JP3346244B2 - 空気清浄機のイオン化部 - Google Patents

空気清浄機のイオン化部

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JP3346244B2 JP28086297A JP28086297A JP3346244B2 JP 3346244 B2 JP3346244 B2 JP 3346244B2 JP 28086297 A JP28086297 A JP 28086297A JP 28086297 A JP28086297 A JP 28086297A JP 3346244 B2 JP3346244 B2 JP 3346244B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】空気中の塵埃等を除去する空
気清浄機に用いられて、塵埃をイオン化する空気清浄機
のイオン化部に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、電気集塵方式の空気清浄機がある。この種の空気清
浄機では、通気流中の塵埃にイオン化部でイオンシャワ
ーを浴びせてイオン化させ、イオン化した塵埃を、イオ
ン化部の通気流方向下流に配置される集塵部に吸着する
ようにしている。
【0003】上記のイオン化部は、複数の長尺のイオン
化線と、これらのイオン化線をそれぞれ挟んで対向する
各一対の対向極板とを有している。一方、イオン化部の
下流側に配置される集塵部としては、陰極板と陽極板と
を交互に積層したものや、ロールフィルタ等のシート部
材からなるものがある。ところで、従来、イオン化部の
最下流面に、接地金網を配置したものが提供されている
(例えば、特開平1−310753号公報参照)。この
接地金網を設けることにより、下記の利点がある。すな
わち、 イオン化線から下流の集塵部の陽極板等へ放電され
ることを、接地金網によって確実に防止できると共に、
イオン化線からの電気力線が接地金網側に向かって均一
に延びるようにできるので、集塵効率が向上する。 下流の集塵部が、陽極板の表面および端面を絶縁層
で覆ってなるモールド電極を有している場合には、イオ
ン化線からモールド電極の端面への放電が上記接地金網
によって防止されるので、モールド電極の端面の絶縁層
が保護される。 下流の集塵部がロールフィルタ等のシート部材から
なる場合には、接地金網を上記シート部材に接触させて
シート部材のアースをとることにより、シート部材の電
荷蓄積による集塵性能の低下を防止することができる。
【0004】ところが、上記公報のものでは、接地金網
を設けた分、製造コストが高くなるという問題があっ
た。また、一般に、金網類は端面がエッジ状に尖ってい
ることが多く、仮に接地金網の端面に尖ったエッジがあ
ると、この尖ったエッジから下流の集塵部の陽極板に向
けて放電がおこるおそれがあるので、これを防止するた
め、接地金網の端面を曲げたり囲ったりするという端面
処理が必要であった。この点からも、製造コストが高く
なっていた。
【0005】そこで、本発明の目的は、イオン化部で発
生したイオンによる悪影響を防止できて集塵効率を高く
できると共に製造コストの安い空気清浄機のイオン化部
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明の空気清浄機のイオン化部は、
集塵部の通気流方向上流側に配置されて、通気流中の塵
埃をイオン化する空気清浄機のイオン化部において、複
数のイオン化線と、各イオン化線を挟んで対向配置され
た一対の対向極板を複数組連結して構成される対向極板
形成体とを備え、この対向極板形成体は、各組の一対の
対向極板の通気流方向下流側の端縁同士の間の導電性の
格子状部を一体に形成しており上記各対向極板の通気
流方向下流側の端部には開口部が形成されていることを
特徴とするものである。
【0007】上記構成では、格子状部が従来の接地金網
と同様に機能し、イオン化部で発生したイオンによる悪
影響を防止できて集塵効率を高くできる。また、従来の
接地金網に相当する構造を、格子状部として対向極板と
一体に形成したので、製造コストを安価にすることがで
きる。さらに、対向極板と一体に形成される格子状部で
あれば、従来の接地金網のような端面処理が不要であ
る。対向極板形成体としては、金属部材を板金成形する
