JPH0836349A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0836349A
JPH0836349A JP7024384A JP2438495A JPH0836349A JP H0836349 A JPH0836349 A JP H0836349A JP 7024384 A JP7024384 A JP 7024384A JP 2438495 A JP2438495 A JP 2438495A JP H0836349 A JPH0836349 A JP H0836349A
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弘行 出縄
Hideaki Mochimaru
英明 持丸
Hajime Kanda
神田  肇
Nobuhiro Makita
信広 巻田
Yoshiaki Tanaka
善朗 田中
Takahiro Yagishita
高弘 柳下
Takanori Yamaki
隆徳 八巻
Takeshi Motohashi
武 本橋
Masayoshi Miyamoto
真義 宮本
Hisao Ishizu
久夫 石津
Yasuhiro Sagawa
泰博 佐川
Tadaaki Sugano
忠明 菅野
Tomoo Mikota
知生 三小田
Hiroshi Hosokawa
浩 細川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温となった加熱定着装置によって作像部へ
悪影響が及ぶことのない画像形成装置を提供する。 【構成】 作像部から加熱定着装置36,37へ転写材
を案内する搬送ガイド部材124を有し、該搬送ガイド
部材124に作像部と加熱定着装置との間に空気の流れ
を許容する穴123を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は複写機、ファクシミリ、プリンタ
等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来技術】上記の画像形成装置において、周知の電子
写真プロセスのうちの転写作業を終えてトナー像を担持
するに至った転写紙を加熱定着装置によって加熱定着す
るようにしたものが知られている。加熱定着装置はトナ
ー像を加熱溶融させるものであり、それ自体非常に高温
となる。その高温状態は、周辺の機器に悪影響を及ぼす
可能性がある。そこで周辺機器には一般的に断熱材料や
耐熱材料が用いられている。例えば、定着処理を受けた
転写紙は排紙ガイド部材部材を通って排紙口から排出さ
れるので、定着装置によって加熱された空気は、転写紙
の搬送方向もあって、排紙経路を経て排紙口から大気中
へ出やすくなっており、したがって排紙経路中に配設さ
れる搬送ローラやその支持軸にも耐熱性の優れた材料を
用いる必要があり、支持軸などはアルミやステンレス鋼
でなっている。
【0003】
【目的】しかしながら、このような材質はコスト高の一
因となり、また重量的な不具合を伴っていた。
【0004】本発明は上記の点に鑑み、定着装置によっ
て加熱された空気流通を制御して、従来では高温空気に
曝される可能性のあった個所の部材の材料を安価で形成
容易なものとすることを可能にした画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【構成】上記目的を達成するために、本発明に係る画像
形成装置は、加熱定着手段から搬送された転写材を装置
本体外へ案内する排紙ガイド部材と、該排紙ガイド部材
によって案内された転写材を排紙口から排紙する排紙ロ
ーラと、排熱ファンとを備えており、排紙口から排紙経
路を通って排熱ファンに通じる排気流通路を形成し、排
紙ローラを軸支する回転軸を合成樹脂で形成するように
構成されている。
【0006】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
【0007】図1は画像形成装置の一例であるレーザプ
リンタの外観を示している。このレーザプリンタは、図
示しないホストコンピュータからの指示に基づいてシー
ト紙、封筒等といった転写材上に文字等を印字するもの
である。又、このレーザプリンタは大きく分けてプリン
タ上ユニット1とプリンタ下ユニット2に分けられる。
下ユニット2には給紙トレイ3が取外し可能に取付けら
れ、又排紙切換ツマミ4が備え付けられている。上ユニ
ット1には操作パネル5、フォントカートリッジ挿入口
6、エミュレーションカード挿入口7が設けられてい
る。又、上ユニット1の構成要素の1つであるカバー8
の上面は上部排紙トレイ9を構成している。
【0008】印字作業を受ける転写材は給紙トレイ3上
に積載保持される。実施例では、いわゆるリーガルサイ
ズといった大サイズ紙から封筒等の小サイズ紙までの多
種の転写材に亘ってプリントができるが、このように異
なるサイズの転写材を適用する時は、給紙トレイ3上の
ガイド板254を矢印Kの如く移動させて各サイズ紙を
ガイドする。両ガイド板254,254はトレイ下面で
リンク接続されていて、一方をK方向のいずれかへ移動
すると他方が自動的にK方向のもう一方へ移動するよう
になっている。操作パネル5は転写材のサイズその他種
々の印字条件を設定するためのスイッチ等が配置されて
いる。フォントカートリッジ挿入口6はフォントカート
リッジ、すなわち数種類の字体情報が記憶されているR
OMカートリッジを差し込んで後述するキャラクタコン
トローラへ字体情報を送るものである。エミュレーショ
ンカード挿入口7は、図示しないホストコンピュータの
種類に応じて、そのホストコンピュータと本レーザプリ
ンタとの整合を図るためのエミュレーションカード(R
OMカード)をキャラクタコントローラと接続させるた
めのものである。排紙切換ツマミ4は、レーザプリンタ
内で印字作業を終えた転写材を上部排紙トレイ9へ排出
するか、あるいは矢印Aのようにレーザプリンタの外部
左方向へ排出するかを切換えるものである。
【0009】プリンタ上ユニット1とプリンタ下ユニッ
ト2とは図の奥側でヒンジ結合されていて、そして手前
側で後述するロック機構によって互いに固定保持されて
いる。カバー8の前面から突出するロックレバーツマミ
10を押し上げて上記ロック機構を解除すれば、図2に
示すようにプリンタ上ユニット1をプリンタ下ユニット
2から回動して持ち上げることができる。このように上
・下ユニット1,2を互いに分割可能な構造にしている
のは、保守作業を容易にするため、あるいは後述の感光
体、現像剤等の交換を容易とするためである。
【0010】図3はプリンタ上ユニット1とプリンタ下
ユニット2とを互いに結合した状態のレーザプリンタの
側断面図である。以下、この図を用いてレーザプリンタ
の作用の概略を述べる。
【0011】プリンタ下ユニット2のほぼ中央に配置さ
れたドラム状感光体11は正時計方向に駆動回転され、
まず帯電チャージャ12による放電作用を受ける。帯電
チャージャ12のチャージワイヤ13は、図4(a)に
示すように感光体11と平行に張設されており、よって
チャージワイヤ13からの放電により感光体11の表面
が軸方向一様に帯電する。
【0012】かく帯電する感光体11は次いで、レーザ
露光装置14によって画像露光作用を受ける。レーザ露
光装置14は図5に示すように、スキャナモータ15に
よって正時計方向に回転させられるポリゴンミラー16
と、レーザダイオード(LD)ユニット17と、第1シ
リンドリカルレンズ18と、第1ミラー19と、スフェ
リカルレンズ20と、そして第2ミラー21とを有して
いる。
【0013】LDユニット17にはレーザダイオード
(LD)が内蔵されており、このLDが後述する画像信
号に基づいて画像信号書込用レーザビームを発光する。
このレーザビームは図6に示すように第1シリンドリカ
ルレンズ18、第1ミラー19を経てスフェリカルレン
ズ20に入る。レーザビームはスフェリカルレンズ20
で絞り込まれて上方に約5°屈折させられてポリゴンミ
ラー16の一面に入射し、該ミラー面で反射される。ポ
リゴンミラー16への入射光はスフェリカルレンズ20
で上方へ屈折されたものであるから、反射光はその入射
光の上側を通過する。反射されたレーザビームは更に第
2ミラー21で反射して第2シリンドリカルレンズ22
を通過して感光体11上に導かれ、1ドット毎に照射さ
れる。この時、ポリゴンミラー16の回転に応じてレー
ザビームが第2ミラー21上、従って感光体11上で矢
印Bの如く走査される(主走査)。この主走査により感
光体上にレーザビームによるドットラインが形成され
る。この光走査がポリゴンミラー16の一面ごとに繰り
返され、同時に感光体11が主走査方向と直交する方向
(副走査方向)に回転し、その結果、感光体11の表面
の画像信号に対応する静電潜像が形成される。本実施例
ではこの静電潜像のドット密度が300ドット/インチ
となるように主走査及び副走査が行なわれる。このよう
な高密度のドット像に基づいてプリントを行なうと、い
わゆる活字インパクト方式と同等の鮮明なプリント像を
得ることができる。又、本実施例では、ポリゴンミラー
16の各面を湾曲させて第2ミラー21上における走査
像面が平坦になるようにしている。よって、従来ポリゴ
ンミラー16と第2ミラー21との間に配設されていた
いわゆるf−θレンズは不要である。これにより、レー
ザ光学装置14全体の形状を大幅に小型化できるように
なった。
【0014】LDユニット17内のLDは上記画像信号
書込用レーザビームとは別に、1走査ごとに1回づつ同
期検知用レーザビームを検知する。このビームはポリゴ
ンミラー16で反射した後、第3ミラー23、第3シリ
ンドリカルレンズ24を経て光ファイバ25に入る。光
ファイバ25はプリンタの動作全搬を制御するメインコ
ントローラ(後述する)に連結されていて、この光ファ
イバ25を介してメインコントローラへ送られる同期検
知用レーザビームにより、上記画像信号書込用レーザビ
ームの発光開始タイミングを制御する。
【0015】図3において、レーザ露光装置14によっ
て感光体11上に形成された静電潜像は、感光体11の
回転に従って現像ローラ26のところまで運ばれる。本
実施例ではいわゆる接触現像方式が採用されていて、現
像ローラ26は感光体11に軽く接触しながら反時計方
向に駆動回転される。又、現像ローラ26には、現像タ
ンク28の底部に配設されていて反時計方向に回転する
トナー補給ローラ27により、現像タンク28内に収容
された非磁性トナー29が供給されている。よって、現
像ローラ26のところまで運ばれた感光体11上の静電
潜像は、現像ローラ26によって運ばれるトナーによっ
て現像されて可視像とされる。感光体11と現像ローラ
26とを接触させる接触現像方式においては、非磁性ト
ナーから成る一成分現像剤を使用し、磁性トナーを用い
なくて済むので、トナーの構成が簡単である。又、キャ
リアを用いないので従来のいわゆる二成分系現像剤を用
いた場合におけるキャリア交換が省略できる。更に、非
磁性トナーは後述する定着作業を容易に行なうことがで
き、その分だけ定着装置を簡単な構成で小型に作ること
ができる。又、非磁性トナーを使うと、現像により得ら
れるトナー像の輪郭を鮮明に出すことができ、磁性トナ
ーを用いた一成分現像剤に比べて高品質の画像が得られ
る。
【0016】このトナー像は次いで転写チャージャ30
に対向する位置である転写位置へと運ばれる。64はト
ナー層厚規制ブレード、65はトナーカートリッジであ
る。
【0017】以上のプロセスが実行されている間、給紙
トレイ3上に積載された転写材、例えばシート状の転写
紙31のうち最上紙1枚が、正時計方向に駆動回転され
る給紙ローラ32及びそれに圧接するフリクションパッ
ド33によって他の紙から分離されて上・下搬送ローラ
34,35のニップ部へ送られ、更にそれら搬送ローラ
によって感光体11の転写位置へと搬送される。
【0018】こうして搬送される転写紙は、転写位置に
おいて感光体11上のトナー像と重ね合わされ、そして
転写チャージャ30による放電作用を受ける。この放電
により感光体11上のトナー像が転写紙上へと転写され
る。転写作業が終わると、転写チャージャ30の隣りに
配置されたLEDから成る除電ランプ54からの光が、
転写紙を通して感光体11上に照射され、転写紙と重な
った状態で除電ランプ54による光照射位置を通過する
感光体の表面電位を除電する。
【0019】感光体電位が弱められると転写紙との間の
静電吸着力が弱まり、転写紙は自重により感光体11か
ら確実に分離し、下フレーム78に形成された紙搬送リ
ブ124を経て、加熱ローラ36及び加圧ローラ37を
備えた加熱定着装置へ送られる。転写紙及びその上に転
写されたトナー像は加熱ローラ36によって加熱されな
がら両ローラ36,37によって上下から圧力を受け、
その結果、トナー像が転写紙上に溶融定着される。加熱
ローラ36を加熱するため、加熱ローラ36の内部にヒ
ータ38が設けられている。
