JPH09142658A - コンデンサチューブの積層装置 - Google Patents

コンデンサチューブの積層装置

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Publication number
JPH09142658A
JPH09142658A JP7302930A JP30293095A JPH09142658A JP H09142658 A JPH09142658 A JP H09142658A JP 7302930 A JP7302930 A JP 7302930A JP 30293095 A JP30293095 A JP 30293095A JP H09142658 A JPH09142658 A JP H09142658A
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JP
Japan
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condenser
tube
shooter
capacitor
tubes
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Pending
Application number
JP7302930A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Nakamura
健一 中村
Nobuyuki Shibata
信之 芝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP7302930A priority Critical patent/JPH09142658A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、切断されたコンデンサチューブを積
層する処理能力を向上させて処理速度を増大させ、且つ
切断されたコンデンサチューブを積層する時のコンデン
サチューブの変形や破損の発生を抑制したコンデンサチ
ューブの積層装置を得ることを課題とする。 【解決手段】直列して並べた複数の積層群配置体に夫々
複数のコンデンサチューブPを積層して配置する装置で
あって、コンデンサチューブを真下に位置する積層群配
置体へ落下させるシュータ16と、シュータから落下し
たコンデンサチューブを一旦受け止めた後にシュータの
真下に位置する積層群配置体へ案内するストッパ18、
19と、シュータおよび積層群配置体の一方を移動して
シュータと積層群配置体との相対的位置関係を変化させ
る移動機構11とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンデンサチューブ
をコンデンサチューブ積層群配置体の内部に積層して入
れる積層装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムで形成されたコンデンサチ
ューブは空調機器などのコンデンサに用いられるもので
あって、最近小型化される傾向にあり、通常高さ1.5
〜3.0mm、幅15mm〜28mm程度の寸法の偏平な多穴
押出管が使用されている。
【0003】そして、このコンデンサチューブを工場で
製造する場合には、切断機によりチューブを所定寸法
(長さ:230〜800mm)に切断して、出荷用のコン
デンサチューブ積層群配置体である箱の内部に複数個づ
つ積層して箱詰めにして工場から出荷している。
【0004】従来、コンデンサチューブを箱詰めするた
めに箱の内部に入れて積層する場合には、作業者が手作
業によりチューブを一本づつ箱の内部に入れて積層して
箱詰めしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように作
業者の手作業によりコンデンサチューブを箱詰めして梱
包する方法では、切断されたコンデンサチューブを箱に
積層して詰める処理能力の向上に限界があり、処理速度
の増大に限界がある。一方、コンデンサチューブの切断
は機械である切断機を用いて行っているので、切断機の
処理能力を向上させて切断速度を増大させることができ
る。
【0006】このため、コンデンサチューブを切断する
切断機の処理能力が向上して、高速で切断が行われて
も、その切断速度に、人手によりコンデンサチューブを
積層して箱詰めする速度が追従できず、この結果コンデ
ンサチューブの切断から箱詰めまでの一連の工程の全体
の処理能力を向上できず、処理速度を増大することがで
