JPH0835700A - 天井用換気扇 - Google Patents

天井用換気扇

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JPH0835700A
JPH0835700A JP6173883A JP17388394A JPH0835700A JP H0835700 A JPH0835700 A JP H0835700A JP 6173883 A JP6173883 A JP 6173883A JP 17388394 A JP17388394 A JP 17388394A JP H0835700 A JPH0835700 A JP H0835700A
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flange portion
mounting plate
ventilation fan
ceiling
flange
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Yuji Tsukitari
月足裕二
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】浴室天井用換気扇において、結露水滴が木枠及
び天井板に降りかかることを防止する。 【構成】金属製取付板14は、そのフランジ部14bが
天井板16の開口部16cにおける木枠18にねじ止め
され天井裏16bに立設されている。円筒形排気口体1
5が取付板14にその連通口14aに連通するようにフ
ランジ部15aを介して取付けられ、排気口体15は天
井裏16bに設置の排気ダクト17に接続されている。
換気扇本体8は、そのフランジ部8bが板14のフラン
ジ部14bに重なり合うよう木枠18にねじ止めされ、
排気口8cが排気口体15と連通するように天井裏16
bに配設されている。板14には水受部14dが切り起
し形成され、排気口体15内面の結露水滴19が漏れ出
した場合に、水滴19は水受部14dにより受けられ、
板14と換気扇本体8との隙間に浸入し、フランジ部1
4bとフランジ部8bの先端から浴室に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室等の湿度の高い場
所の天井裏に設置される天井用換気扇に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの様な天井用換気扇の例を図8
を参照して説明する。図8は従来の天井用換気扇の構造
の要部を示す断面図である。取付板1は、上部に連通口
1aを有し且つ下端部にフランジ部1bを有するもの
で、そのフランジ部1bが天井板2の開口部における木
枠3にねじ止めされることによって、天井裏4に立設さ
れている。
【0003】排気口体5は、基端部から先端部にいくに
したがって径小となるテーパ状の円筒形をなしており、
その基端部にフランジ部5aを有して、このフランジ部
5aが取付板1にスポット溶接により取付けられ、以
て、連通口1aと連通されている。そして、排気口体5
は、天井裏4に配設された排気ダクト6に接続されてい
る。
【0004】換気扇本体7は、下面が開口し、その下面
開口部にフランジ部7aを有し且つ側面に排気口7bを
有するもので、フランジ部7aが取付板1のフランジ部
1bに下方から重なり合うようにして木枠3にねじ止め
され、以て、排気口7bが連通口1aを介して排気口体
5と連通するようにして天井裏4に配設されている 浴室などの高湿度の場所において使用されるこの種の天
井用換気扇では、換気扇本体7内に配設された図示しな
い送風機によって浴室内部より取り込まれた水蒸気を含
んだ空気が内部の排気経路を通過するため、その排気経
路の内面において結露し、特に、排気口体5の内面にお
いて発生した結露による水滴Wは、排気口体5の内面に
おける斜面上を基端部の方向へ移動していくが、排気口
体5のフランジ部5aと取付板1との接合部には気密性
はなく隙間が存在するので、水滴Wはその隙間に流入し
た後フランジ部5aの下端から漏れ出して取付板1の表
