JPH08339434A - 曲面画像入力方法および装置 - Google Patents

曲面画像入力方法および装置

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JPH08339434A
JPH08339434A JP14448595A JP14448595A JPH08339434A JP H08339434 A JPH08339434 A JP H08339434A JP 14448595 A JP14448595 A JP 14448595A JP 14448595 A JP14448595 A JP 14448595A JP H08339434 A JPH08339434 A JP H08339434A
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JP
Japan
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curved surface
image
line sensor
observation
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JP14448595A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Tanimizu
克行 谷水
Yoichi Kubota
洋一 久保田
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N T T FUANETSUTO SYST KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
N T T FUANETSUTO SYST KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Application filed by N T T FUANETSUTO SYST KK, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical N T T FUANETSUTO SYST KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、対象物をラフに位置決めして
も、あるいは、画像取り込み開始位置の位置決めをしな
くても、一定の位置から対象物の曲面の2次元画像を安
定に入力できる曲面画像入力方法および装置を提供す
る。 【構成】 ラインセンサーカメラ2が対象物1の曲面に
一定距離で沿うよう対象物1を回転ステージ3で回転さ
せることにより、ラインセンサーカメラ2の1次元走査
と回転移動の副走査により2次元画像を得る。ここで、
対象物1の回転による絵柄の濃度レベル変化を色識別セ
ンサー9で検出する。その濃度レベルの変化点で画像入
力開始信号をセンサーコントローラ4からカメラコント
ローラ5に出力し、ラインセンサーカメラ2による画像
取り込み走査を開始させる。このように、絵柄の濃度レ
ベル変化から画像入力開始位置を指定することにより、
簡単な構成で、常に一定の位置から絵柄の画像入力を可
能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒面をはじめとする
曲面に印刷された絵柄を画像入力する方法および装置に
関する。特に、ラインセンサーカメラを用いて、曲面の
絵柄を2次元的に展開した画像を入力する方法および装
置に関する。本発明は、高精細画像を入力することによ
り工業製品の品質管理を行なったり、入力した画像デー
タの処理により欠陥を自動で画像検査したりする分野に
おいて好適に使用される技術である。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に画像入力を行なう場合は、
2次元の濃淡画像を取り込むエリアセンサーカメラが用
いられている。対象物が円筒曲面等の曲面の画像入力を
行なう技術としては、例えば対象物の回りに上記エリア
センサーカメラを複数個配置することにより、各々のエ
リアセンサーカメラで対象物を部分的な2次元画像とし
て取り込む方法がある。
【0003】また、1次元のラインセンサーカメラを用
いて、平面状の対象物をコンベアなどにより移動させる
ことにより2次元画像を得る方法がある。曲面の対象物
に対しては、回転機構を用いて円筒対象物を回転させな
がらラインセンサーカメラの1次元走査を行なうことに
より、円筒曲面の絵柄を2次元的に展開した画像を得る
方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
曲面画像入力方法において、複数のエリアセンサーカメ
ラを対象物の回りに配置して取り込む場合では、エリア
センサーカメラは各々曲面対象物の一部しか観測できな
いため、曲面全体の連続した絵柄を獲得することができ
ないという問題がある。また、曲面の絵柄を2次元でと
らえるので、入力画像には曲面の曲率に応じた画像の歪
みが生じるため、高精度の画像が得られないという問題
がある。また、この歪を補正して曲面に沿った2次元画
像とするためには、歪に応じた画像の伸縮の補正などの
特別な処理を要するという問題がある。
【0005】一方、ラインセンサーカメラを用いて、曲
面対象物を回転させながらラインセンサーカメラの1次
元走査により2次元画像を得る場合では、画像入力開始
位置が定まらないため、得られる絵柄の領域が一定にな
らないという問題がある。
【0006】従って、常に、画像の入力開始位置を一定
にするために曲面対象物の位置決めが必要となる。位置
