JPH08331728A - ハーネス用プロテクタチューブ及びそのプロテクタチューブの取付構造 - Google Patents

ハーネス用プロテクタチューブ及びそのプロテクタチューブの取付構造

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JPH08331728A
JPH08331728A JP7136777A JP13677795A JPH08331728A JP H08331728 A JPH08331728 A JP H08331728A JP 7136777 A JP7136777 A JP 7136777A JP 13677795 A JP13677795 A JP 13677795A JP H08331728 A JPH08331728 A JP H08331728A
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Japan
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harness
protector tube
tube
protector
bend
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JP7136777A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yokoyama
宏幸 横山
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ハーネス用プロテクタチューブ及
びそのプロテクタチューブの取付構造に関し、固定側部
材と回動側部材との間に取付られるハーネスを嵌挿する
プロテクタチューブの曲げ及び曲げを抑制する方向を規
制して、このハーネスや上記各部材の損傷を防止せしめ
ることを目的としている。 【構成】 自動車のシャシフレーム13とキャブ11と
の間、或いは電気,電子機器に使用される配線を収容す
るケーシングとその開閉扉や開閉隔壁のような固定側部
材と回動側部材との間に、取付られるハーネス用プロテ
クタチューブ60であり、ハーネス用プロテクタチュー
ブ60の長手方向の軸線62を含む平面に平行な外表面
に設けられた凹凸69の高さt1 より、上記平面に交差
する上記軸線62を含む交差平面に平行な外表面に設け
られた凹凸の高さt2 が低くなるように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のシャシフレーム
とキャブとの間に、或いは電気,電子機器の配線を収容
するケーシングと開閉扉や開閉隔壁のような固定側部材
と回動側部材との間に、取付られるハーネス用プロテク
タチューブ及びハーネス用プロテクタチューブの取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車,電気,電子機器
類の配線には、固定側部材と回動側部材との間にまたが
って配線され、該配線が種々の部品等に対して、上記回
動側部材が回動する前と回動した後においても干渉しな
いように該配線を行うようにすることが必要である。
【0003】例えば、従来例として、図7〜11に示す
トラックのシャシフレームとチルトキャブとの間に配設
されるハーネス用のコルゲートチューブについて説明す
る。このコルゲートチューブ1は図7,8に示すよう
に、円筒状のチューブで形成され、その長手方向の軸線
に対して垂直な横断面が円形状に形成されており、コル
ゲートチューブ1の内外を限界する該チューブの壁が凹
凸面の形状を有する、いわゆるコルゲートで形成されて
いる。
【0004】このコルゲートチューブ1は軸線方向に延
びるスリット5が設けられ、スリット5を、図7におい
て矢印7方向に上下に開くことで、コルゲートチューブ
1内に、複数本束ねられたハーネス9を挿入することが
でき、この結果コルゲートチューブ1で、ハーネス9が
他の部位と干渉して損傷しないように保持している。一
方、チルドキャブ11付トラックは、図9〜11に示し
たように左右サイドレール13及び左右のサイドレール
13の間に橋架されたクロスメンバ15上に、キャブ1
1をヒンジ17を介して矢印19方向にチルトできるよ
うに形成され、キャブ11の下側に配設された図示しな
いエンジン,自動変速機等を点検整備ができるように構
成されている。
【0005】上記キャブ11のフロントパネル25の内
面側の下部にホースブラケット51が設けられ、ホース
ブラケット51にはブラケット49とブレーキホース3
0の一端が取付られ、ブレーキホース30の他端はクロ
スメンバ15にボルト32によりブラケット33と共に
取付られている。ブラケット31の一端はクロスメンバ
15にボルト32により取付られ、ブラケット31の他
端は、更にブラケット31aの一端とボルト35で取付
られ、このブラケット31aの他端は、上記エンジンか
ら上方の上記キャブ11の部品に干渉しないように立体
的に曲げられ、変位しながら伸びているエンジンオイル
の供給用パイプ37にボルト39で締結されている。
【0006】又、図10,11に示したように上記した
ブラケット33の他端に、上記種々のハーネスを束ねた
ものが挿入されたコルゲートチューブ1の下端をクリッ
プ41を介してボルト43により締結されている。コル
ゲートチューブ1は上方に伸び、隣接するブレーキホー
ス30と干渉しないように、且つ上記のエンジンオイル
の供給用パイプ37とその供給口に嵌合されるオイルフ
ィラキャップ45等に干渉しないように間隔をおいてク
リップ47を介してブラケット49にボルト53により
締結固定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た図10,11に示すチルトキャブ付トラックの場合、
