JPH08334983A - マグネットローラ - Google Patents
マグネットローラInfo
- Publication number
- JPH08334983A JPH08334983A JP18602395A JP18602395A JPH08334983A JP H08334983 A JPH08334983 A JP H08334983A JP 18602395 A JP18602395 A JP 18602395A JP 18602395 A JP18602395 A JP 18602395A JP H08334983 A JPH08334983 A JP H08334983A
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- JP
- Japan
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- magnet
- magnet roller
- main body
- roller
- polarity
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- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 隣接する異極間の角度が狭いにもかかわらず
ピーク磁力格差の大きいマグネットローラを提供する。 【構成】 マグネットローラは、成形樹脂磁石で一体成
形されたマグネットローラにおいて、マグネット本体部
1の表面の長手方向に形成した凹溝に、この凹溝近傍の
極性と同一極性の凹形状を有する第1マグネット2を配
置し、この埋設マグネットの凹溝にこの凹溝近傍の極性
とは異なる極性の第2マグネット3を配置した構造を有
する。
ピーク磁力格差の大きいマグネットローラを提供する。 【構成】 マグネットローラは、成形樹脂磁石で一体成
形されたマグネットローラにおいて、マグネット本体部
1の表面の長手方向に形成した凹溝に、この凹溝近傍の
極性と同一極性の凹形状を有する第1マグネット2を配
置し、この埋設マグネットの凹溝にこの凹溝近傍の極性
とは異なる極性の第2マグネット3を配置した構造を有
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、ファクシミリ、
プリンター等の電子写真プロセスに用いられるマグネッ
トローラに関する。
プリンター等の電子写真プロセスに用いられるマグネッ
トローラに関する。
【0002】
【従来の技術】マグネットローラに所定の磁力パターン
を形成させるために、電磁石や強力な永久磁石などの外
部磁界により、マグネットローラに対して着磁が行われ
る。隣接する異極間角度の狭い磁力パターンを実現する
ためには、着磁磁界発生源である電磁石或いは永久磁石
の間隔を狭くしなければならない。着磁用磁石の間隔が
狭くなる程、磁力線がマグネットローラ内部を通らずに
隣接する異極へ短絡するという傾向が顕著になる。その
結果、マグネットローラの内部には意図したような着磁
磁界が発生せず、従って異極間角度の狭い磁極パターン
では両異極のピーク磁力格差が大きくならないという問
題がある。
を形成させるために、電磁石や強力な永久磁石などの外
部磁界により、マグネットローラに対して着磁が行われ
る。隣接する異極間角度の狭い磁力パターンを実現する
ためには、着磁磁界発生源である電磁石或いは永久磁石
の間隔を狭くしなければならない。着磁用磁石の間隔が
狭くなる程、磁力線がマグネットローラ内部を通らずに
隣接する異極へ短絡するという傾向が顕著になる。その
結果、マグネットローラの内部には意図したような着磁
磁界が発生せず、従って異極間角度の狭い磁極パターン
では両異極のピーク磁力格差が大きくならないという問
題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来の技術の欠点を改良するために開発されたもの
で、隣接する異極間の角度が狭いにもかかわらずピーク
磁力格差の大きいマグネットローラを提供することを目
的とする。
な従来の技術の欠点を改良するために開発されたもの
で、隣接する異極間の角度が狭いにもかかわらずピーク
磁力格差の大きいマグネットローラを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、マグネットロ
ーラ本体部とシャフトとからなるマグネットローラにお
