JPH08331537A - 動画像通信装置 - Google Patents

動画像通信装置

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Publication number
JPH08331537A
JPH08331537A JP7135394A JP13539495A JPH08331537A JP H08331537 A JPH08331537 A JP H08331537A JP 7135394 A JP7135394 A JP 7135394A JP 13539495 A JP13539495 A JP 13539495A JP H08331537 A JPH08331537 A JP H08331537A
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JP
Japan
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moving image
unit
input
image
hold
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Pending
Application number
JP7135394A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Masaki
彰一 正木
Akio Kurobe
彰夫 黒部
Kazuhiro Watanabe
一裕 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7135394A priority Critical patent/JPH08331537A/ja
Publication of JPH08331537A publication Critical patent/JPH08331537A/ja
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一時中断していた動画像通信装置による動画
像通信を再開する際、画像フレームの発生情報量を削減
し、画像フレームの「コマ落とし」を少なくし、動きの
滑らかな動画像通信を可能にする方法を提供することで
ある。 【構成】 通話中に動画像通信装置が保留設定をした場
合、この動画像通信装置は、保留設定直前の画像フレー
ムを記憶しておくと共に、保留設定した旨を他の動画像
通信装置に通知する。他の動画像通信装置もまた保留設
定した旨の受信直前の画像フレームを記憶する。保留解
除後、動画像通信装置は、保留解除した旨を他の動画像
通信装置に通知すると共に、記憶していた画像フレーム
を用いて、新たに入力した画像フレームとの差分誤差を
符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画像通信装置に関
し、より特定的には、保留の設定/解除機能を有する動
画像通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、技術の進歩に伴い、テレビ電話、
テレビ会議システム等のオーディオビジュアルサービス
の実施についての要望が強くなってきている。そのた
め、64kbpsまでの低ビットレートで動画像通信を
行うための画像圧縮符号化方式として勧告H.261が
制定されている。
【0003】従来、動画像を伝送するテレビ電話におけ
る保留制御方式は、例えば、特開平4−238486号
公報に開示されている。以下、従来のテレビ電話におけ
る保留制御方法について説明する。
【0004】図13は、従来のテレビ電話での保留制御
方式に係る動画像送信部13の構成を示すブロック図で
ある。図13において動画像送信部13は、画像入力部
131と、保留画像格納部132と、保留スイッチ13
3と、画像切換スイッチ134と、スイッチ制御部13
5と、画像符号化部136と、多重化部137と、伝送
制御部138とを備える。画像入力部131は、画像を
入力するカメラで構成されており、入力した画像1コマ
ずつを入力画像フレームとして出力する。保留画像格納
部132は、保留画像フレームを格納しており、テレビ
電話の通話保留時に、この保留画像フレームを継続的に
出力する。保留スイッチ133は、通話を保留設定する
か保留解除するかを切り換えるために、保留設定または
保留解除を示す識別信号をスイッチ制御部135へ出力
する。画像切換スイッチ134は、端子a〜cを有して
おり、テレビ電話が通話状態であるか保留状態であるか
に応じて画像入力部131または保留画像格納部132
と画像符号化部136とを接続する。スイッチ制御部1
35は、保留スイッチ133から入力される上記2つの
識別信号に応じて、画像切換スイッチ134の接続状態
を変更させる。すなわち、スイッチ制御部135は、保
留設定を示す識別信号(以下、保留設定信号と称する)
を入力すると、画像切換スイッチ134の端子bと端子
cとを接続させ、保留解除を示す識別信号(以下、保留
解除信号と称する)を入力すると、画像切換スイッチ1
34の端子aと端子cとを接続させる。画像符号化部1
36は、入力した画像フレーム(入力画像フレームまた
は保留画像フレーム)を符号化処理することによって符
号化データを作成し、多重化部137へ出力する。同時
に、画像符号化部136は、作成した符号化データを動
画像受信部15(図15参照)で正確に復号化処理を可
能にするための制御データを多重化部137へ出力す
る。なお、画像符号化部136については、後で詳細に
説明する。多重化部137は、入力した符号化データと
制御データとを多重化することによって多重化データを
作成し、伝送制御部138へ出力する。伝送制御部13
8は、送信バッファ1381と伝送部1382とを含
む。伝送制御部138は、入力された多重化データを一
時的に送信バッファ1381へ格納し、予め設定されて
いる伝送レートで多重化データを伝送部1382から出
力する。
【0005】ここで、画像符号化部136で画像フレー
ムを符号化処理するときの方法として2通りの方法があ
る。その1つは、フレーム間モードであり、1コマずつ
送信されてくる画像フレームについて、所定コマ数前の
画像フレームとの違いを比較し、差分誤差を演算する。
画像符号化部136は、この差分誤差を符号化処理し、
動画像受信部15へ送信する。もう1つは、フレーム内
モードであり、1コマずつ送信されてくる画像フレーム
を順次直接的に符号化処理し、動画像受信部15へ送信
する。この両者を比較すると、フレーム間モードでは、
上記のように差分誤差の符号化データを送信するため発
生するデータ量は、フレーム内モードよりも少なくな
る。したがって、特定時以外、画像符号化部136は、
フレーム間モードで符号化処理している。
【0006】次に、画像符号化部136が行う符号化処
理の手順を詳細に説明する。図14は、図13において
画像符号化部136の詳細な構成を示すブロック図であ
る。画像復号化部136は、差分部141と、モード切
換スイッチ142と、直交変換部143と、符号化制御
部144と、量子化部145と、逆量子化部146と、
逆直交変換部147と、加算部148と、送信フレーム
メモリ149とを含む。符号化制御部144は、符号化
処理全体を制御する。モード切換スイッチ142は、第
1および第2の切換スイッチ142Aおよび142Bと
を有しており、第1の切換スイッチ142Aは端子d〜
fを、第2の切換スイッチ142Bは端子g〜iをそれ
ぞれ有している。画像符号化部136がフレーム間モー
ドで符号化処理するときには、端子eと端子f、端子h
と端子iとがそれぞれ接続されている。また、フレーム
内モードで符号化処理するときには、端子dと端子f、
端子gと端子iとがそれぞれ接続されている。
【0007】差分部141は、画像符号化部136に入
力した画像フレームと送信フレームメモリ149に格納
されている符号化参照フレーム(詳細は後述)とを比較
し、両者の差分誤差を演算する。なお、差分部141
は、フレーム内モードで符号化処理するときには機能し
ない。直交変換部143は、時系列的な信号である差分
誤差あるいは画像フレームを周波数成分の異なるいくつ
かの波形に分解する変換を行い、量子化部145へ出力
する。この直交変換部143で代表的に用いられる変換
方法としては、離散コサイン変換が用いられる。量子化
部145は、変換された差分誤差あるいは画像フレーム
を量子化する。直交変換部143と量子化部145とに
よって、差分誤差もしくは画像フレームは符号化処理さ
れ、符号化データとして多重化部137(図13参照)
と逆量子化部146とへ出力される。逆量子化部146
と逆直交変換部147とは、それぞれが上記量子化部1
45と直交変換部143との逆の機能を有している。し
たがって、符号化データは、逆量子化部146と逆直交
変換部147とによって復号化処理され、差分誤差もし
くは画像フレームに復元される。加算部148は、フレ
ーム間モードで符号化処理されているときにのみ機能
し、送信フレームメモリ149に格納されている所定コ
マ数前の画像フレームと差分誤差とを合成し、動画像受
信部15で表示されるべき画像フレームを作成し、送信
フレームメモリ149に格納する。送信フレームメモリ
149は、符号化参照フレーム(所定コマ数前の画像フ
レーム)を差分部141と加算部148とに出力する。
【0008】符号化制御部144は、上記構成各部を制
御することによって画像フレームの符号化処理をするの
であるが、このとき行われる特徴的な処理として、「コ
マ落とし」がある。符号化制御部144は、入力した画
像フレームを符号化処理する前にまず送信バッファ13
81(図13参照)の空き容量を確認する。もし、符号
化制御部144が入力した画像フレームの符号化データ
を格納するに十分な空き容量が送信バッファ1381に
