JPH0835114A - 発色性に優れた繊維 - Google Patents

発色性に優れた繊維

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JPH0835114A
JPH0835114A JP16444694A JP16444694A JPH0835114A JP H0835114 A JPH0835114 A JP H0835114A JP 16444694 A JP16444694 A JP 16444694A JP 16444694 A JP16444694 A JP 16444694A JP H0835114 A JPH0835114 A JP H0835114A
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alkali
leaf
fibers
length
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JP16444694A
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Kazuhiko Tanaka
和彦 田中
Kenichi Yoshioka
謙一 吉岡
Seiji Hirakawa
清司 平川
Masao Kawamoto
正夫 河本
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維化工程性が良好であり、しかも今までに
ない深みのある鮮明な色調とドライ感のある風合の染色
物を得ることができる異形断面繊維を提供する。 【構成】 繊維軸に平行に連続した葉状を有する異形断
面繊維であり、葉数が3〜7、葉状の先端部の長さLa
と葉状の先端部から該繊維断面の中心までの長さLcと
の比がLa/Lc=3.5/1〜1/5、かつ葉状先端
部の長さLaと葉状の下端部の長さLbとの比がLa/
Lb=3/1〜1/3であることを特徴とする発色性に
優れた繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、染色物の発色性が良好
な繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性合成繊維、とりわけポリエステ
ル繊維は天然繊維や他の化学繊維に比べて染色物の色の
深みや鮮明性に欠けるという欠点があり、とくにフォ−
マルウエアや学生服等の黒色製品において白っぽく見
え、商品価値が低下するという問題があった。ポリエス
テル繊維のこのような欠点を解消するものとして、繊維
表面に微細なクレ−タ−状の凹凸を形成したもの(特公
昭59−24233号公報)、繊維表面に微細な凹部を
形成するとともに繊維を構成するポリマ−よりも低屈折
率のポリマ−で繊維表面を被膜したもの(特公昭60−
37225号公報)が提案されている。しかしながら、
これらの繊維は繊維表面上に再現性よく凹凸を形成させ
ることが困難であり、安定な工程性の点で問題があっ
た。
【0003】また、繊維長手方向に沿って連続したスリ
ット状の溝を少なくとも5個繊維表面に設けた、深みの
ある染色性を有するポリエステル繊維が特開昭60−1
51313号公報に提案されている。しかしながら、こ
のように、繊維に溝を設けるだけでは十分な深色化効果
を得ることはできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、繊維
化工程性が良好であり、しかも今までにない深みのある
鮮明な色調とドライ感のある風合の染色物を得ることが
できる繊維を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
目的は、繊維軸に平行に連続した葉状を有する異形断面
繊維であり、葉数が3〜7、葉状の先端部の長さLaと
葉状の先端部から該繊維断面の中心までの長さLcとの
比がLa/Lc=3.5/1〜1/5、かつ葉状先端部
の長さLaと葉状の下端部の長さLbとの比がLa/L
b=3/1〜1/3であることを特徴とする発色性に優
れた繊維によって達成される。
【0006】本発明の繊維を図1によって説明する。図
1は本発明の繊維の断面形状を示した横断面図であり、
繊維1は葉状部分2を5個有している。葉状部分は繊維
軸方向に沿って3〜7個存することが必要である。葉状
部分が3〜7個存在することにより、染色性、ドライ感
のある風合に優れた繊維が得られる。葉状部分が3個未
満の場合、目的とする繊維が得られない。一方、葉状部
分が7個を越えると、1個の葉状部分の断面積が小さく
なる、所謂1個の葉状部分の繊度が小さくなり過ぎるの
で濃色が得られにくく、発色性、深色性が得られにく
い。
【0007】次に葉状部分の各部分の長さについて図3
