JPH0836431A - 高電圧発生器 - Google Patents
高電圧発生器Info
- Publication number
- JPH0836431A JPH0836431A JP17400694A JP17400694A JPH0836431A JP H0836431 A JPH0836431 A JP H0836431A JP 17400694 A JP17400694 A JP 17400694A JP 17400694 A JP17400694 A JP 17400694A JP H0836431 A JPH0836431 A JP H0836431A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- output
- frequency pulse
- high voltage
- high frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子写真装置において感光体を帯電させるの
に使われる帯電装置にエネルギーを供給する高電圧発生
器において、直流出力に交流成分を重畳した高電圧脈流
出力を発生するための、安価でありかつ簡単小型に構成
できる高電圧発生器を容易に提供することを目的とす
る。 【構成】 直流電圧発生手段11と、低周波パルスを発
生する信号発生手段12と、信号発生手段12の出力に
より入力電圧を制御し出力する電圧変更手段13と、電
圧変更手段13によって与えられる入力電圧に応じて高
電圧を発生するトランス回路14と、トランス回路14
の出力を整流する整流手段15と、整流手段15の出力
から帰還された信号に応じた高周波パルスを発生する高
周波パルス発生手段16と、前記高周波パルスによりト
ランス回路14に与える入力電圧を制御する制御手段1
7とを備える。
に使われる帯電装置にエネルギーを供給する高電圧発生
器において、直流出力に交流成分を重畳した高電圧脈流
出力を発生するための、安価でありかつ簡単小型に構成
できる高電圧発生器を容易に提供することを目的とす
る。 【構成】 直流電圧発生手段11と、低周波パルスを発
生する信号発生手段12と、信号発生手段12の出力に
より入力電圧を制御し出力する電圧変更手段13と、電
圧変更手段13によって与えられる入力電圧に応じて高
電圧を発生するトランス回路14と、トランス回路14
の出力を整流する整流手段15と、整流手段15の出力
から帰還された信号に応じた高周波パルスを発生する高
周波パルス発生手段16と、前記高周波パルスによりト
ランス回路14に与える入力電圧を制御する制御手段1
7とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置において
感光体を帯電させるための帯電器にエネルギーを供給す
る高電圧発生器に関するものである。
感光体を帯電させるための帯電器にエネルギーを供給す
る高電圧発生器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、電子写真装置における従来の
帯電手段は、殆どコロナ放電器等の非接触帯電方式が用
いられているが、このコロナ放電器は高電圧を使用する
ため操作上に危険がある上、オゾンガスが発生すること
により、大気及び機器を汚染させるという不具合を有し
ていた。一方、従来から種々使用されてきたローラやブ
ラシによる接触帯電方式も感光体を機械的あるいは電気
的に損傷させる虞れがあるため、数千回以上繰り返し使
用すると感光体の帯電特性が劣化し、印字画質が劣化す
るという不具合を有していた。
帯電手段は、殆どコロナ放電器等の非接触帯電方式が用
いられているが、このコロナ放電器は高電圧を使用する
ため操作上に危険がある上、オゾンガスが発生すること
により、大気及び機器を汚染させるという不具合を有し
ていた。一方、従来から種々使用されてきたローラやブ
ラシによる接触帯電方式も感光体を機械的あるいは電気
的に損傷させる虞れがあるため、数千回以上繰り返し使
用すると感光体の帯電特性が劣化し、印字画質が劣化す
るという不具合を有していた。
【0003】近年、このような欠点を解決する帯電装置
として、柔軟な接触子と、この接触子に当接された適度
の抵抗値の電極とこの電極に電荷を印加する手段とを有
し、被帯電体に上記接触子を接触し帯電させるようにし
た帯電器が考えられている。
として、柔軟な接触子と、この接触子に当接された適度