決めのためには、通常、対象物の底面に位置決め用の凹
凸を設け、凹凸に嵌合する位置決め機構が用いられる
が、対象物毎に位置決めの治具を要するため、治具のた
めのコストを要するという問題がある。また、位置決め
機構の誤差により、入力される絵柄の位置がずれるとい
う問題がある。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、簡単な構成で、ラフな位置決
めでも、あるいは位置決めをしなくても、安定に一定の
位置から対象物の曲面の画像を入力できる曲面画像入力
方法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の第1の発明では、対象物の曲面絵柄の展開
画像を入力する方法において、画像入力観測面が該対象
物曲面に一定の距離を保って沿うように前記画像入力観
測面と前記対象物とを相対的に移動動作させる第1の段
階と、前記対象物曲面の濃度レベルを観測して該濃度レ
ベルの変化を検出し該検出した濃度レベルに基づいて画
像入力開始信号を出力する第2の段階と、前記画像入力
開始信号をトリガとして前記画像入力観測面の走査を開
始することにより前記対象物の曲面絵柄の2次元画像を
得る第3の段階と、を有することを特徴とする曲面画像
入力方法を手段とする。
【0009】また、本発明の第2の発明では、上記の第
2の段階において、濃度レベルの任意の変化点を検出
し、該変化点で画像入力開始信号を出力することを特徴
とする曲面画像入力方法を手段とする。
【0010】また、本発明の第3の発明では、上記の第
1の段階において、画像入力観測面と対象物とを相対的
に移動動作させる際に該移動動作量をパルス数に変換し
て出力し、第2の段階において、まず、予め設定した、
あるいは、任意に設定された基準観測開始位置から濃度
レベルの観測を開始して、濃度レベルの変化を前記観測
した濃度レベルの値が予め設定した条件に合致すること
で検出し、該濃度レベルの変化を検出した場合には前記
濃度レベルの変化のブロック毎にあるいは所定時間のブ
ロック毎に前記パルス数を計測し、該計測を前記画像入
力観測面と前記対象物との相対的な移動動作の1サイク
ルにわたって行って保持し、次に、前記保持された濃度
レベルの変化の中で予め設定した条件を有するブロック
を選出し、次に、前記選出したブロックの前記基準観測
開始位置からのパルス数あるいは経過時間を算出し、次
に、2サイクル目以降の前記画像入力観測面と対象物の
相対的な移動動作時に前記基準観測開始位置から前記算
出されたパルス数あるいは経過時間の経過時に画像入力
開始信号を出力することを特徴とする曲面画像入力方法
を手段とする。
【0011】また、本発明の第4の発明では、曲面絵柄
を有する対象物の該曲面を観測するように配置したライ
ンセンサーカメラと、前記ラインセンサーカメラと前記
対象物の対象物曲面が一定距離を保って沿うように移動
動作を行なう移動機構と、相対的の移動動作される対象
物曲面を観測するように配置した濃度レベルセンサー
と、前記濃度レベルセンサーにより濃度レベル変化を検
出し該検出した濃度レベルの変化に基づいて画像入力開
始信号を出力する制御手段と、前記画像入力開始信号の
カメラコントローラへの入力をトリガとして前記ライン
センサーカメラによる走査を開始するカメラ操作手段
と、を有することを特徴とする曲面画像入力装置を手段
とする。
【0012】また、本発明の第5の発明では、上記の第
4の発明の濃度レベルセンサーが、対象物曲面を観測す
るラインセンサーカメラを兼ねるラインセンサーカメラ
の出力から該対象物曲面の濃度レベルを観測する画像処
理部を有してなることを特徴とする曲面画像入力装置を
手段とする。
【0013】さらに、本発明の第6の発明では、以上の
曲面画像入力装置において、ラインセンサーカメラと対
象物曲面が一定距離を保って沿うように移動動作を行な
う移動機構は、前記ラインセンサーカメラまたは対象物
の移動動作量をパルス数に変換する手段を有し、制御手
段は、任意に設定され基準観測開始位置から濃度レベル
センサーによる観測を開始し該観測した濃度レベルの値
が予め設定した条件に合致する場合に、前記パルス数の
計測を行なってデータメモリの各ブロックに格納する処
理を、前記対象物またはラインセンサーカメラの1サイ
クル分の移動にわたって行なう手段と、前記データメモ
リ内のブロックのパルス数について予め設定した条件を
有するブロックを選出することにより、該ブロックの前
記基準観測開始位置からのパルス数あるいは経過時間を
算出する手段と、2サイクル目以降の前記対象物あるい
はラインセンサーカメラの移動動作時に前記基準観測開
始位置から前記算出されたパルス数あるいは経過時間の
経過時に画像入力開始信号を出力する手段と、を有する
ことを特徴とする曲面画像入力装置を手段とする。
【0014】
【作用】第1、第2および第4の発明の曲面画像入力方
法および装置では、ラインセンサーカメラ等の観測面が
対象物の曲面に一定の距離で沿うように、対象物または
ラインセンサーカメラ等を移動させることにより、ライ
ンセンサーカメラ等の1次元走査と移動の副走査により
2次元画像を得る。ここで、対象物の移動により変化す
る対象物の絵柄の一部分等の濃度レベルの変化を検出し
て、その濃度レベルの変化に基づいて(第2の発明では
その変化点で)画像入力開始信号を出力し、この画像入
力開始信号をトリガとして、ラインセンサーカメラ等に
よる画像取り込み走査を開始する。このように、絵柄の
濃度レベルの変化に基づいて画像の取り込み開始位置を
指定することにより、簡単な構成で、常に一定の位置か
ら画像入力を開始させ、2次元画像として得られる絵柄
