JPH0834158A - 画像転写体 - Google Patents
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- JPH0834158A JPH0834158A JP6174200A JP17420094A JPH0834158A JP H0834158 A JPH0834158 A JP H0834158A JP 6174200 A JP6174200 A JP 6174200A JP 17420094 A JP17420094 A JP 17420094A JP H0834158 A JPH0834158 A JP H0834158A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 昇華性染料画像が転写され耐候性に優れた画
像転写体を提供することを目的とする。 【構成】 被転写基体の表面に形成された受容層に昇華
性染料画像を転写し、この上に透明フィルムを接合す
る。透明フィルムとしては、アクリル樹脂フィルム等が
挙げられる。透明フィルムには、紫外線吸収剤が添加さ
れていてもよい。受容層にはエポキシ系樹脂等、任意の
樹脂材料が用いられる。被転写基体には、陶器、磁器
等、任意のものが使用可能であり、例えば陶磁器製のカ
ップ(いわゆるマグカップ)や建材用のタイル等に適用
される。透明フィルムには、凹凸加工を施して、外観上
の変化をもたせることも可能である。
像転写体を提供することを目的とする。 【構成】 被転写基体の表面に形成された受容層に昇華
性染料画像を転写し、この上に透明フィルムを接合す
る。透明フィルムとしては、アクリル樹脂フィルム等が
挙げられる。透明フィルムには、紫外線吸収剤が添加さ
れていてもよい。受容層にはエポキシ系樹脂等、任意の
樹脂材料が用いられる。被転写基体には、陶器、磁器
等、任意のものが使用可能であり、例えば陶磁器製のカ
ップ(いわゆるマグカップ)や建材用のタイル等に適用
される。透明フィルムには、凹凸加工を施して、外観上
の変化をもたせることも可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオプリンタ等から
出力される画像を熱転写した画像転写体に関するもので
ある。
出力される画像を熱転写した画像転写体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオスキャナやビデオカメラ
等からの映像出力を熱昇華性プリンタ(ビデオプリン
タ)に取り込み、これを印画紙上にプリントアウトした
ものは、銀塩写真と同様に取り扱うことができ、その普
及により様々な画像を手軽に楽しむことができるように
なってきている。
等からの映像出力を熱昇華性プリンタ(ビデオプリン
タ)に取り込み、これを印画紙上にプリントアウトした
ものは、銀塩写真と同様に取り扱うことができ、その普
及により様々な画像を手軽に楽しむことができるように
なってきている。
【0003】このような中、銀塩写真とは違った楽しみ
方も試みられており、ビデオプリンタの出力画像を任意
の被転写体、例えば陶磁器製のカップ(いわゆるマグカ
ップ)に転写した新たな商品も開発されている。イベン
ト会場等において、電子スチルカメラ等によって撮影し
たスナップ写真をその場でマグカップ等に転写して販売
することができれば、商品価値は非常に大きなものとな
る。
方も試みられており、ビデオプリンタの出力画像を任意
の被転写体、例えば陶磁器製のカップ(いわゆるマグカ
ップ)に転写した新たな商品も開発されている。イベン
ト会場等において、電子スチルカメラ等によって撮影し
たスナップ写真をその場でマグカップ等に転写して販売
することができれば、商品価値は非常に大きなものとな
る。
【0004】上述のようにビデオプリンタの出力画像を
被転写体に転写する場合、被転写体の表面には、染料画
像を固定するための受容層が必要であり、ただ単に普通
のマグカップの表面に染料画像を転写しても定着するこ
とができない。
被転写体に転写する場合、被転写体の表面には、染料画
像を固定するための受容層が必要であり、ただ単に普通
のマグカップの表面に染料画像を転写しても定着するこ
とができない。
【0005】受容層には優れた耐久性、耐候性等が要求
され、これまで主にエポキシ系樹脂が用いられている。
エポキシ系樹脂は熱硬化性の樹脂であり、これを例えば