面を伝っていく。やがて、この漏れ出した水滴Wは、固
定用の木枠3や天井板2へと達するため、木枠3及び天
井板2を腐らせて換気扇の取付強度を弱める危険や、黴
を発生させたりする衛生上の問題などがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の問題
を解決する改良技術として、例えば実公昭62−145
13号公報に示されているように、換気扇本体より木枠
を大きくして換気扇本体と木枠との間に間隔を設け、換
気扇本体のフランジ部に下面開口側への突出部を形成し
て漏れ出した水を受けさせ、その突出部に穴を設けて水
を穴から室内に落下させるようにしたものが考えられて
いる。
【0006】しかしながら、このような改良技術では、
換気扇本体と木枠との間に所定の間隔が必要なため、木
枠の寸法及び換気扇本体のフランジ部の寸法を大きくし
なければならず、よって化粧用枠も大きくしなければな
らなくなり、全体として大形化する欠点があった。
【0007】本発明は上記の問題を解決するもので、そ
の目的は、結露による水が、木枠及び天井板にかかるこ
とを防止でき、しかも、大形化することがない天井用換
気扇を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の天井用換気扇は、上部に連通口を有
し且つ下端部にフランジ部を有し、下部が天井板の開口
部の木枠に内接した状態でフランジ部がその木枠に取り
付けられる金属製の取付板と、基端部にフランジ部を有
し、そのフランジ部が取付板に取付けられて連通口に連
通する通気口体と、送風機を内蔵し、下面が開口すると
共に側面に通気口を有し、下面開口部にフランジ部が形
成されて、そのフランジ部が取付板のフランジ部に下方
から重なり合うようにして木枠に取り付けられることに
より、側面が取付板に接し且つ通気口が連通口を介して
前記通気口体に連通する換気扇本体と、前記取付板に前
記通気口体側に位置して切り起こしによって形成され、
通気口体のフランジ部分から落下する水を受ける水受部
と、天井板の開口部を室内側から覆うように配設された
化粧枠とを具備してなるものである。
【0009】この場合、水受部を、通気口体のフランジ
部の下端部を受けて該通気口体を位置決めするように構
成しても良い(請求項2)。また、取付板のフランジ部
の先端を、換気扇本体のフランジ部の先端よりも側方に
突出するように構成しても良い(請求項3)。更に、換
気扇本体のフランジ部の先端部を、取付板のフランジ部
より離間するように曲成しても良い(請求項4)。加え
て、取付板のフランジ部の先端部を、木枠より離間する
ように曲成しても良い(請求項5)。
【0010】
【作用】請求項1記載の天井用換気扇によれば、下部が
天井板の開口部の木枠に内接した状態の取付板に、通気
口体のフランジ部分から落下する水を受ける水受部を切
り起こしにより形成するようにしたので、通気口体内面
に結露によって発生し通気口体のフランジ部と取付板と
の隙間から漏出した水滴は、水受部により受けられて取
付板と換気扇本体との接触面の隙間に導かれ、両者のフ
ランジ部の先端から室内に排出される。
【0011】この場合、水受部を、通気口体のフランジ
部の下端部を受けて該通気口体を位置決めするように構
成すれば、通気口体を取付板に取付けるのにねじ止め箇
所またはスポット溶接箇所が少なくてすみ、また、通気
口体独自の位置決めの必要がない(請求項2)。
【0012】また、取付板のフランジ部の先端を、換気
扇本体のフランジ部の先端よりも側方に突出するように
構成した場合は、取付板と換気扇本体の隙間を伝って流
れた水が換気扇本体のフランジ部の先端から流れ出ると
きに、木枠方向に案内されることがない(請求項3)。
【0013】更に、換気扇本体のフランジ部の先端部
を、取付板のフランジ部より離間するように曲成した場
合は、取付板と換気扇本体の隙間を伝って流れた水が換
気扇本体のフランジ部の先端から流れ出るときに、木枠
とは反対方向に案内される(請求項4)。
【0014】加えて、取付板のフランジ部の先端部を、
木枠より離間するように曲成した場合は、取付板と換気
扇本体の隙間を伝って流れた水が取付板のフランジ部の