により説明する。葉状の先端部の長さLaと葉状の先端
部から繊維断面の中心部までの長さLcとの比はLa/
Lc=3.5/1〜1/5であり、好ましくは3.1/
1〜1/3、より好ましくは2/1〜1/3である。L
a/Lc=3.5/1を越えるとドライ感のある風合の
繊維が得られない。一方、La/Lc=1/5未満の場
合、繊維化工程中、仮撚加工、エア−加工等の後加工工
程中に繊維断面が分割することがある。葉状の先端部の
長さLaと葉状の下端部の長さLbとの比はLa/Lb
=3/1〜1/3であり、好ましくはLa/Lb=3/
1〜1/4である。La/Lb=3/1を越えると、繊
維化工程中、仮撚加工、エア−加工等の後加工工程中に
繊維の葉状部分が裂けやすく、異形断面繊維の形状を為
さない。一方、La/Lb=1/3未満の場合、ドライ
感のある風合が得られにくく、濃色性も得られにくい。
【0008】上述の葉状部分の先端部の長さLa、下端
部の長さLb、先端部から繊維の中心部までの長さLc
を図3によって説明すると、1個の葉状部分の両端の突
起をA、Bとし、該葉状部分の両側の溝部分の最も深い
点をa、bとし、繊維横断面の中心部をGとすると、線
分ABの長さがLaであり、線分abの長さがLbであ
り、Gから線分ABへの垂線の長さGCがLcである。
【0009】本発明の異形断面繊維は上述の横断面形状
を有する繊維であるが、発色性、深色性の点でより満足
度の高いものを得ようとするためには、1個の葉状部分
の繊度が0.3デニ−ル以上であることが好ましく、
0.5〜2デニ−ルの範囲であることがより好ましい。
ここで『1個の葉状部分の繊度』とは図3において、A
−B−b−G−aで囲まれた部分の繊度を示す。
【0010】本発明の異形断面繊維はポリエチレンテレ
フタレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−ト等のポリエス
テル繊維、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド繊
維、エチレン−ビニルアルコ−ル系繊維に適用すること
ができるが、なかでも高発色性のものが得られやすい点
でポリエステル繊維が好ましい。このポリエステルとし
てはホモポリエステルはもちろんのこと、一般に用いら
れている共重合ポリエステルが用いられる。かかるポリ
エステルとしては、構成単位の80モル%以上がエチレ
ンテレフタレ−ト単位またはブチレンテレフタレ−ト単
位であることが好ましいが、イソフタル酸、ナフタレン
2,6−ジカルボン酸、フタル酸、α,β−(4−カル
ボキシフェノキシ)エタン、4、4´−ジカルボキシジ
フェニル、5−ナトリウムスルホイソフタル酸等の芳香
族ジカルボン酸;アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸等の脂肪族ジカルボン酸またはこれらのエステル類;
ジエチレングリコ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、シク
ロヘキサン−1,4−ジメタノ−ル、ポリエチレングリ
コ−ル、ポリテトラメチレングリコ−ル等のジオ−ル化
合物などを共重合成分として使用することができる。
【0011】また、一般的に使用されている添加剤を使
用することもできる。添加剤の種類としては蛍光増白
剤、紫外線吸収剤、安定剤等を挙げることができる。
【0012】さらに、本発明の繊維には発色性、深色性
を向上させるために無機微粒子が含有されていることが
好ましい。含有される無機微粒子の種類はとくに限定さ
れないが、屈折率がポリエステルよりも小さいシリカ、
炭酸カルシウム等を挙げることができ、とくにシリカが
好ましい。無機微粒子の含有量は製糸性、発色性のため
の繊維表面の粗面化の程度を考慮すると、0.1〜10
重量%が好ましく、0.3〜5重量%がとくに好まし
い。また、無機微粒子の粒径が大きすぎると製糸性を悪
化させ、発色性の向上効果がかえって小さくなるので、
無機微粒子の粒径は0.6μm以下、とくに0.1μm
以下が好ましい。
【0013】本発明の異形断面繊維はたとえば次のよう
にして製造することができる。図2は本発明の繊維を得
るためのアルカリ処理前の断面形状の例を示す横断面図
である。図2に示すように、まず、3〜7の葉状部分を
有するアルカリ難溶出成分(イ)とアルカリ易溶出成分
(ロ)からなる複合繊維を通常の方法で紡糸する。すな
わち、1000〜2000m/分の速度で巻取り、仮撚
加工を施したり、直接6000m/分の高速紡糸して得
ることができる。ついで、該複合繊維または該複合繊維
を布帛とし、アルカリ水溶液で処理することによりアル
カリ易溶出成分(ロ)を分解溶出し、3〜7の葉状部分
を有する異形断面繊維を得ることができる。アルカリ易