図10の正面図においてはコルゲートチューブ1は一点
鎖線でa〜dに示したように約4方向に曲がり変形せし
められて配設され、又図10の側面図である図11にお
いては、e〜jのように複雑に変形せしめられて配設さ
れている。
【0008】更に、図10,11で示すようにこのコル
ゲートチューブ1の下端はクロスメンバ15に設けられ
たクリップ41に固定され、上端はキャブのホースブラ
ケット51にクリップ47により固定されているが、こ
のクリップ41とクリップ47は互いに車巾方向にT1
ずれており、且つ車両前後方向にもT2 ずれ、即ち立体
的に複雑なずれかたをしながら配設されている。
【0009】このように図10,11に実線で示すよう
なチルトしない正規の位置にキャブ11がある時は、上
記コルゲートチューブ1は周辺部品に干渉しない位置に
配設されている。このような配設されたキャブ11を図
9に示すヒンジ17を中心にチルトするとキャブ11は
図9に二点鎖線で示したように回動する。
【0010】その際、コルゲートチューブ1は、キャブ
側クリップ47から固定側クリップ41のコルゲートチ
ュウーブ1の長さが確保された状態で配設されている
が、キャブをダウンさせると、コルゲートチューブ1は
クリップ47とクリップ41とで互いに向かい合った力
が生じ、コルゲートチューブ1に弛みができ、その弛み
が図10に示す略左右方向.図10の紙面に対する略垂
直方向に捩れ、周りの供給用パイプ37やキャップ45
に接触しないように大きくスペースを設け必要がある。
【0011】即ち、上記のように従来のコルゲートチュ
ーブ1は上記横断面形状が真円で、且つそのコルゲート
の凹凸面の高さも一定であるため、曲がって欲しくない
方向、即ち図10に示す左右方向にも曲がりやすいの
で、例えば上記したコルゲートチューブ1は図10,1
1に示したように供給用パイプ37及びそのキャップ4
5に近すぎ干渉し易くなる。
【0012】又、コルゲートチューブ1の中に挿入され
るハーネスは9本位一束にテープで巻かれて一束のホー
ス状になったものを、更にリング状に小さく巻かれて保
管され、輸送されてくる。このように、ホース状のハー
ネスは保管,輸送し易いように巻かれてくるため、上記
のハーネスは巻き癖や取付時の捩じれがついてとれにく
く、コルゲートチューブ1も、この巻き癖や捩じれの影
響を受け、変形してしまい供給用パイプ37や周辺の部
品と干渉し易い恐れがある。
【0013】本発明は、このような問題に鑑み創案され
たもので、自動車のシャシフレームとキャブとの間に、
或いは電気,電子機器に使用される配線を収容するケー
シングとその開閉扉や開閉隔壁のような、固定側部材と
回動側部材との間に、取付られるハーネス用プロテクタ
チューブ及びそのプロテクタチューブの取付構造を提供
することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のハーネス用プロテクタチューブは、挿通され
たハーネスを保護するチューブの長手方向の軸線を含む
平面に対して、曲がり易くする該チューブに設けられた
曲がり易くする手段と、該平面に交差し上記軸線を含む
該交差平面に対して、曲がりにくくする該チューブに設
けられた曲がりにくくする手段とを備えたことを特徴と
している。
【0015】請求項2記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブは、請求項1記載の構成において、該ハー
ネス用プロテクタチューブの長手方向の軸線に対する略
垂直断面が偏平断面を有する形状に形成されると共に、
上記曲がり易くする手段が該偏平断面における外表面の
うち広い方の広画面側で形成され、上記曲がりにくくす
る手段が該偏平断面における外表面のうち狭い方の狭画
面側で形成されていることを特徴としている。
【0016】請求項3記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブは、請求項1又は2記載の構成において、
上記ハーネス用プロテクタチューブの内外を限界する壁
が環状の凹凸面で形成されていることを特徴としてい
る。請求項4記載の本発明のハーネス用プロテクタチュ
ーブは、請求項1〜3のいずれかに記載の構成におい
て、上記の環状の凹凸面の凹凸の高さが、上記のハーネ
ス用プロテクタチューブの上記曲がり易くする面の凹凸
の高さより、上記曲がりにくくする面の凹凸の高さのほ
うが低くなるように形成されていることを特徴としてい
る。
【0017】請求項5記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブは、請求項1,3,4のいずれかに記載の
構成において、上記ハーネス用プロテクタチューブの長
手方向の軸線に対する略垂直な断面が、略円形状に形成
されると共に、上記長手方向の軸線を含む平面に略平行
な該ハーネス用プロテクタチューブの上記曲がり易くす
る凹凸面の高さより上記の軸線を含む平面に交差する交
差平面に略平行な該ハーネス用プテクタチューブの上記
曲がりにくくする凹凸面の高さが低くなるように形成さ
れていることを特徴としている。
【0018】請求項6記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブは、請求項1〜5のいずれかに記載の構成
において、上記のハーネス用プロテクタチューブの長手
方向に沿って該ハーネスの挿脱用のスリットを設けたこ
とを特徴としている。請求項7記載の本発明のハーネス
用プロテクタチューブは、請求項1〜6のいずれかに記
載の構成において、上記ハーネス用プロテクタチューブ
が上記曲げを保持できるポリプロピレンのような樹脂で
