JPH083366B2 - エアフィルタ - Google Patents

エアフィルタ

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JPH083366B2
JPH083366B2 JP1280256A JP28025689A JPH083366B2 JP H083366 B2 JPH083366 B2 JP H083366B2 JP 1280256 A JP1280256 A JP 1280256A JP 28025689 A JP28025689 A JP 28025689A JP H083366 B2 JPH083366 B2 JP H083366B2
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JP
Japan
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filter
electrode
air
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air filter
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益征 橋本
敏男 中山
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は空気調和機等に組み込まれるエアフィルタに
関するものである。
(ロ)従来の技術 空気調和機に組み込まれるエアフィルタの構造を示す
ものとして出願人は特願平1−80139号を提案してい
た。
この提案は、フィルタエレメントの一次側面と二次側
面とに夫々相反する電極を配置するようにしたものであ
る。
そして、この電極に電圧を加えることによって、フィ
ルタエレメントのまわりの電場を作って、このフィルタ
エレメントに流れ込んだ空気中の塵埃を電荷に帯びさせ
て、この塵埃がフィルタエレメントに付着しやすいよう
にしていた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 ここで夏場の室内の湿度が高い時にこのエアフィルタ
を組み込んだ空気調和機を使用したり、あるいはこのエ
アフィルタに、水分を含んだ塵埃が付着したりすると、
フィルタエレメントの一次側面の電極と二次側面の電極
との絶縁が保てず電気が流れる。この電気の流れによっ
てフィルタエレメントのまわりの電場の強さ(磁力)が
弱まって塵埃がフィルタエレメントに付着しにくくなる
ことがあった。
本発明は室内の湿度が高い時や水分を含んだ塵埃がフ
ィルタエレメントに付着したとしてもエアフィルタの相
反する電極の絶縁を保って、フィルタエレメントのまわ
りの磁力の低下を抑えることを目的としたものである。
(ニ)課題を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明はフィルタエレメ
ントの一方並びに他方の面に配置される電極のうち、少
なくとも一方の電極に絶縁材を被覆させるようにしたも
のである。
(ホ)作 用 少なくとも一方の電極に絶縁材を被覆させたことによ
って、湿度が高くてもあるいはフィルタエレメントに水
分を含んだ塵埃が付着したとしても、両電極間の絶縁は
保たれる。
(ヘ)実施例 第4図において、1は分離型空気調和機の室内ユニッ
トで、本体2と、この本体2の前面に取り付けられた前
カバー3とから筐体が形成されている。4は熱交換器、
5は送風機、6は風向変更板、7は前カバー3の裏面に
取り付けられたプレーフィルタ、8は熱交換器4の前面
に設けられたエアフィルタである。そしてこの送風機5
の回転によって室内空気は実線矢印のように流れる。す
なわち、前カバー3の吸込口9から吸込まれた空気中の
比較的大きな繊維状のほこり(わたぼこり)等をプレフ
ィルタ7で、小さなほこりをエアフィルタ8で夫々除去
する。このようにしてほこりが除去された空気は熱交換
器4で加熱もしくは冷却され、吐出口10から吹き出され
る。
前記前カバー3はヒンジ11を支点として一点鎖線矢印
のように斜め上方へ回動し、エアフィルタ8は本体2か
ら取り外せるようになる。
ここでエアフィルタ8は第1図に示すような構造とな
っている。この第1図において、12は主枠で下部に把手
13が形成されている。14はこの主枠に取り付けられたス
テンレス製の金網状のマイナス電極、15はこのマイナス
電極14の電極端子である。16は主枠12内に収納される脱
臭フィルタで、網状ウレタンフォームに粒状活性炭を固
着させたものである。17はこの脱臭フィルタ16の上に載
置されるフィルタエレメント(以下「帯電フィルタ」と
いう。)である。
この帯電フィルタ17は平板状部材18と、波板状部材19
とを貼り合せたものを積み重ねて、表面及び裏面に多数
の小孔20を設けたものである。
ここで平板状部材18とは粘着テープであり、又、波板
状部材19とは平板状の補強ネットの上に、電荷が付与さ
れたポリプロピレン製不織布(商品名:シンテックスE
L.三井石油化学工業株式会社)を熱融着した後、このも
のを波形に折り曲げたものである。21は帯電フィルタ17
の縁におおいかぶされるプラスチック製の絶縁カバーで
ある。22は補助枠、23はこの補助枠22で押えられる金網
状のプラス電極、24はこのプラス電極22の電極端子であ
る。このプラス電極23は横方向に配置された多数の棒状
のステンレス鋼(直径3mm)25の上に棒状のステンレス
鋼(直径3mm)26を多数縦方向に並べて、この両者の交
点27をスポット溶接した後、左上並びに右上の接点28を
マスキングにした状態で絶縁材29(商品名:エピフォー
ムF−215.ソマール株式会社)を被覆させたものであ
る。
そして、主枠12にマイナス電極14、脱臭フィルタ16、
