JPH0838746A - 無線操縦二輪車玩具の方向制御装置 - Google Patents
無線操縦二輪車玩具の方向制御装置Info
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- JPH0838746A JPH0838746A JP6193787A JP19378794A JPH0838746A JP H0838746 A JPH0838746 A JP H0838746A JP 6193787 A JP6193787 A JP 6193787A JP 19378794 A JP19378794 A JP 19378794A JP H0838746 A JPH0838746 A JP H0838746A
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- JP
- Japan
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- front fork
- magnet
- body frame
- toy
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63H—TOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
- A63H17/00—Toy vehicles, e.g. with self-drive; ; Cranes, winches or the like; Accessories therefor
- A63H17/22—Scooters with driver figure propelled by their wheels or by movement of the figure
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63H—TOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
- A63H17/00—Toy vehicles, e.g. with self-drive; ; Cranes, winches or the like; Accessories therefor
- A63H17/26—Details; Accessories
- A63H17/36—Steering-mechanisms for toy vehicles
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数を少なくし、組み立てが容易で安価
になり、かつ方向変換の反応を敏感にできる無線操縦二
輪車玩具の方向制御装置を提供する。 【構成】 車体フレーム１１と、車体フレーム１１の先
端に垂直線に対して後傾角度をなしたキャスタ軸１４
と、前輪１２を回転可能に支持するとともにキャスタ軸
１４を中心にして左右に回動するフロントフォーク１５
と、後輪１３を駆動する後輪駆動部１７と、車体フレー
ム１１に搭載された無線操縦用の受信機１９及びバッテ
リ１８と、車体フレーム１１の両側面に設けられ車体が
傾斜したとき接地する補助輪２０とを備える無線操縦二
輪車玩具において、車体フレーム１１の先端部側には、
フロントフォーク１５を回動させる制御トルクを受信機
１９からの制御信号により生成する操作方向制御機構３
０と、操作方向制御機構３０の制御トルクをフロントフ
ォーク１５に弾力的に伝達する弾性手段３４とを有する
ステアリング部１６を設ける。
になり、かつ方向変換の反応を敏感にできる無線操縦二
輪車玩具の方向制御装置を提供する。 【構成】 車体フレーム１１と、車体フレーム１１の先
端に垂直線に対して後傾角度をなしたキャスタ軸１４
と、前輪１２を回転可能に支持するとともにキャスタ軸
１４を中心にして左右に回動するフロントフォーク１５
と、後輪１３を駆動する後輪駆動部１７と、車体フレー
ム１１に搭載された無線操縦用の受信機１９及びバッテ
リ１８と、車体フレーム１１の両側面に設けられ車体が
傾斜したとき接地する補助輪２０とを備える無線操縦二
輪車玩具において、車体フレーム１１の先端部側には、
フロントフォーク１５を回動させる制御トルクを受信機
１９からの制御信号により生成する操作方向制御機構３
０と、操作方向制御機構３０の制御トルクをフロントフ
ォーク１５に弾力的に伝達する弾性手段３４とを有する
ステアリング部１６を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、無線操縦二輪車玩具に
関し、特に、遠隔操作により走行方向の変換を可能とす
る無線操縦二輪車玩具の方向変換装置に関するものであ
る。
関し、特に、遠隔操作により走行方向の変換を可能とす
る無線操縦二輪車玩具の方向変換装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の遠隔操縦式の二輪車玩具において
は、フロントホーク部を左右に揺動させることにより重
心を変位させるタイプ、あるいは車体内の重り（電源体
など）を左右に揺動させることにより、重心を変位させ
る方向変換装置などが知られている。
は、フロントホーク部を左右に揺動させることにより重
心を変位させるタイプ、あるいは車体内の重り（電源体
など）を左右に揺動させることにより、重心を変位させ
る方向変換装置などが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造の方向変換装置は、左右の旋回を重心移動に頼
っており、特に高速走行のとき車体に直進しようとする
力が強く働き、旋回する力に反発するため、旋回反応が
非常に鈍くなるとともに操縦が難しいという問題点があ
った。また、フロントホーク部を左右に揺動させること
により、重心を変位させるタイプや、車体内の重り（電
源体など）を左右に揺動させることにより、重心を変位
させる方向変換装置は、その揺動または重心変位の運動
をさせるために大きな力を要し、モータ、減速ギヤ、切
れ角を制御する回路などのサーボ機構などを使用しなけ
ればならないため非常に高価なものになる欠点があっ
た。
うな構造の方向変換装置は、左右の旋回を重心移動に頼
っており、特に高速走行のとき車体に直進しようとする
力が強く働き、旋回する力に反発するため、旋回反応が
非常に鈍くなるとともに操縦が難しいという問題点があ
った。また、フロントホーク部を左右に揺動させること
により、重心を変位させるタイプや、車体内の重り（電