先端から流れ出るときに、木枠とは反対方向に案内され
る(請求項5)。
【0015】
【実施例】以下本発明の第1実施例を図1及び図2を参
照して説明する。図2において、換気扇本体8は、その
内部にファン9とファン駆動用モータ10とにより構成
される送風機11が配設されていると共に、下面に開口
部8aを有しており、その開口部8aの周縁にはフラン
ジ部8bが形成されている。また、換気扇本体8の右側
面には通気口としての排気口8cが形成され、開口部8
aには、二股状をなすスプリング12が化粧枠13を着
脱可能に装着するために配設されている。そして、換気
扇本体8の上面の右端から所定の距離を置いた部位に
は、係合凹部8dが形成されている。
【0016】一方、金属製の取付板14は、上部に連通
口14aが形成されていると共に、下端部にフランジ部
14bが形成され、上端部にその上端が折り曲られて係
止部14cが形成された構成である。
【0017】通気口体たる排気口体15は、図1bに示
すように、基端部に形成された矩形状のフランジ部15
aを有し、従来例に示したものと同様に基端部から先端
部に行くに従って径が小さくなるようにテーパがつけら
れた略円筒形をしている。そして、排気口体15は、フ
ランジ部15aが取付板14にスポット溶接されること
によりその取付板14に取り付けられて連通口14aに
連通されている。
【0018】この排気口体15が固着された取付板14
において、排気口体15のフランジ部15aの下端から
所定の距離を置いた部位に、フランジ部15aの下端の
一辺以上の長さで、水受部14dが排気口体15側に位
置して切り起こしにより形成されている。
【0019】次に、これら取付板14及び換気扇本体8
の天井への設置の手順について述べるに、建屋内は天井
板16によって室内たる浴室16a内側と天井裏16b
側とに仕切られており、天井裏16b側には排気ダクト
17が設置されている。取付板14は、排気口体15が
排気ダクト17に接続された状態で、下部が天井板16
の開口部16cの木枠18に内接され、この状態で、フ
ランジ部14bがその木枠18に図示しないねじなどに
よって取付け固定される。その後、換気扇本体8が木枠
18の開口部に室内側から挿入されて、フランジ部8b
が図示しないねじなどによって木枠18に取付け固定さ
れる。
【0020】その際、取付板14の上端にある係止部1
4cの先端部は、換気扇本体8の上面に形成された係合
凹部8dと係合することにより、取付板14に対する換
気扇本体8の取付け位置が決まるようになっている。そ
して、換気扇本体8の右側面は取付板14に接し、排気
口8cは取付板14の連通口14a及び排気口体15を
介して排気用ダクト17に連通するようになる。また、
換気扇本体8のフランジ部8bの右側面にある一辺は、
取付板14のフランジ部14bと下方から重なり合う。
最後に、開口部8aを室内側たる浴室16b側から覆う
ように、化粧枠13が換気扇本体8にスプリング12に
より装着される。
【0021】以上の構成において、本実施例の作用を説
明する。送風機11のファン駆動用モータ10によって
ファン9が回転駆動されると、浴室16b内部の水蒸気
を含んだ空気が開口部8aより換気扇本体8の内部に取
り込まれ、換気扇本体8の右側面に形成された排気口8
cより、取付板14の連通口14a及び排気口体15を
経由して排気用ダクト17へと排出される。
【0022】そして、この水蒸気を含んだ空気が比較的
低温度である排気口体15の内面に接触することにより
結露して発生した水滴19は、テーパがつけられたその
排気口体15の内面を基端部の方に向かって移動して行
き、排気口体15と取付板14との接合部に来ると両者
の隙間に浸入し、更に排気口体15のフランジ部15a
の下端より漏れ出して、取付板14の表面を伝って下方
へ落下する。すると、水滴19は、やがてその下方にお
いて取付板14の水受部14dに達して、そこから取付
板14と換気扇本体8との接触面の隙間に浸入し、その
隙間を伝って下方に落下する。
【0023】そして、水滴19が取付板14のフランジ
部14b及び換気扇本体8のフランジ部8bの先端に来
