JP3005904B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3005904B2 JP839390A JP839390A JP3005904B2 JP 3005904 B2 JP3005904 B2 JP 3005904B2 JP 839390 A JP839390 A JP 839390A JP 839390 A JP839390 A JP 839390A JP 3005904 B2 JP3005904 B2 JP 3005904B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は低圧形スクロール圧縮機を用い、アキュムレ
ータのない冷凍サイクルを搭載した空気調和機に関する
ものである。
(従来の技術) 低圧形スクロール圧縮機は、該圧縮機内の低圧空間に
冷媒液を貯溜できるためアキュムレータを廃止して空気
調和機のコストダウンが可能である。
このような特徴に着目して低圧形スクロール圧縮機を
用い、アキュムレータのない冷凍サイクルを搭載した空
気調和機が開発されている。
第3図は上記低圧形スクロール圧縮機の一例の構成を
示す断面図である。同図おいて、1は固定スクロール、
2は回転スクロールであり、固定スクロールと回転スク
ロールとが上,下に組み合わされて圧縮空間Aを形成し
ている。また、回転スクロール2はスライドブッシュ3,
スプリング4を介して大軸5に固定されている。
この大軸には他にロータ6a及びオイルポンプ7が固定
されている。
これらの各要素は、上シェル78a,胴シェル8b,下シェ
ル8cで構成されるシェル8に格納される。ここで、前記
胴シェル8bには上記ロータ6aに対するステータ6bが固定
され、ロータ6aとともにモータ6を構成している。
また、シェル8の胴シェル8bの低圧空間Bに吸入管9
が取付けられ固定され、上シェル8aに吐出管10が取付け
られ固定される。また、前記圧縮空間Aの上部に高圧空
間Cが構成されている。
第4図は第3図の低圧形スクロール圧縮機31を用いた
冷凍サイクルを示す図である。同図において、32は冷暖
房切換用の四方弁、33は室外熱交換器、34は減圧器、35
は室内熱交換器、36は吸入配管、37は吐出配管であり、
夫々第3図に示す吸入管9,吐出管10と接続される。
この冷凍サイクルは低圧形スクロール圧縮機31の吸入
管9と吸入配管36との間にアキュムレータがない点が通
常の冷凍サイクルと異なる。
この冷凍サイクルの動作概要を説明すると、吸入配管
36の吸入管9を通って低圧形スクロール圧縮機31の低圧
空気Bに入った冷媒液は、圧縮空間Aで圧縮されて高温
高圧のガスとなり、高圧空間Cを通って吐出管10より吐
出配管37に吐出される。
ここから冷房時は実線矢印の方向へ、四方弁32,室外
熱交換器33,減圧器34,室内熱交換器35,四方弁32を経由
して再び吸入配管36に戻り吸入管9から低圧空間Bに吸
入される。
また暖房時は破線矢印の方向へ、四方弁32,室内熱交
換器35,減圧器34,室外熱交換器33,四方弁32を経由して
再び吸入配管36に戻り吸入管9から低圧空間Bに吸入さ
れるサイクルを繰返す。
上記低圧形スクロール圧縮機を用いた場合に、アキュ
ムレータを廃止できる理由は、第3図に示したように吸
入管9と圧縮空間Aの間にある低圧空間Bが急激な冷媒
液のバックがあった場合でも、該冷媒液を貯溜して圧縮
空間A内での液圧縮を防ぐという、アキュムレータと同
様の役割を果し、圧縮機の信頼性が確保されるからであ
る。
第5図は空気調和機の室外機の構成を示す斜視外観図
を示す。同図において、40は室外熱交換器33及び低圧形
スクロール圧縮機31の露受皿で、該低圧形スクロール圧
縮機31の防露ゴム41を介して露受皿上に固定されてお
り、室外熱交換器33は露受皿上に固定されている。
上記室外熱交換器33と低圧形スクロール圧縮機31の間
は仕切版42を配置し、低圧形スクロール圧縮機31と室外
ファン43で構成される風通路Dと圧縮機室Eを分離して
いる。また、電源部44は低圧形スクロール圧縮機31の上
部に配置され、減圧器34は図面上では表われていないが
低圧形スクロール圧縮機31と電源部44の間の空間に配置
される。
また、露受皿40には室外熱交換器33の露受皿への投影
面(下部)中央付近に水抜き穴(図面上には表われな
