JPH0834400B2 - Rc多段フイルタ - Google Patents

Rc多段フイルタ

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JPH0834400B2
JPH0834400B2 JP1134273A JP13427389A JPH0834400B2 JP H0834400 B2 JPH0834400 B2 JP H0834400B2 JP 1134273 A JP1134273 A JP 1134273A JP 13427389 A JP13427389 A JP 13427389A JP H0834400 B2 JPH0834400 B2 JP H0834400B2
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淳 東條
勲 海崎
潔 中川
幸雄 畑中
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、積層コンデンサに抵抗素子を組合わせてな
る一体型のRC部品に関し、特に、多段構成のRCフィルタ
に関する。
〔従来の技術〕
従来より用いられているRCフィルタの一例を第2図に
示す。第2図(a)から明らかなように、誘電体セラミ
ックスよりなる焼結体1の側面に、外部電極2〜4が形
成されている。焼結体1内には、セラミック層を介して
厚み方向に重なり合うように内部電極(図示されず)が
配置されており、該複数の内部電極は、交互に第1の外
部電極2及び第2の外部電極3に引出されている。従っ
て、外部電極2と外部電極3との間にコンデンサが構成
されている。
また、焼結体1の上面には、抵抗薄膜からなる抵抗体
5が形成されている。抵抗体5の一端は、第1の外部電
極2に、他端は第3の外部電極4に電気的に接続されて
いる。
従って、上記RC複合部品では、第2図(b)に示す回
路が、外部電極2〜4間に構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
第2図(b)から明らかなよう、上記複合部品では、
RC構成が一段であるため、急峻な減衰特性を実現するこ
とができない。従って、より優れた減衰特性を実現する
には、多数の上記RC部品を接続して用いなければならな
かった。
本発明の目的は、単一の部品でありながら、より優れ
た減衰特性を実現し得る多段型のRCフィルタを提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のRC多段フィルタは、誘電体セラミックスより
なり、上面及び下面と、第1〜第4の側面とを有する焼
結体と、焼結体内でセラミック層を介して厚み方向に重
なり合うように配置されたコンデンサ形成用の複数の内
部電極と、焼結体の側面のうち、第1の側面に形成され
た一対の入出力用外部電極と、第3の側面に形成された
アース電極と、第2または第4の側面に形成された抵抗
体とを備え、複数の内部電極のうち、厚み方向最外側に
位置する一方の内部電極が、前記第1の側面に引出され
ており、残余の内部電極は、厚み方向において交互に、
焼結体の第3の側面または第2もしくは第4の側面に引
出されており、第3の側面に引出された複数の内部電極
が前記アース電極に電気的に接続されており、第2もし
くは第4の側面に引出された複数の内部電極が、前記抵
抗体の一部を介して互いに電気的に接続されており、抵
抗体の一端が前記入出力用外部電極の一方に、他端が入
出力用外部電極の他方に電気的に接続されていることを
特徴とする。
〔作用〕
本発明のRC多段フィルタでは、入出力用外部電極間に
抵抗体が接続されている。この抵抗体が、第2または第
4の側面に引出された複数の内部電極間を電気的に接続
しており、第2もしくは第4の側面に引出された該複数
の内部電極と重なり合う第3の側面に引出された内部電
極がアース電極に電気的に接続されている。従って、第
6図(b)に示す多段型のRCフィルタが一個の部品で構
成されることになる。
よって、一段のRCフィルタでは得られない急峻な減衰
特性を示すRCフィルタを実現することができる。しか
も、抵抗体が、第2もしくは第4の側面に形成されてお
り、一対の入出力用外部電極が形成されている第1の側
面とは異なる側面に形成されているため、比較的大きな
抵抗値を有する抵抗体を備えるRC多段フィルタを容易に
構成し得る。
〔実施例の説明〕
第3図は、本発明をなす前提となった公知ではないRC
多段フィルタを示す。RC多段フィルタ11では、焼結体12
内に複数の内部電極がセラミック層を介して厚み方向に
重なり合うように配置されている。各内部電極の形状に
ついては、後述する。
焼結体12の第1の側面12aの上方部分を被覆するよう
に入力用外部電極13が形成されている。また、側面12a
の下方領域を被覆するように出力用外部電極14が形成さ