いて、マグネット本体部の表面の長手方向に伸びる凹溝
に、この凹溝近傍の表面極性と同一極性の凹形状を有す
る第1マグネットを配置し、この第1マグネットの凹溝
にこの凹溝近傍の表面極性とは異なる極性の第2マグネ
ットを配置した構造を有することを特徴とする。
ーラ本体部とシャフトとからなるマグネットローラにお
いて、マグネット本体部の表面の長手方向に伸びる凹溝
に、この凹溝近傍の表面極性と同一極性の凹形状を有す
る第1マグネットを配置し、この第1マグネットの凹溝
にこの凹溝近傍の表面極性とは異なる極性の第2マグネ
ットを配置した構造を有することを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明のマグネットローラは、埋設マグネット
の凹溝にこの凹溝近傍の表面極性とは異なる極性の第2
マグネットを配置したことによって、隣接する異極間角
度の狭い磁力パターンの場合でもピーク磁力格差の大き
いマグネットローラを提供することができるものであ
り、さらに、本体部の凹溝近傍の表面極性と同一極性の
凹形状を有する第1マグネットを配置することによっ
て、隣接する異極間角度の狭い磁力パターンでかつ現像
極の磁力を高くすることができる。
の凹溝にこの凹溝近傍の表面極性とは異なる極性の第2
マグネットを配置したことによって、隣接する異極間角
度の狭い磁力パターンの場合でもピーク磁力格差の大き
いマグネットローラを提供することができるものであ
り、さらに、本体部の凹溝近傍の表面極性と同一極性の
凹形状を有する第1マグネットを配置することによっ
て、隣接する異極間角度の狭い磁力パターンでかつ現像
極の磁力を高くすることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明について図面を用いて詳しく説
明する。図1は、本発明のマグネットローラの一例を示
す回転方向に沿う断面図であり、ここで1はマグネット
本体部、2は第1マグネット、3は第2マグネットであ
る。
明する。図1は、本発明のマグネットローラの一例を示
す回転方向に沿う断面図であり、ここで1はマグネット
本体部、2は第1マグネット、3は第2マグネットであ
る。
【0007】マグネット本体部1としては、特に限定さ
れず、従来からマグネットローラ用の磁石として用いら
れてきたものが使用でき、例えばフェライト粉末をナイ
ロンやポリプロピレン等のプラスチックに分散させたプ
ラスチックマグネットが挙げられる。また、マグネット
本体部1の残留磁束密度としては、要求されるマグネッ
トローラの磁気特性に応じて設定できるものであるが、
800〜3000ガウス程度が好ましい。なお、本発明
でいう残留磁束密度とは、マグネットローラの表面にお
ける値であり、金属等からなるスリーブを組み合わせて
得られたスリーブ表面における値とは異なる。
れず、従来からマグネットローラ用の磁石として用いら
れてきたものが使用でき、例えばフェライト粉末をナイ
ロンやポリプロピレン等のプラスチックに分散させたプ
ラスチックマグネットが挙げられる。また、マグネット
本体部1の残留磁束密度としては、要求されるマグネッ
トローラの磁気特性に応じて設定できるものであるが、
800〜3000ガウス程度が好ましい。なお、本発明
でいう残留磁束密度とは、マグネットローラの表面にお
ける値であり、金属等からなるスリーブを組み合わせて
得られたスリーブ表面における値とは異なる。
【0008】本体部の凹溝に設置する第1マグネット2
は、特に限定されず、フェライト焼結マグネット、希土
類マグネット、各種の磁性粉末をバインダーに分散させ
たプラスチックマグネットやゴムマグネットなどが使用
できるが、高磁力化の点でSm−Co系、Nd−F−B
系等の希土類プラスチックマグネットが好ましい。ま
た、マグネット本体部1と第1マグネット2との剥離を
防止するため、接着剤や粘着剤等で固定するか、熱収縮
チューブ等で被覆固定することもできる。さらに、第1
マグネット2は、要求されるマグネットローラの磁気特
性に応じて設定できるものであるが、凹溝を形成する前
のマグネット本体部1の表面極性と同一極性であり、ま
た、その残留磁束密度としては、隣接する異極間角度の
狭い磁力パターンでかつ現像極の残留磁束密度を高くす
るために凹溝を形成する前のマグネット本体部1のそれ
よりも大きく、かつその差が300ガウス以上であるこ
とが好ましい。なお、その形状としては、凹溝に第2マ
グネットを配置するために凹形状とすることが好まし
