JP2005302825A - 露光装置 - Google Patents

露光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005302825A
JP2005302825A JP2004113142A JP2004113142A JP2005302825A JP 2005302825 A JP2005302825 A JP 2005302825A JP 2004113142 A JP2004113142 A JP 2004113142A JP 2004113142 A JP2004113142 A JP 2004113142A JP 2005302825 A JP2005302825 A JP 2005302825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure
scanning
incident
exposure apparatus
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004113142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005302825A5 (ja
Inventor
Daisuke Kobayashi
大輔 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004113142A priority Critical patent/JP2005302825A/ja
Priority to EP05252159A priority patent/EP1584983A3/en
Priority to US11/101,311 priority patent/US7130021B2/en
Publication of JP2005302825A publication Critical patent/JP2005302825A/ja
Publication of JP2005302825A5 publication Critical patent/JP2005302825A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems
    • G03F7/70133Measurement of illumination distribution, in pupil plane or field plane

Abstract

【課題】 従来の露光装置において測定していたのは静止時の有効光源のみであり、走査型露光装置における走査の影響を考慮していないこと。
【解決手段】 走査型露光装置において、該露光面もしくはその近傍における露光範囲を所望の位置/大きさに制限する開口絞りと、前記開口絞りで制限された露光面もしくは該露光面から所定量光軸方向に移動した面の照度分布を測定し前記制限された露光領域の射出(入射)光線の角度特性を計測する射出(入射)光線角度計測手段を具備し、該開口絞りを露光面もしくは露光面近傍において走査方向に直線的に配列された複数位置に設定し、各々の位置での射出(入射)角度特性を計測し、その計測結果を積算する演算手段を設けたことを特徴とする構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法に関し、具体的には被照射面に設けた第1物体面上のパターンを投影光学系により第2物体面上に投影露光する際、被照射面での光強度分布(照度分布)及びテレセン度(光束の重心位置のずれまたは有効光源の中心のずれ)を適切に設定し、特に高い解像度が容易に得られるステップアンドスキャン方式を利用してデバイスを製造する際に好適なものである。
最近の超LSI等の高集積化を目的とした半導体素子製造用の投影露光装置には回路パターンの焼付けに極めて高い転写が要求されている。この要求を満足させるひとつの要素に投影光学系に入射する照明光の角度分布を適切にすることがあり、その角度分布を測定する方法について提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この角度分布を測定する方法では、ウエハ上の1点での有効光源を測定する場合、マスキングブレード上で微小開口を設定し、露光面から光軸方向に変位した平面に該微小開口への入射角度分布に対応した強度分布が現れるようにし、この位置にディテクターを置いて該微小開口への入射角度分布を測定している。
特開平11−087232号公報(米国特許第6333777号明細書)
走査型露光装置においては、走査により露光面における入射角度分布(ここでは有効光源と呼ぶ)は静止時とは異なったものとなると考えられる。しかしながら、従来の方法で測定できる有効光源は静止時のもののみであり、走査型露光装置における走査の影響を考慮していない。
また、従来の方法では、露光面から変位した平面上で有効光源を測定しているため、実際の角度分布からずれたものとなっている。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、走査型露光装置において、特に走査時の光学系の有効光源分布を測定すると共に、従来より正確な分布を得る手段を提供することを例示的な目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての露光装置は、光源からの光でマスクを照明する照明光学系と、前記マスクのパターンを投影光学系を介して露光面に配置した基板に投影する転写し、前記露光光による照明領域中を該マスクパターンと該基板を同期させて走査露光する走査型露光装置において、該露光面もしくはその近傍における露光範囲を所望の位置/大きさに制限する開口絞りと、前記開口絞りで制限された露光面もしくは該露光面から所定量光軸方向に移動した面の照度分布を測定し前記制限された露光領域の射出(入射)光線の角度特性を計測する射出(入射)光線角度計測手段を具備し、該開口絞りを露光面もしくは露光面近傍において走査方向に直線的に配列された複数位置に設定し、各々の位置での射出(入射)角度特性を計測し、その計測結果を積算する演算手段を設けたことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付の図面を参照して説明される好ましい実施例等によって明らかにされるであろう。