の切り出し領域を安定にする。
【0015】また、第3および第6の発明の曲面画像入
力方法および装置では、対象物またはラインセンサーカ
メラ等の移動量をパルス数に変換し、対象物の絵柄上の
一部分を、予め設定したあるいはフリーに設定された基
準観測開始位置を起点として1サイクル目の移動時に観
測し、濃度レベル変化のサイクル毎、あるいは、所定の
時間毎などのブロック毎にパルス数を計測(パルスのア
ドレスの計測を含む)し、対象物またはラインセンサー
カメラ等の1サイクル分の移動にわたって保持する。次
に、1サイクルの移動により得られたパルス数につい
て、予め設定した条件を有するブロックを選出する。こ
こでの条件としては、パルス数が最大のブロックや、最
小のブロックとする。この選出の際、基準観測開始位置
からのパルス数あるいは経過時間を算出し、続いて、2
サイクル目以降の対象物あるいはラインセンサーカメラ
の移動を行ない、基準観測開始位置から上記の通り得ら
れたパルス数あるいは経過時間の経過時に、画像入力開
始信号を出力して画像入力を開始する。このように、対
象物の絵柄を1サイクル目の移動時に観測しておき、2
サイクル目以降の移動時に画像入力開始信号を出力して
画像入力を開始することで、さらに精度良く画像入力開
始信号を出力し、対象物をラフに設定しても、あるいは
対象物の位置決めをしなくても、常に一定の画像領域の
2次元画像を得られるようにする。
【0016】また、第5の発明の曲面画像入力装置で
は、画像入力用のラインセンサーカメラを濃度レベルセ
ンサーを兼ねるようにすることにより、構成をより簡単
化する。
【0017】
【実施例】以下、図面により、本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0018】図1は、本発明の第1の実施例としての曲
面画像入力方法および装置の構成を示す説明図であり、
図2は、円筒対象物の曲面に印刷された絵柄の例を示す
図である。
【0019】図1において、円筒の対象物1の対象面に
は、図2の絵柄が印刷されているものとする。本例の絵
柄としては、4つのアルファベット(A,B,C,D)
と、横幅の異なる4種類の矩形が描かれているものと
し、背景色は白とする。
【0020】本実施例では、対象物1の絵柄を入力する
ためのセンサーとしてラインセンサーカメラ2を用い
る。ラインセンサーカメラ2は1次元走査であるので、
2次元的な画像を得るために、ラインセンサーカメラ2
の観測面が対象物曲面に一定の距離を保って沿うよう、
対象物1またはラインセンサーカメラ2を移動させる機
構を設ける。本実施例では、対象物1の方を回転ステー
ジ3で回転させ、ラインセンサーカメラ2の1次元走査
と対象物1の回転による副走査により、図2に示す円筒
面の絵柄を展開した画像を入力する。
【0021】図1に示すように、対象物1は回転ステー
ジ3に載せられ、回転ステージ3は矢印の方向に回転す
るようになっている。また、ラインセンサーカメラ2
は、円筒対象物1の円筒面上の1つの母線を一定の距離
で観測するように設置されている。ラインセンサーカメ
ラ2の画像取り込みは、センサーコントローラ4および
カメラコントローラ5によって制御されており、センサ
ーコントローラ4からカメラコントローラ5に画像取り
込みを開始させるための画像入力開始信号が入力される
ことにより、ラインセンサーカメラ2の走査が開始さ
れ、予め設定した回数の1次元走査を行なう。この走査
回数は、例えば、対象物1の円筒面が1回転する時間に
合わせて設定すればよい。
【0022】回転ステージ3下部には一枚の反射板6が
取り付けられており、回転ステージ3の回転と同じ速度
で、反射板6も回転するようになっている。また、回転
ステージ3回りの反射板6の高さには、反射型の第1の
光電センサー7と第2の光電センサー8が設置されてい
る。信号が反射されない場合は各光電センサー7,8の
出力はOFFとなっているが、反射板6が各々の光電セ
ンサー7,8の前を通過する際に、反射板6がセンサー
信号を反射し、その反射信号を受けて光電センサー7,
8の出力がONになる。
【0023】また、対象物1の印刷面を観測するように
色識別センサー9が設置されている。色識別センサー9
は絵柄上の1ポイントあるいは所定範囲の濃淡レベルに
応じてON,OFFを出力するように設定することがで
きる。ここでは、観測点が絵柄部の場合にONを出力
し、背景部の場合にOFFを出力するように設定されて
いるものとする。
【0024】各センサー7,8,9の出力信号は、セン
サーの感度調整を行なうセンサーアンプ10,11,1
2を介してセンサーコントローラ4に入力される。セン
サーコントローラ4は、入力される複数のチャンネルの
ON/OFF信号の動作に対して予め出力条件をプログ
ラムすることができ、光電センサー7、8や色識別セン
サー9の信号の入力を受け、その信号の動作に基づき、
予め設定した動作プログラムに基づいて、画像入力開始
信号を出力する。
【0025】画像入力開始信号はカメラコントローラ5
へ入力される。カメラコントローラ5はラインセンサー
カメラ2の動作制御を行なうものである。画像入力開始
を外部の信号入力により制御することが可能であり、画
像入力開始信号の入力をトリガとして、ラインセンサー
カメラ2による走査を開始する。
【0026】以上の構成による本実施例における動作例
を述べる。図3は各センサーの動作タイミングを示すタ
イムチャートであり、センサー信号の動作タイミングに
基づいて画像入力開始信号を出力する設定例を示してい
る。
【0027】回転ステージ3の回転に応じて、色識別セ
ンサー9は図3(1)に示すようなON/OFF信号を
