JPH083515A - フィン用塗料組成物、フィン及びフィンの製造方法 - Google Patents

フィン用塗料組成物、フィン及びフィンの製造方法

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JPH083515A
JPH083515A JP13407594A JP13407594A JPH083515A JP H083515 A JPH083515 A JP H083515A JP 13407594 A JP13407594 A JP 13407594A JP 13407594 A JP13407594 A JP 13407594A JP H083515 A JPH083515 A JP H083515A
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JP
Japan
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polyoxyethylene
thio
ether
coating film
fin
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Application number
JP13407594A
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English (en)
Inventor
Masashi Kato
正志 加藤
Koichi Otomi
浩一 大富
Tsuyoshi Katsumata
堅 勝又
Chihiro Masago
千弘 真砂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoeisha Chemical Co Ltd
MA Aluminum Corp
Original Assignee
Mitsubishi Aluminum Co Ltd
Kyoeisha Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水濡性(熱交換効率)に優れたフィンを低廉
に得る技術を提供することである。 【構成】 融解点が45℃以上で、Karabinos
法による曇数が15〜19のチオエーテル結合を有する
ノニオン型高分子活性剤を含有するフィン用塗料組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水濡性、加工性に優れ
た熱交換器用アルミニウムフィンの塗膜形成に用いられ
る塗料組成物、この塗料組成物が塗布されたフィン並び
にフィンの製造方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】最近、生活水準の向上に伴いルームエア
コンが急速に普及し、熱交換器用のフィン材の需要は著
しく高い。このフィン材としては、軽量性、加工性、さ
らには熱伝導性に優れたアルミニウム又はアルミニウム
合金(単に、アルミニウム)が広く使用されている。
【0003】そして、熱交換器に組み込まれているフィ
ンは、熱交換効率の向上を目的として、すなわちフィン
の水濡性を良くする為に、アルミニウム材の表面にベー
マイト等の化成処理を施したり、塗装処理することが行
われている。つまり、フィン材であるアルミニウムの腐
食防止の為のみならず、熱交換器の運転中に発生する凝
縮水の付着による通風抵抗の増大を防止し、熱交換効率
の低下を起こさせないようにする為、ベーマイト処理な
どの化成処理を施したり、塗装処理することが行われて
いる。
【0004】ところで、アルミニウム材をフィンの形状
に加工した後、塗装処理などの表面処理がなされるのが
一般的であったが、最近では、工程の簡略化や塗膜の均
一性といった面から、フィンに加工する前のアルミニウ
ム材からなるコイルの表面に塗装を施し、この後フィン
の形状に加工するといったプレコート法に対する期待が
高まっている。
【0005】このようなプレコート法としては、例えば
コイル表面に界面活性剤やシリカを含有する水性塗料を
塗布した後、フィンの形状に加工するといった手段が提
案(特開昭55−164264号公報)されている。す
なわち、塗膜中に存在しているシリカと界面活性剤の作
用により、塗膜に付着した凝集水を拡がらせ、フィン間
を通過する空気の通路断面積の減少を防止し、通風抵抗
を減少させ、風量の増加を図ろうとするものである。
【0006】しかしながら、この提案のものでは、界面
活性剤やシリカを含有する水性塗料を塗布した後にフィ
ンの形状に加工するものであるから、塗膜に存在するシ
リカの為に金型の耐久性が乏しく、それ故コストが高く
付く問題点が起きるに至った。そこで、表面に親水性高
分子化合物と架橋剤を含有する塗料を塗布、硬化させた
後、アルカリ水溶液による処理を施し、これによって表
面粗さを粗くして水濡性を向上させたコイルを得た後、
フィンの形状に加工するといった手段が提案(特開昭6
1−227877号公報)されている。
【0007】これによれば、シリカを塗膜中に存在せし
めていないことから、プレス加工に用いられる金型の耐
久性の低下を防止できているものの、親水性は充分なも
のではなく、しかも使用済みのアルカリ処理廃液の処理
が必要となる。更に、アルミニウムフィンのプレス加工
法が、ドロー加工法(張り出し、絞り加工)からドロー
レス加工法(しごき加工)に変わって来ている。又、フ
ロン規制の問題から塩素系溶剤での脱脂が不要な洗浄レ
スタイプの揮発性プレス油の使用が拡大している。
【0008】ところで、このような厳しい加工法が採用
されている現状では、今までの塗装技術で塗装されたア
ルミニウムフィンに、低粘度の洗浄レスタイプの加工油
を塗膜上に塗布後、ドローレス加工を行うと、油切れを
起こし、プレス成型性に支障を来すという問題が生じて
来ている。このようなことから、親水性の樹脂皮膜が形
成されたアルミニウムフィン材の表面に、液状の界面活
性剤を基剤とし、この基剤にリン系極圧添加剤、高級脂