く、その大きさは5×5mm角以内のものがコストの点
で好ましい。
は、特に限定されず、フェライト焼結マグネット、希土
類マグネット、各種の磁性粉末をバインダーに分散させ
たプラスチックマグネットやゴムマグネットなどが使用
できるが、高磁力化の点でSm−Co系、Nd−F−B
系等の希土類プラスチックマグネットが好ましい。ま
た、マグネット本体部1と第1マグネット2との剥離を
防止するため、接着剤や粘着剤等で固定するか、熱収縮
チューブ等で被覆固定することもできる。さらに、第1
マグネット2は、要求されるマグネットローラの磁気特
性に応じて設定できるものであるが、凹溝を形成する前
のマグネット本体部1の表面極性と同一極性であり、ま
た、その残留磁束密度としては、隣接する異極間角度の
狭い磁力パターンでかつ現像極の残留磁束密度を高くす
るために凹溝を形成する前のマグネット本体部1のそれ
よりも大きく、かつその差が300ガウス以上であるこ
とが好ましい。なお、その形状としては、凹溝に第2マ
グネットを配置するために凹形状とすることが好まし
く、その大きさは5×5mm角以内のものがコストの点
で好ましい。
【0009】第1マグネットの凹溝に設置する第2マグ
ネット3は、特に限定されず、フェライト焼結マグネッ
ト、希土類マグネット、各種の磁性粉末をバインダーに
分散させたプラスチックマグネットやゴムマグネットな
どが使用できるが、コストの点でゴムマグネットが好ま
しい。また、マグネット本体部とこの埋設マグネットと
の剥離を防止するため、接着剤や粘着剤等で固定する
か、熱収縮チューブ等で被覆固定することもできる。さ
らに、第2マグネット3は、要求されるマグネットロー
ラの磁気特性に応じて設定できるものであるが、第1マ
グネット2の凹溝近傍の表面極性とは異なる極性であ
り、また、隣接する異極間角度の狭い磁力パターンを再
現するために第1マグネット2の凹溝近傍のそれとの差
が350ガウス以上であることが好ましく、さらに40
0ガウス以上であることがより好ましい。なお、その大
きさは1×1mm角以上のものが好ましい。
ネット3は、特に限定されず、フェライト焼結マグネッ
ト、希土類マグネット、各種の磁性粉末をバインダーに
分散させたプラスチックマグネットやゴムマグネットな
どが使用できるが、コストの点でゴムマグネットが好ま
しい。また、マグネット本体部とこの埋設マグネットと
の剥離を防止するため、接着剤や粘着剤等で固定する
か、熱収縮チューブ等で被覆固定することもできる。さ
らに、第2マグネット3は、要求されるマグネットロー
ラの磁気特性に応じて設定できるものであるが、第1マ
グネット2の凹溝近傍の表面極性とは異なる極性であ
り、また、隣接する異極間角度の狭い磁力パターンを再
現するために第1マグネット2の凹溝近傍のそれとの差
が350ガウス以上であることが好ましく、さらに40
0ガウス以上であることがより好ましい。なお、その大
きさは1×1mm角以上のものが好ましい。
【0010】また、本発明のマグネットローラは、その
目的に応じて図3に示した構造を有するものも使用でき
る。
目的に応じて図3に示した構造を有するものも使用でき
る。
【0011】次に、本発明に好適なマグネットローラの
構成について述べる。図4は、本発明のマグネットロー
ラの一例を示す軸方向に沿う断面図であり、図4(a)
は、マグネットローラ本体部1と、その両端に設けられ
たシャフトとを同一の樹脂磁石で一体成形したもの、図
4(b)は、マグネットローラ本体部1と、その片端に
設けられたシャフトとを同一の樹脂磁石で一体成形し、
かつ、一方の片端に前記マグネットローラ本体部を貫通
することなく金属製のシャフト4を挿入して成形したも
の、図4(c)は、マグネットローラ本体部1が樹脂磁
石からなり、その両端に前記マグネットローラ本体部を
貫通することなく金属製のシャフト4を挿入して成形し
たものである。これらのマグネットローラはいずれも、
金属製のシャフト4がマグネットローラ本体部に貫通し
ていない構成を有することにより、マグネット本体部の
体積減少等による表面磁力の低下を極めて少なくでき、
また、製造コストも安価となる。
構成について述べる。図4は、本発明のマグネットロー
ラの一例を示す軸方向に沿う断面図であり、図4(a)
は、マグネットローラ本体部1と、その両端に設けられ
たシャフトとを同一の樹脂磁石で一体成形したもの、図
4(b)は、マグネットローラ本体部1と、その片端に
設けられたシャフトとを同一の樹脂磁石で一体成形し、
