JPH0328435Y2 - - Google Patents

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JPH0328435Y2
JPH0328435Y2 JP1984105965U JP10596584U JPH0328435Y2 JP H0328435 Y2 JPH0328435 Y2 JP H0328435Y2 JP 1984105965 U JP1984105965 U JP 1984105965U JP 10596584 U JP10596584 U JP 10596584U JP H0328435 Y2 JPH0328435 Y2 JP H0328435Y2
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magnetic
poles
sleeve
pole
magnetic material
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JP1984105965U
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  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <技術分野> この考案は、円筒形形状のスリーブの内部に複
数の磁極を備え、スリーブとN極とS極とを交互
に配設した複数の磁極とを相対的に回動させるよ
うにした複極マグネツトローラに関する。
<従来技術とその欠点> 複写機等の現像部には、一般に現像剤等の粉末
磁性体を搬送する装置として複極マグネツトロー
ラが用いられている。これは、円筒形形状のスリ
ーブの内壁部にN極とS極とを交互に配列して複
数の磁極を配設し、スリーブ或いは磁極のいづれ
か一方を他方に対して相対的に回動させるもので
ある。これにより磁極から発生する磁力線により
スリーブ表面に粉末磁性体が吸着し、スリーブ上
に生じる回転磁界でスリーブ表面上の粉末磁性体
を移動させる。しかしスリーブの直径に比較して
磁極数が少数であると、磁極間隔が広くなり粉末
磁性体のスリーブ表面への吸着性が低下し、特に
複写機等の現像剤として使用されるトナー等の粉
末磁性体を搬送する場合には、スリーブの表面に
不安定な形状で吸着するために搬送性が低下し、
現像剤の穂立ちが悪くなる。このため従来はスリ
ーブ内部に配設する磁極数を増加し搬送性の向上
を図つていた。
しかしながら上記従来の複極マグネツトローラ
では、増加した磁極数に比例してその重量も増加
し、また内部構造が複雑化し、これに伴い複極マ
グネツトローラを使用する装置の構造上の強度を
増加する必要があり、マグネツトローラとそれを
使用する装置との両者のコストが増加する不都合
があつた。
<考案の目的> この考案の目的は、上記従来の不都合に鑑み、
複極マグネツトローラの吸着性及び搬送性の向上
のために磁極を追加設置することなく、コストを
低下し重量の増加を抑え、以てこれを使用する装
置のコストダウンを実現する複極マグネツトロー
ラを提供することである。
<考案の構成および効果> この考案は、要約すれば複極マグネツトローラ
の円筒形形状のスリーブの内部に配設された複数
の磁極に互いに隣接する二極間に磁性体を配置
し、かつ、この磁性体の両端部を非磁性体を介し
て磁極に固着したことを特徴とする。
上記の如く構成することにより、この考案によ
れば、複極マグネツトローラ表面での粉末磁性体
の吸着性及び搬送性を磁極を追加設置することな
く向上させることができ、コストを低下し重量の
増加を抑えることにより、複写機の現像装置にお
ける現像剤の穂立ち等の複極マグネツトローラを
使用する装置の性能向上とコストダウンとを実現
できる利点が生じる。
また、非磁性体を介して磁極に磁性体を固着さ
せることにより、磁極と磁性体が直接接触するこ
とによる磁界の低下あるいは消失を防止すること
ができる。また磁性体に強度的に十分な材料と寸
法形状とを選択することにより、磁性体によつて
磁極を保持することができ、磁性体を保持するた
めの取付部材を省略することもできる。
<実施例> 第1図はこの考案の実施例である複極マグネツ
トローラの概略構造を示す断面図である。
円筒形のスリーブ1の内壁面近傍にそれぞれ2
個のN極2および2′とS極3および3′とを円周
状に交互に配設している。スリーブ1はその両端
部を図示しない装置本体に固定されている。この
ように配置された各磁極の間に磁性体4が配置さ
ている。この磁性体4は両端部において非磁性体
7を介して磁極2,2′,3,3′を固着し、それ
によつて磁性体と磁極とを位置決めしている。磁
性体4および磁極2,2′,3,3′は両端部で保
持され、その保持部に回転軸6が設けられてい
る。そして回転軸6を回動させることにより、こ
れに取り付けられた磁性体4と磁極2,2′,3,
3′も、装置に固着されたスリーブ1に対して相
対的に回動する。
なお、第3図Aは磁極2,3と磁性体4との固
着状態を示した図であり、磁性体4の両端部4a
および4bが内部に向かつて曲げられており、こ
の4a,4bの部分が非磁性体7を介して磁極2
および3に固着されている。
第2図Aはこの考案の実施前の2個の磁極によ