きなかった。
【0007】また、コンデンサチューブは軟質材で、肉
厚が0.4mm程度しかないため曲り易い、傷つき易いも
のである。このため、人手によってコンデンサチューブ
を取り扱う場合、大変慎重な取扱いが要求され、そのこ
ともコンデンサチューブの切断から箱詰めまでの一連の
工程の全体の処理速度が上がらない原因となっている。
そして、慎重な取扱いを行っていてもコンデンサチュー
ブが変形、破損することがある。
【0008】本願の発明は前記事情に基づいてなされた
もので、切断されたコンデンサチューブを積層する処理
能力を向上させて処理速度を増大させ、且つ切断された
コンデンサチューブを積層する時のコンデンサチューブ
の変形や破損の発生を抑制したコンデンサチューブの積
層装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のコンデ
ンサチューブの積層装置は、直列して並べた複数のコン
デンサチューブ積層群配置体に夫々複数のコンデンサチ
ューブを積層して配置する装置であって、切断されたコ
ンデンサチューブを真下に位置する前記コンデンサチュ
ーブ積層群配置体へ落下させるシュータと、前記シュー
タから落下した前記コンデンサチューブを一旦受け止め
た後に前記シュータの真下に位置する前記コンデンサチ
ューブ積層群配置体へ案内するストッパと、前記シュー
タおよび前記コンデンサチューブ積層群配置体の一方を
移動して前記シュータと前記コンデンサチューブ積層群
配置体との相対的位置関係を変化させる移動機構とを具
備することを特徴とする。
【0010】この構成によれば、コンデンサチューブを
シュータからその真下に位置するコンデンサチューブ積
層群配置体へ向けて落下させ、落下したコンデンサチュ
ーブをストッパが受けてシュータの真下に位置するコン
デンサチューブ積層群配置体へ案内することにより、コ
ンデンサチューブ積層群配置体にコンデンサチューブを
1個づつ順次入れて積層する。
【0011】そして、移動機構によりシュータおよびコ
ンデンサチューブ積層群配置体の一方を移動して、コン
デンサチューブを積層したコンデンサチューブ積層群配
置体をシュータの真下から外して他のコンデンサチュー
ブ積層群配置体をシュータの真下に位置させて、そのコ
ンデンサチューブ積層群配置体にコンデンサチューブを
積層する。この動作を繰返すことにより各コンデンサチ
ューブ積層群配置体にコンデンサチューブを順次積層す
る。
【0012】このようにして切断されたコンデンサチュ
ーブを作業者の手作業によらず、自動的にコンデンサチ
ューブ積層群配置体に入れて積層させることができるの
で、切断されたコンデンサチューブをコンデンサチュー
ブ積層群配置体に入れて積層する処理能力を向上させて
処理速度を増大することができる。
【0013】従って、コンデンサチューブを切断する切
断機の処理速度の向上に応じて、切断されたコンデンサ
チューブを箱詰め(コンデンサチューブ積層群配置体に
詰める作業)する処理速度を向上させることができ、こ
の結果コンデンサチューブの切断から箱詰めまでの一連
の工程の全体の処理能力を向上させて処理速度を増大す
ることができる。
【0014】また、シュータを落下してきたコンデンサ
チューブをストッパで一旦受け止めて落下する速度を弱
めてコンデンサチューブ積層群配置体へ案内し、あるい
はコンデンサチューブ積層群配置体に積層されたコンデ
ンサチューブ積層群上に載せるので、コンデンサチュー
ブを積層する時にコンデンサチューブが変形したり、破
損したりする事故の発生を抑制することができる。
【0015】請求項2の発明のコンデンサチューブの積
層装置は、直列に並べた複数のコンデンサチューブ積層
群配置体に夫々複数のコンデンサチューブを積層して配
置する装置であって、切断されたコンデンサチューブを
真下に位置する前記コンデンサチューブ積層群配置体へ
落下させるシュータと、前記シュータから落下した前記
コンデンサチューブを一旦受け止めた後に前記シュータ
の真下に位置する前記コンデンサチューブ積層群配置体
へ案内するストッパと、前記シュータおよび前記コンデ
ンサチューブ積層群配置体の一方を移動して前記シュー
タと前記コンデンサチューブ積層群配置体との相対的位
置関係を変化させる移動機構と、前記シュータの真下に
位置する前記コンデンサチューブ積層群配置体に挿入さ
れ、前記シュータから落下した前記コンデンサチューブ
を受けて積層させるとともに、前記シュータから落下し
た前記コンデンサチューブを受ける毎に下降して、前記
コンデンサチューブの積層群の最上端の前記コンデンサ