出力する。観測時刻SからEまでが回転ステージ3の1
回転で得られる動作である。
【0028】円筒対象物1の位置が予めおおまかに設定
されており、観測時刻S以前の時刻T1に第1の光電セ
ンサー7の出力信号がd1の期間、ONとなり、そのO
N持続中の時刻T2に第2の光電センサー8の出力信号
がd1の期間、ONになるものとする(図3(2)およ
び(3))。なお、光電センサー7,8の信号がONと
なる持続時間d1は、反射板6の横幅長により決定され
るものである。
【0029】第1の光電センサー7の出力信号がON状
態の時に第2の光電センサー8の出力信号がOFFから
ONに変化するという条件で、センサーコントローラ4
内の一時記憶の信号がONになるようにプログラムを行
なう。図3(4)に示すように、観測時刻T2の時点で
一時記憶の信号がONになる。一時記憶の出力がONで
ある持続時間は予めタイマー設定可能であり、ここでは
観測時刻T2から時間d2の間だけ一時記憶がONにな
るものとする。
【0030】一時記憶がONの状態で、色識別センサー
9による出力信号がONになる条件で、センサーコント
ローラ4の出力信号をONにする(図3(5))。この
出力信号が画像入力開始信号としてカメラコントローラ
5に入力され、この信号入力を受けてラインセンサーカ
メラ2の走査が開始される。
【0031】なお、回転ステージ3の逆回転により、第
1のセンサー7よりも第2のセンサー8の信号が先にO
Nになった場合には、第1のセンサー7がONとなって
も一時記憶の信号はOFFのままであるようにプログラ
ムされている。従って、逆回転時には画像入力開始信号
が出力されないようになっている。
【0032】このような構成によれば、常に特定の絵柄
の位置で画像入力開始信号を出力することができるの
で、常に一定の領域の画像を入力することができる。
【0033】上述の説明では色識別センサー9は絵柄の
矩形領域を観測するようにしたが、これに限らず、色識
別センサー9を円筒対象物1の任意の高さの位置に設定
して印刷された絵柄を観測するように設定することが可
能である。この場合、印刷面の絵柄に応じて、安定した
画像入力開始信号が得られるように、図3に示す動作タ
イミングに基づき、予め最適な位置を選択しておけばよ
い。
【0034】絵柄の変化に応じたON/OFF信号の出
力を行なうために、上述の説明では色識別センサー9を
設置して使用したが、これに限らず、例えば、画像入力
を行なうラインセンサーカメラ2を共用するようにして
もよい。
【0035】画像入力用と色識別用のセンサーを共用す
る本発明の第2の実施例の画像入力装置と画像入力方法
を、図4の構成図により説明する。
【0036】図1の第1の実施例の構成と同様に、第2
の実施例でも円筒対象物1、ラインセンサーカメラ2、
回転ステージ3、センサーコントローラ4、カメラコン
トローラ5、反射板6、第1の光電センサー7、第2の
光電センサー8、センサーアンプ10,11が設置され
ている。ただし、色識別センサーとそのセンサーアンプ
は無く、代わりにラインセンサーカメラ2の画像信号が
画像処理部13に入力され、画像処理部13から絵柄の
濃淡の変化に応じたON/OFF信号が出力され、セン
サーコントローラ4に入力されるようになっている。
【0037】この場合の動作例を図5の説明図を用いて
述べる。画像入力には8bit(256階調)、102
4画素のラインセンサーカメラ2を用いることとする。
従って、1ラインの走査毎に、1024個の濃度レベル
値(0から255までの値)v(i)(i=1,2,
3,…,1024)が得られる。図5に示すように、予
め、K番目の画素からK+N−1番目の画素までの幅N
画素を、信号出力用の算出領域として選択しておく。各
走査毎に、リアルタイムで
【0038】
【数1】
【0039】を算出し、予め決定しておいた閾値Fth
の大小関係により、例えばF<Fthの場合にOFF信号
を出力し、F≧Fthの場合にはON信号を出力する。こ
の結果、画像処理部13からの出力信号として、図3
(1)に示す色識別センサー9の出力と同等の時系列信
号が得られるので、上述の動作タイミングに基づく信号
処理により、所定の絵柄の位置で画像入力開始信号を得
ることができる。
【0040】次に、本発明の第3の実施例としての曲面
画像入力装置とその画像入力方法について説明する。図
6はその曲面画像入力装置の構成図である。
【0041】本実施例は、図1の第1の実施例と同様
に、対象物1、ラインセンサーカメラ2、回転ステージ
3、センサーコントローラ(プログラマブル・コントロ
ーラ(PLC))4、カメラコントローラ5、反射板
6、第1の光電センサー7、第2の光電センサー8、色
識別センサー9、センサーアンプ10,11,12が設
置されている。本実施例では、さらに、対象物1を回転
させる回転ステージ3にロータリーエンコーダ14が接
続されている。ロータリーエンコーダ14は回転ステー
ジ3の回転角度に応じてパルス信号を発生し、発生した
パルス信号は上記センサーコントローラ(PLC)4に
入力される。
【0042】本実施例における動作例を図7のタイムチ
ャートに示す。この動作例では、対象物1を搭載した回
転ステージ3の回転により、色識別センサー9によるO
N/OFF波形(図7(1)、S1〜S5はONのタイ
ミング、E1〜E5はOFFのタイミング)、第1の光
電センサー7および第2の光電センサー8による信号波
形(図7(2)および(3))が得られるものとする。
また、ロータリーエンコーダ14により図7(4)に示
すパルス信号が得られるものとする。
【0043】第1の光電センサー7は時刻T1にONと
なり、反射板6の幅に応じてd1の時間だけON状態が
