JPH0639347A - 熱交換器用プレコート・フィン材の製造法 - Google Patents

熱交換器用プレコート・フィン材の製造法

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JPH0639347A
JPH0639347A JP19885092A JP19885092A JPH0639347A JP H0639347 A JPH0639347 A JP H0639347A JP 19885092 A JP19885092 A JP 19885092A JP 19885092 A JP19885092 A JP 19885092A JP H0639347 A JPH0639347 A JP H0639347A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミニウム板の表面に無機系あるいは有機
系の親水性皮膜を有する熱交換器用フィン材について、
水で容易に除去できる低臭気の親水性潤滑剤を吸着ある
いはごく少量含浸させることにより、プレス加工後に溶
剤による洗浄が不要で、しかも皮膜の親水性を劣化させ
ずに良好な潤滑性を付与することができる、プレコート
・フィン材の製造法を提供する。 【構成】 アルミニウム板の表面に耐食性下地皮膜と親
水性皮膜が設けられている熱交換器用フィン材の表面
に、アルキロールアミド、ポリオキシエチレンアリール
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルモノエステル等
の親水性を有する潤滑剤を含む水溶液を塗布し、乾燥し
て、親水性皮膜に親水性潤滑剤を吸着もしくは含浸せし
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱交換器用プレコー
ト・フィン材の製造法に関する。
【0002】この明細書において、アルミニウムとは、
アルミニウムおよびアルミニウム合金を含むものとす
る。
【0003】
【従来の技術】近年、オゾン層破壊防止のため、フロン
および塩素系溶剤の使用規制が叫ばれており、廃止へ向
けての動きが活発になってきている。エア・コン業界で
も、従来、フィン材のプレス成形後にプレス油除去の目
的で実施していたフロン洗浄や1,1,1−トリクロロ
エタンあるいはパークロロエチレンによる洗浄を廃止
し、溶剤洗浄の不要な揮発性プレス油を用いて成形し、
熱風乾燥でプレス油除去を行なう生産工程へと移行しつ
つある。
【0004】この揮発性プレス油は、従来のプレス油と
比較して粘度が低く、蒸発しやすい成分を使用している
ので、脱脂の面では有利であるが、工具摩擦防止性、成
形性の面では不利であり、工具寿命が短くなり、金型の
維持管理に多大な費用がかゝるような状況になってき
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題に対してプ
レス油側からの対応としては、ベース油に各種油性向上
材を添加し、潤滑性を向上させる検討がなされている。
一方、フィン材側からの対応としては、つぎの2つの方
向の検討がなされている。
【0006】有機系プレコート・フィン材への移行:
特開昭62−273843号公報、および特開昭63−
199637号公報に示すように、樹脂系表面処理(有
機下地皮膜+親水性有機皮膜)を用いることで、成形性
および耐金型摩耗性を改善する方向であるが、親水性持
続性の点で親水性無機皮膜より劣っており、高レベルの
親水性が容器されるエア・コン機種には対応できないと
いう問題があった。
【0007】潤滑剤のオーバーコート:特開昭63−
170492号公報、および特開昭63−281722
号公報に示すように、水溶性樹脂をバインダーとして微
粉末状潤滑剤をオーバーコートしたり、金属石鹸を直接
オーバーコートすることで、潤滑性を付与し、成形性お
