JPH08339954A - 照明方法及び照明装置及びそれらを用いた露光装置 - Google Patents

照明方法及び照明装置及びそれらを用いた露光装置

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JPH08339954A
JPH08339954A JP7146238A JP14623895A JPH08339954A JP H08339954 A JPH08339954 A JP H08339954A JP 7146238 A JP7146238 A JP 7146238A JP 14623895 A JP14623895 A JP 14623895A JP H08339954 A JPH08339954 A JP H08339954A
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illumination area
light
pulsed light
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JP7146238A
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Satoshi Mizouchi
聡 溝内
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/7055Exposure light control in all parts of the microlithographic apparatus, e.g. pulse length control or light interruption
    • G03F7/70558Dose control, i.e. achievement of a desired dose
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コヒーレント光を露光光として用いる走査型
露光装置において、均一な照明を可能にする照明方法を
提供する。 【構成】 照明領域の強度分布を測定する強度分布測定
手段17の測定結果の変化に応じて、基板16の走査速
度及び/または光源1が発するパルス光の発振周波数を
変え、照明領域の基板16に対する変位量を調整し、基
板16を均一に照明する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コヒーレンスの異方性
を有するパルス光の照明領域を被照明物体に対して相対
的に走査することにより、1パルスのパルス光の照明領
域よりも広い領域を照明する照明方法に関するものであ
り、特に、矩形又は円弧状等の照明領域に対しマスク及
び感光基板を同期して走査することでマスク上のパター
ンを基板上に露光転写する走査型露光装置に適用される
照明方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体技術はチップパターンの大
型化、及び転写パターンの高集積化、微細化が従来以上
に求められてきている。
【0003】前者のチップパターンの大型化について
は、例えば矩形、円弧状等の照明領域に対してマスク及
び感光基板を同期して走査することにより、照明領域よ
り広い面積のパターンを感光基板上に露光する走査型の
露光装置が開発されている。
【0004】また後者の高集積化、微細化については、
露光光の短波長化によってなされ、遠紫外領域の光を発
するエキシマレーザーの様なパルスレーザーが光源とし
て露光装置に使用されている。
【0005】エキシマレーザーが発するパルス光はコヒ
ーレント光であるため、マスクやレチクル等の回路パタ
ーンを照明する場合には、干渉縞を原因とする照明領域
の強度分布の不均一性といった問題が生ずる。従来のエ
キシマレーザーを光源とした走査型露光装置では、この
干渉縞を原因とした強度分布の不均一性を解消するため
に、照明領域の強度分布に応じて露光ムラの生じない各
パルス光による照明領域の変位量を決め、この変位量で
走査露光を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た照明領域の強度分布は、レーザーや光学系の経時変
化、光学系内に侵入した異物等によって変わるため、あ
る時には均一に露光できても、同条件で次に露光を行っ
た時に露光ムラが生じることがある。
【0007】本発明は、上述した問題を解決するため、
いかなる場合においてもマスク及び基板を均一に照明す
ることのできる照明方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するため、本願第1発明は、複数のパルス光が順次形
成する照明領域を物体に対して走査することにより、前
記照明領域を相対的に変位させながら重ね合わせ、前記
照明領域よりも広い領域を照明する照明方法において、
前記照明領域の強度分布を検出し、検出した変化後の強
度分布に基づいて、前記物体がほぼ均一に照明されるよ
うに各パルス光による照明領域の相対的な変位量を制御
することを特徴とする。
【0009】本願第2発明は、パルス光を発振する光源
と、複数の前記パルス光が順次形成する照明領域を物体
に対して相対的に走査させる走査手段とを有し、前記照
明領域を相対的に変位させながら重ね合わせ、前記照明
領域よりも広い領域を照明する照明装置において、前記
照明領域の強度分布を検出する強度分布検出手段と、該
