JPH08336885A - 異形シートの製造方法、多孔性シート及び該多孔性シートを用いた吸収性物品 - Google Patents

異形シートの製造方法、多孔性シート及び該多孔性シートを用いた吸収性物品

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JPH08336885A
JPH08336885A JP7148740A JP14874095A JPH08336885A JP H08336885 A JPH08336885 A JP H08336885A JP 7148740 A JP7148740 A JP 7148740A JP 14874095 A JP14874095 A JP 14874095A JP H08336885 A JPH08336885 A JP H08336885A
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film
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die
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 引っ張り強度等に優れ、風合いが良好な異形
シートを、工業的に安全且つ高速で連続生産できる異形
シートの製造方法、引っ張り強度等に優れ、風合いが良
好な多孔性シート及び該多孔性シートを用いてなる吸収
性物品の提供。 【構成】 異形シートダイ3をその円周方向に回転させ
ながら樹脂を押し出してチューブ状のフィルム10’を
成形し、該フィルム10’をその円周方向に回転させな
がら引き取り、更に該フィルム10’をその長手方向に
対して所定の角度θをもって裁断してシート状とする異
形シートの製造方法、及び、成形されたシートを延伸す
ると多孔性となる樹脂組成物を用い、該製造方法により
得られた異形シートを延伸して得られる多孔性シート、
並びに、液透過性の表面材と、防漏性の裏面材と、これ
ら両面材の間に配置される吸収体とからなる吸収性物品
において、上記裏面材が、上記多孔性シートであること
を特徴とする吸収性物品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異形シートの製造方
法、多孔性シート及びそれを用いた吸収性物品に関し、
詳しくは、引張強度及び成形生産性に優れ、風合いが良
好な異形シートを容易に得ることができる異形シートの
製造方法、引張強度及び成形生産性に優れ、風合いが良
好で、且つ透湿性、耐水圧等を有する多孔性シート並び
に該多孔性シートを用いた吸収性物品に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
多孔性シートの製造方法としては、ポリエチレンやポリ
プロピレン等のオレフィン系樹脂中に40重量部以上の
無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸ま
たは二軸方向に延伸する方法が知られている。このよう
にして得られた多孔性シートは、通気性及び透湿性に優
れ結露現象を生じないため壁紙や包装紙等に好適に用い
られている。また、このような多孔性シートの優れた性
質に更に柔軟性を付与することにより、使い捨てオムツ
等の吸収性物品の裏面材等に使用することができ、この
ように多孔性シートに柔軟性を付与するためには、オレ
フィン系樹脂として線状低密度ポリエチレンを用いるこ
と等が提案されている。
【0003】一般に多用されている使い捨てオムツは、
尿等の排泄物を吸収する吸収体と、該吸収体の表面を覆
い肌に当てられる表面材と、上記吸収体を覆い液漏れを
防ぐ裏面材とからなり、これらは接着して一体化されて
いる。また、胴周部、脚周部からの濡れを防ぐ為に設け
られた伸縮機能及びオムツを装着した時に背側胴周部と
腹側胴周部とを止着するテープ等からなる止着機能を備
えている。そして、この止着テープは利便性から約25
mm幅のものが好ましく多用されているが、オムツの装
着ミス又は着用中の排尿点検等により、上記止着テープ
を剥がそうとすると、柔軟性を付与した上記の多孔性シ
ートを用いて形成した裏面材は強度不足で破れてしま
い、新しいオムツと交換せざるを得ないという問題があ
る。そこで、これを防止するために、オムツの腹側胴周
囲部の裏面材に、前もって幅広い保持用テープ(通称ラ
ンディングテープ)を貼り付けておき、装着時は止着テ
ープ(通称ファスニングテープ)をその上に貼ることに
より止着テープを繰り返し付け剥がしできるようになっ