継続する。また、第2の光電センサー8は第1の光電セ
ンサー7に遅れてそのON状態の間の時刻T2にONと
なり、同様にON状態が時間d1だけ持続する。次の回
転に移るタイミングでの時刻T3およびT4についても
同様である。さて、第1の光電センサー7がONの状態
で第2の光電センサー8がOFFからONに変化する時
刻としてT2を検出する。そして、対象物1が1回転
し、次に第1の光電センサー7がONの状態で第2の光
電センサー8がOFFからONに変化する時刻としてT
4が検出される。
【0044】時刻T2をパルス入力開始時刻とする。時
刻T2以降、図7(1)の絵柄による波形がON/OF
Fするパルスのアドレスを、パルス数の計数により生成
してセンサーコントローラ4内のデータメモリに格納す
る。例えば、図7(1)では1回転のはじめに時刻S1
に絵柄がONとなり、時刻E1にOFFとなるが、これ
に対応する時刻T2からのパルスのアドレスは、図7
(4)に示すようにアドレス8と12であるので、図8
に示すように、センサーコントローラ4内のデータメモ
リにデータ1としてONのアドレスが8、OFFのアド
レスが12のように、アドレスデータが格納される。セ
ンサーコントローラ4では、同時に、ON/OFF信号
のアドレスの差分処理が行なわれ、差分値が格納され
る。例えば、データ1の場合、差分値として値4(=1
2−8)が格納される。同様の処理が時刻T2から1回
転の間行われ、全ての絵柄のON/OFF信号に対し
て、図8のようなテーブルが作成される。
【0045】上記の1回転目(1サイクル目)の計測処
理に続いて、差分値の中の最大値を検出する。図8に示
す例では、2番目のデータ2が最大値となる。この結
果、データ2のON信号アドレスとして格納されている
アドレス20が、画像入力開始信号の出力タイミングと
して最適な位置であると決定される。そこで、図7
(5)に示すように、2回転目(2サイクル目)のパル
スのアドレスが20の位置で、画像入力開始信号が出力
される。
【0046】なお、差分値の最大値などの検出処理に時
間を要する場合は、必ずしも2回転目に画像入力開始信
号を出力しなくてもよく、3回転目(3サイクル目)以
降に画像入力開始信号を出力するようにしてもよい。ま
た、差分値に対する処理では、最大値の検出に限らず、
最小値検出、閾値を用いた条件設定に基づく検出など、
任意の処理を行なうように設定可能である。
【0047】さらに、本発明の第4の実施例としての曲
面画像入力方法について説明する。
【0048】本実施例では、図6に示したと同様の構成
によって実施する。すなわち、対象物1、ラインセンサ
ーカメラ2、回転ステージ3、センサーコントローラ
(プログラマブル・コントローラ(PLC))4、カメ
ラコントローラ5、反射板6、第1の光電センサー7、
第2の光電センサー8、色識別センサー9、センサーア
ンプ10,11,12が設置されている。また、回転ス
テージ3にロータリーエンコーダ14が接続されてい
る。ロータリーエンコーダ14は回転ステージ3の回転
角度に応じてパルス信号を発生し、発生したパルス信号
は上記センサーコントローラ(PLC)4に入力され
る。
【0049】本実施例による動作例を図9のタイムチャ
ートにより説明する。対象物1を搭載した回転ステージ
3の回転により、色識別センサー9によるON/OFF
波形(図9(1))、および第1の光電センサー7およ
び第2の光電センサー8による信号波形(図9(2)お
よび(3))が得られるものとする。また、ロータリー
エンコーダ14により図9(4)に示すパルス信号が得
られるものとする。
【0050】第1の光電センサー7は時刻T3にONと
なり、反射板6の幅に応じてd3の時間だけON状態が
継続する。また、第2の光電センサー8は第1の光電セ
ンサー7に遅れてそのON状態の間の時刻T4にONと
なり、同様にON状態が時間d3だけ持続する。回転ス
テージ3の1回転後の時刻T5およびT6についても同
様である。さて、第1の光電センサー7がONの状態で
第2の光電センサー8がOFFからONに変化する時刻
としてT4を検出する。そして、対象物1が1回転し、
次に第1の光電センサー7がONの状態で第2の光電セ
ンサー8がOFFからONに変化する時刻としてT6を
検出する。
【0051】色識別センサー9による信号(図9
(1))がONの状態でパルス信号(図9(4))がO
Nとなる回数を、センサーコントローラ4において、時
刻T4から時刻T6までカウントする。図9(5)に示
すように、ここでは時刻T4からT6までを6つの時間
ブロックに分割し、各ブロックにおいて上記のパルス数
をカウントするようになっている。この例では、第1ブ
ロックから第6ブロックまでのパルス数は、各々、3,
6,8,5,5,3のように計測される。
【0052】続いて、ブロックの中で計測パルス数が最
大のブロックを選択する。図9の例では、No.3のブ
ロックが選択される。さて、No.3のブロックの計測
開始時刻をT7とする。最大パルス数を有するブロック
のナンバーが確定すると、時刻T4から時刻T7までの
時間d4、および、時間d4の間にロータリーエンコー
ダ14から出力されるパルス数P4が確定する。
【0053】時刻T5から回転ステージ3は2回転目の
回転を行なうが、時刻T6から開始して、P4番目のパ
ルス発生時刻T8において、センサーコントローラ4は
出力信号をONにする(図9(6))。この出力信号が
画像入力開始信号であり、時刻T8から、ラインセンサ
ーカメラ2の走査が開始し、画像信号が外部の画像メモ
リに転送される。
【0054】この方法によれば、対象物1の位置決めの
手段を設けておらず、フリーに回転させていても、1回