マグカップの表面に塗布し焼付けすることで、耐久性に
優れた受容層を形成することができる。
され、これまで主にエポキシ系樹脂が用いられている。
エポキシ系樹脂は熱硬化性の樹脂であり、これを例えば
マグカップの表面に塗布し焼付けすることで、耐久性に
優れた受容層を形成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のエポ
キシ系樹脂からなる受容層は、それ自体は耐久性、耐候
性に優れるものであるが、これに転写される染料画像
は、受容層に付着しているだけであり、その耐候性は十
分とは言えず、退色や変色の虞がある。さらには、耐溶
剤性や耐薬品性の点でも不十分で、例えば有機溶剤等に
触れると簡単に染料画像が消失してしまう。
キシ系樹脂からなる受容層は、それ自体は耐久性、耐候
性に優れるものであるが、これに転写される染料画像
は、受容層に付着しているだけであり、その耐候性は十
分とは言えず、退色や変色の虞がある。さらには、耐溶
剤性や耐薬品性の点でも不十分で、例えば有機溶剤等に
触れると簡単に染料画像が消失してしまう。
【0007】また、前記受容層は、転写効率を高めるた
めに、その表面を平滑にするのが一般的であり、外光に
対して常に反射してしまう表面しか得られない。したが
って、外観上の制約から用途が限られてしまい、例えば
建材等のように多種多様な外観が要求される場合には、
これに十分対応することができない。
めに、その表面を平滑にするのが一般的であり、外光に
対して常に反射してしまう表面しか得られない。したが
って、外観上の制約から用途が限られてしまい、例えば
建材等のように多種多様な外観が要求される場合には、
これに十分対応することができない。
【0008】そこで本発明は、このような従来の実情に
鑑みて提案されたものであって、耐候性、耐溶剤性、耐
薬品性に優れ、退色や変色の少ない画像転写体を提供す
ることを目的とする。さらに本発明は、反射表面に限ら
ず種々の表面状態を実現することができ、外観上の様々
な要求に応え得る画像転写体を提供することを目的とす
る。
鑑みて提案されたものであって、耐候性、耐溶剤性、耐
薬品性に優れ、退色や変色の少ない画像転写体を提供す
ることを目的とする。さらに本発明は、反射表面に限ら
ず種々の表面状態を実現することができ、外観上の様々
な要求に応え得る画像転写体を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の画像転写体は、被転写基体の表面に設け
られた受容層に昇華性染料画像が転写されるとともに、
この受容層上に透明フィルムが接合されていることを特
徴とするものである。
めに、本発明の画像転写体は、被転写基体の表面に設け
られた受容層に昇華性染料画像が転写されるとともに、
この受容層上に透明フィルムが接合されていることを特
徴とするものである。
【0010】上記透明フィルムは、耐久性はもちろん、
耐溶剤性や耐薬品性等にも優れていることが好ましく、
このような観点からアクリル樹脂フィルムが好適であ
る。透明フィルムの厚さは、5〜100μmとすること
が好ましく、5〜20μmとすることがより好ましい。
透明フィルムの厚さが薄すぎると十分な耐候性を得るこ
とができず、逆に透明フィルムの厚さが厚すぎると画像
品位が低下する。
耐溶剤性や耐薬品性等にも優れていることが好ましく、
このような観点からアクリル樹脂フィルムが好適であ
る。透明フィルムの厚さは、5〜100μmとすること
が好ましく、5〜20μmとすることがより好ましい。
透明フィルムの厚さが薄すぎると十分な耐候性を得るこ
とができず、逆に透明フィルムの厚さが厚すぎると画像
品位が低下する。
【0011】透明フィルムは、紫外線吸収剤を含有して
いてもよく、この場合には日照による退色、変色を防止
することが可能となる。また、透明フィルムの表面を凹
凸加工して、いわゆるシボ模様や皮模様を形成してもよ
い。被転写基体の表面は染料画像を転写する際に効率良
く転写されるように平滑にしているが、タイル等の建材
用途については平滑面よりもシボ面や模様面が好まれる
ことがあり、透明フィルムに模様を付与しておくことに
より、染料画像は高い濃度で転写されていながら、表面
は様々な状態に変化させることができる。
いてもよく、この場合には日照による退色、変色を防止
することが可能となる。また、透明フィルムの表面を凹
凸加工して、いわゆるシボ模様や皮模様を形成してもよ