レチクル面上の各種のパターンをウエハ面上に安定して高い解像力で投影することができる露光装置を提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態1の要部概略図である。本実施形態はサブミクロンやクオーターミクロン以下のリソグラフィー用のステップアンドスキャン方式の投影露光装置に適用した場合を示している。
図中、1は水銀ランプ等の光源としての発光管であり、紫外線及び遠紫外線等を放射する高輝度の発光部1aを有している。発光部1aは楕円ミラー2の第1焦点又はその近傍に配置している。発光部1aは楕円ミラー2の第2焦点又はその近傍4に結像される。3はコールドミラーであり、多層膜より成り、大部分の赤外光を透過すると共に大部分の紫外線を反射させている。楕円ミラー2はコールドミラー3を介して第2焦点又はその近傍4に発光部1aの発光部像(光源像)1bを形成している。図中1〜4に相当する光源として、248nm(KrF)または193nm(ArF)の波長の光を供給するエキシマレーザーを用いても良い。
5は光学系であり、コンデンサーレンズやコリメーターレンズ、そしてズームレンズなどから成り、第2焦点又はその近傍4に形成した発光部像1bをレンズ系(調整手段)6を介してオプティカルインテグレータ(2次光源形成手段)7の入射面7aに結像させている。
レンズ系6は被照射面(例えばレチクル面)に入射する照明光の入射角度を調整する調整手段としての作用を有しており、レンズ系駆動装置32により光軸方向及び光軸に垂直な平面に沿って2次元的に駆動可能となっている。
オプティカルインテグレータ7は断面が4角形状の複数の微小レンズを2次元的に所定ピッチで配列して構成しており、その射出面7b近傍に複数の2次光源を形成している。オプティカルインテグレータ7の射出面7b近傍には絞り8が配置され、絞り駆動機構33により、絞りの大きさ及び形状を可変としている。
9は照度ムラ補正手段(補正手段)であり、駆動装置34で被照射面14上の照度ムラの補正を行う。10は集光レンズであり、オプティカルインテグレータ7の射出面7b近傍の複数の2次光源から射出した複数の光束を集光し、ミラー11で反射させて被照射面としてのマスキングブレード12面を重畳照射して、その面を均一に照明している。
マスキングブレード12は複数の可動の遮光板より成り、マスキングブレード駆動装置31により、任意の開口形状が形成されるようにして、ウエハ18面上の露光範囲を規制している。13は結像レンズであり、マスキングブレード12の開口形状を被照射面としてのレチクル14面に転写し、レチクル14面上の必要な領域を均一に照明している。レチクル14はレチクルステージ15によって保持されている。
16はレチクル14面上の回路パターンを縮小投影する投影光学系(投影レンズ)であり、射出テレセントリック系より成っている。17は投影光学系16の瞳、18はレチクル14上の回路パターンが投影転写されるウエハ(基板)であり、露光面に位置している。19はウエハ18を保持し光軸方向に動くウエハチャック、20はウエハチャック19を保持して光軸と直交する平面に沿って2次元的に動くXYステージ、21は投影レンズ16やXYステージ20が置かれる定盤である。XYステージ20は後述する照明光の角度特性を測定する為に光軸La方向に所定量上下できる構造になっている。
本実施形態における光学系では、発光部1aと第2焦点4とオプティカルインテグレータ7の入射面とマスキングブレード12とレチクル14とウエハ面18とが互いに共役関係である。また、絞り8の射出面と投影光学系16の瞳面17とが略共役関係となっている。
22、23はウエハ18の表面の光軸方向に関する位置(高さ)情報を検出するための面位置検出装置の一部分を示し、22はウエハ18を斜方向から照明する照明装置、23はウエハ18の表面からの反射光を受け、ウエハ18の面位置に応じた信号を出力する受光装置である。28は照明装置22と受光装置23を制御する制御装置である。
25はXYステージ20上に固設された反射鏡、26は反射鏡25の反射面にレーザー光を当ててXYステージ20の変位量を検出するレーザー干渉計、27はレーザー干渉計26からの出力を受け、XYステージ20の移動を制御する駆動装置である。
尚、駆動装置27は制御装置28からウエハ18の表面高さに関する面位置情報を受け、ウエハチャック19を光軸方向に動かすことにより、ウエハ18の表面を投影レンズ系16によるレチクル14のデバイスパターンの結像面に合致させている。
24はウエハ18面上に入射する照明光の角度分布及びその面上の照度分布を検出するためのディテクター(照度計、検出器)であり、ウエハ18面に受光部を一致させて照射画面領域内をXYステージ20の駆動と共に移動しながら照明光を受光し、その出力に対応した信号を検出装置29に送っている。又、照度計24は光軸La方向に移動可能となっている。
30は、各装置27、28、29、31、32、33、34を制御する主制御装置であり、主制御装置30には検出装置29からの情報が入力される。
照度計24は、露光面から変位した位置での光強度分布及び光強度分布の露光光軸に対する非対称性を測定している。そして照度計24からの検出結果に基づいてレンズ系(調整手段)6を駆動させて光強度分布及びその露光光軸に対する非対称性を調整している。
