JP3462302B2 - 多孔性シート、その製造方法及びそれを用いた吸収性物品 - Google Patents
多孔性シート、その製造方法及びそれを用いた吸収性物品Info
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Description
造方法に関するものであり、更に詳しくは透湿性が良好
で、力学物性に優れ、且つ引裂強度に優れた多孔性シー
ト及びその製造方法に関するものである。
り結晶性熱可塑性樹脂及びこれと混和性のある化合物を
溶融ブレンドした後、該ブレンド物を成膜し、延伸して
多孔性シートを得る方法が知られている。例えば、特開
昭59−64640号公報及び特開昭63−16103
5号公報には、製膜したシートを延伸して通気性のある
多孔性シートを得る方法が記載されている。しかしなが
ら、上記公報に記載の方法で得られた多孔性シートは、
機械方向への延伸によって延伸方向への分子配向が進む
結果、延伸方向と垂直な方向における引張強度及び引裂
強度は低いという欠点を有していた。
は、できるだけ低延伸倍率で延伸する方法や二軸延伸を
行う方法などがある。しかしながら、低延伸倍率で延伸
する方法には、シートに延伸ムラが発生したり、実用上
十分な透湿度を得ることができないという欠点がある。
一方、二軸延伸を行う方法には、延伸機構が複雑で設備
コストが非常に高いという欠点がある。
して、例えば、特開昭62−68459公報及び特開平
2−504号公報に記載のものが挙げられる。上記公報
には、成膜したシートを延伸し、続いてエンボス加工を
行う技術が記載されている。しかしながら、上記公報に
記載の方法で得られた透湿性シートは、エンボス加工に
よってその透湿性が低下するため、実用上十分な透湿度
を得るためには、かなりの程度延伸する必要があった。
その結果、延伸方向への分子配向が更に進み、延伸方向
と垂直な方向における引裂強度が一層低下してしまうと
いう欠点を有していた。また、上記透湿性シートにおい
ては、エンボス加工された部分が半透明化しているため
に、上記透湿性シートを吸収性物品の裏面材として使用
した場合には、排泄物の色が上記透湿性シートを通じて
透けて見えてしまうという欠点も有していた。
度を有し、且つ使い捨ておむつや生理用品等の吸収性物
品の裏面材に要求される柔軟性、通気性、及び透湿性等
の諸物性が良好な多孔性シートを提供することにある。
また、本発明の目的は、上記多孔性シートを容易に且つ
安価に製造することのできる方法を提供することにあ
る。
発明者らは鋭意研究した結果、特定の配合組成から成膜
されたシートを、エンボス工程及びそれに引き続く延伸
工程に付することによって、優れた上記諸物性を該シー
トに付与し得ることを知見した。
であり、結晶性ポリオレフィン樹脂50〜90重量部と
該結晶性ポリオレフィン樹脂の溶融下で該結晶性ポリオ
レフィン樹脂と混和性があり且つ該結晶性ポリオレフィ
ン樹脂の結晶化温度以下では相分離する有機化合物50
〜10重量部とを含む混合物からシートを成形し、該シ
ートを一対のエンボスロール間に介在せしめてエンボス
加工を行い、次いで、エンボス加工された該シートを少
なくとも一つの方向に1.2倍〜5倍延伸することを特
徴とする多孔性シートの製造方法を提供することにより
上記目的を達成したものである。
好ましい多孔性シートとして、結晶性ポリオレフィン樹
脂50〜90重量部と該結晶性ポリオレフィン樹脂の溶
融下で該結晶性ポリオレフィン樹脂と混和性があり且つ
該結晶性ポリオレフィン樹脂の結晶化温度以下では相分
離する有機化合物50〜10重量部とを含む混合物から
成形したシートにエンボス加工を行い、次いで、少なく
とも一つの方向に1.2倍〜5倍延伸して得られること
を特徴とする多孔性シートを提供するものである。
漏性の裏面材と、これらの間に配置された吸収体とを具
備してなる吸収性物品において、上記裏面材として上記
多孔性シートが用いられていることを特徴とする吸収性
物品を提供するものである。
トは、例えば、防水衣料、防水カバー及び包装材料等の
防水性及び透湿性が要求される用途に用いることができ
るが、特に、使い捨ておむつ及び生理用ナプキン等の吸