ものや、樹脂成形品の所定部に導電塗料を塗布したもの
を例示することができる。
【0008】また、対向極板の通気流方向下流側の端部
に開口部が形成されるので、対向極板と格子状部とを一
体に形成することにより生ずるおそれのある圧力損失の
増大を防止することができる。すなわち、対向極板と別
体に設けられる従来の接地金網であれば、対向極板の通
気流方向下流側の端部との間に所定の間隔を確保するこ
とができたが、請求項1のように、対向極板と格子状部
とを一体に形成した場合、対向極板の通気流方向下流側
の端部が格子状部と直接接続することになるので、開口
部を設けて対向極板と格子状部との間に実質的な間隔を
あけるようにし、圧力損失を低減した。また、対向極板
の開口部を区画する部分によって、電極としての対向極
板の実質的な面積が増大するので、イオン化効率を向上
させることができる。
【0009】請求項記載の発明の空気清浄機のイオン
化部は、請求項において、上記各対向極板の開口部は
格子状部の開口部に連続して延びていることを特徴とす
るものである。この構成では、開口部が対向極板と格子
状部に跨がっているので、圧力損失をより低減すること
ができる。また、対向極板形成体を板金成形する場合に
おいては、対向極板と格子状部との境界部分の近傍での
伸びが最も大きくなり、この部分にクラックが入る等の
欠損が生ずるおそれがあるが、本発明では、対向極板と
格子状部に跨がっている開口部によって、上記境界部分
が伸び易くされているので、板金成形時に境界部分にク
ラックが入るようなことがなく、板金による成形性が向
上する。
【0010】請求項記載の発明の空気清浄機のイオン
化部は、請求項1又は2において、上記対向極板及び格
子状部は樹脂成形品の表面に形成された導電塗膜からな
ることを特徴とするものである。この構成では、請求項
又は2記載の発明と同様の作用効果を奏する。加え
て、樹脂成形品の表面に導電塗料を塗布して、対向極板
と格子状部を一体に形成するので、板金成形された金属
部材を用いる場合と比較して、軽量化が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施形態について説明する。図1は本発明の一実施
形態に係るイオン化部を含む空気清浄機の分解斜視図で
あり、同図を参照して、本空気清浄機では、空気清浄機
本体1の最前方を、吸込グリル2を設けた前面パネル3
により覆うようにしており、上記吸込グリル2を通して
空気清浄機本体1内へ空気を吸い込むようにしている。
【0012】空気清浄機本体1の前面1aには、凹部1
bが形成されており、この凹部1b内に、比較的大きな
ごみや塵を除去するためのプレフィルタ4と、汚れの粒
子を帯電させるために放電を行うイオン化部5を前面に
取り付け且つ集塵部としてのロールフィルタ6を裏面に
取り付けたフィルタケース7と、紫外線の照射を受けて
汚染物質を浄化する光触媒が表面又は内部に担持された
ハニカム状の光触媒エレメント8とが着脱自在に収容さ
れるようになっている。
【0013】空気清浄機本体1の前面1aは前ケーシン
グ9により構成されており、この前ケーシング9に上記
凹部1bが形成されている。空気清浄機本体1は、上記
前ケーシング9の後部に、ベースケーシングとしての後
ケーシング10を箱状に組み合わせて構成されている。
一方、前面パネル3の下部は、各種操作スイッチや各種
表示部を備えた操作表示パネル11として構成されてい
る。
【0014】上記凹部1bの略中央部には、開口1cが
形成されており、この開口1cから、後ケーシング10
側に取り付けられ且つ室内空気をロールフィルタ6に循
環させる送風ファン12が露出している。また、凹部1
bには、上記の光触媒エレメント8に紫外線を含む光を
照射する1又は複数の光源ランプ13が取り付けられて
いる。光源ランプ13としては、例えば冷陰極管を示す
ことができる。
【0015】吸込グリル2から吸い込まれた室内空気
は、プレフィルタ4、イオン化部5、ロールフィルタ
6、光触媒エレメント8および送風ファン12を通って
浄化された後、空気清浄機本体1の上部に設けられた吹
き出しルーバ14から吹き出される。本実施形態では集
塵部としてロールフィルタ6を用いているが、これに代
えて、集塵極板と接地極板とを対向させた電気集塵部を
用いることができる。
【0016】この操作表示パネル11の一端部には、給