の抵抗値の電極とこの電極に電荷を印加する手段とを有
し、被帯電体に上記接触子を接触し帯電させるようにし
た帯電器が考えられている。
【0004】この種の帯電器は、適切な電気抵抗値を有
するブラシ状の導電性繊維で形成された接触子の背面に
電極を配置し、この電極に交流電圧と直流電圧とを重畳
して印加する高電圧発生器を用いた接触型の帯電器を形
成するものであり、この帯電器を使用することにより数
千回以上の帯電を繰り返し行なった場合でも、非常に良
好な画質が得られている。
するブラシ状の導電性繊維で形成された接触子の背面に
電極を配置し、この電極に交流電圧と直流電圧とを重畳
して印加する高電圧発生器を用いた接触型の帯電器を形
成するものであり、この帯電器を使用することにより数
千回以上の帯電を繰り返し行なった場合でも、非常に良
好な画質が得られている。
【0005】この帯電器の電極に印加するための直流電
圧に交流電圧を重畳させた出力を発生する従来方式の高
電圧発生器の構成を図3に示す。以下、従来の高電圧発
生器について説明する。図3において、31は低周波パ
ルス発生器、32はトランス回路を制御するトランジス
タ、33は2出力の高電圧を発生するトランス回路、3
4は前記トランス回路にて発生された出力を整流する整
流回路、35は直流成分の電圧を決定する抵抗分割回
路、36は出力端子である。
圧に交流電圧を重畳させた出力を発生する従来方式の高
電圧発生器の構成を図3に示す。以下、従来の高電圧発
生器について説明する。図3において、31は低周波パ
ルス発生器、32はトランス回路を制御するトランジス
タ、33は2出力の高電圧を発生するトランス回路、3
4は前記トランス回路にて発生された出力を整流する整
流回路、35は直流成分の電圧を決定する抵抗分割回
路、36は出力端子である。
【0006】以上のように構成された高電圧発生器につ
いて、以下その動作を説明する。低周波パルス発生器3
1により発生されたパルスによって、トランジスタ32
がスイッチし、トランス回路33の一次側33aにパル
ス電流が流れる。このパルスに応じて、トランス回路3
3の二次側33b,33cには、巻線に応じた電圧が発
生する。二次巻線33cの出力を整流回路34により整
流した後、抵抗分割回路35により所望の直流電圧を得
る。この直流電圧出力をトランス回路33のもう一つの
二次側である33bの一端に接続し、二次側出力33b
の電位を抵抗分割回路35の出力である所望の直流電圧
にて持ち上げる。この結果、二次側33bの巻線のもう
一方の端子である36には、前記の直流成分に一次側の
パルスに応じた周波数の交流成分が上乗せされた出力が
得られる。
いて、以下その動作を説明する。低周波パルス発生器3
1により発生されたパルスによって、トランジスタ32
がスイッチし、トランス回路33の一次側33aにパル
ス電流が流れる。このパルスに応じて、トランス回路3
3の二次側33b,33cには、巻線に応じた電圧が発
生する。二次巻線33cの出力を整流回路34により整
流した後、抵抗分割回路35により所望の直流電圧を得
る。この直流電圧出力をトランス回路33のもう一つの
二次側である33bの一端に接続し、二次側出力33b
の電位を抵抗分割回路35の出力である所望の直流電圧
にて持ち上げる。この結果、二次側33bの巻線のもう
一方の端子である36には、前記の直流成分に一次側の
パルスに応じた周波数の交流成分が上乗せされた出力が
得られる。
【0007】例えば、周波数200Hz振幅240Vの
交流成分を600Vの直流成分に重畳した高電圧出力を
得る場合、トランス回路33に印加される入力である低
周波パルス発生器の出力信号の周波数は200Hz、巻
線比は1次対2次の比で約35倍にしてやればよい。
交流成分を600Vの直流成分に重畳した高電圧出力を
得る場合、トランス回路33に印加される入力である低
周波パルス発生器の出力信号の周波数は200Hz、巻
線比は1次対2次の比で約35倍にしてやればよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例の回路では、低周波パルスにて変調されたパルス電
流によってトランス回路を動作させる方式のため、直流
成分のみを取り出す高周波パルスにて動作させる方式の
高電圧発生器に比べて、同一容量の場合、2〜3倍の大
きさのトランスが、必要になる。これは、トランスの動
作周波数が低いために電圧変換の効率が悪く、これを上
げるために巻線を多くしなければならないという欠点を