存在しない場合、符号化制御部144は、この入力した
画像フレームの符号化処理をせずに破棄する。このよう
な処理を「コマ落とし」という。したがって、「コマ落
とし」が行われると、単位時間当たりに動画像送信部1
3から送信される画像フレーム数が少なくなる。
【0009】図15は、上記テレビ電話における保留制
御方式に係る動画像受信部15の構成を示すブロック図
である。図15において動画像受信部15は、受信制御
部1151と、分離部152と、画像復号化部153
と、画像出力部154とを備える。受信制御部151
は、受信部1511と、受信バッファ1512とを含
む。受信制御部151は、受信部1511は、送信され
てくる符号化データを受信部1511で受信し、この多
重化データを受信バッファ1512に一時的に格納し、
分離部152へ出力する。分離部152は、多重化デー
タを、符号化データと制御データとに分離し、画像復号
化部153へ出力する。画像復号化部153は、制御デ
ータに基づいて符号化データを画像フレーム(入力画像
フレームもしくは保留画像フレーム)に復号化処理し、
画像出力部154へ出力する。画像出力部154は、モ
ニタで構成され、入力された画像フレームを表示する。
【0010】図16は、図15において画像復号化部1
53の詳細な構成を示すブロック図である。画像復号化
部153は、復号化制御部161と、逆量子化部162
と、逆直交変換部163と、加算部164と、切換スイ
ッチ165と、受信フレームメモリ166とを含む。多
重化データは、分離部152で分離された符号化データ
を逆量子化部162に入力し、制御データは、復号化制
御部161に入力する。復号化制御部161は、制御デ
ータに基づいて、符号化データの復号化処理全体を制御
する。切換スイッチ165は、端子a〜cを有してい
る。復号化制御部161がフレーム間モードで復号化処
理を行うときには、端子aと端子bとが接続されてい
る、また、フレーム内モードで復号化処理を行うときに
は、端子aと端子cとが接続されている。逆量子化部1
62と、逆直交変換部163とは、それぞれ前述した逆
量子化部146と、逆直交変換部147と同一の機能を
有するためその説明を省略する。加算部164は、フレ
ーム間モードで符号化処理を行っているときには、受信
フレームメモリ166に格納されている所定コマ数前の
画像フレームと差分誤差とを加算し、画像出力部154
で表示される画像フレームを作成し、画像出力部154
へ出力する。さらに、加算部164は、この画像フレー
ムを復号化参照フレームとして受信フレームメモリ16
6に格納する。送信フレームメモリ166は、復号化参
照フレーム(所定コマ数前の画像フレーム)を加算部1
64に出力する。
【0011】上記のような構成を有するテレビ電話の保
留時における各部の動作を以下に説明する。通話中にお
いて一方のユーザが保留スイッチ133を操作すると、
保留スイッチ133は、保留設定識別信号をスイッチ制
御部135へ出力する。応じて、スイッチ制御部135
は、通話中には端子aと端子cとが接続されている画像
切換スイッチ134を端子bと端子cとが接続するよう
に切り換える。これによって、スイッチ制御部135
は、通話中には画像入力部131から出力される入力画
像フレームを画像符号化部136に入力させず、保留画
像格納部132の保留画像フレームを画像符号化部13
6に入力させる。画像符号化部136は、保留画像格納
部132に格納されている保留画像フレームを入力した
後、この保留画像フレームを前述した手順で符号化処理
し、保留画像符号化データと保留画像の制御データとを
作成し、それぞれを多重化部137へ出力する。多重化
部137は、これら2つのデータを多重化することによ
って多重化データを作成し、送信バッファ1381に格
納する。伝送部1382は、送信バッファ1381から
多重化データを読み出し、設定された伝送レートで他方
のユーザの動画像受信部15へ多重化データを送信す
る。
【0012】動画像受信部15では、受信制御部151
で動画像送信部13から送信されてくる多重化データを
受信し、受信バッファ1512に格納する。分離部15
2は、受信した多重化データを保留画像符号化データと
保留画像の制御データに分離し、画像復号化部153へ
出力する。画像復号化部153は、入力した保留画像符
号化データを同時に入力される保留画像の制御データに
基づいて保留画像フレームに復号化処理し、画像出力部
154に出力する。保留画像フレームを受信した画像出
力部154は、モニタに保留画像を表示させる。これに
よって、保留を設定したユーザは、もう一方のユーザに
通話保留中であることを通知することとなる。
【0013】次に保留を解除する場合の動作手順を以下
に説明する。保留設定したユーザが保留スイッチ133
によって保留の解除を要求した場合、保留スイッチ13
3はスイッチ制御部135に保留解除を示す識別信号を
スイッチ制御部135へ出力する。スイッチ制御部13
5は、端子bと端子cとが接続されている画像切換スイ
ッチ134を端子aと端子cとが接続するように切り換
える。これによって、スイッチ制御部135は、保留画
像格納部132内の保留画像フレームを画像符号化部1
36に入力させず、画像入力部131から入力画像フレ
ームを画像符号化部136に入力させる。画像符号化部
136は、画像入力部131から入力画像フレームを得
る。画像符号化部136は、この入力画像を符号化処理
し入力画像符号化データを作成する。その後、画像符号
化部136は、この入力画像符号化データを多重化部1
37へ出力する。多重化部137は、多重化データを送
信バッファ1381に格納する。伝送制御部1382は
設定された伝送レートで出力端子139を介して動画像
受信部81に多重化データを送信する。
【0014】動画像受信部15では、受信制御部151
が動画像送信部13から受信した多重化データを受信
し、受信バッファ1512に格納する。分離部152
は、入力した多重化データを入力画像符号化データと制
御データに分離し、画像復号化部153へ出力する。画
像復号化部153は、入力した入力画像符号化データを
制御データに基づいて、前述と同様の手順で入力画像フ
レームに復号化処理する。画像出力部154は、モニタ
に入力画像を表示させる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のテレビ電話における保留制御方法では、以
下に示す2つの問題点が存在する。
【0016】(1)第1の問題点 上記から明らかなように、保留時には、保留画像フレー
ムが送信フレームメモリ149に格納されることとな
る。このとき問題となるのが保留解除直後において、動
画像送信部13は、画像入力部131から得た入力画像
フレームを動画像受信部15へ送信するわけであるが、
この保留画像フレームと入力画像フレームとの間には相
関性がない。もし、フレーム間モードで符号化処理する
場合、差分部141は、符号化参照フレームに保留画像
フレームを使用しなければならない。従って、差分部1
41が求める差分誤差は膨大な量となり、それ故に、直
交変換部143と量子化部145とで作成される符号化
データの量はかなりの量になる。このとき、符号化制御
部144では、前述したように、送信バッファ1381
の空き容量を確認し、入力画像フレームの符号化データ
と制御データとを多重化部137へ出力する。多重化部
137で作成された多重化データは、一旦、送信バッフ
ァ1381に格納される。このとき、送信バッファ13
81には、入力画像フレームのほぼ同一データ量の多重
化データが格納されるため、空き容量が少なくなる。そ
の後、伝送部138からこの多重化データは、動画像受
信部15へ送信される。従って、次に送信されるはずの
入力画像フレームの多重化データは、符号化制御部14
4の判断によって、「コマ落とし」されることが多い。
一旦、「コマ落とし」が行われると、入力画像フレーム
と符号化参照フレームとの相関性が小さくなる。従っ
て、差分部141が求める差分誤差も大きくなるため、
継続的に「コマ落とし」が発生することが多い。そのた
め、画像出力部154は、動きのぎこちない映像をモニ
タに表示することとなる。
【0017】この第1の問題点に関しては、送信バッフ
ァ1381の記憶容量を大きくすれば解決するが、テレ
ビ電話の部材のコストが上がるという他の問題を生ずる
こととなるとともに、リアルタイム性が損なわれること
となる。
【0018】(2)第2の問題点 第2の課題は、通話保留中には、少なくとも保留設定を
したユーザは、他の用事ができたからである。従って、
通話保留中には、保留設定を行ったテレビ電話の画像入
力部131は必要ないにもかかわらず、電源がオンされ
ている状態であり、無駄に電力を消費していることであ
る。
【0019】それ故に、本発明の目的は、保留解除後の
「コマ落とし」を大幅に削減する保留制御方式を提供す
ることである、
【0020】また、本発明の他の目的は、パワーセーブ
機能を備えたテレビ電話を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、伝送
路を介して動画像通信を行うための装置であって、入力
した動画像データを符号化して送信する動画像送信手段
と、受信した符号化データを復号して動画像データを生
成する動画像受信手段とを備え、動画像送信手段は、所
定フレーム前の動画像データを順次格納する送信フレー
ムメモリを有し、当該送信フレームメモリに格納された
動画像データと、現在入力された動画像データとの差分
誤差の符号化データ、または、現在入力された動画像デ
ータの符号化データを選択的に生成する符号化手段と、
人為的な操作に応答して、動画像通信の保留を設定もし
くは解除するための保留設定/解除手段とを含み、符号
化手段は、保留設定/解除手段によって保留設定される
と、送信フレームメモリに格納されている動画像データ
