JPH08333045A - 短冊状体の取り揃え装置 - Google Patents

短冊状体の取り揃え装置

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JPH08333045A
JPH08333045A JP14171495A JP14171495A JPH08333045A JP H08333045 A JPH08333045 A JP H08333045A JP 14171495 A JP14171495 A JP 14171495A JP 14171495 A JP14171495 A JP 14171495A JP H08333045 A JPH08333045 A JP H08333045A
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strip
shaped body
holding space
bodies
lead frame
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Application number
JP14171495A
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English (en)
Inventor
Shigeo Morozumi
重雄 両角
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Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単純な動作で短冊状体を収納部まで搬送し、
取り揃えながら積層して収納可能とする。 【構成】 回転ホルダ12は水平から所定角度傾斜する
回転軸Bを中心に回転する回転体であり、外周14およ
び両側端16a、16bに開口するリードフレーム(L
F)用保持空間18が等角度間隔で放射状に複数形成さ
れ、等角度間隔でステップ回転される。搬入手段26は
搬入位置Uに順次移動する保持空間18内へ側端16a
の開口部からLF20を一枚ずつ搬入する。ガイド部材
32は回転ホルダ12の外周14に沿って設けられ、保
持空間18が搬入位置Uより下方に位置する排出位置V
へ移動する間に、LF20の外周14方向の端面と当接
してLF20の落下を防止する。当接部材34は回転ホ
ルダ12の下側方に搬入位置Uと排出位置Vとにわた
り、回転ホルダ12に離間して設けられ、保持空間18
内に搬入されたLF20の搬入側端面と当接する。収納
部36は回転ホルダ12の下方に配せられ、排出位置V
に移動した保持空間18から排出されるLF20を積層
して収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンベア等の搬送手段に
より搬送されてきたリードフレーム等の短冊状体を取り
出して、収納部内に揃えて収納する短冊状体の取り揃え
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の短冊状体の取り揃え装置として
は、一例として特開平6−127803号に記載された
短冊状体の取り揃え装置が知られている。この短冊状体
の取り揃え装置100は図8に示すように、ガイド10
2に沿って取り出し位置Zに移動してきたリードフレー
ム104を、図8中の左右・上下方向に移動可能な吸着
手段106で吸着して収納用ストッカ108内に、層間
紙110を介在させて積層して収納する機能を有してい
る。
【0003】吸着手段106の動作について詳細に説明
する。まず、所定の初期位置(不図示)から吸着手段1
06はリードフレーム104の取り出し位置Zまで水平
方向に移動して下降し、リードフレーム104を水平状
態で一枚吸着する(軌跡A)。次に、上昇した後に層間
紙ストッカ112の真上まで水平移動して下降し、リー
ドフレーム104を吸着したままで層間紙110を一枚
吸着する(軌跡B)。その後、一旦上昇した後に収納ス
トッカ108の真上に水平移動して、そこで吸着を解除
し、層間紙110ごとリードフレーム104を収納用ス
トッカ108内に落下させて積層して行く(軌跡C)。
この一連の動作はリードフレーム104がガイド102
上を取り出し位置Zに送られてくるタイミングに連動し
て、繰り返し行われる。なお、吸着手段106には一例
としてエア吸引装置(不図示)が接続され、吸着手段1
06の下面に当接した薄板や紙等を吸着可能となってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の短冊状体の取り揃え装置には次の様な課題が有る。