強度分布検出手段で検出した変化後の強度分布に基づい
て、前記物体がほぼ均一に照明されるように、各パルス
光による照明領域の相対的な変位量を制御する制御手段
とを有することを特徴とする。
【0010】本願第1、第2発明において、パルス光が
コヒーレンスの異方性を有する場合は、前記照明領域の
コヒーレンスの高い方向と相対的な走査方向とをほぼ等
しくすることが好ましい。
【0011】更に、前記相対的な走査方向以外の方向に
おいても、前記相対的な走査方向とほぼ等しく均一に照
明されるよう前記パルス光の照明領域の強度分布を変化
させることが好ましい。
【0012】更に好ましくは、前記照明領域の前記相対
的な走査方向の強度分布が周期的な強弱をもつ時、前記
照明領域の相対的な変位量を、前記強度分布の強弱の周
期の整数倍とならないようにする。
【0013】本願第1、第2発明の照明方法及び照明装
置を用いることにより、物体を均一に照明することがで
きる。
【0014】本願第3発明は、本願第1、第2発明の照
明方法、または照明装置を用いて露光を行うことを特徴
とする露光装置である。
【0015】本願第4発明は、パルス光を発振する光源
と、複数の前記パルス光が順次形成する照明領域をマス
ク及び基板に対して相対的に走査させる走査手段とを有
し、前記照明領域を相対的に変位させながら重ね合わ
せ、前記照明領域よりも広い領域を照明し、前記マスク
に形成された転写パターンを前記基板に露光転写する露
光装置において、前記照明領域の強度分布を検出する強
度分布検出手段と、該強度分布検出手段で検出した変化
後の強度分布に基づいて、前記マスク及び基板がほぼ均
一に照明されるように、各パルス光による照明領域の相
対的な変位量を制御する制御手段とを有することを特徴
とする。
【0016】本願第5発明は、本願第3、第4発明の露
光装置を用いてデバイスを製造することを特徴とするデ
バイスの製造方法である。
【0017】本願第3乃至第5発明の露光装置及びデバ
イス製造方法を用いることにより、IC、LSI等の半
導体デバイス、液晶デバイス、CCD等の撮像デバイ
ス、磁気ヘッド等のデバイスを正確に製造することがで
きる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明を適用した露光装置の第1実
施例の要部概略図である。
【0019】エキシマレーザー等の光源1を出射した光
束は、ビーム整形光学系2で所望の光束形状に変形さ
れ、光量を所望の光量に調整する光量調整手段3を経
て、照度を一様にするハエノ目レンズ等の一様化手段5
を通過する。さらに光学系6、照明領域の幅(スリット
幅)を調整する可変絞り8、光学系9を経た後、部分透
過ミラー10で反射され、マスク13、投影光学系14
を経て、基板16を照射する。このような構成によりマ
スク13上のパターンが基板16上に露光転写される。
【0020】また、7は可変絞り8の駆動手段、11は
部分透過ミラー10を透過した光束の光量を検出する受
光素子等で構成される光量検出手段、12はマスク13
の駆動手段、15は基板16と後述する強度分布測定手
段17の駆動手段、17は基板16と同じ高さに設置さ
れた受光素子等で構成される照明領域の強度分布を測定
するための強度分布測定手段であり、装置全体は4の主
制御装置により統括制御されている。
【0021】パルス毎のエネルギーは光量検出手段11
で検出され、基板16を所望の誤差範囲で露光するよう
光量調整手段3を調整する。
【0022】また、強度分布測定手段17を駆動手段1
5で走査し、照明領域の強度分布を測定する。図2に強
度分布測定手段17の走査経路の一例を示す。ところで
エキシマレーザーの発光時間は非常に短いため、一回の
発光では一部の微小領域しか測定できない。そのため複
数のパルス光によって測定を繰り返し行い、照明領域全
域の強度分布を求めることになる。この時、各パルス発
光毎に出力誤差が生じるため、測定結果をそのまま強度
分布の値として用いるわけにはいかない。しかし光量検
出手段11で各パルス光のエネルギー値を検出していれ
ば、その結果を用いて誤差を補正した正確な強度分布を
求めることができる。
【0023】なお、本実施例では強度分布測定手段17
の位置を基板16と同じ高さの位置にしたが、マスク1
3と同じ高さの位置にしてもよい。
【0024】次に複数のパルス光の重畳によってマスク
13が照明される具体例を図3〜図5の概略図を用いて
説明する。これらの例ではパルス光の発振周波数は一定
であるとする。
【0025】基板16の感度をS、基板16上での1パ
ルスあたりのエネルギーをp、基板16上の1点を露光
するのに必要なパルス数をNexp 、パルスの発振周波数
をf、照明領域の走査方向の幅をD、基板16の走査速
度をuとすると、それらの関係は以下の式で表される。
【0026】Nexp =S/p=Df/u ・・・(1) 従ってS、D、fが固定ならば、pとuは比例関係にあ
ることが分かる。
【0027】また、基板16の走査速度と同期するマス
ク13の走査速度は投影光学系14の結像倍率によって
異なる。例えば、結像倍率が1/4倍であれば、マスク
13の走査速度は基板16の走査速度uの4倍となる。
【0028】図3に、基板16の走査速度がu0 、1パ
ルスあたりのエネルギーがp0 であり、3パルスで基板
16の露光を完了する場合を示す。この条件の下でfは
(1)式より f=3u0 /D ・・・(2) であることが分かる。
【0029】図中、照明領域中の干渉縞などによる強度
分布の状態を、第1〜第4パルスの各パルス光毎に示し
