JPH08331292A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPH08331292A
JPH08331292A JP7137936A JP13793695A JPH08331292A JP H08331292 A JPH08331292 A JP H08331292A JP 7137936 A JP7137936 A JP 7137936A JP 13793695 A JP13793695 A JP 13793695A JP H08331292 A JPH08331292 A JP H08331292A
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Japan
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JP7137936A
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English (en)
Inventor
Shizuo Kayano
鎮雄 萱野
Takashi Murahashi
孝 村橋
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の複写機を通信可能に連結し、連結複写
モードに入ると各複写機から送信される状態情報に基づ
いて分担複写をすることができるという、作業効率がよ
く操作性に優れた複写システムを提供することを目的と
する。 【構成】 本発明の複写機は1台でマスター複写機とし
て動作する画像形成モードと、スレーブ複写機として動
作をする画像形成モードとを持つ複写機から構成され
る。各複写機は画像データと状態情報を通信可能に構成
されており、連結複写の必要を生じたとき、マスター複
写機は状態情報に基づいて連結複写に適する複写機を判
定し、判定された複写機へ画像データを送信する。判定
された複写機は画像データを受信し、状態情報に基づき
順次画像を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数台の複写機から
構成される複写システムに適する複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】複数台の複写機を連結して読取部で読み
取った画像データを複数の複写機で複写する複写方法と
して、例えば特開昭54-40640号公報、特開平6-164782号
公報に記載の方法がある。
【0003】前者、即ち特開昭54-40640号公報には、3
台の複写機と1つの制御回路が結合されており、原稿を
1台の複写機にセットしてこれを作動させると原稿の画
像情報が複写機の書き込み部に送られてハードコピーが
形成されると同時に、その画像情報が制御回路を通して
他の2台の複写機にも送られ、それぞれのハードコピー
が作られる。したがって、この場合、1台の複写機に比
して3倍のコピー速度が得られるというものである。
【0004】後者、即ち特開平6-164782号公報には、メ
イン複写機とメイン複写機に接続されたサブ複写機とで
複写システムを構成し、画像読取手段により読み取られ
た画像データを記憶する記憶手段を備え、メイン複写機
はサブ複写機を利用してコピーを行うほうが処理時間の
点で有利であると判断したとき、メイン複写機は記憶手
段から画像データをサブ複写機に送って画像形成するも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の複写方法は複数
の複写機をこれらの複写機とは別装置である特別な制御
回路を介して連結したものであり、連結が容易でない欠
点を有し、後者の複写システムは、メイン複写機とサブ
複写機の役割が固定しており他の複写機と任意に連結す
ることが出来ない。
【0006】また後者の複写システムはサブ複写機から
画像データをメイン複写機に送信して画像形成すること
はできないという大きな制限を受けるため、連動させて
複写する際はメインの複写機で行わなければならず、ま
た、複写条件の指定や変更をするには、メイン複写機の
設置されている場所に赴いて機械を直接操作する必要が
あった。
【0007】また、両者共に原稿の複数のページを記憶