チューブを、前記ストッパに対して前記コンデンサチュ
ーブの幅より短い間隔を存する位置に維持する積層昇降
体とを具備することを特徴とする。
【0016】この構成によれば、シュータを落下してき
た切断されたコンデンサチューブを積層昇降体で受けて
順次積層する。この時、積層昇降体は、シュータから落
下したコンデンサチューブを受ける毎に下降して、コン
デンサチューブの積層群の最上端のコンデンサチューブ
を、ストッパに対してコンデンサチューブの幅より短い
間隔を存する位置に維持するので、シュータを落下して
きたコンデンサチューブを積層昇降体に積層されたコン
デンサチューブ群に積層する時にコンデンサチューブが
回転することがない。
【0017】このため、請求項2の発明は、前記請求項
1の発明の効果に加えてコンデンサチューブを積層する
時におけるコンデンサチューブの変形や破損の発生を、
より一層確実に抑制することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本願の発明の第一の実施の形態に
ついて図1ないし図4を参照して説明する。図1ないし
図3は積層装置の構成を示すものである。コンデンサチ
ューブPはアルミニウムからなるチューブを適宜寸法な
長さで切断して形成されたものである。このコンデンサ
チューブPを積層する箱1は、所定数個のコンデンサチ
ューブPを積層してなる積層群を一組づつ直列に並べて
収容するもので、一組のコンデンサチューブPの積層群
を収容可能な幅寸法と、複数組のコンデンサチューブ積
層群が収容可能な長さ寸法を有する直方体をなしてい
る。箱1は複数個のコンデンサチューブ積層群配置体を
一体にまとめて構成した例である。
【0019】箱1の内部には長さ方向に間隔を存して複
数の仕切板2が直立して設けられており、箱1の内部
は、これら各仕切板2によりコンデンサチューブPの積
層群を配置するコンデンサチューブ積層群配置体の一例
であるコンデンサチューブ積層群配置部3が複数個直列
に並べて構成されている。この仕切板2はコンデンサチ
ューブPを積層する時にコンデンサチューブPを案内し
て支持するものである。すなわち、箱1は複数個のコン
デンサチューブ積層群配置体を一体にまとめて構成した
ものである。
【0020】また、箱1の底面部には、幅方向の中央部
に位置して長さ方向に沿って各コンデンサチューブ積層
群配置部3を通過する長孔4が形成されている。この長
孔4は各コンデンサチューブ積層群配置部3でコンデン
サチューブPを積層する作業を行う時に後述する積層昇
降体21を貫通させるためのものである。箱1の上面部
は複数のコンデンサチューブ積層群配置部3にコンデン
サチューブPを挿入するために全面的に開放されてい
る。
【0021】図中11は箱1を載せて移動するベルトコ
ンベヤで、これは所定間隔を存して平行に並べて配置さ
れた2本の無端ベルト12と、こられ各無端ベルト12
の夫々の一方の端部を巻き掛けて保持するプーリ13お
よび各無端ベルト12の夫々の他方の端部を巻き掛けて
保持するプーリ14と、一方のプーリ13を回転駆動す
る回転駆動機構15とを備えている。
【0022】各無端ベルト12は箱1の長さの2倍の長
さを有している。各無端ベルト12は箱1に形成された
長孔4の幅寸法より広く且つ箱1の幅寸法より狭い間隔
寸法を存して配置されている。すなわち、一対の無端ベ
ルト12は箱1の底面部において長孔4を挟む幅方向両
側部を載せて箱1を支持するようになっている。回転駆
動機構15はプーリ13を一定のピッチで間欠的に回転
させることが可能なもので、このため例えばラチェット
機構が採用されている。
【0023】16はベルトコンベヤ11の上方に設けら
れたシュータで、これは漏斗形部16aと、この漏斗形
部16aの下端に連続する落下口部16bとを有してい
る。このシュータ16の上方には図示しないコンデンサ
チューブ供給装置が設けられている。シュータ16は架
台17に支持されている。シュータ16の落下口部16
bの下端は無端ベルト12に載せられた箱1の上面開放
部に近接した位置にあり、落下口部16bの下端と箱1
の上面開放部と間の距離が短い、18はストッパの一例
である空気シリンダで、これはシュータ16の落下口部
16bに対応して設けられている。この空気シリンダ1
8は枢軸20により架台17に上下方向傾動可能に支持
されている。この空気シリンダ18に設けられたピスト
ンロッド19はシュータ16の落下口部16bに形成さ
れた開口16cを通して落下口部16bの内部に対して
進出、後退するようになっている。なお、空気シリンダ
18は図示しない傾動機構により水平位置と所定角度下