帯電フィルタ20、絶縁カバー21、プラス電極23を順次重
ね合せた後、最後に補助枠22を当てて、この補助枠22の
周縁と主枠12と周縁とを溶着させる。この両枠22,12の
組み合せにより、脱臭フィルタ16と帯電フィルタ17とが
両電極14,23によってサンドイッチ状に挾まれる。この
時、プラス電極23の左上並びに右上の接点28(絶縁材29
で被覆されていない部分)が、補助枠22の電極端子24に
接触し、又、このプラス電極23の端部30が絶縁カバー21
に当てられる。このように絶縁カバー21を設けたのは次
の理由による。すなわちプラス電極23を絶縁材29で被覆
しても、その電極の端部30を完全に被覆することは難し
くこの端部30が絶縁材29で被覆されない(ステンレス鋼
が露出する)場合がある。これは、第2図で示すように
端部30(ステンレス鋼)が角状であるのに対し、絶縁材
29がこの端部30を包むように略円形に被覆されるため、
この端部の角51が絶縁材29で覆われないあるいは覆われ
たとしてもその厚さが薄いことがある。このような端部
30を絶縁カバー21によって覆って、プラス電極23の絶縁
は一応保たれるようにしたためである。従って、プラス
電極23の接点28に当たる隅部31は、そのカバー21の大き
さを大きく確保してある。
第3図において、32は整流高圧装置で、両電極端子1
5,24に数KVの電圧をかけるものである。これによって両
電極14,23間には電場が形成され、この両電極間の空気
のほこりを帯電させて、このほこりが帯電フィルタ17に
付着しやすいようにしている。
このようなエアフィルタ8を室内ユニット1に組み込
むと、このエアフィルタ8に対して室内空気は実線矢印
(第1図参照)のように流れる。従って、室内空気は帯
電フィルタ17の孔20内を流れる。この時、この室内空気
中の小さなほこりは孔20の内壁に付着する。そして小さ
なほこりの除去された空気が帯電フィルタ17の孔20から
流れ出て、脱臭フィルタ16で臭気が補集され、その後室
内熱交換器4で、加熱もしくは冷却され吐出口10から吹
き出される。ここで、室内の湿度が高かったり、室内ユ
ニット1内へ水分を含んだ塵埃が侵入してこの塵埃が帯
電フィルタ17に付着したとしても、プラス電極23は絶縁
材29並びに絶縁カバー21で被覆されているため、このプ
ラス電極23から電気が流れるおそれはなく、これによっ
て帯電フィルタ17のまわりの磁力の低下を抑え、塵埃が
帯電フィルタ17に付着しやすくしている。
又、この室内ユニット1の前カバー3(第4図参照)
を動かして、プラス電極23に手が触れたとしても感電す
るおそれはない。
このような構造のエアフィルタ8において、脱臭フィ
ルタ16の網状ウレタンフォームに固着された粒状活性炭
には導電性があるため、マイナス電極14にこの粒状活性
炭が接触すると、この粒状活性炭もマイナス電極として
作用し、結果的に帯電フィルタ17間に数KVの電圧がかけ
られる。尚、このマイナス電極14は脱臭フィルタ16と帯
電フィルタ17との間に設けても良い。
次に、電極としてはクリンプ金網(第5図,第6図参
照)や織金網(第7図参照)やアルミニウムもしくは鉄
のエキスパンドメタル(第8図参照)を用いても良い。
クリンプ金網40を使用する場合は、クリンプ金網40の中
心部の交叉部41を溶接せずそのまわりの交叉部42のみを
溶接すればこの金網のほつれを防止できる。織金網43を
使用する場合はこの金網43の端部44がその二辺にしかで
きないので(クリンプ金網40では四辺)、線材が露出す
る部(絶縁材で被覆されにくい部分)を少なくすること
ができる。エキスパンドメタル45を使用する場合は、こ
のメタルの製造時に切断片46に毛バリ47が存在するた
め、この毛バリ47を化学処理等で削除した後、このエキ
スパンドメタル45に絶縁材を塗装する。
又、素材49に絶縁材48があらかじめ被覆された状態の
線材50(「セルフボンデングワイヤ」の呼ばれているも
の)を用いた場合(第9図,第10図参照)は、この線材
50を編んだり、組み合せた状態(第9図参照)で、熱を
加えて、この絶縁材48を一体化すると共に、素材49同志
を接触させるようにしても良い。
(ト)発明の効果 以上述べたように、本発明はフィルタエレメントの一
方並びに他方の面に夫々配置される電極のうち、少なく
とも一方の電極に絶縁材を被覆させるようにしたので、
湿度が高い場合や水分を多く含んだ塵埃がフィルタエレ
メントに付着した場合でも、このフィルタエレメントの
まわりの磁力の低下を防止して、フィルタエレメントに
塵埃が付着しやすいよう保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の実施例を示すもので、第
1図はエアフィルタの分解斜視図、第2図はこのエアフ
ィルタの電極の端部の断面図、第3図はこのエアフィル
タの斜視図、第4図はこのエアフィルタが組み込まれた
分離型空気調和機の室内ユニットの断面図、第5図は第
1図に示した電極の代りに用いられる第1の電極の正面
図、第6図は第4図に示した電極の断面図、第7図は第
1図に示した電極の代りに用いられる第2の電極の正面
図、第8図は同じく第3の電極の斜視図、第9図は同じ
く第4の電極の製造工程を示す説明図、第10図はこの第
4の電極の断面図である。 8……エアフィルタ、14,23……電極、17……帯電フィ
ルタ(フィルタエレメント)、29……絶縁材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルタエレメントの一方の面にプラス電
    極を、他方の面にマイナス電極を夫々配置したエアフィ
    ルタにおいて、少なくとも一方の電極に絶縁材を被覆さ
    せたことを特徴とするエアフィルタ。
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