短冊状体(リードフレームなど)を吸着し、搬送する吸
着手段は、水平移動、上下移動、さらに吸着動作、吸着
解除動作を連続して行う必要があるため、移動や吸着・
吸着解除の制御や吸着手段の移動機構が複雑となる。ま
た、吸着手段の移動軌跡が長く、移動の途中で移動方向
を変更する必要がある(移動軌跡が複雑である)ため
に、短冊状体を吸着して収納するまでに時間がかかると
いう課題がある。また、短冊状体を収納用ストックに収
納させる際に、短冊状体が水平状態から自然落下により
積層されるため、落下後の位置にばらつきが生じるとい
う課題もある。従って、本発明は上記課題を解決すべく
なされ、その目的とするところは、単純な動作で短冊状
体を収納部まで搬送し、取り揃えながら積層して収納可
能な短冊状体の取り揃え装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、水平から所定角
度傾斜する回転軸を中心に回転する回転体であって、該
回転体の外周および両側端に開口する短冊状体用保持空
間が等角度間隔で放射状に複数形成された回転ホルダ
と、複数の前記保持空間が所定の位置で一旦停止するよ
うに、前記回転ホルダを前記等角度間隔でステップ回転
させる回転手段と、前記回転ホルダの前記回転軸に沿っ
た上側方に接近して配せられ、予め決められた搬入位置
に順次移動する前記保持空間内へ前記上側方の側端の開
口部から前記短冊状体を一枚ずつ搬入する搬入手段と、
前記回転ホルダの外周に沿って設けられ、前記搬入位置
において前記短冊状体が搬入された前記保持空間が、搬
入位置より下方に位置する排出位置へ移動する間に、短
冊状体の回転ホルダ外周方向の端面と当接して短冊状体
の落下を防止するガイド部材と、前記回転ホルダの前記
回転軸に沿った下側方に、少なくとも前記搬入位置と前
記排出位置とにわたり、回転ホルダに直接または離間し
て設けられ、前記保持空間内に搬入された前記短冊状体
の搬入側端面と当接する当接部材と、前記回転ホルダの
下方に配せられ、前記排出位置に移動した前記保持空間
の回転ホルダ外周方向の開口部から排出される前記短冊
状体を積層して収納する収納部とを具備することを特徴
とする。この構成を採用することにより、搬入位置にお
いて回転ホルダの保持空間内に搬入された短冊状体は、
回転ホルダがステップ回転するという単純な動作だけで
ガイド部材や当接部材に支持されながら排出位置まで移
動して収納部に収納できる。
【0006】また、前記ガイド部材の前記排出位置側端
部と前記収納部との間には、排出された前記短冊状体
を、該短冊状体の前記搬入側端面をガイドしながら滑ら
せて収納部へ誘導するスライド台が設けられ、前記収納
部は、前記スライド台と連絡する端部側が上方に位置す
るように傾斜させて配されたストック枠と、該ストック
枠上で1または2以上の前記短冊状体を起立した状態で
支持可能であると共に、短冊状体が積層される度に最新
の積層短冊状体が常時積層開始位置となるように順次下
方へ移動する支持手段と、前記ストック枠の前記スライ
ド台と連絡する端部側に設けられ、スライド台を滑り落
ちた前記短冊状体の下端側が前記支持手段または前記最
新の積層短冊状体の下端と当接して停止した際に起立さ
せて前記積層短冊状体に積層する起立手段とを設ける
と、排出位置において回転ホルダの保持空間から排出さ
れた短冊状体は、スライド台上を搬入側端面がガイドさ
れた状態で滑り、その下端がストック枠上で積層された
最新の短冊状体の下端と当接して停止する。この状態に
おいて短冊状体は、搬入側端面がスライド台により、ま
た下端が最新の短冊状体の下端と当接して位置決めされ
ており、よって起立手段により起立させられて最新の短
冊状体の次に新たな最新の短冊状体として積層された場
合には前に積層された短冊状体に精度よく積層される。
また、前記当接部材は、前記スライド台を介して前記ス
トック枠まで連続して一体に形成すれば、短冊状体の搬
入側端面が搬入位置からストック枠に至るまでスムーズ
に位置決めされつつ移動できる。
【0007】
【作用】作用について説明する。搬入手段により、搬入
位置にある保持空間内に搬入された短冊状体は、回転軸
が水平から所定角度傾斜しているため、保持空間内を搬
入方向へ滑り落ち、搬入側端面の一部または全部が当接
部材と当接する。続いて回転ホルダがステップ回転して
当該保持空間が搬入位置より下方に位置するようになる
と保持空間内の短冊状体は回転ホルダの外周方向へ滑り
始め、外周方向の端面がガイド部材と当接して落下を防
止する。搬入側端面が当接部材と当接し、かつ外周方向