向きの傾斜位置との間を傾動されるようになっている。
【0024】21は積層昇降体で、これはシュータ16
の落下口部16bの直下方において一対の無端ベルト1
2の間に直立して配置されている。積層昇降体21はコ
ンデンサチューブPを受止めることが可能な断面積を有
している。そして、積層昇降体21はパルスモータ22
により回転される送りねじ23に連結され、ガイド24
により昇降可能に保持されている。すなわち、積層昇降
体21はパルスモータ22により送りねじ23が回転さ
れると、ガイド24に沿って回転を阻止されながら上下
方向に直線移動されるようになっている。
【0025】このように構成された積層装置の動作につ
いて図4を参照して述べる。この実施の形態では、箱1
を図示右側に向けて移動して、箱1の右端に位置する積
層群配置部3から左端に位置する積層群配置部3へ向け
て各積層群配置部3に順次コンデンサチューブPを積層
してゆく。
【0026】まず、箱1をベルトコンベヤ11の2本の
無端ベルト12上に載せて、箱1の右端に位置する積層
群配置部3をシュータ16の落下口部16bの真下に位
置すさせる。
【0027】また、パルスモータ22により送りねじ2
3を回転して積層昇降体21を上昇させて箱1の底部に
形成された長孔4を介して箱1の右端に位置する積層群
配置部3の内部に挿入する。コンデンサチューブPの積
層を開始する場合には、積層昇降体21の上端とシリン
ダ18のピストンロッド19との間の距離がコンデンサ
チューブPの幅より小さい値となるように、積層昇降体
21を所定位置まで上昇させる。
【0028】そして、積層昇降体21の上端に第1個目
のコンデンサチューブPが積層された後、積層昇降体2
1は順次コンデンサチューブPが積層されてゆく毎に後
述するように1個のコンデンサチューブPの高さに相当
する距離だけ下降してゆく。この積層昇降体21の下降
はパルスモータ22により送りねじ23を回転して行
う。
【0029】図4は積層昇降体21上に既に複数枚のコ
ンデンサチューブPを積層した場合を示しているが、基
本的には第一個目のコンデンサチューブPを積層する場
合も、複数個のコンデンサチューブPを積層した積層群
の上にコンデンサチューブPを積層する場合も同様であ
る。
【0030】図4(a)に示すように図示しないコンデ
ンサチューブ供給装置から切断されたコンデンサチュー
ブPをシュータ16へ供給する。供給されたコンデンサ
チューブPはシュータ16の漏斗形部16aを落下して
落下口部16bに達する。
【0031】ここで、図4(b)に示すようにシリンダ
18のピストンロッド19(すなわち、ストッパ)が開
口16cを通して落下口部16bの内部に水平な状態で
突出している。落下口部16bに達したコンデンサチュ
ーブPはピストンロッド19の上に載って一旦停止す
る。
【0032】次いで、図4(c)に示すように図示しな
い傾動機構によりシリンダ18が枢軸20を中心として
ピストンロッド19が前下側に向けて斜めに傾くように
傾動する。このため、コンデンサチューブPはピストン
ロッド19上を落下しようとするが、その途中で落下口
部16bの壁に当接して落下を阻止される。
【0033】次いで、図4(d)に示すようにシリンダ
18が駆動してピストンロッド19をシュータ16の落
下口部16bから開口16cを介して外部へ後退動作さ
せる。このため、コンデンサチューブPはピストンロッ
ド19の支持を失って落下する。
【0034】積層するコンデンサチューブPが第1個目
で、コンデンサチューブPが全く積層されていない積層
昇降体21の上端にコンデンサチューブPを積層する場
合には、前述したように積層昇降体21の上端とシリン
ダ18のピストンロッド19との間の距離がコンデンサ
チューブPの幅より小さい値となるように、積層昇降体
21を所定位置まで上昇させる。
【0035】そして、積層昇降体21の上端とシリンダ
18のピストンロッド19との間の距離がコンデンサチ
ューブPの幅より小さい値となっているので、落下した
コンデンサチューブPは1回転もしないうちにシュータ
16の落下口部16bの真下に位置する箱1の積層群配
置部3の内部に入り積層昇降体21の上端に達する。こ
こで、コンデンサチューブPは落下口部16bの真下に
位置する箱1の積層群配置部3を区切る仕切板2に接す
る。箱1の右端に位置する積層群配置部3の場合には、
箱1の右端に位置する端壁が仕切板2を兼用する。
【0036】また、積層するコンデンサチューブPが複
数個目で、積層昇降体21の上端に既に積層された複数