肪酸、高級脂肪酸エステル、高級アルコールのうち少な
くとも一種の物質を0.1〜20%含有する潤滑剤を塗
布するといった技術思想が提案(特開昭61−4619
0号公報)されているものの、このものは潤滑剤より形
成された皮膜の除去工程が必要とされており、それだけ
面倒で、コストが高く付いている。
【0009】
【発明の開示】本発明の目的は、水濡性(熱交換効率)
に優れたフィンを低廉に得る技術を提供することであ
る。この本発明の目的は、融解点が45℃以上で、Ka
rabinos法による曇数が15〜19のチオエーテ
ル結合を有するノニオン型高分子活性剤を含有すること
を特徴とするフィン用塗料組成物によって達成される。
【0010】又、融解点が45℃以上で、Karabi
nos法による曇数が15〜19のチオエーテル結合を
有するノニオン型高分子活性剤を含有する塗膜が表面に
設けられてなることを特徴とするフィンによって達成さ
れる。又、融解点が45℃以上で、Karabinos
法による曇数が15〜19のチオエーテル結合を有する
ノニオン型高分子活性剤を含有する塗膜をアルミニウム
又はアルミニウム合金材表面に設ける塗膜形成工程と、
前記塗膜が設けられたアルミニウム又はアルミニウム合
金材をフィンに成形加工する成形加工工程とを具備する
ことを特徴とするフィンの製造方法によって達成され
る。
【0011】本発明において、融解点が45℃以上のも
のを選んだのは、この塗料組成物が塗布されたフィン材
料であるアルミニウム材からなるコイルがフィンに加工
される前にあっては巻回されている状態にあり、加工段
階で巻き解かれる訳であるが、融解点が45℃未満の低
すぎるものにあっては、巻回されているコイルの接触面
同士が接着され、巻き解きが困難になったり、巻き解き
時にノニオン型高分子活性剤を含有する塗膜が剥がれ、
塗膜を設けた意味が低下してしまうからである。
【0012】かつ、Karabinos法による曇数が
15〜19のものを選んだのは、チオエーテル結合を有
するノニオン型高分子活性剤におけるエチレンオキサイ
ド鎖の大きさ(長さ)によって、アルミニウム材表面に
形成された膜の水濡れ性が大きく左右されたからであ
る。すなわち、Karabinos法による曇数が15
未満のノニオン型高分子活性剤が用いられた場合には、
フィンに好適な水濡れ性が確保できていなかったのであ
る。そして、Karabinos法による曇数が19よ
り大きなノニオン型高分子活性剤が用いられた場合に
は、それ自体の融点は高いものの、塗膜の水溶性が高く
なり、水分の吸収が著しく、ベトツキが起き、融解点が
45℃未満の低すぎるものの場合と同様、巻回されてい
るコイルの接触面同士が接着され、巻き解きが困難にな
ったり、巻き解き時にノニオン型高分子活性剤を含有す
る塗膜が剥がれ、塗膜を設けた意味が低下してしまうか
らである。
【0013】さらに、ノニオン型高分子活性剤を選んだ
のは、ノニオン型高分子活性剤が有する親水性のポリオ
キシエチレン基と疎水基であるアルキル基などとの相乗
作用によって、本発明の目的とするアルミニウム材をフ
ィンに加工する際のプレス加工性、特にドローレス加工
に際しての潤滑特性に優れていたからである。つまり、
シリカ分を含ませなくても済むことから、金型の損傷が
少なく、作業能率よくフィンが製造できたのである。
【0014】特に、本発明におけるノニオン型高分子活
性剤にあっては、アルミニウム材をフィンに加工する際
のしごき加工性が著しく向上していた。これは、チオエ
ーテル結合を有していることから、硫黄元素の極圧性に
起因するものと考えられる。さらに、本発明で用いられ
るチオエーテル結合を有しているノニオン型高分子活性
剤はポリオキシエチレンチオアルキルエーテルであり、
エチレンオキサイドの付加によりKarabinos法
による曇数が15〜19のものを好ましいものとして挙
げることが出来る。特に、融解点が55.0〜76.0
で、Karabinos法による曇数が16.0〜1
8.5のポリエチレンオキサイド鎖およびチオエーテル
結合を有するノニオン型高分子活性剤が好ましい。
【0015】以下、本発明について詳細に説明する。先
ず、本発明におけるKarabinos法による曇数に
ついて説明する。界面活性剤の業界において、エチレン
オキサイド系非イオン活性剤の構造推定、すなわちエチ
レンオキサイド付加モル数の推定に曇点の測定による方
法が採用されることがある。この曇点は、親水基/疎水
基(重量比)との間で特定の関係があり、エチレンオキ
サイドの付加モル数が多くなるにつれて曇点は上昇して
いる。従って、予め既知の試料についてこの関係を求め
ておけば、曇点を測定することによりエチレンオキサイ
ドの付加モル数を推定することが出来る。しかしなが
ら、曇点が0℃以下または100℃以上の為に測定でき
ないものもある。
【0016】そこで、曇点の測定とは別に、Karab
inosのフェノール滴定による方法を採用した。この
方法は、界面活性剤の業界においては、一般的に曇数の
測定法と称されており、その原理は、エチレンオキサイ
ド系非イオン活性剤をフェノール溶液で滴定すると乳白
色を呈し、この終点のフェノールの滴定量(これを曇数
と称する)がエチレンオキサイドの鎖長に関連があると
考えられており、疎水基が判っている場合には非イオン
活性剤のエチレンオキサイドの鎖長を推定できる。すな
わち、この曇数の値によってノニオン型高分子活性剤の
特性が大きく変わっているのである。
【0017】そこで、この曇数についての検討を鋭意押
し進めて行った結果、Karabinos法による曇数
が15〜19のノニオン型高分子活性剤を選定し、この
ような特定の活性剤をアルミニウム材の表面に介在させ
ておけば、特に、融解点が45℃以上で、Karabi
nos法による曇数が15〜19のノニオン型高分子活
性剤をアルミニウム材の表面に介在させておけば、プレ
ス加工、特にドローレス加工に際して潤滑特性に優れ、
金型が損傷し難く、作業能率良くフィンが製造できるこ
とが判ったのである。特に、融解点が約55〜76℃
で、Karabinos法による曇数が約16〜18.