かつ、一方の片端に前記マグネットローラ本体部を貫通
することなく金属製のシャフト4を挿入して成形したも
の、図4(c)は、マグネットローラ本体部1が樹脂磁
石からなり、その両端に前記マグネットローラ本体部を
貫通することなく金属製のシャフト4を挿入して成形し
たものである。これらのマグネットローラはいずれも、
金属製のシャフト4がマグネットローラ本体部に貫通し
ていない構成を有することにより、マグネット本体部の
体積減少等による表面磁力の低下を極めて少なくでき、
また、製造コストも安価となる。
【0012】なお、図4(b)、(c)において、金属
製のシャフト4挿入時の深さは適宜変更し得るが、ロー
ラ回転時の揺れ防止等の観点から3〜25mmとするこ
とが好ましく、また、表面磁力の低下を更に少なくする
ために金属製のシャフト4の先端部を先細り加工等を施
すこともできる。
製のシャフト4挿入時の深さは適宜変更し得るが、ロー
ラ回転時の揺れ防止等の観点から3〜25mmとするこ
とが好ましく、また、表面磁力の低下を更に少なくする
ために金属製のシャフト4の先端部を先細り加工等を施
すこともできる。
【0013】また、通常、マグネットローラは金属等か
らなるスリーブをかぶせて使用されることが多いが、本
発明もそれらの使用を妨げるものではない。
らなるスリーブをかぶせて使用されることが多いが、本
発明もそれらの使用を妨げるものではない。
【0014】以下、本発明について実施例、比較例を挙
げてより具体的に説明するが、本実施例に限定されるも
のではない。 [実施例1]図1は、本発明のマグネットローラの一実
施例を示す断面図であり、図5及び図6は、本発明のマ
グネットローラの法線方向の残留磁束密度分布図であ
る。1は直径22.5mmのマグネット本体部で、バイ
ンダーとして6ナイロンが12重量%、磁気異方性を有
するSrフェライト粉末が88重量%の組成からなり、
図5に示したようにS1、N1、N2、S2、N3の5
極を有する磁力パターンに予め着磁してある。このマグ
ネットローラ本体の現像極の磁極中心に幅2mm、深さ
2mmの溝を形成させ、その凹溝に溝断面と同一寸法で
予め着磁された第1マグネット2(Nd−F−B系ボン
ド磁石)を配置し、さらに、この溝近傍の極性と異極性
となる第2マグネット3であるN極を示すゴム磁石を配
置した。ここで用いたゴム磁石は2400ガウスの残留
磁束密度を有するものである。一方、マグネットローラ
基体凹部近傍の残留磁束密度は2600ガウスである。
げてより具体的に説明するが、本実施例に限定されるも
のではない。 [実施例1]図1は、本発明のマグネットローラの一実
施例を示す断面図であり、図5及び図6は、本発明のマ
グネットローラの法線方向の残留磁束密度分布図であ
る。1は直径22.5mmのマグネット本体部で、バイ
ンダーとして6ナイロンが12重量%、磁気異方性を有
するSrフェライト粉末が88重量%の組成からなり、
図5に示したようにS1、N1、N2、S2、N3の5
極を有する磁力パターンに予め着磁してある。このマグ
ネットローラ本体の現像極の磁極中心に幅2mm、深さ
2mmの溝を形成させ、その凹溝に溝断面と同一寸法で
予め着磁された第1マグネット2(Nd−F−B系ボン
ド磁石)を配置し、さらに、この溝近傍の極性と異極性
となる第2マグネット3であるN極を示すゴム磁石を配
置した。ここで用いたゴム磁石は2400ガウスの残留
磁束密度を有するものである。一方、マグネットローラ
基体凹部近傍の残留磁束密度は2600ガウスである。
【0015】図10は、このマグネットローラの表面か
ら1mm離れた所に於ける法線方向の現像極付近の表面
磁束密度を、マグネットローラの円周に沿って測定した
結果を示す(図10中の縦軸である磁力は、1目盛りが
100ガウスである)。図10からわかるように本体部
の凹溝に同じ極性の埋設マグネットを設置し、更にこの
埋設マグネットの凹溝に逆極性の磁石を嵌め込むことで
3極(現像極)に分かれるW型の磁力パターンを有する
現像極となる。W型のピーク磁力格差は400ガウスで
ある。これにより、隣接する異極間角度の狭い磁力パタ
ーンでかつ現像極の磁力を高くすることができた。
ら1mm離れた所に於ける法線方向の現像極付近の表面
磁束密度を、マグネットローラの円周に沿って測定した
結果を示す(図10中の縦軸である磁力は、1目盛りが
100ガウスである)。図10からわかるように本体部
の凹溝に同じ極性の埋設マグネットを設置し、更にこの