【0020】定着作業を受けた転写紙は剥離爪39によ
って加熱ローラ36から剥離され排紙ローラ40へと送
られる。排紙ローラ40の後流位置には排紙切換爪41
が設けられており、この切換爪41は図1及び図2の排
紙切換ツマミ4を回すことにより図3の実線位置と破線
位置とで切換る。切換爪41が実線位置にある時、排紙
ローラ40から出た転写紙は排紙ガイド部材42と、排
紙ガイド板43,44とによって形成される搬送路を通
り、上排紙ローラ45によって上部排紙トレイ9へ排出
される。一方、切換爪41が破線位置にあると、排紙ロ
ーラ40から出た転写紙は矢印Aの如く直線的にプリン
タ外へ排出される。
【0021】転写紙をいずれの態様で排出するかはオペ
レータによる切換ツマミ4の操作で決められる。一般
に、腰の弱い普通紙転写紙にページ順に印字を行ない、
これをページ順にスタックしたい場合は上部排紙トレイ
9へ排出する。これに対し、封筒その他の腰の強い転写
材に印字を行なう場合は直線的に排出される。
【0022】転写終了後の感光体11上には転写に寄与
しなかったトナーが残留する。この残留トナーは除電ラ
ンプ54によって感光体11と共に除電され、クリーニ
ングブレード55によって感光体11から掻き落とされ
る。掻き落とされたトナーは、トナー回収ローラ56に
よってトナー回収タンク57内へ送られ、ここにためら
れる。クリーニングブレード55によって清掃された感
光体11は再び帯電チャージャ12による帯電作用に供
される。
【0023】実施例の定着ローラ36はその表面が導電
性を備えている。こうすれば、定着作業時に転写紙上の
電荷が定着ローラを介して除電される。従来は、転写紙
のスタック性を良くするため、外部へ排出される転写紙
をその排出前に専用の除電ブラシによって除電していた
が、本実施例ではその除電ブラシが不要である。尚、定
着ローラに導電性を与えるには、例えばテフロン等のロ
ーラ下地にカーボンを混ぜる方法を用いることができ
る。カーボンは比較的高硬度であるから、この方法によ
ればローラの耐久性を高めることもできる。
【0024】以上、実施例に係るレーザプリンタの概略
の作用を説明した。以下に各部分についての詳細を説明
する。
【0025】作像部 本実施例においては、図3における感光体11、帯電チ
ャージャ12、そしてトナー回収タンク57が図4の
(a)に示すように1つのユニット(感光体ユニット5
8)として構成されている。又、現像ローラ26、トナ
ー補給ローラ27、そして現像タンク28も図4の
(b)に示すように1つのユニット(現像ユニット5
9)として構成されている。これら感光体ユニット58
及び現像ユニット59は作像ユニットケース60にそれ
ぞれ別々に着脱可能に支持される。
【0026】感光体ユニット58は、箱状のケース61
を有していて、このケース61に感光体11の支軸62
が回転自在且つ着脱自在に支持されている。又、このケ
ース61にはレーザ光学装置14(図3)からのレーザ
ビームが入射する穴63が形成され、更にケース61自
体によって先に述べたトナー回収タンク57(図3)が
区画形成され、そして帯電チャージャ12のケーシング
(チャージワイヤ13を囲む壁)が構成されている。ク
リーニングブレード55及びトナー回収ローラ56はケ
ース61にそれぞれ支持されている。感光体11をケー
ス61、従ってトナー回収タンク57に対して着脱自在
としたのは次の理由による。すなわち、一般にトナー回
収タンク57が廃トナーで満杯になるとこれを新しいも
のと交換する。この場合、感光体11とトナー回収タン
ク57とが一体であると、トナー回収タンクの交換と共
に感光体も交換されることになる。ところが、最近の感
光体は材質、製造方法等の向上によりその寿命が著しく
延びている。従って、感光体を寿命が尽きるまで使用し
ようとすると非常に大容量のトナー回収タンクが必要と
なり、プリンタ全体が徒に大型となる。これを避けるた
め、1つの感光体についてトナー回収タンクを交換使用
できるようにして、プリンタの小型化と感光体の有効利
用を図ったものである。
【0027】現像ユニット59はケース66を有してい
て、このケース66によって現像タンク28(図3)が
区画形成され、更に現像ローラ26及びトナー補給ロー
ラ27がケース66によって回転自在に支持されてい
る。トナーカートリッジ65はケース66上に着脱自在
に装着されている。現像タンク28内のトナー残量が少
なくなると、それまで取付けられていたカートリッジ6
5を新たなカートリッジに取り換えて現像タンク28内
へトナーを補給する。
【0028】作像ユニットケース60はプリンタ下ユニ
ット2内に配設される。よって、感光体ユニット58及
び現像ユニット59もプリンタ下ユニット2内に配置さ
れることになる。図2のようにプリンタ上ユニット1を
持ち上げると感光体ユニット58及び現像ユニット59
の両ユニットの上部が露出する。
【0029】作像ユニットケース60は図4からわかる
ように上部の開口した箱状に形成され、その前後の壁部
60a,60bには、感光体11の支軸62を支持する
ための溝状の支持部67,67が形成されている。支持
部67によって一方が支持された感光体ユニット58
は、他方においてストップ爪69によって押し付けられ
る。現像ユニット59も作像ユニットケース60に収め
られた状態でストップ爪70によって押し付けられる。
これらのストップ爪69,70は可撓性部材で作られて
おり、各ユニット58,59を作像ユニットケース60
内へ入れる時には外方へ広がって、その挿入を邪魔しな
いようになっている。
【0030】感光体ユニット58を作像ユニットケース
60に装着した時、感光体11の下側の一部がケース6
0の底壁に形成された開口71に突入し、更に支軸に取
り付けた歯車72が小開口73に突入する。
【0031】現像ユニット59を矢視VII方向から見る
と図7に示すようになっており、現像ローラ26の軸端
に歯車74が取り付けられている。現像ユニット59を
作像ユニットケース60に装着した時、この歯車74が
図4における作像ユニットケースの後壁60bの凹部7
5から外側へ突出する。
【0032】作像ユニットケース60の左側の壁部60
dには一対の枢ピン76,77が突設されており、これ
らの枢ピンはプリンタ下ユニット2のフレーム78(図
1、図3)の各側板78a,78bに設けられた支持溝
79,79に嵌合する。このため図2の矢印Eの如く、
作像ユニットケース60を感光体ユニット58及び現像
ユニット59を収容したまま枢ピン76,77を中心と
して回動させて持ち上げることができる。この場合、図
3に示すようにケース60の下方が転写紙の搬送路にな
っているので、ケース60を上述のように持ち上げると
紙搬送路が外部に露出し、よってここに詰まっている転
写紙(いわゆるジャム紙)を簡単に除去することができ
る。必要に応じて作像ユニットケース60全体をプリン
タ下ユニット2から取り除くこともできる。
【0033】図4において、作像ユニットケース60の
右端に一対の支ピン81,81が突設され、これらの支
ピンに回動部材82が回動可能に支持されている。この
部材82には一対のロック爪83,83及びツマミ84
が一体に形成されている。又、回動部材82の一部を切
り曲げて形成した受け部85と、作像ユニットケース6
0の右端水平部分86との間に圧縮ばね87が圧入さ
れ、これらのばね87によって回動部材82は支ピン8
1を中心として作像ユニットケース60の方向へ付勢さ
れている。
【0034】下フレーム側板78a,78bには一対の
係止穴88,88が形成されていて、作像ユニットケー
ス60が図3に示す装着位置に収められた時、ロック爪
83が係止穴88にばね87の作用でそれぞれ係入す
る。この場合図3に示す如く、作像ユニットケース60
の右端下部に圧縮ばね89が設けられ、このばね89の
下端がレバー90に圧接するので、ケース60が装着位
置に収められた時、ケース60はばね89によって枢ピ
ン76,77を中心として反時計方向に付勢される。こ
のため、ロック爪83が係止穴88の上面に圧接し、ケ
ース60が確実にロックされる。
【0035】尚、上記のレバー90はピン91によって
下フレーム78に回動可能に枢支されており、そして転
写紙31を搬送するための上搬送ローラ34を回転可能
に支持している。作像ユニットケース60が図3の所定
位置に装着されると既述の如くばね89がレバー90を
押圧する。これにより、上下搬送ローラ34及び35が
互いに圧接して転写紙を搬送する。作像ユニットケース
60を図2Eの如く持ち上げると、レバー90に対する
ばね89の加圧が解除されるので、上下搬送ローラ3
4,35間に転写紙が詰った時、これを簡単に除去でき
る。
【0036】図4において、奥側の下フレーム側板78
bには別のフレーム側板78cが固定されている。この
フレーム側板78cにはメインモータ92を有するメイ
ンモータユニット93が取り付けられている。メインモ
ータ92の出力軸には駆動歯車94が固定されており、
適宜のギア列を介しこの駆動歯車によって感光体駆動歯
車95及び現像ローラ駆動歯車96が回転させられる。
【0037】作像ユニットケース60が図3の所定位置
に装着された時、感光体11の軸端歯車72(図4の
a)が感光体駆動歯車95に噛み合い、一方現像ローラ
26の軸端歯車74(図7)が現像ローラ駆動歯車96
に噛み合う、この状態でメインモータ92が回転すると
感光体11及び現像ローラ26が回転する。
【0038】作像ユニットケース60が装着状態の時、
感光体11と現像ローラ26との接触状態及び現像ロー
ラ軸端歯車74と現像ローラ駆動歯車96との噛み合い
状態は図8に示す通りである。図示のような位置関係と
したことにより駆動歯車96によって現像ローラ軸端歯
車74を駆動した時、駆動歯車96から軸端歯車74、
従って現像ローラ26への作用力Pは垂直方向となる。
このように駆動系の作用力が水平方向に作用しないよう
にしたので、現像ローラ26と感光体11との圧接力が
駆動系からの作用力によって悪影響を受けることがなく
なった。
【0039】一方、現像ローラ26の軸には歯車74以
外に図9に示すようにロックレバー101が回転自在に
取り付けられている。ロックレバー101の上部には引
張ばね102が取り付けられていて、現像ユニット59
が作像ユニットケース60(図4)に装着されていない
時等において、該ロックレバー101はばね102のば
ね力によって上方位置へ持ち上げ回動されている。
【0040】現像ユニット59が図3の所定位置に置か
れ、プリンタ上ユニット1が閉じられると、予めプリン
タ上ユニット1に設けられている板ばね103がロック
レバー101に当接し、これを押し下げる。すると、ロ
ックレバー101の凹部104が、現像ローラ駆動歯車
96の近くに固定配置されたロックピン105に図10
に示すように引掛り、その結果、現像ユニット59の垂
直方向への移動が拘束される。尚、図10のピン106
及び長穴107はロックレバー101の回動範囲を決め
るためのものである。
【0041】上記の通り、現像ローラ26への作用力P
を垂直方向のみとし、更にロックレバー101で現像ユ
ニット59の上下動を規制したことにより、現像ローラ
26と感光体11との接触圧が安定し、又現像ローラ2
6の振動が少なくなった。現像ローラ26の振動が少な
くなると、それに応じて感光体11の回転ムラが小さく
なる。かくして、感光体回転方向(副走査方向)のジタ
ーが大きく低減された。又この場合、ロックレバー10
1のばね102による回動により、現像ユニット59の
着脱時の操作性が阻害されることはない。
【0042】上記構成の場合、前述したプリントプロセ
スを実行している時、現像ユニット59は板ばね103
のばね力によって下方へ押し付けられていることにな
る。一般的には、この構成だけで十分なのであるが、ジ
ターの発生をより確実に防止するためには次のような構
成を採用すると都合が良い。
【0043】プリンタ上ユニット1に板ばね103とは
別に圧縮ばね108を設ける。プリンタ上ユニット1を
閉じるとロックレバー101は、まず板ばね103及び
圧縮ばね108の両方によって押圧されながらロックピ
ン105に引掛かるまで回動する。ロックレバー101
が一旦ロックピン105に引掛かるとロックレバー10
1とばね108との間に隙間が出来て、ばね108のば
ね力がロックレバー101に及ばなくなる。すなわち、
ロックレバー101は板ばね103による小さなばね力
のみでロックピン105に係合する。この場合、圧縮ば
ね108による押圧力をP1、板ばね103による押圧
力をP2とした時、P1が小さ過ぎるとロックレバー10
1を十分に回動させることができなくなり、ロックレバ
ー101によるロックの不良を起こし易く、歯車トビ等
の不都合を生ずるおそれがある。又、P2すなわちプリ
ント動作時の押圧力が大き過ぎると感光体11と現像ロ
ーラ26との接触圧に悪影響が出て画像抜ケやジターの
おそれがある。よって、P1及びP2の選定にあたっては
最良の組合せを選ぶ必要がある。実施例では、P1=2.