又、本実施形態ではマスキングブレード12は、その開口形状を変えて図2に示す露光面18aから露光光軸La方向に変位した平面18bに露光光の主光線のずれが現れるようにしている。照度計24はこのときの主光線のずれを測定している。
又、本実施形態では照度計(検出器)24は露光光の主光線の光学系(5〜16)の光軸Laに対する傾き具合を検出している。そして照度計24からの信号に基づいてレンズ系(調整手段)6を駆動させて露光光の主光線の傾角を調整している。
このような装置で角度分布を測定する方法は、特開平11−087232(米国特許第6333777号明細書)などで提案されている。この方法によれば、例えば画面中心(光軸La位置)における照明光の角度分布を測定する場合には、光軸Laの位置のみわずかに照明光が透過するように、マスキングブレードを駆動して開口を小さく制限する。このときディテクターをほぼ光軸Laの位置に移動すると共に、実際のウエハ面の位置から所定距離だけ下方に移動させる。
この方法はステップアンドリピート方式の投影露光装置においては有効である。しかし、ステップアンドスキャン方式の投影露光装置において走査時の像性能を決定する、走査時の有効光源を測定することができない。
そこで本発明では、走査による影響を考慮して有効光源分布を測定する方法を提案する。本発明の第1の実施形態では、上記開口絞りを複数の位置に設定し、各々の位置での射出(入射)角度特性を計測する。そして、この計測結果を積算する演算手段を設ける。この複数位置は、走査方向と直交した方向のある像高にて走査方向に直線的に配置された複数の位置とする。
例えば画面中心(光軸La位置)における照明光の有効光源を測定する場合について、図2を用いて説明する。このとき前記複数の位置として、図3に示すように、光軸Laの位置から走査方向に直線的に配置された複数の位置とする。ステップアンドスキャン方式の露光装置においては、ウエハ上の1点を照射する光は、マスキングブレード上ではこれら複数の位置を含む直線上を通過すると考えられる。それぞれの測定において、測定する位置のみ僅かに照明光が透過するように、マスキングブレード駆動装置31によりマスキングブレード12を駆動して開口12aを小さく制限する。それぞれの測定において、測定する各点の位置にディテクター24を移動すると共に、露光面18aから所定距離だけ下方に位置させる。
マスキングブレード12によって制限された開口12aからの照明光のみが露光面18aを通り、ディテクター24に到達する。このときの光強度をXYステージ20を2次元的に動かしながらディテクター24で測定する。そして、これら複数位置での計測結果を演算手段を用いて積算する。これによって、走査時の照明光の角度特性が得られる。
露光面18a上の光軸La以外の点で照明光の有効光源を測定したい場合には、測定したい点のマスキングブレード面内に対応する位置から走査方向に直線的に配置された複数の位置とする。これらの位置にマスキングブレード12の微小開口を設定すると共に、ディテクター24の位置を移動させれば良い。
ディテクター24は、所定の大きさを持つ開口と、その開口から入射する光線の強度を計測する光検出器を有し、この開口と光検出器を一体で露光面近傍にて光軸と垂直方向に移動させて照度分布を計測する。光検出器の感度ムラの影響をなくすため、前記開口と光検出器の間にレンズを挿入し、開口と光検出器が略共役となるようにする。
また、ディテクター24として、センサーアレイを、センサー面が露光面近傍に来るように配置しても良い。センサーアレイは、センサーが走査方向に多数並んだ1次元センサーアレイである。このセンサーアレイをステージ20によって走査方向と垂直な方向に動かしながら各画素の出力を求める。この測定を前記複数の位置で行い、演算手段を用いて積算することにより、走査時の照明光の有効光源が得られる。
また、ディテクター24として、2次元センサーアレイを、センサー面が露光面近傍に来るように配置しても良い。各画素の2次元的な出力を求める。この測定を前記複数の位置で行い、演算手段を用いて積算することにより、走査時の照明光の有効光源が得られる。
以上の例ではウエハ18面上に入射する照明光の角度分布及びその面上の照度分布を検出するためのディテクター24を用いて有効光源を計測することとしたが、別のディテクターをウエハ面18近傍に配置することとしても良い。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。前に述べたように、ウエハ上の1点を照射する光はウエハ面照明領域で走査方向に平行な直線上の光を積算したものとなる。そこで第2の実施形態では、図4に示すようにマスキングブレード12における開口絞り12bを、露光面における照明形状の走査方向の照明範囲を制限しない走査方向に長いスリット状の形状に設定する。そして、図5に示すように、ディテクター24に代えて、2次元センサーアレイ52を配置する。このとき、2次元センサーアレイ52は、露光面18aに対して光学的にフーリエ変換面となる位置に配置する。そのために、露光面18aと2次元センサーアレイ52の間にレンズ系51を設ける。スリット状開口絞り12bを通過した全ての光束の、前期フーリエ変換面における強度分布を測定する。
例えば画面中心(光軸La位置)における照明光の有効光源を測定する場合には、マスキングブレード駆動装置31によりマスキングブレード12を駆動して、光軸Laの位置で走査方向に長いスリット状の開口絞り12bを設定する。
この開口絞り12bを通過した光束は露光面18aでスリット状の領域に結像する。この領域の各点を通過した光束は、露光面に対して光学的にフーリエ変換面となる位置で重なり、これが走査時の照明光の角度特性を与える。第1の実施形態が複数の点での測定を要したのに対し、第2の実施形態では1回の測定で走査時の角度特性が得られる。