収性物品の裏面材として好適に用いられる。
る。
ン樹脂50〜90重量部と該結晶性ポリオレフィン樹脂
の溶融下で該結晶性ポリオレフィン樹脂と混和性があり
且つ該結晶性ポリオレフィン樹脂の結晶化温度以下では
相分離する有機化合物50〜20重量部とを含む混合物
からシートを成形する第1工程、ii)該シートを一対の
エンボスロール間に介在せしめてエンボス加工を行う第
2工程、及びiii)エンボス加工された該シートを少な
くとも一つの方向に1.2倍〜5倍延伸する第3工程の
3工程を含むものである。これらの工程についてそれぞ
れ説明する。
上記第1工程においては、まず、結晶性ポリオレフィン
樹脂50〜90重量部と該結晶性ポリオレフィン樹脂の
溶融下で該結晶性ポリオレフィン樹脂と混和性があり且
つ該結晶性ポリオレフィン樹脂の結晶化温度以下では相
分離する有機化合物50〜10重量部とを含む混合物を
調製する。
オレフィン樹脂について説明すると、上記結晶性ポリオ
レフィンとしては、例えば、低密度ポリエチレン、中密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリ
エチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
アクリル酸共重合体、ポリプロピレン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体及びアイ
オノマー樹脂並びにこれらのブレンド等が挙げられる
が、これらに限定されない。これらのうち、特にポリプ
ロピレン樹脂、ポリプロピレン樹脂とエチレン−プロピ
レン共重合体樹脂とのブレンド、又はポリプロピレン樹
脂とポリエチレン樹脂とのブレンドを用いることが好ま
しい。また、上記結晶性ポリオレフィンには、その本来
の性質を損なわない範囲でポリエチレンテレフタレート
やポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂
をブレンドすることもできる。
ルトインデックスが、3g/10分以下であることが好
ましく、0.2〜3g/10分であることが更に好まし
い。上記結晶性ポリオレフィン樹脂のメルトインデック
スを3g/10分以下とすることによって、シート成形
時に必要な溶融張力が得られ一層安定的にシート成形で
きる。また、上記メルトインデックスが0.2g/10
分未満であると上記結晶性ポリオレフィン樹脂の溶融混
合に大きな動力を必要とする不都合が生じて生産性が低
下する場合があるので、上記範囲内とするのが好まし
い。なお、本発明において、メルトインデックスとは、
ASTM D−1238に準拠して、ポリプロピレン及
びポリプロピレン系共重合体の場合は、230℃、2.
16kgf荷重下で測定した値をいい、ポリエチレンの
場合は190℃、2.16kgf荷重下で測定した値を
いう。
機化合物について説明すると、上記有機化合物は、上記
結晶性ポリオレフィン樹脂の溶融下で上記結晶性ポリオ
レフィン樹脂と混和性があり且つ上記結晶性ポリオレフ
ィン樹脂の結晶化温度以下では相分離するものである。
上記有機化合物としては、例えば、流動パラフィン、α
−オレフィンオリゴマー、鉱物油、合成潤滑油、ミネラ
ルスピリット及びパラフィンワックス等の各種炭化水素
並びにジオクチルフタレート、ジエチルフタレート、ト
リメチロールプロパンラウリレート、ジステアリルアジ
ペイト及びテトラオクチルピロメリテイト等の脂肪族カ
ルボン酸と多価アルコールとの各種エステル等が挙げら
れるが、これらに限定されない。これらのうち、特に、
鉱物油、合成潤滑油、パラフィンワックス及び脂肪族カ
ルボン酸と多価アルコールとのエステルを用いることが
好ましい。上記混合物を用いる際には、その本来の性質
を損なわない範囲で、シリコンオイル等の撥水剤を少量
併用してもよい。
ィン樹脂と上記有機化合物との配合割合は、上記結晶性
ポリオレフィン樹脂50〜90重量部に対して上記有機
化合物50〜10重量部とする。上記有機化合物の配合
割合が10重量部未満では十分な透湿性を有する多孔性
シートを得ることができず、50重量部を超えると、得
られるシートの機械的強度が不十分となり、しかも長時