源体など）を左右に揺動させることにより、重心を変位
させる方向変換装置は、その揺動または重心変位の運動
をさせるために大きな力を要し、モータ、減速ギヤ、切
れ角を制御する回路などのサーボ機構などを使用しなけ
ればならないため非常に高価なものになる欠点があっ
た。
【０００４】そこで本発明は、部品点数を少なくし、組
み立てが容易で安価になり、かつ方向変換の反応を敏感
にできる無線操縦二輪車玩具の方向制御装置を提供する
ことを目的とする。
み立てが容易で安価になり、かつ方向変換の反応を敏感
にできる無線操縦二輪車玩具の方向制御装置を提供する
ことを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の二輪車玩具の方向変換装置は、車体フレー
ムと、該車体フレームの先端に垂直線に対して後傾角度
をなして設けられたキャスタ軸と、前輪を回転可能に支
持するとともに前記キャスタ軸を中心にして左右に回動
するフロントフォークと、前記車体フレームの後部側に
設けられた後輪を駆動する後輪駆動部と、前記車体フレ
ームに搭載された無線操縦用の受信機及び電源を供給す
るバッテリと、前記車体フレームの両側面に設けられ車
体が傾斜したとき接地する補助輪とを備える無線操縦二
輪車玩具において、前記車体フレームの先端部側には、
前記フロントフォークを回動させる制御トルクを前記受
信機からの制御信号により生成する操作方向制御機構
と、該操作方向制御機構の制御トルクを前記フロントフ
ォークに弾力的に伝達する弾性手段とを有するステアリ
ング部を設けたことを特徴とするものである。
に、本発明の二輪車玩具の方向変換装置は、車体フレー
ムと、該車体フレームの先端に垂直線に対して後傾角度
をなして設けられたキャスタ軸と、前輪を回転可能に支
持するとともに前記キャスタ軸を中心にして左右に回動
するフロントフォークと、前記車体フレームの後部側に
設けられた後輪を駆動する後輪駆動部と、前記車体フレ
ームに搭載された無線操縦用の受信機及び電源を供給す
るバッテリと、前記車体フレームの両側面に設けられ車
体が傾斜したとき接地する補助輪とを備える無線操縦二
輪車玩具において、前記車体フレームの先端部側には、
前記フロントフォークを回動させる制御トルクを前記受
信機からの制御信号により生成する操作方向制御機構
と、該操作方向制御機構の制御トルクを前記フロントフ
ォークに弾力的に伝達する弾性手段とを有するステアリ
ング部を設けたことを特徴とするものである。
【０００６】前記操作方向制御機構は、前記受信機から
の制御電流により制御トルクを生じるリング状マグネッ
ト内に配置されマグネットコイルからなり、前記弾性手
段は、前記本体レームの固定部分に設けられたＵ字形の
トーション・スプリングからなり、該マグネットコイル
の制御トルクがＵ字形のトーション・スプリングの一方
の足部に伝達され、さらに他方の足部から前記フロント
フォークに弾性的に制御トルクが伝達されることが方向
変換の反応がよい点で好ましい。
の制御電流により制御トルクを生じるリング状マグネッ
ト内に配置されマグネットコイルからなり、前記弾性手
段は、前記本体レームの固定部分に設けられたＵ字形の
トーション・スプリングからなり、該マグネットコイル
の制御トルクがＵ字形のトーション・スプリングの一方
の足部に伝達され、さらに他方の足部から前記フロント
フォークに弾性的に制御トルクが伝達されることが方向
変換の反応がよい点で好ましい。
【０００７】また、前記操作方向制御機構は、前記受信
機からの制御電流により制御トルクを生じる揺動アーム
を有するサーボモータからなり、前記弾性手段は、該揺
動アームの両端と前記フロントフォークのキャスタ軸の
対称位置との間に張着されたコイルスプリングからな
り、前記サーボモータの揺動アームの制御トルクがコイ
ルスプリングを介して前記フロントフォークに弾性的に
伝達されることが制御を簡単にできる点で好ましい。
機からの制御電流により制御トルクを生じる揺動アーム
を有するサーボモータからなり、前記弾性手段は、該揺
動アームの両端と前記フロントフォークのキャスタ軸の
対称位置との間に張着されたコイルスプリングからな
り、前記サーボモータの揺動アームの制御トルクがコイ
ルスプリングを介して前記フロントフォークに弾性的に
伝達されることが制御を簡単にできる点で好ましい。
【０００８】さらに、前記ステアリング部は、受信機か
らの制御電流が流れるソレノイドコイルと、該ソレノイ
ドコイルに生じる磁気力により吸引・反発力を生じるマ
グネットと、該マグネットと前記フロントフォークとの
間を連結する連結棒とからなり、前記ソレノイドコイル
とマグネットとの間の吸引・反発力が連結棒を介して前
記フロントフォークに弾性的に伝達されることが構造を
簡単にできる点で好ましい。
らの制御電流が流れるソレノイドコイルと、該ソレノイ
ドコイルに生じる磁気力により吸引・反発力を生じるマ
グネットと、該マグネットと前記フロントフォークとの
間を連結する連結棒とからなり、前記ソレノイドコイル
とマグネットとの間の吸引・反発力が連結棒を介して前
記フロントフォークに弾性的に伝達されることが構造を
簡単にできる点で好ましい。
【０００９】
【作用】本発明の方向変換装置は、車体フレームの先端
部側にフロントフォークを弾性的に制御トルクを伝達す
る操作方向制御機構と弾性手段とを有するステアリング
部を設けることで、直進走行させる場合は、例えば、走
行中に車体が左に倒れようとすると、前輪が左に傾き、
車体を逆に右に押し戻そうという働きが作用し、逆に車
体が右に倒れようとすると、前輪は右に傾き、車体を逆
に左に押し戻そうという働きが作用し、これにより車体
は自然にバランスを保ち直進する。また、旋回させたい
場合は、車体の直進状態のバランスを若干崩してやる程
度の弱い制御トルクを加えればよいため、旋回の動力と
して電磁石などの使用が十分可能になり、さらに方向変
換には直進走行時のバランスを崩して倒れようとする力
を利用して旋回させるため、非常に反応が敏感になる。
部側にフロントフォークを弾性的に制御トルクを伝達す
る操作方向制御機構と弾性手段とを有するステアリング
部を設けることで、直進走行させる場合は、例えば、走
行中に車体が左に倒れようとすると、前輪が左に傾き、
車体を逆に右に押し戻そうという働きが作用し、逆に車
体が右に倒れようとすると、前輪は右に傾き、車体を逆
に左に押し戻そうという働きが作用し、これにより車体
は自然にバランスを保ち直進する。また、旋回させたい
場合は、車体の直進状態のバランスを若干崩してやる程