を固定的に保持させ、保留設定/解除手段によって解除
設定されると、固定的に保持されている送信フレームメ
モリに動画像データを順次格納可能にし、動画像受信手
段は、所定フレーム前の動画像データを順次格納する受
信フレームメモリを有し、現在入力された動画像データ
との差分誤差の符号化データ、または、現在入力された
動画像データの符号化データを選択的に復号化する復号
化手段を備え、復号化手段は、外部から保留設定を通知
されると、受信フレームメモリに格納されている動画像
データを固定的に保持させ、外部から解除設定を通知さ
れると、固定的に保持されている受信フレームメモリに
動画像データを順次格納可能にすることを特徴とする。
【0022】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、動画像受信手段は、保留設定中であることを示す保
留画像データを格納する保留画像格納手段を含み、動画
像受信手段は、動画像通信中に他の動画像送信手段から
伝送路を介して保留設定/解除されると、保留画像格納
手段から保留画像データを出力させるか否かを選択する
ことを特徴とする。
【0023】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、動画像送信手段は、さらに保留設定中であることを
示す保留画像データを格納する保留画像格納手段を含
み、符号化手段は、保留設定/解除手段によって保留設
定されると、送信フレームメモリに格納されている動画
像データを固定的に保持させ、送信フレームメモリに格
納されている動画像データを参照せずに現在入力された
保留画像データの符号化データを生成し、保留設定/解
除手段によって解除設定されると、固定的に保持されて
いる送信フレームメモリに動画像データを順次格納可能
にし、送信フレームメモリに格納された動画像データ
と、現在入力された動画像データとの差分誤差の符号化
データを生成し、復号化手段は、外部から保留設定を通
知されると、受信フレームメモリに格納されている動画
像データを固定的に保持させ、現在入力された保留画像
データの符号化データを復号化し、外部から解除設定を
通知されると、固定的に保持されている受信フレームメ
モリに動画像データを順次格納可能にし、現在入力され
た差分誤差の符号化データを復号することを特徴とす
る。
【0024】請求項4の発明は、請求項2または3の発
明において、保留画像出力手段は、テレビ受信機から構
成されることを特徴とする。
【0025】請求項5の発明は、伝送路を介して動画像
通信を行うための装置であって、動画像データおよび音
声データを入出力する入出力手段と、人為的な操作に応
答して、動画像通信の保留を設定もしくは解除するため
の保留設定/解除手段と、入出力手段の電源を制御する
電源制御手段を備え、電源制御手段は、保留設定/解除
手段が保留を設定すると、入出力手段の電源をオフし、
保留設定/解除手段が保留を解除すると、入出力手段の
電源をオンすることを特徴とする。
【0026】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、入出力手段は、入力した音声を音声データに変換し
て出力する音声入力手段と、入力した動画像を動画像デ
ータに変換して出力する画像入力手段と、伝送路を介し
て送信されてくる音声データに基づき音声を出力する音
声出力手段と、伝送路を介して送信されてくる動画像デ
ータに基づき動画像を出力する画像出力手段とを含み、
電源制御手段は、保留設定/解除手段が保留を設定する
と、動画像入力手段と、音声入力手段と、画像出力手段
と、音声出力手段との電源を独立的にオフし、保留設定
/解除手段が保留を解除すると、オフされた動画像入力
手段、音声入力手段、画像出力手段、あるいは音声出力
手段の電源をオンすることを特徴とする。
【0027】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、保留設定/解除手段は、動画像通信の保留を設定も
しくは解除を、伝送路を介して当該動画像通信を行って
いる他方に通知し、電源制御手段は、さらに通知によっ
て保留を設定されると、入出力手段の電源をオフし、通
知によって保留を解除されると、入出力手段の電源をオ
ンすることを特徴とする。
【0028】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、入出力手段は、入力した音声を音声データに変換し
て出力する音声入力手段と、入力した動画像を動画像デ
ータに変換して出力する画像入力手段と、伝送路を介し
て送信されてくる音声データに基づき音声を出力する音
声出力手段と、伝送路を介して送信されてくる動画像デ
ータに基づき動画像を出力する画像出力手段とを含み、
電源制御手段は、通知によって保留を設定されると、動
画像入力手段と、音声入力手段と、画像出力手段と、音
声出力手段との電源を独立的にオフし、通知によって保
留を解除されると、オフされた動画像入力手段、音声入
力手、画像出力手段、あるいは音声出力手段の電源をオ
ンすることを特徴とする。
【0029】
【作用】請求項1の発明では、保留設定/解除手段は、
人為的な操作によって、動画像通信の保留要求を通知さ
れると保留設定する。これに応じて、符号化手段は、符
号化データを生成することを中断させ、送信フレームメ
モリに保留設定される直前に符号化処理された動画像デ
ータを格納した状態を保持する。また、符号化手段は、
保留解除されると、現在入力された動画像データと、送
信フレームメモリに格納されている動画像データとの差
分誤差を演算し、この差分誤差を符号化処理する。さら
に、符号化手段は、現在入力した動画像データを送信フ
レームメモリに格納させる。一方、復号化手段は、保留
設定されると、符号化データの復号化処理を中断させ、
受信フレームメモリに保留設定される直前に復号化処理
された動画像データを格納した状態を保持する。また、
復号化手段は、保留解除されると、現在入力した符号化
処理された差分誤差を復号化処理し、受信フレームメモ
リに格納されている動画像データと、現在入力した動画
像データの差分誤差とを合成する。このように、動画像
送信手段は、相関性のある2つの動画像データから差分
誤差を演算する。したがって、発生するデータ量を抑制
している。これによって、「コマ落とし」の発生する可
能性が低減する。
【0030】請求項2の発明では、動画像通信の保留中
において、保留画像格納手段は、保留状態を示す保留画
像データを出力する。したがって、動画像通信装置は、
保留画像を表示する。また、動画像通信を保留解除され
ると、保留画像格納手段は、保留状態を示す保留画像デ
ータの出力を停止し、動画像通信装置は、動画像通信を
再開する。したがって、保留設定された側は、この保留
画像によって動画像通信が保留中であること認識でき
る。
【0031】請求項3の発明では、保留設定/解除手段
は、人為的な操作によって、動画像通信の保留要求を通
知されると保留設定する。これに応じて、符号化手段
は、符号化データを生成することを中断させ、送信フレ
ームメモリに保留設定される直前に符号化処理された動
画像データを格納した状態を保持する。そして、符号化
手段は、保留画像格納手段に格納されている保留画像デ
ータを直接的に符号化処理し、符号化データを作成す
る。符号化手段は、保留解除されると、保留画像データ
の符号化データを生成することを停止する。そして、符
号化手段は、送信フレームメモリに格納されている動画
像データと、現在入力した動画像データとの差分誤差を
演算し、この差分誤差の符号化データを生成する。さら
に、符号化手段は、現在入力した動画像データを送信フ
レームメモリに格納させる。一方、復号化手段は、保留
設定されると、受信フレームメモリに保留設定される直
前に復号化処理された動画像データを格納した状態を保
持する。また、復号化手段は、保留解除されると、受信
フレームメモリに格納されているの動画像データと、現
在入力した動画像データの差分誤差とを合成する。この
ように、動画像送信手段は、保留解除直後には相関性の
ある2つの動画像データから差分誤差を演算する。した
がって、発生するデータ量を抑制している。これによっ
て、「コマ落とし」の発生する可能性が低減する。
【0032】請求項4の発明では、保留画像格納手段
は、保留時にはテレビ受信機から受信したテレビ画像を
出力する。したがって、保留設定された側は、この保留
画像によって動画像通信が保留中であること認識できる
とともに、テレビ画像を観ることができる。
【0033】請求項5の発明では、保留設定/解除手段
は、人為的な操作によって、動画像通信の保留要求を通
知されると保留を設定する。電源制御手段は、これに応
じて、入出力手段の電源をオフする。保留設定/解除手
段は、人為的な操作によって、動画像通信の保留解除を
通知されると保留を解除する。電源制御手段は、これに
応じて、入出力手段の電源をオンする。これによって、
動画像通信装置の消費電力を低減している。
【0034】請求項6の発明では、保留設定/解除手段
は、人為的な操作によって、動画像通信の保留要求を通
知されると保留を設定する。電源制御手段は、これに応
じて、音声入力手段、画像入力手段、音声出力手段、画
像出力手段の電源を独立的にオフする。保留設定/解除
手段は、人為的な操作によって、動画像通信の保留解除
を通知されると保留を解除する電源制御手段は、これに
応じて、音声入力手段、画像入力手段、音声出力手段、
画像出力手段の電源を独立的にオンする。したがって、
動画像通信装置の消費電力を低減している。
【0035】請求項7の発明では、保留設定する側の動
画像通信装置の保留設定/解除手段は、動画像通信の保
留要求を通知されると保留を設定する。この保留要求
は、伝送路を介して保留設定された側の電源制御手段に
通知される。電源制御手段は、これに応じて、入出力手
段の電源をオフする。保留設定する側の動画像通信装置