よび耐金型摩耗性を改善する方向であるが、とくにオー
バーコート層が厚く、その除去が不完全であると、親水
性の劣化、臭気の発生、かびの発生等を引き起こすこと
があるという問題があった。また、親水性の良好な樹脂
をバインダーとして用いると、コイル材保管中の吸湿に
より、ブロッキング、変色、腐食等の問題が発生するお
それがあった。
【0008】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、アルミニウム板の表面に無機系あるいは有機
系の親水性皮膜を有する熱交換器用フィン材について、
水で容易に除去できる低臭気の親水性潤滑剤を吸着ある
いはごく少量含浸させることにより、プレス加工後に溶
剤による洗浄が不要で、しかも皮膜の親水性を劣化させ
ずに良好な潤滑性を付与することができる、プレコート
・フィン材の製造法を提供しようとするにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、アルミニウム板の表面に耐食性下地
皮膜と親水性皮膜が設けられている熱交換器用フィン材
の表面に、ポリエチレングリコール、ポリアルキレング
リコール、ポリオキシエチレンアリールエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、プルロニック型ポリ
アルキレングリコール、ポリオキシエチレンアルキルエ
ステル、多価アルコールモノアルキルエステルエチレン
オキシド付加物、アルキロールアミド型活性剤、アルキ
ルスルホネート、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウ
ム、アルキル硫酸エステル、およびポリオキシエチレン
アリールエーテル硫酸エステルよりなる群の中から選ば
れた少なくとも1つの物質よりなる親水性を有する潤滑
剤を含む水溶液を塗布し、乾燥して、親水性皮膜に親水
性潤滑剤を吸着もしくは含浸せしめることを特徴とす
る、熱交換器用プレコート・フィン材の製造法を要旨と
している。
【0010】上記において、まずアルミニウム板は、所
要長さを有する平板の状態で処理および加工をすること
ができるが、とくにコイル状の状態で連続的に処理およ
び加工をするのが好適である。
【0011】熱交換器用フィン材の表面に設けられる耐
食性下地皮膜は、無機下地皮膜または有機下地皮膜より
なるものであり、また、耐食性下地皮膜の表面に設けら
れる親水性皮膜は、無機系親水性皮膜または有機系親水
性皮膜よりなるものである。
【0012】まずフィン材の耐食性無機下地皮膜として
は、例えばクロメート皮膜、ベーマイト皮膜、ケイ酸皮
膜、またはこれらの皮膜の組合わせよりなるものであ
る。酸化皮膜をアルミニウム板の表面に形成するには、
例えば脱イオン水中でのベーマイト法、クロメート処理
法、または陽極酸化処理法等の種々の方法を用いる。
【0013】つぎに、耐食性有機下地皮膜としては、現
在用いられている有機高分子樹脂のほとんどが使用可能
であり、これには、例えばポリ塩化ビニルー酢酸ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレンのようなビニル系樹
脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹
脂、スチロール系樹脂、フェノール系樹脂、フッ素系樹
脂、ケイ素系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、ポリカ
ーボネイト系樹脂、ポリアミド系樹脂、アルキッド系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ユリアメラミン系樹脂、ポリ
アセタール系樹脂および繊維素系樹脂などがあげられ
る。
【0014】このような有機高分子樹脂よりなる耐食性
下地皮膜の厚みは、例えば1〜50μmであるのが好ま
しい。