り発生する磁界強度を示す図であり、第2図Bは
この考案の実施例である2個の磁極間に磁性体を
配設した際の磁界強度を示す図である。
第2図Aにおいて、N極の磁極2およびS極の
磁極3から発生する磁界強度は図中5で示され
る。これらの間には磁力線の弱い部分があり、粉
末磁性体を吸着する場合に5の部分のみにおいて
多く吸着されて不安定な状態になる。
第2図Bにおいて、2つの磁極の間に磁性体4
を間隙を設けて配設することにより、磁性体4の
N極の磁極側にS極が誘導され、S極の磁極側に
N極が誘導される。これらの誘導されたN極およ
びS極が小型の磁極と同様の機能を示し、スリー
ブ1の外部の磁極2,3から発生した磁界の間に
図中5′で示される大きさの磁界が発生する。こ
れによりスリーブ1の表面の5′の位置にも粉末
磁性体を吸着出来るため吸着量が増加し、また5
の位置に吸着した粉末磁性体の先端部も安定した
状態になる。
上記実施例に示す如く4極のマグネツトローラ
のそれぞれの磁極間に磁性体を配設することによ
り、実質的に12極のマグネツトローラにすること
が可能である。
第3図Bは、この考案の別の実施例を示す図で
ある。
第3図Bでは、磁性体4′の両端部4a′および
4b′が外側へ曲げられ、第3図Aと同様に非磁性
体7を介して磁極2および3に固着されている。
上記のように非磁性体を介して磁極に磁性体を
固着させることにより、磁極と磁性体が直接接触
することによる磁界の低下あるいは消失を防止す
ることができる。また磁性体に強度的に十分な材
料と寸法形状とを選択することにより磁極を磁性
体で保持することができ、磁極保持用の取付部材
を設ける必要がなくなる。
なお、磁極の数は上述の例に示した4極以外の
複極マグネツトローラにおいてもこの考案を実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例である複極マグネツ
トローラの概略断面図、第2図Aはこの考案の実
施前の複極マグネツトローラの磁界強度を示す
図、第2図Bはこの考案の実施例である複極マグ
ネツトローラの磁界強度を示す図、第3図Aは第
1図の磁極部分の拡大図であり、第3図Bはこの
考案の別の実施例を示す図である。 1…スリーブ、2,2′,3,3′…磁極、4…
磁性体、7…非磁性体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円筒形形状のスリーブの内部に複数の磁極を備
    えるとともに、これらを前記スリーブの内壁部に
    円周状にN極とS極とを交互に配設し、前記スリ
    ーブと前記複数の磁極とを相対的に回動させるこ
    とによりスリーブの表面上に吸着した磁性体を移
    動させるようにした複極マグネツトローラにおい
    て、 前記複数の磁極の互いに隣接する二極の間に磁
    性体を配置するとともに、この磁性体は、その両
    端部を非磁性体を介して磁極に固着した磁性体で
    ある複極マグネツトローラ。
JP10596584U 1984-07-12 1984-07-12 複極マグネツトロ−ラ Granted JPS6122052U (ja)

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JP10596584U JPS6122052U (ja) 1984-07-12 1984-07-12 複極マグネツトロ−ラ

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JP10596584U JPS6122052U (ja) 1984-07-12 1984-07-12 複極マグネツトロ−ラ

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Publication Number Publication Date
JPS6122052U JPS6122052U (ja) 1986-02-08
JPH0328435Y2 true JPH0328435Y2 (ja) 1991-06-19

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ID=30665265

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JP10596584U Granted JPS6122052U (ja) 1984-07-12 1984-07-12 複極マグネツトロ−ラ

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JP (1) JPS6122052U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS611686Y2 (ja) * 1979-05-21 1986-01-21
JPS56133761U (ja) * 1980-03-11 1981-10-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6122052U (ja) 1986-02-08

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