の保留設定/解除手段は、動画像通信の保留解除を通知
されると保留を解除する。この保留解除は、伝送路を介
して保留設定された側の電源制御手段に通知される。電
源制御手段は、これに応じて、入出力手段の電源をオン
する。したがって、動画像通信装置の消費電力を低減し
ている。
【0036】請求項8の発明では、保留設定する側の動
画像通信装置の保留設定/解除手段は、動画像通信の保
留要求を通知されると保留を設定する。この保留要求
は、伝送路を介して保留設定された側の電源制御手段に
通知される。電源制御手段は、これに応じて、音声入力
手段、画像入力手段、音声出力手段、画像出力手段の電
源を独立的にオフする。保留設定する側の動画像通信装
置の保留設定/解除手段は、動画像通信の保留解除を通
知されると保留を解除する。この保留解除は、伝送路を
介して保留設定された側の電源制御手段に通知される。
電源制御手段は、これに応じて、音声入力手段、画像入
力手段、音声出力手段、画像出力手段の電源を独立的に
オンする。したがって、動画像通信装置の消費電力を低
減している。
【0037】
【実施例】
(1)「第1の実施例」 図1は、本発明の第1の実施例に係る動画像通信装置の
動画像送信部1の構成を示すブロック図である。動画像
送信部1は、画像入力部11と、保留スイッチ12と、
画像符号化部13と、識別信号生成部14と、多重化部
15と、伝送制御部16とを備える。ここで、画像入力
部11と保留スイッチ12とは、「従来の技術」に記載
した動画像送信部13(図13参照)対応する構成と同
一のものであるため詳細な説明を省略する。識別信号生
成部14は、ユーザの操作によって保留スイッチ12か
ら保留設定信号または保留解除信号が入力されると、そ
れぞれ保留設定を示す状態識別フラグ(以下、保留設定
識別フラグと称する)、もしくは保留解除を示す状態識
別フラグ(以下、保留解除識別フラグと称する)を生成
し、画像符号化部13と多重化部15とへ出力する。画
像符号化部13は、通話中には、画像入力部11から入
力される入力画像フレームを「従来の技術」にて記載し
た手順で符号化処理する。画像符号化部13は、さらに
識別信号生成部14から入力される上記2つの状態識別
フラグの内容に応じて、符号化処理を停止または再開す
る。多重化部15と伝送制御部16とは、「従来の技
術」に記載した機能に加えて、以下に記載する機能を有
する。多重化部15には、識別信号生成部14から状態
識別フラグが入力される。伝送制御部16は、多重化部
15から入力される状態識別フラグを動画像受信部3
(図3参照)へ出力する。
【0038】図2は、図1に示す画像符号化部13の構
成を示す詳細なブロック図である。画像符号化部13
は、差分部21と、モード切換スイッチ22と、直交変
換部23と、符号化制御部24と、量子化部25と、逆
量子化部26と、逆直交変換部27と、加算部28と、
送信フレームメモリ29とを含む。画像符号化部13の
構成は、符号化制御部24以外は「従来の技術」に記載
した対応する構成部と同一であるため、異なる部分であ
る符号化制御部24のみについて記載する。符号化制御
部24は、「従来の技術」に記載した機能に加えて、保
留信号送信部14から送信されてくる状態識別フラグの
内容に応じて、画像フレームの符号化処理を停止するか
否かを判断する。
【0039】図3は、本発明の第1の実施例に係る動画
像通信装置の動画像受信部3の構成を示すブロック図で
ある。動画像受信部3は、受信制御部31と、分離部3
2と、画像復号化部33と、スイッチ制御部34と、出
力画像切換スイッチ35と、保留画像格納部36と、画
像出力部37とを備える。ここで、受信制御部31と、
画像出力部37とは、「従来技術」に記載した動画像受
信部15(図15参照)に対応する構成と同一のもので
あるため詳細な説明を省略する。分離部32と画像復号
化部33とは、「従来の技術」に記載した機能に加え
て、以下に記載する機能を有する。分離部32は、前述
した2つの状態識別フラグが入力されたとき、これら状
態識別フラグを画像復号化部33と、スイッチ制御部3
4とに出力する。画像復号化部33は、分離部32から
入力される状態識別フラグの内容に応じて、復号化処理
を停止または再開する。スイッチ制御部34は、分離部
32から入力される状態識別フラグの内容に応じて出力
画像切換スイッチ35の接続状態を切り換える。出力画
像切換スイッチ35は、端子a〜cを有しており、画像
復号化部33で復号化処理された入力画像フレームを画
像出力部37へ伝送するときには、端子aと端子cとを
接続し、保留画像格納部36に格納されている保留画像
フレームを画像出力部37へ伝送するときには、端子b
と端子cとを接続する。保留画像格納部36は、保留画
像フレームを格納しており、テレビ電話の通話保留時
に、この保留画像フレームを画像出力部37へ出力す
る。
【0040】図4は、図3に示す画像復号化部33の詳
細な構成を示すブロック図である。画像復号化部33
は、復号化制御部41と、逆量子化部42と、逆直交変
換部43と、加算部44と、切換スイッチ45と、受信
フレームメモリ46とを含む。また、復号化制御部41
以外は「従来の技術」に記載した復号化制御部161に
対応する構成部と同一であるため、異なる部分である復
号化制御部41のみについて記載する。復号化制御部4
1は、前述した機能に加えて分離部32から送信されて
くる2つの状態識別フラグの内容に応じて、受信した画
像フレームの符号化データの復号化処理を停止するか否
かを判断する。
【0041】図5は、本発明の第1の実施例に係るテレ
ビ電話の保留制御方法を示すシーケンスチャートであ
る。以下、図1〜図5を参照して本発明の第1の実施例
に係るテレビ電話の保留制御方法について詳細に説明す
る。
【0042】通話中には、動画像送信部1は、画像入力
部11から入力した入力画像フレームを画像符号化部1
3でフレーム間モードで符号化処理し、多重化部15を
介して伝送制御部16から入力画像フレームを符号化処
理した符号化データ(以下、入力画像符号化データと称
する)を送信している。このとき、動画像受信部3の出
力画像切換スイッチ35は、端子aと端子cとが接続さ
れている。従って、動画像受信部3は、受信した入力画
像符号化データを画像復号化部33で復号化処理し、画
像出力部37に画像入力部11の入力画像フレームと同
一の画像フレームを順次表示させる(ステップS50
1)。
【0043】通話中に一方のユーザが保留スイッチ12
を操作すると(ステップS502)、保留スイッチ12
は、保留設定信号を識別信号生成部14へ出力する。識
別信号生成部14は、保留設定識別フラグを作成し、画
像符号化部13の符号化制御部24と多重化部15とに
出力する。応じて、符号化制御部24は、以後画像フレ
ームの符号化処理を中断する(ステップS503)。こ
れによって、送信フレームメモリ29には、ユーザが保
留スイッチ12を操作する直前に画像入力部11から入
力した入力画像フレームを格納した状態に保持する。一
方、多重化部15に入力された保留設定識別フラグは、
伝送制御部16から動画像受信部3へ出力する。
【0044】動画像受信部3の受信部311は、保留設
定識別フラグを受信し(ステップS504)、受信バッ
ファ312を介して分離部32へ出力する。分離部32
は、保留設定識別フラグを画像復号化部33の復号化制
御部41とスイッチ制御部34とに出力する。これに応
じて、復号化制御部41は、画像符号化データの復号化
処理を停止させる(ステップS505)。これによっ
て、受信フレームメモリ46には、保留状態識別フラグ
を受信直前に復号化処理された画像フレームが、すなわ
ち、送信フレームメモリ29に格納されている画像と同
一の画像フレームが、格納された状態を保持する。
【0045】スイッチ制御部34は、保留設定識別フラ
グを入力すると、画像切換スイッチ35の端子bと端子
cとを接続する(ステップS506)。このとき、保留
画像格納部36は、格納されている保留画像フレームを
画像出力部37へ出力する。画像出力部37は、入力さ
れた保留画像フレームを表示する(ステップS50
7)。これによって、テレビ電話は保留状態に入る。
【0046】通話を再開したいとき、前述の保留設定し
たユーザが保留スイッチ12を操作すると(ステップS
508)、保留スイッチ12は、保留解除信号を識別信
号生成部14へ出力する。識別信号生成部14は、保留
解除識別フラグを作成し、画像符号化部13の符号化制
御部24と多重化部15とに出力する。応じて、符号化
制御部24は、以後画像入力部11から入力する入力画
像フレームの符号化処理を再開する(ステップS50
9)。すなわち、符号化制御部24は、送信フレームメ
モリ29に格納されている符号化参照フレームを、差分
部21と加算部28とに出力させる。差分部21は、画
像入力部11から入力した入力画像フレームと符号化参
照フレームとの差分誤差を演算する。このときの符号化
参照フレームは、前述したようにユーザが保留スイッチ
12を操作する直前に画像入力部11から入力した入力
画像フレームである。
【0047】一般的に、画像入力部11から入力した入
力画像フレームは、保留設定以前と保留解除後とでは、
通話するユーザとそのユーザの背景、その両者が変化す
ることは稀である。従って、保留解除後の入力画像フレ
ームと符号化参照フレームとの間には相関性があり、生
成した符号化データの発生データ量を抑制することがで
きる。
【0048】一方、多重化部15に入力した保留解除識
別フラグは、伝送制御部16を介して動画像受信部3へ
出力される(ステップS510)。受信制御部31に入
力した保留解除識別フラグは、分離部32を介して画像
復号化部33とスイッチ制御部34とに入力する。
【0049】画像復号化部33の復号化制御部41は、
保留解除識別フラグを入力すると、復号化処理を再開す