端面がガイド部材と当接した状態で短冊状体は排出位置
まで移動し、保持空間から排出されて収納部内に落下し
て積層された状態で収納される。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る短冊状体の取り揃え装置
の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、短冊状体の一例としてリードフレームを用いて説
明する。まず、図1〜図5を用いてリードフレームの取
り揃え装置10の一実施例の構成について説明する。1
2は回転ホルダであり、水平(図1の直線A)から所定
角度α傾斜する回転軸Bを中心に回転自在な回転体であ
ると共に、該回転体の外周14および両側端16a、1
6bに開口するリードフレーム用保持空間18が等角度
間隔(β度)で放射状に複数(n個、n=360/β、
なおnは自然数)形成されている。
【0009】また、保持空間18の幅Cは図3に示すよ
うにリードフレーム20の厚みより長く、また回転ホル
ダ12の外周14から回転軸Bに向かう奥行きDはリー
ドフレーム20の幅よりも幅広に形成しておけばよく、
また搬入されるリードフレーム20が複数種類ある場合
にはその内で最も幅広のリードフレーム20の幅に合わ
せてそれ以上に設定しておけばよい。これによって、搬
送されるリードフレーム20が種々変わっても、回転ホ
ルダ12を変更することなく対応可能となる。なお、正
確には、保持空間18の回転軸B方向の奥壁面と後述す
るガイド部材の内壁面との距離Eがリードフレーム20
の幅よりも幅広となるように奥行きD、および外周14
とガイド部材の内壁面との距離が設定されていればよ
い。本実施例では、回転ホルダ12は、金属や合成樹脂
材料などを用いた剛性円柱体(回転体である)に保持空
間18となるスリットを放射状に設けて構成されてお
り、回転体の外周14は剛性円柱体の外周面であり、ま
た回転体の両側端16a、16bは剛性円柱体の両側面
となっているが、この例に限らず、例えば図5に示すよ
うに幅Cだけ離間する一対の剛性板材22(この剛性板
材22の間に保持空間18が形成される)を、角度間隔
β毎に同一の支持軸24に放射状に取り付けて回転体と
して形成しても良い。この場合には、剛性板材22の端
縁が描く回転軌跡によって形成される仮想円柱体の周面
と両側面が、回転体の外周と両側端に相当する。また、
回転ホルダ12が図6に示すような正多角柱体(一例と
して正8角柱体)に形成されている場合には、保持空間
18は、回転軸Bと平行となる多角柱体の外周14の各
陵から回転軸B方向に向かって放射状に形成されている
構造であっても良いし、また図7に示すように外周14
を構成する各面の中央部分から回転軸B方向に向かって
放射状に形成しても良い。さらに、図6と図7を併せた
形状、つまり外周14を構成する各陵および各面から回
転軸B方向に放射状に保持空間18を設ける構造であっ
ても良い。
【0010】また、回転ホルダ12は不図示の回転手
段、例えばステッピングモータやカムインデックスを用
いたもの、により回転軸Bを中心に複数の保持空間18
が所定の位置で一旦停止するように等角度間隔βでステ
ップ回転される。26は搬入手段であり、回転ホルダ1
2の上方側面16aに接近して配せられ、予め決められ
た搬入位置Uに順次移動する保持空間18内へ上方側面
16aの開口部からリードフレーム20を一枚ずつ搬入
する機能を有する。詳細には、搬入手段26は、リード
フレーム20を回転ホルダ12まで搬送すると共に、回
転ホルダ12の手前では回転ホルダ12の傾斜角度αに
合わせて傾斜路に形成された不図示のコンベアおよびガ
イド28と、搬送されたリードフレーム20を搬入位置
Uに移動した保持空間18内に位置決めしつつ搬入する
一対の押さえローラ30とからなる。本実施例では、搬
入位置Uに停止する保持空間18は、その下内壁面上に
搬入されたリードフレーム20が搬入方向(図1の右斜
め下方向、図2の下方)のみに滑り、リードフレーム2
0の幅方向には滑らないように搬入方向にのみ傾いてい
る。なお、予め搬入手段26でリードフレーム20を搬
入方向と幅方向の両方に傾けておき、同じ角度だけ保持
空間18の奥行き方向が傾く搬入位置でリードフレーム
20をこの保持空間18内に搬入するようにしても良
い。
【0011】32はガイド部材であり、回転ホルダ12
の外周面14に沿って設けられ、搬入位置Uにおいてリ
ードフレーム20が搬入された保持空間18が、搬入位
置Uより下方に位置する排出位置Vへ移動する間に、リ
ードフレーム20の外周面14方向の端面と当接して、