有しているからである。
来例の回路では、低周波パルスにて変調されたパルス電
流によってトランス回路を動作させる方式のため、直流
成分のみを取り出す高周波パルスにて動作させる方式の
高電圧発生器に比べて、同一容量の場合、2〜3倍の大
きさのトランスが、必要になる。これは、トランスの動
作周波数が低いために電圧変換の効率が悪く、これを上
げるために巻線を多くしなければならないという欠点を
有しているからである。
【0009】また、従来例の回路では、同一トランスで
直流成分と交流成分を発生する方式のため、トランス内
部の絶縁等の構造が複雑になるという欠点を有してい
る。
直流成分と交流成分を発生する方式のため、トランス内
部の絶縁等の構造が複雑になるという欠点を有してい
る。
【0010】さらに、一般的に電子写真装置では、従来
例の回路方式による出力だけでなく、これとは異なる電
圧の直流高電圧が必要とされている。従来例の回路で
は、交流成分の周波数が低周波であり、例えば、他の出
力である直流高電圧を得る回路構成に用いられる高周波
パルス電流の周波数と異なり、この結果交流成分を含む
高電圧出力の回路と他の直流高電圧を得る回路の間で、
干渉が起こったりするという問題点があった。
例の回路方式による出力だけでなく、これとは異なる電
圧の直流高電圧が必要とされている。従来例の回路で
は、交流成分の周波数が低周波であり、例えば、他の出
力である直流高電圧を得る回路構成に用いられる高周波
パルス電流の周波数と異なり、この結果交流成分を含む
高電圧出力の回路と他の直流高電圧を得る回路の間で、
干渉が起こったりするという問題点があった。
【0011】その上に、直流成分を取り出す回路である
整流回路34を構成する部品は、この部分に印加される
信号が低周波であるため、高耐圧大容量のコンデンサー
が必要になるという問題点を有している。
整流回路34を構成する部品は、この部分に印加される
信号が低周波であるため、高耐圧大容量のコンデンサー
が必要になるという問題点を有している。
【0012】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、電子写真装置において感光体を帯電させるのに使わ
れる帯電装置にエネルギーを供給する高電圧発生器にお
いて、直流出力に交流成分を重畳した高電圧脈流出力を
発生するための、安価でありかつ簡単小型に構成できる
高電圧発生器を提供することを目的とする。
で、電子写真装置において感光体を帯電させるのに使わ
れる帯電装置にエネルギーを供給する高電圧発生器にお
いて、直流出力に交流成分を重畳した高電圧脈流出力を
発生するための、安価でありかつ簡単小型に構成できる
高電圧発生器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の高電圧発生器は、直流電圧発生手段と、低周
波パルスを発生する信号発生手段と、前記信号発生手段
の出力により前記直流電圧発生手段から与えられる入力
電圧を制御し出力する電圧変更手段と、前記電圧変更手
段によって与えられる入力電圧に応じて高電圧を発生す
るトランス回路と、前記トランス回路の出力を整流する
整流手段と、前記整流手段からの帰還量に応じて高周波
パルスを発生制御する高周波パルス発生手段と、前記高
周波パルス発生手段により発生された前記高周波パルス
により前記トランス回路に与える信号を制御する制御手
段とを備えたものである。
に本発明の高電圧発生器は、直流電圧発生手段と、低周
波パルスを発生する信号発生手段と、前記信号発生手段
の出力により前記直流電圧発生手段から与えられる入力
電圧を制御し出力する電圧変更手段と、前記電圧変更手
段によって与えられる入力電圧に応じて高電圧を発生す
るトランス回路と、前記トランス回路の出力を整流する
整流手段と、前記整流手段からの帰還量に応じて高周波
パルスを発生制御する高周波パルス発生手段と、前記高
周波パルス発生手段により発生された前記高周波パルス
により前記トランス回路に与える信号を制御する制御手
段とを備えたものである。
【0014】
【作用】上記構成によって、トランス回路を動作させる
パルス電流の周波数と、出力に重畳する交流成分の周波
数を分離し、前記トランス回路に印加するパルス電流の
周波数を高くすることにより、直流出力に交流成分を重
畳した高電圧脈流出力を発生する、安価であり、かつ簡
単小型に構成できる高電圧発生器を提供することができ