気口15が開口されており、この給気口15を通して室
内空気が汚れ検知センサとしての粉塵検知センサ(図1
ではと図示せず)に供給されるようになっている。給気
口15から吸い込まれた空気は、粉塵検知センサおよび
P板収容室を順次に介して、後ケーシング10の上部に
設けられた排気口(図1では示さず)から機外へ放出さ
れるようになっている。
【0017】イオン化部の要部分解斜視図である図2を
参照して、上記フィルタケース7は全体が一体成形され
た樹脂枠からなり、フィルタケース7の前面7aには凹
部7bが形成され、この凹部7b内には、断面T字形形
状の縦枠20が複数平行に配置されている。また、隣接
する縦枠20,20の端部同士は、横枠21によって互
いに連結されている。図2において、22はイオン化線
(図3参照)の端部を支持するための支持溝である。
【0018】図2および空気清浄機能を果たす部材の概
略横断面を示す図3を参照して、イオン化部5は、集塵
部としてのロールフィルタ6の通気流方向上流側に配置
されて、通気流中の塵埃をイオン化するものである。こ
のイオン化部5は、複数のイオン化線23と、各イオン
化線23を挟んで対向配置された一対の対向極板24,
24を複数組連結して構成される対向極板形成体25と
を備えている。
【0019】この対向極板形成体25は、各組の一対の
対向極板24,24の通気流方向下流側の端縁26,2
6同士の間に導電性格子状部27を一体に形成してい
る。また、隣接する組間で、隣接する対向極板24,2
4同士は、ウェブ32により連結されて断面コ字形状を
なしている。対向極板形成体25は、例えばSGCC等
の鋼板を板金成形してその全体形状を得ている。
【0020】導電性格子状部27は、隣接する対向極板
24,24同士を互いに連結するように横方向に延び且
つ互いに所定間隔を隔てて配置された多数の横枠28
と、これらの横枠28の中央部を連結する1又は複数の
縦枠29(本実施の形態では1本の縦枠29を有してい
る。)とを備えている。これら横枠28と縦枠29によ
って、導電性格子状部27には通気流を通すための多数
の開口部30が併設されている。
【0021】また、各対向極板24,24の通気流方向
下流側の端部にも開口部31が形成されており、これら
対向極板24の開口部31は導電性格子状部27の開口
部30に連続して延びている。33はフィルタケース7
側の位置決め突起34を嵌め入れるための孔である。一
方、ロールフィルタ6は、通気流方向上流側である前面
に配置された集塵のための静電フィルタ40と、この静
電フィルタ40の通気流方向下流側である後面に配置さ
れ且つ光触媒を担持したシート状の光触媒フィルタ41
とを、例えば熱融着により或いはニードルパンチによっ
て互いに積層した多機能積層フィルタからなる。静電フ
ィルタ40としては例えばポリオレフィン系その他の帯
電性不織布を用いることができる。静電フィルタ40は
導電性格子状部27に当接することにより、集塵により
蓄積されるおそれのある不要な電荷を導電性格子状部2
7を介して逃がすようにしている。
【0022】光触媒エレメント8は、通気流K方向に沿
う多数の通気孔42を並べて区画した光触媒担持体とし
てのハニカム構造体43に、紫外線の照射を受けて汚染
物質を浄化する光触媒を担持させて形成されている。光
触媒としては、例えばアナタース型の結晶構造を有する
酸化チタン(TiO2 ) 、酸化亜鉛(ZnO)および酸
化タングステン(WO3 ) 等がある。ハニカム構造体4
3は複数が設けられ互いに補強部材44を介して互いに
連結されている。この補強部材44はロールフィルタ6
側に突出する突起45を上下方向を長手として形成して
おり、この突起45はロールフィルタ6の静電フィルタ
40が導電性格子状部27側に確実に接触させるように
働く。また、光触媒エレメント8の通気孔42を通過し
た光源ランプ13からの光は、ロールフィルタ6に含ま
れる光触媒フィルタ41に照射されるようになっており
(図3において破線の矢符で示す)、光源ランプ13か
らの光を有効に利用することにより、汚染物質の浄化機
能(例えば脱臭機能等)を向上させている。
【0023】本実施の形態によれば、導電性格子状部2
7が従来の接地金網と同様に機能し、イオン化部5で発
生したイオンによる悪影響を防止できて集塵効率を高く
できる。また、従来の接地金網に相当する構造を、導電