5のポリエチレンオキサイド鎖を有し、チオエーテル結
合を有するノニオン型高分子活性剤を用いた場合には好
ましいものであった。
【0018】融解点が45℃以上で、Karabino
s法による曇数が15〜19のチオエーテル結合を有す
るノニオン型高分子活性剤は、次のようにして得られ
る。例えば、炭素数8〜22の直鎖または側鎖のアルキ
ルまたはアルキレンメルカプタンに、触媒として水酸化
ナトリウム、水酸化カリウムあるいは無水の炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウムなどを0.1〜1.0wt%程度加
え、加圧下で100〜200℃にてエチレンオキサイド
を規定量吹き込みつつ反応させることによって、ポリオ
キシエチレンチオアルキルエーテルが得られる。勿論、
これらのチオエーテル結合を有するノニオン型高分子活
性剤は、融解点が45℃以上で、Karabinos法
による曇数が15〜19のものとなるようにエチレンオ
キサイドが付加されたものである。
【0019】尚、使用される触媒、反応温度などについ
ては上記のものに限定されるものではない。上記のよう
なノニオン型高分子活性剤を所定量の水に溶解させ、こ
の水性塗料をハケ塗り、浸漬、スプレー、静電塗装ある
いはロールコーターなどの適宜な塗布手段でアルミニウ
ム材の表面に塗布する。
【0020】尚、アルミニウム材の表面には、予め親水
性皮膜が設けられたものであることが好ましい。かつ、
耐蝕性をも有する親水性皮膜が設けられたものであるこ
とが好ましい。例えば、化成処理による親水性皮膜、あ
るいは親水性を示す樹脂が塗布されてなる皮膜などが挙
げられる。親水性樹脂の皮膜としては、例えばニトリル
基を有する共役系単量体(a)、ヒドロキシ基を有する
共役系単量体(b)、カルボキシル基を有する共役系単
量体(c)、アルキル基を有する共役系単量体(d)、
Pを有する共役系及び/又は非共役系単量体(e)、及
びリン酸塩化合物(f)を用いて構成された重合体
(α)の酸基が、アミン系化合物(β)及びアルカリ金
属の水酸化物(γ)で部分中和することにより構成され
た樹脂と、ポリグリシジルエーテルの群の中から選ばれ
る少なくとも一つの硬化剤とを用いて構成されてなるも
のが好ましい例として挙げられる。尚、単量体(a)、
単量体(b)、単量体(c)、単量体(d)及び単量体
(e)の配合割合は、単量体(a)/単量体(b)/単
量体(c)/単量体(d)/単量体(e)が重量比で5
〜25/3〜15/60〜85/0/5〜7/0〜6で
ある場合が好ましかった。又、リン酸塩化合物(f)の
配合割合は、単量体(a)と単量体(b)と単量体
(c)と単量体(d)と単量体(e)の総和100重量
部に対して0.1〜7重量部のものである場合が好まし
い。重合反応の結果得られる重合体(α)は、平均分子
量が1000〜50000、特に2000〜35000
のものであることが好ましい。そして、このアミン系化
合物(β)の配合量は、重合体(α)100重量部に対
して3〜15重量部、望ましくは5〜12重量部である
ことが好ましい。
【0021】そして、耐蝕性にも富む親水性の皮膜が構
成されてなるアルミニウム材の表面に、前記本発明にな
る所定量のノニオン型高分子活性剤が溶解された水溶液
がハケ塗り、浸漬、スプレー、静電塗装あるいはロール
コーターなどの適宜な塗布手段で、乾燥厚さが0.5〜
5μm、望ましくは0.5〜2μmとなるよう塗布され
る。塗装後に乾燥が行われる。この乾燥は、製造ライン
のスピードに合わせて考慮すれば良く、例えば80〜2
50℃の温度下に2〜180秒程度維持すれば良い。
尚、塗料中には、美装や、その他の目的で、着色剤や、
その他の添加剤を加えることは自由である。
【0022】このようにして、本発明になるチオエーテ
ル結合を有するノニオン型高分子活性剤を含有する塗膜
が表面に構成されてなるアルミニウム材コイルに対して
所定の加工(例えば、ドローレス加工)が施され、フィ
ンが構成される。この加工に際しては、アルミニウム材