転目で所定の絵柄の位置を検出し、2回転目の信号を出
力することができるので、常に所定の絵柄領域を画像入
力することができる。
【0055】上記においては、時間ブロックの時間幅を
短くすることで、入力開始信号出力タイミングの精度を
向上させることができる。また、安定した絵柄の位置で
出力信号を得るためには、予め、色識別センサー9の観
測位置を設定しておく必要がある。
【0056】なお、2回転目(2回転目以降でもよい)
において画像入力開始信号を出力するタイミングを、時
刻T6から開始してP4番目のパルス発生時とするのみ
ならず、単に、時刻T6からd4時間後に信号を出力す
るようにしてもよい。
【0057】また、上記説明では各ブロックにおける計
測パルス数の処理において、パルス数が最大となるブロ
ックを選択したが、パルス数最大のブロックを選択する
方法に限らず、パルス数最小のブロックを選択したり、
パルス数がN1以上、N2以下の条件で最も先頭のブロッ
クを選択するなど、選択方法は任意に決定することがで
きる。
【0058】上記ブロックの他の選択方法の例を図10
のタイムチャートに示す。この例では、色識別センサー
9による絵柄に応じた信号(図10(1))および各時
間ブロックにおける計測パルス数(図10(2))が得
られているとする。光電センサーがONとなるタイミン
グから、時刻T1および次の回転に移る時刻T2が得ら
れるものとする。パルス数の計測は、1回転目で、時刻
T1から時刻T2まで行なわれる。パルス数はブロック
No.7およびNo.8で最大となっている。ブロック
No.7の前でパルス数がゼロとなるブロックNo.3
を起点として、予め設定した数のパルスがONとなるタ
イミングで信号を出力するようにする。例えば、このパ
ルス数を7とすると、ブロックNo.3から数えて計測
される7番目のパルスの位置(時刻T)を信号出力の位
置と決定する。このパルス位置は、先頭のブロック即ち
時刻T1から数えると、11番目のパルスである。N
o.4ブロックの計測開始時刻から時刻Tまでの時間を
dとし、No.1のブロックの計測開始時刻から時刻T
までの時間をd0とする。さて、画像入力開始信号は回
転ステージ3の2回転目に出力されるが、1回転目での
計測結果に基づき、時刻T2を起点として、11番目の
計測パルスのタイミングで出力信号をONとすればよい
ことになる。即ち、時刻T2を起点として、d0時間後
に画像入力開始信号を出力する。ロータリーエンコーダ
14から得られるパルス数により出力タイミングを決定
するようにしてもよく、この場合は、d0時間内に発生
されるパルス数が2回転目の移動に先だって解っている
ので、このパルス数をpとすると、時刻T2からpパル
ス目の時間に画像入力開始信号を出力すればよい。
【0059】前述の図4に示す構成によっても、図9で
示した第4の実施例による曲面画像入力方法が実現でき
る。前述と同様に、色識別センサーによる信号を、ライ
ンセンサーカメラ2を用いた画像処理により得ることが
できる。即ち、画像処理の結果により、画像処理部13
から図9(1)の絵柄に応じた波形を出力する。この波
形と、光電センサー信号波形およびパルス信号を用いた
処理により、上記第4の実施例による方法と同様に、1
回転目で所定の時間ブロックを決定し、2回転目で所定
の時間に信号を出力することができる。
【0060】上述の説明で画像入力の対象としては、断
面形状が円である円筒物体の印刷面としたが、これに限
らず、楕円や任意の断面形状を有する物体を対象として
もよいし、通常の平面を対象としてもよい。対象物体形
状に応じてステージを移動させる機構を設けることによ
り、任意の物体の絵柄面をラインセンサーカメラで入力
できる。ラインセンサーカメラと走査する絵柄面のライ
ンとの距離が一定でない場合(例えば楕円体)は、回転
ステージの回転機構(例えば楕円のカムを使う等)、あ
るいは、入力信号についての距離の補正が必要となる。
また、対象物とラインセンサーカメラの距離が一定であ
ってもラインセンサーカメラと絵柄面の両端の距離が異
なる場合(例えば円錐体)にも、その分についての距離
の補正は回転ステージの回転機構(例えば回転軸を斜め
にする等)、あるいは、入力信号についての補正の処理
により行う必要がある。
【0061】上述の説明では、画像取り込みにラインセ
ンサーカメラを用いたが、1ラインに撮像素子の配置さ
れたセンサーのみならず、複数のライン素子を配置した
エリア型のセンサーを用いて、特定のラインの濃度信号
を出力したり、複数のライン間について処理を行なった
結果を出力するようにしてもよい。
【0062】また、色識別センサーとしては1個のセン
サーを使用する方法のみならず、例えば、図11に示す
絵柄のラインAおよびラインBに対して、各々、色識別
センサーAおよび色識別センサーBを設置した場合、図
12に示すような動作タイムチャートが得られる。色識
別センサーAおよびBにより得られる信号を図12
(1)および(2)に示す。また、センサーコントロー
ラ内の第1の一時記憶としては、色識別センサーAがO
FFからONに変化する時点から時間d10の間だけO
Nとなり、第2の一時記憶としては、同様に色識別セン
サーBがOFFからONに変化する時点から時間d10
の間だけONとなるものとする。センサーコントローラ
から出力する画像入力開始信号は図12に示すように、
第1の一時記憶および第2の一時記憶がともにONとな
る場合に出力される。このように、絵柄によって、複数
の色識別センサーを配置して、出力信号の動作をプログ
ラムしてもよい。なお、色識別センサーの配置位置も任
意の設定が可能である。
【0063】色識別センサーの観測に適した観測位置を
設定する場合に、1つの色識別センサーの観測位置を移