るものである。
パルス電流の周波数と、出力に重畳する交流成分の周波
数を分離し、前記トランス回路に印加するパルス電流の
周波数を高くすることにより、直流出力に交流成分を重
畳した高電圧脈流出力を発生する、安価であり、かつ簡
単小型に構成できる高電圧発生器を提供することができ
るものである。
【0015】
【実施例】以下本発明の高電圧発生器の実施例について
図面を参照しながら説明する。
図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は本発明の実施例の高電圧発生器の構
成を示すものであり、11は直流電圧発生手段、12は
低周波パルスを発生する信号発生手段、13は信号発生
手段12の出力により直流電圧発生手段11から与えら
れる入力電圧を制御し出力する電圧変更手段、14は電
圧変更手段13によって与えられる入力電圧に応じて高
電圧を発生するトランス回路、15はトランス回路14
の出力を整流する整流手段、16は整流手段15の出力
から帰還された信号に応じた高周波パルスを発生する高
周波パルス発生手段、17は高周波パルス発生手段16
により発生された高周波パルスによりトランス回路14
に与える入力電圧を制御する制御手段であり、これらの
構成により、高電圧脈流出力を発生させるようにしてい
る。
成を示すものであり、11は直流電圧発生手段、12は
低周波パルスを発生する信号発生手段、13は信号発生
手段12の出力により直流電圧発生手段11から与えら
れる入力電圧を制御し出力する電圧変更手段、14は電
圧変更手段13によって与えられる入力電圧に応じて高
電圧を発生するトランス回路、15はトランス回路14
の出力を整流する整流手段、16は整流手段15の出力
から帰還された信号に応じた高周波パルスを発生する高
周波パルス発生手段、17は高周波パルス発生手段16
により発生された高周波パルスによりトランス回路14
に与える入力電圧を制御する制御手段であり、これらの
構成により、高電圧脈流出力を発生させるようにしてい
る。
【0017】以上のように構成された高電圧発生器につ
いて、以下その動作を説明する。まず、直流電圧発生手
段11により、例えば24Vの直流電圧を発生する。ま
た、信号発生手段12により、例えば200Hzの正弦
波を発生する。この200Hzの正弦波を、電圧変更手
段13に供給し、この信号により電圧変更手段13のト
ランジスタにおいて、直流電圧発生手段11により発生
された24Vを変調し、例えば、中心値20V、振幅8
Vの正弦波に変換する。この変調された信号をトランス
回路14の一次側に供給する。
いて、以下その動作を説明する。まず、直流電圧発生手
段11により、例えば24Vの直流電圧を発生する。ま
た、信号発生手段12により、例えば200Hzの正弦
波を発生する。この200Hzの正弦波を、電圧変更手
段13に供給し、この信号により電圧変更手段13のト
ランジスタにおいて、直流電圧発生手段11により発生
された24Vを変調し、例えば、中心値20V、振幅8
Vの正弦波に変換する。この変調された信号をトランス
回路14の一次側に供給する。
【0018】この信号は、トランス回路14の一次側を
経て、例えばFETにより構成されている制御手段17
に供給される。この信号は、制御手段17のFETにお
いて、高周波パルス発生手段16にて発生される高周波
信号によりチョッピングされ、高周波の脈流に変換され
る。この時のトランス回路14の一次側入力の電圧波形
の概念図を、図2に示す。
経て、例えばFETにより構成されている制御手段17
に供給される。この信号は、制御手段17のFETにお
いて、高周波パルス発生手段16にて発生される高周波
信号によりチョッピングされ、高周波の脈流に変換され
る。この時のトランス回路14の一次側入力の電圧波形
の概念図を、図2に示す。
【0019】この時の高周波信号は、例えば60kHz
デューティー50%の周波数を用いる。この60kHz
デューティー50%にてチョッピングされた脈流信号に
より、トランス回路14では、一次側と二次側の巻線比
に応じた高電圧が発生される。この時、発生される電圧
は、トランス回路14の一次側と二次側の巻線比と一次
側に供給されている電圧に応じて決まるため、一次側に
供給されている電圧変化に応じて二次側の発生電圧が変
化する。すなわち、巻線比をうまく選ぶことにより、例
えば信号発生手段12により発生される信号が周波数2
00Hz中心値20V、振幅8Vの正弦波であれば、ト