ている。
【0004】しかしながら、ランディングテープを用い
ることは、オムツ構成部材や製造工程が多くなるとい
う欠点、ランディングテープはオムツ素材の中で最も
高価であるので、そのテープを幅広く(多量に)用いる
ことはコストアップになるという欠点、ランディング
テープを幅広で用いても着用者の体型によってはファス
ニングテープがランディングテープ以外の裏面材に貼り
付くことがあり、ファスニングテープの付け剥がしがで
きなくなる場合があるという欠点がある。
【0005】そこで、高強度の多孔性シートとして、特
開平5−98057号公報において、特定のポリオレフ
ィンに充填材と特定の可塑剤とラジカル発生剤とを配合
してインフレーション成形し、さらに引き取り方向に一
軸延伸する製法により得られる多孔性シートが提案され
ている。しかし、該多孔性シートは、通常のオレフィン
系樹脂に無機充填材を溶融混練して成形したシートを延
伸した多孔性シートの強度に比べ2倍弱は強度が向上す
るものの、この程度の強度では使い捨てオムツ等のラン
ディングテープを省くことはできない。更に、ラジカル
発生剤を使用しているので、成形品の溶融流動特性が成
形前組成物のそれと異なるので、通常の実生産工程で生
じる端部等の不用部分のリサイクル加工が困難であり、
生産性が低下するという問題がある。
【0006】また、特公平5−38011号公報では、
「特定の結晶性ポリマーと特定の(該ポリマーに混和性
である)化合物とを溶融ブレンドし、シート成形し、冷
却過程で相分離を起こさせ、そのシートを延伸すること
により微孔質シートを製造する方法」により得られる微
孔質シートが提案されている。かかる微孔質シートは通
常のオレフィン系樹脂に無機充填剤を溶融混練して成形
したシートを延伸した多孔性シートに比べて強度を2〜
3倍のものとすることができる。しかし、これでも未だ
ランディングテープを省ける程度の強度には至っていな
い。本発明者等の検討では、通常の製法による多孔性シ
ートの少なくとも4倍、好ましくは5倍の強度が必要で
あるという結果がでている。更にまた、上記裏面材に
は、肌に接触する吸収性物品の素材としてのソフトな感
触/風合いが要求されているが、上記微孔質シートで
は、要求される強度、透湿性を保持しながら良好な風合
いを得ることができない。
【0007】更に、かかる微孔質シートの処方では、使
用される化合物の揮発温度が低いので、シート成形時に
発煙による環境汚染や引火の危険性があるのみでなく、
揮発物がダイリップに付着して通称「目ヤニ」と呼ばれ
ている焼けが発生することが多く、成形を中断しての分
解掃除を頻発に行う必要があり、工業的な生産性に著し
く劣るという問題があった。
【0008】また、特公平6−76501号公報では
「ポリオレフィン系樹脂100重量部及び無機充填剤5
0〜500重量部を含む混合物から得られるフィルムを
エンボス加工し、次いで、少なくとも一軸方向に延伸
し、さらに加熱エンボス・・・多孔性フィルムの製法」
が、特開平6−84452号公報で「ポリオレフィン系
樹脂100重量部と無機充填剤50〜500重量部から
成る樹脂組成物を溶融製膜してフィルムとし、該フィル
ムを3〜10倍に横延伸し、さらに1.1〜5倍縦延伸
・・・多孔性フィルムの製法」が提案されている。又、
特公平6−89163号公報、及び特公平6−8916
4号公報は「ポリオレフィン樹脂100重量部と無機充
填剤500重量部以下とを必須成分とする混合物から得
たフィルム表面を特定のエンボス加工し、機械方向に延
伸する多孔性フィルムの製法」が提案されている。
【0009】しかし、上述の方法では、同組成のMD方
向一軸延伸のみのフィルムに比べMD方向の引き裂き強
度は向上するものの、ランディングテープを省ける程の
強度にまでは至っていな。また、無機充填剤を含む延伸
開孔フィルムはファスニングテープの接着性を阻害し、
特に付け剥しの繰り返しは殆どできないため、ランディ
ングテープを省くことはできず、また、無機充填剤の含
量が少なくなるとテープ接着性阻害の程度は小さくなる
が、吸収性物品に要求される透湿度が満たされないとい
う問題がある。
【0010】また、繰り返し付け剥しを可能とするに
は、特にテープを剥す時のシート強度として降伏点強度
が重要であるが、おむつを止着するに十分な接着力を有
するファスニングテープを剥す時にはシートの伸びが生
じ、これにより粘着剤層が薄くなり剥がれやすくなると
いう問題があり、更には、このようなシートの伸びが進
み過ぎると裂けの起点となり止、該起点が生じることに