度の弱い制御トルクを加えればよいため、旋回の動力と
して電磁石などの使用が十分可能になり、さらに方向変
換には直進走行時のバランスを崩して倒れようとする力
を利用して旋回させるため、非常に反応が敏感になる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例により具体的
に説明する。図１乃至図４は本発明の第１実施例であ
り、図１は二輪車玩具の側面断面図、図２は図１のＡ方
向矢視図、図３は図１のＢ−Ｂ線拡大断面図、図４は図
１のＣ−Ｃ線拡大断面図である。なお、図面ではハンド
ルなどの記載を省略している。
に説明する。図１乃至図４は本発明の第１実施例であ
り、図１は二輪車玩具の側面断面図、図２は図１のＡ方
向矢視図、図３は図１のＢ−Ｂ線拡大断面図、図４は図
１のＣ−Ｃ線拡大断面図である。なお、図面ではハンド
ルなどの記載を省略している。
【００１１】これらの図において、無線操縦二輪車玩具
１０は、車体フレーム１１と、この車体フレーム１１の
前側及び後側にそれぞれ設けられた前輪１２及び後輪１
３と、この前輪１２を回転自在に支持するとともに車体
フレーム１１の先端部に設けられたキャスタ軸１４を中
心に回動可能に支持されたフロントフォーク１５と、こ
のフロントフォーク１５の向きを制御するステアリング
部１６と、後輪１３を駆動する後輪駆動部１７と、各部
に電源を供給するバッテリ１８と、ステアリング部１６
及び後輪駆動部１７を制御する受信機１９と、車体が一
定角度傾いたときに接地する補助輪２０などとからな
る。
１０は、車体フレーム１１と、この車体フレーム１１の
前側及び後側にそれぞれ設けられた前輪１２及び後輪１
３と、この前輪１２を回転自在に支持するとともに車体
フレーム１１の先端部に設けられたキャスタ軸１４を中
心に回動可能に支持されたフロントフォーク１５と、こ
のフロントフォーク１５の向きを制御するステアリング
部１６と、後輪１３を駆動する後輪駆動部１７と、各部
に電源を供給するバッテリ１８と、ステアリング部１６
及び後輪駆動部１７を制御する受信機１９と、車体が一
定角度傾いたときに接地する補助輪２０などとからな
る。
【００１２】車体フレーム１１は、プラスティックなど
の材料からなり、左右に幅の狭い箱形で前側がやや上方
に傾斜した形状に成型されており、ほぼ中央部にはバッ
テリ１８を収納する空間、その上部には受信機１９の回
路基板を収納する空間、前側の傾斜した部分にはステア
リング部１６を収納する空間がそれぞれ区画形成されて
いる。そして、車体フレーム１１の先端部には、後に説
明するステアリング部１６のケース３３と一体的に形成
されたアーム部２１が前側に突出されており、そのアー
ム部２１の先端部に、キャスタ軸１４が垂直線に対して
後傾角度、例えば、３０度程度傾斜して取り付けられて
いる。また、車体フレーム１１の後部下側には後輪駆動
部１７が後輪１３から受ける衝撃を緩衝するスプリング
２２を介して取り付けられている。
の材料からなり、左右に幅の狭い箱形で前側がやや上方
に傾斜した形状に成型されており、ほぼ中央部にはバッ
テリ１８を収納する空間、その上部には受信機１９の回
路基板を収納する空間、前側の傾斜した部分にはステア
リング部１６を収納する空間がそれぞれ区画形成されて
いる。そして、車体フレーム１１の先端部には、後に説
明するステアリング部１６のケース３３と一体的に形成
されたアーム部２１が前側に突出されており、そのアー
ム部２１の先端部に、キャスタ軸１４が垂直線に対して
後傾角度、例えば、３０度程度傾斜して取り付けられて
いる。また、車体フレーム１１の後部下側には後輪駆動
部１７が後輪１３から受ける衝撃を緩衝するスプリング
２２を介して取り付けられている。
【００１３】フロントフォーク１５は、フォークホルダ
２３と、スプリング２４と、アウターパイプ２５と、イ
ンナーシャフト２６などとからなる。フォークホルダ２
３は、インナーシャフト２６を支持する平坦なほぼ３角
形板状の支持部２３ａと、この支持部２３ａの中央部か
ら後方に突出したハンドルアーム部２３ｂと、このハン
ドルアーム部２３ｂの端部に形成された当接部２３ｃと
を有する。この支持部２３ａは、３角形の前部の頂点側
においてキャスタ軸１４を中心に回動可能に取り付けら
れ、その左右やや後方の３角形の頂点側においてキャス
タ軸１４に平行な２本のインナーシャフト２６が取り付
けられている。これらインナーシャフト２６の下部側に
は、それぞれアウターパイプ２５がスライド可能に取り
付けられ、かつインナーシャフト２６の支持部２３ａ下
端とアウターパイプ２５上端との間には、前輪１２から
受ける衝撃を緩衝するスプリング２４が介装されてい
る。インナーシャフト２６の下端部には、軸受け部２６
ａが形成され、この軸受け部２６ａに前輪１２が回転自
在に取り付けられている。すなわち、フロントフォーク
１５は、前輪１２の衝撃をスプリング２４を介して弾性
的に支持するとともに、キャスタ軸１４を中心に回動可
能に取り付けられ、かつ後に説明するようにステアリン
グ部１６により方向変換のための制御トルクを受ける。
２３と、スプリング２４と、アウターパイプ２５と、イ
ンナーシャフト２６などとからなる。フォークホルダ２
３は、インナーシャフト２６を支持する平坦なほぼ３角
形板状の支持部２３ａと、この支持部２３ａの中央部か
ら後方に突出したハンドルアーム部２３ｂと、このハン
ドルアーム部２３ｂの端部に形成された当接部２３ｃと
を有する。この支持部２３ａは、３角形の前部の頂点側
においてキャスタ軸１４を中心に回動可能に取り付けら
れ、その左右やや後方の３角形の頂点側においてキャス
タ軸１４に平行な２本のインナーシャフト２６が取り付
けられている。これらインナーシャフト２６の下部側に
は、それぞれアウターパイプ２５がスライド可能に取り
付けられ、かつインナーシャフト２６の支持部２３ａ下
端とアウターパイプ２５上端との間には、前輪１２から
受ける衝撃を緩衝するスプリング２４が介装されてい
る。インナーシャフト２６の下端部には、軸受け部２６
ａが形成され、この軸受け部２６ａに前輪１２が回転自
在に取り付けられている。すなわち、フロントフォーク
１５は、前輪１２の衝撃をスプリング２４を介して弾性
的に支持するとともに、キャスタ軸１４を中心に回動可
能に取り付けられ、かつ後に説明するようにステアリン
グ部１６により方向変換のための制御トルクを受ける。
【００１４】ステアリング部１６は、遠隔操作で進行方
向を変えるための制御トルクを生成する操作方向制御機