0kg、P2=300gとした。
【0044】図3において作像ユニットケース60の右
端壁内面に圧縮ばね109,110が設けられている。
図では1個のように見えるが手前側と奥側に1つづつ、
計2個設けられる。これらのばねは、図4(b)のよう
に現像ユニット59のケース66の両端をそれぞればね
力P3,P4で押圧する。一方、現像ユニット59の非駆
動側(歯車74がない側)に対応するプリンタ上ユニッ
ト1の部分に圧縮ばね111を設ける。このばね111
は、プリンタ上ユニット1を閉じた時、現像ユニット5
9を非駆動側の一部分においてばね力P5で下方へ押し
付ける。
【0045】このように現像ユニット59、従って現像
ローラ26を2点で感光体11へ向う方向へ水平に押圧
し、更に現像ローラ26を非駆動側の一部で下方に押し
付けているので、感光体11と現像ローラ26との接触
圧は更に一層安定し、よって均一濃度のトナー像を得る
ことができるようになった。尚、P3,P4,P5の値は
適用される現像ユニット59その他の各部品に応じて適
正値が選ばれる。因みに実施例では、P3=700g,
4=100g,P5=1000gとした。
【0046】図7に示した現像ローラ軸端歯車74は、
図11に示すようにオイルシール112、リテーナ11
3(圧入)、クッション114、サイドシール115等
が収められているブラケット116を介して現像ローラ
26に取り付けられる。プリントプロセスを実行してい
る間現像ローラ26は回転する。何等の策を施こさない
と、ブラケット116と現像ローラ26との間からトナ
ーがこぼれるおそれがある。そこで本実施例では、ポリ
エチレンフィルム等の薄材から成るシール117の一端
部118(斜線部)をブラケット116に固着し、ブラ
ケット116と現像ローラ26との継ぎ目をこのシール
117で覆いながら周回させて、他端119を図7に示
すように現像ユニット59の上方まで引き出し、更に固
着させている。固着は、斜線部Qのシールに予め接着剤
を塗っておき、これを現像ユニット59のケース66に
接着することによって行なわれる。固着を完全に行なう
ため、接着部Q上に更にプレート120を当てがい、テ
ープ117の先端119を折り返してプレート120の
上まで持ち運び、そしてこの状態のプレート120をプ
リンタ上ユニット1で押圧すると良い。
【0047】かくしてトナーの半径方向の漏れが防がれ
る。トナーの軸方向の漏れを完全防止するため、サイド
シール115と現像ローラ26との間にシールプレート
121を介在させると良い。このシールプレート121
には表裏両側に小突起122a,122bが突設されて
おり、これら小突起によってサイドシール115による
密封性が一層向上される。
【0048】実施例において、帯電チャージャ12のケ
ーシングは樹脂により感光体ユニット58と一体成形さ
れている。これにより部品点数、製作工数の低減等の利
点がある。
【0049】ところで、ここで用いられる樹脂は、一般
に絶縁性材料である。チャージワイヤ13をこのような
絶縁性材料のみで覆うと、チャージワイヤ13による放
電開始の電圧が異常に高くなってしまい、その結果、感
光体11への正常な放電に先立って不特定方向への電流
の漏れ、いわゆるリークを生ずるという不都合がある。
又、感光体11への放電が始まった後でも、その放電が
不安定になる。従来の帯電チャージャでは、チャージワ
イヤを取り囲むケーシングをアースされた導電材料で作
ることによって上記の不都合を回避していたが、本実施
例ではケーシングを樹脂一体成形で作っているため、何
等かの補償が必要である。
【0050】そこで、図3及び図4(a)に示すように
帯電チャージャ12のケーシングの上部に開口296を
開け、その開口に対応する部分のプリンタ上ユニット1
の底面に導電性材料から成るアース板297が設けられ
ている。こうしておけば、アース板297が従来装置に
おける導電性ケーシングと同様の働きをすることにな
り、それ故、リークあるいは放電の不安定といった上記
の不都合が起こらない。
【0051】アース板297には図2に示すようにその
手前側(操作パネル5がある側)に、突部297aが形
成されている。この突部297aは、プリンタ上ユニッ
ト1とプリンタ下ユニット2とを結合した時、感光体ユ
ニット58に設けた開口298に嵌り込む。この開口2
98の中には、図4の破線で示すように感光体11の軸
に接続された導電板299が配設されており、よってこ
の開口298に突入したアース板突部297aは導電板
299を介して感光体11の軸と電気的に接続される。
一般に、感光体11の軸はアースされているから、アー
ス板297もアースされることになる。
【0052】駆動系 感光体11及び現像ローラ26が、メインモータ92に
よって駆動されることは図4に関連して既に説明した。
しかしながら本実施例では、メインモータ92によって
駆動されるのはそれら2つの部材に限らない。
【0053】図18はメインモータ92によって駆動さ
れるギア列を詳細に示している。感光体駆動歯車95及
び現像ローラ駆動歯車96以外に、搬送ローラ駆動歯車
97、給紙ローラ駆動歯車98、加熱ローラ駆動歯車9
9、そして排紙ローラ駆動歯車100等をも駆動する。
搬送ローラ駆動歯車97は図3の下搬送ローラ35を駆
動する。給紙ローラ駆動歯車98は給紙ローラ32を駆
動する。加熱ローラ駆動歯車99は加熱ローラ36を駆
動する。排紙ローラ駆動歯車100は上下排紙ローラ4
0,45を駆動する。
【0054】メインモータユニット93は、上記メイン
モータ92の他にメインモータドライバ139を有して
いる。メインモータ92には、定速制御のための基準信
号を作り出す水晶発振器、同じく定速制御のための制御
量となるモータ実速度を示すエンコーダ、パワー回路、
そして定速制御を行なうサーボ回路等が必要となる。上
記メインモータドライバ139は、基板上に上記の各機
器を取り付けたものであり、メインモータ92に固定取
り付けされて一体になっている。このような一体構造を
採用したのは、上記各機器とメインモータ92とを結ぶ
ケーブルを最少限に押えてコンパクト化を図るためであ
る。
【0055】オゾン排出装置、冷却装置 一般に、帯電チャージャ12等の放電によりオゾンが発
生する。このオゾンがプリンタ内の感光体11近傍の特
定個所にたまると感光体の劣化を招来し好ましくない。
又、プリンタ上ユニット1を持ち上げた時オペレータに
不快感を与える。本実施例では次のようなオゾン排出装
置を設けることにより、それらの不都合を解消してい
る。
【0056】図3において帯電チャージャ12の上方に
オゾン送風ファン46が配設される。このオゾン送風フ
ァン46は図13に示すように、合成樹脂製の上ユニッ
トフレーム47のほぼ中央に前面47aから奥側に向け
て(図3の紙面垂直方向)固定される。オゾン送風ファ
ン46が固定されるところのフレーム47には、複数の
送風用開口48が開けられている。オゾン送風ファン4
6が回転すると図14に示すように個々の送風用開口4
8を介して空気が感光体11の近傍に軸方向一様に送り
込まれる。これにより、感光体近傍のオゾンが吹き飛ば
されてオゾンによる感光体劣化が防止される。オゾン送
風ファン46は遅くとも感光体11が回転するのと同時
に始動する。一般に感光体11の回転とオゾン発生源と
なる帯電チャージャ12の点灯とは同期しているからで
ある。又、オゾン送風ファン46の停止のタイミングは
感光体11の停止から8〜10秒後に設定される。感光
体11が停止すると帯電チャージャ12からの放電も止
むが、その時同時にオゾン送風ファン46も止めてしま
うと、感光体11のまわりに滞留するオゾンを十分に吹
き飛ばすことができない。そこで、8〜10秒の時間だ
けファン46を継続回転させ、確実にオゾンを吹き飛ば
している。尚、8〜10秒後としたのは実施例の構造の
場合のことであって、構造が異なる場合にはそれに応じ
た適宜の時間に設定される。
【0057】図3においてオゾン送風ファン46の左方
に吸引ファンユニット49が設けられている。吸引ファ
ンユニット49は図15に示すように吸引ファン50
と、その吸引ファン50のケーシングに固定されたホル
ダ51によって支持されたオゾンフィルタ52を有して
いる。吸引ファン50が回転すると、オゾン送風ファン
46によって感光体11から吹き飛ばされたオゾンが、
該吸引ファン50に吸い寄せられてオゾンフィルタ52
を介して機外へ排出される。かくしてプリンタ内にオゾ
ンがたまることがなく、又オゾンフィルタ52を通して
いるので、外部へオゾンが放散されることもない。
【0058】フィルタホルダ51は図16に示すよう
に、薄い金属材料から作られていて、その一側に保持片
53が形成されている。フィルタ52は波状の紙テープ
をうず巻状に巻いて最外周面を粘着テープで止めること
によって円筒形状に形成されたものであり、材料となる
紙にはカーボンが含浸されている。ホルダ51の保持片
53は矢印Cの如く人手によって外側へ押し広げること
ができ、又押し広げた状態から矢印Dの如く内側へ弾性
的に戻るようになっている。フィルタ52をホルダ51
に装着する時は、まず保持片53を押し広げてフィルタ
52をホルダ51に押し付け、そして保持片53をD方
向へ戻す。これによりフィルタ52は、保持片53とフ
レームの1部47bとによって挟持されて位置固定され
る。特別な固定具が必要ないのでコストが安くなり、又
着脱作業も楽である。
【0059】図12において下フレーム78の紙搬送リ
ブ124には多数の空気穴123が開けられている(詳
しくは後述)。又、図13において認識できるように、
排紙ガイド部材42の搬送面側に転写材搬送方向に沿っ
て複数のリブが形成されるとともに、当該部材の下部に
も多数の空気穴125が開けられている(詳しくは後
述)。よって、吸引ファン50が回転するとこれらの穴
123,125及び排紙ガイド部材42のリブで構成さ
れる空気流入路を介して定着ローラ36等の定着機器及
びトナー回収タンク57に向けて外気が流れ込み、そし
て吸引ファン50から外部へ排出される。従って、定着
機器及びタンク57が効率良く冷却される。トナー回収
タンク57近傍における空気の流れを詳細に述べれば、
吸引ファン50の回転によってトナー回収タンク57近
傍が負圧となり、下フレーム78に形成された紙搬送リ
ブ124の空気穴123から、したがって、図3で見て
下フレーム78の下方から紙搬送リブ124を貫通して
上方へ、外気が流れ、定着機器と作像部との間を通って
吸引ファン50へ向かって気流を形成する。定着機器を
冷却するのは定着機器自身及びそのまわりの他の機器の
過熱防止のためである。トナー回収タンク57を冷却す
るのはタンク57内の廃トナーが熱により溶けて固着す
るのを防ぐためである。
【0060】冷却効率を高めるため、図3において作像
ユニットケース60と定着機器との間に適宜の空間を設
けるのが望ましい。この空間を流れる空気により冷却が
効率良く行なわれる。吸引ファン50は、排熱ファンと
して定着機器等の冷却を行なう意義も有するものなの
で、オゾン送風ファン46とは異なって、常時回転され
ている。なお、オゾン送風ファン46が駆動中であれ
ば、上記説明と図14に示す空気の流れから、オゾンの
排出が吸引ファン50によっても一層効果的に達成され
うる。
【0061】プリンタケース、紙搬送系 プリンタの各構成機器はカバー8及び下フレーム78に
よって囲われている。これらはいずれもガラス繊維を1
0〜20%含む合成樹脂、例えばノリル(商品名)等に
よって一体成形されたものである。特に、下フレーム7
8は図12に示すように転写紙搬送路(図3参照)を形
成すると共に紙搬送方向に沿って並べられた多数のリブ
124を有している。これらのリブも一体成形によって
作られる。又、これらリブのうち感光体ユニット58の
トナー回収タンク57の下方に位置するものには、前述
した多数の空気穴123が開けられている。尚、図3に
おける排紙ガイド板44も下フレーム78に一体成形さ
れる。
【0062】排紙ガイド部材42は図13に示すように
上ユニットフレーム47の側面47cに固定される。こ
の排紙ガイド部材42も合成樹脂で成形されており、又