【0015】また、耐食性下地皮膜としては、その他、
ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、およびセルロ
ースヒドロキシエチルエーテルのような下地皮膜形成能
を有する有機高分子樹脂と、有機高分子樹脂に対してキ
レートを形成しかつクロム、ジルコニウムまたはチタン
含有化合物の少なくとも1種とを含む処理剤を用いて、
フィン材を下地処理することにより形成される耐食性下
地皮膜があげられる。
【0016】このような有機高分子樹脂およびこれとキ
レートを形成する金属化合物とよりなる耐食性下地皮膜
については、例えば特開昭62−247866号公報に
詳しく述べられている。
【0017】さらに、耐食性下地皮膜としては、その
他、アルミニウム製フィン材の表面に、スルホン酸基
(−SO3 H)またはその塩が導入された水溶性有機高
分子樹脂と、水溶性架橋剤とを含む水溶液を塗布し、こ
の水溶液が塗布されたフィン材を加熱して、スルホン化
水溶性有機高分子樹脂と架橋剤とを反応させることによ
り形成される耐食性下地皮膜があげられる。このような
下地皮膜は、非常に耐水密着性に優れているものであ
り、この下地皮膜については、例えば特開平4−108
575号公報に詳しく述べられている。
【0018】つぎに、上記親水性皮膜のうち、無機系親
水性皮膜としては、例えばアルカリケイ酸塩(A) とカル
ボニル基を有する低分子有機化合物(B) を主成分とする
もの、あるいはまたこれらに水溶性有機高分子化合物
(C) を加えたものを主成分とする特殊水ガラスとを使用
するのが好ましい。このような無機系親水性皮膜につい
ては、例えば特開平2−42389号公報に詳しく述べ
られているが、ここに、簡単に説明する。
【0019】上記アルカリケイ酸塩(A) は、皮膜に親水
性を与えるための主成分を構成するものであり、SiO
2 /M2 O(式中Mはリチウム、ナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属を意味する)で表わされる比が1以上
のものを用いる必要がある。とくに、SiO2 /M2
が2〜5のアルカリケイ酸塩を用いるのが好ましい。
【0020】また上記低分子有機化合物(B) は、分子内
にカルボニル基(>C=O)を有する低分子有機化合物
であって、これはアルカリケイ酸塩(A) による皮膜を安
定化させて、より親水性を向上させ、かつ皮膜に柔軟性
を与えるものである。
【0021】このような低分子有機化合物(B) として
は、具体的にはアルデヒド類、エステル類、およびアミ
ド類などがあげられ、とくにグリオキザールおよびγー
ブチロラクトン等を用いるのが好ましい。
【0022】つぎに、上記水溶性有機高分子化合物(C)
は、アルカリケイ酸塩(A) とカルボニル基を有する低分
子有機化合物(B) とから形成された皮膜の親水性をさら
に向上させるとともに、柔軟性をも向上させるものであ
る。
【0023】このような水溶性有機高分子化合物(C) と
しては、具体的には、多糖類系天然高分子、水溶性蛋白
系天然高分子、アニオン、非イオンあるいはカチオン性
付加重合系水溶性合成高分子、および重縮合系水溶性高
分子などがあげられるが、とくにアクリル酸−アクリル
アミド共重合体のナトリウム塩、アクリル酸−酢酸ビニ
ル共重合体のナトリウム塩、およびアクリル酸−ヒドロ
キシエチルメタクリレート共重合体のナトリウム塩など
を用いるのが好ましい。
【0024】上記において、アルカリケイ酸塩(A) 1重
量部に対して、カルボニル基を有する低分子有機化合物
(B) を0.1〜5重量部、および水溶性有機高分子化合
物(c) を0.01〜5重量部の割合で配合する。
【0025】なお、無機系親水性皮膜としては、その
他、ケイ酸、シリカゾルまたはアルミナゾル、あるいは
またケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウムおよび水ガラス