のコンデンサチューブPの積層群の最上のコンデンサチ
ューブP上にコンデンサチューブPを積層する場合に
は、ピストンロッド19とコンデンサチューブ積層群の
最上のコンデンサチューブPとの間の距離Sがコンデン
サチューブPの幅より小さい値となるように積層昇降体
21が位置する。
【0037】この場合も落下したコンデンサチューブP
は1回転もしないうちにシュータ16の落下口部16b
の真下に位置する箱1の積層群配置部3において、積層
昇降体21に積層されたコンデンサチューブ積層群の最
上のコンデンサチューブP上に達する。コンデンサチュ
ーブPは落下口部16bの真下に位置する箱1の積層群
配置部3を区切る仕切板2に接する。
【0038】その後、図4(e)に示すようにシリンダ
18が駆動してピストンロッド19をシュータ16の落
下口部16bに突出させるとともに、傾動機構によりシ
リンダ18を水平な位置に戻す。また、積層昇降体21
は1個のコンデンサチューブPの高さに相当する距離H
だけ下降する。
【0039】次いで、コンデンサチューブ供給装置から
後続する切断されたコンデンサチューブPをシュータ1
6へ供給する。供給されたコンデンサチューブPは、前
のコンデンサチューブPの場合と同様にシュータ16を
落下してシリンダ18のピストンロッド19に一旦止め
られ、その後シリンダ18のピストンロッド19の動作
により積層昇降体21の上端のコンデンサチューブ積層
群の最上のコンデンサチューブP上に載る。
【0040】このようにしてシュータ16の落下口部1
6bの真下に位置する箱1の積層群配置部3において積
層昇降体21上にコンデンサチューブPが1個づつ順次
積層されてゆく。積層昇降体21はコンデンサチューブ
Pが積層されてゆくごとに1個のコンデンサチューブP
の高さに相当する距離Hだけ下降してゆく。
【0041】箱1の積層群配置部3の高さに相当する分
だけコンデンサチューブPが積層されると、積層昇降体
21はその上端が箱1の底部の長孔4の位置まで下降す
る。この状態でベルトコンベヤ11の回転駆動機構15
がプーリ13を所定角度回動して、一対の無端ベルト1
2を一組の積層群配置部3に相当する距離を持って移動
して、箱1を1組の積層群配置部3に相当する距離をも
って長さ方向に移動する。これにより箱1における右端
から2番目の積層群配置部3がシュータ16の落下口部
16bの真下に位置する。なお、積層昇降体21の上端
は箱1の底部の長孔4に位置するために箱1の移動を阻
止することはない。
【0042】そして、2番目の積層群配置部3に対して
前述した動作により複数のコンデンサチューブPを積層
する。その後、ベルトコンベヤ11の一対の無端ベルト
12を移動して箱1を移動して3番目の積層群配置部3
をシュータ16の落下口部16bの真下に位置させる。
【0043】このようにして箱1の内部に並ぶ複数の各
積層群配置部3に夫々複数のコンデンサチューブPを積
層する。図1は左端に位置する積層群配置部3に複数の
コンデンサチューブPを積層している状態を示してい
る。
【0044】この構成によれば、コンデンサチューブP
をシュータ16からその真下に位置する箱1のコンデン
サチューブ積層群配置部3へ向けて順次落下させ、落下
したコンデンサチューブPをストッパの一例であるシリ
ンダ18のピストンロッド19が受けてシュータ16の
真下に位置する箱1のコンデンサチューブ積層群配置部
3へ案内することにより、箱1のコンデンサチューブ積
層群配置部3に複数のコンデンサチューブPを積層す
る。
【0045】そして、移動機構の一例であるベルトコン
ベヤ11によりシュータ16および箱1の一方を移動し
て、コンデンサチューブを積層したコンデンサチューブ
積層群配置部3をシュータ16の真下から外して他のコ
ンデンサチューブ積層群配置部3をシュータ16の真下
に位置させて、そのコンデンサチューブ積層群配置部3
にコンデンサチューブPを積層する。この動作を繰返す
ことにより箱1の各コンデンサチューブ積層群配置部3
にコンデンサチューブPを積層する。
【0046】このようにして切断されたコンデンサチュ
ーブPを作業者の手作業によらず、自動的に箱1の各積
層群配置部3に順次積層するので、切断されたコンデン
サチューブPの積層する処理能力を向上させて処理速度
を増大することができる。
【0047】従って、コンデンサチューブPを切断する
切断機の処理速度の向上に応じて、切断されたコンデン
サチューブPを箱詰めする処理速度を向上させることが
でき、この結果コンデンサチューブPの切断から箱詰め
までの一連の工程の全体の処理能力を向上させて処理速
度を増大することができる。