構３０を備えており、永久磁石から形成されるリング状
マグネット３１と、このリング状マグネット３１内に配
置され受信機１９の制御により電流が供給されるマグネ
ットコイル３２とからなり、これらリング状マグネット
３１及びマグネットコイル３２はケース３３に収納さ
れ、また、弾性手段として、トーション・スプリング３
４を備える。このケース３３は、本体ケース１１の先端
側に取り付けられている。マグネットコイル３２の下部
側の中心部には、軸３２ａが突設され、またその前後に
はそれぞれ操作ピン３２ｂ及びストッパピン３２ｃが突
設されている。そして、リング状マグネット３１は、そ
の中心軸をキャスタ軸１４に平行にしてケース３１に固
定され、かつマグネットコイル３２は、ケース３３に形
成された突起状の軸受け部３３ａに軸３２ａが係入され
回動自在に支持されている。また、ストッパピン３２ｃ
の左右のケース３３部分には、マグネットコイル３２の
回動を左右方向それぞれ一定角度に制限するためのスト
ッパ３３ｂが形成されている。さらに、ケース３３の軸
受け部３３ａには、トーション・スプリング３４が取り
付けられており、そのほぼＵ字形に形成された左右の足
部３４ａ，３４ｂは、その間に操作ピン３２ｂが配置さ
れるとともに先端側がフォークホルダ２３の当接部２３
ｃに係止されるようになっている。なお、図４において
矢印Ｄは、進行方向を示す。
向を変えるための制御トルクを生成する操作方向制御機
構３０を備えており、永久磁石から形成されるリング状
マグネット３１と、このリング状マグネット３１内に配
置され受信機１９の制御により電流が供給されるマグネ
ットコイル３２とからなり、これらリング状マグネット
３１及びマグネットコイル３２はケース３３に収納さ
れ、また、弾性手段として、トーション・スプリング３
４を備える。このケース３３は、本体ケース１１の先端
側に取り付けられている。マグネットコイル３２の下部
側の中心部には、軸３２ａが突設され、またその前後に
はそれぞれ操作ピン３２ｂ及びストッパピン３２ｃが突
設されている。そして、リング状マグネット３１は、そ
の中心軸をキャスタ軸１４に平行にしてケース３１に固
定され、かつマグネットコイル３２は、ケース３３に形
成された突起状の軸受け部３３ａに軸３２ａが係入され
回動自在に支持されている。また、ストッパピン３２ｃ
の左右のケース３３部分には、マグネットコイル３２の
回動を左右方向それぞれ一定角度に制限するためのスト
ッパ３３ｂが形成されている。さらに、ケース３３の軸
受け部３３ａには、トーション・スプリング３４が取り
付けられており、そのほぼＵ字形に形成された左右の足
部３４ａ，３４ｂは、その間に操作ピン３２ｂが配置さ
れるとともに先端側がフォークホルダ２３の当接部２３
ｃに係止されるようになっている。なお、図４において
矢印Ｄは、進行方向を示す。
【００１５】後輪駆動部１７は、駆動モータ４１と、こ
の駆動モータ４１に駆動される歯車列から構成される減
速部４２と、駆動モータ４１及び減速部４２を収納する
駆動ケース４３などとからなる。駆動ケース４３は、駆
動モータ４１を収納するモータ・ケース４３ａと、減速
部４２を収納するギア・ケース４３ｂとが一体的に形成
されている。モータ・ケース４３ａ部分は、本体ケース
１１の後部側で回動自在に取り付けられ、かつ後輪１３
の衝撃を受けるスプリング１４を介して支持されてい
る。ギア・ケース４３ｂは、モータ・ケース４３ａ部分
から後方に延出された形状に形成され、減速部４２を構
成する最終ギヤに設けられた駆動軸４４に後輪１３が取
り付けられている。
の駆動モータ４１に駆動される歯車列から構成される減
速部４２と、駆動モータ４１及び減速部４２を収納する
駆動ケース４３などとからなる。駆動ケース４３は、駆
動モータ４１を収納するモータ・ケース４３ａと、減速
部４２を収納するギア・ケース４３ｂとが一体的に形成
されている。モータ・ケース４３ａ部分は、本体ケース
１１の後部側で回動自在に取り付けられ、かつ後輪１３
の衝撃を受けるスプリング１４を介して支持されてい
る。ギア・ケース４３ｂは、モータ・ケース４３ａ部分
から後方に延出された形状に形成され、減速部４２を構
成する最終ギヤに設けられた駆動軸４４に後輪１３が取
り付けられている。
【００１６】バッテリ１８は、受信機１９、駆動モータ
４１、操作方向制御機構３０などに電源を供給する部分
であり、ほぼ直方体状に形成され本体ケース１１の中央
部にバッテリロック４５により着脱可能に収納されてい
る。
４１、操作方向制御機構３０などに電源を供給する部分
であり、ほぼ直方体状に形成され本体ケース１１の中央
部にバッテリロック４５により着脱可能に収納されてい
る。
【００１７】補助輪２０は、車体が左右に傾斜したとき
に接地する車輪を備えており、本体ケース１１の中央部
左右側面のやや下側に回動可能に取り付けられたほぼＬ
字形に形成された取り付けボス５１と、この取り付けボ
ス５１を弾力的に回動させるためのトーション・スプリ
ング５２と、取り付けボス５１の端部に水平方向に取り
付けられた車輪５３などとからなる。車輪５３は、車体
が例えば、左右にそれぞれ３０度程度傾斜したときにト
ーション・スプリング５２の付勢力により弾性的に接地
するようになっている。
に接地する車輪を備えており、本体ケース１１の中央部
左右側面のやや下側に回動可能に取り付けられたほぼＬ
字形に形成された取り付けボス５１と、この取り付けボ
ス５１を弾力的に回動させるためのトーション・スプリ
ング５２と、取り付けボス５１の端部に水平方向に取り
付けられた車輪５３などとからなる。車輪５３は、車体
が例えば、左右にそれぞれ３０度程度傾斜したときにト
ーション・スプリング５２の付勢力により弾性的に接地
するようになっている。
【００１８】次に、本発明の無線操縦二輪車玩具の方向
変換装置の動作について説明する。図５乃至図８はステ
アリング部の動作を説明する図、図９乃至図１２はそれ
ぞれのステアリング部の動作位置に対応する無線操縦二
輪車玩具の走行姿勢を示す図である。なお、無線操縦二
輪車玩具の走行姿勢は、後方から見ている。
変換装置の動作について説明する。図５乃至図８はステ
アリング部の動作を説明する図、図９乃至図１２はそれ
ぞれのステアリング部の動作位置に対応する無線操縦二
輪車玩具の走行姿勢を示す図である。なお、無線操縦二
輪車玩具の走行姿勢は、後方から見ている。
【００１９】まず、無線操縦の図示しない発信機から駆
動モータ４１を駆動する信号が送られると、その信号を
受信機１９が受信し、バッテリ１８から流れる電流によ