のようなケイ酸塩等の親水性無機材料から形成される親
水性皮膜であっても良い。
【0026】親水性無機材料は、水または溶剤分散型で
使用されるが、下地樹脂への吸着力を強めるため、無機
材料は溶剤分散型で用いるのが望ましく、親水性皮膜を
形成する処理は、浸漬、噴霧または塗布によって行な
う。
【0027】また上記親水性皮膜のうち、有機系親水性
皮膜としては、親水性有機高分子と、カルボニル基を有
する低分子有機化合物(B) よりなる架橋剤とを反応させ
ることにより得られる親水性変性有機高分子があげられ
る。この親水性変性有機高分子よりなる有機系親水性皮
膜については、例えば特開昭62−273843号公報
に詳しく述べられている。
【0028】ここで、上記親水性有機高分子としては、
具体的には、多糖類系天然高分子、水溶性蛋白系天然高
分子、アニオン、非イオンあるいはカチオン性付加重合
系水溶性合成高分子、および重縮合系水溶性高分子など
があげられるが、とりわけカルボン酸あるいはカルボン
酸塩基を有するアニオン性付加重合系水溶性高分子を用
いるのが好ましい。とくにポリアクリルアミド、ポリア
クリル酸、およびアクリル酸−アクリルアミド共重合
体、あるいはこれらのアルカリ金属塩を用いるのがよ
い。
【0029】カルボニル基を有する低分子有機化合物
(B) よりなる架橋剤としては、上記のように、グリオキ
ザールおよびγーブチロラクトン等を用いるのが好まし
い。
【0030】その他、有機系親水性皮膜としては、ポリ
ビニルアルコール(PVA)系親水性有機高分子と、水
溶性有機高分子と、架橋剤とを反応させることにより得
られるPVA系親水性変性有機高分子があげられる。こ
のPVA系親水性変性有機高分子よりなる有機系親水性
皮膜については、例えば特開平3−47570号公報に
詳しく述べられている。
【0031】ここで、上記PVA系親水性有機高分子と
しては、具体的には、スルホン酸基3モル%含有ポリビ
ニルアルコール、およびジケテン処理ポリビニルアルコ
ール等があげられる。また水溶性有機高分子としては、
スルホン酸基(−SO3 H)またはその塩が導入された
水溶性有機高分子樹脂であって、例えばスルホエチルア
クリレート−アクリル酸系共重合体等があげられる。そ
して架橋剤としては、水溶性有機高分子樹脂の活性水素
と反応し得る化合物であって、例えば2個以上のグリシ
ジル基、およびイソシアネート基等を含むペンタエチレ
ングリコール・ジグリシジルエーテル、亜硫酸塩ブロッ
クポリエーテル系イソシアネートプレポリマー等があげ
られる。
【0032】なお、アルミニウム板の表面に耐食性を有
する下地皮膜と親水性皮膜を形成する処理は、熱交換器
に組み立てる前のコイル状のアルミニウム板に対して行
なわれ、このようにして製造されたフィン材はその後所
定の金型により成形され、所定の形状を有する熱交換器
用フィンとなされるものである。
【0033】この発明の方法は、アルミニウム板の表面
に上記耐食性下地皮膜と親水性皮膜が設けられている熱
交換器用フィン材の表面に、親水性を有する潤滑剤を含
む水溶液を塗布し、乾燥して、親水性皮膜に親水性潤滑
剤を吸着もしくは含浸せしめるものである。
【0034】ここで、親水性を有する潤滑剤としては、
ポリエチレングリコール、ポリアルキレングリコール、
ポリオキシエチレンアリールエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、プルロニック型ポリアルキレン
グリコール、ポリオキシエチレンアルキルエステル、多
価アルコールモノアルキルエステルエチレンオキシド付
加物、アルキロールアミド型活性剤、アルキルスルホネ
ート、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、アルキル
硫酸エステル、およびポリオキシエチレンアリールエー