形成されていることを特徴としている。
【0019】請求項8記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブの取付構造は、固定側部材と該固定側部材
に対して枢支される回動側部材との間に配設されたハー
ネスを挿通されるハーネスプロテクタチューブの取付構
造において、該ハーネスが挿通されるハーネス用プロテ
クタチューブの長手方向の軸線を含む平面に対し曲がり
を容易にする該ハーネス用プロテクタチューブに設けら
れた曲がりやすくする手段と、該軸線を含む平面に交差
し上記軸線を含む該交差平面に対して、曲がりにくくす
る該ハーネス用プロテクタチューブに設けられた曲がり
にくくする手段とを備え、該回動側部材が回動した時、
該ハーネス用プロテクタチューブの曲げの移動を規制し
たい方向に、上記のハーネス用プロテクタチューブの曲
がりにくくする手段を有する面を配設したことを特徴と
している。
【0020】請求項9記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブの取付構造は、請求項8記載の構成におい
て、上記固定側部材が自動車のシャシフレームであり、
上記回動側部材が該シャシフレームに枢支されているチ
ルトキャブであることを特徴としている。請求項10記
載の本発明のハーネス用プロテクタチューブの取付構造
は、請求項8又は9記載の構成において、上記ハーネス
用プロテクタチューブの長手方向の軸線に対して略垂直
な横断面が偏平断面の形状に形成され、該偏平断面にお
ける外表面のうち広い方の広画面を、上記自動車の車巾
方向に沿うように配設したことを特徴としている。
【0021】請求項11記載の本発明のハーネス用プロ
テクタチューブの取付構造は、請求項10記載の構成に
おいて、上記の偏平断面の形状を有するように形成され
た該ハーネス用プロテクタチューブを取り付けるクリッ
プの内周形状を該ハーネス用プロテクタチューブの外周
形状に略沿うように形成されたことを特徴としている。
【0022】
【作用】上述の請求項1記載の本発明のハーネス用プロ
テクタチューブでは、挿通されたハーネスを保護するチ
ューブの長手方向の軸線を含む平面に対して、曲がり易
くする該チューブに設けられた曲がり易くする手段と、
該平面に交差し上記軸線を含む該交差平面に対して、曲
がりにくくする該チューブに設けられた曲がりにくくす
る手段とを備えているので、該プロテクタチューブに嵌
挿されたハーネスを上記長手方向の軸線を含む平面に対
して曲げの変位を可能に位置せしめ、該平面に略垂直な
交差平面に対して変位を阻止している。
【0023】請求項2記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブでは、該ハーネス用プロテクタチューブの
長手方向の軸線に対する略垂直断面が偏平断面を有する
形状に形成されると共に、上記曲がり易くする手段が該
偏平断面における外表面のうち広い方の広画面側で形成
され、上記曲がりにくくする手段が該偏平断面における
外表面のうち狭い方の狭画面側で形成されているので、
該偏平形状に形成されたプロテクタチューブの広画面に
関して曲がり易く、狭画面に関して曲がりにくくでき
る。
【0024】請求項3記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブでは、上記ハーネス用プロテクタチューブ
の内外を限界する壁が環状の凹凸面で形成されているの
で、上記偏平形状のプロテクタチューブの上記壁に環状
の凹凸面を設けたため、上記方向性を効果的に抑制する
と共に、曲げ方向に対して敏速に変形せしめることがで
きる。
【0025】請求項4記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブでは、上記の環状の凹凸面の凹凸の高さ
が、上記のハーネス用プロテクタチューブの上記曲がり
易くする面の凹凸の高さより、上記曲がりにくくする面
の凹凸の高さのほうが低くなるように形成されているの
で、上記の広画面より狭画面を曲げにくくすることがで
きる。
【0026】請求項5記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブでは、上記ハーネス用プロテクタチューブ
の長手方向の軸線に対する略垂直な断面が、略円形状に
形成されると共に、上記長手方向の軸線を含む平面に略
平行な該ハーネス用プロテクタチューブの上記曲がり易
くする凹凸面の高さより上記の軸線を含む平面に交差す
る交差平面に略平行な該ハーネス用プテクタチューブの
上記曲がりにくくする凹凸面の高さが低くなるように形
成されているにもかかわらず、該プロテクタチューブの
横断面の形状が円形上に形成されているが、該プロテク
タチューブの外周に設けられた上記環状の凹凸面の高さ
を変えることにより、所望の方向の該プロテクタチュー
ブに上記曲げの方向性を抑制させることができる。
【0027】請求項6記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブでは、上記のハーネス用プロテクタチュー
ブの長手方向に沿って該ハーネスの挿脱用のスリットを
設けているので、巻き癖や捩じり癖があっても、上記ハ
ーネスの該プロテクタチューブへの挿脱を容易に行うこ
とができる。請求項7記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブでは、上記ハーネス用プロテクタチューブ
が上記曲げを保持できるポリプロピレンのような樹脂で
形成されているので、その成形も、上記プロクテクタチ
ューブの方向性や曲げの抑制を保持することが容易にで
きるものである。
