JP4015534B2 - 無線操縦二輪車玩具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電波あるいは赤外線等の光を利用した無線操縦によって走行する二輪車玩具における操舵に工夫を施した無線操縦二輪車玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線操縦(一般的にはラジオコントロール)二輪車玩具の操舵を行う手段としては、例えば、特表平9−504716号公報に開示されている技術がある。この技術は、二輪車玩具に跨がって乗車しているライダーが、サーボ機構等によって左右方向に移動させることによって、二輪車が左右方向に旋回するものである。
【0003】
また、他の例としては、特開平8−38746号公報に開示されている技術がある。この技術は、マグネットとソレノイドからなる操舵手段における前記ソレノイドへの通電を制御して、実車の二輪車と同様にステアリングを左右方向に旋回して、左右方向の操舵を行うものである。
【0004】
【特許文献】
特表平9−504716号公報
【特許文献】
特開平8−38746号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記したライダーを左右方向に移動させる操舵手段にあっては、重心移動が行われるため比較的安定した左右旋回が行えるが、ライダーを移動させるためのモータや減速ギア、切れ角を制御する回路等の操舵駆動部材機構を使用するため、部品点数が多くなりコストが高くなると共にステアリングレスポンスが鈍く操縦が困難であるといった問題があった。
【0006】
また、前記したステアリングを左右方向に旋回させるものにあっては、構成が比較的簡単でコストの低減を図ることができるが、ライダーは固定状態であることから重心の移動がなくステアリングレスポンスが鈍く操縦が困難であるといった問題があった。
【0007】
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、駆動輪である後輪を路面に対して傾かせると同時に、後輪の前側が旋回方向に対して外側に向くように変位するようにしたので、前輪をフリーな状態にしておくことで旋回を確実、かつ、容易に行わせることができると共に構成が簡単なのでコストの低減を図ることができる無線操縦二輪車玩具を提供せんとするにある。
【0008】
本発明の無線操縦二輪車玩具は前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の手段は、先端側が高く後傾したフレーム1と、該フレームの先端に略直角な状態で回転自在に取付けられたフォークホルダー3と、該フォークホルダーの回転軸と前輪4の接地点との間にトレールを有するように取付けられた前輪フォーク5と、前記フレームの後方に取付けられており、受信機からの指令信号によって前記フレームの傾斜に沿って突出する出力軸を回転する操舵駆動部材6と、該操舵駆動部材の出力軸に取付けられた回転部材7と、該回転部材に取付けられており、モータ等の駆動源9を収容したスイングアーム8と、該スイングアームに取付けられ前記駆動源によって回転する後輪10とから構成したことを特徴とする。
【0010】
請求項2の手段は、前記請求項1の手段において、前記フレームと前記フォークホルダーとは回動自在に軸支されると共に両者間にスプリング等からなる干渉機構が取付けられ、前輪への前方からの衝撃を緩和するようにしたことを特徴とする。
【0011】
請求項3の手段は、前記請求項1の手段において、前記回転部材と前記スイングアームとの間にサスペンションを介在して、後輪への路面からの衝撃を緩和するようにしたことを特徴とし、また、請求項4の手段は、前記請求項1の手段において、前記前輪フォークにはサスペンションが組み込まれており、前輪への路面からの衝撃を緩和するようにしたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る無線操縦二輪車玩具の一実施の形態を図面と共に説明する。
図1は側面図、図2は基板13を外した状態の平面図にして、1は水平線に対して前輪側が高くなるように後傾されるように後述するフォークホルダー3の突出片3aに対して回動自在に連結されたフレームにして、該連結部分にはスプリング等からなる緩衝機構2が取付けられ前輪4への前方からの衝撃を緩和している。
【0013】
3は前記フレーム1の先端に対して略直角に取付けられたフォークホルダーにして、該フォークホルダー3には前輪4が回転自在に取付けられた前輪フォーク5が取付けられている。そして、前輪フォーク5は、前記フレーム1とフォークホルダー3との回転軸の先端と前輪4の接地点との間にトレールが形成されるような傾きとなっている。なお、前輪フォーク5内にもサスペンションが組み込まれている。
【0014】
6は前記フレーム1内に収容されたサーボ等の操舵駆動部材にして、該操舵駆動部材6の出力軸6aには回動部材7が回転自在に軸支されている。8は駆動源であるモータ等の駆動源9を収容する収容部8aから突出した突出部8bが前記回動部材7に回動自在に軸支されたスイングアームにして、後端には後輪10が回転自在に軸支されている。そして、後輪10の駆動ギア10aと前記モータ9の出力軸9aとの間にはチェーンやゴムリングあるいは歯車列からなる駆動力伝達部材11によって連結されている。
【0015】
12は前記回動部材7と前記スイングアーム8との間に取付けられたサスペンションにして、前記フレーム1に対して後輪10にクッション効果を付与している。前記フレーム1の後方には図示しないプロポ(電波あるいは赤外線等の光を利用した無線操縦機)よりの信号を受信することで、前記操舵駆動部材6を駆動したり駆動源9の回転速度を制御するための制御回路が実装された基板13が取付けられている。また、制御回路には図示しないアンテナ線が取付けられている。なお、14はフレーム1から基板13および後輪10の上部を覆うシャーシであり、15はバッテリーである。
【0016】
次に、前記した構成に基づいて動作を説明する。