れている。
他方、側面12aと対向している側面、すなわち第3の
側面には、アース電極15が形成されている。さらに、側
面12a上において、入出力用外部電極13,14間に抵抗体16
が形成されている。
なお、第3図の入出力用外部電極13,14及びアース電
極15は、側面のみならず、焼結体12の上面及び下面にも
至るように形成されているが、これは、面実装を容易と
するため並びに外部との接続を容易とするためである。
第1図(a)に断面図で示すように、複数の内部電極
17〜24は、焼結体12内のセラミック層を介して厚み方向
に重なり合うように配置されている。そして、厚み方向
最外側に位置する一方の内部電極17が、第1の側面12a
に引出されて、入力用外部電極13と電気的に接続されて
いる。この内部電極17は、第4図(a)に示すように、
矩形の平面形状を有し、焼結体12の側面12aに対向して
いる第3の側面近傍に至るように形成されている。
また、内部電極17と重なり合う内部電極18は、第4図
(b)に示す平面形状を有する。すなわち、焼結体12の
側面12aと対向する第3の側面から第1の側面12a側に延
ばされている。第1図(a)に示した内部電極20,22,24
も、内部電極18と同様に形成されており、それぞれ、ア
ース電極15に電気的に接続されている。
他方、内部電極18の下方側で重なり合う内部電極19
は、第4図(c)に示す平面形状を有する。すなわち、
内部電極19は、側面12a側に幅の狭い引出し部19aを有す
る。内部電極20,22,24と重なり合う残りの内部電極21,2
3も内部電極19と同一形状に形成されている。そして、
内部電極19,21,23の電極引出し部は、側面12a上の抵抗
体16により相互に電気的に接続されている。言い換えれ
ば、内部電極19,21,23は、抵抗体16の一部を介して互い
に接続されている(第3図参照)。
低抗体16は、抵抗性薄膜を焼結体12の側面12a上に付
与することにより形成されている。そして、この抵抗体
16の上端は入力用外部電極13に、下端は出力用外部電極
14に電気的に接続されている。
従って、上記例では、第1図(b)に示すように、入
力用外部電極13及び出力用外部電極14の間に複数のRCフ
ィルタが接続された構成が実現されていることがわか
る。第1図(b)の多段フィルタでは、全体としての抵
抗Rは、R=R1+R2+R3…、全体としての容量はC=C1
+C2+C3…となるため、段数を増加させることにより減
衰量−周波数特性をより急峻とすることができる。
上記例を応用したRC多段フィルタ及び第2図に示した
従来の一段のRCフィルタを製作し、減衰量−周波数特性
を調べたところ、第5図に示す結果が得られた。第5図
から明らかなように、接続段数が増加するに従って、減
衰特性が急峻となることがわかる。
上記第1図に示した例では、第1の側面に入力用外部
電極13及び出力用外部電極14と、抵抗体16とが形成され
ていた。従って、入力用外部電極13と出力用外部電極14
との間隔が近いため、さらに同一側面12a上にこれらが
形成されているため、抵抗体16の面積を増大させること
が困難であった。すなわち、抵抗値の増大に限界があっ
た。加えて、第1図に示したRC多段フィルタをチップ部
品として取り扱った場合には、入力用外部電極13と出力
用外部電極14とを半田付するに際し、抵抗膜16をつたっ
て半田が付着し、入出力用外部電極13,14間が導通する
おそれがあった。以下に述べる本発明の第1,第2の実施
例のRC多段フィルタは、このような問題をも解決するも
のである。
第6図(a)は、本発明の第1の実施例のRC多段フィ
ルタを示す。本実施例では、誘電体よりなる焼結体が、
上面及び下面と、第1の側面12aと、第2の側面12bと、
第3の側面(第1の側面12aと反対側の側面)と、第4
の側面(第2の側面12bと反対側の側面)とを有する。
また、第1の側面12a上に、入力用外部電極13と出力用
外部電極14とが形成されている。抵抗体36が、第2の側
面12bに形成されており、第3の側面上にアース電極15
が形成されている。
本実施例の焼結体12内に配置される内部電極形状を第
7図を参照して説明する。最も上方に位置する内部電極
17及び内部電極17の下方に配置される内部電極18は、第
7図(a)及び(b)に示すとおりであり、第1図に示
した例の場合と同様に構成されている。
内部電極18の下方に重なり合う内部電極19は、第7図
(c)に示すように、焼結体12の12b側に幅の狭い電極
引出し部19aを有する。側面12b上に抵抗体36が形成され
ているからである。
第7図(b)及び(c)に示した内部電極18,19が複
数枚交互に積層されており、最下層には、第7図(d)
及び(e)に示す内部電極24,25が配置されている。こ
のうち、内部電極24は、第1図における内部電極24に相
当するものである。