【0028】請求項8記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブの取付構造では、固定側部材と該固定側部
材に対して枢支される回動側部材との間に配設されたハ
ーネスを挿通されるハーネスプロテクタチューブの取付
構造において、該ハーネスが挿通されるハーネス用プロ
テクタチューブの長手方向の軸線を含む平面に対し曲が
りを容易にする該ハーネス用プロテクタチューブに設け
られた曲がりやすくする手段と、該軸線を含む平面に交
差し上記軸線を含む該交差平面に対して、曲がりにくく
する該ハーネス用プロテクタチューブに設けられた曲が
りにくくする手段とを備え、該回動側部材が回動した
時、該ハーネス用プロテクタチューブの曲げの移動を規
制したい方向に、上記のハーネス用プロテクタチューブ
の曲がりにくくする手段を有する面を配設したので、上
記固定側部材に対して回動側部材が回動しても該プロテ
クタチューブが種々の部品に干渉することなく、上記回
動方向には曲がり易くすることができる。
【0029】請求項9記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブの取付構造では、上記固定側部材が自動車
のシャシフレームであり、上記回動側部材が該シャシフ
レームに枢支されているチルトキャブであるので、上記
キャブがシャシフレームに対して回動した時、該プロテ
クタチューブは車幅方向には殆ど移動することがなく、
通常状態での車両の左右の揺れに対しても、チューブの
弛み部分の振れを小さくできる。
【0030】請求項10記載の本発明のハーネス用プロ
テクタチューブの取付構造では、上記ハーネス用プロテ
クタチューブの長手方向の軸線に対して略垂直な横断面
が偏平断面の形状に形成され、該偏平断面における外表
面のうち広い方の広画面を、上記自動車の車巾方向に沿
うように配設したので、該広画面を上記車幅に対応する
ように該プロテクタチューブを配設すればよく、上記の
ハーネス用プロテクタチューブの取付が簡単にできる。
【0031】請求項11記載の本発明のハーネス用プロ
テクタチューブの取付構造では、上記の偏平断面の形状
を有するように形成された該ハーネス用プロテクタチュ
ーブを取付るクリップの内周形状を該ハーネス用プロテ
クタチューブの外周形状に略沿うように形成されている
ので、該偏平形状のプロテクタチューブの外表面を上記
クリップの偏平形状の孔に嵌合せしめ固定すれば、空回
りすることがない。
【0032】
【実施例】以下の図面について、本発明の実施例を説明
する。図1〜6は本発明の実施例を示すものであって、
図1は本発明のハーネス用プロテクタチューブを示す正
面図、図2は図1の平面図、図3は図1の側面図、図4
は図1における各部位の断面図を示すもので、(a)は
図1の4A−4A線に沿う縦断面図、(b)は図1の4
B−4B線に沿う縦断面図、(c)は図1の4C−4C
線に沿う縦断面図、図5は図1のW部分の拡大図、図6
は図1のプロテクタチューブの取付用偏平クリップの説
明図である。
【0033】図1〜4に示したように、ハーネス用プロ
テクタチューブ60は、全体として長手方向の軸線62
の垂直な面で切断した横断面は偏平断面の形状を有する
プロテクタチューブ60である。プロテクタチューブ6
0は、図1,3,4に示したようにプロテクタチューブ
の基偏平円部64とこの基偏平円部64の両端に連接さ
れた出入口偏平円部66から形成されている。
【0034】本実施例の場合には、この基偏平円部64
に、更に環状の凹凸面を有するいわゆるコルゲート部6
9を有している。このハーネス用プロテクタチューブ6
0(以下単にプロテクタチューブと称す)の偏平断面は
図4(a)〜(c)に示すように、長辺基70と短辺基
72を基盤として構成されており、本実施例では長円形
状に形成されているが、これは楕円形状でも長方形形状
でもよく、要するに偏平断面を有するものであればよ
い。
【0035】上記のプロテクタチューブ60のコルゲー
ト部69は図1,2に示すように山部74,谷部76,
連接部78から形成されている。上記のプロテクタチュ
ーブ60の偏平断面の長辺基70に対応する広い外表面
積の広画面80に形成された上記の山部74と谷部76
との間の高さt1 は、上記短辺基72に対応する狭い外
表面積の狭画面82に形成された、上記山部74と谷部
76との間の高さt2 より高くなるように形成されてい
る。
【0036】又、上記の長辺基70の左右に対面する二
つの広画面80のいずれか一方の側の広画面80に、こ
のプロテクタチューブの軸線に沿ってスリット81が設
けられ、このスリット81から複数本まとめて束ねられ
たハーネスが挿入されるものである。本実施例のように
上記の広画面80に形成されたコルゲート部69の凹凸
面の高さt1 より、狭画面82に形成されたコルゲート
部69 の凹凸の高さt2 を低くしたので、広画面80に
沿って曲げ易く、狭画面82に沿って曲げにくくするこ
とができたものである。
【0037】次に図1〜4に示した本実施例の偏平形状
のプロテクタチューブ60と図7,8に示した従来の円
筒形状のコルゲートチューブの主要な各部位の寸法につ
いての比較を一例として挙げると次のようになる。
【0038】
【表1】 但し、上記数値の無単位の数字の単位はmmである。 上記の、m0,a0,b0 ,t0 ,S0,P0 ・・・円筒形状
コルゲートチューブの各部位を示す。 m1 a1 ,b1 ,t1 ,S1 ,P1 ・・・・・本発明の
プロテクタチューブの広画面側の各部位を示す。
【0039】m2 ,a2 ,b2 ,t2 ,S2 , P2 ・・
・・・本発明のプロテクタチューブの狭画面側の各部位
を示す。 上記円筒形状コルゲートチューブ60の板厚S0の0.