テル硫酸エステルよりなる群の中から選ばれた少なくと
も1つの物質よりなるものを使用する。
【0035】水溶液中には、上記親水性を有する潤滑剤
が、0.005〜10重量%の割合で含まれている。こ
こで、水溶液中の親水性潤滑剤含有量が0.005重量
%未満であれば、潤滑の作用効果が生じず、10重量%
を越えると、それ以上含有させても効果がないばかり
か、発泡の問題が生じるので、好ましくない。
【0036】熱交換器用フィン材の表面に、温度5〜7
0℃、好ましくは15〜35℃の親水性潤滑剤水溶液
を、スプレー、シャワー、はけ塗りあるいはロールコー
トによって塗布するか、または水溶液中にフィン材を浸
漬して塗布し、塗布後、50〜150℃の温度で乾燥す
る。
【0037】ここで、親水性潤滑剤水溶液の温度が、5
℃が未満と低いときは、潤滑剤が溶解し難く、また70
℃を越えると、発泡が生じるので、好ましくない。
【0038】親水性潤滑剤は、熱交換器用フィン材の表
面に0.3μm以下、好ましくは0.001〜0.1μ
mの付着量で塗布する。ここで、親水性潤滑剤の付着量
が0.3μmを越えると、熱交換器用プレコートフィン
材をコイル状態で保管するさい、ブロッキング、あるい
は表面腐食等が生じるので、好ましくない。
【0039】このような親水性潤滑剤の付着量は、潤滑
効果がある範囲内で、できるだけ少ない方が良い。
【0040】この発明の方法により製造されたプレコー
ト・フィン材から熱交換器用フィンを形成するプレス加
工には、例えば張出し加工、絞り加工、打抜き加工、カ
ーリング加工、およびチューブ挿通孔周縁の筒形立上が
り壁をしごいて高くするしごき加工等が含まれる。また
プレコート・フィン材がコイル状である場合には、これ
らの加工の後につづいて行なうフィン材を所定の長さに
切断するせん断加工も含まれる。
【0041】
【作用】上記この発明の方法によれば、アルミニウム板
の表面に耐食性下地皮膜と親水性皮膜が設けられている
熱交換器用フィン材の表面に、親水性を有する潤滑剤を
含む水溶液を塗布し、乾燥して、親水性皮膜の表面に親
水性潤滑剤を吸着もしくは含浸せしめるもので、親水性
潤滑剤の被覆層は、潤滑性と親水性を併わせ有するもの
であるから、熱交換器用プレコート・フィン材をプレス
加工すると、表面に潤滑性を有する被覆層が存在するこ
とにより、フィンに割れが発生せず、また金型の摩耗が
有効に防止され、しかも被覆層自体が親水性を有してい
るので、これの下側の親水性皮膜の水ヌレ性が阻害され
ない。そしてプレス加工、銅パイプろう付け後のリーク
テスト工程において水洗されることにより、親水性潤滑
剤の被覆層はほとんど除去され、表面に水ヌレ性の良い
親水性皮膜を備えた熱交換器用フィンを形成することが
できる。なお、リークテスト工程での水洗で、フィンの
表面に被覆層の一部が残存しても、これは親水性皮膜の
水ヌレ性を阻害しないので、問題はない。
【0042】なお、特殊水ガラスとの組合わせでは、水
ガラス皮膜のポア(空孔)中に潤滑剤を含浸あるいは吸
着させることができ、ブロッキング等の問題が生じな
い。
【0043】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を比較例とともに
説明する。
【0044】実施例1〜3 まず、厚さ1mmおよび幅75mmのアルミニウム製コイル
材(JIS−A1100H24)を脱脂処理後、このコ
イル材の表面をクロメート処理して、クロメート皮膜よ
りなる耐食性下地皮膜を形成したのち、下記表1に示す
ような各種成分を含む温度20℃の親水性皮膜形成剤水
溶液を塗布し、塗布後、160℃で、10分間加熱乾燥
して、クロメート下地皮膜の表面に、無機系親水性皮膜
を形成した。
【0045】なお、実施例1〜3の親水性皮膜形成剤の
成分においてアルカリケイ酸塩(A)としては、いずれも
SiO2 /Na2 O比が3のものを用いた。