の表面に本発明になるチオエーテル結合を有するノニオ
ン型高分子活性剤を含有する塗膜が設けられているか
ら、金型の耐久性が高い。すなわち、アルミニウム材の
表面に設けられたチオエーテル結合を有するノニオン型
高分子活性剤を含有する塗膜自身に潤滑機能があること
から、金型に損傷が起き難いのである。かつ、この潤滑
性の機能を発揮する塗膜にはシリカのような成分が含ま
れていないから、金型に損傷が一層起きにくい。
【0023】又、得られたフィン表面に形成されている
チオエーテル結合を有するノニオン型高分子活性剤を含
有する塗膜は親水性を有しており、水濡性に優れたもの
である。従って、このノニオン型高分子活性剤を含有す
る塗膜を除去することなく熱交換器に組み込んでも差し
支えないものである。以下、本発明を実施例により具体
的に説明する。
【0024】
【実施例】
〔ポリオキシエチレン(50)チオ−n−オクチルエー
テル〕攪拌機、温度計、エチレンオキサイド吹込管、窒
素ガス導入管及び減圧管を付した2リットルのオートク
レーブに、チオカルコール08(花王製、n−オクチル
メルカプタン)73g(0.5モル)と、粒状の水酸化
カリウム(触媒、和光純薬製の特級試薬)0.5gを仕
込み、室温下において攪拌しながら窒素ガスを30分間
導入して、窒素置換した。
【0025】この後、120℃に上昇させ、そしてエチ
レンオキサイド1155g(26.25モル)をオート
クレーブ内に少量ずつ3時間かけて吹き込む。吹込完了
後、付加反応を完結させる為に、150〜160℃に1
時間維持する。この結果、ポリオキシエチレン(50)
チオ−n−オクチルエーテルが得られている。
【0026】そして、温度を100℃に冷却した後、窒
素ガスを導入して未反応エチレンオキサイドを窒素ガス
で置換し、この後徐々に冷却すると、固化が始まり、本
発明で用いられるノニオン型高分子活性剤(ポリオキシ
エチレン(50)チオ−n−オクチルエーテル CH3
(CH2 6 CH2 S(CH2 CH2 O)50H)が得ら
れる。
【0027】このようにして得られたノニオン型高分子
活性剤No1は、融解点が56.1℃、曇数が16.5
の淡黄色固体であった。 〔ポリオキシエチレン(100)チオ−n−オクチルエ
ーテル〕〔ポリオキシエチレン(50)チオ−n−オク
チルエーテル〕の製造において、チオカルコール08を
43.8g、粒状の水酸化カリウムを0.3gとし、
又、エチレンオキサイドの吹込量を1386gとして同
様に行うと、ポリオキシエチレン(100)チオ−n−
オクチルエーテルが得られる。
【0028】このポリオキシエチレン(100)チオ−
n−オクチルエーテル(CH3 (CH2 6 CH2
(CH2 CH2 O)100 H)No2は、融解点が60.
5℃、曇数が17.1の淡黄色固体であった。 〔ポリオキシエチレン(150)チオ−n−オクチルエ
ーテル〕〔ポリオキシエチレン(50)チオ−n−オク
チルエーテル〕の製造において、チオカルコール08を
29.2g、粒状の水酸化カリウムを0.2gとし、
又、エチレンオキサイドの吹込量を1386gとして同
様に行うと、ポリオキシエチレン(150)チオ−n−
オクチルエーテルが得られる。
【0029】このポリオキシエチレン(150)チオ−
n−オクチルエーテル(CH3 (CH2 6 CH2
(CH2 CH2 O)150 H)No3は、融解点が62.
8℃、曇数が17.5の淡黄色固体であった。 〔ポリオキシエチレン(200)チオ−n−オクチルエ
ーテル〕〔ポリオキシエチレン(50)チオ−n−オク
チルエーテル〕の製造において、チオカルコール08を
21.9g、粒状の水酸化カリウムを0.15gとし、
又、エチレンオキサイドの吹込量を1386gとして同
様に行うと、ポリオキシエチレン(200)チオ−n−
オクチルエーテルが得られる。
【0030】このポリオキシエチレン(200)チオ−
n−オクチルエーテル(CH3 (CH2 6 CH2
(CH2 CH2 O)200 H)No4は、融解点が64.