い。被転写基体の表面は染料画像を転写する際に効率良
く転写されるように平滑にしているが、タイル等の建材
用途については平滑面よりもシボ面や模様面が好まれる
ことがあり、透明フィルムに模様を付与しておくことに
より、染料画像は高い濃度で転写されていながら、表面
は様々な状態に変化させることができる。
【0012】一方、受容層には任意の樹脂材料を用いる
ことができ、例えばエポキシ系樹脂やアクリル系樹脂、
ポリエステル系樹脂等が使用可能である。
ことができ、例えばエポキシ系樹脂やアクリル系樹脂、
ポリエステル系樹脂等が使用可能である。
【0013】また、本発明において、被転写基体として
は任意のものが使用可能であるが、陶磁器製品、例えば
陶磁器製の飲料用カップ(いわゆるマグカップ)等が好
適である。勿論、マグカップ以外に建材用の各種タイル
や皿等の食器、さらには帽子や衣服等にも適用可能であ
る。
は任意のものが使用可能であるが、陶磁器製品、例えば
陶磁器製の飲料用カップ(いわゆるマグカップ)等が好
適である。勿論、マグカップ以外に建材用の各種タイル
や皿等の食器、さらには帽子や衣服等にも適用可能であ
る。
【0014】
【作用】例えばビデオプリンタから出力された昇華性染
料画像を被転写体に転写する場合、染料画像は被転写体
の表面に形成された受容層に付着しているだけであるの
で、耐候性や耐溶剤性、耐薬品性に劣り、退色や変色が
起こる。
料画像を被転写体に転写する場合、染料画像は被転写体
の表面に形成された受容層に付着しているだけであるの
で、耐候性や耐溶剤性、耐薬品性に劣り、退色や変色が
起こる。
【0015】本発明においては、アクリル樹脂フィルム
等の透明フィルムをカバーコートとして受容層上に積層
し接合しているので、これが保護層として機能し、耐候
性や耐溶剤性、耐薬品性が大幅に改善される。
等の透明フィルムをカバーコートとして受容層上に積層
し接合しているので、これが保護層として機能し、耐候
性や耐溶剤性、耐薬品性が大幅に改善される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例
は、ビデオプリンタからの出力画像を陶磁器製のカップ
であるマグカップに転写した例である。
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例
は、ビデオプリンタからの出力画像を陶磁器製のカップ
であるマグカップに転写した例である。
【0017】転写に際しては、図1に示すように、例え
ばビデオプリンタのような熱昇華プリンタ1にビデオカ
メラ2やビデオスキャナ3を接続し、任意の映像出力を
取り込んで印画紙4上に昇華性染料画像をプリントアウ
トする。
ばビデオプリンタのような熱昇華プリンタ1にビデオカ
メラ2やビデオスキャナ3を接続し、任意の映像出力を
取り込んで印画紙4上に昇華性染料画像をプリントアウ
トする。
【0018】図2はスーパーインポーズにより被写体と
スーパーインポーズ画とを合成し出力するシステムを示
すものである。すなわち、このシステムにおいては、ス
クリーン5の前の被写体6を入力カメラ7により撮影す
る。そして、何種類か用意したスパーインポーズ画8の
中から任意のものを選び、スーパーインポーズ装置9に
より入力カメラ7の撮影画像にスーパーインポーズして
熱昇華プリンタ1に出力する。このとき、モニタ10に
よって出力画像を確認することができ、好みのスーパー
インポーズ画像を印画紙4上にプリントアウトすること
ができる。
スーパーインポーズ画とを合成し出力するシステムを示
すものである。すなわち、このシステムにおいては、ス
クリーン5の前の被写体6を入力カメラ7により撮影す
る。そして、何種類か用意したスパーインポーズ画8の
中から任意のものを選び、スーパーインポーズ装置9に
より入力カメラ7の撮影画像にスーパーインポーズして
熱昇華プリンタ1に出力する。このとき、モニタ10に
よって出力画像を確認することができ、好みのスーパー
インポーズ画像を印画紙4上にプリントアウトすること
ができる。
【0019】一方、被転写基体であるマグカップ11の
表面には、図3に示すように、予めスプレーガン12に
よりエポキシ系樹脂等をスプレー塗布し、焼付けを行っ
て受容層を形成しておく。
表面には、図3に示すように、予めスプレーガン12に
よりエポキシ系樹脂等をスプレー塗布し、焼付けを行っ
て受容層を形成しておく。
【0020】次いで、図4に示すように、プリントアウ