保持空間18内からリードフレーム20が落下するのを
防止する。一例としてガイド部材32は、断面形状が円
弧状の樋状体に形成されているが、回転ホルダ14の外
周面14に合わせて円弧状に湾曲された棒状体を、回転
軸B方向へ複数配し、リードフレーム20の落下を防止
する構成としてもよい。34は当接部材であり、回転ホ
ルダ12の下方側面16bに、少なくとも搬入位置Uと
排出位置Vとにわたって、一例として下方側面16bか
ら離間して設けられ、保持空間18内に搬入されたリー
ドフレーム20の搬入側端面と当接し、搬入手段26に
より所定の速度をもって保持空間18内に搬入されるリ
ードフレーム20を保持空間18内で停止させる機能を
有する。なお、当接部材34は回転ホルダ12の下方側
面16bに密着させた状態で取り付ける構成でもよい
し、さらに予め当接部材34を下方側面16bに一体的
に設けておいてもよい。本実施例においては、当接部材
34は搬入位置Uから排出位置V、さらには後述するス
トック枠まで連続して形成され、また当接部材34のリ
ードフレーム20との当接面は回転軸Bと直交するよう
に形成され、リードフレーム20が後述するように保持
空間18とガイド部材32とに保持されて排出位置Vま
で移動する間、排出位置Vにおいて排出された後に後述
するスライド台を滑り落ちる間、およびストック枠に積
層される間においてリードフレーム20の搬入側端面の
位置決めを行う機能も有する。なお、ガイド部材32や
当接部材34のリードフレーム20との当接面は当然に
滑らかに形成されている。
【0012】36は収納部であり、回転ホルダ12の下
方に配せられ、排出位置Vに移動した保持空間18の外
周面14方向の開口部から排出されるリードフレーム2
0を積層して収納する。詳細には、排出位置Vにある保
持空間18の下方に配せられている。38はスライド台
であり、ガイド部材32の排出位置V側端部と収納部3
6との間に設けられ、排出されたリードフレーム20
を、リードフレーム20の搬入側端面を当接部材34で
ガイドしながら滑らせて収納部36へ誘導すべく、斜面
に形成されている。
【0013】さらに収納部36について詳細に説明す
る。収納部36は、スライド台38と連絡する端部側が
上方に位置するように傾斜させて配されたストック枠4
0と、ストック枠40上で1または2以上のリードフレ
ーム20を起立した状態で支持可能であると共に、リー
ドフレーム20が積層される度に最新に積層されたリー
ドフレーム20が常時積層開始位置Fとなるように順
次、ストック枠40の斜面に沿って下方へ移動する支持
手段42と、ストック枠40のスライド台38と連絡す
る端部側に設けられ、スライド台38を滑り落ちたリー
ドフレーム20の下端側が支持手段42または最新の積
層リードフレーム20の下端と当接して停止した際に滑
り落ちたリードフレーム20を起立させて、積層された
リードフレーム20に密着するように積層する起立手段
44とを具備する。
【0014】支持手段42は、リードフレーム20との
当接面がストック枠40の上面に対して略直角となるよ
うに、かつ当接部材34のリードフレーム20との当接
面に対しても略直角となるように配された支持板体46
と、この支持板体46をストック枠40の上面でストッ
ク枠40の斜面に沿って上下方向に摺動させる上下動手
段とからなる。上下動手段は一例として上端が支持板体
46に回転自在に取り付けられた螺子竿48と、螺子竿
48を回転駆動するステッピングモータ50とから成
る。ステッピングモータ50のステップ角度および螺子
竿48の螺子ピッチは、予めリードフレーム20が一枚
積層される毎にステッピングモータ50をステップ角度
回転させることで、支持板体46がリードフレーム20
の一枚の厚さ分だけ上下方向へ摺動するように設定して
おく。なお、ストック枠40の傾斜角度は、支持板体4
6が下方へ摺動するに伴い、積層されたリードフレーム
20が、積層状態を維持しつつ下方へ移動するように設
定されている。
【0015】起立手段44は、本実施例では一例とし
て、スライド台38の一部に形成された切欠部(または
凹部)52内に回転軸G(回転軸Bと平行)を中心に支
持板体46方向へ揺動自在に設けられた起立片54と、
起立片54を回転駆動するロータリーソレノイド(不図
示)とから構成される。
【0016】次に動作について説明する。打ち抜き処
理、メッキ処理等が終了し、コンベア上を所定の時間間
隔で送られてくるリードフレーム20は、同じく所定の
時間間隔で、等角度間隔β毎にステップ回転駆動される
回転ホルダ12の搬入位置Uに移動して一旦停止してい