間保存中に該シートから上記有機化合物がブリードアウ
トするため、実用性に欠ける。上記配合割合は、好まし
くは、上記結晶性ポリオレフィン樹脂60〜80重量部
に対して上記有機化合物40〜20重量部である。
ン樹脂及び上記有機化合物に加えて、他の添加剤を必要
に応じて配合することができる。そのような添加剤とし
て特に好ましいものとして結晶核形成剤がある。かかる
結晶核形成剤を使用することによって、多孔性シートの
透湿度及び力学物性のバランスを向上させることができ
るので好ましい。上記結晶核形成剤は、0.01〜3重
量部配合することが好ましく、0.05〜1重量部配合
することが更に好ましい。上記結晶核形成剤の配合量が
0.01重量部未満であると十分な結晶核形成効果が得
られない場合があり、3重量部を超えると得られた多孔
性シートの透湿性が不十分となる場合があるので上記範
囲内とすることが好ましい。
3,2・4−ジベジリデンソルビトール、1・3,2・
4−ビス(p−メチルベンジリデン)ソルビトール、1
・3,2・4−ビス(p−エチルベンジリデン)ソルビ
トール、ビス(4−t−ブチルフェニル)リン酸ナトリ
ウム、アジピン酸、安息香酸、安息香酸ナトリウム、タ
ルク、酸化チタン及びカオリン等が挙げられるが、これ
らに限定されない。
は、結晶核形成剤マスターバッチとして配合することが
好ましい。
合し得る添加剤としては、例えば、炭酸カルシウム等の
無機質充填剤、酸化防止剤等の安定化剤、帯電防止剤、
有機顔料、染料等が挙げられる。これらの添加剤は、好
ましくは0.01〜10重量部配合することができる。
シートを成形する。シート成形法に特に制限はなく、従
来公知のシート成形法を用いることができる。例えば、
上記混合物をインフレーション成形やTダイから押出成
形してシートを成形してもよく、或いは、キャスト成形
やカレンダー成形によってシートを成形してもよい。例
えば、インフレーション成形によりシートを成形する場
合には、上記結晶性ポリオレフィン及び上記有機化合物
並びに任意添加剤を含有する上記混合物を、ホッパーか
ら一軸又は二軸混練機に供給し、該混練機内で加熱・混
練することにより溶融混練物を得る。かかる溶融混練物
を、単軸押出機に供給し、先端に接続されたリングダイ
から押し出し、押し出された溶融混練物を上方に引き上
げてチューブとすると共に、該チューブの内部にエアを
吹き込みシートを成形する。
一旦ペレットを作製した後に、該ペレットを原料として
シートを成形してもよい。
記第2工程においては、上記第1工程において得られた
シートを一対のエンボスロール間に介在せしめてエンボ
ス加工を行う。かかるエンボス加工を行うことにより、
後段の延伸工程の際に、応力集中がシート全体にランダ
ムに分散され、シート中に微細孔が均一に発生する。即
ち、得られる多孔性シートの透湿性にムラがなくなる。
更に、エンボス加工することによりシートの機械的強度
も向上する。
ロールと平滑ロールとからなる一対のロールを用いる。
上記彫刻ロールとしては、たとえば、種々のパターンが
その表面に彫刻された鉄ロールを用いることができる。
一方、上記平滑ロールとしては、例えば、ペーパーロー
ル、コットンロール、ゴムロール及び鉄ロール等を用い
ることができる。
工される前のシートを加熱ロールで予備加熱することが
できる。また、上記エンボスロール自体を加熱して、こ
の加熱されたロール間に上記シートを介在せしめてエン
ボス加工することもできる。加熱の際には、エンボスロ
ールの温度を上記結晶性ポリオレフィン樹脂の融点より
も10℃以上低い温度とすることが好ましい。
ボス加工するシートの厚さや加熱温度、走行速度にもよ
るが、一般的な範囲として、5〜150kg/cmであ
ることが好ましい。
れる部分の面積(エンボス面積率)は、シート全体の面
積に対して、3〜80%であることが好ましく、10〜
70%であることが更に好ましい。上記エンボス面積率
が3%未満であると延伸ムラが発生したり、機械的強度
の向上が期待できず、80%を超えるとシートを延伸し
ても十分な透湿度を得ることができない場合があるので
上記範囲内とすることが好ましい。
ついて更に詳述すると、上記彫刻ロールにおける彫刻の
凹凸の深さは、10μm〜3mmであることが好まし