動させて使用するのみならず、予め、複数の色識別セン
サーを配置しておいて、使用する色識別センサーを選択
するようにしてもよい。
【0064】また、色識別センサーに代えて、ラインセ
ンサーカメラと画像処理部によりON信号を出力する場
合も、単一のラインについてのみ観測するのみならず、
複数のラインについて観測を行なうようにしてもよい。
【0065】上述の説明では、ラインセンサーカメラに
よる画像入力にあたり、回転ステージに乗った対象物を
回転させるなど、対象物を移動させる方法であったが、
これに限定されず、ラインセンサーカメラを移動させる
ことにより2次元画像を得ることも可能である。この場
合は、絵柄の変化に応じたON/OFF信号を出力する
色識別センサーも、ラインセンサーカメラと一体として
移動させるようにすればよい。
【0066】また、画像入力を行なうラインセンサーカ
メラの個数は任意の設定が可能であり、任意の方向から
対象物を観測するように配置することができる。
【0067】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明の第1およ
び第4の曲面画像入力方法および装置によれば、対象物
またはラインセンサーカメラ等の移動動作により画像入
力観測面が対象物曲面に一定の距離で沿う動作を行な
い、対象物曲面の濃度レベルを観測して濃度レベル変化
を検出し、これに基づいて画像入力開始信号を出力し、
これをトリガとしてラインセンサーカメラ等による走査
を開始するという極めて簡易な構成により、2次元画像
を得ることができる。
【0068】また、本発明の第3および第6の曲面画像
入力方法および装置によれば、対象物またはラインセン
サーカメラ等の移動の際に、移動量をパルス数に変換す
る手段を設けておき、基準観測開始位置から絵柄の濃度
レベルの観測を開始して、観測濃度レベルの値が予め設
定した条件に合致する場合に、上記パルス数の計測を濃
度レベルの変化サイクル毎、もしくは所定時間毎等のブ
ロック毎に、対象物またはラインセンサーカメラ等の1
サイクル分の移動にわたって行なって保持し、そのブロ
ックのパルス数について予め設定した条件を有するブロ
ックを選出することで、基準観測開始位置からのパルス
数あるいは経過時間が得られ、続いて、2サイクル目以
降の移動時に、基準観測開始位置から上記の通り得られ
たパルス数あるいは経過時間の経過時に、画像入力開始
信号を出力し、これをトリガとして、ラインセンサーカ
メラ等による走査を開始するという極めて簡素な構成に
より、2次元画像を得ることができる。
【0069】また、本発明の第2の曲面画像入力方法に
よれば、特に、濃度レベルの変化点で画像入力開始信号
を出力し、それをトリガとして画像入力を開始させるよ
うにしたので、より一層簡素な構成で曲面画像を入力す
ることができる。
【0070】また、本発明の第5の曲面画像入力装置に
よれば、特に、ラインセンサーカメラを濃度レベルセン
サーを兼ねるようにしたので、より一層簡素な構成で曲
面画像を入力することができる。
【0071】以上の通り、簡素な構成で曲面の絵柄の2
次元画像を獲得することができるが、さらに、それぞれ
の発明は、画像入力開始信号により画像入力開始位置が
指定されるので、対象物のラフな位置決めを行なうだけ
で、あるいは、対象物の画像取り込み開始位置の位置決
めを行なうこと無く、対象物の印刷面の特定の絵柄領域
の画像を安定して入力することができるという、優れた
利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図であって、円筒
対象物の絵柄をラインセンサーカメラにより入力する方
法および装置を示す説明図である。
【図2】上記第1の実施例の対象物の曲面に印刷された
絵柄の例を示す図である。
【図3】上記第1の実施例における色識別センサーおよ
び光電センサーの信号を用いて画像入力開始信号を得る
ための動作タイムチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例を示す図であって、ライ
ンセンサーカメラの算出領域に対する画像処理により発
生させた絵柄のON/OFF信号を用いて画像入力開始
信号を得る方法の説明図である。
【図5】上記第2の実施例における展開した絵柄の算出
領域を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示す図であって、ロー
タリーエンコーダによるパルス信号を用いて画像入力開
始信号を出力する方法の説明図である。
【図7】上記第3の実施例の動作例を示す図であって、
ロータリーエンコーダによるパルス信号を用いて画像入
力開始信号を出力するための動作例のタイムチャートで
ある。
【図8】上記第3の実施例のパルスの計測アドレスを示
すテーブルである。
【図9】本発明の第4の実施例を示す図であって、ロー
タリーエンコーダによるパルス信号を用いて画像入力開
始信号を出力するための動作例のタイムチャートであ
る。
【図10】上記第4の実施例における絵柄に対するON
/OFF信号とデータブロック内の計測パルス数を用い
て画像入力開始信号の出力タイミングを決定する方法に
ついて説明する動作タイムチャートである。
【図11】本発明における複数の色識別センサーを用い
る場合の絵柄の例を示す図である。
【図12】本発明における複数の色識別センサーを用い
る場合のON/OFF信号の動作タイミングを示すタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1…対象物 2…ラインセンサーカメラ 3…回転ステージ 4…センサーコントローラ 5…カメラコントローラ 6…反射板 7,8…光電センサー 9…色識別センサー 10,11,12…センサーアンプ 13…画像処理部 14…ロータリーエンコーダ