よりテープを剥がす際の引っ張り速度が速くなり、シー
トの引き裂き強度自体が強くても破れが進行してしまう
という問題がある。尚、上記多孔性シートは、その樹脂
組成によって引張り降伏点がはっきり現れていない場合
もあるが、この場合は、100%伸張時の引張り応力が
降伏点強度として採用される。
【0011】また、多孔性シートがCD方向に引っ張り
強度を必要とするのは、前述の通りおむつなどの吸収性
物品に用いた場合に横方向への引っ張り強度を必要とす
るからであり、吸収性物品を高速で効率良く生産するた
めにはシートをMD方向に供給することが必須条件であ
る。しかし、従来の異形シート成形方法によるMD方向
に高強度なシートでは、吸収性物品1ユニットに裁断し
半回転して、吸収性物品の組み立てに供する必要があ
り、製造に際して重装備な設備が必要で且つ高速生産が
出来ないという生産性においての問題もある。
【0012】従って、本発明の目的は、引っ張り強度及
び成形生産性に優れ、風合いが良好な異形シートを、工
業的に安全且つ高速で連続生産できる異形シートの製造
方法を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、引っ張り強度及び成形生産性に優れ、風合いが良好
な多孔性シート及び該多孔性シートを用いてなる吸収性
物品を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討した結果、ダイを回転させ
ながら成形したフィルムを更に特定の方向に裁断するこ
とにより、上記目的を達成し得ることを知見した。
【0014】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
のであり、異形シートダイをその円周方向に回転させな
がら樹脂を押し出してチューブ状のフィルムを成形し、
該フィルムをその円周方向に回転させながら引き取り、
更に該フィルムをその長手方向に対して所定の角度をも
って裁断してシート状とする異形シートの製造方法を提
供するものである。
【0015】また、本発明は、上記の他の目的を達成す
るために、成形されたシートを延伸すると多孔性となる
樹脂組成物を、異形シートダイに供給し、該異形シート
ダイをその円周方向に回転させながら該樹脂組成物を押
し出してチューブ状のフィルムを成形し、該フィルムを
その円周方向に回転させながら引き取り、更に該フィル
ムをその長手方向に対して所定の角度をもって裁断し
て、異形シートを得、得られた異形シートを延伸して得
られる多孔性シートを提供するものである。
【0016】更に、本発明は、液透過性の表面材と、防
漏性の裏面材と、これら両面材の間に配置される吸収体
とからなる吸収性物品において、上記裏面材が、上記多
孔性シートであることを特徴とする吸収性物品を提供す
るものである。
【0017】
【作用】本発明の異形シートの製造方法によれば、長手
方向に対して斜め方向に異形とされたチューブ状のフィ
ルムを、更に所定角度で裁断するので、CD方向に向け
て凸部を有する、CD方向に対する強度の向上された異
形シートを、連続して得ることができる。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。 〔異形シートの製造方法の実施例〕まず、図1〜図7を
参照して本発明の異形シートの製造方法について詳細に
説明する。ここで、図1は、本発明の異形シートの製造
方法の1例を示す概略図であり、図2は、図1に示す異
形シートダイを示す拡大図である。図3及び図4は、本
発明の異形シートの製造方法の他の例を示す概略図であ
る。また、図5は、本発明の異形シートの製造方法によ
り得られる異形シートを示す拡大斜視図であり、図6及
び図7は、従来の製造方法により得られる異形シートを
示す拡大斜視図である。
【0019】まず、図1を参照して本発明の異形シート
の製造方法に用いられる製造装置について説明する。図
1に示す製造装置1は、押出機(図示せず)から供給さ
れる溶融された樹脂の導管2と、該導管2の先端に接続
されて該樹脂をチューブ状に押し出す異形シートダイ3
と、押し出されたチューブ状のフィルム10’を引き取
るフィルム引き取り機4と、該フィルム10’をその円
周方向に回転させるフィルム回転機5と、該フィルム1
0’を該フィルム10’の長手方向に対して所定の角度
θをもって裁断するフィルム裁断機6とからなる。
【0020】更に詳述すると、上記異形シートダイ3
は、図2に示すように、表面に凹凸が形成された内ダイ
3aとその内表面がフラットに形成された外ダイ3bと