ると、そこから外部に漏れ出すことにより、水滴19は
浴室16a内に落下する。
【0024】従って、本実施例によれば、水滴19が排
気口体15のフランジ部15aと取付板14との接合部
より漏れ出したとしても、その下方部に設けた水受部1
4dによって水滴19を取付板14と換気扇本体8との
接触面の間に導くことによって浴室16a内に排出させ
るようにしたので、水滴19が木枠18及び天井板16
にかかることがない。従って、木枠18及び天井板16
が水滴19によって腐るようなことを防止でき、換気扇
本体8の取付強度が不足する危険がなくなり、また、黴
の発生もない。
【0025】しかも、取付板14に水受部14dを設け
たことにより、実公昭62−14513号公報に開示さ
れた改良技術とは異なり、木枠18を大形にして換気扇
本体8との間に間隔を設ける必要はなく、そして、取付
板14の下部を木枠18に内接した状態でこの取付板1
4に換気扇本体8の右側面を接するように構成したの
で、換気扇本体8のフランジ部8b,木枠18及び化粧
枠13が大形化することがない。
【0026】尚、排気口体15は排気ダクト17に嵌め
込み接続されているので、この部分のシールが不十分で
あると、排気口体15と排気ダクト17との接触部分か
ら水滴が漏れ出すことも考えられるが、この場合でも、
水滴は排気口体15のテーパ状をなす外面を伝ってフラ
ンジ部15aの下端に流下するので、同様にして水受部
14dで受けられるようになる。
【0027】図3(a)及び図3(b)は本発明の第2
実施例を示す。図1(a)及び(b)と同一部分には同
一符号を付して、以下異なる部分のみ説明する。この第
2実施例においては、フランジ部15aの下端15a´
を水受部14dで受けるように構成し、フランジ部15
aの上部2箇所をねじ20によってねじ止めすることに
よって、排気口体15は取付板14に固着されている。
【0028】以上の構成において、排気口体15の取付
板14への取付け位置は、水受部14dの位置によって
決定されることになり、また、排気口体15のフランジ
部15aの下部は、水受部14dによって固定されてい
る。そして、排気口体15の内面で発生した水滴19
は、第1の実施例と同様にフランジ部15aの下端15
a´より漏れ出すと、その時点で直ちに水受部14dに
受止められて取付板14と換気扇本体8の接触面の間に
導かれることになる。
【0029】従って、第2実施例によれば、第1実施例
と同様の効果を得ることができると共に、取付板14に
おける水受部14dの形成位置によって排気口体15の
取付け位置も決まるので、排気口体15の位置決めを独
自に行う必要がなく、また、フランジ部15aの下部は
水受部14dによっても固定されるので、ねじ止め(若
しくはスポット溶接)を行う箇所を減らすことができ
る。
【0030】図4は本発明の第3実施例を示す。図1
(a)と異なるところは、木枠18,取付板14の一部
とそのフランジ部14e及び換気扇本体8の一部とその
フランジ部8bのみ示した。他の部分の構成は第1の実
施例と同様である。この第3実施例においては、取付板
14のフランジ部14bに代わるフランジ部14eの先
端は、換気扇本体8のフランジ部8bの先端よりも長さ
寸法Aだけ側方に突出するように形成されている。
【0031】以上の構成において、換気扇本体8と取付
板14との接触面の隙間に導かれた水滴19は、やが
て、換気扇本体8のフランジ部8bの先端部より漏れ出
す。その際に、木枠18に接している取付板14のフラ
ンジ部14eの先端部は、換気扇本体8のフランジ部8
bの先端部よりも長さ寸法Aだけ側方に突出しているた
め、漏れ出した水滴19が木枠18に伝っていくことが
なく、従って、水滴19が、木枠18の下面を濡らすこ
とがない。
【0032】図5は本発明の第4実施例を示す。図5で
は、第3実施例と同様に木枠18,取付板14の一部と
そのフランジ部14b及び換気扇本体8の一部とそのフ
ランジ部8eのみ示した。他の部分の構成は第1実施例
と同様である。この第4実施例においては、換気扇本体
8のフランジ部8bに代わるフランジ部8eの先端部