7℃、曇数が17.9の淡黄色固体であった。 〔ポリオキシエチレン(250)チオ−n−オクチルエ
ーテル〕〔ポリオキシエチレン(50)チオ−n−オク
チルエーテル〕の製造において、チオカルコール08を
21.9g、粒状の水酸化カリウムを0.15gとし、
又、エチレンオキサイドの吹込量を1732gとして同
様に行うと、ポリオキシエチレン(250)チオ−n−
オクチルエーテルが得られる。
【0031】このポリオキシエチレン(250)チオ−
n−オクチルエーテル(CH3 (CH2 6 CH2
(CH2 CH2 O)250 H)No5は、融解点が66.
0℃、曇数が18.1の淡黄色固体であった。 〔ポリオキシエチレン(50)チオ−n−ドデシルエー
テル〕〔ポリオキシエチレン(50)チオ−n−オクチ
ルエーテル〕の製造において、チオカルコール08の代
わりにチオカルコール20(花王製、n−ドデシルメル
カプタン)を101g、粒状の水酸化カリウムを0.5
gとし、又、エチレンオキサイドの吹込量を1155g
として同様に行うと、ポリオキシエチレン(50)チオ
−n−ドデシルエーテルが得られる。
【0032】このポリオキシエチレン(50)チオ−n
−ドデシルエーテル(CH3 (CH 2 10CH2 S(C
2 CH2 O)50H)No6は、融解点が59.5℃、
曇数が16.2の淡黄色固体であった。 〔ポリオキシエチレン(100)チオ−n−ドデシルエ
ーテル〕〔ポリオキシエチレン(50)チオ−n−ドデ
シルエーテル〕の製造において、チオカルコール20を
80.8g、粒状の水酸化カリウムを0.4gとし、
又、エチレンオキサイドの吹込量を1848gとして同
様に行うと、ポリオキシエチレン(100)チオ−n−
ドデシルエーテルが得られる。
【0033】このポリオキシエチレン(100)チオ−
n−ドデシルエーテル(CH3 (CH2 10CH2
(CH2 CH2 O)100 H)No7は、融解点が62.
3℃、曇数が17.0の淡黄色固体であった。 〔ポリオキシエチレン(150)チオ−n−ドデシルエ
ーテル〕〔ポリオキシエチレン(50)チオ−n−ドデ
シルエーテル〕の製造において、チオカルコール20を
40.4g、粒状の水酸化カリウムを0.2gとし、
又、エチレンオキサイドの吹込量を1386gとして同
様に行うと、ポリオキシエチレン(150)チオ−n−
ドデシルエーテルが得られる。
【0034】このポリオキシエチレン(150)チオ−
n−ドデシルエーテル(CH3 (CH2 10CH2
(CH2 CH2 O)150 H)No8は、融解点が64.
1℃、曇数が17.4の淡黄色固体であった。 〔ポリオキシエチレン(200)チオ−n−ドデシルエ
ーテル〕〔ポリオキシエチレン(50)チオ−n−ドデ
シルエーテル〕の製造において、チオカルコール20を
30.3g、粒状の水酸化カリウムを0.15gとし、
又、エチレンオキサイドの吹込量を1386gとして同
様に行うと、ポリオキシエチレン(200)チオ−n−
ドデシルエーテルが得られる。
【0035】このポリオキシエチレン(200)チオ−
n−ドデシルエーテル(CH3 (CH2 10CH2
(CH2 CH2 O)200 H)No9は、融解点が65.