性格子状部27として対向極板24に一体に形成したの
で、製造コストを安価にすることができる。さらに、対
向極板24と一体に形成される導電性格子状部27であ
れば、従来の接地金網のような端面処理が不要であり、
製造コストを安くすることができる。
【0024】また、対向極板24の通気流方向下流側の
端部に開口部31を形成したので、対向極板24と導電
性格子状部27とを一体に形成することにより生ずるお
それのある圧力損失の増大を防止することができる。さ
らに、対向極板24の開口部31を区画する部分もイオ
ン化線23に対する電極として働くので、電極としての
対向極板24の実質的な面積が増大する結果、イオン化
効率を向上させることができる。
【0025】さらに、対向極板24の開口部31は導電
性格子状部27の開口部30に連続して延びている。す
なわち開口部30,31が対向極板24と導電性格子状
部27に跨がっているので、圧力損失をより低減するこ
とができる。また、対向極板形成体25を板金成形する
場合においては、平板からなる素材から上記開口部3
0,31を打ち抜いた後、連続のコ字形形状に折り曲げ
成形するが、このとき、対向極板24と導電性格子状部
27との境界部分の近傍での伸びが最も大きくなり、こ
の部分にクラックが入る等の欠損が生ずるおそれがあ
る。これに対して、本実施の形態では、対向極板24と
導電性格子状部27に跨がっている開口部30,31形
成していることによって、上記境界部分が伸び易くされ
ているので、板金成形時に上記境界部分にクラックが入
るようなことがなく、板金による成形性が向上する。
【0026】次いで、図4は本発明の他の実施の形態と
してのイオン化部の要部の斜視図であり、図5はイオン
化部を含む空気清浄機能を果たす部材の概略横断面を示
している。図3を参照して、本実施の形態が図3の実施
の形態と異なるのは、図3では対向極板24および導電
性格子状部27を鋼板の板金成形により一体形成した
が、図4および図5の実施の形態では、フィルタケース
7を構成する樹脂成形品の一部の表面に、導電塗料を塗
布して導電塗膜46を設け、この導電塗膜46によって
対向極板47および導電性格子状部48を形成し、これ
を対向極板形成体25Aとした。
【0027】フィルタケース7は樹脂により一体成形さ
れており、導電塗膜46からなる対向極板47を担持す
るための複数の断面コ字形形状部49と、隣接する断面
コ字形形状部49同士を互いに連結し上記導電性格子状
部48を担持するための格子状部50とを備えている。
図4および図5において、図2および図3と同様の構成
については、図に同一符号を付してその説明を省略して
ある。
【0028】フィルタケース7の所要部に導電塗膜46
を形成する方法としては、導電塗料を満たした槽内に漬
ける(いわゆるディッピング)方法を例示することがで
きる。この場合、格子状部50を下方にして、導電塗料
内に漬けることになるが、フィルタケース7の上記所要
部以外の部分で導電塗料内に漬けられる部分(例えば断
面コ字形形状部49のコ字形の内側となる部分)につい
てはマスキングが施されることになる。導電塗料を塗布
する部分を必要部分に限定するのは、比較的高価である
導電塗料の使用量を低減して、製造コストを安価にする
ためである。
【0029】本実施の形態によれば、図1の実施の形態
と同様にして、接地金網を設ける従来と比較して製造コ
ストを安価することができる。しかも、樹脂成形品の表
面に導電塗料を塗布して、対向極板47と導電性格子状
部48を一体に形成するので、板金成形された金属部材
を用いる場合と比較して、軽量化が図れる。なお、本実
施の形態では、対向極板47および導電性格子状部48
を含む対向極板形成体25Aを担持するための樹脂成形
品が、フィルタケース7と一体に成形されるものとした
が、これをフィルタケース7とは別部品として樹脂成形
し、導電塗膜を形成した後に、フィルタケース7に嵌め
込むようにしても良い。
【0030】また、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲で種々の変更を施すこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、格子状部が従
来の接地金網と同様に機能し、イオン化部で発生したイ
オンによる悪影響を防止できて集塵効率を高くできる。
