JPH0833135B2 - 内燃機関のアイドル回転数制御装置 - Google Patents

内燃機関のアイドル回転数制御装置

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JPH0833135B2
JPH0833135B2 JP1009857A JP985789A JPH0833135B2 JP H0833135 B2 JPH0833135 B2 JP H0833135B2 JP 1009857 A JP1009857 A JP 1009857A JP 985789 A JP985789 A JP 985789A JP H0833135 B2 JPH0833135 B2 JP H0833135B2
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、容量可変なエアコンを搭載した内燃機関の
アイドル回転数制御装置に関する。
〈従来の技術〉 電子制御燃料噴射装置を備えた内燃機関にあっては、
吸気系に介装されたスロットル弁をバイパスする通路に
介装された電磁式のアイドル制御弁の開度をデューティ
制御することによりアイドル回転数を制御するようにし
ている。
ところで、アイドル制御弁へのパルス信号のデューテ
ィ比は通常運転時は次式によって決定されている。
ISCdy=ISCtw+ISCac+ISCet+ISCfb ここで、ISCtwは冷却水温度(以下水温という)依存
の基本制御量,ISCacはエアコン補正量,ISCetはその他の
各種補正量,ISCfbは後述するアイドル回転数のフィード
バック制御(ISC)のためのフィードバック補正量であ
る。
アイドル回転数のフィードバック制御については、水
温センサによって検出される水温に依存する目標回転数
とクランク角センサ等によって検出される実際の機関回
転数とを比較し、差がある場合に、その時の制御量に補
正を加えて目標回転数になるように制御するわけであ
り、このため、フィードバック補正量ISCfbというもの
を定めている。
そして、フィードバック補正量ISCfbの値は比例積分
(PI)制御により変化させ、安定した制御としている。
即ち、目標回転数と実回転数とを比較し、実回転数が目
標回転数より低(高)い場合には、フィードバック補正
量ISCfbを、初めにP分だけ上(下)げて、それからI
分ずつ徐々に上(下)げていく。
ところで、ISCtw,ISCac,ISCetを加算したオープンル
ープデューティ(フィードバック補正量ISCfb=0のと
きの制御量ISCdy)によって得られる回転数が目標回転
数と完全に一致していれば、フィードバック補正量ISC
fbは0になるので、フィードバック制御は不要なのであ
るが、実際にはスロットルチャンバの詰まり、アイドル
制御弁その他の部品のバラツキ、経時変化等で相関がず
れるため、フィードバック制御を行っている。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、前記エアコン補正量ISCacは、エアコン駆
動時の機関負荷増大に対して与えられるわけであるが、
近年開発された冷暖房の要求量に応じて容量(冷媒吐出
量)を可変に調節できるようにした可変容量型のエアコ
ンにおいては、制御される容量に応じて機関の負荷が変
化するため、前記一定のエアコン補正量ISCacでは、か
かる容量変化に伴う負荷の変化に対応することができな
い。
例えば、気温が高くエアコンの容量が大きく制御され
て前記一定のエアコン補正量ISCacでは不足していると
きには、フィードバック制御によるフィードバック補正
量ISCfbを増大することによって、補助空気流量を確保
している。
しかしながら、かかる方式では駆動直後は制御遅れに
より回転の落ち込みを生じ、非駆動直後は一定のISCac
を減少させるだけでは空気量が過剰となって回転の吹き
上がりを生じる。
逆に、気温が低くISCacの付加により空気量が過剰と
なる場合には、駆動直後に回転の吹き上がりを生じ、非
駆動直後は回転の落ち込みを生じる。
尚、上記可変容量型エアコンの容量変化への対応を目
的とするものではないが、スロットル弁の閉位置を可変
制御してアイドル回転数を制御するものにおいて、安定
した回転数フィードバック制御中に実スロットル弁開度
と目標スロットル弁開度との偏差を長期的に学習して長
期学習値を設定すると同時に、該目標スロットル弁開度
を長期学習値で補正した開度と実スロットル弁開度との
偏差をそのままリアルタイム学習値としてエアコンON時
とOFF時とで独立に記憶しておき、エアコンのON,OFF切