6℃、曇数が17.6の淡黄色固体であった。 〔ポリオキシエチレン(250)チオ−n−ドデシルエ
ーテル〕〔ポリオキシエチレン(50)チオ−n−ドデ
シルエーテル〕の製造において、チオカルコール20を
30.3g、粒状の水酸化カリウムを0.15gとし、
又、エチレンオキサイドの吹込量を1732gとして同
様に行うと、ポリオキシエチレン(250)チオ−n−
ドデシルエーテルが得られる。
【0036】このポリオキシエチレン(250)チオ−
n−ドデシルエーテル(CH3 (CH2 10CH2
(CH2 CH2 O)250 H)No10は、融解点が6
7.0℃、曇数が17.9の淡黄色固体であった。 〔ポリオキシエチレン(50)チオ−t−ドデシルエー
テル〕〔ポリオキシエチレン(50)チオ−n−オクチ
ルエーテル〕の製造において、チオカルコール08の代
わりにt−ドデシルメルカプタン(和光純薬製)を10
1g、水酸化カリウムの代わりに無水の炭酸カリウムを
0.75gとし、又、エチレンオキサイドの吹込量を1
155gとして同様に行うと、ポリオキシエチレン(5
0)チオ−t−ドデシルエーテルが得られる。
【0037】このポリオキシエチレン(50)チオ−t
−ドデシルエーテル(CH3 (CH 2 8 C(CH3
2 S(CH2 CH2 O)50H)No11は、融解点が5
7.2℃、曇数が16.4の黄色固体であった。 〔ポリオキシエチレン(100)チオ−t−ドデシルエ
ーテル〕〔ポリオキシエチレン(50)チオ−t−ドデ
シルエーテル〕の製造において、t−ドデシルメルカプ
タンを80.8g、無水の炭酸カリウムを0.6gと
し、又、エチレンオキサイドの吹込量を1848gとし
て同様に行うと、ポリオキシエチレン(100)チオ−
t−ドデシルエーテルが得られる。
【0038】このポリオキシエチレン(100)チオ−
t−ドデシルエーテル(CH3 (CH2 8 C(C
3 2 S(CH2 CH2 O)100 H)No12は、融
解点が58.8℃、曇数が17.3の黄色固体であっ
た。 〔ポリオキシエチレン(150)チオ−t−ドデシルエ
ーテル〕〔ポリオキシエチレン(50)チオ−t−ドデ
シルエーテル〕の製造において、t−ドデシルメルカプ
タンを40.4g、無水の炭酸カリウムを0.3gと
し、又、エチレンオキサイドの吹込量を1386gとし
て同様に行うと、ポリオキシエチレン(150)チオ−
t−ドデシルエーテルが得られる。
【0039】このポリオキシエチレン(150)チオ−
t−ドデシルエーテル(CH3 (CH2 8 C(C
3 2 S(CH2 CH2 O)150 H)No13は、融
解点が60.3℃、曇数が17.6の黄色固体であっ
た。 〔ポリオキシエチレン(200)チオ−t−ドデシルエ
ーテル〕〔ポリオキシエチレン(50)チオ−t−ドデ
シルエーテル〕の製造において、t−ドデシルメルカプ
タンを30.3g、無水の炭酸カリウムを0.23gと
し、又、エチレンオキサイドの吹込量を1386gとし
て同様に行うと、ポリオキシエチレン(200)チオ−
t−ドデシルエーテルが得られる。
【0040】このポリオキシエチレン(200)チオ−
t−ドデシルエーテル(CH3 (CH2 8 C(C
3 2 S(CH2 CH2 O)200 H)No14は、融
解点が62.2℃、曇数が18.0の黄色固体であっ
た。 〔ポリオキシエチレン(250)チオ−t−ドデシルエ
ーテル〕〔ポリオキシエチレン(50)チオ−t−ドデ
シルエーテル〕の製造において、t−ドデシルメルカプ
タンを30.3g、無水の炭酸カリウムを0.23gと
し、又、エチレンオキサイドの吹込量を1732gとし
て同様に行うと、ポリオキシエチレン(250)チオ−
t−ドデシルエーテルが得られる。
【0041】このポリオキシエチレン(250)チオ−
t−ドデシルエーテル(CH3 (CH2 8 C(C
3 2 S(CH2 CH2 O)250 H)No15は、融
解点が63.8℃、曇数が18.2の黄色固体であっ
た。 〔ポリオキシエチレン(100)チオ−n−ヘキサデシ
ルエーテル〕〔ポリオキシエチレン(50)チオ−t−
ドデシルエーテル〕の製造において、t−ドデシルメル
カプタンの代わりにn−ヘキサデシルメルカプタンを7
7.4g、無水の炭酸カリウムの代わりに水酸化カリウ
ムを0.6gとし、又、エチレンオキサイドの吹込量を
1386gとして同様に行うと、ポリオキシエチレン
(100)チオ−n−ヘキサデシルエーテルが得られ
る。
【0042】このポリオキシエチレン(100)チオ−
n−ヘキサデシルエーテル(CH3(CH2 14CH2
S(CH2 CH2 O)100 H)No16は、融解点が5
9.8℃、曇数が16.7であった。 〔ポリオキシエチレン(200)チオ−n−ヘキサデシ
ルエーテル〕〔ポリオキシエチレン(100)チオ−n
−ヘキサデシルエーテル〕の製造において、n−ヘキサ
デシルメルカプタンを51.6g、水酸化カリウムを
0.4gとし、又、エチレンオキサイドの吹込量を18
48gとして同様に行うと、ポリオキシエチレン(20
0)チオ−n−ヘキサデシルエーテルが得られる。
【0043】このポリオキシエチレン(200)チオ−
n−ヘキサデシルエーテル(CH3(CH2 14CH2
S(CH2 CH2 O)200 H)No17は、融解点が6
3.7℃、曇数が17.3であった。上記のようにして