い)がある。
(発明が解決しようとする課題) 上記低圧形スクロール圧縮機を用いて冷凍サイクルを
構成した場合、外気温が氷点下の条件で暖房運転を長時
間継続すると、室外熱交換器33に霜が成長してくる。
この霜の成長につれて室外熱交換器33の蒸発能力は低
下していき、遂には蒸発しきれない冷凍液が低圧形スク
ロール圧縮機31の低圧空間Bに貯溜し始める。この低圧
空間Bの外殻を形成している胴ジェル8b,下シェル8cは
冷媒液の貯溜につれて急激に温度が低下し、室外熱交換
器33と同様に着霜し始める。
この室外熱交換機33,胴シェル8b,下シェル8cに成長し
た霜は、ディアイス制御が作動する毎に一旦解けてドレ
ン水となり、露受皿40上に捕集される。
ここで、室外熱交換器33から出たドレン水は水抜き穴
までの距離が短いので露受皿40上から直ぐになくなる
が、低圧形スクロール圧縮機31から出たドレン水は量は
少なくても前記水抜き穴までの距離が長いので露受皿40
に貯まり、ディアイス制御終了とともに再び氷結する。
この露受皿40上の氷が暖房運転とディアイスを繰返す
毎に徐々に成長していき、遂には低圧形スクロール圧縮
機と露受皿の間を満たしてしまう。このようになると防
震ゴム41が全く効かない状態となり、低圧形スクロール
圧縮機の振動が直接に露受皿に伝わり、室外熱交換器33
が異常振動を起こすということがあった。
この異常振動を解決するため、従来は低圧形スクロー
ル圧縮機31の胴シェル8b,下シェル8c及び低圧形スクロ
ール圧縮機の上,下方向投影面内にあり暖房運動時低圧
となる配管を断熱して、低圧形スクロール圧縮機近傍の
露受皿上に、ドレン水が落下しないような対策をしてい
た。
しかし、この対策は実施場所が多いため、多大の工数
を要していた。
本発明は上述した従来の課題に鑑み、低圧形スクロー
ル圧縮機近傍の露受皿にドレン水が落下しても、積極的
に該ドレン水を加熱して氷結させず室外機の異常振動の
発生を防止するととに断熱材を廃止して工数の低減をは
かることを目的とする。
また、本発明はドレン水が落下し氷結しても、室外機
の異常振動の発生を防止するとともに断熱材を廃止して
工数の低減をはかることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を解決し目的を達成するためになさ
れたもので、請求項(1)記載の発明は、低圧形スクロ
ール圧縮機と四方弁間の吸入経路にアキュムレータを具
備しないで冷凍サイクルを搭載する空気調和機におい
て、この空気調和機の電源部における発熱体を、低圧形
スクロール圧縮機及び室外熱交換器が設置される露受皿
と密着させ、かつ低圧形スクロール圧縮機の近傍に設置
したものである。
また、請求項(2)記載の発明は、低圧形スクロール
圧縮機と四方弁間の吸入経路にアキュムレータを具備し
ないで冷凍サイクルを搭載する空気調和機において、低
圧形スクロール圧縮機は露受皿との間に空間を設けて支
持されると共に、この間空部の露受皿上の全面に、低圧
形スクロール圧縮機とは直接接触しない緩衝材が敷かれ
ているものである。
(作 用) 本発明において請求項(1)記載の発明は、電源部の
発熱体を露受皿と密着させて低圧形スクロール圧縮機の
近傍に設置することにより、露受皿を積極的に加熱して
ドレン水の氷結を防ぎ、室外機の異常振動を防止でき
る。更に従来必要であった断熱材を不要(廃止)として
工数の低減をはかることができる。
また、本発明において請求項(2)記載の発明は、少
なくとも低圧形スクロール圧縮機の露受皿上への投影面
全面に該圧縮機を緩衝材を介して設置したことにより、
ドレン水が落下して氷結しても低圧形スクロール圧縮機
と露受皿の間が完全に氷で満たされて低圧形スクロール
圧縮機が固着することがなくなり、緩衝材が低圧形スク
ロール圧縮機の振動を吸収するため、室外機の異常振動
を防止できる。
また、合わせて従来必要であった断熱材を不要(廃
止)とし、工数の低減をはかることができる。
(実施例) 第1図は本発明の請求項(1)記載の発明に係る室外
機1の一実施例を示す側面図である。同図に示すように
露受皿40上に防震ゴム41を介して低圧形スクロール圧縮
機31が固定され、室外熱交換器33も露受皿上に配置され
る。前記低圧形スクロール圧縮機31と室外熱交換器33と