換直後等の回転が不安定となる条件では前記直前の回転
数フィードバック制御時に記憶され長期学習値とリアル
タイム学習値とで学習された目標スロットル弁開度とな
るようにスロットル位置のフィードバック制御(回転数
のフィードバック制御はしない)を行うようにしたもの
が開示されている(特開昭61-272444号公報参照)。
しかしながら、この方式では、エアコンON時のリアル
タイム学習値がエアコンの負荷に相当するわけではない
ので、例え、可変容量型エアコンに適用としたしても常
にエアコンの負荷変化に見合った制御が行われるもので
はない。例えばエアコンOFF時にパワーステアリングや
エアコン以外の電気負荷時の負荷が変化した場合、該負
荷変化に応じてエアコンOFF時のリアルタイム学習値は
変化するが、長期学習値は殆ど変化していないので、そ
の後エアコンONに切り換えられたときに長期学習値で補
正したスロットル開度(θs+θl)に対して前回のエア
コンON時のリアルタイム学習値(θr)を付加してもエ
アコンの負荷に見合った開度が得られず、エアコンOFF
中に変化した負荷分が過不足となってアイドル回転数が
過大となったり、不足したりすることとなる。
また、エアコン使用中は長期学習値θlで学習された
スロットル開度(θs+θl)は、エアコンON時の実スロ
ットル弁開度(θs+θl+θr1)とエアコンOFF時の実
スロットル弁開度との(θs+θl+θr0)との間にある
と考えられる(エアコンON時のリアルタイム学習値θr1
>0,エアコンOFF時のリアルタイム学習値θr0<0)。
この状態で、エアコンの運転を暫く停止した後運転を再
開するような場合を考えると、エアコン停止中に長期学
習されるスロットル弁開度(θs+θl)は、エアコン運
転中のエアコンOFF時の実スロットル弁開度(θs+θl
+θr0)に近づくように減少し、その後エアコンのON開
始時に前回のエアコンON終了時のリアルタイム学習値θ
r1が付加されても、エアコン停止中に減少したθr0(マ
イナスの値)だけ不足する。特に、可変容量型エアコン
に適用する場合は、外気温度に見合った容量に絞って駆
動するため、全開で駆動される一定容量型エアコンの場
合に比較してエアコンONの周期が長引き、その結果エア
コンON中にリアルタイム学習値の長期学習値へのシフト
量が相対的に増大し、長期学習されたスロットル弁開度
(θs+θl)は、開度大側にシフトしている。つまり、
リアルタイム学習値θr1が小さいため、前記エアコン停
止後に再開するときの開度制御量の不足分が大きく、回
転の落ち込みが増大するという問題を発生する。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたも
ので、可変容量型エアコンの容量が変化しても安定した
アイドル回転数制御が行えるようにした内燃機関のアイ
ドル回転数制御装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため本発明は第1図に示すように、容量可変なエ
アコンと、機関吸気系のスロットル弁をバイパスする補
助空気通路に介装されたアイドル制御弁とを備え、アイ
ドル制御弁の開度制御量を前記エアコンの駆動時には増
大すると共に、所定のアイドル運転状態で機関回転数を
目標回転数に近づけるようにアイドル制御弁開度の基本
制御量をフィードバック補正量によって増減補正してフ
ィードバック制御するフィードバック制御手段を備えて
なる内燃機関のアイドル回転数制御装置において、エア
コンの駆動毎に駆動直前の非駆動時のアイドル制御弁開
度のフィードバック補正量を記憶する第1記憶手段と、
エアコンの非駆動直後のフィードバック補正量の初期値
を前記第1記憶手段に記憶された最新の値にセットする
初期値設定手段と、エアコンの非駆動直前の駆動時のフ
ィードバック補正量と、第1記憶手段に記憶された最新
の値との偏差に基づいてエアコン駆動時に増加されるア
イドル制御弁開度の補正量を修正して記憶する第2記憶
手段と、を備えて構成した。
さらに、前記構成に加えて、第1図に鎖線で示すよう
にトランスミッションのギヤ位置がニュートラルか非ニ
ュートラルかを判別するギヤ位置判別手段を設け、前記
第1の記憶手段は、エアコンの駆動毎に駆動直前の非駆
動時のアイドル制御弁開度のフィードバック補正量を前
記ギヤ位置がニュートラルのときと、非ニュートラルの
ときとで独立のメモリに記憶させ、また、前記初期値設
定手段は、エアコンの非駆動直後のフィードバック補正
量の初期値を前記第1記憶手段の対応するギヤ位置のメ
モリに記憶された最新の値にセットさせ、更に前記第2
の記憶手段は、エアコンの非駆動直前の駆動時のフィー