ランス回路14の出力には、周波数200Hz中心値6
00V振幅240Vの正弦波の高電圧出力が得られる。
デューティー50%の周波数を用いる。この60kHz
デューティー50%にてチョッピングされた脈流信号に
より、トランス回路14では、一次側と二次側の巻線比
に応じた高電圧が発生される。この時、発生される電圧
は、トランス回路14の一次側と二次側の巻線比と一次
側に供給されている電圧に応じて決まるため、一次側に
供給されている電圧変化に応じて二次側の発生電圧が変
化する。すなわち、巻線比をうまく選ぶことにより、例
えば信号発生手段12により発生される信号が周波数2
00Hz中心値20V、振幅8Vの正弦波であれば、ト
ランス回路14の出力には、周波数200Hz中心値6
00V振幅240Vの正弦波の高電圧出力が得られる。
【0020】また、この高電圧出力を高周波整流回路1
5を通すことにより、トランス回路14を動作させてい
た60kHzの高周波は取り除かれる。これを、高周波
パルス発生手段16に加えることにより、高周波パルス
発生手段16では、この整流回路15の出力に応じて高
周波パルスのデューティを変化させる。この信号を制御
手段17に加え、制御手段17によりトランス回路14
の一次側の入力信号をチョッピングし高周波脈流に変換
する。高周波パルスのデューティを変化させ、トランス
回路14の一次側の入力信号の平均値を変化させること
により、トランス回路14の二次側の出力である高電圧
脈流出力の中心値を、所望の値にすることができる。
5を通すことにより、トランス回路14を動作させてい
た60kHzの高周波は取り除かれる。これを、高周波
パルス発生手段16に加えることにより、高周波パルス
発生手段16では、この整流回路15の出力に応じて高
周波パルスのデューティを変化させる。この信号を制御
手段17に加え、制御手段17によりトランス回路14
の一次側の入力信号をチョッピングし高周波脈流に変換
する。高周波パルスのデューティを変化させ、トランス
回路14の一次側の入力信号の平均値を変化させること
により、トランス回路14の二次側の出力である高電圧
脈流出力の中心値を、所望の値にすることができる。
【0021】また、電圧変更手段13をうまく構成し、
トランス回路14に供給する信号の振幅を制御すること
により、出力の交流成分の振幅を任意に設定することが
できる。
トランス回路14に供給する信号の振幅を制御すること
により、出力の交流成分の振幅を任意に設定することが
できる。
【0022】このように動作する本実施例の高電圧発生
器では、従来例の高電圧発生器と同等の交流成分を重畳
された高電圧脈流出力を得ることができる。
器では、従来例の高電圧発生器と同等の交流成分を重畳
された高電圧脈流出力を得ることができる。
【0023】また、60kHzという高周波にてトラン
ス回路を動作させているため、効率がよく、トランス回
路に用いているトランスを、従来例に比べて巻線を少な
くできるため体積比で約3〜4分の1に小さくできる。
ス回路を動作させているため、効率がよく、トランス回
路に用いているトランスを、従来例に比べて巻線を少な
くできるため体積比で約3〜4分の1に小さくできる。
【0024】さらに、トランスの同一巻線で交流成分を
重畳した脈流高電圧を発生する方式のため、トランス内
部の絶縁等の構造は、特に気にする事なく直流高電圧を
得る高圧トランスと同様の絶縁で十分である。
重畳した脈流高電圧を発生する方式のため、トランス内
部の絶縁等の構造は、特に気にする事なく直流高電圧を
得る高圧トランスと同様の絶縁で十分である。
【0025】さらに、トランスを動作させているのが、
60kHzという高周波であり、例えば他の出力である
直流高電圧を得る回路構成に用いられる高周波パルス電
流の周波数とほぼ同等であり、交流成分を含む高電圧出
力の回路と他の直流高電圧を得る回路の間で干渉が起こ
っても、整流回路にて十分除去できる。
60kHzという高周波であり、例えば他の出力である
直流高電圧を得る回路構成に用いられる高周波パルス電
流の周波数とほぼ同等であり、交流成分を含む高電圧出
力の回路と他の直流高電圧を得る回路の間で干渉が起こ
っても、整流回路にて十分除去できる。
【0026】その上に、高周波成分を除去する回路であ
る整流回路15を構成する部品において、この部分にて
除去されるべき信号の高周波成分は60kHzであるた
め、低容量のコンデンサーで十分である。