溶出成分(ロ)は、アルカリ処理前後における異形断面
繊維の先端部の長さLaの長さの変化率の絶対値が5%
以下になるようなポリマ−であれば、その種類に限定さ
れるものではない。
【0014】そのためには、アルカリ難溶出成分(イ)
に対するアルカリ易溶出成分(ロ)のアルカリ溶解速度
恒数が30倍以上であることが好ましい。
【0015】このようなアルカリ易溶出成分ポリマ−と
しては、易アルカリ溶解ポリエステルとして公知のポリ
エステル、たとえばイソフタル酸、アルキレングリコ−
ル、スルホイソフタル酸アルカリ金属塩等を共重合させ
たポリエステルを挙げることができる。なかでも、エチ
レンテレフタレ−トを主たる繰り返し単位とし、かつス
ルホイソフタル酸アルカリ金属塩、下記式〔II〕で表さ
れるジオ−ル単位、および下記式[III] で表される側鎖
単位を含有した共重合ポリエステルであることが好まし
い。以下、この共重合ポリエステルについて説明する。
スルホン酸塩基含有化合物とは、下記式〔I〕を含む化
合物である。
【0016】
【化1】 (式中、Arは3価の芳香族基、Mは金属原子を示す)
【0017】
【化2】 (式中、R1 はアルキレン基、mは10〜100の数を
示す)
【0018】
【化3】 (式中、R2 はアルキレン基、R3 は炭素数1〜18の
炭化水素基、nは10〜100の数、xおよびyはそれ
ぞれ0または1を示す)
【0019】上記式〔I〕で示されるジカルボン酸単位
は、共重合ポリエステルを構成する全酸成分の0.5〜
10モル%、式〔II〕で表されるジオール単位および式
[III〕で表される側鎖単位は、それぞれ共重合ポリエス
テルの重量に基づいて1〜20重量%含有され、かつ式
〔II〕で表されるジオール単位と式[III] で表される側
鎖単位の含有率の合計が共重合ポリエステルの重量に基
づいて2〜40重量%である共重合ポリエステルが好ま
しい。
【0020】上記共重合ポリエステルにおいては、それ
を構成するジカルボン酸単位として、上記の式〔I〕で
表されるジカルボン酸単位[以下、「ジカルボン酸単位
〔I〕」という]が共重合ポリエステルを構成する全酸
成分の0.5〜10モル%、とくに1〜7モル%の割合
で含有されることが好ましい。ジカルボン酸単位〔I〕
の共重合割合が0.5モル%未満であるとアルカリ処理
の際に該共重合ポリエステルが溶解しにくくなり、一方
10モル%を越えるとその金属スルホネート成分のイオ
ン相互作用により、該共重合ポリエステルを製造するた
めの重縮合反応中に増粘が起こり、共重合ポリエステル
が所望の極限粘度になるまで重縮合反応を継続すること
が困難になる。
【0021】ジカルボン酸単位〔I〕においては、Ar
が3価の芳香族基であり、Mは金属原子であり、基Ar
としては1,3,5−ベンゼントリイル基、1,2,3
−ベンゼントリイル基、1,2,4−ベンゼントリイル
基等のベンゼントリイル基;1,3,6−ナフタレント
リイル基、1,3,7−ナフタレントリイル基、1,
4,5−ナフタレントリイル基、1,4,6−ナフタレ
ントリイル基等のナフタレントリイル基などを挙げるこ
とができる。また金属原子Mはナトリウム、リチウム等
のアルカリ金属原子である。該共重合ポリエステルは、
1種類のジカルボン酸単位〔I〕のみを有していてもま
たは2種以上のジカルボン酸単位〔I〕を有していても
よい。
【0022】該共重合ポリエステルはエチレンテレフタ
レ−ト単位を主たる繰り返し単位とするが、テレフタル
酸およびジカルボン酸単位〔I〕以外の共重合され得る
カルボン酸単位として、イソフタル酸、1,4−ナフタ
レンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、
2,5−ナフタレンジカルボン酸、1,6−ナフタレン
ジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、
3,3’−ビフェニルジカルボン酸、4,4’−ジフェ
ニルイソプロピリデンジカルボン酸、1,2−ジフェノ
キシエタン−4’,4”−ジカルボン酸、2,5−アン
トラセンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸;β−ヒ
ドロキシエトキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸等の芳
香族ヒドロキシカルボン酸;またはそれらのエステル形
成性誘導体から誘導された芳香族ジカルボン酸単位を挙
げることができ、これらの芳香族ジカルボン酸単位は1
種類のみまたは2種以上含まれていてもよい。上記した
芳香族ジカルボン酸単位と共に、アジピン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸;シクロヘキ
サンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸やそのエステ
ル形成性誘導体から誘導された単位を含んでいてもよ
い。
【0023】また、該共重合ポリエステルは上記の式
〔II〕で表されるジオール単位[以下「ジオール単位
〔II〕」という]を共重合ポリエステルの重量に基づい
て1〜20%含有していることがよく、ジオール単位
〔II〕の割合が1重量%未満であると、共重合ポリエス
テルのアルカリ溶解性が低下し、一方20重量%を越え
ると紡糸性が困難になる場合がある。ジオール単位〔I
I〕において、R1 は炭素数1〜4のアルキレン基であ
るのが好ましく、エチレン基またはプロピレン基である
のがより好ましく、R1 がエチレン基であるのがアルカ
リ溶解性などの点から特に好ましい。ジオール単位〔I
I〕において、そのオキシアルキレン単位の重合度を示
すmは上記したように10〜100の範囲内の数であ
り、mが20〜80の範囲の数であるのが好ましい。ジ
オール単位〔II〕において、mが10よりも小さいとア
ルカリ溶解性が小さくなり、一方mが100を越えても
アルカリ溶解性はさして向上せず、むしろ着色などを生
じやすくなる。ジオール単位〔II〕の例としては、mが
上記10〜100の範囲内であるポリオキシエチレング
リコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキ
シエチレン/ポリオキシプロピレングリコール等から誘
導された単位を挙げることができ、該共重合ポリエステ
ルにおいてジオール単位〔II〕は一種のみまたは2種以
上含まれていてもよい。
【0024】また、該共重合ポリエステルは、エチレン
グリコ−ルおよびジオール単位〔II〕以外の他のジオー
ル単位を含有していてもよく、他のジオール単位として
は、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、
テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリコー
ル、ヘキサメチレングリコール、ノナメチレングリコー
ル、3−メチルペンタン−1,5−ジオール、2−メチ
ルオクタン−1,8−ジオール、ジエチレングリコール
等の脂肪族ジオール;シクロヘキサンジメタノール等の
脂環族ジオールなどから誘導される単位を挙げることが
でき、これらのジオール単位は1種類のみ含まれていて
も2種類以上含まれていてもよい。
【0025】そして、該共重合ポリエステルは更に上記
の式[III] で表される側鎖単位[以下「側鎖単位[III]
」という]を共重合ポリエステルの重量に基づいて1
〜20重量%有していることがよく、側鎖単位[III] の
割合が1重量%未満であると、アルカリ溶解性が低下
し、一方20重量%を越すと紡糸性が困難になる。側鎖
単位[III] は、例えば下記式〔IV〕;
【0026】
【化4】 [式中、Dはジカルボン酸成分やジオール成分などと反
応して、共重合ポリエステルの主鎖に対して、上記した
式[III] で示される側鎖単位[III] を導入し得る基であ
り、R2 、R3 およびnは上記と同じ基、数を示す]で
表される化合物を共重合ポリエステルの製造時に反応さ
せることにより共重合ポリエステル中に導入することが
できる。
【0027】上記式〔IV〕で表される化合物において、
エステル形成性の基Dの例としては、例えば下記式;
【化5】 で表されるグリシジル基、または下記式;
【化6】 で表される2,3−ジヒドロキシプロピル基などを挙げ
ることができる。
【0028】側鎖単位[III] において、R2 は炭素数1
〜4のアルキレン基であるのが好ましく、エチレン基ま
たはプロピレン基であるのがより好ましく、エチレン基
が特に好ましい。また、R3 の具体例としてはメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s
ec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−
オクチル、、2−エチルヘキシル、n−ドデシル、n−
ステアリル、などのアルキル基;シクロヘキシルなどの
炭素数6〜18のアリール基を挙げることができる。ま
た、この側鎖単位[III] はエチレン基とプロピレン基が
同じ分子中に存在してもよい。さらに、側鎖単位[III]
において、そのオキシアルキレン単位の重合度を示すn
は上記したように10〜100の範囲、とくに20〜8
0の範囲の数であるのが好ましい。nが10よりも小さ
いとアルカリ溶解性が小さくなり、一方nが100を越
えてもアルカリ溶解性はさして向上せず、着色の原因と
なるだけである。