【0048】また、シュータ16を落下してきたコンデ
ンサチューブPをストッパの一例であるシリンダ18の
ピストンロッド19が一旦受け止めて落下する速度を弱
めて積層昇降体21のチューブ積層群に載せるので、コ
ンデンサチューブPを積層する時にコンデンサチューブ
Pの変形や破損の発生を抑制することができる。
【0049】また、シュータ16を落下してきたコンデ
ンサチューブPを積層昇降体21で受けて順次積層す
る。この時、積層昇降体21がシュータ16から落下し
たコンデンサチューブPを受ける毎に下降して、コンデ
ンサチューブ積層群の最上端のコンデンサチューブPの
位置とシリンダ18のピストンロッド19との間の間隔
をコンデンサチューブPの幅より短い大きさに維持す
る。
【0050】このため、シュータ16を落下してきたコ
ンデンサチューブPを積層昇降体21に積層されたコン
デンサチューブ群に積層する時に、コンデンサチューブ
Pが回転することがない。従って、コンデンサチューブ
Pを積層する時にコンデンサチューブPが変形したり、
破損する事故の発生を、より一層確実に抑制することが
可能となる。
【0051】前述した実施の形態では、シュータ16を
固定して箱1をコンベヤ11で移動することにより、箱
1に対するコンデンサチューブ積層群配置部の位置を順
次変化させるようにしているが、箱1を固定してシュー
タ16を移動することにより、箱1に対するコンデンサ
チューブ積層群配置部3の位置を順次変化させるように
しても良い。
【0052】図5はこの実施の形態を示している。図5
において図1と同じ部分は同じ符号を付して示してい
る。シュータ16は水平移動体31に取付けられてお
り、水平移動体31は架台32に設けられたガイド33
に水平方向移動自在に支持されている。架台32にはパ
ルスモータ34と、このパルスモータ34により回転さ
れるとともに水平移動体31に連結された送りねじ35
が設けられている。この水平移動体31、ガイド33、
パルスモータ34および送りねじ35は移動機構の一例
である。また、ストッパの一例の一部であるシリンダ1
8は枢軸20により水平移動体31に支持されている。
さらに、箱1は載置台36に静止して載置されている。
【0053】そして、パルスモータ34により送りねじ
35を回転すると、水平移動体31はガイド33に沿っ
て移動する。シュータ16およびシリンダ18は水平移
動体31とともに箱1の上側を水平移動して箱1におけ
る所定のコンデンサチューブ積層群配置部3の真上の位
置で停止する。また、積層昇降体21、パルスモータ2
2、送りねじ23およびガイド24は図示しない適宜な
水平移動機構により水平移動体31と同期して水平方向
に移動される。
【0054】なお、コンデンサチューブ積層群配置部3
へコンデンサチューブPを積層する動作は前述の実施の
形態の場合と同様に行う。本発明は前述した実施の形態
に限定されずに種々変形して実施することができる。前
述した実施の形態では、1個の箱に複数個のコンデンサ
チューブ積層群配置体を並べて一体にまとめた構成を採
用しているが、コンデンサチューブ積層群配置体の形態
はこれに限定されずに、移動機構に独立した個別のコン
デンサチューブ積層群配置体を並べて配置することも可
能である。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明のコンデンサチューブの
積層装置によれば、切断されたコンデンサチューブを作
業者の手作業によらず、自動的に、箱に形成された複数
の各コンデンサチューブ積層群配置体へ順次入れて積層
することができる。このため、切断されたコンデンサチ
ューブの積層する処理能力を向上させて処理速度を増大
することができる。
【0056】従って、コンデンサチューブを切断する切
断機の処理速度の向上に応じて、切断されたコンデンサ
チューブを箱詰めする処理速度を向上させることがで
き、この結果コンデンサチューブの切断からコンデンサ
チューブ積層群配置体への箱詰めまでの一連の工程の全
体の処理能力を向上させて処理速度を増大することがで
きる。
【0057】また、シュータで落下してきたコンデンサ
チューブをストッパで一旦受け止めて落下する速度を弱
めてコンデンサチューブ積層群に載せるので、切断され
たコンデンサチューブを積層する時にコンデンサチュー
ブが変形したり、破損する事故の発生を抑制することが
できる。
【0058】請求項2の発明によれば、シュータを落下
してきたコンデンサチューブを積層昇降体で受けて順次
積層する時に、積層昇降体がシュータから落下したコン