る整流回路15を構成する部品において、この部分にて
除去されるべき信号の高周波成分は60kHzであるた
め、低容量のコンデンサーで十分である。
【0027】これらのことにより、本実施例の高電圧発
生器は、回路構成上簡単に構成でき、また、回路を構成
する各部品も安価なものが使用できる。さらに先に述べ
たように、トランスの構造が簡単小型になり、全体とし
ても、従来に比べ小型に構成できる。
生器は、回路構成上簡単に構成でき、また、回路を構成
する各部品も安価なものが使用できる。さらに先に述べ
たように、トランスの構造が簡単小型になり、全体とし
ても、従来に比べ小型に構成できる。
【0028】本実施例では、周波数や電圧等やあるいは
正弦波等の波形形状に、具体的な数値もしくは形状を示
したが、これは動作を示す例であり、回路定数や動作等
を限定するものではないことは、言うまでもなく、周波
数や電圧は、負荷等の状況に応じて任意の値を取ればよ
い。さらに、波形形状も正弦波のみに限定するものでは
なく、矩形波や三角波等でもよいことは、言うまでもな
い。
正弦波等の波形形状に、具体的な数値もしくは形状を示
したが、これは動作を示す例であり、回路定数や動作等
を限定するものではないことは、言うまでもなく、周波
数や電圧は、負荷等の状況に応じて任意の値を取ればよ
い。さらに、波形形状も正弦波のみに限定するものでは
なく、矩形波や三角波等でもよいことは、言うまでもな
い。
【0029】また、高周波パルス発生手段17の動作で
は、パルスデューティ制御方式(PWM)について説明
したが、パルス周波数制御方式でもよいことは言うまで
もない。
は、パルスデューティ制御方式(PWM)について説明
したが、パルス周波数制御方式でもよいことは言うまで
もない。
【0030】さらに、本実施例では、整流回路一段の例
を示したが、これは、整流回路の段数を限定するもので
はなく、一段以上の整流回路であればよいことは、言う
までもない。
を示したが、これは、整流回路の段数を限定するもので
はなく、一段以上の整流回路であればよいことは、言う
までもない。
【0031】また、制御手段17にFETを使用する回
路例を示したが、これもFETだけに限定するものでは
なく、トランジスタなどの半導体スイッチを用いてもよ
く、また半導体に限らず、電流をON/OFFできるも
のであればよいことは、言うまでもない。
路例を示したが、これもFETだけに限定するものでは
なく、トランジスタなどの半導体スイッチを用いてもよ
く、また半導体に限らず、電流をON/OFFできるも
のであればよいことは、言うまでもない。
【0032】また、電圧変更手段13にトランジスタを
使用する例を示したが、これもトランジスタに限定する
ものではなく、入力信号に応じて電圧が変換できるもの
であればよいことは言うまでもなく、例えば、FETや
オペアンプなどの素子を使い構成できることは、言うま
でもない。
使用する例を示したが、これもトランジスタに限定する
ものではなく、入力信号に応じて電圧が変換できるもの
であればよいことは言うまでもなく、例えば、FETや
オペアンプなどの素子を使い構成できることは、言うま
でもない。
【0033】さらに、特公平3−52058に示される
ように、感光体の帯電特性は高電圧脈流出力の中心値に
左右されることが知られている。帯電特性をより安定さ
せるために、この高電圧脈流出力の中心値をより安定に
制御することが必要である。
ように、感光体の帯電特性は高電圧脈流出力の中心値に
左右されることが知られている。帯電特性をより安定さ
せるために、この高電圧脈流出力の中心値をより安定に
制御することが必要である。
【0034】このために、整流手段15から帰還した信
号を積分手段により積分する。この積分手段の時定数
を、信号発生手段12により発生される200Hzの正
弦波を取り除くに十分な時定数に選ぶことにより、積分
手段の出力は、平滑化され高電圧出力の中心値である直
流成分のみの信号となる。これを、高周波パルス発生手
段16に加えることにより、高周波パルス発生手段16
では、この積分手段の出力に応じて高周波パルスのデュ
ーティを変化させることができ、高電圧脈流の中心値
を、より安定的に制御することができることは、言うま
でもない。
号を積分手段により積分する。この積分手段の時定数
を、信号発生手段12により発生される200Hzの正
弦波を取り除くに十分な時定数に選ぶことにより、積分
手段の出力は、平滑化され高電圧出力の中心値である直