からなる。該内ダイ3aの上記凹凸は、所望の異形シー
トの形状に応じて任意の形状とすることができる。そし
て、該異形シートダイ3は、その円周方向である図1に
示す矢印方向dに回転するようになされている。また、
上記異形シートダイ3のダイリップ径φは、特に制限さ
れないが、50〜1000mmとするのが好ましく、ダイ
リップクリアランスkは0.5〜3.0mmとするのが好
ましい。また、上記内ダイ3aは、凹部の幅lが0.2
〜2.0mm、深さmが0.05〜0.5mmであるU字溝
3cが1〜10mm間隔で均等に入っているのが好まし
い。
【0021】また、上記フィルム引き取り機4は、複数
のローラーからなっており、該ローラーを回転させるこ
とによって、フィルム10’を矢印方向aに引き取るよ
うになされている。また、上記フィルム回転機5は、円
筒状のフィルム回転軸5aと、駆動手段(図示せず)と
からなっており、矢印方向cに回転するようになされて
いる。そして、これにより、フィルム10’も矢印方向
bに回転する。また、上記フィルム裁断機6は、刃先の
角度が上記角度θで上記フィルム10’に当接するよう
に設けられている。
【0022】而して、本発明の異形シートの製造方法を
実施するには、上記異形シートダイ3を矢印方向dに回
転させながら樹脂を押し出してチューブ状のフィルム1
0’を成形し、該フィルム10’を上記フィルム回転機
5により矢印方向bに回転させながら上記フィルム引き
取り機4によって引き取り、更に該フィルム10’をそ
の長手方向に対して所定の角度θをもって裁断してシー
ト状とすることにより行うことができる。
【0023】更に詳述すると、上記異形シートダイ3の
設定温度や樹脂押出速度は、用いる樹脂やシートの製造
スケールによって任意であり、また、回転速度(d)
は、1〜10rpmとするのが好ましい。また、上記フ
ィルム回転機5における回転速度(c)は2〜20rp
mとするのが好ましく、上記フィルム引き取り機4にお
けるフィルムの引き取り速度(a)は、5〜50m/m
inとするのが好ましい。更に上記フィルムの回転周速
度(b)は、5〜50m/minとするのが好ましい。
尚、上記フィルム10’は、通常のチューブラー法と同
様に上記異形シートダイ3から押し出された後、径方向
にブローされ、フロストラインeにおいて冷却固化され
ている。
【0024】また、上記のフィルムの引き取り速度
(a)(m/min)と、上記のフィルムの回転周速度
(b)(m/min)とは、好ましくは(a)/(b)
=0.5〜2、更に好ましくは(a)/(b)=約1の
関係にあるのが望ましい。また、上記フィルム回転機5
における回転速度(c)(rpm)と、上記異形シート
ダイ3の回転速度(d)(rpm)とは、好ましくは
(c)/(d)=4/1〜4/3、更に好ましくは
(c)/(d)=約2/1の関係にあるのが望ましい。
このような条件下で成形することにより得られる異形シ
ートを後述するような所望の構造とすることができる。
【0025】また、上記フィルムの回転周速度(b)
は、上記フィルム10’のフロストラインeの直上にお
ける回転周速度である。また、該フロストラインeの直
上におけるフィルムの回転速度は、上記回転速度(c)
と同じである。
【0026】そして、得られた異形シート10は、必要
に応じて延伸処理した後、巻き取り機(図示せず)によ
り巻き取る等して、種々製品の製造工程に供することが
できる。
【0027】次に、本発明の異形シートの製造方法の他
の例について図2及び4を参照して説明する。本発明の
製造方法の他の例は、図3及び図4に示すように、2段
階に実施する方法である。即ち、図3に示すように、1
段目として、上記異形シートダイ3から押し出されたフ
ィルム10’を、引き込みローラー7bと巻き取りロー
ラー7aとからなるフィルム巻き取り機7で巻き取る。
次いで、2段目として、図4に示すように、巻き取られ
たフィルム10’を広げた後、上記フィルム回転機5で
回転させながらフィルム引き取り機4で引き取り、フィ
ルム裁断機6にて、上記所定角度θで裁断して、シート
状とし、異形シートを得る。このとき、巻き取りローラ
ー7aはフィルム回転機5と同速度で回転させる。即
ち、巻き取りローラー7aの回転速度(g)は、フィル
ム回転機5の回転速度(c)と同じである。
【0028】この際の引き取り速度(a)、回転周速度
(b)、回転速度(c)及び回転速度(d)などの諸条
件は上述した実施例と同じであるが、上記回転周速度
は、図4に示すフィルム10’を引き延ばしてフィルム
回転機5により回転させる点fにおいての回転周速度で