埋設マグネットの凹溝に逆極性の磁石を嵌め込むことで
3極(現像極)に分かれるW型の磁力パターンを有する
現像極となる。W型のピーク磁力格差は400ガウスで
ある。これにより、隣接する異極間角度の狭い磁力パタ
ーンでかつ現像極の磁力を高くすることができた。
【0016】[比較例1]本体部に凹溝から埋設マグネ
ット2と逆極性マグネット3を除いた以外は実施例1と
同様な構成とした(図2(a)参照)。このときのマグ
ネットローラの表面磁束密度の測定結果を図7に、その
現像極の拡大図を図10に示す。W型のピーク磁力格差
は200ガウスである。
ット2と逆極性マグネット3を除いた以外は実施例1と
同様な構成とした(図2(a)参照)。このときのマグ
ネットローラの表面磁束密度の測定結果を図7に、その
現像極の拡大図を図10に示す。W型のピーク磁力格差
は200ガウスである。
【0017】[比較例2]本体部に凹溝に溝断面と同一
寸法で予め着磁された逆極性マグネット3を配置した以
外は実施例1と同様な構成とした(図2(b)参照)。
このときのマグネットローラの表面磁束密度の測定結果
を図8に、その現像極の拡大図を図10に示す。W型の
ピーク磁力格差は350ガウスである。
寸法で予め着磁された逆極性マグネット3を配置した以
外は実施例1と同様な構成とした(図2(b)参照)。
このときのマグネットローラの表面磁束密度の測定結果
を図8に、その現像極の拡大図を図10に示す。W型の
ピーク磁力格差は350ガウスである。
【0018】[比較例3]本体部に凹溝から逆極性マグ
ネット3を取り除いた以外は実施例1と同様な構成とし
た(図2(c)参照)。このときのマグネットローラの
表面磁束密度の測定結果を図9に、その現像極の拡大図
を図10に示す。W型のピーク磁力格差は300ガウス
である。
ネット3を取り除いた以外は実施例1と同様な構成とし
た(図2(c)参照)。このときのマグネットローラの
表面磁束密度の測定結果を図9に、その現像極の拡大図
を図10に示す。W型のピーク磁力格差は300ガウス
である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
隣接する異極間の角度が狭いにもかかわらず各ピーク磁
力間の格差の大きくかつ残留磁束密度の高い成形樹脂磁
石で一体成形されたマグネットローラを提供することが
できる。
隣接する異極間の角度が狭いにもかかわらず各ピーク磁
力間の格差の大きくかつ残留磁束密度の高い成形樹脂磁
石で一体成形されたマグネットローラを提供することが
できる。
【図1】本発明の一実施例を示すマグネットローラの回
転方向に沿う断面図である(実施例1)。
転方向に沿う断面図である(実施例1)。
【図2】比較例1〜3のマグネットローラの回転方向に
沿う断面図である。
沿う断面図である。
【図3】本発明のその他の実施例を示すマグネットロー
ラの回転方向に沿う断面図である。
ラの回転方向に沿う断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示すマグネットローラの軸
方向に沿う断面図である。
方向に沿う断面図である。
【図5】実施例1のマグネットローラの法線方向の残留
磁束密度分布図である。
磁束密度分布図である。
【図6】実施例1のマグネットローラの残留磁束密度分
布図である。
布図である。
【図7】比較例1のマグネットローラの残留磁束密度分
布図である。
布図である。
【図8】比較例2のマグネットローラの残留磁束密度分
布図である。
布図である。
【図9】比較例3のマグネットローラの残留磁束密度分
布図である。
布図である。
【図10】本発明のマグネットローラの現像極付近の表
面磁束密度の測定結果である(W型の磁力ピークの拡大
図)。
面磁束密度の測定結果である(W型の磁力ピークの拡大
図)。
1・・・・マグネット本体部 2・・・・第1マグネット 3・・・・第2マグネット 4・・・・金属製のシャフト
Claims (8)
- 【請求項1】 マグネットローラ本体部と、シャフトと
からなるマグネットローラにおいて、前記マグネット本
体部の表面の長手方向に伸びる凹溝に、この凹溝近傍の
表面極性と同一極性の凹形状を有する第1マグネットを
配置し、この第1マグネットの凹溝にこの凹溝近傍の表
面極性とは異なる極性の第2マグネットを配置した構造
を有することを特徴とするマグネットローラ。 - 【請求項2】 上記第1マグネットの残留磁束密度が凹
溝を形成する前のマグネット本体部のそれよりも大き