5mmを100%とすると上記実施例の偏平形状のプロ
テクトチューブ60の板厚がS1=S2=0.35mm
であるから、本実施例の板厚は70%減となり、該板が
薄くなるのであるから、従来の円筒形状のコルゲートチ
ューブより、一層無方向性になり、自由自在に曲がり易
いように考えられるが、上記円筒状のコルゲートチュー
ブのコルゲート部の谷部と山部との高さt0 =4mmを
100%とすると上記の偏平形状のプロテクタチューブ
の広画面の該高さt1 =3mmであるから75%減とな
り、狭画面82の高さt2 =2mmであるから50%減
となり、又t2 /t1 =66%減となる。
【0040】即ち、狭画面82の該凹凸面の高さt2 が
広画面80の凹凸面の高さt1 より66%も低くなって
いるので、広画面80に関しては曲がり易く、狭画面8
2に関しては曲がりにくくすることができる。又、図5
に示すようにコルゲート部69の谷部の巾の長さaと相
隣合う山部頂辺と山部頂辺との間の巾の長さbとの比
は、円筒形状コルゲートチューブでは、山と山の間の巾
b/谷の巾a=b0 /a0 =3倍であり、上記偏平形状
のコルゲートチューブ60の広画面側80のそれはb1
/a1 =4倍であり、狭画面側82はb2 /a2 ≒8倍
となっており、更に、狭画面の谷の巾a2 /広画面の谷
巾a1 =a2 /a1 =0.12/0.2=60%に形成
されている。
【0041】該広画面80側に対して狭画面82側の谷
部の巾はa2 /a1 =60%減となっており、又狭画面
82側の谷部の巾a2 は0.12mmに対して山部と山
部の間の巾b2は0.95で約8倍の長さを有している
ので、上記の谷部の巾a2 に対して山部と山部との間隙
の巾b2 は上記のように約8倍と広く、更に谷部と山部
の高さもt2 /t1 =66%低くなっているため、全体
として上記広画面80側と比較して狭画面82側は上記
凹凸がなだらかになり、平面板に近づいていくので、狭
画面82に関しては広画面80に関するより曲がりにく
くなるものと考えられる。
【0042】更に、上記コルゲートチューブの隣接する
山部中心と山部中心との中心間長さであるピッチPの円
筒形状のコルゲートチューブのP=5.5mmを100
%とすると上記の広画面80側のP1 =P2 =3.5m
mで60%減であり、偏平形状のプロテクタチューブの
狭画面82側は上記の曲がりにくさと相まって、曲げら
れた時、上記の隣接する山部と山部の頂角が直ぐ近づき
干渉し易くなるので、更に曲がりにくくなっていること
が要因になっていると考えられる。
【0043】又、上記コルゲート部69の凹凸形状は上
記に限られるものではなく、上記の凹凸の谷部及び山部
の巾,山の高さ,山部と山部の間の巾等を適宜選定する
ことによって、上記の曲げ及び曲げの抑制の作用を奏す
ることができることはいうまでもない。本実施例では上
記のように構成されているので、例えば従来例で説明し
たトラックのキャブ11のフロントパネルの裏面側に配
設される上記一束の可動ハーネス9を図6に示すように
クリップ41でクロスメンバ15に固定せしめ上記した
エンジンオイルの供給用パイプ37,ブレーキホース3
0等の種々の部位を逃げながら立体的に配設せしめられ
る。
【0044】この際、上記プロテクタチューブのスリッ
ト81からあらかじめ、上記のハーネス9は嵌挿されて
いるが、プロテクタチューブ60は広画面80がキャブ
11の車巾方向に対応するように配設され、ハーネス9
の車巾方向への変形には順応して曲がるが、車巾方向に
変形したハーネス9の曲がりを保持できるように車巾方
向へは曲がりにくくなっている。
【0045】そしてプロテクタチューブ60の他端はク
リップ47によりキャブ11のフロントパネルのホース
ブラケット51に固定されている。上記したようにプロ
テクタチューブ60の広画面側は曲がり易くできている
ので、図9に示したようにキャブ11がチルトするとプ
ロテクタチューブ60はクリップ41により固定されて
いるので、この部位を略回動中心として上部のクリップ
47により固定された部位が回動するが、上記したよう
にプロテクタチューブ60の狭画面82側は車巾方向に
ずれにくく、そのままの状態で略回動し、広画面80側
は曲がり易いので配設された位置を保持しながら曲が
り、チルトに対応して回動することができる。
【0046】上記実施例では偏平形状のプロテクタチュ
ーブ60にコルゲート部69を設けたが、上記偏平率=
短辺基72/長辺基70のプロテクタチューブ60に挿
入される上記ハーネスの曲げ剛性に応じて適宜に選定す
れば、コルゲート部69はなくてもよく上記実施例と略
同様の作用効果が奏せられるものである。又、図1に示
したように、コルゲート部69の代えて広画面80側の
肉厚の形状が保持できる程度に薄し、且つ狭画面82を
広画面80に関する曲がりを阻害しない程度に、且つ上
記車巾方向に曲がりにくくするように肉厚を厚くしても
よい。
【0047】上記実施例は上記の広画面80に対して狭
画面82が略垂直に交差するように形成した場合につい