い。上記深さが10μm未満であると通常のシートが有
する厚みムラによる凹凸の深さに近づき、エンボス加工
の効果が期待できず、上記深さが3mm以上であると、
エンボス加工の結果得られたシートの機械的強度が著し
く低下してしまい後段の延伸工程でシートが破れてしま
うことがあり、工業的な生産に向かなくなってしまうの
で、上記範囲内とすることが好ましい。
ターン)について説明すると、該エンボス模様としては
様々な柄の模様を使用することができるが、上記彫刻ロ
ール表面の凸部が連続模様であることが、シートの機械
的強度向上の観点から好ましい。特に、凸部が連続して
いる格子模様や網目模様などの連続模様のエンボス加工
を行うことによって、延伸方向と直角な方向における機
械的強度等が向上するので好ましい。また、上記連続模
様が実質的に平行な多数の直線からなる縞模様であり、
該縞模様がシートの成形方向に対して0〜90度の角度
を有することも、延伸方向と直角な方向における強度バ
ランスを縞模様の角度によって変更できるという観点か
ら好ましい。上記エンボス模様の別の例としては、上記
彫刻ロール表面の凸部がパターン模様(例えば、ドット
模様や亀甲模様など)であるものが好ましく挙げられ
る。かかるパターン模様のエンボス加工を行うことで、
低延伸倍率でも透湿性があり、さらに均一な延伸が可能
で一層延伸ムラの無い多孔性シートを得ることができ
る。
記第3工程においては、エンボス加工されたシートを少
なくとも一つの方向に1.2倍〜5倍(面積比)延伸す
る。延伸倍率が1.2倍未満では微細孔の発生が不十分
であり十分な透湿性を得ることができず、延伸倍率が5
倍を超えると延伸切れが生じたり、裂け易いシートとな
るため安定して製造することが困難となる。上記延伸倍
率は1.2〜3倍であることが、一層良好な風合いと十
分な透湿性を得るため、一層好ましい。
なくとも一つの方向に延伸すればよく、例えば、一軸延
伸する場合には一軸ロール延伸機を用いることができ、
二軸延伸する場合には、テンター延伸機やマンドレル延
伸機を用いて同時二軸延伸又は逐次二軸延伸することが
できる。この際、延伸されるシートを加熱しつつ延伸し
てもよい。
詳述したが、本発明の方法においては、上記第1工程な
いし第3工程の他に、必要に応じて他の工程を行っても
よい。例えば、延伸後のシートをヒートセットして、寸
法安定性を改善したり、ノルマルヘキサン等の炭化水素
類又は1,1,2,2−トリクロロ−1,2,2−トリ
フルオロエタン、トリクロロフルオロメタン及びジクロ
ロフルオロメタン等のハロゲン化炭化水素類等を用い
て、延伸後のシートから上記有機化合物を抽出処理した
り、或いは、延伸後のシートを更にエンボス加工に付し
てシートの摩擦力を低減させたり、外観や風合いを改良
したりしてもよい。
される好ましい多孔性シートについて説明する。上記多
孔性シートは、その一方の面から他方の面にわたって微
細孔を有し、該微細孔を通じて透湿性を発現するもので
ある。上記多孔性シートの透湿度は、その用途にもよる
が、480〜9600g/(m2 ・日)であることが好
ましく、更に好ましくは1200〜6000g/(m2
・日)である。上記透湿度が480g/(m2 ・日)未
満であると透湿性シートとして使用するには不十分であ
り、9600g/(m2 ・日)を超えると耐水圧や引裂
強度が不十分となる場合があるので上記範囲内とするこ
とが好ましい。
途にもよるが、10〜300μm程度のものが好まし
く、さらに好ましくは10〜100μmである。厚さが
10μm未満では十分な強度を得ることができず、30
0μmを超えると柔軟性や風合いが劣ってしまうので上
記範囲内とすることが好ましい。
多孔性シートは、エンボス加工工程に付されることによ
り、従来の多孔性シートとは異なり、延伸方向と直角な
方向における引張強度及び延伸方向における引裂強度が
向上していることが特徴である。具体的には、延伸方向
と直角な方向における引張強度は一般に350〜100
0kgf/cm2 である。一方、延伸方向における引裂
強度は一般に300〜700gf/mmである。
例えば、防水衣料、防水カバー及び包装材料等の防水性
及び透湿性が要求される用途に用いることができるが、