下部に前述した多数の空気穴125が設けられている。
【0063】図3の排紙ガイド板43は上カバー8に一
体成形される。
【0064】上排紙ローラ45及び下排紙ローラ40の
うちの駆動ローラ45a,40aは、図17に示すよう
に、排紙ガイド部材42の上下それぞれに着脱自在、且
つ回転自在に支持されたローラ軸126,127上の所
定位置に嵌められたゴム輪である。下側のローラ軸12
7の軸端に歯車128が固定されていて、この歯車が排
紙ローラ駆動歯車100(図18参照)と噛み合ってい
る。この駆動歯車100は下側ローラ軸127に回動自
在に取り付けられたアーム129に支持されており、更
にこのアームには圧縮ばね130が取り付けられてい
る。
【0065】排紙ガイド部材42がプリンタ上ユニット
1の上ユニットフレーム47(図13)に取り付けられ
ることは前述したが、排紙ガイド部材42を取り付けた
状態でプリンタ上ユニット1を閉じると、排紙ローラ駆
動歯車100が図18の加熱ローラ駆動歯車99に噛み
合う。この時、ばね130が所定量縮んで、歯車100
と99との間に駆動力伝達に必要な圧力が与えられる。
かくしてメインモータ92が回転すると下側ローラ軸1
27が回転して駆動排紙ローラ40aが回転する。下側
ローラ軸127と上側ローラ軸126とは、プーリ13
1,131及びそれらに掛け渡されたベルト132によ
って駆動連結されており、従って下駆動ローラ40aが
回転すると、同時に上駆動ローラ45aも回転する。
【0066】排紙駆動ローラ40a,45aは図3に示
すようにそれぞれが従動ローラ40b,45bと圧接す
る。本実施例では従動ローラ40b,45bが図19に
示すようにばね材でできたホルダ133によって下フレ
ーム78あるいはカバー8に固定されている。駆動ロー
ラ40a,45aが従動ローラ40b,45bに圧接し
た時、ホルダ133のアーム136がたわんでばね力が
生じ、紙駆動のために必要な押圧力が生じる。
【0067】ホルダ133の固定部はすり割り134が
形成されており、このすり割り134を下フレーム78
あるいはカバー8から突出するピン135に圧入するこ
とによりホルダ133が下フレーム78等に固定され
る。ねじ等の止具は不要である。又、従動ローラ40
b,45bはその支軸をアーム136の先端湾曲部に挿
入することにより支持されている。
【0068】尚、既述のように排紙ガイド部材42、排
紙ガイド板43,44で形成される排紙経路に対して、
排紙ガイド部材42の下部に開けられた空気穴125と
吸引ファン50の作用により、排紙口から排気経路を通
って吸引ファン50に進む空気の流れが形成され、加熱
定着装置によって加熱された空気は排紙経路を介して排
気口から大気中へ放出されがたくなり、その結果、排紙
経路に配置された上・下ローラ軸126,127は特に
耐熱性に優れた金属性の材料でなく、軽量安価な合成樹
脂で形成することができる。特に当該ローラ軸126,
127は非導電性合成樹脂で成形されるのが好ましい。
アースの必要がなくなるからである。又、排紙ローラ4
0a,45aとしてのゴム輪を設ける所の軸部は他の軸
部に対して段差があるのが良い。ゴム輪のズレを防止す
るためである。
【0069】図17において上ローラ軸126のほぼ中
央に、紙送り出しリング137が軽く圧入されている。
このリングは図20に示すように、その外周に小突起1
38を有している。この小突起は、上部排紙トレイ9
(図3)に排出される転写紙の後端を押し出して、次に
排出される転写紙のスタック性を良くするためのもので
ある。
【0070】排紙路を切換るための排紙切換爪41(図
3)と排紙切換ツマミ4(図2)との関係は次の通りで
ある。図21において、排紙切換爪41と排紙切換ツマ
ミ4とは軸140によって連結されている。この軸14
0の途中に(勿論、下フレーム78の内側)2つの凹部
を備えたカム141が固定されている。カム141の凹
部は、下フレーム78に固定されていてばね材によって
形成されている係止部材142の凸部に嵌合する。この
嵌合した状態でカム141の回動、すなわち切換爪41
の回動が拘束されている。
【0071】図示の状態からツマミ4を矢印Fの如く回
せば、一旦係止部材142が押し曲げられ、カム141
の上側凹部が係止部材142の凸部まで運ばれた時、再
び両者が嵌合して位置固定される。カム141の上側凹
部と下側凹部がそれぞれ図3における切換爪41の実線
位置と破線位置に相当する。尚、カム141の凹部の大
きさ(例えば曲率半径)は係止部材142の凸部の大き
さよりも小さい方が良い。確実な位置固定ができるから
である。
【0072】プリンタ上ユニット1がプリンタ下ユニッ
ト2から持ち上げ回動できることは既述の通りである。
この回動は図28において、プリンタ下ユニット2の下
フレーム78に固定されたヒンジピン238を中心とし
てプリンタ上ユニット1の上ユニットフレーム47を回
動することによって行なわれる。上ユニット1を持ち上
げる場合としてジャム紙を除去する時、簡単な保守作業
をする時等のようにそれ程大きな角度で持ち上げる必要
のない場合がある。このような場合を考慮して、ヒンジ
ピン238の奥側(図の右側)の下フレーム78内にス
トップピン246を配置しておき、上フレーム47のブ
ラケット247がこのストップピン246に当った時点
で上フレーム47の回動が規制されるようにしておくと
好都合である。
【0073】又、ストップピン246を下フレーム78
に対して取外し可能としておき、感光体ユニット58及
び現像ユニット59の交換時等のようにプリンタ上ユニ
ット1を大きく持ち上げる必要がある場合には、このス
トップピン246を下フレーム78から取り外し、上フ
レーム47が鎖線の如くほぼ直角まで持ち上げることが
できるようにすると更に好都合である。
【0074】このような2段階回動構造としておくこと
によりオペレータの便宜が図れる。
【0075】上下ユニット・ロック機構 図2において、プリンタ上ユニット1を図示の開放位置
から矢印Gのように閉じると、プリンタは図3の状態に
なってプリント可能となる。但し、実際にプリントを行
なうにあたっては上下ユニット1と2をこの状態にロッ
クする必要がある。以下にそのための機構について説明
する。
【0076】図13において上ユニットフレーム47の
前面47aに、レバー支持ブラケット143,143及
びレバー押え板144,144が樹脂一体成形によって
設けられている。レバー支持ブラケット143,143
は、ロックレバー145の両端支軸146,146を支
持する。この時、支軸146,146の上側は押え板1
44,144によって下方へ押圧される。押え板144
は樹脂で出来ていて可撓性を有しているから、支軸14
6をブラケット143へ挿入する時は、一旦押え板14
4を上方へ押し広げつつその挿入作業が行なわれる。支
軸146がブラケット143の凹部へ入ると、押え板1
44が自動的に下方へ復元移動して、ロックレバー14
5全体を保持する。ロックレバー145の上ユニットフ
レーム47への組付けを容易にするため、支軸146に
軸方向のすり割りを設けておくこともできる。
【0077】この時、ロックレバー145は支軸146
を中心として回動可能であるが、ロックレバー145の
上部にはフレーム47方向に突出する如くばね材14
7,147が予め取り付けられているので、フレーム前
面47aに装着されたロックレバー145は矢印H方向
へ回動するように付勢される。ばね材147は板ばねで
も良く、又ばね性のある樹脂によりロックレバー145
全体とともに一体成形しても良い。
【0078】ロックレバー145の両端下部に、それぞ
れロック爪148,148が一体成形により形成されて
いる。図12に示すように、下フレーム78のうちそれ
らロック爪148に対応する位置にフック149,14
9が一体成形で形成されている。プリンタ上ユニット1
を閉じるとばね材147の働きにより、ロックレバー1
45のロック爪148がフック149の穴に自動的に嵌
まり、上ユニット1がロック、すなわち固定される。プ
リンタ上ユニット1を持ち上げる場合は、まずロックレ
バーツマミ10をつまみ、それをばね材147のばね力
に抗して上方へ回動させる。すると、ロック爪148と
フック149との係合が外れ、支障なくプリンタ上ユニ
ット1を持ち上げることができる。ロックレバーツマミ
10はカバー8の前面に設けられた開口248から外部
へ張り出している。
【0079】従来、このようなロック機構を作る時は、
金属シャフトにツマミ、爪等を付設するといった複合構
造が多かった。これに対し本実施例では樹脂一体構造と
しているので軽量で、しかも作るのが容易である。又、
アースも不要となる。ストッパ312はロックレバー1
45全体とともに一体に形成されたものであって、ばね
材147と同様ケース47方向に突出している。これは
ロックレバー145が回動し過ぎてばね材147がへた
るのを防ぐため、ロックレバー145の回動を一定量に
制限するためのものである。
【0080】支持ブラケット143,143の下方に、
紙搬送方向の位置決め突起150,150及び感光体軸
方向の位置決め突起151,151がフレーム47と一
体成形されている。これらの突起のうち図13の右側の
1組は図12の右側のフック149と係合するが、その
係合の様子を示すと図22の通りである。両突起がそれ
ぞれ1つのフック149と係合することにより、上ユニ
ットフレーム47が感光体軸方向(レーザの主走査方
向)及び紙搬送方向(レーザの副走査方向)へ位置ずれ
するのを確実に防止できる。
【0081】レーザ光学装置 レーザ光学装置14(図3)については、図5及び図6
においてその一例を挙げて概略の作用を説明した。この
例において、レーザ光の光路を正常状態に保持するた
め、第1ミラー19及び第3ミラー23がケース155
に対して正確に垂直に固定されなければならない。
【0082】本実施例では図23に示すように、ケース
155(図5)と一体に成形された支持部156と、ば
ね材から成る押え板157とによって第1ミラー19等
を固定する。この場合、支持部156については、第1
ミラー19が押し付けられる面156aが精度良く垂直
に仕上げられている。この垂直面156aにミラー19
を押し当て、その後方から押え板157のアーム157
a,157aによってミラー19を垂直面156aに押
し付ける。押え板157のアーム157aは、押え板1
57を穴158を介してケース155の所定位置にねじ
止めした時、たわみ変形によってミラー19を押圧する
ようになっている。その際、アーム157aには予めミ
ラー19方向に突出する小突部159,159が設けら
れており、よってミラー19の押圧はこれら小突部を介
して2点によって行なわれる。この2点押圧により、ミ
ラー19は垂直面156aによって確実に位置決めされ
る。
【0083】図3及び図6に簡単に示してある第2シリ
ンドリカルレンズ22は、その全体形状が図13の下部
位置に示すようになっている。これは、全体がレンズ部
と共に樹脂一体成形によって作られている。このシリン
ドリカルレンズ22は上ユニットフレーム47の前面4
7aに設けた開口249を介して図3に示す上ユニット
フレーム47内の所定位置に挿入でき、またそこから引
抜きできる。所定位置に挿入されたシリンドリカルレン
ズ22は、光学レンズとして作用すると共に、光学装置
14内にトナーその他のゴミが入るのを防ぐためのシー
ル部材としても作用する。そのため、シリンドリカルレ
ンズ22と上ユニットフレーム47の対応部分との嵌合
はできるだけ気密であることが望ましい。
【0084】第2シリンドリカルレンズ22の装着手段
の一例として次のようなものがある。図33に示すよう
に第2シリンドリカルレンズ22は、上ユニットフレー
ム47の穴303を区画する平行な2つの側壁304,
304の内側に配置される。上ユニットフレーム47に
一体に成形された各側壁304の両面には、第2シリン
ドリカルレンズ22の長手方向における各側縁22b,
22bを摺動自在にガイドする上下の支持部305及び
306が上ユニットフレーム47と一体に成形されてお