ある。また、該点fにおけるフィルムの回転速度は、上
記回転速度(c)と同じである。また、上記異形シート
ダイ3を回転させて形成されるフィルムの凸状部とフィ
ルムの長手方向との角度は、30〜60度とするのが好
ましい。
【0029】尚、上記の実施例においては、上記異形シ
ートダイが上記内ダイ3aのみに凹凸が形成されている
ものを例示して説明したが、上記凹凸は、上記外ダイ3
bのみに形成されていてもよく、また、両者ともに形成
されていてもよい。
【0030】ここで、上記異形シートを構成する上記樹
脂としては、通常シート成形に用いられる熱可塑性樹
脂、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニル(PVC)、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ
アミド等及び、エチレンとプロピレン、スチレンとブタ
ジエン、アクリロニトリルとスチレンとブタジエン等の
共重合樹脂等が挙げられ、使用に際しては、単独若しく
は混合物として用いることができる。また、上記樹脂に
は、更に、通常これらの樹脂に用いられる充填材、補強
材、可塑剤、着色材、安定剤、核剤等の添加剤を併用し
てもよい。更にまた、上記シート状に成形した後、又は
必要に応じて延伸処理を行った後、架橋剤、光、熱、電
子線等によって架橋してもよい。
【0031】また、水を溶解又は拡散する樹脂も用いる
ことができるほか、後述する延伸すると多孔性となる樹
脂組成物も用いることができ、これらの樹脂又は樹脂組
成物を用いた場合には、異形シートとして透湿・防漏性
を有するシートを得ることができる。上記の水を溶解又
は拡散する樹脂としては、熱可塑性エラストマーに分類
される樹脂の中で水の溶解性・拡散性の大きい樹脂が挙
げられ、例えば、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリアミド樹脂等の中で水の溶解性・拡散性の大き
い樹脂が挙げられ、これらは、成形し易く、好ましい透
湿・防漏シートが得られる。
【0032】次に上述した本発明の製造方法により得ら
れる異形シートについて図5を参照して説明する。図5
に示す本発明の製造方法により得られる異形シート10
は、シートのMD方向に対して所定角度θ’で所定の間
隔をおいて多列に形成された多数の凸状部11と、各該
凸状部11間に位置する凹状部12とからなる。即ち、
上記凸状部11と上記凹状部12とは、それぞれ、シー
ト供給方向(MD方向)と直交する方向(CD方向)に
向けて形成されている。また、上記凸状部11のMD方
向に対する角度θ’は、好ましくは60〜120度、更
に好ましくは70〜110度、最も好ましくは80〜1
00度である。上記θ’が60度未満又は120度超で
あると、シートの成形時、例えば延伸処理を行うと、M
D方向とCD方向との何れに延伸しても収縮率が異な
り、異常に変形(カール)し、また、シートの後加工時
における引っ張り応力でも異常に変形し、更に使用時に
おける使用感も悪くなるので上記範囲内とするのが好ま
しい。
【0033】また、上記凸状部11の高さ(凸状部11
の頂点と底面との間の高さ)h、上記凹状部12の厚み
(上記凹状部12の底点と底面との間の厚み)t及び上
記凸状部11のピッチlは、それぞれ特に制限されない
が、一般のシートとしての用途においては、tは、5〜
300μmであるのが好ましく、hは、上記tの0.0
1〜5倍であるのが好ましく、lは、上記hの0.1〜
100倍であるのが好ましい。また、上記凸状部11
は、その頂部が図1に示すように丸みを有しており、肌
等に接触した時にソフトでドライ感を与えるような凸曲
面状を有するのが好ましい。
【0034】上記異形シートは、液体、粉体、粒状物等
の包装材、遮蔽シート等として有用である他、特に上記
の透湿・防漏性を有するシートが得られる樹脂組成物を
用いた場合には、使い捨ておむつなどの吸収性物品の裏
面材として有用である。
【0035】また、比較のために、図6及び図7に示す
従来の製造方法で製造される異形シートについて説明す
る。図6に示す異形シート10aは、異形シートダイ3
及びフィルム回転機5を共に回転させずに成形した異形
シートである。該異形シート10aは、凸状部11aが
シートのMD方向に沿って形成されている。また、図7
に示す異形シート10bは、異形シートダイ3又はフィ
ルム回転機5の何れか一方のみを回転させて成形した異
形シートである。該異形シート10bにおいては、シー