ている。この強度分布の分布パターン(干渉縞の周期)
は図4、図5でも等しいが、1パルスあたりのエネルギ
ーpは(1)式の関係に従ってそれぞれの図において異
なる。
【0030】マスク13及び基板16の走査中にパルス
発光がなされるので、各パルス光で照明される基板16
上の照明領域は刻々と変位する。それら複数のパルス光
の重ね合わせで照明され、露光を完了するに足るパルス
光の照射を受けた基板16上の領域を照射完了領域を呼
ぶこととする。
【0031】図3の場合、各パルス発光間の基板16の
変位量が照明領域の強度分布の周期と一致しており、あ
るパルス光の強度の高い点に次のパルス光の強度の高い
点が重なることになるので、照射完了領域においては照
明領域の強度分布のパターンが強調され、却って露光ム
ラが大きくなってしまう。
【0032】このような現象は、各パルス発光間の基板
16の変位量が照明領域中の強度分布の周期の整数倍の
場合に常に起こるので、そうならないように走査速度を
設定する必要がある。
【0033】図4は、基板16の走査速度が3/2u0
の場合である。S、D、fが固定であるという条件の下
で、(1)式の関係より、1パルスあたりのエネルギー
は3/2p0 となり、基板16の露光に必要なパルス数
は2となる。
【0034】この場合は、各パルス光の強度の高い点が
互いの中間に入ることで、図3の場合に比して均一性の
よい露光状態となっている。
【0035】図5は、基板16の走査速度が3/4u0
の場合である。同様にして、1パルスあたりのエネルギ
ーは3/4p0 となり、基板16の露光に必要なパルス
数は4となる。
【0036】この場合は、図4よりも更に均一性のよい
露光状態となっている。
【0037】これらの例で示したように、照明領域の走
査方向の強度分布が変化した時には、照明領域の強度分
布の周期に応じて基板16の走査速度を調整することに
より、各パルス光による照明領域の変量を制御し、露光
状態の均一性を調整することができる。
【0038】次に、基板16の走査速度を不変とし、パ
ルス光の発振周波数を調整する場合についてであるが、
(1) 式よりuを3/2倍することとfを2/3倍にする
ことは等価であることがわかる。すなわち、図4は基板
16の走査速度をu0 に固定し、パルス光の発振周波数
を2/3倍にした場合をも表している。
【0039】また、図5も同様に基板16の走査速度を
0 に固定し、パルス光の発振周波数を4/3倍にした
場合をも表している。
【0040】従ってパルス光の発振周波数を調整するこ
とで基板16を照明する均一性を調整することができ
る。
【0041】また、走査速度とパルス光の発振周波数の
両方を調整しても等しい結果を得ることができるが説明
は省く。
【0042】ところで、エキシマレーザー等のようにコ
ヒーレンスの高いパルス光束は、一般にその進行方向に
垂直な断面においてコヒーレンスの異方性を有してい
る。従って、前述の照明領域においてもコヒーレンスの
異方性が存在しやすく、コヒーレンスの高い方向と垂直
な方向に平行な干渉縞が発生しやすい。そこで、照明領
域のコヒーレンスの高い方向を、基板16の走査方向と
をほぼ一致させてやれば、上述の基板16の走査速度と
パルス光の発振周波数の少なくとも一方を調整すること
のみにより照明の均一化がなし遂げられる。
【0043】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。
【0044】第1実施例により照明領域の均一化は、ほ
ぼなし遂げられるが、照明領域の強度分布によっては基
板16の走査、あるいはパルス光の発振周波数の変更だ
けでは十分な均一化がなされない場合もある。また、走
査方向と垂直な方向について、干渉縞等による周期的な
強度分布が残る場合も同様に十分な均一化がなされな
い。この場合は、光源1とマスク13の間に補正手段を
設けることで更なる均一化を達成することができる。
【0045】図6は本発明を適用した露光装置の第2実
施例の要部概略図である。
【0046】本実施例中の第1の実施例と同じ機能を有
する部材については、同じ番号を付しており説明は省
く。照明領域の走査方向の強度分布が変化した時の走査
方向の照明均一化については、第1実施例と同様に走査
速度と発振周波数の少なくとも一方を変更することによ
り達成される。
【0047】第1の実施例との違いは補正手段25の存
在である。
【0048】補正手段25は一様化手段5と、光束に垂
直な面内で前記一様化手段を任意の方向に振動させる加
振手段20を内包する。
【0049】補正手段25中の一様化手段5を非走査方
向に微小に移動させることで、マスク13上に照射され
る照明領域中の干渉縞等を自在に移動させることが可能
になる。パルス光のパルス発振に同期して一様化手段5
の移動方向及び位置をコントロールすれば、非走査方向
においてもほぼ均一な照明が可能となり、高解像度な露
光転移が可能となる。
【0050】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。
【0051】本実施例においても、第1、第2実施例と
同様に走査方向については、走査速度と発振周波数の少
なくとも一方を変更することによって照明均一化がなさ
れる。
【0052】図7は本発明を適用した露光装置の第3実
施例の要部概略図である。
【0053】本実施例中の第1、第2実施例と同じ機能
を有する部材については同じ番号を付しており説明は省
く。
【0054】第2の実施例との違いは補正手段25内の