露光面上の光軸La条以外の点で照明光の有効光源を測定したい場合には、マスキングブレード駆動装置31によりマスキングブレード12を駆動して、測定したい点のマスキングブレード面内に対応する像高で走査方向に長いスリット状の開口絞り12bを設定する。それと共に、ステージ20の位置を移動させ、2次元センサーアレイ52を所定の位置に移動すれば良い。
以上第1の実施形態、第2の実施形態において、マスキングブレードによって照明光を制限する代わりに、微小開口もしくはスリット状開口を備えた遮光板を露光面18aと同一平面内に設定し、この開口を透過した光を照度分布測定手段で受けるようにしても良い。
また、レチクル面14に微小開口もしくはスリット状開口を備えた遮光板を用意し、それをレチクル面と同一の平面内で移動させる機構を用いても、上記と同様の測定が可能である。
次に、本発明の第3の実施形態について述べる。投影露光装置において、本来計測したい有効光源分布とはNA=sinθ(θ:入射角度)の分布である。しかし実際の計測では露光面から変位した位置の平面で計測を行うため、等ピッチでエリア内を計測した場合tanθの分布を見ていることになる。これによるずれは、例えば次のようになる。
NA0.2のときtanθ=0.204(2%のずれ)
NA0.8のときtanθ=1.33(67%のずれ)
すなわち、NAが大きい場合に大きなずれが生じる。そこで本発明では、NAが小さい位置で計測を行うことによりこのずれを小さくすることを提案する。
図6は本発明の第3の実施形態として、図1に示した走査型露光装置の一部分を示したものである。レチクルからウエハに転写する倍率は1より小さいとする。このとき、レチクル面のNAはウエハ面のNAより小さくなる。例えば倍率1/4の場合、レチクル面のNAはウエハ面のNAの1/4となる。レチクル面14aから所定量光軸方向に移動した位置に開口絞りを備えた遮光板41を設定する。開口絞りとして微小開口を設定すれば、レチクル面に有効光源分布が得られる。レチクル面14aと露光面18は共役なので、露光面でも同様の有効光源分布が得られる。ディテクター24を用いて露光面の光強度分布を計測することで、この有効光源分布を計測できる。この計測を、第1の実施形態で説明したように複数位置で行い、その計測結果を演算手段を用いて積算する。これによって、走査時の照明光の角度特性が得られる。
NAが0.25以下となる位置で計測を行えば、前述のずれを4%以下とすることができ、実際の分布に近い有効光源分布が得られることとなる。本形態では露光面で強度分布を測定しているが、得られるのはレチクルから所定量移動した位置の光強度分布であり、NAが小さい位置で計測を行うことができる。
以上、第3の実施形態として、走査型露光装置における実施例を説明したが、この方法はステップアンドリピート方式の露光装置にも適用できる。この場合も、従来の方法と比べてより実際の分布に近い有効光源の測定ができる。
また、本形態では開口絞りの位置をレチクル面から所定量移動した位置としたが、レチクルとマスキングブレードが共役であることから、開口絞りをマスキングブレード位置から所定量移動した位置としても良い。
以上、本発明で述べた方法によって測定される有効光源分布は、走査時の像性能を決定する、走査時の有効光源分布であるとみなすことができる。
以上の方法により走査時の有効光源を測定することができれば、この結果をもとに補正を行い、照明光を最適な角度で供給することができる。補正の方法については、例えば特開平11−087232号公報(米国特許第6333777号明細書)に提案されている方法を使用する。
本実施例によれば以上のように、走査の影響を考慮して、照明光の有効光源を測定することができる。そして、この測定の結果をもとに補正を行い、照明光を最適な角度で供給することができ、レチクル面上の各種のパターンをウエハ面上に安定して高い解像力で投影することができる露光装置を達成することができる。
次に、前述の露光装置を利用したデバイスの製造方法の実施例を説明する。
図7は半導体装置(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネルやCCD)の製造フローを示す。ステップ1(回路設計)では半導体装置の回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パターンを形成したマスク(レチクル)を製作する。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハとを用いて、リソグラフィー技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4よって作成されたウエハを用いてチップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作成された半導体装置の動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体装置が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図8は上記ウエハプロセスの詳細なフローを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12ではウエハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハにレジスト(感材)を塗布する。ステップ16(露光)では前述の露光装置によってマスクの回路パタ−ンの像でウエハを露光する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらステップを繰り返し行なうことによりウエハ上に回路パタ−ンが形成される。