し複数ページの画像データを送信受信して効率よく複写
し、複写の生産性を向上することが出来ないという欠点
を持っている。
【0008】さらにまた、両者は分担して複写作業を実
行する際、一回の複写について作業を分担することは出
来ても、任意の時刻に不特定量が発生する複写作業に柔
軟に対応して効率のよい複写をする即応性、弾力性を持
っていなかった。
【0009】本発明は、かかる問題を解決して、複数台
の複写機を連結することが容易で、連結した際、相互に
画像データ及び状態情報を送受信可能で、これら複数台
の複写機のいずれもが、他の複写機に作業の指示が可能
なマスター複写機と成り得、かつ、他からの信号により
画像形成可能なスレーブ複写機と成り得る複写機を提供
することを目的とする。
【0010】また、複数頁の画像データを記憶手段に記
憶することにより、複数台の複写機で効率よく分担して
複写すること(以下、分担複写ということもある。)が
でき、また複数の複写機で状態情報をやりとりしてコピ
ーの仕様形態や複写機の性能に応じた複写作業の出来る
即応性に優れた複写機を提供することを目的とする。
【0011】更にまた、複数頁の画像データを記憶する
記憶手段を有することで、複数頁の画像データをさらに
効率よく複写できるばかりでなく、オペレータの所望の
形態で複写できる複写機を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、複数の複
写機で分担して画像形成し得る複写機において、原稿を
読み取り画像データを得る読取手段と、他の複写機から
送信されてくる画像形成に関する状態の情報である状態
情報を受信する状態情報受信手段と、前記状態情報受信
手段により受信された状態情報により他の複写機が複写
に適するか否かを判定する判定手段と、前記読取手段で
得た画像データを前記判定手段により複写に適すると判
定された他の複写機に送信する画像データ送信手段と、
本複写機の状態情報を他の複写機へ送信する状態情報送
信手段と、他の複写機から送信されてくる画像データを
受信する画像データ受信手段と、前記読取手段で得られ
た画像データに基づいて、あるいは前記画像データ受信
手段により受信された画像データに基づいて画像形成す
る画像形成手段と、を有することを特徴とする複写機に
より達成される。
【0013】また、上記目的は、画像データを複数頁記
憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする複写機
によって達成される。
【0014】
【実施例】本願発明の実施例について図1ないし図7に
基づき、詳細に説明する。
【0015】図1は複数台の複写機で分担して画像形成
しうる複写機を6台接続してなる複写装置を示す接続図
である。単独で動作する複写機1、複写機2、複写機
3、複写機4、複写機5及び複写機6はコネクター71、
72、73、74、75、76を介して伝送線80に接続され、必要
に応じて画像データや状態情報を自動的に送受信し、取
扱操作に関しては全体として一台の複写機のような動作
をする。
【0016】図2は本実施例の白黒デジタル複写機の全
体構成を示す概略図である。図2において、複写機1は
原稿DCの画像データを読み取り、画像データを記憶し
画像データに基づいて記録紙上に画像形成する複写機本
体9と、原稿台41上にセットされた原稿DCを順次プラ
テンガラス11上に送り込んで画像データの読み取りを
行う自動原稿送り装置ADFから構成されている。
【0017】原稿は照明ランプで照射され図示を省略し
た複数のミラーを含む走査光学架台とレンズの組み合わ
せにより撮像素子20上に像を結ぶ。CCDラインセンサ
からなる撮像素子20はCCDの読み出しクロックパルス
により原稿の横手(主走査)方向の画像信号が出力さ
れ、走査光学架台の移動により原稿の長手(副走査)方
向の走査が行われて1ページ分の画像信号が出力され
る。
【0018】このようにして走査光学架台の走査により
画像信号読取部Aで読取られた原稿画像の画像信号、即
ち画像データは、画像データ処理部Bにおいて、濃度変
換、変倍処理、階調補正などの各種画像処理が施された
のち、画像記憶部Cに記憶され、画像形成部Dに出力さ
れる。画像形成部Dは、電子写真技術を用いた半導体レ