本実施例では、最下層に焼結体12の第1の側面12aに
引出された内部電極25が追加されており、該内部電極25
は第6図(a)の出力側外部電極14に電気的に接続され
ている。
そして、抵抗体36の両端は、それぞれ、接続電極51
(裏面側の接続電極は図示せず)により入力用外部電極
13及び出力用外部電極14に電気的に接続されている。よ
って、第6図(a)の実施例の回路構成は、第6図
(b)に示すとおりとなり、第1図(b)の抵抗Rnが省
かれている。しかしながら、多段のRCフィルタでは、一
個のRnが除かれても、全体としての減衰量−周波数特性
にはさほど影響を与えない。
第8図は、本発明の第2の実施例のRC多段フィルタを
示す。ここでは、焼結体12の第1の側面12aの両端近傍
に入出力用外部電極13,14が振り分けられて形成されて
いる。従って、複数の内部電極の形状は、第9図(a)
〜(e)に示すとおりのものが用いられる。すなわち、
最外層に位置される内部電極17は、焼結体12のコーナー
部分12d近傍において側面12a,12cの双方に露出する電極
引出し部17aを有する。同様に、最下層に位置する内部
電極25もまた、焼結体12のコーナー部分12e近傍におい
て側面12a,12bの双方に露出する電極引出し部25aを有す
る。他の内部電極形状は、第7図に示した実施例の場合
と同様である。
第8図のRC多段フィルタにおいても、第1の実施例と
同様の回路構成が実現されている。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、焼結体の第2もしく
は第4の側面に形成された抵抗体が、該第2もしくは第
4の側面に引出された複数の内部電極間に介在されてい
るので、入出力用外部電極間に多段のRCフィルタが構成
される。よって、単一の部品でありながら、第2図に示
した従来のRCフィルタでは実現することができなかった
急峻な減衰量−周波数特性を実現することが可能とな
る。従って、RCフィルタを搭載する電子機器の小型化及
び組立て作業の簡略化に大きく寄与し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)及び(b)は本発明の前提となった公知で
はないRC多段フィルタの断面図及び回路図、第2図
(a)及び(b)はそれぞれ従来のRC複合部品の斜視図
及び回路図、第3図は第1図に示したRC多段フィルタの
斜視図、第4図(a)〜(d)は第1図に示したRC多段
フィルタに用いられる内部電極形状を説明するための各
平面断面図、第5図は第1図に示したRC多段フィルタ及
び従来例の減衰量−周波数特性を示す図、第6図(a)
及び(b)は第1の実施例のRC多段フィルタの斜視図及
び回路図、第7図(a)〜(e)は第1の実施例に用い
られる内部電極形状を説明するための各平面断面図、第
8図は第2の実施例のRC多段フィルタの斜視図、第9図
(a)〜(e)は第2の実施例の内部電極形状を説明す
るための各平面断面図である。 図において、11はRC多段フィルタ、12は焼結体、13は入
力用外部電極、14は出力用外部電極、15はアース電極、
16は抵抗体、17〜24は内部電極を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑中 幸雄 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (56)参考文献 特公 昭50−9980(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体セラミックスよりなり、上面及び下
    面と、第1〜第4の側面とを有する焼結体と、 前記焼結体内でセラミック層を介して厚み方向に重なり
    合うように配置されたコンデンサ形成用の複数の内部電
    極と、 前記焼結体の側面のうち、第1の側面に形成された一対
    の入出力用外部電極と、第3の側面に形成されたアース
    電極と、第2または第4の側面に形成された抵抗体とを
    備え、 複数の内部電極のうち、厚み方向最外側に位置する一方
    の内部電極が、前記第1の側面に引出されており、 残余の内部電極は、厚み方向において交互に、焼結体の
    第3の側面または第2もしくは第4の側面に引出されて
    おり、第3の側面に引出された複数の内部電極が前記ア
    ース電極に電気的に接続されており、第2もしくは第4
    の側面に引出された複数の内部電極が、前記抵抗体の一
    部を介して互いに電気的に接続されており、 前記抵抗体の一端が前記入出力用外部電極の一方に、他
    端が入出力用外部電極の他方に電気的に接続されている
    ことを特徴とする、RC多段フィルタ。
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