JPH08340180A - 嵌合構造 - Google Patents

嵌合構造

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JPH08340180A
JPH08340180A JP14589095A JP14589095A JPH08340180A JP H08340180 A JPH08340180 A JP H08340180A JP 14589095 A JP14589095 A JP 14589095A JP 14589095 A JP14589095 A JP 14589095A JP H08340180 A JPH08340180 A JP H08340180A
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JP
Japan
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claw
hole
pawl
tip
fitting structure
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Withdrawn
Application number
JP14589095A
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English (en)
Inventor
Takuya Watabe
卓也 渡部
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】爪と孔により嵌合する筐体等の部材の嵌合構造
に関し、嵌合した筐体を分解する場合に、孔から爪の離
脱を容易にすることを目的とする。 【構成】第1部材に設けた爪を、第2部材に設けた孔に
係合させて、第1部材と第2部材とを嵌合する嵌合構造
において、前記爪の先端部に設けられ、前記第2部材と
当接して該爪を弾性変形させるテーパー部と、前記テー
パー部に設けられ、前記爪と前記孔が係合した状態で該
孔の面と略平行面となる平面部とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は筐体等の部材の嵌合構造
に係り、詳細には弾性力のある爪と孔により嵌合する嵌
合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電子部品等を収容するため筐体
は、上下ケースの2部材からなることが多く、その嵌合
には例えば樹脂の弾性力を利用した爪を一方のケースに
設け、他方のケースに設けた爪挿入孔に挿入することに
より上下ケースを嵌合させる構造のものがよく用いられ
ている。
【0003】図3は、従来の爪による嵌合構造を採用し
た筐体の一部を示す部分構成図であり、(a)は嵌合
前、(b)は嵌合途中、(c)嵌合完了時を示してい
る。31は樹脂により成形され複数個の爪32(1個だ
けを図示)を設けた下ケースであり、爪32には挿入し
易くするために頭部の角を切り落とした(斜めに切り込
んだ)テーパー部33が設けられている。34は樹脂に
より成形された上ケースで、爪32に対応する位置に爪
挿入孔35が設けられている。
【0004】このように構成された筐体の嵌合におい
て、図3(a)に示すように下ケース31と上ケース3
4の位置を合わせ、この状態から図3(b)に示すよう
に上下ケース34、31を嵌め込んでいく。すると、先
ず下ケース31の爪32のテーパー部33が上ケース3
4下端の内縁部に当たり、更に押し込むと、爪32は内
側に屈曲しながら下ケース31は上ケース34に内側か
ら入り込む。そして、爪32の頭部が上ケース34の爪
挿入孔35の位置に達すると、図3(c)に示すように
爪32が弾性力により元に戻って爪32の頭部が爪挿入
孔35に入り込み、上ケース34と下ケース31が嵌合
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように嵌合した
筐体を修理等で分解するには、上ケース34の爪挿入孔
35から工具(ドライバ等)の先端を挿入押圧し、下ケ
ース31の爪32を内側に屈曲させながら上ケース34
から下ケース31を取り外す(引き抜く)ことにより、
分解することができる。
【0006】図4は、従来の筐体の分解方法を示す説明
図である。なお、図3と同様なものについては同一符号
を付し、その説明を省略する。上述のように嵌合した筐
体を分解する場合に次のような課題がある。 (a)爪32のテーパー部33を矢印Aの方向(横方
向)に工具で力を加えても、工具の先端がテーパー部3
3で滑って爪32を内側に屈曲させることは困難であ
る。
【0007】(b)爪32のテーパー部33を矢印Bの
方向(テーパー部33に面直な方向)に力を加えても、
爪32を内側に屈曲させる力(横方向の力)としては、
分力されたものとなるため、加えなければならない力が
必要以上に大きくなる。また、この力は爪32と爪挿入
孔35との嵌合を強めるように働くため、うまく爪32
を爪挿入孔35から離脱することができない。
【0008】(c)爪32の平面部46(爪挿入孔35
の面と平行な面)を矢印Cの方向(横方向)に力を加え
れば爪32の爪挿入孔35からの離脱は可能であるが、
より小さい力で爪32を内側に屈曲するためには、モー
メントの関係で爪32の先端に近い部分に力を加えるよ
うにすることが望ましく、この場合比較的大きな力を必
要とする。また、力の加える方向等にも注意が必要で、