る保持空間18内に、回転ホルダ12の上側方の側端1
6aの開口部から一枚ずつ搬入される。保持空間18内
に搬入されたリードフレーム20は、回転ホルダ12の
回転軸Bが水平Aから所定角度α(約15度以上)傾斜
しているため、保持空間18内を搬入方向へ滑り落ち、
搬入側端面の一部または全部が当接部材34と当接す
る。
【0017】続いて、搬入位置Uでリードフレーム20
が内部に搬入された保持空間18が、回転ホルダ12の
回転に伴って、排出位置Vに向けて等角度間隔β毎に順
次移動し、搬入位置Uより下方に位置するようになる
と、保持空間18のラジアル方向の内壁面がガイド部材
32方向へ傾くため、保持空間18内のリードフレーム
20は回転ホルダ12の外周方向へ滑り始め(図3の位
置H)、さらに下方に移動するとリードフレーム20の
当該外周側の端部がガイド部材32と当接する(図3の
位置I)。リードフレーム20が外周方向へ滑り、ガイ
ド部材32と当接することによって、リードフレーム2
0の外周14側端部が位置決めされると共に、回転ホル
ダ12も予め所定角度α傾いて配されているために、搬
入当初に保持空間18のラジアル方向の内壁面との間の
摩擦力により、搬入側端部が当接部材34から離間した
り、また一部のみが当接した状態で保持空間18内部で
止まっているリードフレーム20も外周方向へ一旦滑り
始めることによって回転軸B方向(当接部材34方向)
へも移動し、当接部材34により搬入側端面も併せて位
置決めされることができる。
【0018】その後は、リードフレーム20は上述した
ように外周方向および当接部材34方向の端面が位置決
めされた状態で保持空間18により排出位置Vまで移動
される。保持空間18が排出位置Vに達すると、ガイド
部材32が途切れるために、保持空間18内からリード
フレーム20が排出される。排出されたリードフレーム
20はスライド台38上を搬入側端面がガイドされなが
ら、収納部36方向へ滑り落ち、その下端がストック枠
40上で積層された最新のリードフレーム20下端また
は支持板体46の下端と当接して停止する(図4におけ
る状態J)。この状態においてリードフレーム20は、
搬入側端面がスライド台38により、また下端が積層さ
れた最新のリードフレーム20の下端または支持板体4
6の下端と当接して位置決めされている。
【0019】滑り落ちてスライド台38の上面に寄り掛
かった状態Jで停止しているリードフレーム20は、こ
の状態から起立手段44により起立させられてストック
枠40上面に積層された最新のリードフレーム20に密
着させられるが、上述したように積層されるリードフレ
ーム20は全て、搬入側端面がスライド台38により、
また下端が積層された最新のリードフレーム20の下端
または支持板体46の下端と当接して位置決めされ、起
立させられるので、常に一つ前の積層リードフレーム2
0と同じ位置に積層されることになる。起立手段44が
作動した後、ステッピングモータ50が所定のステップ
角度回転だけ螺子竿48を回して保持板体46はリード
フレーム20一枚分の厚さだけ、ストック枠40上を下
方へ移動する。これにより、最新に積層されたリードフ
レーム20が積層開始位置Fまで下がる。
【0020】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述する実施例に限定されるも
のではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変
を施し得るのはもちろんである。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る短冊状体の取り揃え装置を
用いると、搬入位置において回転ホルダの保持空間内に
搬入された短冊状体は、回転ホルダがステップ回転する
という単純な動作だけでガイド部材や当接部材に支持さ
れながら排出位置まで移動して収納部に収納できるた
め、従来例のように短冊状体に対して水平移動、上下移
動、さらに吸着動作、吸着解除動作を連続して行う必要
がなく、短冊状体の搬送時間を短縮できる。また複雑な
移動や吸着・吸着解除の制御や吸着手段の移動機構が不
要となり、装置の構成が簡略化でき、装置のコスト削減
が可能となる。また、従来例のように水平状態から落下
させて収納部内に収納するのではなく、斜面を滑らせて
収納し、積層させる構成であり、精度よく積層させるこ
とが可能となる。また、精度よく積層させることができ
るため、積層による短冊状体の変形を防止できるという
著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る短冊状体の取り揃え装置の構成を