ーザー書込部を含む画像形式部Dによって、入力された
画像データに応じて記録紙上に画像形成する。
【0019】即ち、画像形成部Dでは、画像データは図
示しない半導体レーザーで発生されたレーザービームを
画像信号に基づいて変調させる。かかるレーザービーム
を露光走査系(図示を省略)で走査偏向させ、感光体ド
ラム12の表面を走査して静電潜像を形成する。この静電
潜像は現像器13によって現像されトナー像となり、更
に、前記トナー像は記録紙上に転写され、定着器14によ
り定着されて、原稿の複写像が得られる。
【0020】記録紙Pはカセット15に貯蔵されており、
ベルト付き給紙ローラー16に取出され、レジストローラ
ー17によって画像形成手段の感光体ドラム12へ給送され
て前述したように画像形成される。
【0021】記録紙の片面に画像形成される片面複写モ
ードの場合は、反転排紙切替部18が排紙側に切り替えら
れており、片面に画像形成された記録紙は複写機外へと
排出されて排出トレイ19上に排出される。
【0022】記録紙の両面に画像形成される両面複写モ
ードの場合は、片面に画像形成された記録紙は、図中に
一点鎖線で経路35を示したように、反転搬送部36へと切
り替えられた反転排紙切替部18によって反転搬送部へ導
かれ中間トレイ37上に堆積され中間スタック38を形成す
る。片面への画像形成が終了すると中間スタック38は図
中に白矢印で示すように左方に移動し、記録紙はベルト
付き給紙ローラー39により取り出され、U字状ガイドを
持つ両面記録用紙搬送部(ADU)40へと送り込まれ
る。ここで記録紙は表裏が反転されて給送され、回転し
ていないレジストローラー17に突き当たって阻止され
る。
【0023】感光体ドラム12上に形成された裏面の像
と、記録紙との位置が最適となったときレジストローラ
ー17による記録紙Pの給送が開始され、二回目の画像形
成が行われ、定着器14によるトナー像の定着が行われ
て、直進して排紙される側に切り替えられた反転排紙切
替部18を経て機外へ排出されて両面記録が完成する。
【0024】また、本実施例における白黒デジタル複写
機には前記プラテンガラス上に読取原稿を自動搬送する
自動原稿送り装置ADFが設けられている。図示を省略
したモーターにより駆動される前記自動原稿送り装置A
DFは原稿セット台41に原稿DCを複数枚重ねてセット
すると、この原稿の各ページを反転部により方向転換し
て順番にプラテンガラス11上の所定位置に自動搬送する
とともに、読取の終了した原稿をプラテンガラス11上か
ら取除いて原稿排出トレー42上に排出する。
【0025】本実施例においては画像形成部の制御部26
は、操作部28を備え、操作パネルとキースイッチを用い
て、単独の複写機としての動作モードの選択、記録紙の
サイズと複写枚数の指定入力、及び、複数の複写機を連
結して動作させる連結複写モードの選択等の動作条件を
指定することができる。さらに制御部は通常の複写機と
しての画像形成のための電子写真プロセスの制御、記録
紙の給送制御のほか連結複写時の各種段階の制御、即
ち、状態情報の受信、送信や画像データの送信、受信の
ための画像データ送受信部、状態情報送受信部の制御、
状態情報により他の複写機が適するか否かの判定(以
下、適合複写機選択ということもある。)等を行う。
【0026】図3はデジタル複写機のブロック図であ
る。次に図3のブロック図に従って、前記画像信号読取
部A、画像データ処理部B、画像記憶部C、画像形成部
D、制御部26、画像データ送受信部31、状態情報送受信
部34からなる上記白黒デジタル複写機の回路構成を説明
する。
【0027】先ず、画像読取部Aにおいて、CCDライ
ンセンサ20から出力されるアナログ画像信号は、A/D
変換器によってデジタル画像信号に変換されて、インタ
ーフェースI/Fを介して画像データ処理部Bに出力さ
れる。
【0028】画像データ処理部Bに入力されたデジタル
画像信号(輝度情報)は、図示を省略した濃度変換部に
おいて濃度情報に変換される。濃度情報は更に必要に応
じて拡大・縮小等の変倍処理と、画像形成部Dの特性に
応じたγ補正(階調補正)処理が施されて、原稿の有効
画像領域の抽出、枠消し、折り目消し等の領域加工が行
われたのち、画像データとして、インターフェース23を