るため、動画像送信部1から差分誤差の符号化データが
送信されてくるのを待機する(ステップS511)。一
方、スイッチ制御部34は、保留解除識別フラグを入力
すると、出力画像切換スイッチ35の端子aと端子cと
を接続させる(ステップS512)。
【0050】符号化制御部24は、送信バッファ161
に少なくとも1つの画像フレームを格納しうる空き容量
が確認されれば、上記差分誤差の符号化処理をする。こ
のとき、送信バッファ161には明らかに空き容量が存
在するので、符号化制御部24は、「コマ落とし」をす
ることはなく、前述した手順にて差分誤差の符号化デー
タを作成し、多重化部15へ出力する。さらに、この差
分誤差の符号化データは、逆量子化部26と逆直交変換
部27を介して、差分誤差に復号化処理される。この差
分誤差は、加算部28にて、符号化参照フレームと合成
され、新たな符号化参照フレームとして、送信フレーム
メモリ29に格納される。以降、画像入力部11が出力
する入力画像フレームを順次符号化処理し、動画像受信
部3へ送信する。応じて、動画像受信部3は、前述した
手順にて送信されてくる差分誤差の符号化データを復号
化処理し、復号化処理した差分誤差と受信フレームメモ
リ46に格納されている復号化参照フレームとを加算部
44で合成する。これによって、動画像送信部1の画像
入力部11で入力した入力画像フレームと同一の画像フ
レームを再現し、画像出力部37は、これをモニタに表
示させる。
【0051】(2)第2の実施例 図6は、本発明の第2の実施例に係るテレビ電話の動画
像送信部6の構成を示すブロック図である。動画像送信
部6は、画像入力部61と、保留画像格納部62と、保
留スイッチ63と、入力画像切換スイッチ64と、画像
符号化部65と、識別信号生成部66と、多重化部67
と、伝送制御部68とを備える。ここで、画像入力部6
1と、保留画像格納部62と、保留スイッチ63と、入
力画像切換スイッチ64と、伝送制御部68とは、「従
来の技術」に記載した動画像送信部13(図13参照)
に対応する構成と同一のものであり、多重化部67は、
「第1の実施例」に記載した動画像送信部1(図1参
照)に対応する構成と同一のものであるためそれらの詳
細な説明を省略する。
【0052】識別信号生成部66は、ユーザの操作によ
って保留スイッチ63から入力される保留設定信号もし
くは保留解除信号に応じて、前述した状態識別フラグを
設定し、入力画像切換スイッチ64と、画像符号化部6
5と多重化部67とに出力する。入力画像切換スイッチ
64は、端子a〜cを有しており、通話中には端子aと
端子cとを接続し、保留中には端子bと端子cとを接続
する。画像符号化部65は、画像入力部61から入力さ
れる入力画像フレームを送信するとき、フレーム間モー
ドで符号化処理し、また、保留画像格納部62から入力
される保留画像フレームをフレーム内モードによって符
号化処理する。
【0053】図7は、図6に示す画像符号化部65の構
成を示す詳細なブロック図である。画像符号化部65
は、差分部71と、モード切換スイッチ72と、直交変
換部73と、符号化制御部74と、量子化部75と、逆
量子化部76と、逆直交変換部77と、加算部78と、
格納/非格納切換スイッチ79と、送信フレームメモリ
70とを含む。なお、差分部71と、モード切換スイッ
チ72と、直交変換部73と、量子化部75と、逆量子
化部76と、逆直交変換部77と、加算部78と、送信
フレームメモリ70とは、「従来の技術」に記載した対
応する構成部と同一であるため、それらの詳細な説明を
省略する。符号化制御部74は、状態識別フラグの内容
に応じて、入力する画像フレーム(入力画像フレームま
たは保留画像)をフレーム間モードで符号化処理する
か、フレーム内モードで符号化処理するかを決定し、モ
ード切換スイッチ72と格納/非格納切換スイッチ79
の接続状態を設定する。格納/非格納切換スイッチ79
は、端子a〜cとを有しており、保留設定されていない
ときには、端子aと端子bとを接続し、逆量子化部76
と逆直交変換部77で復号化処理された入力画像フレー
ムを送信フレームメモリ70に格納する。また、保留設
定されているときには、端子aと端子cとを接続し、送
信フレームメモリ70に格納されている符号化参照フレ
ームの内容を保持する。
【0054】図8は、本発明の第2の実施例に係るテレ
ビ電話の動画像受信部8の構成を示すブロック図であ
る。動画像受信部8は、受信制御部81と、分離部82
と、画像復号化部83と、識別信号受信部84と、画像
出力部85とを備える。ここで、受信制御部81と、画
像出力部37とは、「従来の技術」に記載した動画像受
信部15(図15参照)に対応する構成と同一のもので
あり、分離部82は、「第1の実施例」に記載した動画
像受信部3(図3参照)に対応する構成と同一のもので
あるため詳細な説明を省略する。
【0055】画像復号化部83は、フレーム間/フレー
ム内識別フラグの内容に応じて、フレーム間モードによ
って符号化処理された差分誤差の符号化データを復号化
処理し、フレーム内モードによって符号化された保留画
像フレームの符号化データを復号化処理する。なお、画
像復号化部83の詳細な構成については後述する。識別
信号受信部84は、前述した2つの状態識別フラグを画
像復号化部83へ出力する。
【0056】図9は、図8に示す画像復号化部83の詳
細な構成を示すブロック図である。画像復号化部83
は、復号化制御部91と、逆量子化部92と、逆直交変
換部93と、加算部94と、モード切換スイッチ95
と、格納/非格納切換スイッチ96と、受信フレームメ
モリ97とを含む。ここで、逆量子化部92と、逆直交
変換部93と、加算部94とは、「従来の技術」に記載
した復号化制御部161(図16参照)に対応する構成
部と同一であるため、それらの詳細な説明を省略する。
【0057】復号化制御部91は、フレーム間/フレー
ム内識別フラグと、保留設定/解除識別フラグが入力さ
れると、その内容に応じてモード切換スイッチ95と、
格納/非格納切換スイッチ96との接続状態を変更す
る。すなわち、前述した手順と同様に入力した符号化デ
ータの復号化処理を行う。モード切換スイッチ95は、
端子a〜cとを有しており、フレーム間モード時には端
子aと端子bとを接続し、フレーム内モード時には端子
aと端子cとを接続する。格納/非格納切換スイッチ9
6は、端子d〜eとを有しており、保留解除を示す保留
設定/解除識別フラグが入力されたならば、端子dと端
子eとを接続し、保留設定を示す保留設定/解除識別フ
ラグが入力されたならば端子dと端子fとを接続する。
【0058】図10は、本発明の第2の実施例に係るテ
レビ電話の保留制御を示すシーケンスチャートである。
以下、図6〜図10を参照して本発明の第2の実施例に
係る保留制御について詳細に説明する。
【0059】通話中には、動画像送信部6の符号化制御
部74は、符号化データの発生を抑制するために通常フ
レーム間モードにて、前述したように入力画像フレーム
の符号化処理を行う。従って、符号化制御部74は、モ
ード切換スイッチ72の端子bと端子cとを、さらに端
子eと端子fとを接続させる。また、符号化制御部74
は、格納/非格納切換スイッチ79の端子aと端子bと
を接続させる。画像入力部61が出力した入力画像フレ
ームは差分部71に入力し、同時に送信フレームメモリ
70から入力する符号化参照フレームとこの入力画像フ
レームとの差分誤差を求める。この差分誤差は、前述し
た手順と同様に直交変換部73と量子化部75とで符号
化処理され、多重化部67と逆量子化部76とへ出力さ
れる。逆量子化部76へ出力された差分誤差は、前述し
た手順と同様に入力画像フレームに復号化処理され、新
たな符号化参照フレームとして送信フレームメモリ70
に格納される。一方、多重化部67に入力した差分誤差
の符号化データは、前述した手順と同様に、動画像受信
部8へ多重化データとして出力される。
【0060】動画像受信部8の画像復号化制御部83
は、フレーム間モードで入力した符号化データの復号化
処理を行う。従って、画像復号化制御部83は、モード
切換スイッチ95の端子aと端子bとを接続させる。ま
た、格納/非格納切換スイッチ96の端子dと端子eと
を接続させる。受信部81に入力した多重化データは分
離部82で差分誤差の符号化データと制御データとに分
離される。この差分誤差の符号化データは、逆量子化部
92に入力され、また、制御データは、復号化制御部9
1に入力される。復号化制御部91は、制御データに基
づいて、前述した手順にて差分誤差の符号化データを、
逆量子化部92と逆直交変換部93とで差分誤差に復号
化処理させる。この差分誤差は、加算部94にて復号化
参照フレームと合成され、出力画像フレームを再現し、
画像出力部85と受信フレームメモリ97とに出力され
る。画像出力部85は、モニタにこの出力画像を表示す
る。また、受信フレームメモリ97は、この出力画像フ
レームを新たな復号化参照フレームとして格納する。上
記のようにして、第2の実施例に係るテレビ電話では動
画像の送受信を行っている(ステップS1001)。
【0061】通話中に一方のユーザが通話を保留したい
とき、そのユーザは、保留スイッチ63を操作する(ス
テップS1002)。応じて、保留スイッチ63は、保
留設定信号を識別信号生成部66へ出力する。識別信号
生成部66は、保留設定を示す状態識別フラグ(以下、
保留設定識別フラグと称する)を作成し、入力画像切換
スイッチ64と、画像符号化部65の符号化制御部74
と、多重化部67とに出力する。画像切換スイッチ74
は、保留設定識別フラグを入力されると、端子bと端子
cとを接続する(ステップS1003)。従ってこれ以
降、画像符号化部65には、保留画像格納部62に格納
されている保留画像フレームが入力される。符号化制御
部74は、保留設定識別フラグを入力すると、モード切
換スイッチ72の端子aと端子cとを、さらに端子dと