流成分のみの信号となる。これを、高周波パルス発生手
段16に加えることにより、高周波パルス発生手段16
では、この積分手段の出力に応じて高周波パルスのデュ
ーティを変化させることができ、高電圧脈流の中心値
を、より安定的に制御することができることは、言うま
でもない。
【0035】以上のように本実施例によれば、交流成分
を重畳した高電圧脈流を出力するような高電圧発生器を
安価にかつ容易に提供することができる。
を重畳した高電圧脈流を出力するような高電圧発生器を
安価にかつ容易に提供することができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明は、直流電圧発生手
段と、低周波パルスを発生する信号発生手段と、前記信
号発生手段の出力により前記直流電圧発生手段から与え
られる入力電圧を制御し出力する電圧変更手段と、前記
電圧変更手段によって与えられる入力電圧に応じて高電
圧を発生するトランス回路と、前記トランス回路の出力
を整流する整流手段と、前記整流手段からの帰還量に応
じて高周波パルスを発生制御する高周波パルス発生手段
と、前記高周波パルス発生手段により発生された前記高
周波パルスにより前記トランス回路に与える信号を制御
する制御手段をもうけることにより、直流出力に交流成
分を重畳した高電圧脈流出力を発生するための、安価で
ありかつ簡単小型に構成できる優れた高電圧発生器を提
供することができるものである。
段と、低周波パルスを発生する信号発生手段と、前記信
号発生手段の出力により前記直流電圧発生手段から与え
られる入力電圧を制御し出力する電圧変更手段と、前記
電圧変更手段によって与えられる入力電圧に応じて高電
圧を発生するトランス回路と、前記トランス回路の出力
を整流する整流手段と、前記整流手段からの帰還量に応
じて高周波パルスを発生制御する高周波パルス発生手段
と、前記高周波パルス発生手段により発生された前記高
周波パルスにより前記トランス回路に与える信号を制御
する制御手段をもうけることにより、直流出力に交流成
分を重畳した高電圧脈流出力を発生するための、安価で
ありかつ簡単小型に構成できる優れた高電圧発生器を提
供することができるものである。
【図1】本発明の実施例における高電圧発生器の構成を
示すブロック図
示すブロック図
【図2】本発明の実施例における高電圧発生器のトラン
ス回路に供給される信号の概念を示す波形図
ス回路に供給される信号の概念を示す波形図
【図3】従来例における高電圧発生器の構成を示すブロ
ック図
ック図
11 直流電圧発生手段 12 信号発生手段 13 電圧変更手段 14 トランス回路 15 整流手段 16 高周波パルス発生手段 17 制御手段
Claims (3)
- 【請求項1】 直流電圧発生手段と、低周波パルスを発
生する信号発生手段と、前記信号発生手段の出力により
前記直流電圧発生手段から与えられる入力電圧を制御し
出力する電圧変更手段と、前記電圧変更手段によって与
えられる入力電圧に応じて高電圧を発生するトランス回
路と、前記トランス回路の出力を整流する整流手段と、
前記整流手段からの帰還量に応じて高周波パルスを発生
制御する高周波パルス発生手段と、前記高周波パルス発
生手段により発生された高周波パルスにより前記トラン
ス回路に与える信号を制御する制御手段とを具備し、前
記信号発生手段の発生する低周波パルスに応じた交流電
圧を重畳した脈流高電圧を発生する高電圧発生器。 - 【請求項2】 高電圧脈流出力の中心値に応じて高周波
パルスを発生制御する高周波パルス発生手段を具備した
請求項1記載の高電圧発生器。 - 【請求項3】 整流手段の出力を積分し、高電圧脈流出
力の中心値を高周波パルス発生手段に与える積分手段を
具備した請求項2記載の高電圧発生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17400694A JPH0836431A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 高電圧発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17400694A JPH0836431A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 高電圧発生器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0836431A