トした印画紙4を、昇華性染料画像が受容層と対向して
重なり合うようにマグカップ11表面に貼り付け、いわ
ゆるマグプレス機13により加熱・加圧し転写を行う。
トした印画紙4を、昇華性染料画像が受容層と対向して
重なり合うようにマグカップ11表面に貼り付け、いわ
ゆるマグプレス機13により加熱・加圧し転写を行う。
【0021】マグプレス機13は、マグカップ11の外
周面形状に対応して円筒を2分割した形状とされたマグ
カップ支持部13aを有し、操作レバー13bを操作す
ることでこのマグカップ支持部13aの開閉操作が行わ
れる。また、マグカップ支持部13aは加熱機構を有し
ており、任意の温度に加熱することが可能である。さら
に、このマグプレス機13にはタイマーが組み込まれて
おり、前記マグカップ支持部13aによる加熱・加圧時
間を任意に設定することが可能である。
周面形状に対応して円筒を2分割した形状とされたマグ
カップ支持部13aを有し、操作レバー13bを操作す
ることでこのマグカップ支持部13aの開閉操作が行わ
れる。また、マグカップ支持部13aは加熱機構を有し
ており、任意の温度に加熱することが可能である。さら
に、このマグプレス機13にはタイマーが組み込まれて
おり、前記マグカップ支持部13aによる加熱・加圧時
間を任意に設定することが可能である。
【0022】上記マグプレス機13にマグカップ11を
装着し、所定の圧力と熱を加えると、図5に示すよう
に、これら圧力と熱によって印画紙4上の昇華性染料画
像がマグカップ11表面の受容層に転移する。
装着し、所定の圧力と熱を加えると、図5に示すよう
に、これら圧力と熱によって印画紙4上の昇華性染料画
像がマグカップ11表面の受容層に転移する。
【0023】次いで、図6に示すように透明フィルム1
4を受容層上に貼り付け、これを加熱・加圧して接合す
る。本例では、透明フィルム14に紫外線吸収剤入りの
アクリルフィルム(鐘淵化学工業社製、商品名サンデュ
レン)を用い、約140℃で2秒間加熱・加圧し、熱溶
着させた。
4を受容層上に貼り付け、これを加熱・加圧して接合す
る。本例では、透明フィルム14に紫外線吸収剤入りの
アクリルフィルム(鐘淵化学工業社製、商品名サンデュ
レン)を用い、約140℃で2秒間加熱・加圧し、熱溶
着させた。
【0024】なお、上記透明フィルム14の熱溶着に際
しては、表面に昇華性染料画像が転写されたマグカップ
11に透明フィルム14を重ねて貼り合わせることにな
るが、このとき熱溶着するためのプレス機側に染料が再
転移したりプレス機側の塵埃等が付着しないように、透
明フィルム14上に再転写防止シート15を重ね合わせ
ることが好ましい。
しては、表面に昇華性染料画像が転写されたマグカップ
11に透明フィルム14を重ねて貼り合わせることにな
るが、このとき熱溶着するためのプレス機側に染料が再
転移したりプレス機側の塵埃等が付着しないように、透
明フィルム14上に再転写防止シート15を重ね合わせ
ることが好ましい。
【0025】以上のようにして作製された画像転写マグ
カップは、耐候性、耐溶剤性、耐薬品性が大幅に強化さ
れ、例えば紫外線による退色や色落ちが抑えられる。ま
た、洗剤で洗っても、変色や色落ちすることはない。
カップは、耐候性、耐溶剤性、耐薬品性が大幅に強化さ
れ、例えば紫外線による退色や色落ちが抑えられる。ま
た、洗剤で洗っても、変色や色落ちすることはない。
【0026】また、昇華性染料画像の転写効率を上げる
ために、マグカップ11の表面は平滑にされているが、
凹凸を設けた再転写防止シート15を用いることによ
り、透明フィルム14の表面を凹凸加工することができ
る。
ために、マグカップ11の表面は平滑にされているが、
凹凸を設けた再転写防止シート15を用いることによ
り、透明フィルム14の表面を凹凸加工することができ
る。
【0027】例えば、図7に示すように、マグカップ1
1上にシボ模様を有する画像転写体を形成する場合は、
所望するシボ模様に対応した凹凸が形成された再転写防
止シート15aを用いて、これを介して透明フィルム1
4を熱溶着すればよい。あるいは図8に示すように、タ
イル16上に皮模様を有する画像転写体を形成する場合
は、所望する皮模様に対応した凹凸が形成された再転写
防止シート15bを用いて、これを介して透明フィルム
14を熱溶着すればよい。
1上にシボ模様を有する画像転写体を形成する場合は、
所望するシボ模様に対応した凹凸が形成された再転写防