【0029】側鎖単位[III] の具体例としては、ポリオ
キシエチレングリコール−メチル−グリシジルエーテ
ル、ポリオキシエチレングリコール−メチル−2,3−
ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリオキシエチレング
リコール−エチル−グリシジルエーテル、ポリオキシエ
チレングリコール−エチル−2,3−ジヒドロキシプロ
ピルエーテル、ポリオキシエチレングリコール−n−プ
ロピル−グリシジルエーテル、ポリオキシエチレングリ
コール−n−プロピル−2,3−ジヒドロキシプロピル
エーテル、ポリオキシエチレングリコール−t−ブチル
−グリシジルエーテル、ポリオキシエチレングリコール
−t−ブチル−2,3−ジヒドロキシプロピルエーテ
ル、ポリオキシエチレングリコール−n−オクチル−グ
リシジルエーテル、ポリオキシエチレングリコール−n
−オクチル−2,3−ジヒドロキシプロピルエーテル、
ポリオキシエチレングリコール−2−エチルヘキシル−
グリシジルエーテル、ポリオキシエチレングリコール−
2−エチルヘキシル−2,3−ジヒドロキシプロピルエ
ーテル、ポリオキシエチレングリコール−n−ステアリ
ル−グリシジルエーテル、ポリオキシエチレングリコー
ル−n−ステアリル−2,3−ジヒドロキシプロピルエ
ーテル、ポリオキシエチレングリコール−フェニル−グ
リシジルエーテル、ポリオキシエチレングリコール−フ
ェニル−2,3−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリ
オキシエチレングリコール−ノニルフェニル−グリシジ
ルエーテル、ポリオキシエチレングリコール−ノニルフ
ェニル−2,3−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリ
オキシエチレングリコール−シクロヘキシル−グリシジ
ルエーテル、ポリオキシエチレングリコール−シクロヘ
キシル−2,3−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリ
オキシエチレン/ポリオキシプロピレングリコール共重
合体のメチルグリシジルエーテル、ポリオキシエチレン
/ポリオキシプロピレングリコール共重合体のメチル−
2,3−ジヒドロキシプロピルエーテル、ポリオキシエ
チレン/ポリオキシプロピレングリコール共重合体のn
−プロピル−2,3−ジヒドロキシプロピルエーテルな
どから誘導された単位を挙げることができ、これらの単
位は共重合ポリエステル中に単独で含まれていてもまた
は2種以上含まれていてもよい。
【0030】そして、該共重合ポリエステルにおいて
は、ジオール単位〔II〕と側鎖単位〔III] を合計した
含有率が該共重合ポリエステルの重量に基づいて2〜4
0重量%、とくに5〜30重量%の範囲であるのが望ま
しい。ジオール単位〔II〕および側鎖単位[III] の合計
含有率が2重量%よりも少ないと、アルカリ溶解性が低
下し、一方40重量%を越えると紡糸性が困難になる。
【0031】また、該共重合ポリエステルは、上記した
単位以外にも、たとえばグリセリン、トリメチロールプ
ロパン等のトリオール;ペンタエリスリトール等のテト
ラオール;トリメリット酸、トリメシン酸等のトリカル
ボン酸;ピロメリット酸等のテトラカルボン酸などの4
価以上のポリカルボン酸などの多官能成分から誘導され
た共重合単位をポリエステルの溶融紡糸や溶融成形が可
能な範囲内で少量含んでいてもよい。
【0032】そして、該共重合ポリエステルはフェノー
ルとテトラクロルエタンの等重量混合溶媒中、30℃で
測定した極限粘度が0.5〜1.5dl/g、とくに
0.6〜1.0dl/gであることが、紡糸時の工程性
などの点から好ましい。
【0033】該共重合ポリエステルは上記した各単位を
共重合ポリエステル中に導入し得るジカルボン酸成分、
ジオール成分、上記の式〔IV〕で示した側鎖単位[III]
用化合物等を用いて常法により重縮合反応を行わせるこ
とにより製造することができる。たとえば、第一段階で
まずそれらの原料成分を用いてエステル化反応またはエ
ステル交換反応を行って低重合体を生成させ、ついで第
二段階でその低重合体を重合触媒の存在下、減圧下に加
熱して所望の重合度になるまで重縮合させることにより
製造することができるが、勿論この方法に限定されな
い。その際に、重縮合反応の前のエステル化反応または
エステル交換反応工程で、ポリエステルの製造に際して
使用される公知のエステル化触媒およびエステル交換反
応触媒を必要に応じて使用することができる。
【0034】このようにして得られたアルカリ易溶出成
分ポリマ−とアルカリ難溶出成分ポリマ−の複合比は、
前者/後者=1/10〜2/1(重量比)であることが