true JPH0836431A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15971002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17400694A Pending JPH0836431A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 高電圧発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0836431A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160187802A1 (en) * | 2014-12-25 | 2016-06-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
JP2017111301A (ja) * | 2015-12-16 | 2017-06-22 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 |
-
1994
- 1994-07-26 JP JP17400694A patent/JPH0836431A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160187802A1 (en) * | 2014-12-25 | 2016-06-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
US9880485B2 (en) * | 2014-12-25 | 2018-01-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
JP2017111301A (ja) * | 2015-12-16 | 2017-06-22 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11206113A (ja) | 高圧電源装置 | |
US20100043641A1 (en) | Generator and method for generating a direct current high voltage, and dust collector using such genertor | |
JPH0836431A (ja) | 高電圧発生器 | |
JPH09191638A (ja) | Dc/dcコンバータ | |
JP4157359B2 (ja) | 除電装置 | |
JP2008072827A (ja) | 圧電トランスを用いた電源装置 | |
JP2001076892A (ja) | 静電位測定器、除電器および静電位測定器兼用除電器 | |
JP3200809B2 (ja) | 偏向コイルアセンブリ耐圧試験器 | |
JP3342220B2 (ja) | 超低周波電源装置 | |
JPH10127051A (ja) | 圧電トランス直流電源 | |
KR100208165B1 (ko) | 전기집진기의 전원공급장치 | |
JP2000341952A (ja) | 超低周波高圧電源 | |
JPH05333087A (ja) | 高周波耐電圧試験装置 | |
JP2001309651A (ja) | 圧電素子駆動回路 | |
JPH01253662A (ja) | 超低周波高電圧発生装置 | |
JPS61109462A (ja) | 高圧電源装置 | |
JPH0519594A (ja) | 電子写真装置 | |
JP2000102246A (ja) | 圧電トランスを用いたac−dcコンバータ回路 | |
JPH08316809A (ja) | 高電圧半導体スイッチ | |
JPS6335983B2 (ja) | ||
JP4619556B2 (ja) | 電源装置 | |
JP3295819B2 (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP3325932B2 (ja) | 高周波出力ネオン用電源装置 | |
JPS58170371A (ja) | 高圧電源装置 | |
JPH07222452A (ja) | 瞬時電圧低下補償装置のインバータ制御回路 |