特に、使い捨ておむつ及び生理用ナプキン等の吸収性物
品の裏面材として好適に用いられる。そこで、上記多孔
性シートの特に好ましい用途として、上記多孔性シート
を吸収性物品の裏面材として使用した例を図面を参照し
つつ下記に説明する。ここで、図1は、吸収性物品の一
例としての使い捨ておむつを示す斜視図であり、図2
は、図1に示す使い捨ておむつの一部破断展開図であ
る。
液透過性の表面材2と、防漏性の裏面材3と、これらの
間に配置された吸収体4とを具備してなり、上記裏面材
3として上記多孔性シートが用いられている。
図2に示すように、それぞれ溢れた砂時計形状に成形さ
れた上記表面材2と、上記裏面材3と、上記吸収体4と
により、背側ウエスト部5’と、腹側ウエスト部5と、
レッグ部6とが形成されている。また、上記腹側ウエス
ト部5、背側ウエスト部5’及びレッグ部6における上
記表面材2及び上記裏面材3の間に、それぞれ弾性体7
を備えており、更に一対のテープファスナー10が背側
ウエスト部5’の左右両側縁部に固定されており、これ
によりおむつとしての機能及び性能を向上せしめてい
る。また、上記使い捨ておむつ1は、図2に示すよう
に、縦方向に長く形成されており、上記表面材2と上記
裏面材3とは、略同じ長さ及び幅を有するように形成さ
れている。
〜40g/m2 の不織布が使用されるが、液透過性であ
ればフィルムやネット等でも差し支えなく、特に周囲が
撥水性で中央部が親水性のものが好ましい。
ラフトパルプを粉砕した綿状体を吸水紙で覆ったものが
用いられ、特に高吸収性ポリマーの粒子を含ませたもの
が好ましい。上記綿状体の重量は一般に約10g〜40
gである。吸収体に使用される高吸収性ポリマーの存在
位置は、吸収体中の上、中、下層のうちの何れでもよ
く、或いはパルプと混合してもよい。該高吸収性ポリマ
ーとしては、デンプン系、セルロール系、合成ポリマー
系のものが挙げられ、例えば、デンプン−アクリル酸
(塩)グラフト共重合体、デンプン−アクリロニトリル
共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシルメチルセ
ルロースの架橋物、アクリル酸(塩)重合体などが適当
である。かかる高吸収性ポリマーの粒子は自重の20倍
以上の液吸収性保持力を有しゲル化する性質を有するも
のである。
ン、天然ゴムなどを紐、リボンなどの形状にしたものや
水に濡れてから伸縮性を発現する糸等が挙げられ、使用
に際しては、それぞれ1本以上、概ね5本までの本数で
設置するのが好ましい。また、弾性体7の取り付け長さ
は、おむつの長さの通常約30〜約60%であり、伸長
度合は自由長の約1.3倍〜約2.0倍であるのが好ま
しい。
ておむつを吸収性物品の例として説明したが、上記吸収
性物品はこれに限定されるものではなく、他の吸収性物
品、例えば生理用ナプキン、失禁パッド、パンツ型オム
ツ等にも上記多孔性シートを同様に適用することができ
る。
それによって得られた多孔性シートの具体的な構成を実
施例によって説明する。
ルトインデックス0.4g/10分のホモポリプロピレ
ン56重量部及び密度0.91g/cm3 、メルトイン
デックス0.5g/10分のエチレン共重合ブロックポ
リプロピレン14重量部(チッソ石油化学(株))及び
鉱油(PW−90、出光石油化学(株))30重量部を
二軸スクリュー型混練機で混練し、ペレットを作製し
た。得られたペレットをインフレーション成形機に供給
し、厚さ42μmのインフレーションシートを成形し
た。得られた成形シートを彫刻ロールの凸部が連続で凹
凸の溝の深さが1.6mm、凸部と凸部のピッチが2m
mに構成されている格子状網目模様の金属製彫刻ロール
(加熱温度80℃)とシリコン平滑ロールとの組み合わ
せからなる一対のエンボスロール間に線圧100kg/
cm、走行速度5m/minで通し、エンボス加工を行
った。その後、ロール延伸機を用いて50℃で1.4倍
に一軸延伸し、多孔性シートを得た。そして、得られた
多孔性シートを裏面材として用いて、図1及び図2に示
す使い捨ておむつを作製した。
ルトインデックス0.4g/10分のホモポリプロピレ
ン(チッソ石油化学(株))70重量部、鉱油(PW−