り、第2シリンドリカルレンズ22は、これらの支持部
305,306に挟まれた状態で支持される。
【0085】各側壁304の上下の支持部305,30
6は千鳥状に配列されているが、これは上ユニットフレ
ーム47の成形時に型抜きし易くするためのものであ
り、該フレーム47の成形が可能であれば、支持部を例
えば平行なガイドレール状等の適宜な形態に形成しても
良い。
【0086】第2シリンドリカルレンズ22をセットし
た時は、図34に示す如く、第2シリンドリカルレンズ
の先端部に形成された両係止部307,307に、上ユ
ニットフレーム47に一体成形された弾性片308が係
合し、これにより第2シリンドリカルレンズ22の抜け
出しが阻止される。又、両側壁304に一体に架橋され
たストッパ309に第2シリンドリカルレンズ22に突
設された規制片310が当たり、第2シリンドリカルレ
ンズ22が所定のセット位置よりも奥に押し込まれるこ
とが阻止される。
【0087】第2シリンドリカルレンズ22の清掃又は
交換のため、これを引き抜く時は、ツマミ22aをつか
んで矢印T方向に引けば良い。こうすると、両弾性片3
08が第2シリンドリカルレンズ22の先端の膨隆部3
11によって弾性的に開拡され、第2シリンドリカルレ
ンズ22は上ユニットフレーム47の開口249を通し
て引き抜かれる。
【0088】ツマミ22aは、第2シリンドリカルレン
ズ22が所定位置に装着された時、ロックレバーツマミ
10と同様カバー8の開口248から外部へ露出する。
このように開口248が共用できるので外観を損なわ
ず、又作業性も良い。
【0089】図3においてオゾンファン46の右側に設
けられているビームシャッタ258はピン259を中心
として回動可能である。図3のように上・下ユニット1
及び2が閉じられている時、このビームシャッタ258
は感光体ユニット58上の突起250(図4(a))に
よって押し上げ回動され、レーザビーム照射口251が
開いている。プリンタ上ユニット1を持ち上げると突起
250とビームシャッタ258との係合が解除され、該
ビームシャッタが右方へ回動してレーザビーム照射口2
51を閉じる。
【0090】本実施例では、後述するインターロックス
イッチの作用により、プリンタ上ユニット1を持ち上げ
るとレーザ光学装置14への給電が断たれてレーザビー
ムは照射されないことになっているが、そのインターロ
ックスイッチ4の誤動作を考慮して上記ビームシャッタ
258を設け、安全の確保を図っている。
【0091】又、プリンタ上ユニット1の上ユニットフ
レーム47のうちレーザビーム照射口251に対応する
所に、ゴム、スポンジ等の弾性材から成る遮蔽部材25
2が固着されている(図2参照)。上・下ユニット1及
び2が閉じられると、図3に示すように遮蔽部材252
の下端がプリンタ下ユニット2内の現像ユニット58
(図4(a)参照)の上面に圧接し、よってこの遮蔽部
材によってレーザ照射口251のまわりが密封される。
これにより、レーザ光学装置14内のトナーその他のゴ
ミの侵入、レーザ光の光漏れ及び外からの光の侵入等が
防止される。
【0092】給・排紙部 給紙トレイ3はプリンタ下ユニット2に対して着脱自在
である。この給紙トレイ3は図1からもわかるように、
押圧レバー152を設けてある部分153が下方向に張
り出しているので、底が平らでない。よって、給紙トレ
イ3を下ユニット2から外して放置すると、そのトレイ
3の後部がシーソーの様に下方へ下がって転写紙が後方
へずれ落ちるおそれがある。これを防止するため、図3
に示すように張り出し部153の後方の底面に突出部1
54を設けておくと良い。これにより、給紙トレイ3の
すわりが良くなって紙のずれ落ちが解消される。
【0093】給紙トレイ3の上部には手差しガイド板2
55が取り付けられており、この手差しガイド板255
の上から転写材を手差しで送り込むことができるように
なっている(図3矢印M)。給紙トレイ3上に普通紙転
写紙を積載しておいて、手差しガイド板255から封筒
を手差し給送するものとすれば、手紙の印字と封筒への
宛名書を交互に1組づつ行なうこともできる。
【0094】又、本実施例に係るプリンタには、図30
に示すようにプリンタ下ユニット2の下部に給紙ユニッ
ト266を着脱自在に連結することができる。この給紙
ユニット266の中には予備給紙トレイ267が配設さ
れていて、そのトレイ267上に複数の転写紙268が
積載されている。これらの転写紙268は、給紙ローラ
269及び搬送ローラ270によって矢印Nのように1
枚づつプリンタ下ユニット2内へ給送される。給送され
たその転写紙が既述のプリントプロセスを受けること
は、給紙トレイ3上の転写紙31の場合と変わりがな
い。
【0095】給紙トレイ3からの給紙を行なうか、ある
いは予備給紙トレイ267からの給紙を行なうかは、操
作パネル5にそのための選択スイッチを設けて指示した
り、あるいはホストコンピュータからの指示によって行
なわれる。
【0096】尚、図からもわかるように下給紙トレイ2
67からプリンタ下ユニット2内の上下搬送ローラ3
4,35までの紙搬送距離は、給紙トレイ3からそれら
ローラ34,35までの紙搬送距離よりも長い。一方、
プリントプロセスを実行するためには両給紙トレイ3及
び267のそれぞれから出た転写紙が上・下搬送ローラ
34,35に達するまでの時間は等しくなければならな
い。そこで、実施例の予備給紙ローラ269はプリンタ
下ユニット2内の給紙ローラ32よりも速い送り出し速
度で転写紙267を送り出すようになっている。
【0097】プリント終了後の転写紙は上部排紙トレイ
9へ排紙されて積み重ねられる。上部排紙トレイ9が深
い程、すなわち上部排紙トレイ9から上排紙ローラ45
までの高さhが高い程スタックできる転写紙の枚数が増
える。ところが、これが深過ぎるとスタックされた転写
紙が乱れたり、又プリンタ全体が徒に大型となる。よっ
て、深さの程度従って、転写紙スタック数には限度があ
る。
【0098】ところが上述した予備給紙トレイ267を
用いた実施例の場合、上部排紙トレイ9へスタックすべ
き転写紙数が大幅に増大することが考えられる。このた
め、次の構成を採用すると都合が良い。
【0099】図30に示すように、プリンタの上・下ユ
ニット1,2の左側に排紙ユニット271が付設され
る。この排紙ユニット271は、本体ケース272と、
これにピン273を介して矢印P方向に回動可能に枢支
されたカバー274とを有している。カバー274は通
常図示していないロック装置によって図30に示す垂直
状態に保持されている。カバー274及び本体ケース2
72には図30の紙面垂直方向に、互いに間隔をあけて
配置される複数のリブ275,276,277が付設さ
れ、これらのリブによって転写紙排紙路278が形成さ
れている。本体ケース272には搬送ローラ279,2
80及び排紙ローラ281が支持されていて、これらの
各ローラによって転写紙が搬送・排紙される。
【0100】排紙ユニット271を通して転写紙を搬送
する時は、排紙切換爪41を破線位置に切換える。これ
により、排紙ローラ40から送り出された転写紙は搬送
ローラ279を介して排紙ユニット271へ送り込まれ
る。
【0101】上記排紙トレイ9から排紙ユニット271
の排紙ローラ281までの高さHは、前記上排紙ローラ
45までの高さhよりも高い(H>h)。よって転写紙
が排紙ユニット271から排出される場合は、より多く
の転写紙をスタックすることが可能となる。この場合、
紙排出の方法として、当初プリンタ上ユニット1の上排
紙ローラ45を使って排紙を行ない、転写紙がその上排
紙ローラ45の高さまでスタックされたところで、排紙
ユニット271の排紙ローラ281による排紙を始める
ようにする。こうすれば、排紙ユニット271から排出
される転写紙が深い位置に落下するという事態が回避さ
れて、スタックされた転写紙に不揃いが発生しない。
【0102】尚、場合によっては、排紙ユニット271
の排紙ローラ281のみ、あるいはプリンタ上ユニット
1の上排紙ローラ45のみを使っても良い。又、これら
の排紙ローラ281及び45を交互に用いることもでき
る。
【0103】実施例のプリンタ上ユニット1はプリンタ
下ユニット2に対して持ち上げ回動される。ところが、
排紙ユニット271の上部が図30のようにプリンタ上
ユニット1の上方に位置していると、このままでは排紙
ユニット271が邪魔となってプリンタ上ユニット1の
持ち上げができない。そこで図示の例では、排紙ユニッ
ト271が給紙ユニット266(プリンタ下ユニット2
であっても良い)に、ピン282を介して矢印Q方向に
回動可能に支持されている。プリンタ上ユニット1の開
閉時には排紙ユニット271を上・下ユニット1,2に
対してQ方向に回動させ、これがプリンタ上ユニット1
の開閉の邪魔にならない位置に退避させる。尚、排紙ユ
ニット271を給紙ユニット266等に対して着脱自在
に構成しておき、プリンタ上ユニット1の開閉時にはこ
れを取り外すようにすることもできる。
【0104】排紙ユニット271の排紙路278におい
て転写紙がジャムを起こした時は、カバー274をピン
273を中心としてP方向に回動し、これを図31に示
す位置に移動する。これにより、排紙路278が外部に
露出するので、簡単にジャム紙を取り除くことができ
る。
【0105】下部搬送ローラ279の後流位置に予備切
換爪283が設けられている。この切換爪283は図3
0に示す位置と図31に示す位置との間で切換えられ
る。予備切換爪283が図30の位置にある時、既述の
上部排紙トレイ9への排紙が行なわれる。一方、予備切
換爪283が図31の位置にある時、転写紙は下部搬送
ローラ279からカバー274上へと排出される。転写
紙の反転排出を希望しない場合にこのような排紙モード
が採られる。カバー274そのものを排紙トレイとして
兼用できるので部品点数の低減が図られる。
【0106】又、カバー274開閉に連動して予備切換
爪283の切換動作が得られるように構成すると操作が
簡単となって有利である。例えば、カバー274の開閉
に伴ってオン・オフするスイッチ(図示せず)を設けて
おき、カバー274を図31に示す位置に開いた時、こ
のスイッチをオンさせ、これによって図示しないモー
タ、ソレノイド等の駆動装置を作動させて予備切換爪2
83を図30の位置から図31の位置に作動させ、逆に
カバー274を閉じる時も上記駆動装置の作動により予
備切換爪283を図1の位置へ戻す。
【0107】又、次のような方法もある。図30及び図
31に示すようにカバー274にカム部材284を固設
し、カバー274を閉じている時はトグルばね285の
作用により予備切換爪283を図30の位置に保持す
る。カバー274を開く時、これと一体のカム部材28
4が予備切換爪283に当ってこれを加圧して図31の
位置に回動させる。予備切換爪283はトグルばね28
5によってこの状態に保持される。
【0108】排紙ユニット271の排紙ローラ281
は、図19に示す如く上・下プリンタユニット1,2内
の排紙ローラ40,45と同じように構成できる。又、
図32のようにすると更に便利である。図において排紙
ローラ281は、駆動ローラ286と従動ローラ287
から成り、駆動ローラ286はその支軸288に固定さ
れた従動ギア289及びこれに噛み合う駆動ギア290
を介して回転駆動される。支軸288上に連結部材29
1が、回転可能しかし軸方向摺動不能に取り付けられて
いる。連結部材291の他端にはナット292が設けら
れ、このナット292は可逆転モータ293によって回
転駆動される送りねじ294に係合している。
【0109】モータ293を停止した状態で転写紙を上
部排紙トレイ9へ排出させる時の転写紙の位置を図32
に鎖線で示す位置であるとする。この状態で何枚かの転
写紙をスタックした後、モータ293を作動させて送り
ねじ294を回転させる。すると、ナット292が送り
ねじ294の軸線方向に移動し、それに応じて駆動ロー
ラ286も同じ方向に移動し、その結果、ローラ286
及び287に挟持された転写紙が破線の如くδだけずれ
る(シフトする)。
【0110】このようにδだけずらされた転写紙を上部