ドバック補正量と、第1記憶手段に記憶された最新の値
との偏差に基づいてエアコン駆動時に増加されるアイド
ル制御弁開度の補正量を修正して前記ギヤ位置がニュー
トラルのときと、非ニュートラルのときとで独立のメモ
リに記憶させる構成としてもよい。
〈作用〉 外気温度に応じてエアコンの容量が可変に制御される
と、これに応じてエアコンの駆動負荷も変化するが、該
駆動負荷に見合ったアイドル制御弁の開度制御量はエア
コンのON,OFF切換による開度制御量の変化量として表さ
れることになり、この開度制御量の変化はフィードバッ
ク補正によってなされることとなる。
そして、エアコンをOFFからONに切り換えるときに、
最新のエアコンON時の負荷(容量)は、前回ON時の最後
つまりOFF切換直前のときの負荷であるので、この負荷
に見合った開度制御量を、該OFF切換直前のON時のフィ
ードバック補正量から当該ONとなる直前のOFF時のフィ
ードバック補正量を差し引いたもの(偏差)として求め
ることができる。この偏差が第2記憶手段に記憶されて
いるので、エアコンがONに切り換えられるときに、該第
2記憶手段に記憶されている最新のエアコンON時の負荷
相当の制御量に基づいてエアコンON時の増加補正量を修
正学習し、該学習された補正量を付加することで、エア
コン容量に見合った開度制御量に速やかに立ち上げるこ
とができ、回転の落ち込みや吹き上がりを良好に抑制で
きる。
また、エアコンONからOFFへの切換時には、第1記憶
手段に記憶された前回のOFF時の最後のフィードバック
補正量を初期値とすることで、前回のOFF時のフィード
バック制御が平衡したときの目標値に近い値を初期値と
してフィードバック制御が開始されることにより、この
場合も回転の吹き上がりや落ち込みを防止できる。
また、トランスミッションのギア位置がニュートラル
のときと非ニュートラルのときとでは、同一の目標回転
数に制御する場合のエンジン負荷が異なる(後者の方が
大きい)。したがって、エアコンの駆動によって目標回
転数が変化するが、該変化に要する負荷がギア位置によ
って異なり、また、エアコンを駆動しないときの負荷も
ギア位置によって異なることとなる。
そこで、本願第2発明では、ギア位置に応じて第1記
憶手段及び第2記憶手段に記憶されるメモリを独立させ
ることにより、ギア位置の切換時の回転変動も抑制でき
る。
〈実施例〉 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
一実施例の構成を示す第2図において、機関1の吸気
通路2に介装されたスロットル弁3の上下流間をバイパ
スして接続された補助空気通路4にアイドル制御弁5が
介装され、該アイドル制御弁5の開度を機関の運転条件
に応じて制御することにより、アイドル回転数が制御さ
れる。
前記アイドル制御弁5の開度制御量は、スロットル弁
3のアイドル位置でONそれ以外でOFFとなるアイドルス
イッチ6からの信号、水温センサ7によって検出される
水温、クランク角センサ8によって検出される機関回転
数、エアコンスイッチ(車室温度を設定温度に保つよう
にエアコンプレッサの駆動をON,OFFする)9からのON,O
FF信号、トランスミッションに装着されギヤ位置のニュ
ートラル時にONそれ以外でOFFとなるニュートラルスイ
ッチ10からのON,OFF信号、バッテリ11の電圧信号等に基
づいてコントロールユニット12が、機関の運転条件を判
断し、この運転条件に応じてアイドル制御弁5に供給す
るパルス信号の開弁デューティ(パルス周期におけるON
時間割合であって開度制御量に相当する)を変化させる
ことによって後述するように行われる。
尚、吸気通路2のスロットル弁3より上流側には、吸
入空気流量を検出するためのエアフローメータ13が設け
られ、更にその上流側には、エアクリーナ14が設けられ
る。
以下に、前記コントロールユニット12によるアイドル
制御弁の開度制御を、第3図のフローチャートに従って
説明する。
ステップ1では、水温等から機関の目標回転数N0
設定する。
ステップ2では、前記目標回転数N0と、クランク角
センサ8からの信号に基づいて検出された実際の機関回
転数Nとの偏差ΔNから、アイドル制御弁5開度のフィ
ードバック制御における積分分ΔIと、積分方向IDRを
設定する。例えば、ΔIは偏差ΔNの絶対値が大きい時
ほど大きくし、又、積分方向IDRは、ΔN(=N0−N)
の値が正のときは1セットし、負のときは0にリセット
する。
ステップ3では、水温に基づく基本制御量ISCtw
他、各種信号に基づく各種補正量ISCetを演算する。