トのMD方向に対して角度を有する凸状部11bは形成
されるものの、該凸状部11bのシートのMD方向に対
する角度θ”は、大きくて30〜40度であり、最大で
50度であるため、上述の諸問題を解消するには至らな
いものである。
【0036】〔多孔性シートの実施例〕次に本発明の多
孔性シートの実施例について説明する。本発明の多孔性
シートは、成形されたシートを延伸すると多孔性となる
樹脂組成物を、異形シートダイに供給し、該異形シート
ダイをその円周方向に回転させながら該樹脂組成物を押
し出してチューブ状のフィルムを成形し、該フィルムを
その円周方向に回転させながら引き取り、更に該フィル
ムをその長手方向に対して所定の角度をもって裁断し
て、異形シートを得、得られた異形シートを延伸して得
られる多孔性シートである。即ち、本発明の多孔性シー
トは、上記樹脂組成物を用いて、上記の本発明の異形シ
ートの製造方法に従って異形シートを製造し、得られた
異形シートを延伸してなる多孔性シートである。
【0037】本発明の多孔性シートにおいて用いること
ができる上記樹脂組成物としては、例えば、結晶性ポ
リオレフィン樹脂60〜90重量部、該樹脂に溶融時は
溶解するが冷却固化時には一部相分離する常圧での揮発
温度が240℃以上でかつ融点が50℃以下の化合物4
0〜10重量部、及び必要に応じて充填剤、着色剤、安
定剤等を含む樹脂組成物、結晶性ポリオレフィン樹脂
30〜50重量部、平均粒径1μm前後の充填材(以
下、「充填材A」という)70〜50重量部、及び必要
に応じて可塑剤、着色剤、安定剤等を含む樹脂組成物が
挙げられる。
【0038】上記樹脂組成物に用いられる上記結晶性
ポリオレフィン樹脂としては、エチレン、プロピレン、
ブテン等のモノオレフィン重合体及び共重合体を主成分
とするものをいい、線状低密度ポリエチレン、ホモポリ
プロピレン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、ブロック共重合ポリプロピレン、ランダム共重合ポ
リプロピレン、ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体及びこれらの混合物等が挙げられる。
【0039】上記樹脂組成物に用いられる上記化合物
としては、前記特性を有していれば、特に限定されない
が、具体的には、流動パラフィン等の鉱油、合成潤滑
油、ジオクチルフタレート、ジエチルフタレート、トリ
エチレングリコール、ジブチルフタレート、並びに、フ
タール酸、トリメリット酸、ピロメリット酸及び/又は
脂肪族多塩基カルボン酸とアルキルアルコールとのエス
テル等が好ましく挙げられる。
【0040】また、上記組成物に用いられる上記結晶
性ポリオレフィン樹脂としては、上記組成物に用いら
れる上記結晶性ポリオレフィン樹脂と同じものが用いら
れる。
【0041】上記樹脂組成物に用いられる上記充填材
Aとしては、無機及び有機の充填剤が用いられ、炭酸カ
ルシウム、石膏、タルク、クレー、カオリン、シリカ、
珪藻土、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸マグネ
シウム、硫酸バリウム、燐酸カルシウム、水酸化アルミ
ニウム、酸化亜鉛、酸化チタン、アルミナ、マイカ、ゼ
オライト、カーボンブラック、木粉、パルプ等が挙げら
れる。また、上記炭酸カルシウム等は、脂肪酸、又はそ
の金属塩等により表面を疎水化する等して表面処理を施
してもよい。
【0042】また、上記充填剤、上記着色剤、上記安定
剤及び上記可塑剤としては、通常シートの形成材料とし
て用いられるものを特に制限無く用いることができる。
また、上記多孔性シートを使い捨ておむつの裏面剤など
として用いる場合には透湿・防漏性と共に遮蔽性も重要
であるため、着色剤も含有しているのが好ましい。
【0043】また、上記延伸の条件は、通常公知のシー
トの延伸方法を特に制限なく用いることができる。
【0044】次に、本発明の吸収性物品について説明す
る。本発明の吸収性物品は、液透過性の表面材と、防漏
性の裏面材とこれらの間に配置される吸収体とを具備し
てなる。このような構成及び上記表面材及び上記吸収体
の形成材料等は従来公知の構成及び形成材料と同様であ
る。而して、本発明の吸収性物品においては、上記裏面
材として上記の本発明の多孔性シートが用いられてい
る。尚、本発明の吸収性物品としては、生理用ナプキ
ン、大人用又は乳幼児用の使い捨ておむつ、失禁パッド
等が挙げられ、上記多孔性シートは、吸収性物品の用途
に応じて所望の形状として用いられる。