また、従来の接地金網に相当する構造を、格子状部とし
て対向極板と一体に形成したので、製造コストを安価に
することができる。さらに、従来の接地金網のような端
面処理が不要となり、この点からも、製造コストを安価
にすることができる。
【0032】また、対向極板の通気流方向下流側の端部
に開口部が形成されるので、対向極板と格子状部とを一
体に形成することにより生ずるおそれのある圧力損失の
増大を防止することができる。また、対向極板の開口部
を区画する部分によって、電極としての対向極板の実質
的な面積が増大するので、イオン化効率を向上させるこ
とができる。
【0033】請求項記載の発明では、開口部が対向極
板と格子状部に跨がっているので、圧力損失をより低減
することができる。また、対向極板形成体を板金成形す
る場合を想定すると、対向極板および格子状部の両者に
跨がっている開口部によって、両者の境界部分を伸び易
くしているので、板金成形時に境界部分にクラックが入
るようなことがなく、板金による成形性が向上する。
【0034】請求項記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明と同様の効果を奏する。加えて、樹脂成形品
の表面に導電塗料を塗布して、対向極板と格子状部を一
体に形成するので、板金成形された金属部材を用いる場
合と比較して、軽量化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態としてのイオン化部を含
む空気清浄機の分解斜視図である。
【図2】図1のイオン化部の要部の分解斜視図である。
【図3】図1のイオン化部を含む空気清浄機の要部の横
断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態のイオン化部の要部の
斜視図である。
【図5】図4のイオン化部のを含む空気清浄機の要部の
横断面図である。
【符号の説明】
1 空気清浄機本体 5 イオン化部 6 ロールフィルタ 7 フィルタケース 23 イオン化線 24 対向極板 25,25A 対向極板形成体 26 端縁 27 導電性格子状部 30 開口部 31 開口部 40 静電フィルタ 46 導電塗膜 47 対向極板 48 導電性格子状部 50 格子状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 泰弘 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社堺製作所金岡工場内 (56)参考文献 特開 平7−112141(JP,A) 特開 昭56−129046(JP,A) 特開 平4−254120(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B03C 3/00 - 3/88

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集塵部(6) の通気流(K) 方向上流側に配置
    されて、通気流(K) 中の塵埃をイオン化する空気清浄機
    のイオン化部(5) において、 複数のイオン化線(23)と、 各イオン化線(23)を挟んで対向配置された一対の対向極
    板(24,24;47,47) を複数組連結して構成される対向極板
    形成体(25,25A)とを備え、 この対向極板形成体(25,25A)は、各組の一対の対向極板
    (24,24;47,47) の通気流(K) 方向下流側の端縁(26,26)
    同士の間の導電性の格子状部(27,47) を一体に形成して
    おり上記各対向極板(24,47) の通気流(K) 方向下流側の端部
    には開口部(31)が形成されている ことを特徴とする空気
    清浄機のイオン化部。
  2. 【請求項2】上記各対向極板(24,47) の開口部(31)は格
    子状部(27,47) の開口部(30)に連続して延びていること
    を特徴とする請求項1記載の空気清浄機のイオン化部。
  3. 【請求項3】上記対向極板(47)及び格子状部(48)は樹脂
    成形品の表面に形成された導電塗膜からなることを特徴
    とする請求項1又は2記載の空気清浄機のイオン化部。
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