繊維化工程性およびコストの点で好ましい。かかる比が
1/10未満の場合、均一性に優れた繊維が得られにく
く、繊維化工程性も悪化する方向であり、2/1を越え
ると単糸デニ−ルが小さくなり、ドライ感のある風合の
ものが得られにくく、コスト的にも好ましくない。
【0035】本発明の繊維を得るためのアルカリ処理条
件はアルカリの種類、濃度、処理温度、処理時間により
決定されるが、アルカリ難溶出成分ポリマ−の劣化等を
考慮して、一般的には水酸化ナトリウムを用いた場合、
濃度は5〜40g/l、温度80〜100℃を採用する
ことが好ましい。処理温度が100℃を越えてもさしつ
かえないが、この場合は高圧で行うことが好ましい。処
理時間は得られる複合繊維、布帛の品質の点において短
い方がよく、また処理温度は低い方がよい。
【0036】このようにして得られた異形断面繊維は繊
維の長さ方向に均一な繊度を有することが好ましいが、
本発明の効果を損なわない範囲内で太さ斑を有していて
もさしつかえない。また、本発明でいう「繊維」とは、
モノフィラメント等の長繊維、ステ−プル等の短繊維、
フィラメント糸、紡績糸、天然繊維、半合成繊維、他の
合成繊維との混繊糸や混紡糸、合撚糸、交絡糸、捲縮
糸、その他の加工糸を総称するものである。さらに、
「布帛」とは前述の繊維をその一部または全部として製
織、製編された織編物のみならず、不織布をも含むもの
である。
【0037】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳述するが、本
発明はこれら実施例により何等限定されるものではな
い。なお、実施例における各物性は以下の方法により測
定した値である。 (1)ポリマ−の極限粘度(dl/l) フェノ−ル−テトラクロロエタン等重量の混合溶媒中
で、30℃にて測定した値である。 (2)アルカリ溶解度恒数 各ポリマ−からなるホモ繊維を製造し、温度70℃、濃
度20g/lの水酸化ナトリウム水溶液により処理して
下記式により算出した。
【数1】√R=−(10k/r0 )t+10 R: アルカリ不溶解部の重量分率 r0 :アルカリ処理前の単繊維の半径(cm) t: アルカリ処理時間(sec) k: アルカリ溶解度恒数(cm/sec) (3)L* 値 複合繊維で筒編地を作成して精練を行った。引き続き乾
熱処理後、水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ水溶液処
理を行い、下記に示す染料で染色を行った。さらに、水
酸化ナトリウム1g/l、アミラジン1g/l、ハイド
ロサルファイト1g/lの割合で含有する水溶液で80
℃、20分の還元洗浄を行った。得られた染色筒編地を
自記分光光度計(日立U−3400型)を使用してL*
値を測定した。 (4)繊維断面の形状 アルカリ処理後の繊維断面写真(走査型電子顕微鏡写
真)で測定した。種々の長さは上述した通りであり、該
値は10サンプルの平均値である。 (5)Laの変化率(%) アルカリ処理前後の断面写真(走査型電子顕微鏡写真)
を撮り、Laの長さを測定してその変化率を算出した。
該値は10サンプルの平均値である。 (6)分割性の評価基準 アルカリ処理前の繊維を下記の条件で仮撚加工を施し、
仮撚前後の断面写真(走査型電子顕微鏡写真)を撮り、
分割性を評価した。 仮撚加工条件;温度160℃、 仮撚数T=2400×(150/Dr)1/2 (但しDrは繊維デニ−ルを示す。) ◎:ほとんど分割されていない。 ○:全体の10%程度が分割されている。 △:全体の50%程度が分割されている。 ×:ほとんど分割されて、原形をとどめていない。
【0038】実施例1 テレフタル酸とエチレングリコ−ルとをエステル反応器
に仕込み、280℃、2.5kg/cm2 の圧力下で2
時間エステル反応した後重縮合器に移し、所定量の5−
ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチルを添加し、24
0℃で反応させた。ついで、350ppmの三酸化アン
チモンと分子量2000のポリエチレングリコ−ル、お
よび下記式で示されるポリオキシエチレングリシジルエ
−テルを表1に示す量添加した。
【化7】 さらに、ポリエチレングリコ−ルとポリオキシエチレン
グリシジルエ−テルの合計量に対して、5重量%の1,
3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−
2,6−ジメチルベンゼン)−1,3,5−トリアジン
−2,4,6−(1H,3H,5H)−トリオン(アメ
リカンサイアナミッド社製:サイアノックス1790)
を添加して、温度を240℃から280℃まで45分か
けて昇温しながら徐々に0.1mmHgまで減圧にし、
以後280℃で系の溶融粘度が、極限粘度〔η〕=0.