【0045】(実施例)次に、多孔性シートの具体的な
実施例を挙げて本発明の異形シートの製造方法及び本発
明の多孔性シートについて更に詳細に説明する。
【0046】〔実施例1〕図1に示す製造装置1を用い
て、異形シートの製造を行い、幅125cmの図5に示す
異形シートを得た。この異形シートは頂上部が丸みのあ
る凸状部を有し、hが42μm、tが38μm、lが
3.4mmのシートであった。次いで、該異形シートを下
記延伸条件で延伸し、多孔性シートを得た。
【0047】尚、製造条件は以下の通りである。 異形シートダイ3:ダイリップ径φ200mm、ダイリッ
プクリアランス1mm 内ダイ3a;凹部幅0.5mm、深さ0.2mmのU字溝が
370個均等に入ったものを使用 樹脂組成物:エチレン共重合ポリプロピレン(MI;
0.5、エチレンを8重量%含有するブロック共重合樹
脂)70重量部、TTL(トリメチロールプロパントリ
ラウレート)27重量部、TiO2 3重量部を溶融混練
し、ペレット状とした樹脂組成物。 押出機(図示せず)の供給口内径;φ50mm 異形シートダイ3の回転速度(d);5rpm フィルム回転機5の回転速度(c);10rpm フィルム引き取り機における引き取り速度(a);1
2.56m/min フィルムの回転周速度(b);12.56m/min ブロー比;2.0(冷却されたチューブ状のフィルム
径;400mm)
【0048】延伸条件:幅1.5mのロール延伸機にて
50℃で1.32倍(延伸前シート長さ1.00に対し
て1.32)に延伸し、70℃でアニーリングしてMD
方向に1.28倍延伸された多孔性シートを得た。
【0049】得られた多孔性シートの延伸状態をみるた
め、TiO2 のみを除いた以外は上記と同じ組成同様に
シートを成形し延伸して得られた多孔性シートにより、
本実施例の多孔性シートの延伸状態を観た。この多孔性
シートにおいて、延伸開孔された部分は白化するのに対
し、延伸されない部分は半透明である。そして、該多孔
性シートにより、異形シートにおける長さlに対応する
部分が、延伸後の本発明の多孔性シートにおいては、完
全に延伸された部分がMD方向に長さ3.4mm、全く延
伸されていない部分が0.3mm、残りが逐次変化した中
間状態であることが判った。尚、延伸されていない凸状
部11の丸みのある凸状形状はそのまま保持されてい
た。
【0050】〔比較例1〕内ダイ3aとして凹凸の設け
られていないダイを用い、異形シートダイ3及びフィル
ム回転機5を回転させない以外は、実施例1と同様にし
て厚さ39μmのシートを得、得られたシートを実施例
1と同様にして延伸し、多孔性シートを得た。
【0051】実施例1及び比較例1で得られたシート
を、それぞれ、下記の試験を行い、各多孔性シートの物
性を評価した。その結果を〔表1〕に示す。
【0052】・多孔性シートの評価基準 (1)CD方向引張降伏点強度;幅10mmのシートをテ
ンシロン引張試験機に装着し、幅方向(CD方向)に引
っ張り速度300mm/minの条件で測定。 (2)透湿度;JIS Z0208に準拠して測定。 (3)耐水圧;JIS L1093B法に準拠して測
定。 (4)風合い;得られた多孔性シートを触感により評
価。評価基準は以下の通りである。 ◎;柔軟で風合い非常に良好。 ○;柔軟で風合い良好。 △;やや硬く風合いやや悪い。 ×;硬く風合い悪い。
【0053】
【表1】
【0054】また、実施例1及び比較例1で得られた多
孔性シートを裏面材に用いて使い捨ておむつを製造した
ところ、比較例1で得られた多孔性シートを裏面材に使
用したおむつに比べ、実施例1で得られた多孔性シート
を用いたおむつは、1)ファスニングテープの付け剥し
時に裏面材が破れることなく、2)止着時の装着性が良
好で、3)裏面材がべたつくことが無い風合いの良好な
おむつであった。
【0055】
【発明の効果】本発明の異形シートの製造方法によれ
ば、引っ張り強度及び成形生産性に優れ、風合いが良好
な異形シートを、工業的に安全且つ高速で連続生産でき
る。また、本発明の多孔性シートは、引っ張り強度及び
成形生産性に優れ、風合いが良好なものである。また、
本発明の吸収性物品は、上記の本発明の多孔性シートを
裏面材として用いてなるので、ファスニングテープの付
け剥し時に裏面材が破れることなく、止着時の装着性が
良好で、べたつきの無い風合いの良好なものである。
【0056】更に詳細には、本発明の製造方法によれ
ば、MD方向(シート成形方向、後加工時のシート供給
方向)と垂直方向に凹凸があり、CD方向に高強度で、
感触(風合い)の良好な異形シートを成形生産性の優れ