り駆動モータ４１が回転し自動二輪車玩具が走行する。
ここで、直進走行させるときには、操作方向制御機構３
０のマグネットコイル３２には電流が流れずマグネット
コイル３２は回動せず図５に示す位置にある。この状態
では、例えば、車体が直進走行中に左に倒れようとする
と、前輪１２は左に傾くが、キャスタ効果で車体を逆に
右に押し戻そうという力が働き、逆に右に車体が倒れよ
うとすると、前輪１２は右に傾くが、車体を逆に左に押
し戻そうという力が働いて、図９に示すように車体は自
然にバランスを保ち直進する。
動モータ４１を駆動する信号が送られると、その信号を
受信機１９が受信し、バッテリ１８から流れる電流によ
り駆動モータ４１が回転し自動二輪車玩具が走行する。
ここで、直進走行させるときには、操作方向制御機構３
０のマグネットコイル３２には電流が流れずマグネット
コイル３２は回動せず図５に示す位置にある。この状態
では、例えば、車体が直進走行中に左に倒れようとする
と、前輪１２は左に傾くが、キャスタ効果で車体を逆に
右に押し戻そうという力が働き、逆に右に車体が倒れよ
うとすると、前輪１２は右に傾くが、車体を逆に左に押
し戻そうという力が働いて、図９に示すように車体は自
然にバランスを保ち直進する。
【００２０】次に、左旋回をしようとするときは、発信
機を操作して左旋回の信号を送る。これにより、受信機
１９で受信された信号により操作方向制御機構３０のマ
グネットコイル３２に電流が流れ、図６に示すようにマ
グネットコイル３２は反時計方向に回動し、ストッパピ
ン３２ｃがストッパ３３ｂに当接するまで回動する。こ
の回動の制御トルクにより操向ピン３２ｂはトーション
・スプリング３４の左足３４ａの内側に当接し、トーシ
ョン・スプリング３４を反時計方向に回動させる。これ
により、トーション・スプリング３４の右足３４ｂの内
側が、フォークホルダ２３の端部に形成された当接部２
３ｃに当接し、フォークホルダ２３を時計方向に回動さ
せる。これにより、フォークホルダ２３はキャスタ軸１
４を中心として時計方向に回動し、前輪１２がわずかに
右を向く。前輪１２が右を向くと、直進走行のバランス
が崩れて車体には左方向への遠心力が働き、車体は図１
０に示すように左に倒れようとする。
機を操作して左旋回の信号を送る。これにより、受信機
１９で受信された信号により操作方向制御機構３０のマ
グネットコイル３２に電流が流れ、図６に示すようにマ
グネットコイル３２は反時計方向に回動し、ストッパピ
ン３２ｃがストッパ３３ｂに当接するまで回動する。こ
の回動の制御トルクにより操向ピン３２ｂはトーション
・スプリング３４の左足３４ａの内側に当接し、トーシ
ョン・スプリング３４を反時計方向に回動させる。これ
により、トーション・スプリング３４の右足３４ｂの内
側が、フォークホルダ２３の端部に形成された当接部２
３ｃに当接し、フォークホルダ２３を時計方向に回動さ
せる。これにより、フォークホルダ２３はキャスタ軸１
４を中心として時計方向に回動し、前輪１２がわずかに
右を向く。前輪１２が右を向くと、直進走行のバランス
が崩れて車体には左方向への遠心力が働き、車体は図１
０に示すように左に倒れようとする。
【００２１】続いて、このように車体が左に倒れると、
前輪１２にはキャスタ軸１４を中心に左に向く力が働
き、図１１に示すように車両は左に傾斜して左旋回を始
める。この状態では、図７に示すようにフォークホルダ
２３は反時計方向に回動し、トーション・スプリング３
４は、その左足３４ａの内側が操向ピン３２ｂに当接
し、その右足３４ａの内側が当接部２３ｃに当接し、全
体として押し広げられた形となる。このため、トーショ
ン・スプリング３４の付勢力により、前輪１２の左向角
は図７に示すように車体のスピードと倒れ角に合った切
れ角度ａより、若干戻された角度ｂとなるため、常に車
体には左に倒そうとする力が働き続ける。そして、図１
１に示すように車体がある程度倒れ左側の補助輪２０が
接地するまで倒れてその状態で左旋回を続ける。
前輪１２にはキャスタ軸１４を中心に左に向く力が働
き、図１１に示すように車両は左に傾斜して左旋回を始
める。この状態では、図７に示すようにフォークホルダ
２３は反時計方向に回動し、トーション・スプリング３
４は、その左足３４ａの内側が操向ピン３２ｂに当接
し、その右足３４ａの内側が当接部２３ｃに当接し、全
体として押し広げられた形となる。このため、トーショ
ン・スプリング３４の付勢力により、前輪１２の左向角
は図７に示すように車体のスピードと倒れ角に合った切
れ角度ａより、若干戻された角度ｂとなるため、常に車
体には左に倒そうとする力が働き続ける。そして、図１
１に示すように車体がある程度倒れ左側の補助輪２０が
接地するまで倒れてその状態で左旋回を続ける。
【００２２】次に、左旋回走行から直進走行に戻す場合
は、発信機により旋回中止の信号が送られると受信機１
９により操作方向制御機構３０のマグネットコイル３２
の電流が遮断され、図８に示すようにマグネットコイル
３２のトルクは自由になり、トーション・スプリング３
４も復元力により戻って、フォークホルダ２３の当接部
２３ｃに加わる力が無くなる。そこで、車体のスピード
と倒れ角に合った切れ角度よりフォークホルダ２３を戻
そうとするトーション・スプリング３４の制御トルクが
なくなるため、フォークホルダ２３は車体のスピードと
倒れ角に合った切れ角度ａまで自由に回動できるように
なり、さらに続いてキャスタ効果によって車体は図１２
の矢印の方向に復元力が生じ最初の図９の直進状態に戻
る。
は、発信機により旋回中止の信号が送られると受信機１
９により操作方向制御機構３０のマグネットコイル３２
の電流が遮断され、図８に示すようにマグネットコイル
３２のトルクは自由になり、トーション・スプリング３
４も復元力により戻って、フォークホルダ２３の当接部
２３ｃに加わる力が無くなる。そこで、車体のスピード
と倒れ角に合った切れ角度よりフォークホルダ２３を戻
そうとするトーション・スプリング３４の制御トルクが
なくなるため、フォークホルダ２３は車体のスピードと
倒れ角に合った切れ角度ａまで自由に回動できるように
なり、さらに続いてキャスタ効果によって車体は図１２
の矢印の方向に復元力が生じ最初の図９の直進状態に戻
る。
【００２３】右旋回をしようとする場合は、同様にして
発信機から右旋回の信号を送り、受信機１９の受信する
信号によりマグネットコイル３２を時計方向に回動させ
ることにより前記と同様の動作により右旋回走行する。
発信機から右旋回の信号を送り、受信機１９の受信する