本実施例の製造方法を用いれば、従来は難しかった高集積度のデバイスを製造することが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の光学系の概略図である。 実施形態1における図1の一部分の説明図である。 実施形態1におけるマスキングブレード上の開口を表す説明図である。 実施形態2におけるマスキングブレード上の開口を表す説明図である。 実施形態2において使用される光学系の説明図である。 実施形態3における図1の一部分の説明図である。 デバイスの製造フローを示す図である。 図7のウエハプロセスを示す図である。
符号の説明
1 水銀ランプ(光源)
2 楕円ミラー
3 コールドミラー
4 楕円ミラー2の第2焦点
5 光学系
6 レンズ系
7 オプティカルインテグレータ
8 絞り
9 照度ムラ補正手段
10 レンズ
11 ミラー
12 マスキングブレード
13 レンズ
14 レチクル
15 レチクルステージ
16 投光光学系(投影レンズ)
17 投影レンズ瞳
18 ウエハ
19 ウエハチャック
20 XYステージ
21 定盤
24 ディテクター
41 遮光板
51 光学系
52 2次元アレイセンサー

Claims (10)

  1. 光源から放射した露光光で第1のステージ上に配置されたマスクパターンを照明し、該パターンを投影光学系を介して第2のステージ上の露光面に設けた基板上に転写し、前記露光光による照明領域中を該マスクパターンと該基板を同期させて走査露光する走査型露光装置において、
    該露光面もしくは該露光面近傍における露光範囲を所望の位置/大きさに制限する開口絞りと、前記開口絞りで制限された露光面もしくは該露光面から所定量光軸方向に移動した面の照度分布を測定し前記制限された露光領域の射出(入射)光線の角度特性を計測する射出(入射)光線角度計測手段を具備した走査型露光装置であって、
    該開口絞りを露光面もしくは露光面近傍において走査方向に直線的に配列された複数位置に設定し、各々の位置での射出(入射)角度特性を計測し、その計測結果を積算する演算手段を設けたことを特徴とする走査型露光装置。
  2. 前記複数位置での射出(入射)角度特性の計測は、各々独立に順次なされることを特徴とする請求項1の走査型露光装置。
  3. 前記射出(入射)光線角度計測手段は、所定の大きさを持つ開口と、その開口から入射する光線の強度を計測する光検出器を有し、該開口と光検出器を露光面近傍にて光軸と垂直方向に移動させて照度分布を計測することを特徴とする請求項1の走査型露光装置。
  4. 前記射出(入射)光線角度計測手段は前記所定の大きさを持つ開口と、前記光検出器を光学的に略共役な関係とする光学系を有することを特徴とする請求項3の露光装置。
  5. 前記射出(入射)光線角度計測手段は、センサーアレイを有し、該センサーアレイを露光面近傍にて光軸と垂直方向に移動させて照度分布を計測することを特徴とする請求項1の走査型露光装置。
  6. 前記射出(入射)光線角度計測手段は、2次元センサーアレイであることを特徴とする請求項1の走査型露光装置。
  7. 上記開口絞りにより設定される露光面の複数位置は、走査方向と直交した方向のある像高にて走査方向に直線的に配列された複数の位置であることを特徴とする請求項1から6の走査型露光装置。
  8. 光源から放射した露光光で第1のステージ上に配置されたマスクパターンを照明し、該パターンを投影光学系を介して第2のステージ上の露光面に設けた基板上に転写し、前記露光光による照明領域中を該マスクパターンと該基板を同期させて走査露光する走査型露光装置において、
    該露光面における露光範囲を所望の位置/大きさに制限する開口絞りと、該露光面に対して光学的にフーリエ変換面となる位置に配置された2次元センサーアレイを具備した走査型露光装置であって、
    該開口絞りは、露光面における照明形状の走査方向の照明範囲を制限しない走査方向に長いスリット状の形状に設定し、該スリットを通過した全ての光束の前記フーリエ変換面における強度分布を測定することを特徴とする走査型露光装置。
  9. 光源から放射した露光光で第1のステージ上に配置されたマスクパターンを照明し、該パターンを投影光学系を介して第2のステージ上の露光面に設けた基板上に転写する露光装置において、
    該露光面の光学的共役位置から所定量光軸方向に移動した位置に配置し光軸に垂直な平面内において所望の位置/大きさに制限する開口絞りと、該露光面における照度分布を測定する照度分布測定手段を具備した走査型露光装置であって、
    該光学的共役位置における光線のNAは0.25以下であることを特徴とする露光装置。
  10. 上記投影露光装置は、露光面側がテレセントリックな光学系であることを特徴とする請求項1〜9の投影露光装置。
JP2004113142A 2004-04-07 2004-04-07 露光装置 Withdrawn JP2005302825A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004113142A JP2005302825A (ja) 2004-04-07 2004-04-07 露光装置
EP05252159A EP1584983A3 (en) 2004-04-07 2005-04-06 Exposure apparatus, and device manufacturing method