面に対して斜めに力を加えると、押圧位置が滑ってテー
パー部33や爪挿入孔35に移動してしまって、爪32
と爪挿入孔35の離脱ができなくなり、再度作業をやり
直す必要が生じることがある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するもので、第1部材に設けた爪を、第2部材に
設けた孔に係合させて、第1部材と第2部材とを嵌合す
る嵌合構造において、前記爪の先端部に設けられ、前記
第2部材と当接して該爪を弾性変形させるテーパー部
と、前記テーパー部に設けられ、前記爪と前記孔が係合
した状態で該孔の面と略平行面となる平面部とを設けた
ことを特徴とする。
【0010】また、第1部材に設けた爪を、第2部材に
設けた孔に係合させて、第1部材と第2部材とを嵌合す
る嵌合構造において、前記爪の先端部に設けられ、前記
第2部材と当接して該爪を弾性変形させるテーパー部
と、前記テーパー部に設けられた凹部とを設けたことを
特徴とする。また、前記孔の縁部における前記平面部と
対向する位置に切欠孔を設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明によれば、第1部材の爪の先端部に設け
たテーパー部の一部分に、第1部材の爪と第2部材の孔
が係合した状態で孔の面と略平行となる平面部を設けら
れているので、嵌合する第1部材と第2部材とを分解す
る場合は、この平面部を押圧することにより、係合して
いる爪を孔から容易に離脱させることができる。
【0012】また、第1部材の爪の先端部に設けたテー
パー部の一部分に凹部が設けられているので、嵌合する
第1部材と第2部材とを分解する場合は、この凹部を押
圧することにより、係合している爪を孔から容易に離脱
させることができる。また、第1部材の爪のテーパー部
に設けた平面部と対向する位置の第2部材の孔の縁部に
切欠孔により、平面部の位置が表示されると共に平面部
への光の進入路となる。
【0013】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の第1実施例に係る爪による嵌合構
造を示す部分構成図であり、図1(a)は正面図、図1
(b)は右側面図である。11は第1部材である筐体の
下ケース、14は第2部材である筐体の上ケースであ
り、下ケース11および上ケース14は樹脂系材料が用
いられ射出成形法等により形成さる。上ケース14には
下ケース11と嵌合するための爪挿入孔15が下端付近
に複数個(図示は1個)設けられている。下ケース11
には上ケース14の爪挿入孔15に挿入し嵌合するため
の爪12が、爪挿入孔15の相対向する位置に設けられ
ている。この爪12の先端部には爪挿入孔15に係合す
るための突起部17が外周方向(図示の右方向)に設け
られている。そして、この突起部17の最先端の外周方
向の角部は切り落とされ(斜めに切り込まれ)、爪12
が挿入し易いようにテーパー部13が形成されている。
また、爪12のテーパー部13の中央付近には、爪12
と爪挿入孔15が係合した状態で、爪挿入孔15の面と
略平行面となる(突起部17の一部を切り落とした状
態)平面部16が形成されている。
【0014】18は、爪挿入孔15の縁部における平面
部16と対向する位置に設けられた切欠孔で、平面部1
6の位置を表示すると共に、平面部16への光の進入路
となる。上記構成による上下ケース14、11を嵌合す
るには、下ケース11と上ケース14の位置を合わせを
行い、この状態から上下ケース14、11を嵌め込む。
すると、先ず下ケース11の爪12のテーパー部13が
上ケース14下端の内縁部に当たり、更に押し込むと、
爪12が内側に屈曲しながら下ケース11は上ケース1
4の内側に入り込んで行く。そして、爪12の突起部1
7が上ケース14の爪挿入孔15の位置に達すると、爪
12が弾性力により元に戻って爪12の突起部17が爪
挿入孔15に入り込み、上ケース14と下ケース11が
嵌合される。
【0015】次に、上記嵌合した上下ケース14、11
を修理等で分解するには、爪12のテーパー部13の中
央付近に設けた平面部16を、上ケース14の爪挿入孔
15から工具(ドライバ等)の先端で挿入押圧し、爪1
2を内側に屈曲させて爪12と爪挿入孔15の係合を解
きながら上ケース14から下ケース11を取り外す(引
き抜く)ことにより、分解することができる。
【0016】また、本実施例では下ケース11の爪12
に設けたテーパー部13の左右方向中央付近に、上ケー
ス14の爪挿入孔15の面と略平行面となる平面部16
が形成されているが、平面部16はテーパー部13の左
右方向中央付近に限定されるものではない。即ち、平面
部16の位置はテーパー部13の右側、左側あるいはそ
の他任意の部位でよく、爪12を内側に屈曲させるため
の工具(ドライバ等)の先端が容易に爪12を押圧する
ことが可能であればよい。なお、モーメントの関係上、
平面部16はその根元から遠い位置、即ち爪12の先端
(テーパー部13)付近にある方が、より小さい押圧力
で爪12を屈曲させることができ、都合がよい。
【0017】また、切欠孔18により平面部16の位置
がわかり、また光の進入により明るくなるので、作業が
よりやり易くなる効果がある。図2は、第2実施例に係
る爪による嵌合構造を示す部分構成図であり、図2
(a)は正面図、図2(b)は右側面図である。なお、
図1と同様なものについては同一符号を付し、その説明
を省略する。
【0018】本実施例の第1実施例と相違する点は、下
ケース11の爪12のテーパー部13に平面部16を設