端子fとを接続する。従って以後、符号化制御部74
は、入力する保留画像フレームをフレーム内モードで符
号化処理する。また、符号化制御部74は、格納/非格
納切換スイッチ79の端子aと端子cとを接続する。従
ってこれ以降、送信フレームメモリ70は、画像符号化
部65で符号化処理されても、新たな符号化参照フレー
ムを格納しない。そのため、ユーザが保留スイッチ63
を操作する直前に画像入力部61から入力した入力画像
フレームを符号化参照フレームとして送信フレームメモ
リ70に格納した状態を維持する。多重化部67に入力
した保留設定識別フラグは、伝送制御部68から動画像
受信部8へ出力される。動画像受信部8の受信部81
は、保留設定識別フラグを受信し(ステップS100
5)、受信バッファ813を介して分離部82へ出力す
る。
【0062】保留設定識別フラグは、分離部82から識
別信号受信部84を介して画像復号化部83へ入力す
る。保留設定識別フラグを入力した復号化制御部91
は、モード切換スイッチ95の端子aと端子cとを接続
させ、格納/非格納切換スイッチ96の端子dと端子f
とを接続させる(ステップS1006)。従って以後、
復号化制御部91は、入力する保留画像フレームをフレ
ーム内モードで復号化処理する。従って、受信フレーム
メモリ97は、画像復号化部83で復号化処理が行われ
ても、新たな復号化参照フレームを格納しない。そのた
め、上述した送信フレームメモリ70と同一のものが受
信フレームメモリ97に格納することとなる。
【0063】保留画像格納部62の保留画像フレーム
は、前述したように画像符号化部65に入力する。この
とき、符号化制御部74は、送信バッファ681の空き
容量を確認し、十分な空き容量が確認されると、保留画
像フレームの符号化処理をフレーム内モードで行う(ス
テップS1007)。この保留画像フレームの符号化デ
ータは、前述と同様に多重化部67で制御データと多重
化されて多重化データとして伝送制御部68から出力さ
れる。動画像受信部8の受信部811は、この多重化デ
ータを受信し(ステップS1008)、受信バッファ8
13を介して分離部82へ出力する。分離部82は、前
述したように制御データを復号化制御部91に、そし
て、保留画像フレームの符号化データを逆量子化部92
へと出力する。復号化制御部91は、前述と同様に、保
留画像フレームの符号化データを保留画像フレームに復
元し、画像出力部85へ出力する。画像出力部85は、
モニタに保留画像フレームを表示させる(ステップS1
009)。以降、保留中には、動画像送信部6および動
画像受信部8は、このステップS1007〜ステップS
1009の動作を繰り返し行う。
【0064】ユーザが通話を再開したいとき、このユー
ザは、保留スイッチ63を操作し、保留状態を解除しよ
うとする(ステップS1010)。応じて、保留スイッ
チ63は、保留解除信号を識別信号生成部66へ出力す
る。保留スイッチ63は、保留解除信号を識別信号生成
部66へ出力する。識別信号生成部66は、保留解除を
示す状態識別フラグ(以下、保留解除識別フラグと称す
る)を作成し、入力画像切換スイッチ64と、画像符号
化部65の符号化制御部74と、多重化部67とに出力
する。入力画像切換スイッチ64は、保留解除識別フラ
グが入力されると、端子aと端子cとを接続する(ステ
ップS1011)。従って、これ以降、画像符号化部6
5には、画像入力部61が入力した入力画像フレームが
入力される。符号化制御部74は、保留設定識別フラグ
が入力されると、モード切換スイッチ72の端子bと端
子cとを、さらに端子eと端子fとを接続する(ステッ
プS1012)。従って、これ以降、符号化制御部74
は、画像入力部61から入力される保留画像フレームを
フレーム間モードで符号化処理する。また、符号化制御
部74は、格納/非格納切換スイッチ79の端子aと端
子bとを接続する。従ってこれ以降、送信フレームメモ
リ70は、画像符号化部65で符号化処理が行われる
と、新たな符号化参照フレームとしてこれを格納する。
多重化部67に入力した保留解除識別フラグは、伝送制
御部68から動画像受信部8へ出力される。動画像受信
部8の受信部81は、保留設定識別フラグを受信し(ス
テップS1013)、受信バッファ812を介して分離
部82へ出力する。
【0065】保留解除識別フラグは、分離部82から識
別信号受信部84を介して画像復号化部83へ入力す
る。保留解除識別フラグを入力した復号化制御部91
は、モード切換スイッチ95の端子aと端子bとを接続
させ、格納/非格納切換スイッチ96の端子dと端子e
とを接続させる(ステップS1014)。従って以降、
復号化制御部91は、入力する保留画像フレームをフレ
ーム間モードで符号化処理する。すなわち、画像復号化
部83は、差分誤差の符号化データを復号化処理し、受
信フレームメモリ95に格納されている復号化参照フレ
ームを使用して画像出力部85のモニタに表示させる出
力画像を作成することとなる。
【0066】以降、ステップS1001と同様の動作を
することによって動画像通信装置による動画像通信が再
開される。
【0067】なお、上述した「第1の実施例」に記載し
た保留画像格納部36と、「第2の実施例」に記載した
保留画像格納部66とは、予め保留画像フレームが格納
されているようにしているが、両保留画像格納部36お
よび66の代わりに、テレビチューナやビデオ再生部を
設置し、保留中にはテレビ画像やビデオテープの画像を
画像出力部37および85に表示させてもよい。
【0068】なお、上述した「第2の実施例」では、保
留時においては、保留中であることを示す保留画像を、
符号化参照フレームおよび復号化参照フレームを用いず
に符号化または復号化できるフレーム内モードを用いて
符号化することで、送信フレームメモリ70および受信
フレームメモリ97に格納されている符号化参照フレー
ムおよび復号化参照フレームを更新しないとしたが、送
信フレームメモリ70と受信フレームメモリ97とをそ
れぞれ第1の送信フレームメモリと第1の受信フレーム
メモリとする。また、新たに第1の送信フレームメモリ
と同様な第2の送信フレームメモリと、第1の受信フレ
ームメモリと同様な第2の受信フレームメモリとを、動
画像通信装置に設ける。通常時(保留時以外の時)に動
画像を送信する際には第1の送信フレームメモリまたは
第2の送信フレームメモリのどちらか一方を用いて符号
化処理を行う。また、動画像を受信する際には第1の受
信フレームメモリまたは第2の受信フレームメモリのど
ちらか一方を用いて復号化処理を行う。一方、保留設定
時に、上記通常時に使用している第1または第2の送信
フレームメモリに格納されている符号化参照フレームを
未使用の第1または第2の送信フレームメモリに格納す
る。また、動画像を受信する際には、通常時に使用して
いる第1または第2の受信フレームメモリに格納されて
いる復号化参照フレームを未使用の第1または第2の受
信フレームメモリに格納する。保留解除時に動画像の符
号化処理または復号化処理を再開する際には、符号化参
照フレームまたは復号化参照フレームが格納されている
方の送信、受信フレームメモリを用いて、上記通常時の
符号化または復号化処理を行うとしてもよいことはいう
までもない。
【0069】また、上述した「第2の実施例」では、保
留解除後は、フレーム間モードで符号化処理するとした
が、フレーム間/フレーム内のモード選択は、符号化制
御部74が適応的に選択させるようにしてもよい。通
常、保留設定前の画像フレームと保留解除後の画像フレ
ームとの間には高い相関性があるため、フレーム間モー
ドで符号化されることが多い。
【0070】(3)第3の実施例 図11は、本発明の第3の実施例に係る動画像送受信端
末11の構成を示すブロック図である。動画像送受信端
末11は、入出力部111と、音声符号化部112と、
画像符号化部113と、端末制御部114と、保留スイ
ッチ115と、多重化部116と、分離部117と、音
声符号化部118と、画像復号化部119とを備える。
入出力部111は、音声入力部1111と、画像入力部
1112と、音声出力部1113と、画像出力部111
4とを含む。なお、画像入力部1112と、画像出力部
1114と、保留スイッチ115とは、「従来の技術」
に記載した対応する構成部と同一であるため、それらの
詳細な説明を省略する。音声入力部1111は、マイク
などで構成されており、音声の入力し、後段の音声符号
化部112(後述)へ音声信号として出力する。音声出
力部1113は、スピーカなどで構成されており、前段
の音声復号化部118(後述)で復号化処理された音声
を出力する。音声符号化部112は、入力した音声信号
を符号化処理し、多重化部116へ音声符号化データと
して出力する。画像符号化部113は、入力した画像信
号を符号化処理し、多重化部116へ画像符号化データ
として出力する。端末制御部114は、保留スイッチ1
15から入力される保留設定または保留解除識別信号に
応じて入出力部111の電源のオン/オフを切り換え
る。端末制御部114は、さらに保留設定または保留解
除識別信号を多重化部116へ出力する。多重化部11
6は、通話時には、音声および画像符号化データを多重
化(以下、単に多重化データと称する)し、通話先の動
画像送受信端末11に出力する。多重化部116は、ま
た、端末制御部114から保留設定または保留解除識別
信号が入力されると、これらを通話先のテレビ電話に出
力する。分離部117は、通話時に送信されてくる多重
化データを音声符号化データと画像符号化データとに分
離し、前者を音声復号化部118へ、後者を画像復号化
部119へと出力する。分離部117は、また、保留設
定または保留解除識別信号が入力されると、これを端末
制御部114へ出力する。音声復号化118は、入力し
た音声符号化データを復号化処理し、すなわち、音声信
号に復号化処理し、音声出力部1113へ出力する。画