介して画像記憶部Cと画像形成部Dに出力される。
【0029】画像記憶部Cは入力された画像データの複
数ページ分を書換可能に記憶保持しておく。画像形成部
Dは、原稿の読取に対応して即時に記録紙上への画像形
成を行うモードと、画像記憶部Cに記憶された画像デー
タを後から任意の順番で読みだした後画像形成を行うモ
ードとに対応可能である。少なくとも前記二つのモード
を実現するため、画像記憶部Cからの画像データと、通
常の即時画像形成用の画像データを切り替えるためのデ
ータセレクタ24とレーザー書込部を含む画像形成装置25
が設けられている。前記データセレクタ24は、画像記憶
部Cから読み出された画像データと、画像データ処理部
Bから読取りに応じて逐次出力される画像データとの何
れか一方を選択して画像形成装置25に出力するものであ
る。前記データセレクタは、必要に応じて画像データ処
理部B内に設けてもよい。
【0030】更に、画像形成部Dは自機の画像読取部か
ら得られた画像データで画像形成するモードと、他の複
写機から送信された画像データに基づいて画像形成する
モードとに対応可能である。
【0031】画像データ処理部Bについては画像処理系
CPU44が、画像形成部Dの制御部26と操作部28につい
ては本体CPU27が制御している。
【0032】画像記憶部Cは、アドレスレジスタ、デー
タバッファ、読み書き信号保持のためのラッチを含む画
像データ書込読出手段と、圧縮された画像データをペー
ジ単位で記憶するメモリを有する。限られたメモリ容量
に対して多くの画像データを蓄積するために、メモリに
書き込む為に画像データを圧縮し、メモリから読みだし
た画像データを復元のために伸長するデータ圧縮伸長器
が必要に応じて設けられる。
【0033】画像形成部Dの制御部26はプログラムに基
づき各種の制御をするCPU27等を有しており、作業用
のデータを一時記憶するRAM27C、複写機としての動
作モードを指定したり、複写条件を指定入力する操作部
28を制御する。
【0034】画像形成部Dの制御部26は、複写機の動作
が正常であるか否かを監視しながら次の工程の制御を進
める必要があること、トラブル発生時に正確な状態を把
握するための自己診断機能を備えていることのために各
種のセンサを用いて複写機の状態を把握している。たと
えば定着器14の温度、現像器13内のトナーの有る無し、
使用中のカセット15の用紙サイズと収容枚数、現在コピ
ー中の複写枚数、給紙・搬送経路中の不要な紙の長時間
滞留等が挙げられる。これらの状態は一定時間毎のCP
Uに対する割り込み、或いは状態変化のあったときにレ
ジスタ、バッファ、フラグなどの一時的な記憶装置にデ
ータとして取り込まれる。これらの状態情報は単独で、
或いは組み合わせデータとして取り込まれたあとで操作
パネル上にLED、ランプの点灯により、例えばヒータ
ーウオームアップ完了、複写機使用可能(レディ)状態
として表示される。フラグが多数の場合はRAM27C上
に設けられたフラグテーブル或いはフラグデータエリア
に記憶される。
【0035】画像データ送受信部31は画像データ送信ユ
ニット29、画像データ送信バッファ29B、画像データ受
信ユニット30、画像データ受信バッファ30Bと図示を省
略したインターフェースボードとを含み、メモリから読
みだされた画像データを外部の複写機に送信したり、外
部の複写機からの画像データを受信したりする。
【0036】状態情報送受信部34は状態情報受信ユニッ
ト32、状態情報受信バッファ32B、状態情報送信ユニッ
ト33、状態情報送信バッファ33Bと図示を省略したイン
ターフェースボードとを含み、各複写機の画像形成に関
する状態情報を外部の複写機に送信し、或いは外部の複
写機から受信するように構成されている。
【0037】前記画像データ送受信用ユニット31の制御
は、通信制御用のプログラムにより実行される。CPU
27は画像データの送り先を指定して、画像記憶部Cに保
存されている画像データを送信ユニット33の送信バッフ
ァに転送して送信開始信号を送るだけでよく、接続開
始、接続確認、送信、接続終了の手順は自動的に進行
し、相手側複写機の受信ユニット32の受信バッファ32B
上に順次受信データを得ることが出来る。
