状の露受皿を設けたオーガ式製氷機も周知であ
る。
[考案が解決しようとする課題] 第8図に示した従来のオーガ式製氷機において、冷凍
シリンダ02もしくはオーガ式製氷機の全体を断熱材04で
完全に覆ってしまうことは実際上困難であるため、断熱
材04は、端面もしくは端部を必然的に有する。
冷凍シリンダ02と断熱材04とは、熱収縮率が異なるた
め、製氷運転と停止とを繰り返しているうちに、上述の
ように押圧頭07を有するオーガ式製氷機においても、ま
た、押圧頭を有しないオーガ式製氷機においても、前記
端面もしくは端部において断熱材04と冷凍シリンダ02の
外周面との間に隙間ができる。
一方、断熱材04の前記端面もしくは端部の外部にある
冷凍シリンダ部分は低温であるから、この冷凍シリンダ
部分には結露水が発生する。
このようにして発生した結露水が、前述の隙間に侵入
し、冷却パイプ01まで達するようになると、製氷運転中
に結露水が氷となって膨張し、冷却パイプ01や断熱材04
を損傷することがある。
特に、押圧頭07が位置する冷凍シリンダ02の上端の外
側は、固定ボルト08の点検、増し締めが必要なこと、外
周面の形状が複雑なこと等から、適切な保温断熱材を設
けることが困難なため、断熱材04を設けないのが一般的
であり、このため、冷凍シリンダ02の上端外面には結露
水が発生し易く、その下方の断熱材04の上面に溜まる現
象が生じるので、上述の不具合が起こり易い。
また、前述したように、断熱材の上端面の直上に露受
皿を設けてみても、この露受皿自体が高価で大きなスペ
ースを必要とするだけでなく、露受皿の内周面と冷凍シ
リンダの外周面との間にやはり隙間が生じ易いため、第
8図に示した従来技術の不具合の解決には至らない。し
かも、この露受皿は断熱材の下端面に設けても意味がな
い。
従って、本考案の目的は、断熱材と冷凍シリンダとの
間に結露水が侵入しないようなオーガ式製氷機の外面保
温構造を提供することである。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために、本考案においては、回転
駆動されるオーガを内蔵する冷凍シリンダの外周面と、
同冷凍シリンダの外周面に巻装された冷却パイプを覆う
筒状断熱材の端面又はその内側近傍との間の境界を封止
する位置に、軟質弾性パッキンを介装している。
この弾性パッキンは、断熱材に密着してその収縮、膨
張に追従するように、断熱材に対する密着性がよく且つ
十分に軟質であって、圧縮状態で嵌合され、冷凍シリン
ダと断熱材との間の熱膨張差を吸収しうるものがよく、
断熱材に発泡ウレタンを使用する場合は、弾性パッキン
の材質としてはブチルゴムがよい。
[作用] 本考案において、弾性パッキンの常温時の内径は、冷
凍シリンダの外径より小さくできており、製氷運転時に
冷凍シリンダが縮径しても、両者の間に隙間が発生しな
い。
他方、弾性パッキンは、筒状断熱材に追従するから、
その収縮、膨張に応じて弾性パッキンの内径が縮小、拡
大し、両者の間に隙間が発生しない。換言すれば、弾性
パッキンが冷凍シリンダと筒状断熱材との間の熱収縮差
を吸収して隙間の発生を防止し、結露水の侵入を防止す
る。
[実施例] 次に、本考案の好適な実施例について添付図面を参照
して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一又は対応
部分を示すものとする。
第1図において、熱良導体よりなる堅形冷凍シリンダ
2の外周面には、冷媒が流れる冷却パイプ3が巻かれて
いる。冷却パイプ3は、図示しない凝縮器や圧縮機等に
連絡し、それ等と共に冷凍回路を形成する。
冷却パイプ3を取り囲んだ例えば発泡ウレタンフォー
ムからなる断熱材4は、筒形をなし、下方の縮径部4a
は、冷凍シリンダ2の下端を取り囲んでいる。基台11に
支持された駆動モータ5は、軸、歯車等よりなる基台11
内の動力伝達系を介してオーガ6に連絡している。基台
11に固定されたハウジング13は、冷凍シリンダ2の下端
内に延び、ボルト15で固定されている。断熱材4の縮径
部4aを貫いて給水パイプ17が外部に延出し、図示しない
給水タンクから水が冷凍シリンダ2内に供給されるよう
になっている。冷却パイプ3内を流れる冷媒の蒸発作用
により、冷凍シリンダ2及びその中の水の温度が低下
し、冷凍ケーシング2の内面に氷が生長する。即ち、冷
却パイプ3に囲まれた冷凍シリンダ2の部分は、結氷部
となる。
冷凍シリンダ2の上端内には、押圧頭7が設けられ、
冷凍シリンダ2を貫く固定ボルト8により、しっかりと
固着される。ボルト8に共締めされたフランジ19には、
横方向に開口した放出筒21が取着されており、また、押
圧頭7を貫いて上方に延びるオーガ6の先端には、周知
の回転刃6aが装着されている。この回転刃6aは、押圧頭
7の図示しない氷圧縮通路の出口に臨んでいる。
冷凍シリンダ2の内面の結氷は、オーガ6のスクリュ
ー刃6bによって掻き取られ上方へ送られる。この氷は、