【0046】また、カルボニル基を有する低分子有機化
合物(B) としては、グリオキザール(実施例1と実施例
3)、およびγーブチロラクトン(実施例2)を用い
た。
【0047】水溶性有機高分子化合物(C) としては、ア
クリル酸−アクリルアミド共重合体のNa塩(実施例
1)、アクリル酸−酢酸ビニル共重合体のNa塩(実施
例2)、およびアクリル酸−ヒドロキシエチルメタクリ
レート共重合体のNa塩(実施例3)を用いた。
【0048】つぎに、クロメート下地皮膜および無機系
親水性皮膜を有するコイル材の表面に、下記表1に示す
各種の親水性潤滑剤の水溶液を連続的に塗布し、塗布
後、これを80℃で乾燥して、無機系親水性皮膜の表面
に親水性潤滑剤よりなる被覆層が形成せられた熱交換器
用プレコートフィン材を製造した。
【0049】ここで、親水性を有する潤滑剤としては、
アルキロールアミド(実施例1)、ポリオキシエチレン
アリールエーテル(実施例2)、ポリオキシエチレンア
ルキルモノエステル(実施例3)を用いた。
【0050】また、親水性潤滑剤の被覆層の付着量は5
0〜100mg/m2 とした。
【0051】そして、この熱交換器用プレコートフィン
材をそのままプレス加工することにより、冷媒管挿通孔
をあけ、かつこの挿通孔の周縁に屈曲先端部(フレア)
を有する立上り状筒部を形成して、幅75mm×長さ15
0mmの大きさの方形フィンをつくり、ついでこのフィン
を水洗して、表面の親水性潤滑剤の被覆層を除去するこ
とにより、熱交換器用フィンを製造した。
【0052】評価試験 上記のようにして得られた各種プレコートフィン材の性
能を評価するために、親水性、潤滑性、臭気および耐金
型摩耗性を測定し、得られた結果を下記表1に示した。
【0053】ここで、親水性は、初期の段階、およびオ
レイン酸汚染テスト(14時間)と流水浸漬テスト(8
時間)を交互に3回ずつ繰り返したサイクルテスト後の
段階において、それぞれフィンの水の接触角を図ること
により測定した。
【0054】なお、親水性の評価は、接触角15°以下
を◎、16°〜30°を○、31°〜50°を△、51
°以上を×と表示した。
【0055】潤滑性は、上記プレコートフィン材の動摩
擦係数を測定することにより、行なった。すなわち、バ
ウデン式付着滑り試験機を用い、無潤滑、鋼球3/16
〃、荷重100gの測定条件で実施した。なお、動摩擦
係数が小さいものほど、滑り性が良く、潤滑性に優れて
いた。
【0056】また、臭気の評価は、表面処理を施したプ
レコートフィン材(75×150mm)を10枚まとめた
フィン・ブロックに、鼻で息を吹きかけて、臭気を評価
した。
【0057】臭気の評価は、臭気無しを◎、やっと感知
できる臭いを○、楽に感知できる臭いを△、刺激を伴う
強い臭いを×と表示した。
【0058】耐金型摩耗性は、上記プレコートフィンの
コイル材を、切断刃摩耗試験機を用いて連続切断した後
の切断刃の摩耗状態を測定した。なお、摩耗の少ないも
のを良好とし、◎:非常に良好、○:良好、△:やや不
良、×:不良、と表示した。
【0059】また、比較のために、クロメート下地皮膜
および無機系親水性皮膜を有するが、無機系親水性皮膜
の表面に親水性潤滑剤よりなる被覆層が形成されていな
い熱交換器用プレコートフィンのコイル材を製造し、こ
のコイル材について、上記の場合と同様に評価試験を行
ない、得られた結果を下記表1にまとめて示した。
【0060】
【表1】 上記表1から明らかなように、本発明の実施例1〜3お
よび比較例1〜3のプレコートフィン材では、親水性お
よび臭気については、ほとんど差違がなく、プレス加工
後の熱交換器用フィンは、表面の接触角が非常に小さ
く、したがって優れた水ヌレ性を有しており、しかもこ
の水ヌレ性は長期にわたって劣化することがなかった。
また熱交換器用フィンの表面からは臭気を感知しなかっ
た。
【0061】しかしながら、本発明の実施例1〜3のプ