90、出光石油化学(株))30重量部、及び結晶核形
成剤(EC−1、イーシー化学(株))0.1重量部を
二軸スクリュー型混練機で混練し、ペレットを作製し
た。得られたペレットをインフレーション成形機に供給
し、厚さ43μmのインフレーションシートを成形し
た。得られた成形シートを彫刻ロールの凸部が連続で凹
凸の溝の深さが1mm、凸部と凸部のピッチが2mmに
構成されている縦縞模様の金属製彫刻ロール(加熱温度
80℃)とペーパーロールとの組み合わせからなる一対
のエンボスロールに線圧100kg/cm、走行速度5
m/minで通し、エンボス加工を行った。その後、ロ
ール延伸機を用いて50℃で1.4倍に一軸延伸し、多
孔性シートを得た。そして、得られた多孔性シートを裏
面材として用いて、図1及び図2に示す使い捨ておむつ
を作製した。
て得られたインフレーション成形シートを彫刻ロールの
凸部が連続で凹凸の溝の深さが1.8mm、凸部と凸部
のピッチが2mmに構成されている横縞模様の金属製彫
刻ロール(加熱温度80℃)とペーパーロールとの組み
合わせからなる一対のエンボスロールに線圧100kg
/cm、走行速度5m/minで通し、エンボス加工を
行った。その後、ロール延伸機を用いて50℃で1.4
倍に一軸延伸し、多孔性シートを得た。そして、得られ
た多孔性シートを裏面材として用いて、図1及び図2に
示す使い捨ておむつを作製した。
て得られたインフレーション成形シートを彫刻ロールの
模様がドット模様(ドット径0.9mm)の金属製彫刻
ロール(加熱温度80℃)とシリコンロールとの組み合
わせからなる一対のエンボスロールに線圧100kg/
cm、走行速度5m/minで通しエンボス加工を行っ
た。その後、ロール延伸機を用いて50℃で1.4倍に
一軸延伸し、多孔性シートを得た。そして、得られた多
孔性シートを裏面材として用いて、図1及び図2に示す
使い捨ておむつを作製した。
ルトインデックス0.4g/10分のホモポリプロピレ
ン(チッソ石油化学(株))70重量部、トリメチロー
ルプロパンラウリレート30重量部、及び結晶核形成剤
(安息香酸アルミニウム)0.1重量部を二軸スクリュ
ー型混練機で混練し、ペレットを作製した。得られたペ
レットをインフレーション成形機に供給し、厚さ42μ
mのインフレーションシートを成形した。得られた成形
シートを彫刻ロールの凸部が連続で凹凸の溝の深さが1
mm、凸部と凸部のピッチが2mmに構成されている縦
縞模様の金属製彫刻ロール(加熱温度100℃)とペー
パーロールとの組み合わせからなる一対のエンボスロー
ルに線圧100kg/cm、走行速度5m/minで通
し、エンボス加工を行った。その後、ロール延伸機を用
いて50℃で1.5倍に一軸延伸し、多孔性シートを得
た。そして、得られた多孔性シートを裏面材として用い
て、図1及び図2に示す使い捨ておむつを作製した。
て得られたインフレーション成形シートを彫刻ロールの
凸部が連続で凹凸の溝の深さが1.8mm、凸部と凸部
のピッチが2mmに構成されている横縞模様の金属製彫
刻ロール(加熱温度80℃)とペーパーロールとの組み
合わせからなる一対のエンボスロールに線圧100kg
/cm、走行速度5m/minで通し、エンボス加工を
行った。その後、ロール延伸機を用いて50℃で1.5
倍に一軸延伸し、多孔性シートを得た。そして、得られ
た多孔性シートを裏面材として用いて、図1及び図2に
示す使い捨ておむつを作製した。
て得られたインフレーション成形シートを彫刻ロールの
模様がドット模様(ドット径0.9mm)の金属製彫刻
ロール(加熱温度80℃)とシリコンロールとの組み合
わせからなる一対のエンボスロールに線圧100kg/
cm、走行速度5m/minで通し、エンボス加工を行
った。その後、ロール延伸機を用いて50℃で1.4倍
に一軸延伸し、多孔性シートを得た。そして、得られた
多孔性シートを裏面材として用いて、図1及び図2に示
す使い捨ておむつを作製した。
ーション成形シートを、エンボス加工に付すことなくロ
ール延伸機を用いて50℃で1.3倍に一軸延伸し、多
孔性シートを得た。そして、得られた多孔性シートを裏
面材として用いて、図1及び図2に示す使い捨ておむつ
を作製した。