7g/dlのポリエチレンテレフタレ−トの280℃に
おける溶融粘度にほぼ一致する時点まで重縮合反応を継
続して、共重合ポリエステルAを製造した。この共重合
ポリエステルAのチップと極限粘度〔η〕=0.65の
ポリエチレンテレフタレ−ト(以後、PETと称する)
のチップを、共重合ポリエステルA:PET=1:2
(重量比)の複合比率で、共重合ポリエステルAがPE
Tを5分割するように、かつPETが表1に示す形状に
なるような口金を用いて、290℃にて溶融複合紡糸
し、ついで延伸して150デニ−ル/24フィラメント
の延伸糸を得た。この延伸糸を経糸、緯糸に用いて常法
により1/1の平織物を作製し、通常の液流染色機を使
用して下記に示す条件で処理して精練、糊抜きおよびア
ルカリ処理を同時に行い、ついで下記の染色条件で染色
した。
【0039】 アルカリ処理液 水酸化ナトリウム濃度 5g/リットル デトロ−ルUS−60(明成化学社製) 2g/リットル 浴比 30:1 温度 130℃ 時間 40分
【0040】 染色条件 染色方法 染 料:Kayalon Polyester Black G-SF 12%owf 分散助剤:Disper TL (明成化学社製) 1g/リットル pH調整剤:硫酸アンモニウム 1g/リットル 酢酸(48%) 1cc/リットル 浴比 1:30 温度 135℃ 時間 60分 還元洗浄 ハイドロサルファイド 1g/リットル アミラジン(第一工業製薬社製) 1g/リットル 水酸化ナトリウム 1g/リットル 浴比 1:30 温度 80℃ 時間 20分
【0041】アルカリ処理および染色後の平織物は、風
合および色調を評価したところ、ソフトで腰がありドラ
イタッチの良好な風合を有し、色調も極めて良好であっ
た。この平織物を分解して繊維を取り出し、その断面を
走査型電子顕微鏡で観察して、各々の長さを測定した。
結果を表2に示す。
【0042】実施例2〜4 実施例1においてPETの代わりに、二酸化ケイ素3重
量%添加したPET(実施例2)、硫酸バリウム5重量
%添加したPET(実施例3)、5−スルホイソフタル
酸ナトリウム1.7モル%共重合したPET(実施例
4)を用いる以外は同様にして紡糸、延伸、製織を行っ
た。平織物をアルカリ処理後、分解して繊維を取り出
し、走査型電子顕微鏡で観察したところ、繊維の断面形
状は表2に示す通りであった。平織物のL* 値も14.
6〜15.1であり、良好な発色性を示した。
【0043】実施例5 実施例1において、共重合ポリエステルAの共重合組成
を表1に示すように代える以外は同様にして紡糸、延
伸、製織を行った。平織物をアルカリ処理後、分解して
繊維を取り出し、走査型電子顕微鏡で観察したところ、
繊維の断面形状は表2に示す通りであった。平織物のL
* 値も16.0であり、良好な発色性を示した。
【0044】実施例6 実施例1において、共重合ポリエステルAの共重合組成
を表1に示すように代え、PET部分の形状を変える以
外は同様にして紡糸、延伸、製織を行った。平織物をア
ルカリ処理後、分解して繊維を取り出し、走査型電子顕
微鏡で観察したところ、繊維の断面形状は表2に示す通
りであった。平織物のL* 値も15.9であり、良好な
発色性を示した。
【0045】実施例7〜8 実施例6において、PETの代わりに二酸化ケイ素3重
量%添加PET(実施例7)、5−スルホイソフタル酸
ナトリウム1.7モル%共重合PET(実施例8)を用
い、その複合比を共重合ポリステルA/PET=1/3
(実施例7)にし、PET部分の形状を変える以外は同
様にして紡糸、延伸、製織を行った。それぞれの平織物
をアルカリ処理後、分解して繊維を取り出し、走査型電
子顕微鏡で観察したところ、繊維の断面形状は表2に示
す通りであった。平織物のL* 値も14.9(実施例
7)であり、良好な発色性を示した。
【0046】実施例9〜10 実施例7において、共重合ポリエステルAの共重合組成
を表1に示すように代え、PET部分の形状を変える以
外は同様にして紡糸、延伸、製織を行った。それぞれの
平織物をアルカリ処理後、分解して繊維を取り出し、走
査型電子顕微鏡で観察したところ、繊維の断面形状は表
2に示す通りであった。平織物のL* 値も15.9(実
施例9)、16.2(実施例10)であり、良好な発色
性を示した。
【0047】比較例1〜2 実施例2において、PET部分の形状を変える以外は同
様にして紡糸、延伸、製織を行った。それぞれの平織物
をアルカリ処理後、分解して繊維を取り出し、走査型電
子顕微鏡で観察したところ、繊維の断面形状は表2に示
す通りであった。該繊維の葉状部分は根元が細く(比較
例1)、またLcが大きい、すなわち高さが高い(比較
例2)ので仮撚加工により非常に分割されやすかった。