構成にある。
【0055】光量調整手段3を出射したビームは固定ミ
ラー30と可動ミラー31及びその可動手段32を少な
くとも含む補正手段25を通過する。
【0056】可動ミラー31とその可動手段32により
ビームの偏向手段となり、一様化手段5に入射するビー
ムを少なくとも一次元に偏向する構成となっている。
【0057】偏向手段でビームを所定の方向に偏向走査
させて一様化手段5に入射させることで、照明領域中の
干渉縞などを自在に移動させることができるので、パル
ス光のパルス発振に同期して可動ミラー31の角度をコ
ントロールすることで、マスク13上の走査方向と非走
査方向でバランス良い照明が可能となり、高解像度な露
光転移が可能となる。
【0058】図7に示した例では偏向手段を含んだ補正
手段25は一様化手段5の前に配置しているが、一様化
手段5の後に配置しても構わない。
【0059】次に図1の走査型露光装置を利用した半導
体デバイスの製造方法の実施例を説明する。図8は半導
体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネ
ルやCCD)の製造フローを示す。ステップ1(回路設
計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2
(マスク製作)では設計した回路パターンを形成したマ
スク(マスク13)を製作する。一方、ステップ3(ウ
エハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハ(基板
16)を製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前
工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハとを用い
て、リソグラフィー技術によってウエハ上に実際の回路
を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼
ばれ、ステップ4によって作成されたウエハを用いてチ
ップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシン
グ、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ
5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久
性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デ
バイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0060】図9は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハ(基板16)
の表面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエ
ハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形
成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステ
ップ14(イオン打込)ではウエハにイオンを打ち込
む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハにレジス
ト(感材)を塗布する。ステップ16(露光)では上記
走査型露光装置によってマスク(マスク13)の回路パ
ターンの像でウエハを露光する。ステップ17(現像)
では露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチ
ング)では現像したレジスト以外の部分を削り取る。ス
テップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不
要となったレジストを取り除く。これらステップを繰り
返し行うことによりウエハ上に回路パターンが形成され
る。
【0061】本実施例の製造方法を用いれば、従来は難
しかった高集積度の半導体デバイスを製造することが可
能になる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明の照明方法を走査
型露光装置に適用すれば、照明領域が周期的な強度分布
を有しており、この強度分布が変化してもマスク及び基
板に対する各パルス毎の照明領域の変位量を調整するこ
とで、マスク及び基板を均一に照明し、高解像度の露光
転写が可能となる。また、照明領域の変位量の調整のみ
で均一化が不十分の場合でも、パルス光の発振に同期し
て補正手段を作動させることにより、露光領域全域にお
いて均一な照明が可能となり、高解像度の露光転写が可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における要部構成を表すブ
ロック図である。
【図2】照明領域の強度分布の測定方法を示した図であ
る。
【図3】マスクの走査速度の変化によるマスクの照射完
了領域の露光分布を表した図である。
【図4】マスクの走査速度の変化によるマスクの照射完
了領域の露光分布を表した図である。
【図5】マスクの走査速度の変化によるマスクの照射完
了領域の露光分布を表した図である。
【図6】本発明の第2実施例における要部構成を表すブ
ロック図である。
【図7】本発明の第3実施例における要部構成を表すブ
ロック図である。