得られたNo1〜No17の本発明で用いられるチオエ
ーテル結合を有するノニオン型高分子活性剤20重量部
を80重量部のイオン交換水に溶かし、本発明になるN
o1〜No17の塗料を調整した。
【0044】又、ポリエチレングリコールPEG♯40
0(ライオン株式会社製のHO(CH2 CH2 O)n
H、分子量400)、ポリエチレングリコールPEG♯
1000(ライオン株式会社製のHO(CH2 CH
2 O)n H、分子量1000)、ポリエチレングリコー
ルPEG♯4000(ライオン株式会社製のHO(CH
2 CH2 O)n H、分子量4000)、ポリエチレング
リコールPEG♯6000(ライオン株式会社製のHO
(CH2 CH2 O)n H、分子量6000)、ポリエチ
レングリコールPEG♯20000(ライオン株式会社
製のHO(CH2 CH 2 O)n H、分子量2000
0)、ポリエチレンオキサイドPEO−8(住友精化株
式会社製のHO(CH2 CH2 O)n H、分子量800
00)各々20重量部をイオン交換水80重量部に溶解
し、比較例になるNo18〜No23の塗料を調整し
た。
【0045】又、ノニオライトPN−10(共栄社化学
株式会社製のポリオキシエチレン(10)ノニルフェニ
ルエーテル)、ノニオライトTWO−13(共栄社化学
株式会社製のポリオキシエチレン(13)ソルビタンモ
ノオレイン酸エステル)、ノニオライトAS−5(共栄
社化学株式会社製のポリオキシエチレン(5)ステアリ
ルエーテル)、ノニオライトAL−11(共栄社化学株
式会社製のポリオキシエチレン(11)ラウリルエーテ
ル)、ネオライトLET(共栄社化学株式会社製のポリ
オキシエチレン(3)ラウリル硫酸エステルソーダ
塩)、オレイン酸ソーダ(共栄社化学株式会社製のナト
リウムオレエート塩)各々20重量部をイオン交換水8
0重量部に溶解し、比較例になるNo24〜No29の
塗料を調整した。
【0046】一方、攪拌機、還流冷却器、温度計、滴下
ロート及び窒素ガス導入管を付した1リットルの四つ口
フラスコに、イオン交換水300g、次亜リン酸ソーダ
12g、過硫酸アンモニア15g、アクリル酸170
g、イタコン酸60g、無水マレイン酸30g、アクリ
ル酸n−ブチル25g、アクリロニトリル85g、2−
ヒドロキシプロピルアクリレート40g、及び2−ホス
ホキシエチルメタクリレート4.1gを仕込み、窒素ガ
ス気流下で5時間ラディカル重合反応を行わせて得た濃
度が59%の重合体(α)を水酸化リチウムを用いてp
H5まで部分中和し、さらに25%アンモニア水でpH
7に調整し、この後イオン交換水により濃度を20%に
調整し、親水性の樹脂を得た。そして、この親水性の樹
脂100重量部に対してポリエチレングリコールジグリ
シジルエーテル(エポキシ当量394、水溶率100
%、粘度160cp)75重量部、ポリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル(エポキシ当量587、水溶
率100%、融点45℃)10重量部、及びポリグリセ
ロールポリグリシジルエーテル(エポキシ当量166、
水溶率100%、粘度1500cp)2重量部を配合
し、これをアルミニウム材の表面に乾燥厚さが2μm塗
布したものを用意した。
【0047】そして、前記No1〜No29の塗料を上
記親水性塗膜が設けられてなるアルミニウム材の表面に
乾燥後の厚さが約0.5〜2μm、例えば1μmとなる
ように塗布し、乾燥させ、この塗装アルミニウム材をプ
レス加工して、フィンを作製し、この後フィンを熱交換
器に洗浄することなく組み込んだ。このフィンを作製す
る際のプレス加工性、フィンの水濡性、潤滑性について
調べたので、その結果を表−1に示す。
【0048】 表−1 No 融解点(℃) 曇数 水濡性 潤滑性 プレス加工性 A B 実施例No1 56.1 16.5 ○ ○ ○ ○ 実施例No2 62.7 17.1 ○ ○ ○ ○ 実施例No3 64.0 17.5 ○ ○ ○ ○ 実施例No4 65.3 17.9 ○ ○ ○ ○ 実施例No5 66.0 18.1 ○ ○ ○ ○ 実施例No6 59.5 16.2 ○ ○ ○ ○ 実施例No7 61.3 17.0 ○ ○ ○ ○ 実施例No8 64.1 17.4 ○ ○ ○ ○ 実施例No9 65.6 17.6 ○ ○ ○ ○ 実施例No10 67.0 17.9 ○ ○ ○ ○ 実施例No11 57.2 16.4 ○ ○ ○ ○ 実施例No12 57.9 17.3 ○ ○ ○ ○ 実施例No13 60.3 17.6 ○ ○ ○ ○ 実施例No14 62.4 18.0 ○ ○ ○ ○ 実施例No15 63.8 18.2 ○ ○ ○ ○ 実施例No16 59.8 16.7 ○ ○ ○ ○ 実施例No17 63.7 17.3 ○ ○ ○ ○ 比較例No18 液状 172.0 ○ × × × 比較例No19 37.5 30.5 ○ × × × 比較例No20 59.5 19.8 ○ △ × × 比較例No21 62.0 16.8 ○ △ △ × 比較例No22 60.0 16.0 ○ × × × 比較例No23 65.4 14.5 △ × × × 比較例No24 液状 61.0 △ × × × 比較例No25 液状 59.0 △ × × × 比較例No26 23.0 11.3 × △ × × 比較例No27 液状 14.1 △ △ △ × 比較例No28 126.0 17.2 ○ × × × 比較例No29 232.0 16.8 × ○ ○ △ 曇 数:活性剤1gを50mlの水に溶解させた溶液