デンサチューブを受ける毎に下降して、コンデンサチュ
ーブ積層群の最上端のコンデンサチューブをストッパに
対してコンデンサチューブの幅より短い間隔を有する位
置に維持する。
【0059】このため、シュータを落下してきたコンデ
ンサチューブを積層昇降体に積層されたコンデンサチュ
ーブ積層群に積層する時に、コンデンサチューブの回転
を阻止することができ、この結果請求項1の発明の効果
に加えてコンデンサチューブを積層する時におけるコン
デンサチューブが変形したり、破損する事故の発生をよ
り一層確実に抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一の実施の形態を示すもので図2
のA−A線に沿う断面図。
【図2】図1のB−B線に沿う平面図。
【図3】図2のC−C線に沿う断面図。
【図4】同実施の形態における積層の動作を示す図。
【図5】本願発明の第二の実施の形態を示す断面図。
【符号の説明】
1…箱、 2…仕切板、 3…コンデンサチューブ積層群配置部(コンデンサチュ
ーブ積層群配置体) 4…長孔、 11…コンベヤ(移動機構)、 12…ベルト、 15…回転伝達機構、 16…シュータ、 18…シリンダ(ストッパ)、 19…ピストンロッド(ストッパ)、 21…積層昇降体、 22…パルスモータ、 23…送りねじ、 31…水平移動体、 34…パルスモータ、 35…送りねじ、 P…コンデンサチューブ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列して並べた複数のコンデンサチュー
    ブ積層群配置体に夫々複数のコンデンサチューブを積層
    して配置する装置であって、 切断されたコンデンサチューブを真下に位置する前記コ
    ンデンサチューブ積層群配置体へ落下させるシュータ
    と、 前記シュータから落下した前記コンデンサチューブを一
    旦受け止めた後に前記シュータの真下に位置する前記コ
    ンデンサチューブ積層群配置体へ案内するストッパと、 前記シュータおよび前記コンデンサチューブ積層群配置
    体の一方を移動して前記シュータと前記コンデンサチュ
    ーブ積層群配置体との相対的位置関係を変化させる移動
    機構とを具備することを特徴とするコンデンサチューブ
    の積層装置。
  2. 【請求項2】 直列して並べた複数のコンデンサチュー
    ブ積層群配置体に夫々複数のコンデンサチューブを積層
    して配置する装置であって、 切断されたコンデンサチューブを真下に位置する前記コ
    ンデンサチューブ積層群配置体へ落下させるシュータ
    と、 前記シュータから落下した前記コンデンサチューブを一
    旦受け止めた後に前記シュータの真下に位置する前記コ
    ンデンサチューブ積層群配置体へ案内するストッパと、 前記シュータおよび前記コンデンサチューブ積層群配置
    体の一方を移動して前記シュータと前記コンデンサチュ
    ーブ積層群配置体との相対的位置関係を変化させる移動
    機構と、 前記シュータの真下に位置する前記コンデンサチューブ
    積層群配置体に挿入され、前記シュータから落下した前
    記コンデンサチューブを受けて積層させるとともに、前
    記シュータから落下した前記コンデンサチューブを受け
    る毎に下降して、前記コンデンサチューブの積層群の最
    上端の前記コンデンサチューブを、前記ストッパに対し
    て、前記コンデンサチューブの幅より短い間隔を存する
    位置に維持する積層昇降体とを具備することを特徴とす
    るコンデンサチューブの積層装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103496583A (zh) * 2013-09-11 2014-01-08 浙江新昌皮尔轴承有限公司 轴承内圈或外圈间歇性上同等个数工件装置
CN105880962A (zh) * 2016-04-25 2016-08-24 苏州达恩克精密机械有限公司 汽车排气管组装机的第三安装钩供料装置
JP2018076177A (ja) * 2016-11-01 2018-05-17 トーヨーカネツソリューションズ株式会社 物品取出および/または投入装置、物品取出装置、並びに物品搬送システム
CN109493548A (zh) * 2018-12-19 2019-03-19 天津壹阅信息技术有限公司 一种自助还书机、自助还书系统及方法

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