先ず、直進走行の場合について図2、図4と共に説明するに、この場合には、操舵駆動部材6を中立状態に保ち、すなわち、後輪10が路面に対して垂直に起立するようにプロポの操縦用操作レバーを中立に保って操舵駆動部材6を制御し、この状態でプロポの駆動用操作レバーを操作して駆動源9を回転すると、後輪10が回転して前進するが、この時、前輪フォーク5が傾いており、かつ、前輪フォーク5の回転軸がずれているため、走行中にハンドルが左右方向に切れたとしてもトレールによって元の位置に戻ることとなり、従って、前輪4は直進性を保った状態で回転し二輪車は直進走行する。
【0017】
次に、右方向に旋回する場合の動作を図3、図5、図6と共に説明する。
直進走行中において操縦用操作レバーを操作して操舵駆動部材6を後輪10が右方向に傾くように操作すると、回転部材7が後輪側から見て時計方向に回転するので、該回転部材7に軸支されているスイングアーム8も回転し後輪10が右方向に傾く。
【0018】
この傾き時において、回転部材7は傾斜しているフレーム1に軸支されているので、回転部材7の回転に伴ってスイングアーム8に取付けられている後輪10は、路面に対して右方向に傾くと共に後輪の前側が旋回方向に対して外側に向くように変位することとなる(図3、図5参照)。
【0019】
そして、後輪10に前記変位が発生することにより、ボディに対して右方向に旋回させようとする力が作用と共にボディも右側に傾くので、前記右方向への推進力によって前輪フォーク5が右方向に回転して前輪4は右方向に舵を切られた状態となる。従って、二輪車は右方向に旋回することとなる。
【0020】
しかも、後輪10が前記したように、路面に対して右方向に傾くと共に後輪の前側が旋回方向に対して外側に向くように変位することから、左方向へのスリップも防止でき安定した右方向への旋回が可能となるものである。
【0021】
なお、前記した旋回は右方向への旋回について説明したが、左方向への旋回においては、操舵駆動部材6を前記した方向とは逆方向に制御して回転部材7を後方から見て反時計方向に回転することにより行える。その動作は前記右方向とは逆の動作が行われるだけであるので説明は省略する。
【0023】
【発明の効果】
本発明は前記したように、前輪側がトレールを有するようにフレームに取付けられると共に、駆動輪である後輪を路面に対して傾かせると同時に後輪の前側が旋回方向に対して外側に向くように変位するようにしたので、前輪をフリーな状態にしておくことで旋回を確実、かつ、容易に行わせることができると共に構成が簡単なのでコストの低減を図ることができる。
【0024】
また、フレームと前記フォークホルダーとは回動自在に軸支されると共に両者間に緩衝機構が取付けられ前輪への前方からの衝撃を緩和するようにしたので、操縦中において二輪車の正面側が固定物に衝突したとしても、該衝突による衝撃力が緩和されるので大きな損傷を受けることがない。
【0025】
さらに、回転部材とスイングアームとの間にサスペンションを介在して、後輪への下面からの衝撃を緩和するようにしたので、凹凸のある路面を走行させても前記サスペンションによって凹凸面による衝撃を緩和して安定した走行が行える等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線操縦二輪車玩具の直進状態の側面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】右方向に旋回している状態の底面図である。
【図4】直進状態の背面図である。
【図5】右旋回開始状態の背面図である。
【図6】右旋回状態の背面図である。
【符号の説明】
1 フレーム
2 緩衝機構
3 フォークホルダー
4 前輪
5 前輪フォーク
6 操舵駆動部材
7 回転部材
8 スイングアーム
9 駆動源
10 後輪
12 サスペンション
Claims (4)
- 先端側が高く後傾したフレーム1と、該フレームの先端に略直角な状態で回転自在に取付けられたフォークホルダー3と、該フォークホルダーの回転軸と前輪4の接地点との間にトレールを有するように取付けられた前輪フォーク5と、前記フレームの後方に取付けられており、受信機からの指令信号によって前記フレームの傾斜に沿って突出する出力軸を回転する操舵駆動部材6と、該操舵駆動部材の出力軸に取付けられた回転部材7と、該回転部材に取付けられており、モータ等の駆動源9を収容したスイングアーム8と、該スイングアームに取付けられ前記駆動源によって回転する後輪10とから構成したことを特徴とする無線操縦二輪車玩具。
- 前記フレームと前記フォークホルダーとは回動自在に軸支されると共に両者間にスプリング等からなる干渉機構が取付けられ、前輪への前方からの衝撃を緩和するようにしたことを特徴とする請求項1記載の無線操縦二輪車玩具。
- 前記回転部材と前記スイングアームとの間にサスペンションを介在して、後輪への路面からの衝撃を緩和するようにしたことを特徴とする請求項1記載の無線操縦二輪車玩具。
- 前記前輪フォークにはサスペンションが組み込まれており、前輪への路面からの衝撃を緩和するようにしたことを特徴とする請求項1記載の無線操縦二輪車玩具。
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JP2002332503A JP4015534B2 (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | 無線操縦二輪車玩具 |
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JP2002332503A Expired - Lifetime JP4015534B2 (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | 無線操縦二輪車玩具 |
Country Status (1)
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- 2002-11-15 JP JP2002332503A patent/JP4015534B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2004166720A (ja) | 2004-06-17 |
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