ステップ4ではエアコンスイッチ9のON,OFFを判別す
る。
そして、エアコンスイッチ9がONであるときは、ステ
ップ5へ進み、アイドル制御弁5開度のフィードバック
制御を行う場合に立てられるフラグFBがセットされてい
るか否かを判別する。
フラグFBがセットされているときには、ステップ6へ
進み、エアコンの駆動(エアコンスイッチ9のON)時に
セットされるフラグFACLがセットされているか否かを判
別する。
フラグFACLがセットされていないとき、即ちエアコン
駆動直後のときには、ステップ7へ進み、フラグFACLを
セットする。
ステップ8では、後述するルーチンにより演算された
最新のフィードバック補正量ISCfbを、MISCとして記憶
しておく。つまり、エアコン駆動直前の非駆動時におけ
るフィードバック補正量ISCfbが記憶される。したがっ
て、このステップ8により、第1記憶手段が構成され
る。
ステップ9では、前回のエアコン駆動時に学習された
フィードバック補正量ISCfbの学習値MACDTYをエアコン
補正量ISCacとしてセットする。
また、前記ステップ5でフラグFBがセットされていな
いと判定されたときは、ステップ6〜8をジャンプして
ステップ9へ進み、ステップ6でフラグFALRNがセット
されていると判定されたときも、ステップ7,8をジャン
プしてステップ9へ進む。
次いでステップ10へ進み、アイドル制御弁5開度のフ
ィードバック制御を行う条件(アイドルスイッチ6がON
であること等を条件として含む)であるか否かを判別す
る。
フィードバック制御を行う条件と判定されたときに
は、ステップ11に進んでフラグFBをセットし、フィード
バック制御を行う条件でないと判定されたときには、ス
テップ12へ進んでFBをリセットした後ステップ13でフィ
ードバック補正量ISCfbを0にセットする。
ステップ11又はステップ13を経た後、ステップ14へ進
み、アイドル制御弁5の開度制御量(開弁デューティ
比)ISCdyを次式により演算する。
ISCdy=ISCtw+ISCac+ISCet+ISCfb ステップ15では、前述のように演算されたデューティ
比を出力タイマー(PWM;パルスウェーブモジュレータ)
にセットする。これにより、アイドル制御弁5に前記デ
ューティ比を持つパルス信号が出力され、アイドル制御
弁5が所定の開度に制御される。
一方、ステップ4でエアコンスイッチ9がOFFと判定
されたときは、ステップ16へ進んでフラグFACLがセット
されているか否かを判別する。
そして、フラグFACLがセットされていると判定された
ときは、エアコンの非駆動直後であり、その場合はステ
ップ17へ進んでフラグFACLをリセットした後ステップ18
へ進み、エアコンの駆動後の経過時間を計測するタイマ
の計測値TMAONを設定値TACLRNと比較する。
前記比較により、TMAON≧TACLRNと判定されたとき
は、信頼性がある学習を行える駆動時間を経過している
と判断してステップ19へ進んで前述したエアコン補正量
ISCacの学習値MACDTYを次式に従って修正更新する。
MACDTY=MACDTY+(ISCfb−MISC)・KACON ここで、(ISCfb−MISC)はエアコンの非駆動直前の
駆動時のフィードバック補正量(ISCfb)と、第1記憶
手段によって記憶された最新の値(MISC)との偏差であ
り、該偏差に所定の補正率KACON(<1)を乗算した値
を、前回の学習値MACDTYに加算することにより、新たな
学習値MACDTYを求め、メモリに記憶するものである。こ
のステップ19の機能が第2記憶手段に相当する。
次いでステップ20へ進む。尚、ステップ18で前回の駆
動時間が学習を行える時間TACLRNに達していないと判定
されたときは直接ステップ20へ進む。
ステップ20では、前回のエアコン非駆動時の最終時の
フィードバック補正量MISCを今回の非駆動時のフィード
バック補正量ISCfbの初期値としてセットする。このス
テップ20の機能が初期値設定手段に相当する。
次いでステップ21に進んで前記タイマTMAONをリセッ
トした後、ステップ22に進んでエアコン補正量ISCac
0に設定する。但し、エアコンISCacは漸減させるよう
にしてもよい。尚、ステップ16の判別でフラグFACLが既
にリセットされていると判定されたときは、直接ステッ
プ21に進む。
かかる学習を終了後、ステップ10以降へ進んでアイド
ル制御弁5の開度制御を実行する。
第4図は、フィードバック補正量ISCfbの演算ルーチ
ンを示すフローチャートである。
ステップ31では、フラグFBがセットされているか否か