止シート15aを用いて、これを介して透明フィルム1
4を熱溶着すればよい。あるいは図8に示すように、タ
イル16上に皮模様を有する画像転写体を形成する場合
は、所望する皮模様に対応した凹凸が形成された再転写
防止シート15bを用いて、これを介して透明フィルム
14を熱溶着すればよい。
【0028】なお、被転写基体はマグカップ以外のもの
でもよく、例えば、図9に示すような、帽子17、皿1
8、タイル19、Tシャツ20等であってもよい。そし
て、これらの被転写基体にプレス機により透明フィルム
を熱溶着させる場合は、図10に示すように、各被転写
基体の形状に対応したアタッチメント21をプレス機2
2に取り付けてやればよい。そして、このアタッチメン
ト21を被転写基体の形状に対応したものに交換するこ
とにより、様々な被転写基体に対して透明フィルムを熱
溶着することができる。
でもよく、例えば、図9に示すような、帽子17、皿1
8、タイル19、Tシャツ20等であってもよい。そし
て、これらの被転写基体にプレス機により透明フィルム
を熱溶着させる場合は、図10に示すように、各被転写
基体の形状に対応したアタッチメント21をプレス機2
2に取り付けてやればよい。そして、このアタッチメン
ト21を被転写基体の形状に対応したものに交換するこ
とにより、様々な被転写基体に対して透明フィルムを熱
溶着することができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、耐候性、耐溶剤性、耐薬品性に優れ、退色
や変色の少ない画像転写体を形成できる。具体的には、
例えば、紫外線等の光による退色や変色、洗剤等で洗っ
たときの色落ちや変色、風呂場のような高い温度の場所
における変色等が防止される。
明によれば、耐候性、耐溶剤性、耐薬品性に優れ、退色
や変色の少ない画像転写体を形成できる。具体的には、
例えば、紫外線等の光による退色や変色、洗剤等で洗っ
たときの色落ちや変色、風呂場のような高い温度の場所
における変色等が防止される。
【0030】しかも、反射表面に限らず種々の表面状態
を実現することができ、外観上の様々な要求に応え得る
画像転写体を提供することができる。したがって、建材
用のタイルのように多種多様な外観が要求されるものに
も適用でき、画像転写体の用途を大幅に広げることがで
きる。
を実現することができ、外観上の様々な要求に応え得る
画像転写体を提供することができる。したがって、建材
用のタイルのように多種多様な外観が要求されるものに
も適用でき、画像転写体の用途を大幅に広げることがで
きる。
【0031】また、透明フィルムに凹凸加工を施すこと
により、滑り止めや光沢防止等の効果も得られる。特に
滑り止め効果は、マグカップや皿等の食器、あるいは風
呂場のタイルのような用途において特に有効である。
により、滑り止めや光沢防止等の効果も得られる。特に
滑り止め効果は、マグカップや皿等の食器、あるいは風
呂場のタイルのような用途において特に有効である。
【図1】熱昇華プリンタによる画像出力システムの一例
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図2】スーパーインポーズによる画像出力システムの
一例を示す概略斜視図である。
一例を示す概略斜視図である。
【図3】受容層のスプレー塗布工程を示す概略斜視図で
ある。
ある。
【図4】マグプレス機による転写工程を示す概略斜視図
である。
である。
【図5】昇華性染料画像が転写された状態を示す概略斜
視図である。
視図である。
【図6】透明フィルムを熱溶着する工程を示す概略斜視
図である。
図である。
【図7】シボ模様が形成された再転写防止シートを用い
た画像転写体の形成を示す概略斜視図である。
た画像転写体の形成を示す概略斜視図である。
【図8】皮模様が形成された再転写防止シートを用いた
画像転写体の形成を示す概略斜視図である。
画像転写体の形成を示す概略斜視図である。
【図9】被転写基体の例である帽子,皿,タイル,Tシ
ャツを示す概略斜視図である。
ャツを示す概略斜視図である。
【図10】アタッチメント付きのプレス機の一構成例を
示す概略斜視図である。
示す概略斜視図である。