排紙トレイ9へ排出すれば、それ以前に該トレイ9上へ
排出されている転写紙群と区別することができる。つま
り、複数の転写紙を数束づつに区分けすることができ
る。
【0111】実際には、図30に示すように排紙ローラ
281の上流側にセンサ295を設け、転写紙をシフト
させるべき外部信号が後述のメインコントローラに入力
されている時は、センサ295が転写紙後端を検知した
際、その検知信号に基づいてモータ293を作動させ、
駆動ローラ286をシフトする。
【0112】電装関係 図24において160は電源入力部であり、ACプラグ
161を介して商用電源に接続される。この中にはメイ
ンスイッチ162、ノイズフィルタ163が含まれてい
る。電源入力部160は、図12に示すように下フレー
ム78の奥側に配置される。メインスイッチ162は下
フレーム78の側壁を貫通して外部へ出ており、外部か
らオペレータがスイッチング操作できる。ノイズフィル
タ163は供給された電力から外来ノイズを除去する。
【0113】電源入力部160からの電力は、一方がイ
ンターロックスイッチ164を介してメインコントロー
ラ用電力供給部(メインPSU)165に供給され、他
の一方がキャラクタコントローラ用電力供給部(キャラ
クタPSU)166に供給される。メインPSU165
は図13に示すように上ユニットフレーム47の左側に
配置されるものであり、ノイズフィルタ167、定電圧
回路168、半導体リレー(SSR)169を有してい
る。定電圧回路168は主にAC/DC変換を行なう。
SSR169は加熱ローラ36内のヒータ38(図3)
の温度制御のための給電のオン・オフを行なう。ヒータ
38には図3からもわかるように温度制御用のサーミス
タ235が付設されるが、このサーミスタ235は、転
写材として封筒等の最小幅転写材が適用される時、その
最小幅転写材の搬送経路に対応する上方位置に配設され
る。その理由は、一般に封筒は糊付けによって作られて
いるので、定着温度が高過ぎるとその糊が溶けて不具合
が生じる。よって、サーミスタ235を封筒等の最小幅
転写材が通過するであろう位置に最も近く配置して正確
なヒータ温度制御を可能にするためである。
【0114】インターロックスイッチ164は、図12
に示すように下フレーム78の右側手前に配設され、通
常はオフとなっていて、下に押された時にオンとなる。
プリンタが組み上げられた時、下フレーム78の右端部
には樹脂製のインナーカバー170が装着される。これ
により、インターロックスイッチ164はインナーカバ
ー170のスイッチカバー171によって覆われる。ス
イッチカバー171には十字形の穴172が形成されて
いる。この十字穴は、人間の指は入らないがプリンタ上
ユニット1の対応する部分に設けられる適宜形状の押圧
子173(図2)は入ることができる程度の大きさにな
っている。よって、図2のようにプリンタ上ユニット1
が持ち上げられている時はインターロックスイッチ16
4がオフとなっていてメインPSUに給電されないが、
上ユニット1が閉じられると押圧子173によってイン
ターロックスイッチ164がオンとなって給電が行なわ
れる。十字穴172が人の指を通せないようになってい
るのは、上ユニット1が開かれている時、誤ってインタ
ーロックスイッチ164がオンとならないようにするた
めである。インタロックスイッチ164のオフによりレ
ーザ光学装置14への給電が断たれてレーザビームの照
射が中断されることは前述の通りである。
【0115】インナーカバー170は装着された状態で
図3に示すように、給紙ローラ32を覆うようになって
いる。これにより、給紙ローラ32にゴミ等が付着する
のが防止され、更に上ユニット1を持ち上げた時の給紙
ローラ32の保護が図られる。
【0116】キャラクタPSU166は図13において
上ユニットフレーム47の右奥側に配設されるものであ
り、その内部には図24の通り、ノイズフィルタ17
4、定電圧回路175が設けられる。
【0117】メインPSU165は、メインコントロー
ラ176、帯電チャージャ12及び現像バイアス用パワ
ーパック(帯電・現像PP)177、転写チャージャ3
0用パワーパック(転写PP)178、メインモータ9
2、各種動作機器179等を駆動する。又、オゾンファ
ン46、吸引ファン50等のファン及び定着部ヒータ3
8を駆動する。キャラクタPSU166は、キャラクタ
コントローラ180を駆動する。
【0118】帯電・現像PP177は図13に示すよう
に上ユニットフレーム47の奥側に配設される。一方、
この帯電・現像PP177によって駆動される帯電チャ
ーヂャ12及び現像ローラ26は図3あるいは図4に関
連して既述した通り、それぞれ感光体ユニット58及び
現像ユニット59とともにプリンタ下ユニット2に配置
される。これら両ユニット1と2に亘って配設されるも
のを電気的に接続させるため次のような構成を採用す
る。
【0119】まず、帯電チャージャ12に図4(a)に
示すように端子195が設けられ、又図7に示すように
現像ローラ26の軸端に端子196が設けられる。そし
て、これらの端子と対応するように、プリンタ上ユニッ
ト1の底面(すなわち上ユニットフレーム47の底面)
から、帯電・現像PP177の電源端子197及び19
8が突出している(図2)。電源端子197,198は
図25に示すように爪部199を備えた円形凹部200
と、その凹部の中に予め予圧が生ずる状態で収められて
いるばね端子201とを有している。帯電チャージャ等
の端子195,196は、上・下両ユニット1,2が閉
じた時にばね端子201の下端からそのばねの中に進入
し、ばね端子201が端子195,196に巻き付く状
態で両者が接続され、端子195,196側に高圧が印
加される。ばね端子201は下端に向けて末広がりの形
状になっているので、端子195,196が間違いなく
進入できる。又、ばね端子と端子195,196の接触
も良好である。更に、ばね端子201は爪部199によ
って予圧状態になっているので、接触不良がない。
【0120】転写PP178は図12に示すように下フ
レーム78の紙搬送リブ124の隣り、従って図3にお
ける転写チャージャ30の右隣りに固定される。転写P
Pからの高圧端子は図26に示すようにばね端子202
として構成され、これが転写チャージャ30のエンドブ
ロック204内に埋設された端子203に圧接して、端
子203に接続されたチャージワイヤ205に高電圧を
印加する。転写チャージャ30のケーシング206は、
2つのばね部207a,207bを有する一体形状のば
ね端子207によってアースが取られている。
【0121】転写チャージャ30の上方には、図3から
明らかなように作像ユニットケース60が置かれる。図
26に示すように転写チャージャ30の両端上部にスペ
ーサ部材208,208が設けられており、転写チャー
ジャ30はこれらのスペーサ部材208を介してばね端
子202及び207aによって作像ユニットケース60
に下方から押し付けられる。スペーサ部材208はエン
ドブロック204とともに樹脂一体成形され、その高さ
が精度良く出せる。よって、転写チャージャ30と作像
ユニットケース60との間隔は常にスペーサ部材208
の高さ分だけに確実に保たれる。これにより、常に一定
の転写作業を行なうことができる。
【0122】メインコントローラ176は、図13及び
図3に示すようにプリンタ上ユニット1内の電装シャー
シ181に取り付けられるものであり、図3に関連して
説明した、帯電、露光、現像、転写等のプリンタプロセ
ス全般の制御を行なう。キャラクタコントローラ180
はメインコントローラ176と同様に電装シャーシ18
1に取り付けられるものであり、ホストコンピュータ1
82(図24)からセントロニクスインターフェース
(S)あるいはRS232C(R)を介して送られるキ
ャラクタ情報をインタフェース183を介してCPU1
84へ送り、ここでそのキャラクタ情報に応じたキャラ
クタ信号を形成する。この時、図1のフォントカートリ
ッジ挿入口6に差し込まれているフォントカートリッジ
185の内容に応じた字体に形成されることは前述の通
りである。
【0123】ホストコンピュータ182からの情報は通
常インターフェースケーブルを介してキャラクタコント
ローラ180(場合によってはメインコントローラ17
6)へ伝送される。本実施例では図13に示すように、
プリンタ上ユニット1内の電装シャーシ181に取り付
けたシステムコントローラ180にコネクタ253を設
け、このコネクタを介して上記インターフェースケーブ
ルを直接キャラクタコントローラ180に接続してい
る。インターフェースケーブルをプリンタ内に配設する
ことをしていないので、ホストコンピュータからの情報
にノイズが入って印字不良を起こす心配がない。
【0124】メインコントローラ176はCPU18
6、ゲートアレイで構成される位相同期部187、表示
駆動部188、スキャナ同期検知部189、スキャナモ
ータドライバ190、そしてビデオインターフェース部
191を有している。
【0125】表示駆動部188は、操作パネル5を駆動
するものである。本実施例の場合、操作パネル5には図
1にも示すように、給紙トレイ3に載置された転写紙の
サイズをCPU186に指示するロータリータイプのス
イッチ192、キャラクタコントローラ180に対して
種々の指示を行なうためのボタンスイッチ群193、各
種表示をするLED群194が設けられている。この操
作パネル5は図13のように、電装シャーシ181の前
面に着脱可能に取り付けられ、カバー8の開口209か
ら外部へ露出する。シャーシ181への操作パネル5の
取付位置を可変できるようにしておいて、それに応じて
カバー8の開口209を別の個所にも開けておけば、操
作パネル5を自由に移動させて操作面を変えることがで
きる。この場合、別個所の開口209をキャップでふさ
ぐようにすると都合が良い。
【0126】ボタンスイッチ群193には次のようなス
イッチが含まれる。
【0127】(フォント選択スイッチ)フォントカート
リッジ挿入口6に数種類の字体を記憶したフォントカー
トリッジ(ROM)が挿入されることは前述した。フォ
ント選択スイッチはこれらのうちから希望する字体を選
択する際に操作される。
【0128】(ラインオン・オフスイッチ)これはホス
トコンピュータ182からキャラクタコントローラ18
0への情報伝送をオン・オフするものである。ラインオ
ンとすると情報伝送が行なわれる。ラインオフとすると
情報伝送が中断される。ラインオフを設けたことによ
り、プリンタのテストプリント時、あるいはフォントカ
ートリッジ、エミュレーションカード等の交換時にホス
トコンピュータからの情報が入力されるのを防ぐことが
できる。
【0129】位相同期部187は、CPU186によっ
て実行されるプリントプロセスとの同期をとってレーザ
光学装置14内のレーザダイオードLDを駆動する。
又、同期検知部189を介して光ファイバ25からの同
期検知用レーザビーム(既述)を受信してLDの発光タ
イミングを制御する。更に、スキャナモータドライバ1
90を介してスキャナモータ15を位相制御する。
【0130】ビデオインターフェース部191は、キャ
ラクタコントローラ180との間で画像情報及び制御デ
ータの授受を行ない、又制御の基準となるクロック信号
をキャラクタコントローラ180へ伝送する。
【0131】メインコントローラ176内には、3端子
レギュレータ、DC/DCコンバータ等から成る2つの
電圧変換部210及び211が設けられていて、これら
の電圧変換部により+24V、+12V、+5V、−1
2Vの各電圧が作られている。これらの各電圧により各
機器の駆動用モータ、ソレノイド、レーザダイオード、
ポリゴンモータ等が制御され又、各ロジック回路が駆動
される。このように、メインコントローラ176内で特
別に制御用電圧を作っているのは、脈流の少ないきれい
な電源によって制御を行なうためである。これにより、
レーザダイオードの発光、ポリゴンミラーの回転その他
各プリントプロセスが誤動作なく実行され、印字品質の
良好なプリント製品が得られる。
【0132】オプションインターフェース300は、給