を判別し、セットされていないときはこのルーチンを終
了する。セットされているときは、ステップ32へ進ん
で、積分制御の増減方向を示すIDRがセットされている
か否かを判別し、セットされているときは、ステップ33
へ進んでフィードバック補正量ISCfbを積分分ΔI増加
させ、リセットされているときはステップ34へ進んで積
分分ΔI減少させる。
このようにすれば、エアコンの駆動時は前回の駆動時
に学習されたエアコン補正量ISCacが用いられることに
より、エアコンの容量に見合ったアイドル制御弁5の開
度制御量の補正が行われるので、回転の落ち込みや吹き
上がりを防止でき、非駆動時は前回の非駆動終了時のフ
ィードバック補正量ISCfbが初期値として用いられるの
で、同じく回転の吹き上がりや落ち込みを防止でき、安
定したアイドル回転数制御を行えるのである。
第5図は、トランスミッションのギヤ位置に応じて別
々にアイドル回転数制御を行うようにした第2の発明の
実施例のアイドル制御弁の開度制御ルーチンのフローチ
ャートを示す。
第3図のフローチャートと異なる部分についてのみ説
明すると、ステップ4からステップ5に移行する間に、
ステップ41でニュートラルスイッチ10のON,OFF判別を行
い、ONであるニュートラル時には、ステップ42へ進んで
ニュートラル時用のメモリに記憶された学習値MACDTYN
をエアコン補正量ISCacとしてセットした後、ステップ4
3へ進んでニュートラル状態を示すフラグFACRGをセット
する。また、ステップ41でニュートラルスイッチ10がOF
Fである非ニュートラルと判定されたときにはステップ4
4へ進み非ニュートラル時用のメモリに記憶された学習
値MACDTYDをエアコン補正量ISCacとしてセットする。
また、ステップ7からステップ10に移行する間に再度
ニュートラルスイッチ10のON,OFF判別が行われ、ON時は
ステップ51に進んで現在のフィードバック補正量ISCfb
をニュートラル時用のメモリにMISCNとして記憶し、OFF
時はステップ25に進んでISCfbを非ニュートラル時用の
メモリにMISCDとして記憶する。
さらに、ステップ18からステップ21に移行する間にス
テップ61で前記フラグFACRGがセットされているか否か
を判別し、セットされているとき即ち直前の駆動終了時
にニュートラル状態であるときには、ステップ62へ進ん
で現在のニュートラルスイッチ10のON,OFF判別を行う。
そして引き続きニュートラル状態であるときには、ステ
ップ63へ進んでニュートラル時用のメモリに記憶された
学習値MACDTYNを次式に従って修正更新する。
MACDTYN=MACDTYN+(ISCfb−MISC)・KACON ステップ62で現在は非ニュートラル状態に切り替わっ
たと判定されたときには、学習に信頼性がないためステ
ップ62での学習を行うことなくステップ66へ進む。
一方、フラグFACRGがセットされていないときには、
ステップ64へ進んで同様にニュートラルスイッチのON,O
FF判別を行い、非ニュートラル状態が継続したときのみ
ステップ65へ進んで、非ニュートラル時用のメモリに記
憶された学習値MACDTYDを次式に従って修正更新する。
MACDTYD=MACDTYD+(ISCfb−MISC)・KACON ステップ64でニュートラルスイッチ10がOFFと判定さ
れたときは、ステップ66へ進む。また、ステップ18でTM
AON<TACLRNと判定されたときもステップ66へ進む。
ステップ66では、再度ニュートラルスイッチ10のON,O
FF判別を行い、ONのときはステップ67へ進んで前記ステ
ップ52でニュートラル用のメモリに記憶されたMISCNを
今回のフィードバック補正量ISCfbの初期値としてセッ
トし、OFFのときはステップ68へ進んで前記ステップ53
でニュートラル用のメモリに記憶されたMISCDを今回の
フィードバック補正量ISCfbの初期値としてセットす
る。その他のステップは第3図に示したものと同様であ
る。
尚、本実施例においては、ニュートラルスイッチ10と
ステップ41,51,62,64,66の機能とがギヤ位置判別手段を
構成し、ステップ42,44の機能が第2の発明における第
1記憶手段に相当し、ステップ63,65の機能が第2の発
明における第2記憶手段に相当し、ステップ67,68の機
能が第2の発明における初期値設定手段に相当する。
かかる第2発明の実施例においては、ニュートラル時
と非ニュートラル時とで、非駆動時のフィードバック補
正量ISCfbの初期値や、駆動時の学習値を、独立のメモ
リに記憶させて設定及び学習するようにしたため、ギヤ