示す一部切欠側面図
【図2】図1の装置を回転ホルダの回転軸と直交する上
方から見た一部切欠平面図
【図3】図1の装置を回転ホルダの回転軸に沿って下方
から見た一部切欠側面図
【図4】図1のスライド台および起立手段の構成を示す
説明図
【図5】回転ホルダの他の実施例を示す回転軸方向から
見た側面図
【図6】回転ホルダの他の実施例(正多角柱)を示す回
転軸方向から見た側面図
【図7】回転ホルダの他の実施例(正多角柱)を示す回
転軸方向から見た側面図
【図8】従来の短冊状体の取り揃え装置の構成を示す説
明図
【符号の説明】
10 短冊状体の取り揃え装置 12 回転ホルダ 14 回転ホルダの外周(外周面)14 16a、16b 回転ホルダの両側端(両側面) 18 保持空間 20 リードフレーム(短冊状体) 26 搬入手段 32 ガイド部材 34 当接部材 36 収納部 U 搬入位置 V 排出位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平から所定角度傾斜する回転軸を中心
    に回転する回転体であって、該回転体の外周および両側
    端に開口する短冊状体用保持空間が等角度間隔で放射状
    に複数形成された回転ホルダと、 複数の前記保持空間が所定の位置で一旦停止するよう
    に、前記回転ホルダを前記等角度間隔でステップ回転さ
    せる回転手段と、 前記回転ホルダの前記回転軸に沿った上側方に接近して
    配せられ、予め決められた搬入位置に順次移動する前記
    保持空間内へ前記上側方の側端の開口部から前記短冊状
    体を一枚ずつ搬入する搬入手段と、 前記回転ホルダの外周に沿って設けられ、前記搬入位置
    において前記短冊状体が搬入された前記保持空間が、搬
    入位置より下方に位置する排出位置へ移動する間に、短
    冊状体の回転ホルダ外周方向の端面と当接して短冊状体
    の落下を防止するガイド部材と、 前記回転ホルダの前記回転軸に沿った下側方に、少なく
    とも前記搬入位置と前記排出位置とにわたり、回転ホル
    ダに直接または離間して設けられ、前記保持空間内に搬
    入された前記短冊状体の搬入側端面と当接する当接部材
    と、 前記回転ホルダの下方に配せられ、前記排出位置に移動
    した前記保持空間の回転ホルダ外周方向の開口部から排
    出される前記短冊状体を積層して収納する収納部とを具
    備することを特徴とする短冊状体の取り揃え装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材の前記排出位置側端部と
    前記収納部との間には、排出された前記短冊状体を、該
    短冊状体の前記搬入側端面をガイドしながら滑らせて収
    納部へ誘導するスライド台が設けられ、 前記収納部は、 前記スライド台と連絡する端部側が上方に位置するよう
    に傾斜させて配されたストック枠と、 該ストック枠上で1または2以上の前記短冊状体を起立
    した状態で支持可能であると共に、短冊状体が積層され
    る度に最新の積層短冊状体が常時積層開始位置となるよ
    うに順次下方へ移動する支持手段と、 前記ストック枠の前記スライド台と連絡する端部側に設
    けられ、スライド台を滑り落ちた前記短冊状体の下端側
    が前記支持手段または前記最新の積層短冊状体の下端と
    当接して停止した際に起立させて前記積層短冊状体に積
    層する起立手段とを具備することを特徴とする請求項1
    記載の短冊状体の取り揃え装置。
  3. 【請求項3】 前記当接部材は、前記スライド台を介し
    て前記ストック枠まで連続して一体に形成されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の短冊状体の取り揃え装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104773544A (zh) * 2015-03-30 2015-07-15 济南兰洁生物技术有限公司 一种测试卡自动输送装置
CN107697711A (zh) * 2017-10-13 2018-02-16 温州峰明机械有限公司 插入式收牌装置
CN107720352A (zh) * 2017-11-17 2018-02-23 海盐创美印业有限公司 一种使用方便的印刷送纸装置

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