【図8】半導体デバイスの製造工程を示す図である。
【図9】図8の工程中のウエハプロセスの詳細を示す図
である。
【符号の説明】
1 光源 2 ビーム整形光学系 3 光量調整手段 4 主制御装置 5 一様化手段 6、9 光学系 7、12、15 駆動手段 8 可変絞り 10 部分透過ミラー 11 光量検出手段 13 マスク 14 投影光学系 16 基板 17 強度分布測定手段 20 加振手段 25 補正手段 30 固定ミラー 31 可動ミラー 32 可動手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパルス光が順次形成する照明領域
    を物体に対して走査することにより、前記照明領域を相
    対的に変位させながら重ね合わせ、前記照明領域よりも
    広い領域を照明する照明方法において、前記照明領域の
    強度分布を検出し、検出した変化後の強度分布に基づい
    て、前記物体がほぼ均一に照明されるように各パルス光
    による照明領域の相対的な変位量を制御することを特徴
    とする照明方法。
  2. 【請求項2】 前記パルス光がコヒーレンスの異方性を
    有し、前記照明領域のコヒーレンスの高い方向と相対的
    な走査方向とをほぼ等しくすることを特徴とする請求項
    1記載の照明方法。
  3. 【請求項3】 前記相対的な走査方向以外の方向におい
    ても、前記相対的な走査方向とほぼ等しく均一に照明さ
    れるよう前記パルス光の照明領域の強度分布を変化させ
    ることを特徴とする請求項1、2記載の照明方法。
  4. 【請求項4】 前記照明領域の前記走査方向の強度分布
    が周期的な強弱をもつ時、前記照明領域の変位量が、前
    記強度分布の強弱の周期の整数倍とならないようにする
    ことを特徴とする請求項1乃至3記載の照明方法。
  5. 【請求項5】 パルス光を発振する光源と、複数の前記
    パルス光が順次形成する照明領域を物体に対して相対的
    に走査させる走査手段とを有し、前記照明領域を相対的
    に変位させながら重ね合わせ、前記照明領域よりも広い
    領域を照明する照明装置において、前記照明領域の強度
    分布を検出する強度分布検出手段と、該強度分布検出手
    段で検出した変化後の強度分布に基づいて、前記物体が
    ほぼ均一に照明されるように、各パルス光による照明領
    域の相対的な変位量を制御する制御手段とを有すること
    を特徴とする照明装置。
  6. 【請求項6】 前記パルス光がコヒーレンスの異方性を
    有し、前記照明領域のコヒーレンスの高い方向と相対的
    な走査方向とをほぼ等しくすることを特徴とする請求項
    5記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 前記相対的な走査方向以外の方向におい
    ても、前記相対的な走査方向とほぼ等しく均一に照明さ
    れるよう前記パルス光の照明領域の強度分布を変化させ
    る強度分布可変手段を有することを特徴とする請求項
    5、6記載の照明装置。
  8. 【請求項8】 前記強度分布可変手段は、前記光源より
    発せられた光束から複数の2次光源を形成する2次光源
    形成手段と、該2次光源形成手段を少なくとも一次元に
    振動させる加振手段とで構成されることを特徴とする請
    求項7記載の照明装置。
  9. 【請求項9】 前記強度分布可変手段は、前記光源より
    発せられた光束から複数の2次光源を形成する2次光源
    形成手段と、該2次光源形成手段の入射側又は射出側の
    少なくとも一方に光束を少なくとも一次元に偏向させる
    偏向手段とで構成されることを特徴とする請求項7記載
    の照明装置。
  10. 【請求項10】 前記照明領域の前記相対的な走査方向
    の強度分布が周期的な強弱をもつ時、前記演算手段は、
    前記照明領域の相対的な変位量を前記強度分布の強弱の
    周期の整数倍とならないようにすることを特徴とする請
    求項5乃至9記載の照明装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10記載の照明方法、ま
    たは照明装置を用いて露光を行うことを特徴とする露光
    装置。
  12. 【請求項12】 パルス光を発振する光源と、複数の前
    記パルス光が順次形成する照明領域をマスク及び基板に
    対して相対的に走査させる走査手段とを有し、前記照明
    領域を相対的に変位させながら重ね合わせ、前記照明領
    域よりも広い領域を照明し、前記マスクに形成された転
    写パターンを前記基板に露光転写する露光装置におい
    て、前記照明領域の強度分布を検出する強度分布検出手
    段と、該強度分布検出手段で検出した変化後の強度分布
    に基づいて、前記マスク及び基板がほぼ均一に照明され
    るように、各パルス光による照明領域の相対的な変位量
    を制御する制御手段とを有することを特徴とする露光装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項11、12記載の露光装置を用
    いてデバイスを製造することを特徴とするデバイスの製
    造方法。
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