けたが、本実施例ではテーパー部13の任意の部位(図
2ではテーパー部13の中央付近)に、任意の形状(図
2では角形)で、爪12を内側に屈曲させるための工具
(ドライバ等)の先端が容易に係止可能な大きさの凹部
29が設けられている。
【0019】嵌合された上ケース14(図示省略)と下
ケース11を修理等で分解するには、工具(ドライバ
等)の先端を凹部29に挿入押圧し、爪12を内側に屈
曲させて爪12と爪挿入孔15の係合を解きながら上ケ
ース14から下ケース11を取り外す(引き抜く)こと
により、分解することができる。以上説明したように本
発明の実施例によれば、嵌合されている上下ケース1
4、11を修理等で分解する場合に、爪12を内側に屈
曲させるために押圧する工具(ドライバ等)の先端を爪
12のテーパー部13の凹部29に、容易に固定させる
ことができるので、工具の先端が滑ったりすることな
く、容易に爪12と爪挿入孔15の係合を解除し、上下
ケース14、11を分解することができる。
【0020】なお、爪12のテーパー部13に設けた平
面部16や凹部29は、テーパー部13に部分的に設け
ているので、嵌合時の挿入性に悪影響はない。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
嵌合構造にあっては、嵌合している第1部材と第2部材
を分解する場合において、工具により爪を押圧すること
が容易になるので、簡単に分解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る爪による嵌合構造を示す部分
構成図である。
【図2】第2実施例に係る爪による嵌合構造を示す部分
構成図である。
【図3】従来の爪による嵌合構造を採用した筐体の一部
を示す部分構成図である。
【図4】従来の筐体の分解方法を示す説明図である。
【符号の説明】
11・・・・下ケース 12・・・・爪 13・・・・テーパー部 14・・・・上ケース 15・・・・爪挿入孔 16・・・・平面部 17・・・・突起部 18・・・・切欠孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材に設けた爪を、第2部材に設け
    た孔に係合させて、第1部材と第2部材とを嵌合する嵌
    合構造において、 前記爪の先端部に設けられ、前記第2部材と当接して該
    爪を弾性変形させるテーパー部と、 前記テーパー部に設けられ、前記爪と前記孔が係合した
    状態で該孔の面と略平行面となる平面部とを設けたこと
    を特徴とする嵌合構造。
  2. 【請求項2】 第1部材に設けた爪を、第2部材に設け
    た孔に係合させて、第1部材と第2部材とを嵌合する嵌
    合構造において、 前記爪の先端部に設けられ、前記第2部材と当接して該
    爪を弾性変形させるテーパー部と、 前記テーパー部に設けられた凹部とを設けたことを特徴
    とする嵌合構造。
  3. 【請求項3】 前記孔の縁部における前記平面部と対向
    する位置に切欠孔を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の嵌合構造。
JP14589095A 1995-06-13 1995-06-13 嵌合構造 Withdrawn JPH08340180A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14589095A JPH08340180A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 嵌合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14589095A JPH08340180A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 嵌合構造

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Publication Number Publication Date
JPH08340180A true JPH08340180A (ja) 1996-12-24

Family

ID=15395423

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14589095A Withdrawn JPH08340180A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 嵌合構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH08340180A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013097953A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Yuhshin Co Ltd スイッチ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013097953A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Yuhshin Co Ltd スイッチ装置

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020903