位置に影響されることなく、常に安定したアイドル回転
数制御を行える。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、可変容量型エア
コンの容量の変化に応じてエアコンの駆動時及び非駆動
時のフィードバック補正量の初期値を良好に設定でき、
以て回転の落ち込みや吹き上がりのない良好なアイドル
回転数制御を行えるものである。また、トランスミッシ
ョンギア位置のニュートラルと非ニュートラルとで独立
した学習を行うことで、エアコン運転中にニュートラル
と非ニュートラルが切り換わった場合でも、前記エアコ
ン駆動,非駆動切換時の回転の落ち込みや吹き上がりを
効果的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の構成を示すブロック図、第2図は、
本発明の一実施例の構成を示す図、第3図は第1の発明
に係る実施例のアイドル制御弁の開度制御ルーチンを示
すフローチャート、第4図は同じくフィードバック補正
量設定ルーチンを示すフローチャート、第5図は第2の
発明に係る実施例のアイドル制御弁の開度制御ルーチン
を示すフローチャートである。 1……機関、2……吸気通路、3……スロットル弁、4
……補助空気通路、5……アイドル制御弁、9……エア
コンスイッチ、10……ニュートラルスイッチ、12……コ
ントロールユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容量可変なエアコンと、機関吸気系のスロ
    ットル弁をバイパスする補助空気通路に介装されたアイ
    ドル制御弁とを備え、アイドル制御弁の開度制御量を前
    記エアコンの駆動時には増大すると共に、所定のアイド
    ル運転状態で機関回転数を目標回転数に近づけるように
    アイドル制御弁開度の基本制御量をフィードバック補正
    量によって増減補正してフィードバック制御するフィー
    ドバック制御手段を備えてなる内燃機関のアイドル回転
    数制御装置において、エアコンの駆動毎に駆動直前の非
    駆動時のアイドル制御弁開度のフィードバック補正量を
    記憶する第1記憶手段と、エアコンの非駆動直後のフィ
    ードバック補正量の初期値を前記第1記憶手段に記憶さ
    れた最新の値にセットする初期値設定手段と、エアコン
    の非駆動直前の駆動時のフィードバック補正量と、第1
    記憶手段に記憶された最新の値との偏差に基づいてエア
    コン駆動時に増加されるアイドル制御弁開度の補正量を
    修正して記憶する第2記憶手段と、を備えて構成したこ
    とを特徴とする内燃機関のアイドル回転数制御装置。
  2. 【請求項2】容量可変なエアコンと、機関吸気系のスロ
    ットル弁をバイパスする補助空気通路に介装されたアイ
    ドル制御弁とを備え、アイドル制御弁の開度制御量を前
    記エアコンの駆動時には増大すると共に、所定のアイド
    ル運転状態で機関回転数を目標回転数に近づけるように
    アイドル制御弁開度の基本制御量をフィードバック補正
    量によって増減補正してフィードバック制御するフィー
    ドバック制御手段を備えてなる内燃機関のアイドル回転
    数制御装置において、トランスミッションのギヤ位置が
    ニュートラルか非ニュートラルかを判別するギヤ位置判
    別手段と、エアコンの駆動毎に駆動直前の非駆動時のア
    イドル制御弁開度のフィードバック補正量を前記ギヤ位
    置がニュートラルのときと、非ニュートラルのときとで
    独立のメモリに記憶する第1記憶手段と、エアコンの非
    駆動直後のフィードバック補正量の初期値を前記第1記
    憶手段の対応するギヤ位置のメモリに記憶された最新の
    値にセットする初期値設定手段と、エアコンの非駆動直
    前の駆動時のフィードバック補正量と、第1記憶手段に
    記憶された最新の値との偏差に基づいてエアコン駆動時
    に増加されるアイドル制御弁開度の補正量を修正して前
    記ギヤ位置がニュートラルのときと、非ニュートラルの
    ときとで独立のメモリに記憶する第2の記憶手段とを備
    えて構成したことを特徴とする内燃機関のアイドル回転
    数制御装置。
JP1009857A 1989-01-20 1989-01-20 内燃機関のアイドル回転数制御装置 Expired - Fee Related JPH0833135B2 (ja)

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