紙ユニット266(図30)を付設した場合、その給紙
ユニット266内の給紙ローラ269の始動、停止のタ
イミング等を指示する時に用いられるものである。
【0133】電力供給部をメインPSU165とキャラ
クタPSU166の2つに分けたのは以下の理由によ
る。
【0134】 インターロックスイッチ164を設け
たことによりプリンタ上ユニット1を持ち上げると自動
的に電源入力部160からの給電が止まる。この場合、
キャラクタコントローラ180のCPU184の記憶内
容も同時に消されてはまずい。そこでキャラクタコント
ローラ用の電源部を別に設けたのである。
【0135】 プリンタによってはキャラクタコント
ローラ180を内装ではなくて外装するものがあり、こ
の場合には特にキャラクタPSU166が不要となるか
ら、予めキャラクタPSU166を別個にしてあるので
ある。
【0136】図24に示された各種動作機器179を詳
細に説明すれば次の通りである。給紙クラッチ212は
給紙ローラ32の回転を制御する。紙搬送クラッチ21
3は下搬送ローラ35の回転を制御する。トータルカウ
ンタソレノイド214は、プリント枚数を表示するトー
タルカウンタ215(図12において下フレーム78の
右奥に設けられていて、インナーカバー170の窓21
6から視認できる)をカウントアップする。本実施例で
は、メインコントローラ176のCPU186によるプ
リントプロセスにおいて転写チャージャがオンとなる毎
にソレノイド214が作動して「1」づつカウントアッ
プされるようプログラムされている。転写作業に基づい
てカウントアップすることにしたのは、プリント製品の
枚数とカウント値が正確に1対1に対応するようにする
ためである。仮にプリントプロセスにおける転写作業以
前の何等かの工程を基準とすると、転写紙がジャム等に
よって途中で取り除かれた時、プリント製品枚数とカウ
ント値が1対1に対応しなくなる。
【0137】ラッチングソレノイド217は図15にお
いて、吸引ファンユニット49の1構成要素として組立
てられる(作用自体は吸引ファン50とは直接関係はな
い)。詳しい作用は後述する。
【0138】図24において、メインコントローラ17
6のCPU186にプロセスの基準となる信号を送る入
力装置218として、レジストセンサ219、排紙セン
サ220、トナーオーバーセンサ221、ペーパーエン
ドセンサ222、ラッチセンサ223、そしてトナーエ
ンドセンサ224が設けられている。
【0139】レジストセンサ219は図3において搬送
ローラ34,35の右側に配設されている。該レジスト
センサを転写紙が通過したタイミングに基づいて下搬送
ローラ35の始動タイミングが決められる。
【0140】排紙センサ220は図3において定着装置
の後流位置に配置される。
【0141】トナーオーバーセンサ221は、図3にお
いてトナー回収タンク57の上部に設けた検知フイラー
225の上方に配置される(プリンタ上ユニット1に取
り付けられている)。感光体11上からクリーニングさ
れた廃トナーがトナー回収タンク57内にたまり、これ
が満杯になると検知フイラー225が廃トナーによって
上方へ持ち上げられ、トナーオーバーセンサ221によ
って検知される。
【0142】ペーパーエンドセンサ222は図3におい
て給紙ローラ32の右側、すなわち給紙トレイ3の先端
上方に配置される。トレイ3上に転写紙がなくなるとそ
れを検知する。
【0143】ラッチセンサ223は図15においてラッ
チングソレノイド217の上方に配置される。該ソレノ
イド217のプランジャによって光路が遮ぎられた時に
オフとなる。
【0144】トナーエンドセンサ224は、図7に示す
ように現像ユニット59の1端に設けられているカム機
構226の上方に位置する如く、プリンタ上ユニット1
の底部に配置されるマイクロスイッチである(図2)。
カム機構226は、現像タンク28内のトナー撹拌部材
227(図2)の回転軸上に取付けられたカム228
と、そのカム228の外周面に当接しピン229を中心
に揺動するレバー230を有している。レバー230は
ばね231によってカム228に押圧されている。
【0145】図3において、トナー撹拌部材227は現
像タンク28内のトナーを撹拌する。カム228はそれ
ぞれが凹部を有する2枚のカム板から成っていて(詳し
くは図示していない)、撹拌部材227の撹拌抵抗が大
きい時(トナーが充分量ある時)は互いの凹部がくい違
っており、それに当接するレバー230は常に上方へ持
ち上げられていてトナーエンドセンサ224をオンとし
ている。撹拌抵抗が小さくなると(トナーがなくなる
と)一方のカム板が回転ズレして両カム板の凹部が重な
り合い、その凹部にレバー230が落ち込み、トナーエ
ンドセンサ224がオフとなってトナーエンドが検知さ
れる。
【0146】上記説明から明らかなようにトナーエンド
は、レバー230の上方移動によるマイクロスイッチの
オン・オフによって検知される。よって、レバー230
とマイクロスイッチのアクチュエータとの間隔は常に一
定に保持される必要がある。そこで本実施例では、図7
に示すようにマイクロスイッチであるトナーエンドセン
サ224を、ばね材を湾曲させることによって形成した
ホルダ232によって支持し、このホルダ232をプリ
ンタ上ユニット1に固定すると共にマイクロスイッチの
アクチュエータ部分がプリンタ上ユニット1からプリン
タ下ユニット2へ向けて突出するように構成している
(図2参照)。
【0147】プリンタ上ユニット1と下ユニット2とを
閉じると、図7の現像ユニット59の突片233,23
3が、ホルダ232を上方へたわませながらマイクロス
イッチの両側突片234,234を押し上げる。上下ユ
ニット1及び2がロックされると、両突片233及び2
34は、互いに圧力を及ぼし合った状態でスイッチ突片
234の高さ分だけの間隔をもって位置固定される。か
くしてレバー230とマイクロスイッチのアクチュエー
タとの間隔が一定に保持される。
【0148】図24のライン236は、各電気機器間に
接続されるアースラインを示している。実施例では図2
7に示すようにアース基板237はプリンタ下ユニット
2の下フレーム78に固定設置される。ところが、図2
4の各機器は既述の通り多くがプリンタ上ユニット1に
配設される。上・下ユニット1,2はヒンジピン238
を中心として互いに回動するから、プリンタ上ユニット
1内の各機器のアースラインをプリンタ下ユニット2の
アース基板237まで連絡するには工夫が必要となる。
【0149】実施例では、アース基板237に剛性の導
電性金属板239を接続してこの金属板239を下フレ
ーム78の上方まで延ばし、その金属板239とプリン
タ上ユニット1のアース板240とを接続板241を介
して電気接続している。この接続板241は導電性及び
可撓性を有する材質、例えばリン青銅の薄板を湾曲させ
ることによって形成されている。又、接続板241の両
端部241a,241bは図示の通り湾曲させられてい
て、これらの湾曲端子を段付ねじ242によってそれぞ
れアース板240及び金属板239にねじ止めすること
により電気接続が達成されている。
【0150】段付ねじ242を用いていることにより、
接続板241とアース板240及び金属板239とはね
じ力によって接続されるのではなく、湾曲端子部241
a,241b自体のばね性によって接触が確保されてい
る。これにより、接触部の接触状態が経時的に劣化する
ことが防止されて良好な接触状態を恒久的に得られる。
又、接続板241全体が湾曲形状に仕上げられているの
で、上・下ユニット1及び2が互いに回動しても接続板
241がその回動に自由に追従することができ、端子部
241a,241bに大きな負担をかけずに済む。
【0151】尚、プリンタ上ユニット1が持ち上げ回動
される時、接続板241の湾曲部241cの形状如何に
よっては、接続板241がねじ242等にぶつかるおそ
れがある。このような場合でも接続板241に傷が付か
ないよう、ねじ242のところに紙面垂直方向に延びる
と共に接続板241に対する面が円滑な曲面となってい
るガイド板243を設けておくと良い。
【0152】図24における電源入力部160はプリン
タ下ユニット2に設けられる。一方、電源入力部160
と接続されるメインPSU165及びキャラクタPSU
166はプリンタ上ユニット1に設けられる。よって、
これらをつなげるケーブルは上・下ユニット間に亘って
配線されることになる。このケーブルは図12の符号2
44で示すようにそのまわりが金属製のスプリングチュ
ーブ245で覆われて保護される。スプリングチューブ
であるから可撓性があってケーブル244の曲げの自由
度を拘束しない。又、金属製チューブであるからプリン
タ上ユニット1の開閉が繰り返されてスプリングチュー
ブ245が下フレーム78あるいはカバー8(図13)
とこすれ合うことがあってもケーブル244が傷付くこ
ともない。
【0153】制御プロセス 本実施例では図24のメインコントローラ176のCP
U186により、プリントプロセス及びそれに付随する
各種プロセスが制御・実行される。帯電、露光、現像、
転写等の各工程から成る上記プリントプロセスについて
は図3に関連した作用説明の通りである。
【0154】これ以降、そのプリントプロセスに付随す
る他のいくつかの重要なプロセスについて説明する。
【0155】(不定形サイズ紙プリント)本実施例では
図1及び図24に示すように転写材のサイズを指定する
ためのロータリースイッチ192が操作パネル5に設け
られている。このスイッチ192によってB5,A4等
の紙サイズが指定される。又、各種サイズの封筒等にプ
リントをする場合を考慮して特にサイズを特定しないた
めの不定形サイズ指定をもできるようになっている。オ
ペレータがこのサイズスイッチ192をB5,A4等の
所望サイズに合わせると、プリントプロセスにむける転
写材の搬送タイミングの設定とか、文字配列の設定(1
ページに何文字を印字できるか等の設定)がそれぞれの
サイズに合わせて行なわれる。例えば、転写材のジャム
検知に関しては、レジストセンサ219、排紙センサ2
20等で転写材の先端が検知されてからその転写材のサ
イズに見合った搬送時間後に同じセンサによって転写材
の後端が検知されない時にジャムが発生したものと判断
するようになっている。不定形サイズを指定した場合
は、指定できるサイズのうちの最大サイズを基準とした
プリントプロセスの各種タイミング設定がされる。
【0156】上記ジャム検知は、サイズスイッチ192
がB5、A4等の定形サイズ紙に合わされていれば、何
等支障なく行なわれる。ところが、オペレ−タが各種サ
イズの封筒等にプリントをしようととて不定形サイズを
選択した場合、封筒等のサイズは一般にかなり小さいの
で、レジストセンサ219等を用いた上記のジャム検知
が正常に行なわれないおそれがある。そこで本実施例で
は、紙サイズスイッチ192によって不定形サイズが指
定された時には、ジャム検知作業を行なわないものとし
て、プリントプロセスの円滑な進行を確保している。
【0157】この場合、ジャム検知が省略されている旨
が操作パネル5のLED点灯によって表示される。
【0158】尚、サイズスイッチ192を不定形サイズ
にセットして封筒に印字を行なう時、定着装置の加熱ロ
ーラ36の温度を通常のプリント時よりも若干低くする
ようにプログラムすることもできる。一般に封筒は糊付
けによって作られているので、あまり定着温度が高いと
糊が溶けるという不具合を生じるからである。但しこの
場合でもあまり温度を下げ過ぎると定着不良を招くおそ
れがあるので注意を要する。一般的には20%程度の低
減で十分な定着性を維持しつつ、糊の溶融を防止でき
る。
【0159】以上の説明では、不定形サイズを選択した
時には最大サイズ転写材を基準としたプリントプロセス
が実行されると共に、ジャム検知の機能は省略すること
にしていた。この制御方法とは別に、不定形サイズが指
定された時は、最初の1枚目の転写材については最大サ
イズ材を基準としたプロセスを実行するが、その1枚目
の転写材が搬送されている間にその転写材サイズが検知
された以後は、2枚目以降の転写材についてその検知さ