押圧頭7の氷圧縮通路内で圧縮されて固められ、その出
口から出ると、回転刃6aによって適当な長さに折断もし
くは切り取られる。この氷は、放出筒21を介して横方向
に送られ、貯氷庫(図示せず)内に通常放出される。
実施例においては、断熱材4の上端と冷凍シリンダ2
との間にある弾性パッキン9に加えて、同断熱材4の下
端と冷凍シリンダ2との間にも弾性パッキン10が介装さ
れているが、必ずしも双方に弾性パッキンを装着する必
要はない。実施例においては、弾性パッキン9、10の材
質は、ブチルゴムで、断熱材4は、発泡ウレタンフォー
ムで製作されている。
弾性パッキン9の形状は、第2図及び第3図に示さ
れ、その内径は、常温時において冷凍シリンダ2の外径
よりも小さくできている。通常のように、弾性パッキン
9は、強制的に拡げられて冷凍シリンダ2に取着される
が、小径部9bが断熱材4内に挿入され大径部9cが断熱材
4の上端面を覆うと共に、大径部9cの上側にテーパ面9a
を有すると、後述の水の侵入がより効果的に防止でき
る。
弾性パッキン10の形状は、第4図及び第5図に示され
ているように環状の円形平板状でよく、その内径は、弾
性パッキン9の内径と同様に選定されている。
製氷運転時、冷凍シリンダ2が冷却されて熱収縮して
も、弾性パッキン9、10の内径は、予めそれを想定して
決定されているから、隙間が生じることもなく、また、
弾性パッキン9、10の外径は、断熱材4が延び縮みして
も、これに具合良く追従する。
従って、押圧頭7の外側の冷凍シリンダ2の上端に発
生した結露水は、隙間へ侵入することもなく、断熱材4
のテーパ面9aを伝い流れる。下端にも弾性パッキン10を
設けた実施例では、もし設けていなければ生ずる隙間の
毛細管現象により水が上方に流入し、冷却パイプ3まで
達するようなこともない。
弾性パッキン9、10は、弾性パッキン9についてのみ
第1A図に示すように、断熱材4の発泡過程前に冷凍シリ
ンダ2に装着しておき、発泡時に弾性パッキン9を断熱
材4で実質的に完全に包むようにしてもよい。この場
合、何かの事情により断熱材の端部が多少破損しても、
同断熱材の端面の内側近傍、すなわち断熱材の端部の内
部にある弾性パッキン9により確実に水の侵入を防止す
ることができる。
尚、実施例においては、弾性パッキン9は、第2図及
び第3図のものが好ましいとしたが、弾性を有するもの
なら、第4図及び第5図のように、単なる穴あき円形平
板で形成してもよく、また、第6図及び7図に示すよう
に、Oリング9′としてもよい。
また、実施例では、押圧頭を有するオーガ式製氷機に
ついてのみ説明したが、本考案は、押圧頭を有しないオ
ーガ式製氷機にも同様に適用可能である。
[考案の効果] 前述したように、本考案によれば、断熱材の端面又は
その内側近傍と冷凍ケーシングとの間の境界を封止する
位置に介装された軟質弾性パッキンの内径部は、冷凍シ
リンダによく密着し、また、外径部は断熱材の膨脹、収
縮によく追従するので、隙間の発生がなく、結露水の侵
入が防止され、ひいては冷却パイプ及び断熱材の損傷が
完全に防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例によるオーガ式製氷機の全体
構造を示す一部切欠き立面図、第1A図は、変形実施例の
要部を示す断面図、第2図及び第3図は、本考案に従っ
て用いられる弾性パッキンを示す平面図及び断面図、第
4図及び第5図は、前記弾性パッキンの変形例を示す平
面図及び断面図、第6図及び第7図は、前記弾性パッキ
ンの別の変形例を示す平面図及び断面図、第8図は、従
来のオーガ式製氷機を示す一部切欠き端面図である。 2……冷凍シリンダ、3……冷却パイプ 4……筒状断熱材、6……オーガ 7……押圧頭、9、10……弾性パッキン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面に冷却パイプが巻装された冷凍シリ
    ンダと、同冷凍シリンダ内に回転自在に設けられたオー
    ガと、前記冷却パイプが位置する結氷部を覆って前記冷
    凍シリンダの外周面に密着して取りつけられた筒状断熱
    材とを有するオーガ式製氷機において、前記筒状断熱部
    材の端面又はその内側近傍と前記冷凍シリンダの外周面
    との間の境界を封止する位置に、軟質弾性パッキンを介
    装したことを特徴とするオーガ式製氷機の外面保温構
    造。
JP5124990U 1990-05-18 1990-05-18 オーガ式製氷機の外面保温構造 Expired - Lifetime JPH083897Y2 (ja)

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JPH0411369U JPH0411369U (ja) 1992-01-30
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