像復号化部119は、入力した画像符号化データを復号
化処理し、すなわち、画像信号に復号化処理し、画像出
力部1114へ出力する。
【0071】図12は、本発明の第3の実施例に係る動
画図送受信端末11の入出力部111の電源制御をを示
すシーケンスチャートである。以下、図11,12を参
照して本発明の第3の実施例に係る保留制御について詳
細に説明する。
【0072】通話中には、動画像送受信端末11の音声
入力部1111と画像入力部1112とに入力した音声
と画像とは、それぞれ音声符号化部112と画像符号化
部113とで符号化処理され、多重化部116へ出力さ
れる。多重化部116は、符号化された音声符号化デー
タと画像符号化データを多重化し、多重化データとして
これを相手方の動画像送受信端末11に出力する。ま
た、分離部117は、相手方の動画像送受信端末11か
ら送信されてきた多重化データを受信し、これを音声符
号化データと画像符号化データとに分離し、それぞれを
音声復号化部118と画像復号化部119とに出力す
る。音声復号化部118と画像復号化部119は、符号
化処理された音声データと画像データとを、それぞれ音
声信号と画像信号とに復号化処理する。応じて、音声出
力部1113は音声を出力し、画像出力部1114は画
像を出力する(ステップS1201)。
【0073】通話中に一方が通話を保留したいとき、保
留スイッチ115を操作する(ステップS1202)。
応じて、保留スイッチ115は、保留設定信号を端末制
御部114へ出力する。端末制御部114は、入出力部
111の電源をオフする(ステップS1203)。ま
た、端末制御部114は、保留設定識別フラグを作成
し、多重部116から他方の動画像送受信端末11へ出
力する。この保留設定識別フラグは、有線(あるいは無
線)の伝送路を介して、他方の動画像送受信部11の分
離部117に入力される(ステップS1204)。保留
設定識別フラグは、分離部117から端末制御部114
に出力される。応じて、端末制御部114は、入出力部
111の電源をオフする(ステップS1205)。
【0074】通話を再開したいとき、保留設定した一方
が保留スイッチ115を操作する(ステップS120
6)。応じて、保留スイッチ115は、保留解除信号を
端末制御部114へ出力する。端末制御部114は、入
出力部111の電源をオンする(ステップS120
7)。また、端末制御部114は、保留解除識別フラグ
を作成し、多重部116から他方の動画像送受信端末1
1へ出力する。この保留設定識別フラグは、有線(ある
いは無線)の伝送路を介して、他方の動画像送受信部1
1の分離部117に入力される(ステップS120
8)。保留解除識別フラグは、分離部117から端末制
御部114に出力される。応じて、端末制御部114
は、入出力部111の電源をオンする(ステップS12
09)。これによって、ステップS1201と同様に動
画像の送受信が再開される(ステップS1210)。
【0075】なお、上記の第3の実施例においては、入
出力部111の電源を一括的に制御しているが、音声入
力部1111、画像入力部1112、音声出力部111
3、画像出力部1114の電源を個別的に制御してもよ
い。
【0076】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、符号化手段
は、保留解除されると、現在入力された動画像データ
と、保留設定の直前に送信フレームメモリが格納した動
画像データとの差分誤差を演算し、この差分誤差の符号
化データを作成する。また、復号化手段は、保留解除さ
れると、現在入力した差分誤差の符号化データを復号化
処理し、保留設定の直前に受信フレームメモリが格納し
た動画像データと、現在入力した動画像データの差分誤
差とを合成する。したがって、送信フレームメモリに格
納されている動画像データと保留解除直後に入力した動
画像データとは相関性を有することとなるため、発生す
る符号化データのデータ量は抑制される。これによっ
て、動画像通信装置は、「コマ落とし」をすることが少
なくなり、動画像受信側の動画像通信装置には動きの滑
らかな動画像を再現できる。しかも、送信フレームメモ
リの記憶容量を増加させることもないため、動画像通信
装置の部材のコストを削減できる。
【0077】請求項2の発明によれば、保留設定中に
は、保留設定された側の動画像通信装置の保留画像格納
手段は、保留画像データを出力する。これによって、保
留設定された側は、保留中であることが認識でき、保留
設定した側は、私的な用件を保留設定された側に秘密に
することができる。
【0078】請求項3の発明によれば、符号化手段は、
保留設定されると、符号化データを生成することを中断
させ、送信フレームメモリに保留設定される直前に符号
化処理された動画像データを格納した状態を保持する。
そして、符号化手段は、保留画像格納手段に格納されて
いる保留画像データを直接的に符号化処理し、符号化デ
ータを作成する。符号化手段は、保留解除されると、保
留画像データの符号化データを生成することを停止す
る。そして、符号化手段は、送信フレームメモリに格納
されている動画像データと、現在入力した動画像データ
との差分誤差を演算し、この差分誤差の符号化データを
生成する。さらに、符号化手段は、現在入力した動画像
データを送信フレームメモリに格納させる。一方、復号
化手段は、保留設定されると、受信フレームメモリに保
留設定される直前に復号化処理された動画像データを格
納した状態を保持する。また、復号化手段は、保留解除
されると、受信フレームメモリに格納されているの動画
像データと、現在入力した動画像データの差分誤差とを
合成する。このように、動画像送信手段は、保留解除直
後には相関性のある2つの動画像データから差分誤差を
演算する。これによって、動画像通信装置は、「コマ落
とし」をすることが少なくなり、動画像受信側の動画像
通信装置には動きの滑らかな動画像を再現できる。しか
も、送信フレームメモリの記憶容量を増加させることも
ないため、動画像通信装置の部材のコストを削減でき
る。
【0079】請求項4の発明によれば、保留画像格納手
段は、テレビ受信機で構成されているため、保留設定中
には、保留設定された側の動画像通信装置にテレビ映像
を表示させることができる。これによって、保留設定さ
れた側は、保留中の時間を退屈せずに保留解除を待つこ
とができる。
【0080】請求項5の発明によれば、保留設定中に
は、保留設定した側の動画像通信装置の入出力手段の電
源をオフする。これによって、動画像通信装置の消費電
力を低減することができる。
【0081】請求項6の発明によれば、保留設定中に
は、電源制御手段は、保留設定した側の動画像通信装置
の画像入力手段、音声入力手段、画像出力手段、音声出
力手段の電源を独立的にオフする。また、保留解除され
ると、電源制御手段は、保留設定した側の動画像通信装
置のオフされた画像入力手段、音声入力手段、画像出力
手段、音声出力手段の電源をオンする。これによって、
動画像通信装置の消費電力を低減することができる。さ
らに、保留設定中において、画像入力手段、音声入力手
段、画像出力手段、音声出力手段の電源のオン/オフを
独立的に行うことにより、動画像通信装置が、保留中で
あることを周囲に知らしめることができる。
【0082】請求項7の発明によれば、保留設定中に
は、保留設定された側の動画像通信装置の入出力手段の
電源をオフする。これによって、動画像通信装置の消費
電力を低減することができる。
【0083】請求項8の発明によれば、保留設定中に
は、電源制御手段は、保留設定された側の動画像通信装
置の画像入力手段、音声入力手段、画像出力手段、音声
出力手段の電源を独立的にオフする。また、保留解除さ
れると、電源制御手段は、保留設定された側の動画像通
信装置のオフされた画像入力手段、音声入力手段、画像
出力手段、音声出力手段の電源をオンする。これによっ
て、動画像通信装置の消費電力を低減することができ
る。さらに、保留設定中において、画像入力手段、音声
入力手段、画像出力手段、音声出力手段の電源のオン/
オフを独立的に行うことにより、動画像通信装置が、保
留中であることを周囲に知らしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るテレビ電話の動画
像送信部1の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す画像符号化部13の構成を示す詳細
なブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るテレビ電話の動画
像受信部3の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示す画像復号化部33の詳細な構成を示
すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係るテレビ電話の保留
制御を示すシーケンスチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例に係るテレビ電話の動画
像送信部6の構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示す画像符号化部65の構成を示す詳細
なブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係るテレビ電話の動画
像受信部8の構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示す画像復号化部83の詳細な構成を示
すブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施例に係るテレビ電話の保
留制御を示すシーケンスチャートである。
【図11】本発明の第3の実施例に係る動画像送受信端