ーション成形シートを、エンボス加工に付すことなくロ
ール延伸機を用いて50℃で1.6倍に一軸延伸し、多
孔性シートを得た。そして、得られた多孔性シートを裏
面材として用いて、図1及び図2に示す使い捨ておむつ
を作製した。
ーション成形シートを、エンボス加工に付すことなくロ
ール延伸機を用いて50℃で1.5倍に一軸延伸し、多
孔性シートを得た。そして、得られた多孔性シートを裏
面材として用いて、図1及び図2に示す使い捨ておむつ
を作製した。
0重量部(ウルトゼックス2520F/三井石油化学工
業、密度0.925、MFR2.0)、表面処理炭酸カ
ルシウム(ライトン22S/白石工業:平均粒径1μ
m)150重量部、及びポリエステル(トリメチロール
プロパン/アジピン酸/ステアリン酸のモル比=2/1
/4、SV=240、AV=1、OHV=8)5重量部
をヘンシェルミキサーで混合し、次いで混合物をスクリ
ュー径45mmの二軸押出機を用いてストランドに押し
出し、ストランドを切断してペレットとした。得られた
ペレットをインフレーション成形機に供給し、厚さ50
μmのインフレーションシートを成形した。得られた成
形シートを彫刻ロールの凸部が連続で凹凸の溝の深さが
1.6mm、凸部と凹部とのピッチが2mmに構成され
ている格子状網目模様の金属製彫刻ロール(加熱温度6
0度)とシリコンロールとの組み合わせからなる一対の
エンボスロールに線圧100kg/cm、走行速度5m
/minで通し、エンボス加工を行った。その後、ロー
ル延伸機を用いて50℃で2.0倍に一軸延伸し、多孔
性シートを得た。そして、得られた多孔性シートを裏面
材として用いて、図1及び図2に示す使い捨ておむつを
作製した。
多孔性シートの性能を評価するため、その厚さ、エンボ
ス面積率、引張強度、引裂強度及び透湿度を測定した。
その結果を表1に示す。なお、引張強度、引裂強度及び
透湿度は下記の手順にて測定した。
ートの成形方向(縦方向)と垂直な方向(横方向)の引
張強度を測定するものとし、試験シートの破断強度を引
張強度とした。試験シートの寸法幅を10mmとし、テ
ンシロン万能試験機を用い、引張条件としてチャック間
距離50mm、引張速度300mm/min、室温のも
とで測定した。
ートの成形方向(縦方向)の引裂強度を測定するものと
し、試験シートの幅30mm、長さ60mmとし、試験
片の短辺の中央から長辺に平行に内部へ長さ約30mm
切り込みを入れる。試験片の切り込みを入れた辺の両側
が裏表になるように引張試験機に取り付け、引張速度3
00mm/minで引き裂き平均荷重を測定した。
0208に準じて行い、温度30℃、相対湿度90±2
%のもとで測定した。
工後に延伸加工を行う、本発明の方法により得られた多
孔性シート(実施例1〜7)は、透湿度が高く、しかも
引張強度及び引裂強度が高いものであることが分かる。
これに対して、エンボス加工を行わずに延伸加工を行っ
た多孔性シート(比較例1〜3)では、横方向の引張強
度と引裂強度が低いことが分かる。また、無機フイラー
系の多孔性シート(比較例4)では、引張強度が不十分
であることが分かる。
って得られる多孔性シートは、使い捨ておむつや生理用
ナプキン等の吸収性物品における裏面材に要求される機
械的強度、柔軟性、透湿性を備えたものとなる。しか
も、エンボス加工後に延伸工程を行っているので、得ら
れた多孔性シートが半透明化することがない。また、本
発明の方法によれば、かかる多孔性シートを容易に且つ
安価に大量生産することができる。
す斜視図である。
ある。
Claims (7)
- 【請求項1】 結晶性ポリオレフィン樹脂50〜90重
量部と該結晶性ポリオレフィン樹脂の溶融下で該結晶性
ポリオレフィン樹脂と混和性があり且つ該結晶性ポリオ
レフィン樹脂の結晶化温度以下では相分離する有機化合
物50〜10重量部とを含む混合物からシートを成形
し、該シートを一対のエンボスロール間に介在せしめて
エンボス加工を行い、次いで、エンボス加工された該シ
ートを少なくとも一つの方向に1.2倍〜5倍延伸する
ことを特徴とする多孔性シートの製造方法。 - 【請求項2】 上記エンボスロールの彫刻ロール表面の
凸部が連続模様である、請求項1記載の多孔性シートの