の間に仕切板42が配置される点は第5図と同様の配置構
成である。本実施例においては、電源部の発熱体44を低
圧形スクロール圧縮機31の近傍に露受皿40と密着させ図
示のように配置してある。本実施例では周波数可変形空
気調和機の電源部の中で、発熱量の多い部品の1つを発
熱体44に選んである。
このように配置構成することにより、運転中の発熱体
44の熱は露受皿40に効率良く伝えられ、露受皿の温度は
上昇する。本発明者の実験結果によれば周囲温度が氷点
下でも露受皿40の温度は0℃より充分高かった。したが
って、ドレン水が露受皿40上に落下しても氷結せず、室
外機の異常振動の発生原因となる氷結を防止できる。し
かも、従来必要であった低圧形スクロール圧縮機31の本
体及び配管への断熱が不要であるから工数の大幅な低減
をはかることができる。
第2図は本発明の請求項(2)記載の発明に係る室外
機の一実施例を示す側面図である。同図に示すように少
なくとも低圧形スクロール圧縮機31の露受皿40上への投
影面全面に緩衝材45が、設置されている。
このように配置構成することにより低圧形スクロール
圧縮機31と露受皿40の間の空間は氷だけで満たされるこ
とがなくなり、必ず緩衝材45が介在するようになる。し
たがって、ドレン水が露受皿40上で氷結しても緩衝材45
が低圧形スクロール圧縮機31の振動を吸収してくれるの
で、室外機の異常振動を防止できる。
上記緩衝材45は低圧形スクロール圧縮機31を露受皿40
上へ固定する前に設置すれば容易に設置でき、工数の増
加は殆んでない。しかも従来必要であった低圧形クロー
ル圧縮機の本体及び配管への断熱が不要であるから工数
の大幅な低減をはかることができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明において請求項(1)記
載の発明によれば、電源部の発熱体を露受皿と密着させ
て低圧形スクロール圧縮機の近傍に設置することによ
り、従来の構成を変えるだけで露受皿を積極的に加熱し
てドレン水の氷結を防ぎ、室外機の異常振動を防止でき
る。合わせて従来必要であった断熱材を廃止して工数の
低減をはかることができる。
また、本発明において請求項(2)記載の発明によれ
ば、少なくとも低圧形スクロール圧縮機の露受皿上への
投影面全面に緩衝材を設置することにより、ドレン水が
落下して氷結しても緩衝材が低圧形スクロール圧縮機の
振動を吸収して室外機の異常振動を防止できる。合わせ
て従来必要であった断熱材を廃止して工数の低減をはか
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の請求項(1)記載の発明に係る室外機
の一実施例を示す側面図、第2図は本発明の請求項
(2)記載の発明に係る室外機の一実施例を示す側面
図、第3図は低圧形スクロール圧縮機の一例の構成を示
す断面図、第4図は低圧形スクロール圧縮機を用いた冷
凍サイクル図、第5図は従来例の空気調和機の室外機の
構成を示す斜視外観図である。 9……吸入管、10……吐出管、31……低圧形スクロール
圧縮機、33……室外熱交換器、40……露受皿、41……防
震ゴム、42……仕切板、44……電源部の発熱体、45……
緩衝材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低圧形スクロール圧縮機と四方弁間の吸入
    経路にアキュムレータを具備しないで冷凍サイクルを搭
    載する空気調和機において、 該空気調和機の電源部における発熱体を、前記低圧形ス
    クロール圧縮機及び室外熱交換器が設置される露受皿と
    密着させ、かつ前記低圧形スクロール圧縮機の近傍に設
    置したことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】低圧形スクロール圧縮機と四方弁間の吸入
    経路にアキュムレータを具備しないで冷凍サイクルを搭
    載する空気調和機において、 前記低圧形スクロール圧縮機は露受皿との間に空間を設
    けて支持されると共に、該空間の露受皿上の全面に、前
    記低圧形スクロール圧縮機とは直接接触しない緩衝材が
    敷かれていることを特徴とする空気調和機。
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