末11の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第3の実施例に係る動画図送受信端
末11の入出力部111の電源制御をを示すシーケンス
チャートである。
【図13】従来に係る動画像送信部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図14】従来に係る画像符号化部の詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図15】従来に係る動画像受信部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図16】従来に係る画像復合化部の詳細な構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1,6…動画像送信部 11,61,1112…画像入力部 12,63,115…保留スイッチ 13,65,113…画像符号化部 14,66…識別信号生成部 15,67,116…多重化部 16,68…伝送制御部 161,681…送信バッファ 162,682…伝送部 21,71…差分部 22,72…モード切換スイッチ 23,73…直交変換部 24,74…符号化制御部 25,75…量子化部 26,76…逆量子化部 27,77…逆直交変換部 28,78…加算部 29,70…送信フレームメモリ 3,8…動画像受信部 31,81…受信制御部 311,812…受信部 312,813…受信バッファ 32,82,117…分離部 33,83,119…画像復号化部 34…スイッチ制御部 35…出力画像切換スイッチ 36,62…保留画像格納部 37,85,1114…画像出力部 41,91…復号化制御部 42,92…逆量子化部 43,93…逆直交変換部 44,94…加算部 45,95…切換スイッチ 46,97…受信フレームメモリ 64…入力画像切換スイッチ 79,96…格納/非格納切換スイッチ 84…識別信号受信部 11…動画像送受信端末 111…入出力部 1111…音声入力部 1113…音声出力部 112…音声符号化部 114…端末制御部 118…音声復号化部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路を介して動画像通信を行うための
    装置であって、 入力した動画像データを符号化して送信する動画像送信
    手段と、 入力した符号化データを復号化して動画像データを生成
    する動画像受信手段とを備え、 前記動画像送信手段は、 所定フレーム前の動画像データを順次格納する送信フレ
    ームメモリを有し、当該送信フレームメモリに格納され
    た動画像データと、現在入力された動画像データとの差
    分誤差の符号化データ、または、現在入力された動画像
    データの符号化データを選択的に生成する符号化手段
    と、 人為的な操作に応答して、動画像通信の保留を設定もし
    くは解除するための保留設定/解除手段とを含み、 前記符号化手段は、 前記保留設定/解除手段によって保留設定されると、前
    記送信フレームメモリに格納されている動画像データを
    固定的に保持させ、 前記保留設定/解除手段によって解除設定されると、固
    定的に保持されている前記送信フレームメモリに前記動
    画像データを順次格納可能にし、 前記動画像受信手段は、 所定フレーム前の動画像データを順次格納する受信フレ
    ームメモリを有し、現在入力された動画像データとの差
    分誤差の符号化データ、または、現在入力された動画像
    データの符号化データを選択的に復号化する復号化手段
    を備え、 前記復号化手段は、 外部から保留設定を通知されると、前記受信フレームメ
    モリに格納されている動画像データを固定的に保持さ
    せ、 外部から解除設定を通知されると、固定的に保持されて
    いる前記受信フレームメモリに前記動画像データを順次
    格納可能にすることを特徴とする、動画像通信装置。
  2. 【請求項2】 前記動画像受信手段は、保留設定中であ
    ることを示す保留画像データを格納する保留画像格納手
    段を含み、 前記動画像受信手段は、動画像通信中に他の動画像送信
    手段から前記伝送路を介して保留設定/解除されると、
    前記保留画像格納手段から前記保留画像データを出力さ
    せるか否かを選択することを特徴とする、請求項1に記
    載の動画像通信装置。
  3. 【請求項3】 前記動画像送信手段は、さらに保留設定
    中であることを示す保留画像データを格納する保留画像
    格納手段を含み、 前記符号化手段は、 前記保留設定/解除手段によって保留設定されると、前
    記送信フレームメモリに格納されている動画像データを
    固定的に保持させ、前記送信フレームメモリに格納され
    ている動画像データを参照せずに現在入力された前記保
    留画像データの符号化データを生成し、 前記保留設定/解除手段によって解除設定されると、固
    定的に保持されている前記送信フレームメモリに前記動
    画像データを順次格納可能にし、前記送信フレームメモ
    リに格納された動画像データと、現在入力された動画像
    データとの差分誤差の符号化データを生成し、 前記復号化手段は、 外部から保留設定を通知されると、前記受信フレームメ
    モリに格納されている動画像データを固定的に保持さ
    せ、現在入力された保留画像データの符号化データを復
    号化し、 外部から解除設定を通知されると、固定的に保持されて
    いる前記受信フレームメモリに前記動画像データを順次
    格納可能にし、現在入力された差分誤差の符号化データ
    を復号することを特徴とする、請求項1に記載の動画像
    通信装置。
  4. 【請求項4】 前記保留画像格納手段は、テレビ受信機
    から構成されることを特徴とする、請求項2または3に
    記載の動画像通信装置。
  5. 【請求項5】 伝送路を介して動画像通信を行うための
    装置であって、 動画像データおよび音声データを入出力する入出力手段
    と、 人為的な操作に応答して、動画像通信の保留を設定もし
    くは解除するための保留設定/解除手段と、 前記入出力手段の電源を制御する電源制御手段を備え、 前記電源制御手段は、 前記保留設定/解除手段が保留を設定すると、前記入出
    力手段の電源をオフし、 前記保留設定/解除手段が保留を解除すると、前記入出
    力手段の電源をオンすることを特徴とする、動画像通信
    装置。
  6. 【請求項6】 前記入出力手段は、 入力した音声を音声データに変換して出力する音声入力
    手段と、 入力した動画像を動画像データに変換して出力する画像
    入力手段と、 前記伝送路を介して送信されてくる音声データに基づき
    音声を出力する音声出力手段と、 前記伝送路を介して送信されてくる動画像データに基づ
    き動画像を出力する画像出力手段とを含み、 前記電源制御手段は、 前記保留設定/解除手段が保留を設定すると、前記動画
    像入力手段と、前記音声入力手段と、前記画像出力手段
    と、前記音声出力手段との電源を独立的にオフし、 前記保留設定/解除手段が保留を解除すると、オフされ
    た前記動画像入力手段、前記音声入力手段、前記画像出
    力手段、あるいは前記音声出力手段の電源をオンするこ
    とを特徴とする、請求項6に記載の動画像通信装置。
  7. 【請求項7】 前記保留設定/解除手段は、動画像通信
    の保留を設定もしくは解除を、前記伝送路を介して当該
    動画像通信を行っている他方に通知し、 前記電源制御手段は、さらに前記通知によって保留を設
    定されると、前記入出力手段の電源をオフし、 前記通知によって保留を解除されると、前記入出力手段
    の電源をオンすることを特徴とする、請求項5に記載の
    動画像通信装置。
  8. 【請求項8】 前記入出力手段は、 入力した音声を音声データに変換して出力する音声入力
    手段と、 入力した動画像を動画像データに変換して出力する画像
    入力手段と、 前記伝送路を介して送信されてくる音声データに基づき
    音声を出力する音声出力手段と、 前記伝送路を介して送信されてくる動画像データに基づ
    き動画像を出力する画像出力手段とを含み、 前記電源制御手段は、 前記通知によって保留を設定されると、前記動画像入力
    手段と、前記音声入力手段と、前記画像出力手段と、前
    記音声出力手段との電源を独立的にオフし、 前記通知によって保留を解除されると、オフされた前記
    動画像入力手段、前記音声入力手段、前記画像出力手
    段、あるいは前記音声出力手段の電源をオンすることを
    特徴とする、請求項7に記載の動画像通信装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002027418A (ja) * 2000-07-06 2002-01-25 Mitsubishi Electric Corp テレビ電話装置
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JP2010055188A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Casio Comput Co Ltd サーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置、クライアント装置、サーバ制御プログラム及びクライアント制御プログラム

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