に、フェノール5%溶液を滴下した時に、その溶液が乳
白色に変色する時のフェノール溶液のml数。(20
℃) 水濡性:水滴の接触角を測定 ○印;30°以下 △印;31〜50° ×印;50°以上 潤滑性:試料にプレス油を塗布し、バウデン式摩擦試験
機にて表面の動摩擦係数を測定 ○印;0.15以下 △印;0.16〜0.25 ×印;0.26以上 プレス加工性A:試料を揮発性プレス油(出光石油AF
−2A)を用いて連続加工(しごき率65%のドローレ
ス加工)し、成形品の不良と金型への焼付を観察 ○印;成形不良5%以下、金型への焼付なし △印;成形不良5〜15%、金型への焼付少々 ×印;成形不良15%以上、金型への焼付多 プレス加工性B:試料をプレス油なしで連続加工(しご
き率50%のドローレス加工)し、成形品の不良と金型
への焼付を観察 ○印;成形不良5%以下、金型への焼付なし △印;成形不良5〜15%、金型への焼付少々 ×印;成形不良15%以上、金型への焼付多
【0049】
【効果】本発明になる塗料は水濡性に富むものであり、
従ってフィン表面に塗布されることにより、水滴が付着
しても水滴は拡がり、通風抵抗の増大が小さく、熱交換
率に優れたものとなることが判る。又、潤滑性にも優れ
たものであるから、予め塗膜を形成しておき、この後プ
レス加工などを施しても金型が損傷することが少ないも
のであり、従ってそれだけ製造コストが低廉なものとな
る。
【0050】さらには、潤滑性にも優れていると言うこ
とは、プレス加工に際して潤滑油の使用量をそれだけ少
なくすることが可能であり、潤滑油の使用量を少なくし
た場合には後工程での潤滑油の除去が簡単となるのみな
らず、水濡性の低下をそれだけ防止できることにもな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝又 堅 静岡県裾野市深良3218の1 (72)発明者 真砂 千弘 奈良県奈良市朱雀5−1−1−48−203

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融解点が45℃以上で、Karabin
    os法による曇数が15〜19のチオエーテル結合を有
    するノニオン型高分子活性剤を含有することを特徴とす
    るフィン用塗料組成物。
  2. 【請求項2】 ポリオキシエチレンチオアルキルエーテ
    ルであり、エチレンオキサイドの付加によりKarab
    inos法による曇数が15〜19のチオエーテル結合
    を有するノニオン型高分子活性剤を含有することを特徴
    とする請求項1のフィン用塗料組成物。
  3. 【請求項3】 融解点が45℃以上で、Karabin
    os法による曇数が15〜19のチオエーテル結合を有
    するノニオン型高分子活性剤を含有する塗膜が表面に設
    けられてなることを特徴とするフィン。
  4. 【請求項4】 ポリオキシエチレンチオアルキルエーテ
    ルであり、エチレンオキサイドの付加によりKarab
    inos法による曇数が15〜19のチオエーテル結合
    を有するノニオン型高分子活性剤を含有する塗膜が表面
    に設けられてなることを特徴とする請求項3のフィン。
  5. 【請求項5】 融解点が45℃以上で、Karabin
    os法による曇数が15〜19のチオエーテル結合を有
    するノニオン型高分子活性剤を含有する塗膜をアルミニ
    ウム又はアルミニウム合金材表面に設ける塗膜形成工程
    と、前記塗膜が設けられたアルミニウム又はアルミニウ
    ム合金材をフィンに成形加工する成形加工工程とを具備
    することを特徴とするフィンの製造方法。
  6. 【請求項6】 ポリオキシエチレンチオアルキルエーテ
    ルであり、エチレンオキサイドの付加によりKarab
    inos法による曇数が15〜19のチオエーテル結合
    を有するノニオン型高分子活性剤を含有する塗膜をアル
    ミニウム又はアルミニウム合金材表面に設ける塗膜形成
    工程を具備することを特徴とする請求項5のフィンの製
    造方法。
JP13407594A 1994-06-16 1994-06-16 フィン用塗料組成物、フィン及びフィンの製造方法 Pending JPH083515A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009109074A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 熱交換器フィン材用アルミニウム合金板、及びそれを用いた熱交換器フィン材の製造方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009109074A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 熱交換器フィン材用アルミニウム合金板、及びそれを用いた熱交換器フィン材の製造方法。

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