平織物のL* 値は16.8(比較例1)、17.0(比
較例2)であり、実施例で得られた織物に比較し、発色
性が非常に劣っていた。
【0048】比較例3 実施例6において、PET部分の形状を変える以外は同
様にして紡糸、延伸、製織を行った。平織物をアルカリ
処理後、分解して繊維を取り出し、走査型電子顕微鏡で
観察したところ、繊維の断面形状は表2に示す通りであ
った。平織物のL* 値は17.3であり、実施例で得ら
れた織物に比較し、発色性が非常に劣っていた。
【0049】比較例4 実施例7において、PET部分の形状を変える以外は同
様にして紡糸、延伸、製織を行った。平織物をアルカリ
処理後、分解して繊維を取り出し、走査型電子顕微鏡で
観察したところ、繊維の断面形状は表2に示す通りであ
った。平織物のL* 値は17.3であり、実施例で得ら
れた織物に比較し、発色性が非常に劣っていた。
【0050】比較例5 〔η〕=0.65のポリエチレンテレフタレ−トチップ
を用いて、中空率15%の繊維が得られる中空口金を用
い、290℃で溶融紡糸・延伸して100デニ−ル24
フィラメントの延伸糸を得た。該延伸糸を用いて製織を
行い、評価したところ、L* 値は17.8であり、実施
例で得られた織物に比較し、発色性が非常に劣ってい
た。
【0051】比較例6〜7 実施例4において、アルカリ易溶出成分であるポリエス
テルを表1のポリエステルにし、アルカリ難溶出成分で
あるポリエスエルの極限粘度を変える以外は同様にして
紡糸・延伸、製織を行った。それぞれの平織物をアルカ
リで処理後、分解して繊維を取り出し、走査型電子顕微
鏡で観察したところ、繊維の断面形状は表2に示す通り
であった。アルカリ易溶出成分とアルカリ難溶出成分の
アルカリ溶解度比が小さいためにアルカリ難溶出成分も
アルカリにより溶出処理され、Laの変化率が大きい値
をとり、発色性が非常に劣っていた。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【発明の効果】本発明の繊維は発色性向上のための後加
工を施すことなく、断面形状を特定化することによって
発色性が大きく向上するものである。また断面形状を特
定化することにより、繊維の軽量化も図ることができ、
発色性と軽量化の点で大きな効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の繊維の断面形状を示した横断面図の一
例である。
【図2】本発明の繊維を得るためのアルカリ処理前の繊
維の断面形状を示した横断面図の一例である。
【図3】本発明の繊維の一部拡大図である。
【符号の説明】
1:繊維 2:葉状部分 イ:アルカリ難溶出成分 ロ:アルカリ易溶出成分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河本 正夫 岡山県倉敷市酒津1621番地 株式会社クラ レ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維軸に平行に連続した葉状を有する異形
    断面繊維であり、葉数が3〜7、葉状の先端部の長さL
    aと葉状の先端部から該繊維断面の中心までの長さLc
    との比がLa/Lc=3.5/1〜1/5、かつ葉状先
    端部の長さLaと葉状の下端部の長さLbとの比がLa
    /Lb=3/1〜1/3であることを特徴とする発色性
    に優れた繊維。
JP16444694A 1994-07-18 1994-07-18 発色性に優れた繊維 Pending JPH0835114A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001061083A1 (fr) * 2000-02-21 2001-08-23 Kanebo, Limited Fibre a section transversale modifiee et son procede de production
CN104451921A (zh) * 2013-09-22 2015-03-25 东丽纤维研究所(中国)有限公司 一种吸水速干型长纤维、织物及制造方法

Cited By (2)

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WO2001061083A1 (fr) * 2000-02-21 2001-08-23 Kanebo, Limited Fibre a section transversale modifiee et son procede de production
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