【0038】前記状態情報送受信用ユニット34の制御も
同様に、通信制御用のプログラムにより実行される。C
PU27はフラグデータエリアに保存されている状態情報
を送信ユニット33の送信バッファに転送して送信開始信
号を送るだけでよく、接続開始、接続確認、交信、接続
終了の手順は自動的に進行し、受信ユニット32の受信バ
ッファ上に受信データを得ることが出来る。
【0039】図4は操作部28の操作パネル45を示す説明
図である。コピーボタン50はこれを押すことにより複写
動作が開始される。テンキー51は複写部数を入力するた
めのキーでこのキーで設定した複写部数と複写作業中の
複写部数は表示部52に表示される。予熱ボタン53を押す
ことにより定着器で消費される熱量が大幅に減少される
節電モードを選択することが出来る。割り込みボタン54
は連続複写作業を実行中に1〜2枚のコピーを至急取り
たいときや連続複写作業を中断したいときに用いられ
る。
【0040】複数の複写機を連結して動作させるモード
を連結モードと呼ぶが、連結モードを選択するときは連
結モード選択ボタン55を押すことにより連結モードが指
定選択され、ボタン上部のLEDが点灯し連結モードで
動作中であることを表示する。
【0041】連結モード解除ボタン56を押せば、連結モ
ードが解除され連結モード選択中のLEDが消灯され
る。
【0042】なお、連結モード選択中は、指令や照会に
関する各種メッセージや、或いはリカバリ(異常発生時
に複写部数回復のため未形成画像分を複写する作業)に
関して要求される入力指示等の必要な表示がドットマト
リクスで構成された液晶表示盤46に表示される。
【0043】オート復帰ボタン57は、主要な機能を自動
的に指定しているモードに自動的に復帰するモードであ
り、このボタンを押すことによりソータの使用、複写倍
率は1:1、自動ペーパーサイズ選択、自動コピー濃度
調整、自動原稿送り装置の使用が全部自動的に行われ
る。
【0044】これらの機能のうち、ペーパーサイズ選定
ボタン58、倍率拡大ボタン59、倍率縮小ボタン60、コピ
ー濃度(淡)ボタン61、コピー濃度(濃)ボタン62、コ
ピーモード(片面−両面)選定ボタン63、ソータモード
選定ボタン64等の選定は、所定のボタンを押すと手動で
条件を指定できる。手動で条件を指定したとき、それぞ
れのボタンで指定したモードがLEDで表示される。
【0045】自動原稿送り装置ADFを使用するモード
は、上述したように、通常はオート復帰ボタン57を用い
ることにより自動的に選択されるため、自動原稿送り装
置ADFを使用しないモードを手動で選択するボタンは
ないが、自動原稿送り装置ADFをプラテンガラス11に
密着させてからオート復帰ボタン57を押して、一旦自動
原稿送り装置使用状態としたのち、自動原稿送り装置A
DFをプラテンガラスに対して傾けることにより、自動
原稿送り装置不使用モードが設定され、オート復帰ボタ
ン上部の自動原稿送り装置ADFが使用中であることを
表示するLEDが消灯する。
【0046】コピーモード選定ボタン63は、原稿の片面
を読み取って記録紙の片面に画像を形成する片面−片面
モードや、或いは原稿の両面を読み取って記録紙の両面
に画像形成する両面−両面モード等のコピーモードを指
定するものである。このコピーモード選定ボタン63の指
定によりメモリに対する画像データの書き込み、メモリ
に保存された画像データの読み出し順番の変更の有無、
反転排紙切替部の自動切替、中間トレイの使用不使用が
自動的に設定される。
【0047】図5は連結動作に入るマスター複写機とス
レーブ複写機のメインのルーチンのフローチャートであ
る。図5において、ステップS201からステップS212ま
ではマスター複写機の動作、ステップS102からステッ
プS109まではスレーブ複写機の動作を表す。
【0048】連結モードにより大量の部数を複写すると
きは、マスター複写機である複写機1の操作パネル45の
連結ボタン55を押すことにより、連結モードで複写する
連結モード指令が出され(ステップS201)、続いて状
態情報送信要求が伝送線80に接続されている他の複写機
2〜6に送信(ステップS202)される。状態情報送信
要求を受信(ステップS102)した各複写機2〜6は、
後述する内容の状態情報をマスター複写機へ送信(ステ