US11/101,311 US7130021B2 (en) 2004-04-07 2005-04-07 Exposure apparatus, and device manufacturing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004113142A JP2005302825A (ja) 2004-04-07 2004-04-07 露光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005302825A true JP2005302825A (ja) 2005-10-27
JP2005302825A5 JP2005302825A5 (ja) 2007-05-24

Family

ID=34909506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004113142A Withdrawn JP2005302825A (ja) 2004-04-07 2004-04-07 露光装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7130021B2 (ja)
EP (1) EP1584983A3 (ja)
JP (1) JP2005302825A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010502027A (ja) * 2006-08-25 2010-01-21 カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー 画像変化を補正する方法及びシステム
US7864308B2 (en) 2008-02-12 2011-01-04 Canon Kabushiki Kaisha Position detection method, exposure apparatus, and device manufacturing method
JP2011503835A (ja) * 2007-11-06 2011-01-27 株式会社ニコン 照明装置、照明方法、露光装置、及びデバイスの製造方法
US9341954B2 (en) 2007-10-24 2016-05-17 Nikon Corporation Optical unit, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
US10101666B2 (en) 2007-10-12 2018-10-16 Nikon Corporation Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8451427B2 (en) 2007-09-14 2013-05-28 Nikon Corporation Illumination optical system, exposure apparatus, optical element and manufacturing method thereof, and device manufacturing method
US20090091730A1 (en) * 2007-10-03 2009-04-09 Nikon Corporation Spatial light modulation unit, illumination apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
SG10201602750RA (en) 2007-10-16 2016-05-30 Nikon Corp Illumination Optical System, Exposure Apparatus, And Device Manufacturing Method
EP2179330A1 (en) * 2007-10-16 2010-04-28 Nikon Corporation Illumination optical system, exposure apparatus, and device manufacturing method
CN101910817B (zh) * 2008-05-28 2016-03-09 株式会社尼康 照明光学系统、曝光装置以及器件制造方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3610175B2 (ja) * 1996-10-29 2005-01-12 キヤノン株式会社 投影露光装置及びそれを用いた半導体デバイスの製造方法
JP3262039B2 (ja) 1997-07-18 2002-03-04 キヤノン株式会社 露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
US6333777B1 (en) * 1997-07-18 2001-12-25 Canon Kabushiki Kaisha Exposure apparatus and device manufacturing method
JP3937580B2 (ja) * 1998-04-30 2007-06-27 キヤノン株式会社 投影露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
EP1184727A1 (en) * 2000-09-01 2002-03-06 Asm Lithography B.V. Lithographic apparatus
JP2002110540A (ja) * 2000-09-01 2002-04-12 Asm Lithography Bv リソグラフィ装置を操作する方法、リソグラフィ装置、デバイス製造方法、およびそれによって製造されるデバイス
DE10046218B4 (de) * 2000-09-19 2007-02-22 Carl Zeiss Smt Ag Projektionsbelichtungsanlage