1 熱昇華プリンタ 2 ビデオカメラ 3 ビデオスキャナ 4 印画紙 5 スクリーン 6 被写体 7 入力カメラ 8 スパーインポーズ画 9 スーパーインポーズ装置 10 モニタ 11 マグカップ(被転写基体) 12 スプレーガン 13 マグプレス機 14 透明フィルム 15 再転写防止シート 16 タイル(被転写基体) 17 帽子(被転写基体) 18 皿(被転写基体) 19 タイル(被転写基体) 20 Tシャツ(被転写基体) 21 アタッチメント 22 プレス機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B44C 1/17 J 7361−3K D 7361−3K
Claims (6)
- 【請求項1】 被転写基体の表面に設けられた受容層に
昇華性染料画像が転写されるとともに、この受容層上に
透明フィルムが接合されていることを特徴とする画像転
写体。 - 【請求項2】 透明フィルムがアクリルフィルムである
ことを特徴とする請求項1記載の画像転写体。 - 【請求項3】 透明フィルムが紫外線吸収剤を含有して
いることを特徴とする請求項1記載の画像転写体。 - 【請求項4】 透明フィルムに凹凸加工が施されている
ことを特徴とする請求項1記載の画像転写体。 - 【請求項5】 被転写基体が陶器または磁器からなるこ
とを特徴とする請求項1記載の画像転写体。 - 【請求項6】 被転写基体が陶磁器製カップまたは建材
用タイルであることを特徴とする請求項5記載の画像転
写体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6174200A JPH0834158A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 画像転写体 |
TW84110947A TW290500B (ja) | 1994-07-26 | 1995-10-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6174200A JPH0834158A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 画像転写体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0834158A true JPH0834158A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15974480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6174200A Withdrawn JPH0834158A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 画像転写体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0834158A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001096929A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-04-10 | Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd | 転写画像形成部品及びそれを用いた機器装置 |
CN107244154A (zh) * | 2017-06-22 | 2017-10-13 | 上海丹运实业有限公司 | 一种金属冷凝罐热转印方法 |
-
1994
- 1994-07-26 JP JP6174200A patent/JPH0834158A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001096929A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-04-10 | Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd | 転写画像形成部品及びそれを用いた機器装置 |
CN107244154A (zh) * | 2017-06-22 | 2017-10-13 | 上海丹运实业有限公司 | 一种金属冷凝罐热转印方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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