信号によりマグネットコイル３２を時計方向に回動させ
ることにより前記と同様の動作により右旋回走行する。
【００２４】なお、補助輪２０は、車体の転倒を防ぐと
ともに、停止した状態から発信ができるようにしたもの
であり、路面条件を考慮してトーション・スプリング５
２による緩衝手段が設けられている。
ともに、停止した状態から発信ができるようにしたもの
であり、路面条件を考慮してトーション・スプリング５
２による緩衝手段が設けられている。
【００２５】すなわち、本発明の方向変換装置は、旋回
の際に直進状態のバランスを若干崩す程度の弱い制御ト
ルクをフォークホルダ２３に加えるだけでよく、旋回に
大きなトルクを要せず旋回の動力として電磁石などの使
用が十分可能になった。また、旋回には走行時のバラン
スをわずかに崩して、車体が倒れようとする力を利用し
て旋回させるため、非常に反応の早い方向変換装置が得
られた。
の際に直進状態のバランスを若干崩す程度の弱い制御ト
ルクをフォークホルダ２３に加えるだけでよく、旋回に
大きなトルクを要せず旋回の動力として電磁石などの使
用が十分可能になった。また、旋回には走行時のバラン
スをわずかに崩して、車体が倒れようとする力を利用し
て旋回させるため、非常に反応の早い方向変換装置が得
られた。
【００２６】図１３は本発明の第２実施例のステアリン
グ部を説明する図、図１４は本発明の第３実施例のステ
アリング部を説明する図である。なお、第１実施例に対
応する部分は同一の符号を記す。
グ部を説明する図、図１４は本発明の第３実施例のステ
アリング部を説明する図である。なお、第１実施例に対
応する部分は同一の符号を記す。
【００２７】第１実施例においては、操作方向制御機構
３０としてリング状マグネット３１及びマグネットコイ
ル３２を用い、制御トルク手段としてトーション・スプ
リング３４を用いたが、第２実施例では、図１３に示す
ように、操作方向制御機構としてサーボモータ５１、弾
性手段として２つのコイルスプリング５２，５２を使用
している。すなわち、車体フレーム１１に固設されたサ
ーボモータ５１の揺動アーム５３の両端とフォークホル
ダ２３’のキャスタ軸１４に対称位置に２本のコイルス
プリング５２，５２が張着したものである。本構成にお
いて、左旋回しようとするときはサーボモータ５１の揺
動アーム５３を時計方向に回動させると、前輪１２は右
を向くが、遠心力によって車体は左に倒れて左旋回を始
め前輪１２は左を向く。このときコイルスプリング５２
の張力によってスピードと倒れ角に合った切れ角度より
フォークホルダ２３’を戻そうとする力により前輪１２
の回動角が小さくなり前記と同様に旋回を続ける。ま
た、旋回を止め直進に戻す場合もサーボモータ５１の電
流を切ることによりフォークホルダ２３’の回動が自由
になり前記同様に直進に戻る。
３０としてリング状マグネット３１及びマグネットコイ
ル３２を用い、制御トルク手段としてトーション・スプ
リング３４を用いたが、第２実施例では、図１３に示す
ように、操作方向制御機構としてサーボモータ５１、弾
性手段として２つのコイルスプリング５２，５２を使用
している。すなわち、車体フレーム１１に固設されたサ
ーボモータ５１の揺動アーム５３の両端とフォークホル
ダ２３’のキャスタ軸１４に対称位置に２本のコイルス
プリング５２，５２が張着したものである。本構成にお
いて、左旋回しようとするときはサーボモータ５１の揺
動アーム５３を時計方向に回動させると、前輪１２は右
を向くが、遠心力によって車体は左に倒れて左旋回を始
め前輪１２は左を向く。このときコイルスプリング５２
の張力によってスピードと倒れ角に合った切れ角度より
フォークホルダ２３’を戻そうとする力により前輪１２
の回動角が小さくなり前記と同様に旋回を続ける。ま
た、旋回を止め直進に戻す場合もサーボモータ５１の電
流を切ることによりフォークホルダ２３’の回動が自由
になり前記同様に直進に戻る。
【００２８】また、第３実施例では、図１４に示すよう
に、ステアリング部として、ソレノイドコイル６１とマ
グネット６２を使用し磁石の吸引・反発力により同様の
方向変換をしようとするものである。すなわち、マグネ
ット６２に一端部が連結された操作棒６３の他端部をフ
ォークホルダ２３’の一部に連結し、ソレノイドコイル
６１に正逆電流を流し、吸引・反発力により前記同様に
フォークホルダ２３’を回動することにより方向転換
し、この吸引・反発力をスプリングと同様に使用して同
様に前記のスピードと倒れ角に合った切れ角度よりフォ
ークホルダ２３’を戻そうとする力を加えるものであ
る。
に、ステアリング部として、ソレノイドコイル６１とマ
グネット６２を使用し磁石の吸引・反発力により同様の
方向変換をしようとするものである。すなわち、マグネ
ット６２に一端部が連結された操作棒６３の他端部をフ
ォークホルダ２３’の一部に連結し、ソレノイドコイル
６１に正逆電流を流し、吸引・反発力により前記同様に
フォークホルダ２３’を回動することにより方向転換
し、この吸引・反発力をスプリングと同様に使用して同
様に前記のスピードと倒れ角に合った切れ角度よりフォ
ークホルダ２３’を戻そうとする力を加えるものであ
る。
【００２９】前記各実施例において、リング状マグネッ
ト、電磁石を使用した例を説明したが、その組み合わせ
であればよく、またサーボ機構を使用することもでき
る。
ト、電磁石を使用した例を説明したが、その組み合わせ
であればよく、またサーボ機構を使用することもでき
る。
【００３０】なお、本発明の好適な実施例によって説明
したが、本発明の精神を逸脱しない範囲内において種々
の改良及び変更をなし得ることはもちろんである。
したが、本発明の精神を逸脱しない範囲内において種々
の改良及び変更をなし得ることはもちろんである。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように本発明の自動二輪玩
具の方向変換装置は、車体フレームの先端部側にフロン
トフォークを弾性的に拘束する回動力を伝達するサーボ
機構を設けることで、直進走行させる場合は、例えば、
走行中に車体が左に倒れようとすると、前輪が左に傾
き、車体を逆に右に押し戻そうという働きが作用し、逆
に車体が右に倒れようとすると、前輪は右に傾き、車体
を逆に左に押し戻そうという働きが作用し、これにより
車体は自然にバランスを保ち、直進する。また、旋回さ
せたい場合は、車体の直進状態のバランスを若干崩して
やる程度の弱い制御トルクを加えればよいため、旋回の