て説明したが、広画面80に対して狭画面82が適宜交
差するように形成して、所望の方向に曲げ抑制を図るよ
うにしても、上記実施例と同様の作用効果が奏せられる
ものである。又、上記プロテクタチューブ60の肉厚の
調整の趣旨に従って、該プロテクタチューブ60を形成
する上記の広画面80の樹脂を狭画面82の樹脂より軟
質な樹脂により構成すれば上記実施例と同様の作用効果
が奏することができる。
【0048】又、上記実施例で使用したプロテクタチュ
ーブ60を固定するために使用したクリップ41,47
を図6に示すように、上記プロテクタチューブ60の外
形の偏平形状に対応する偏平形状の挿入孔84を有する
ように形成されているので、ボルト孔86を介して上記
の各取付部に固定すれば、挿入孔84が偏平形状の嵌合
になるのでプロテクタチューブ60の廻り止めにもな
り、プロテクタチューブ60の不要の捩じれや曲がりに
対して強固に確実に現状位置を確保することができる。
尚、プロテクタチューブ60は樹脂形成で説明したが、
ゴムでもよいものである。
【0049】
【発明の効果】上述の請求項1記載の本発明のハーネス
用プロテクタチューブによれば、挿通されたハーネスを
保護するチューブの長手方向の軸線を含む平面に対し
て、曲がり易くする該チューブに設けられた曲がり易く
する手段と、該平面に交差し上記軸線を含む該交差平面
に対して、曲がりにくくする該チューブに設けられた曲
がりにくくする手段とを備えているので、該プロテクタ
チューブに嵌挿されたハーネスを上記長手方向の軸線を
含む平面に対して曲げの変位を可能に位置せしめ、該平
面に略垂直な交差平面に対しては変位を阻止するように
できるため、上記ハーネスを配設する場合に干渉したく
ない部位を避けるように配設することができる。
【0050】請求項2記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブによれば、請求項1記載の構成において、
該ハーネス用プロテクタチューブの長手方向の軸線に対
する略垂直断面が偏平断面を有する形状に形成されると
共に、上記曲がり易くする手段が該偏平断面における外
表面のうち広い方の広画面側で形成され、上記曲がりに
くくする手段が該偏平断面における外表面のうち狭い方
の狭画面側で形成されているので、該プロテクタチュー
ブが偏平形状に形成され、上記のプロテクタチューブの
広画面に関して曲がり易く、狭画面に関して曲がりにく
くできるため、極めて簡単に上記曲げ方向を規制する方
向性のあるプロテクタチューブを得ることができる。
【0051】従って、上記プロテクタチューブを使用す
れば上記ハーネスを回避したい部位と干渉させることな
く曲げる方向を抑制しながら配設することができる。請
求項3記載の本発明のハーネス用プロテクタチューブに
よれば、請求項1又は2記載の構成において、上記ハー
ネス用プロテクタチューブの内外を限界する壁が環状の
凹凸面で形成されているので、上記偏平形状のプロテク
タチューブの上記壁に環状の凹凸面を設けたため、上記
方向性を効果的に抑制すると共に、曲げ方向に対して敏
速に変形せしめて、該ハーネスの方向性を維持すること
が確実に、且つ的確に行うことができる。
【0052】請求項4記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブによれば、請求項1〜3のいずれかに記載
の構成において、上記の環状の凹凸面の凹凸の高さが、
上記のハーネス用プロテクタチューブの上記曲がり易く
する面の凹凸の高さより、上記曲がりにくくする面の凹
凸の高さのほうが低くなるように形成されているので、
上記の広画面側の凹凸面の高さより狭画面の凹凸面の高
さを低くしたため、広画面より狭画面を曲げにくくする
ことができると共に、その状態を保持することができ
る。
【0053】請求項5記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブによれば、請求項1,3又は4のいずれか
に記載の構成において、上記ハーネス用プロテクタチュ
ーブの長手方向の軸線に対する略垂直な断面が、略円形
状に形成されると共に、上記長手方向の軸線を含む平面
に略平行な該ハーネス用プロテクタチューブの上記曲が
り易くする凹凸面の高さより上記の軸線を含む平面に交
差する交差平面に略平行な該ハーネス用プロテクタチュ
ーブの上記曲がりにくくする凹凸面の高さが低くなるよ
うに形成されているので、該プロテクタチューブの横断
面の形状が円形上に形成されているにもかかわらず、該
プロテクタチューブの外周に設けられた上記環状の凹凸
面の高さを変えることにより、該プロテクタチューブに
上記曲げの方向性を抑制させることができるため、該プ
ロテクタチューブが上記のように円形断面の形状なの
で、上記偏平形状の該プロテクタチューブに比較して、
スペースの小さい場所にハーネスを配設することができ
ると共に、該ハーネスの配設の自由度を増大することが
できる。