れたサイズに基づいてプリントプロセスを行なうように
することができる。この方法によれば、転写材サイズに
適合して高速のプリントを行なうことができる。
【0160】(転写材サイズ異常報知)オペレータは紙
サイズスイッチ192で紙サイズの指定ができる。この
指定は、給紙トレイ3上に載置されている転写材のサイ
ズと同じものを選定することによって行なわれる。よっ
て、通常はスイッチ192で指定されたサイズと給紙ト
レイ3上の転写紙サイズは同じである。ところが、オペ
レータのスイッチセットミスにより両サイズが違ってし
まう場合も想定される。この場合、何等の補償もなくプ
リントプロセスが実行されると、例えばB5サイズ分の
印字がA4サイズ紙に実行されて余白部が大きくなり過
ぎたり、又逆に、印字数に対して紙サイズが足りなくな
ることもある。
【0161】これを解消するため本実施例では、プリン
トプロセスが開始されて1枚目の転写紙がプリンタ内部
へ搬送される時、その1枚目の転写紙について転写紙サ
イズの確認を行ない、その検知したサイズとスイッチ1
92によって指定されたサイズが違っている場合は、そ
の旨を操作パネル5においてLED表示すると共にプリ
ント動作を停止する。これにより、不良プリント製品を
最少限におさえることができる。
【0162】この場合、一旦プリンタ内へ送られた1枚
目の転写紙はそのまま排紙ローラ40あるいは45で外
部へ排出される。尚、転写紙サイズの検知は、そのため
の特別のセンサを用意しても良いし、あるいはレジスト
センサ219等の既設のセンサを利用してもよい。
【0163】上記のように転写紙サイズの異常が報知さ
れた時、それと同時にメインコントローラ176のCP
U186はキャラクタコントローラ180のCPU18
4に、今印字しようとしている印字情報をそのまま保持
しておくように指示する。さもないと、せっかく形成し
た印字情報が紙サイズ指定ミスによって消失してしまう
からである。
【0164】(感光体ユニットの交換指示制御)図15
の吸引ファンユニット49の上部に配設されているOP
Cカウンタ250は、感光体ユニット58(図4
(a))内のトナー回収タンク57、クリーニングブレ
ード55等といったクリーニングに関する部分(クリー
ニングユニット)ごとのプリント枚数をカウントする。
【0165】OPCカウンタ250はメインコントロー
ラ176からの転写指令信号によってカウントアップを
行なうが、そのカウントが1万になるとその旨の信号が
メインコントローラ176(図24)に送られ、メイン
コントローラ176により操作パネル5に感光体ユニッ
ト交換表示がなされる。又、OPCカウンタ250のカ
ウントが1万になる前にトナーオーバーセンサ221
(図3、図24)がトナーオーバーを検知すると、その
旨がメインコントローラ176に送られ、上記と同様に
感光体ユニット交換表示がなされる。
【0166】一方、図4(a)において、新品の感光体
11を担持する感光体ユニット58のケース61上面に
はユニットの識別用突起301が形成されている。この
突起は図2においてプリンタ上ユニット1の底面に設け
たタイプセンサ302によって検知される。上記感光体
ユニット交換表示がなされる時、ユニット識別用突起3
01がタイプセンサ302によって検知されていれば
(すなわち、感光体11が未だ1万回使用前の場合であ
れば)、感光体ユニット交換表示と共に「1」の表示が
される。
【0167】そして、その“感光体ユニット交換
「1」”の表示と同時にラッチングソレノイド217が
オンとなってそのプランジャが引き下げられ、これによ
りラッチセンサ223がオンとなる。ラッチセンサ22
3がオンとなっている限り、“感光体ユニット交換
「1」”の表示がされ続ける。一旦オンとなったラッチ
センサ223は、OPCカウンタ250をリセットする
リセットレバー251が矢印Jの如くリセット操作され
た時に、同時にオフ(初期状態)とされる。
【0168】“感光体ユニット交換「1」”の表示は、
便宜上感光体が1万回使用されたことを表わしている
(1万回カウント前トナーオーバーとなる場合もある
が、トナー回収タンク57(図3)は一般的なプリント
が1万回行なわれた時に廃トナーで満杯となる程度の容
量に設計されている。よって、1万回カウント前にトナ
ーオーバー検知によって“感光体ユニット交換「1」”
の表示が出た場合は実質的に感光体が1万回使用された
ものとみなす)。よってこの表示を見たオペレータは、
感光体ユニット58のうちのクリーニングユニットを交
換する。感光体11の寿命は実施例の場合2万回であ
り、よってまだあと1万回の寿命があるので交換はしな
い。感光体ユニット58から感光体11を取り外して、
クリーニングユニットのみを廃棄する。
【0169】クリーニングユニットの交換にあたって
は、古い感光体ユニット58に代えてトナー回収タンク
57が空である新たな感光体ユニット58に1万回使用
済の感光体11を装着し、その感光体ユニットをプリン
タ下ユニット2の所定位置に装着する。尚、新たな感光
体ユニットのケース61にはユニット識別用突起301
が設けられていないものが選ばれる。その後、オペレー
タがリセットレバー251を押すとラッチセンサ223
が初期化され、同時にOPCカウンタがリセットされ
る。従って、これ以降OPCカウンタは再びゼロからカ
ウントを始める。ユニット交換されてもリセットレバー
251が押されない限りラッチセンサ223は初期化さ
れず、よって“感光体ユニット交換「1」”の表示が継
続される。つまり、ラッチセンサ223はユニット交換
後のOPCカウンタのリセット忘れを防止している。
【0170】その後、プリントが繰り返され、再びOP
Cカウンタが1万回カウントするか、あるいはトナーオ
ーバーが検知されると再び感光体ユニット交換表示がな
される。但し、今回はユニット識別用突起301がない
のでタイプセンサ302がこれを検知することがない。
よって、この時の表示は“感光体ユニット交換「2」”
のような表示となる。この表示はユニット交換が2回
目、すなわち感光体が2万回あるいはそれに近い回数だ
け使用されたことを示しており、感光体自体の寿命が尽
きていることを示している。よって、“感光体ユニット
交換「2」”の表示によりオペレータは感光体11ごと
感光体ユニット58全体を新しいものと交換する。
【0171】転写・除電クリーナ 本実施例では図3に示すように除電ランプ54と転写チ
ャージャ30が隣り合って配置されている。図29のク
リーナ252を使えば両方を同時にクリーニングでき
る。除電ランプ54の上面透明板253はフエルト25
4でクリーニングされる。帯電チャージャ30のチャー
ジワイヤ205はポリウレタンゴム等から出来ているポ
リッシングクロス255でクリーニングされる。クリー
ニングする時は、フエルト254を透明板253に、そ
してポリッシングクロス255をチャージワイヤ205
にそれぞれ同時に押し付け、その状態でクリーナ252
全体を紙面垂直方向に移動させる。これによりトナーそ
の他のゴミが取り除かれる。クリップ256は、このク
リーナ252をプリンタ内の適宜の所に引掛けておくた
めのものである。ガイド突起257は、チャージワイヤ
205等を押し過ぎないように下フレーム78(図3)
の張り出し部(図示せず)と係合するものである。
【0172】
【効果】本発明によれば、排紙口から排紙経路を通って
排熱ファンたる吸引ファンに通じる排気流通路を形成し
ているので、定着装置で加熱された空気が排紙経路を介
して排紙口から大気中へ放出されがたくなり、したがっ
て、排紙経路に配置された排紙ローラを軸支する回転軸
を合成樹脂で形成しても熱作用によって変形したりする
ことがなく、安価で成形容易な当該合成樹脂を用いるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例であるレーザプリンタの外観斜視図で
ある。
【図2】図1のレーザプリンタの上ユニットを開いた状
態を示す斜視図である。
【図3】図1のレーザプリンタの側断面図である。
【図4】図1のレーザプリンタの作像ユニットの分解斜
視図である。
【図5】レーザ光学装置の平面図である。
【図6】レーザ光学装置の光路図である。
【図7】現像ユニットの一部の斜視図である。
【図8】歯車の噛み合い状態の図である。
【図9】現像ユニットの他の一部の斜視図である。
【図10】図9の矢視Xに従った図である。
【図11】現像ローラのシール手段の説明のための分解
斜視図である。
【図12】プリンタ下ユニットの一部を示す分解斜視図
である。
【図13】プリンタ上ユニットの一部を示す分解斜視図
である。
【図14】オゾン排出装置の一部の正面図である。
【図15】吸引ファンユニットの斜視図である。
【図16】その吸引ファンユニットの一部の分解斜視図
である。
【図17】排紙ガイド部材の斜視図である。
【図18】駆動系の正面図である。
【図19】排紙ローラの斜視図である。
【図20】排紙用リングの斜視図である。
【図21】排紙路切換手段の斜視図である。
【図22】プリンタ上ユニットの位置決め手段の一部の
斜視図である。
【図23】レーザ光学装置のミラー固定手段の斜視図で
ある。
【図24】制御回路図である。
【図25】高電圧接続端子部の側断面図である。
【図26】転写チャージャの設置状態を示す図である。
【図27】上・下ユニットのアース接続の一手段の断面
図である。
【図28】プリンタ上ユニットの2段回動構造を示す断
面図である。
【図29】転写・除電クリーナの説明図である。
【図30】オプション給紙ユニットを装着した状態を示
す側断面図である。
【図31】オプション排紙ユニットの側断面図である。
【図32】排紙ローラの一例の斜視図である。
【図33】第2シリンドリカルレンズの支持手段の一例
の斜視図である。
【図34】第2シリンドリカルレンズの先端装着状態の
斜視図である。
【符号の説明】
31 転写材 36 加熱定着装置(定着ローラ) 42 排紙ガイド部材 125 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巻田 信広 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田中 善朗 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 柳下 高弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 八巻 隆徳 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 本橋 武 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宮本 真義 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 石津 久夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 佐川 泰博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 菅野 忠明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 三小田 知生 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 細川 浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 加熱定着手段から搬送された転写材を装置本体外へ案内
    する排紙ガイド部材と、該排紙ガイド部材によって案内
    された転写材を排紙口から排紙する排紙ローラと、排熱
    ファンとを備えた画像形成装置であって、上記排紙口か
    ら排紙経路を通って排熱ファンに通じる排気流通路を形
    成し、上記排紙ローラを軸支する回転軸を合成樹脂で形
    成したことを特徴とする画像形成装置。
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