た押出成形で生産できる。また、本発明の多孔性シート
は、特定の樹脂を用い、上記の本発明の製造方法により
得られる異形シートを更に延伸して得られるものである
ため、上記の異形シートとしての特性を有し、更に防漏
性及び透湿性を有し、且つ肌に接触してもべたつきの無
いシートである。更にまた、本発明の吸収性物品、例え
ば使い捨ておむつは、裏面材が、多数の凸状部と多数の
凹状部とを、交互に多列にシート供給方向(MD方向)
と直交する方向(CD方向)に配して形成されているた
め、柔軟なシート組成でも横方向強度が高く、また装着
時の横(CD方向滑り性)滑り性が良好であるため止着
操作を助け、優しいフィット性を与え、更にまた、接触
面積が減少するので布様の感触を示す良好な風合いを有
するものである。また、上記多孔性シートを裏面材とし
て用いているので、該多孔性シートをそのMD方向に向
けて連続的に供給することにより、連続的に生産でき
る、高速生産性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の異形シートの製造方法の1例
を示す概略図である。
【図2】図2は、図1に示す異形シートダイを示す拡大
図である。
【図3】図3は、本発明の異形シートの製造方法の他の
例を示す概略図である。
【図4】図4は、本発明の異形シートの製造方法の他の
例を示す概略図である。
【図5】図5は、本発明の異形シートの製造方法により
得られる異形シートを示す拡大斜視図である。
【図6】図6は、従来の製造方法により得られる異形シ
ートを示す拡大斜視図である。
【図7】図7は、従来の製造方法により得られる異形シ
ートを示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 製造装置 2 導管 3 異形シートダイ 4 フィルム引き取り機 5 フィルム回転機 6 フィルム裁断機 10 異形シート 11 凸状部 12 凹状部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異形シートダイをその円周方向に回転さ
    せながら樹脂を押し出してチューブ状のフィルムを成形
    し、該フィルムをその円周方向に回転させながら引き取
    り、更に該フィルムをその長手方向に対して所定の角度
    をもって裁断してシート状とする異形シートの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 上記フィルムは、フィルム回転機によっ
    てその円周方向に回転されながら、フィルム引き取り機
    によって引き取られており、上記フィルム引き取り機の
    引きとり速度(a)と、上記フィルムの回転周速度
    (b)との比が、(a)/(b)=約1であり、該フィ
    ルム回転機の回転速度(c)と、ダイの回転速度(d)
    との比が、(c)/(d)=約2/1である請求項1記
    載のシート成形方法。
  3. 【請求項3】 成形されたシートを延伸すると多孔性と
    なる樹脂組成物を、異形シートダイに供給し、該異形シ
    ートダイをその円周方向に回転させながら該樹脂組成物
    を押し出してチューブ状のフィルムを成形し、該フィル
    ムをその円周方向に回転させながら引き取り、更に該フ
    ィルムをその長手方向に対して所定の角度をもって裁断
    して、異形シートを得、得られた異形シートを延伸して
    得られる多孔性シート。
  4. 【請求項4】 液透過性の表面材と、防漏性の裏面材
    と、これら両面材の間に配置される吸収体とからなる吸
    収性物品において、上記裏面材が、請求項3記載の多孔
    性シートであることを特徴とする吸収性物品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100825271B1 (ko) * 2006-10-09 2008-04-25 이석훈 원통형 플라스틱 필름지의 절개장치
KR101521824B1 (ko) * 2014-03-06 2015-05-21 이석훈 원통형 플라스틱 필름지의 절개장치

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KR100825271B1 (ko) * 2006-10-09 2008-04-25 이석훈 원통형 플라스틱 필름지의 절개장치
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