【0054】請求項6記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブによれば、請求項1〜5のいずれかに記載
の構成において、上記のハーネス用プロテクタチューブ
の長手方向に沿って該ハーネスの挿脱用のスリットを設
けているので、該ハーネスに巻き癖や捩じり癖があって
も、上記ハーネスの該プロテクタチューブへの挿脱を容
易に行えると共に、所望の変形方向に曲げたり、或いは
曲げを抑制することができる。
【0055】請求項7記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブによれば、請求項1〜6のいずれかに記載
の構成において、上記ハーネス用プロテクタチューブが
上記曲げを保持できるポリプロピレンのような樹脂で形
成されているので、その成形も、上記プロクテクタチュ
ーブの方向性や曲げの抑制を保持することが容易にでき
るものである。
【0056】請求項8記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブの取付構造によれば、固定側部材と該固定
側部材に対して枢支される回動側部材との間に配設され
たハーネスを挿通されるハーネスプロテクタチューブの
取付構造において、該ハーネスが挿通されるハーネス用
プロテクタチューブの長手方向の軸線を含む平面に対し
曲がりを容易にする該ハーネス用プロテクタチューブに
設けられた曲がりやすくする手段と、該軸線を含む平面
に交差し上記軸線を含む該交差平面に対して、曲がりに
くくする該ハーネス用プロテクタチューブに設けられた
曲がりにくくする手段とを備え、該回動側部材が回動し
た時、該ハーネス用プロテクタチューブの曲げの移動を
規制したい方向に、上記のハーネス用プロテクタチュー
ブの曲がりにくくする手段を有する面を配設したので、
上記固定側部材に対して回動側部材が回動しても該プロ
テクタチューブが種々の部品に干渉することなく、回動
方向には曲がり、且つ該プロテクタチューブに無理な力
が作用しないように配設させることができる。
【0057】請求項9記載の本発明のハーネス用プロテ
クタチューブの取付構造によれば、請求項8記載の構成
において、上記固定側部材が自動車のシャシフレームで
あり、上記回動側部材が該シャシフレームに枢支されて
いるチルトキャブであるので、上記キャブがシャシフレ
ームに対して回動した時、該プロテクタチューブは車幅
方向には殆ど移動しないため、上記キャブのチルト作動
を容易にすると共に、上記プロテクタチューブは上記ハ
ーネスを損傷させることがない。
【0058】請求項10記載の本発明のハーネス用プロ
テクタチューブの取付構造によれば、請求項8又は9記
載の構成において、上記ハーネス用プロテクタチューブ
の長手方向の軸線に対して略垂直な横断面が偏平断面の
形状に形成され、該偏平断面における外表面のうち広い
方の広画面を、上記自動車の車巾方向に沿うように配設
したので、該広画面を上記車幅に対応するように該プロ
テクタチューブを配設すればよいため、該プロテクタチ
ューブの方向性を間違えて取付ることを未然に防止する
ことができる。
【0059】請求項11記載の本発明のハーネス用プロ
テクタチューブの取付構造によれば、請求項10記載の
構成において、上記の偏平断面の形状を有するように形
成された該ハーネス用プロテクタチューブを取り付ける
クリップの内周形状を該ハーネス用プロテクタチューブ
の外周形状に略沿うように形成したので、該偏平形状の
プロテクタチューブの外表面を上記クリップの偏平形状
の孔に嵌合せしめるため、空回りすることなく、該プロ
テクタチューブを上記の固定側部材と回動側部材との間
に、確実に固定することができるハーネス用プロテクタ
チューブの取付構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すハーネス用プロテクタチ
ューブの正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図1における各部位の断面図を示すもので、
(a)は図1の4A−4A線の沿う縦断面図、(b)は
図1の4B−4B線に沿う縦断面図、(c)は図1の4
C−4C線に沿う縦断面図である。
【図5】図1のW部分の拡大図である。
【図6】図1のハーネス用プロテクタチューブの取付用
偏平クリップの説明図である。
【図7】従来例のコルゲートチューブを示す正面図であ
る。
【図8】図7の側面図である。
【図9】周知のトラックキャブの側面図である。
【図10】図9の10A−10A線矢視の主要部を示す
概略説明図である。
【図11】図10の概略側面図である。
【符号の説明】
41 偏平クリップ 47 偏平クリップ 51 ホースブラケット 60 ハーネス用プロテクタチューブ 62 軸線 64 基偏平円部 66 出入口偏平円部 69 コルゲート部 70 長辺基 72 短辺基 74 山部 76 谷部 78 連接部 80 広画面 81 スリット 82 狭画面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿通されたハーネスを保護するチューブ