く、かつその差が300ガウス以上であることを特徴と
する請求項第1項記載のマグネットローラ。 - 【請求項3】 上記第1マグネットの材料が希土類プラ
スチックマグネットであることを特徴とする請求項第1
項又は請求項第2項記載のマグネットローラ。 - 【請求項4】 上記第2マグネットの残留磁束密度と第
1マグネットの凹溝近傍のそれとの差が350ガウス以
上であることを特徴とする請求項第1項乃至請求項第3
項いずれか1項記載のマグネットローラ。 - 【請求項5】 上記第2マグネットの材料がゴムマグネ
ットであることを特徴とする請求項第1項乃至請求項第
4項いずれか1項記載のマグネットローラ。 - 【請求項6】 上記マグネットローラにおいて、マグネ
ットローラ本体部と、その両端に設けられたシャフトと
を同一の樹脂磁石で一体成形したことを特徴とする請求
項第1項乃至請求項第5項いずれか1項記載のマグネッ
トローラ。 - 【請求項7】 上記マグネットローラにおいて、マグネ
ットローラ本体部と、その片端に設けられたシャフトと
を同一の樹脂磁石で一体成形し、かつ、一方の片端に前
記マグネットローラ本体部を貫通することなく金属製の
シャフトを挿入して成形したことを特徴とする請求項第
1項乃至請求項第5項いずれか1項記載のマグネットロ
ーラ。 - 【請求項8】 上記マグネットローラにおいて、マグネ
ットローラ本体部が樹脂磁石からなり、その両端に前記
マグネットローラ本体部を貫通することなく金属製のシ
ャフトを挿入して成形したことを特徴とする請求項第1
項乃至請求項第5項いずれか1項記載のマグネットロー
ラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18602395A JPH08334983A (ja) | 1995-04-05 | 1995-07-21 | マグネットローラ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8059795 | 1995-04-05 | ||
JP7-80597 | 1995-04-05 | ||
JP18602395A JPH08334983A (ja) | 1995-04-05 | 1995-07-21 | マグネットローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08334983A true JPH08334983A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=26421589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18602395A Pending JPH08334983A (ja) | 1995-04-05 | 1995-07-21 | マグネットローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08334983A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8023867B2 (en) | 2007-03-01 | 2011-09-20 | Ricoh Company, Ltd. | Magnet roller and method for the same, magnetic particle-support member, development device, process cartridge, and image forming apparatus |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP18602395A patent/JPH08334983A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8023867B2 (en) | 2007-03-01 | 2011-09-20 | Ricoh Company, Ltd. | Magnet roller and method for the same, magnetic particle-support member, development device, process cartridge, and image forming apparatus |
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