JP3826047B2 (ja) * 2002-02-13 2006-09-27 キヤノン株式会社 露光装置、露光方法、及びそれを用いたデバイス製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010502027A (ja) * 2006-08-25 2010-01-21 カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー 画像変化を補正する方法及びシステム
US10101666B2 (en) 2007-10-12 2018-10-16 Nikon Corporation Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
US9341954B2 (en) 2007-10-24 2016-05-17 Nikon Corporation Optical unit, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
US9857599B2 (en) 2007-10-24 2018-01-02 Nikon Corporation Optical unit, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
JP2011503835A (ja) * 2007-11-06 2011-01-27 株式会社ニコン 照明装置、照明方法、露光装置、及びデバイスの製造方法
US9678332B2 (en) 2007-11-06 2017-06-13 Nikon Corporation Illumination apparatus, illumination method, exposure apparatus, and device manufacturing method
US7864308B2 (en) 2008-02-12 2011-01-04 Canon Kabushiki Kaisha Position detection method, exposure apparatus, and device manufacturing method

Also Published As

Publication number Publication date
US20050231703A1 (en) 2005-10-20
EP1584983A2 (en) 2005-10-12
US7130021B2 (en) 2006-10-31
EP1584983A3 (en) 2007-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2893778B2 (ja) 露光装置
US6333777B1 (en) Exposure apparatus and device manufacturing method
JP3610175B2 (ja) 投影露光装置及びそれを用いた半導体デバイスの製造方法
EP1589792A2 (en) Light source apparatus and exposure apparatus having the same
US20060273267A1 (en) Exposure method and apparatus
US7130021B2 (en) Exposure apparatus, and device manufacturing method
KR100485314B1 (ko) 투영노광장치와 이것을 사용한 디바이스제조방법
JP3262039B2 (ja) 露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
TW200305928A (en) Exposure apparatus and method
US7130024B2 (en) Exposure apparatus
JPH0737774A (ja) 走査型露光装置
JP2001257157A (ja) アライメント装置、アライメント方法、露光装置、及び露光方法
JPH11354425A (ja) 走査型投影露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
US20100103393A1 (en) Scanning exposure apparatus and device manufacturing method
JP2008124308A (ja) 露光方法及び露光装置、それを用いたデバイス製造方法
JP2000114164A (ja) 走査型投影露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
JP3571935B2 (ja) 投影露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
JP2000260698A (ja) 投影露光装置およびそれを用いた半導体デバイスの製造方法
JPH0729816A (ja) 投影露光装置及びそれを用いた半導体素子の製造方法
JP2010118403A (ja) 走査型露光装置、及びデバイスの製造方法
JP2008118061A (ja) 露光装置
JP3884968B2 (ja) 露光装置、露光方法、デバイス製造方法及びデバイス
JP5653182B2 (ja) 露光方法、露光装置及びデバイス製造方法
JP2002083760A (ja) X線投影露光装置およびx線投影露光方法および半導体デバイス
JPH07130610A (ja) 投影露光装置及びそれを用いた半導体素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070404

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080115