は、取付板14のフランジ部14bより離間するように
角度αをもって下方に曲成されている。
【0033】以上の構成において、換気扇本体8と取付
板14との接触面の隙間に導かれた水滴19は、やが
て、取付板14のフランジ部14bと換気扇本体8のフ
ランジ部8eとの接触面の端部より漏れ出して、フラン
ジ部8eの曲成された先端部の斜面上に沿って移動し、
浴室16a内に排出される。その際に、木枠18に接し
ている取付板14のフランジ部14bと、換気扇本体8
のフランジ部8bの角度αを以て曲成された先端部とは
離間しているため、漏れ出した水滴19が木枠18に伝
っていくことがなく、従って、水滴19が、木枠18の
下面を濡らすことがない。
【0034】図6は本発明の第5実施例を示す。図6で
は、第3,第4の実施例と同様に木枠18,取付板14
の一部とそのフランジ部14f及び換気扇本体8の一部
とそのフランジ部8bのみ示した。他の部分の構成は第
1の実施例と同様である。この第5実施例においては、
取付板14のフランジ部14bに代わるフランジ部14
fの先端部は、換気扇本体8のフランジ部8bの先端部
よりも長さ寸法Bだけ側方に突出するように形成され、
且つ、その先端部は、木枠18の下面より離間するよう
に角度βをもって曲成されている。
【0035】以上の構成において、換気扇本体8と取付
板14との接触面の隙間に導かれた水滴19は、やが
て、取付板14のフランジ部14fと換気扇本体8のフ
ランジ部8bとの接触面の端部、即ちフランジ部8bの
先端部より漏れ出して、フランジ部14fの曲成された
先端部の斜面下に沿って移動し、浴室16a内に排出さ
れる。その際に、木枠18は角度βを以て曲成された取
付板14のフランジ部14fの先端部とは離間している
ため、漏れ出した水滴19が木枠18に伝っていくこと
がなく、従って、第3及び第4実施例と同様に木枠18
の下面を濡らすことがない。
【0036】図7は、本発明の第6実施例を示す要部の
斜視図である。この第6実施例においては、排気口体1
5の基端部に、下部に一対の傾斜部15cを有するフラ
ンジ部15bを形成し、取付板14に傾斜部15cの先
端を中点として前後に少し幅を持たせて水受部14gを
切り起こしによって形成した。
【0037】この様なフランジ部15bを有する通気口
体15を用いた場合は、フランジ部15bと取付板14
の接合部の隙間より漏出する水滴19は、傾斜部15c
に沿って移動し、傾斜部15cの先端に集まってそこか
らフランジ部15bを離れて水受部14gに達する。従
って、この第6実施例では、水受部14gの長さは上記
各実施例の水受部14dより短く構成することができる
ので、取付板14の構造的な強度を高めることができ
る。
【0038】尚、上記各実施例では、排気口体15は浴
室からの空気を排出するためのものであるが、例えば、
二部屋同時排気構成の場合には、浴室からの排気を換気
扇本体内に吸入するための吸気口体として作用させるこ
とも可能であり、この場合には、換気扇本体には他に排
気口体を設けるようにする。
【0039】その他、本発明は上記各実施例にのみ限定
されるものではなく、例えば、浴室用のみならず、調理
室用としても適用することができるなど、要旨を変更し
ない範囲内で適宜変形して実施し得る。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の天井用換気扇によれば、天井板の開口部の木枠
に内接した状態でフランジ部がその木枠に取り付けられ
る金属製の取付板に、通気口体のフランジ部分から落下
する水を受ける水受部を切り起こしによって形成したこ
とにより、通気口体内面に結露によって発生し通気口体
のフランジ部の隙間から漏出した水滴は、水受部によっ
て取付板と換気扇本体との接触面の間に導かれて、両者
のフランジ部の先端から室内に排出されるので、木枠と
換気扇本体の間に間隔を設けなくとも、水滴が木枠及び
天井板にかかることがなく、従って、木枠及び換気扇本
体のフランジ部並びに化粧枠の寸法を大きくする必要が
ない。
【0041】この場合、水受部を、通気口体のフランジ
部の下端部を受けて該通気口体を位置決めするように構