動力として電磁石などの使用が十分可能になり、さらに
方向変換には直進走行時のバランスを崩して倒れようと
する力を利用して旋回させるため、非常に反応が敏感に
なる。したがって、部品点数を少なくし、組み立てが容
易で安価かつ方向変換の反応がよい無線操縦二輪車玩具
の方向制御装置が提供できる。
具の方向変換装置は、車体フレームの先端部側にフロン
トフォークを弾性的に拘束する回動力を伝達するサーボ
機構を設けることで、直進走行させる場合は、例えば、
走行中に車体が左に倒れようとすると、前輪が左に傾
き、車体を逆に右に押し戻そうという働きが作用し、逆
に車体が右に倒れようとすると、前輪は右に傾き、車体
を逆に左に押し戻そうという働きが作用し、これにより
車体は自然にバランスを保ち、直進する。また、旋回さ
せたい場合は、車体の直進状態のバランスを若干崩して
やる程度の弱い制御トルクを加えればよいため、旋回の
動力として電磁石などの使用が十分可能になり、さらに
方向変換には直進走行時のバランスを崩して倒れようと
する力を利用して旋回させるため、非常に反応が敏感に
なる。したがって、部品点数を少なくし、組み立てが容
易で安価かつ方向変換の反応がよい無線操縦二輪車玩具
の方向制御装置が提供できる。
【図１】本発明の第１実施例の二輪車玩具の側面断面図
である。
である。
【図２】図１のＡ方向矢視図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ線拡大断面図である。
【図４】図１のＣ−Ｃ線拡大断面図である。
【図５】本発明の第１実施例のステアリング部の直進状
態を示す動作図である。
態を示す動作図である。
【図６】本発明の第１実施例のステアリング部の左旋回
初期における状態を示す動作図である。
初期における状態を示す動作図である。
【図７】本発明の第１実施例のステアリング部の左旋回
における状態を示す動作図である。
における状態を示す動作図である。
【図８】本発明の第１実施例のステアリング部の左旋回
から直進に戻る状態を示す動作図である。
から直進に戻る状態を示す動作図である。
【図９】本発明の第１実施例の直進状態における無線操
縦二輪車玩具の走行姿勢を示す図である。
縦二輪車玩具の走行姿勢を示す図である。
【図１０】本発明の第１実施例の左旋回初期における無
線操縦二輪車玩具の走行姿勢を示す図である。
線操縦二輪車玩具の走行姿勢を示す図である。
【図１１】本発明の第１実施例の左旋回時における無線
操縦二輪車玩具の走行姿勢を示す図である。
操縦二輪車玩具の走行姿勢を示す図である。
【図１２】本発明の第１実施例の左旋回から直進に戻る
時における無線操縦二輪車玩具の走行姿勢を示す図であ
る。
時における無線操縦二輪車玩具の走行姿勢を示す図であ
る。
【図１３】本発明の第２実施例のステアリング部を説明
する図である。
する図である。
【図１４】本発明の第３実施例のステアリング部を説明
する図である。
する図である。
１０ 無線操縦二輪車玩具 １１ 車体フレーム １２ 前輪 １３ 後輪 １４ キャスタ軸 １５ フロントフォーク １６ ステアリング部 １７ 後輪駆動部 １８ バッテリ １９ 受信機 ２０ 補助輪 ２１ アーム部 ２２ スプリング ２３，２３ フォークホルダ ２４ スプリング ２５ アウターパイプ ２６ インナーシャフト ３０ 操作方向制御機構 ３１ リング状マグネット ３２ マグネットコイル ３３ ケース ３４ トーション・スプリング ４１ 駆動モータ ４２ 減速部 ４３ 駆動ケース ４４ 駆動軸 ４５ バッテリロック ５１ 取り付けボス ５２ トーション・スプリング ５３ 車輪
Claims (4)
- 【請求項１】 車体フレームと、該車体フレームの先端
に垂直線に対して後傾角度をなして設けられたキャスタ
軸と、前輪を回転可能に支持するとともに前記キャスタ
軸を中心にして左右に回動するフロントフォークと、前
記車体フレームの後部側に設けられた後輪を駆動する後
輪駆動部と、前記車体フレームに搭載された無線操縦用
の受信機及び電源を供給するバッテリと、前記車体フレ
ームの両側面に設けられ車体が傾斜したとき接地する補
助輪とを備える無線操縦二輪車玩具において、 前記車体フレームの先端部側には、前記フロントフォー
クを回動させる制御トルクを前記受信機からの制御信号
により生成する操作方向制御機構と、該操作方向制御機
構の制御トルクを前記フロントフォークに弾力的に伝達
する弾性手段とを有するステアリング部を設けたことを
特徴とする無線操縦二輪車玩具の方向制御装置。 - 【請求項２】 前記操作方向制御機構は、前記受信機か
らの制御電流により制御トルクを生じるリング状マグネ
ット内に配置されマグネットコイルからなり、前記弾性
手段は、前記本体レームの固定部分に設けられたＵ字形
のトーション・スプリングからなり、該マグネットコイ
ルの制御トルクがＵ字形のトーション・スプリングの一
方の足部に伝達され、さらに他方の足部から前記フロン
トフォークに弾性的に制御トルクが伝達される請求項１
記載の無線操縦二輪車玩具の方向制御装置。 - 【請求項３】 前記操作方向制御機構は、前記受信機か
らの制御電流により制御トルクを生じる揺動アームを有
するサーボモータからなり、前記弾性手段は、該揺動ア
ームの両端と前記フロントフォークのキャスタ軸の対称
位置との間に張着されたコイルスプリングからなり、前
記サーボモータの揺動アームの制御トルクがコイルスプ
リングを介して前記フロントフォークに弾性的に伝達さ
れる請求項１記載の無線操縦二輪車玩具の方向制御装
置。 - 【請求項４】 前記ステアリング部は、受信機からの制
御電流が流れるソレノイドコイルと、該ソレノイドコイ
ルに生じる磁気力により吸引・反発力を生じるマグネッ
トと、該マグネットと前記フロントフォークとの間を連
結する連結棒とからなり、前記ソレノイドコイルとマグ
ネットとの間の吸引・反発力が連結棒を介して前記フロ
ントフォークに弾性的に伝達される請求項１記載の無線
操縦二輪車玩具の方向制御装置。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6193787A JPH0838746A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 無線操縦二輪車玩具の方向制御装置 |
| CN95101146.4A CN1118708A (zh) | 1994-07-27 | 1995-01-05 | 无线电操纵式的玩具二轮车的方向的控制装置 |