レコートフィン材は、動摩擦係数が非常に小さく、すぐ
れた表面潤滑性を有しており、切断刃摩耗試験機を用い
た耐金型摩耗性テストでは、切断刃の摩耗が非常に少な
く、すぐれた耐金型摩耗性を有していた。これに対し、
比較例1〜3のプレコートフィン材では、動摩擦係数が
本発明の実施例のプレコートフィン材に比べて大きいも
のであり、本発明の実施例に比べて耐金型摩耗性は劣る
ものであった。
【0062】実施例4と5 上記実施例1〜3の場合と同様に熱交換器用プレコート
フィン材製造するが、クロメート下地皮膜の表面に、有
機系親水性皮膜を形成した。
【0063】ここで、有機系親水性皮膜としては、親水
性有機高分子と、カルボニル基を有する低分子有機化合
物(B) よりなる架橋剤とを反応させることにより得られ
る親水性変性有機高分子を用いた。
【0064】ここで、親水性有機高分子としては、ポリ
アクリルアミド(実施例4)、および、アクリル酸−ア
クリルアミド共重合体のNa塩(実施例5)を用いた。
【0065】また、カルボニル基を有する低分子有機化
合物(B) よりなる架橋剤としては、いずれの場合もグリ
オキザールを用いた。
【0066】そして、クロメート下地皮膜および有機系
親水性皮膜を有するコイル材の表面に、下記表2に示す
親水性潤滑剤の水溶液を連続的に塗布し、塗布後、これ
を乾燥して、有機系親水性皮膜の表面に親水性潤滑剤よ
りなる被覆層が形成せられた熱交換器用プレコートフィ
ン材を製造した。
【0067】ここで、親水性を有する潤滑剤としては、
ポリオキシエチレンアルキルモノエステル(実施例
4)、アルキロールアミド(実施例5)を用いた。
【0068】また、親水性潤滑剤の被覆層の付着量は5
0mg/m2 とした。
【0069】そして、この熱交換器用プレコートフィン
材をそのままプレス加工することにより、上記実施例4
と5の場合と同様に、熱交換器用フィンを製造した。
【0070】評価試験 上記のようにして得られた各種プレコートフィン材のに
ついて、親水性、潤滑性、臭気および耐金型摩耗性を、
前記実施例1〜3の場合と全く同様に測定し、得られた
結果を下記表2に示した。
【0071】また、比較のために、上記実施例4と5の
場合と同じクロメート下地皮膜および有機系親水性皮膜
を有するが、有機系親水性皮膜の表面に親水性潤滑剤よ
りなる被覆層が形成されていない熱交換器用プレコート
フィンのコイル材を製造し、このコイル材について、上
記の場合と同様に評価試験を行ない、得られた結果を下
記表2にまとめて示した。
【0072】
【表2】 上記表2から明らかなように、本発明の実施例4と5お
よび比較例4と5のプレコートフィン材では、親水性お
よび臭気については、ほとんど差違がなく、プレス加工
後の熱交換器用フィンは、表面の接触角が非常に小さ
く、したがって優れた水ヌレ性を有しており、親水性の
持続性もまずまずであり、また熱交換器用フィンの表面
からは臭気を感知しなかった。
【0073】しかしながら、本発明の実施例4と5のプ
レコートフィン材は、動摩擦係数が非常に小さく、すぐ
れた耐金型摩耗性を有していたのに対し、比較例4と5
のプレコートフィン材では、動摩擦係数が本発明の実施
例のプレコートフィン材に比べて大きいものであり、本
発明の実施例に比べて耐金型摩耗性は劣るものであっ
た。
【0074】
【発明の効果】この発明によるプレコート・フィン材の
製造法は、上述のように、アルミニウム板の表面に耐食
性下地皮膜と親水性皮膜が設けられている熱交換器用フ
ィン材の表面に、ポリエチレングリコール、ポリアルキ
レングリコール、ポリオキシエチレンアリールエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、プルロニッ
ク型ポリアルキレングリコール、ポリオキシエチレンア
ルキルエステル、多価アルコールモノアルキルエステル
エチレンオキシド付加物、アルキロールアミド型活性