成すれば、通気口体を取付板に取付けるのにねじ止め箇
所またはスポット溶接箇所が少なくてすみ、また、通気
口体独自の位置決めの必要がない(請求項2)。
【0042】また、取付板のフランジ部の先端を、換気
扇本体のフランジ部の先端よりも側方に突出するように
構成した場合は、取付板と換気扇本体の隙間を伝って流
れた水が換気扇本体のフランジ部の先端から流れ出ると
きに、木枠の下面を濡らすことがない(請求項3)。
【0043】更に、換気扇本体のフランジ部の先端部
を、取付板のフランジ部より離間するように曲成した場
合は、取付板と換気扇本体の隙間を伝って流れた水が換
気扇本体のフランジ部の先端から流れ出るときに、木枠
の下面を濡らすことがない(請求項4)。
【0044】加えて、取付板のフランジ部の先端部を、
木枠より離間するように曲成した場合は、取付板と換気
扇本体の隙間を伝って流れた水が取付板のフランジ部の
先端から流れ出るときに、木枠の下面を濡らすことがな
い(請求項5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の構成で、
(a)は縦断面図、(b)は取付板の斜視図
【図2】全体の構成の縦断面図
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】本発明の第3実施例を示す主要部の縦断面図
【図5】本発明の第4実施例を示す図4相当図
【図6】本発明の第5実施例を示す図4相当図
【図7】本発明の第6実施例を示す図1(b)相当図
【図8】従来の例を示す図1(a)相当図
【符号の説明】
8は換気扇本体、8aは開口部、8bはフランジ部、8
cは排気口(通気口)、8fはフランジ部、11は送風
機、13は化粧枠、14は取付板、14aは連通口、1
4bはフランジ部、14dは水受部、14eはフランジ
部、14fはフランジ部、14gは水受部、15は排気
口体(通気口体)、15aはフランジ部、15bはフラ
ンジ部、16は天井板、16aは浴室(室)、16bは
天井裏、16cは開口部、18は木枠である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に連通口を有し且つ下端部にフラン
    ジ部を有し、下部が天井板の開口部の木枠に内接した状
    態でフランジ部がその木枠に取り付けられる金属製の取
    付板と、 基端部にフランジ部を有し、そのフランジ部が前記取付
    板に取付けられて前記連通口に連通する通気口体と、 送風機を内蔵し、下面が開口すると共に側面に通気口を
    有し、下面開口部にフランジ部が形成されて、そのフラ
    ンジ部が前記取付板のフランジ部に下方から重なり合う
    ようにして前記木枠に取り付けられることにより、側面
    が前記取付板に接し且つ通気口が連通口を介して通気口
    体に連通する換気扇本体と、 前記取付板に前記通気口体側に位置して切り起こしによ
    って形成され、前記通気口体のフランジ部分から落下す
    る水を受ける水受部と、 前記天井板の開口部を室内側から覆うように配設された
    化粧枠とを具備してなる天井用換気扇。
  2. 【請求項2】 水受部は、通気口体のフランジ部の下端
    部を受けて該通気口体を位置決めするようになっている
    ことを特徴とする請求項1記載の天井用換気扇。
  3. 【請求項3】 取付板のフランジ部の先端は、換気扇本
    体のフランジ部の先端よりも側方に突出するようになっ
    ていることを特徴とする請求項1記載の天井用換気扇。
  4. 【請求項4】 換気扇本体のフランジ部の先端部は、取
    付板のフランジ部より離間するように曲成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の天井用換気扇。
  5. 【請求項5】 取付板のフランジ部の先端部は、木枠よ
    り離間するように曲成されていることを特徴とする請求
    項3記載の天井用換気扇。
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