| US08/484,867 US5709583A (en) | 1994-07-27 | 1995-06-07 | Steering system for radio-controlled wheeled vehicle toy |
| CA 2154616 CA2154616C (en) | 1994-07-27 | 1995-07-25 | Steering system for radio-controlled wheeled vehicle toy |
| ES95305194T ES2127995T3 (es) | 1994-07-27 | 1995-07-25 | Sistema de direccion de vehiculo de juguete de dos ruedas dirigido por radio. |
| EP95305194A EP0694323B1 (en) | 1994-07-27 | 1995-07-25 | Steering system of radio controlled two-wheeled vehicle toy |
| DE69506630T DE69506630T2 (de) | 1994-07-27 | 1995-07-25 | Steuerungsmechanismus für Zweiradspielfahrzeug mit Funkfernsteuerung |
| AT95305194T ATE174526T1 (de) | 1994-07-27 | 1995-07-25 | Steuerungsmechanismus für zweiradspielfahrzeug mit funkfernsteuerung |
| HK98113842A HK1012592A1 (en) | 1994-07-27 | 1998-12-17 | Steering system of radio controlled two-wheeled vehicle toy |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6193787A JPH0838746A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 無線操縦二輪車玩具の方向制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0838746A true JPH0838746A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16313793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6193787A Pending JPH0838746A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 無線操縦二輪車玩具の方向制御装置 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5709583A (ja) |
| EP (1) | EP0694323B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0838746A (ja) |
| CN (1) | CN1118708A (ja) |
| AT (1) | ATE174526T1 (ja) |
| DE (1) | DE69506630T2 (ja) |
| ES (1) | ES2127995T3 (ja) |
| HK (1) | HK1012592A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009157253A1 (ja) * | 2008-06-27 | 2009-12-30 | 株式会社タイヨー | 走行玩具 |
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| US6024627A (en) * | 1997-08-19 | 2000-02-15 | Tilbor; Neil | Toy vehicle with gyroscopic action rear wheels |
| US6095891A (en) * | 1998-11-18 | 2000-08-01 | Bang Zoom Design, Ltd. | Remote control toy vehicle with improved stability |
| GB2367767B (en) * | 1998-11-18 | 2002-06-12 | Bang Zoom Design Ltd | Remote control toy vehicle with improved stability |
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| US6659837B1 (en) * | 2002-10-31 | 2003-12-09 | Alvimar Manufacturing Co., Ltd. | Inflatable radio control car |
| JP3999110B2 (ja) | 2002-11-22 | 2007-10-31 | 大陽工業株式会社 | 無線操縦二輪車玩具 |
| WO2004054677A1 (ja) * | 2002-12-18 | 2004-07-01 | Satoru Kojima | リモコン走行体のロール角制御装置、及びリモコン二輪車のロール角制御装置 |
| EP1627671A4 (en) * | 2003-05-23 | 2008-10-15 | Nikko Kk | RADIOCOMMANDE TOY VEHICLE WITH TWO WHEELS |
| FR2863508B1 (fr) * | 2003-12-15 | 2006-04-21 | Philippe Francois Girardi | Vehicule inclinable radio-commande |
| EP1750821A4 (en) * | 2004-02-11 | 2008-12-10 | Mattel Inc | TELEGUIDE MINIATURE VEHICLE COMPRISING A MULTIMODAL DRIVE MECHANISM |
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