フロントページの続き (72)発明者 久保田 洋一 東京都新宿区西新宿8丁目14番24号 エ ヌ・ティ・ティ・ファネット・システムズ 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物の曲面絵柄の展開画像を入力する
    方法において、 画像入力観測面が該対象物曲面に一定の距離を保って沿
    うように前記画像入力観測面と前記対象物とを相対的に
    移動動作させる第1の段階と、 前記対象物曲面の濃度レベルを観測して該濃度レベルの
    変化を検出し該検出した濃度レベルに基づいて画像入力
    開始信号を出力する第2の段階と、 前記画像入力開始信号をトリガとして前記画像入力観測
    面の走査を開始することにより前記対象物の曲面絵柄の
    2次元画像を得る第3の段階と、 を有することを特徴とする曲面画像入力方法。
  2. 【請求項2】 第2の段階において、濃度レベルの任意
    の変化点を検出し、該変化点で画像入力開始信号を出力
    することを特徴とする請求項1記載の曲面画像入力方
    法。
  3. 【請求項3】 第1の段階において、画像入力観測面と
    対象物とを相対的に移動動作させる際に該移動動作量を
    パルス数に変換して出力し、 第2の段階において、まず、予め設定した、あるいは、
    任意に設定された基準観測開始位置から濃度レベルの観
    測を開始して、濃度レベルの変化を前記観測した濃度レ
    ベルの値が予め設定した条件に合致することで検出し、
    該濃度レベルの変化を検出した場合には前記濃度レベル
    の変化のブロック毎にあるいは所定時間のブロック毎に
    前記パルス数を計測し、該計測を前記画像入力観測面と
    前記対象物との相対的な移動動作の1サイクルにわたっ
    て行って保持し、次に、前記保持された濃度レベルの変
    化の中で予め設定した条件を有するブロックを選出し、
    次に、前記選出したブロックの前記基準観測開始位置か
    らのパルス数あるいは経過時間を算出し、次に、2サイ
    クル目以降の前記画像入力観測面と対象物の相対的な移
    動動作時に前記基準観測開始位置から前記算出されたパ
    ルス数あるいは経過時間の経過時に画像入力開始信号を
    出力することを特徴とする請求項1記載の曲面画像入力
    方法。
  4. 【請求項4】 曲面絵柄を有する対象物の該曲面を観測
    するように配置したラインセンサーカメラと、 前記ラインセンサーカメラと前記対象物の対象物曲面が
    一定距離を保って沿うように移動動作を行なう移動機構
    と、 相対的の移動動作される対象物曲面を観測するように配
    置した濃度レベルセンサーと、 前記濃度レベルセンサーにより濃度レベル変化を検出し
    該検出した濃度レベルの変化に基づいて画像入力開始信
    号を出力する制御手段と、 前記画像入力開始信号のカメラコントローラへの入力を
    トリガとして前記ラインセンサーカメラによる走査を開
    始するカメラ操作手段と、 を有することを特徴とする曲面画像入力装置。
  5. 【請求項5】 濃度レベルセンサーは、対象物曲面を観
    測するラインセンサーカメラを兼ねるラインセンサーカ
    メラの出力から該対象物曲面の濃度レベルを観測する画
    像処理部を有してなることを特徴とする請求項4記載の
    曲面画像入力装置。
  6. 【請求項6】 ラインセンサーカメラと対象物曲面が一
    定距離を保って沿うように移動動作を行なう移動機構
    は、前記ラインセンサーカメラまたは対象物の移動動作
    量をパルス数に変換する手段を有し、 制御手段は、任意に設定され基準観測開始位置から濃度
    レベルセンサーによる観測を開始し該観測した濃度レベ
    ルの値が予め設定した条件に合致する場合に、前記パル
    ス数の計測を行なってデータメモリの各ブロックに格納
    する処理を、前記対象物またはラインセンサーカメラの
    1サイクル分の移動にわたって行なう手段と、前記デー
    タメモリ内のブロックのパルス数について予め設定した
    条件を有するブロックを選出することにより、該ブロッ
    クの前記基準観測開始位置からのパルス数あるいは経過
    時間を算出する手段と、2サイクル目以降の前記対象物
    あるいはラインセンサーカメラの移動動作時に前記基準
    観測開始位置から前記算出されたパルス数あるいは経過
    時間の経過時に画像入力開始信号を出力する手段と、を
    有することを特徴とする請求項4または請求項5記載の
    曲面画像入力装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020077538A (ko) * 2001-04-02 2002-10-12 이강용 3차원 공간 스캐너 및 3차원 이미지 디스플레이 방법
JP2011248749A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Panasonic Electric Works Sunx Co Ltd 画像処理装置
WO2013065379A1 (ja) * 2011-11-02 2013-05-10 新日鐵住金株式会社 鋼管の生産管理方法

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