    の長手方向の軸線を含む平面に対して、曲がり易くする
    該チューブに設けられた曲がり易くする手段と、 該平面に交差し上記軸線を含む該交差平面に対して、曲
    がりにくくする該チューブに設けられた曲がりにくくす
    る手段とを備えたことを特徴とする、ハーネス用プロテ
    クタチューブ。
  2. 【請求項2】 該ハーネス用プロテクタチューブの長手
    方向の軸線に対する略垂直断面が偏平断面を有する形状
    に形成されると共に、 上記曲がり易くする手段が該偏平断面における外表面の
    うち広い方の広画面側で形成され、 上記曲がりにくくする手段が該偏平断面における外表面
    のうち狭い方の狭画面側で形成されていることを特徴と
    する、請求項1記載のハーネス用プロテクタチューブ。
  3. 【請求項3】 上記ハーネス用プロテクタチューブの内
    外を限界する壁が環状の凹凸面で形成されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載のハーネス用プロテクタ
    チューブ。
  4. 【請求項4】 上記の環状の凹凸面の凹凸の高さが、上
    記のハーネス用プロテクタチューブの上記曲がり易くす
    る面の凹凸の高さより、上記曲がりにくくする面の凹凸
    の高さのほうが低くなるように形成されていることを特
    徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のハーネス用
    プロテクタチューブ。
  5. 【請求項5】 上記ハーネス用プロテクタチューブの長
    手方向の軸線に対する略垂直な断面が、略円形状に形成
    されると共に、 上記長手方向の軸線を含む平面に略平行な該ハーネス用
    プロテクタチューブの上記曲がり易くする凹凸面の高さ
    より上記の軸線を含む平面に交差する交差平面に略平行
    な該ハーネス用プテクタチューブの上記曲がりにくくす
    る凹凸面の高さが低くなるように形成されていることを
    特徴とする、請求項1,3,4のいずれかに記載のハー
    ネス用プロテクタチューブ。
  6. 【請求項6】 上記のハーネス用プロテクタチューブの
    長手方向に沿って該ハーネスの挿脱用のスリットを設け
    たことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の
    ハーネス用プロテクタチューブ。
  7. 【請求項7】 上記ハーネス用プロテクタチューブが上
    記曲げを保持できるポリプロピレンのような樹脂で形成
    されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか
    に記載のハーネス用プロテクタチューブ。
  8. 【請求項8】 固定側部材と該固定側部材に対して枢支
    される回動側部材との間に配設されたハーネスを挿通さ
    れるハーネスプロテクタチューブの取付構造において、 該ハーネスが挿通されるハーネス用プロテクタチューブ
    の長手方向の軸線を含む平面に対し曲がりを容易にする
    該ハーネス用プロテクタチューブに設けられた曲がりや
    すくする手段と、 該軸線を含む平面に交差し上記軸線を含む該交差平面に
    対して、曲がりにくくする該ハーネス用プロテクタチュ
    ーブに設けられた曲がりにくくする手段とを備え、 該回動側部材が回動した時、該ハーネス用プロテクタチ
    ューブの曲げの移動を規制したい方向に、上記のハーネ
    ス用プロテクタチューブの曲がりにくくする手段を有す
    る面を配設したことを特徴とする、ハーネス用プロテク
    タチューブの取付構造。
  9. 【請求項9】 上記固定側部材が自動車のシャシフレー
    ムであり、上記回動側部材が該シャシフレームに枢支さ
    れているチルトキャブであることを特徴とする、請求項
    8記載のハーネス用プロテクタチューブの取付構造。
  10. 【請求項10】 上記ハーネス用プロテクタチューブの
    長手方向の軸線に対して略垂直な横断面が偏平断面の形
    状に形成され、 該偏平断面における外表面のうち広い方の広画面を、上
    記自動車の車巾方向に沿うように配設したことを特徴と
    する、請求項8又は9記載のハーネス用プロテクタチュ
    ーブの取付構造。
  11. 【請求項11】 上記の偏平断面の形状を有するように
    形成された該ハーネス用プロテクタチューブを取り付け
    るクリップの内周形状を該ハーネス用プロテクタチュー
    ブの外周形状に略沿うように形成されたことを特徴とす
    る、請求項10記載のハーネス用プロテクタチューブの
    取付構造。
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