製造方法。 - 【請求項3】 上記連続模様が実質的に平行な多数の直
線からなる縞模様であり、該縞模様がシートの成形方向
に対して0〜90度の角度を有する、請求項2記載の多
孔性シートの製造方法。 - 【請求項4】 上記エンボスロールの彫刻ロール表面の
凸部がパターン模様である、請求項1記載の多孔性シー
トの製造方法。 - 【請求項5】 結晶性ポリオレフィン樹脂50〜90重
量部と該結晶性ポリオレフィン樹脂の溶融下で該結晶性
ポリオレフィン樹脂と混和性があり且つ該結晶性ポリオ
レフィン樹脂の結晶化温度以下では相分離する有機化合
物50〜10重量部とを含む混合物から成形したシート
にエンボス加工を行い、次いで、少なくとも一つの方向
に1.2倍〜5倍延伸して得られることを特徴とする多
孔性シート。 - 【請求項6】 上記混合物が結晶核形成剤を更に含む、
請求項5記載の多孔性シート。 - 【請求項7】 液透過性の表面材と、防漏性の裏面材
と、これらの間に配置された吸収体とを具備してなる吸
収性物品において、上記裏面材として請求項5記載の多
孔性シートが用いられていることを特徴とする吸収性物
品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15068695A JP3462302B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 多孔性シート、その製造方法及びそれを用いた吸収性物品 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15068695A JP3462302B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 多孔性シート、その製造方法及びそれを用いた吸収性物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH093222A JPH093222A (ja) | 1997-01-07 |
JP3462302B2 true JP3462302B2 (ja) | 2003-11-05 |
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ID=15502251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15068695A Expired - Fee Related JP3462302B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 多孔性シート、その製造方法及びそれを用いた吸収性物品 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3462302B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101156248B1 (ko) * | 2006-10-30 | 2012-06-13 | 아사히 가세이 케미칼즈 가부시키가이샤 | 폴리올레핀제 미다공막 |
KR20130086775A (ko) | 2012-01-26 | 2013-08-05 | 주식회사 엘지화학 | 열유도 상분리법에 의한 폴리올레핀 미세다공막의 제조방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4824718A (en) * | 1987-12-04 | 1989-04-25 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Porous film |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP15068695A patent/JP3462302B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH093222A (ja) | 1997-01-07 |
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