剤、アルキルスルホネート、ジアルキルスルホコハク酸
ナトリウム、アルキル硫酸エステル、およびポリオキシ
エチレンアリールエーテル硫酸エステルよりなる群の中
から選ばれた少なくとも1つの物質よりなる親水性を有
する潤滑剤を含む水溶液を塗布し、乾燥して、親水性皮
膜に親水性潤滑剤を吸着もしくは含浸せしめることを特
徴とするもので、この発明の方法によれば、熱交換器用
フィン材の表面に設けられた親水性潤滑剤の被覆層は、
潤滑性と親水性を併わせ有するものであるから、熱交換
器用プレコート・フィン材をプレス加工すると、表面に
潤滑性を有する被覆層が存在することにより、フィンに
割れが発生せず、また金型の摩耗が有効に防止され、工
具摩擦防止性、成形性の面で有利であり、工具寿命が長
くなるとともに、金型の維持管理に費用がかゝらないと
いう効果を奏する。
【0075】しかも被覆層自体が親水性を有しているの
で、これの下側の親水性皮膜の水ヌレ性が阻害されず、
またプレス加工、銅パイプろう付け後のリークテスト工
程において水洗されることにより、親水性潤滑剤の被覆
層はほとんど除去され、表面に水ヌレ性の良い親水性皮
膜を備えた熱交換器用フィンを形成することができる。
【0076】なお、リークテスト工程での水洗で、洗浄
後のフィンの表面に被覆層の一部が残存しても、これは
親水性皮膜の水ヌレ性を阻害しないので、問題はない。
また、親水性潤滑剤は、水で容易に除去できるので、従
来のようなフロン洗浄や1,1,1−トリクロロエタン
あるいはパークロロエチレンによる洗浄を廃止すること
ができ、ひいてはオゾン層破壊防止にも貢献することが
できるし、上記親水性潤滑剤は、低臭気であるため、生
じないという効果を奏する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム板の表面に耐食性下地皮膜
    と親水性皮膜が設けられている熱交換器用フィン材の表
    面に、ポリエチレングリコール、ポリアルキレングリコ
    ール、ポリオキシエチレンアリールエーテル、ポリオキ
    シエチレンアルキルエーテル、プルロニック型ポリアル
    キレングリコール、ポリオキシエチレンアルキルエステ
    ル、多価アルコールモノアルキルエステルエチレンオキ
    シド付加物、アルキロールアミド型活性剤、アルキルス
    ルホネート、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ア
    ルキル硫酸エステル、およびポリオキシエチレンアリー
    ルエーテル硫酸エステルよりなる群の中から選ばれた少
    なくとも1つの物質よりなる親水性を有する潤滑剤を含
    む水溶液を塗布し、乾燥して、親水性皮膜に親水性潤滑
    剤を吸着もしくは含浸せしめることを特徴とする、熱交
    換器用プレコート・フィン材の製造法。
  2. 【請求項2】 水溶液中に親水性を有する潤滑剤が、
    0.005〜10重量%の割合で含まれている、請求項
    1記載のプレコート・フィン材の製造法。
  3. 【請求項3】 熱交換器用フィン材の表面に、温度5〜
    70℃の親水性潤滑剤水溶液を塗布した後、50〜15
    0℃の温度で乾燥する、請求項1記載のプレコート・フ
    ィン材の製造法。
  4. 【請求項4】 熱交換器用フィン材の親水性皮膜の表面
    に、親水性潤滑剤が0.001〜0.3μmの付着量で
    付着されている、請求項1記載のプレコート・フィン材
    の製造法。
  5. 【請求項5】 耐食性下地皮膜が無機下地皮膜または有
    機下地皮膜よりなるものであり、親水性皮膜が親水性無
    機皮膜または親水性有機皮膜よりなるものである、請求
    項1記載のプレコート・フィン材の製造法。
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