ップS103)する。
【0049】ここでマスター複写機1の操作パネル45か
らテンキー51や操作ボタンを使って入力し、複写条件を
設定(ステップS204)する。
【0050】その後コピーボタン50を押して原稿の読取
を開始(ステップS205)し、原稿を読み取って得られ
た画像データは画像記憶部Cに記憶される。
【0051】この時マスター複写機は、スレーブ複写機
から受信した状態情報(ステップS203)に基づいて連
結複写に適した複写機を判定するとともに、連結動作時
の複写部数の割当を演算(ステップS206)する。もし
連結複写に適する複写機がない場合その旨が表示される
ので、連結モード解除キー56を押して連結複写を解除す
ることができる。その後、マスター複写機は連結複写指
令をスレーブ複写機に送信(ステップS207)し、複写
のための制御信号を送信(ステップS208)する。スレ
ーブ複写機は、連結複写指令を受信(ステップS104)
したのち、単独複写モードではなく、連結複写モードで
動作するための制御(例えば操作パネルの操作ボタンの
受付や入力キーの受付を禁止したり、表示部に連結モー
ド動作中の表示をする等)を行って、送られてくる複写
のための制御信号を受信(ステップS105)する。
【0052】その後マスター複写機は、画像記憶部Cに
記憶された画像データを送信(ステップS209)し、分
担複写の担当分の画像形成(ステップS210)を実行す
る。それぞれのスレーブ複写機は画像データを受信(ス
テップS106)し、それぞれの画像記憶部Cに記憶した
後、前記受信した複写のための制御信号に基づいて、そ
れぞれの分担複写の担当分を、その画像記憶部Cに記憶
された画像データから読みだして画像形成(ステップS
107)する。スレーブ複写機は分担複写の担当分が終了
すると、連結複写完了信号を送信(ステップS108)す
る。
【0053】マスター複写機は、スレーブ複写機から順
次送られてくる連結複写完了信号を受信し、最終の連結
複写完了信号を受信した後、すなわち、全てのスレーブ
複写機から連結複写完了信号を受信した後、連結複写解
除準備に入り(ステップS211)、連結解除指令( ステ
ップS212)を出す。スレーブ複写機は、連結解除の動
作(ステップS109)に入り、連結モードの解除表示や
操作ボタンやキーの受付を開始する。マスター複写機は
連結解除指令( ステップS212)に基づいて、連結モー
ド解除の表示をしたのち、マスター複写機だけの単独動
作に入る。
【0054】図6はスレーブ複写機が状態情報を送信す
る際におけるサブルーチンAAを示すフローチャートで
ある。
【0055】連結されている各複写機は常に状態情報送
信要求を受けたか否かをチェック(ステップV101)
し、要求を受けていれば各複写機の状態情報を送信バッ
ファにセット(ステップV102)し、次のステップで状
態情報をマスター複写機に送信(ステップV103)す
る。
【0056】状態情報の送信要求を受けた他の複写機
は、状態情報をマスター複写機に送信し、マスター複写
機は受信した結果に基づいて機械使用可フラグをセット
する。状態情報の例を示すと、次の通りである。
【0057】状態情報=TxD ="EC01,01,EC04,01,EC06,
01,03,04,EC08,00,EC09,01,EC11,30,EC12,120" その内容は”EC01,01,は機械No.を表す送信コードで、
機械No. が1であることを示し、EC04,01,は機械使用状
態の送信コードで、状態は正常であることを示し、EC0
6,01,03,04,は給紙カセットサイズ送信コードで、A
4、B5、B4が複写可能であることを示し、EC08,00,
はカラー複写の可不可を表す送信コードで、不可である
ことを示し、EC09,01,は両面複写の可不可を表す送信コ
ードで、可であることを示し、EC11,30,は複写処理速度
を表す送信コードで、毎分30枚の複写処理速度であるこ
とを示し、EC12,120”は未処理複写作業量を表す送信コ
ードで、120秒分の未処理作業量があることを示してい
る。
【0058】マスター複写機は、各スレーブ複写機から
送信される状態情報を受信し、受信した状態情報により
使用可能な機械No.とその機械使用可フラグをフラグ
テーブルに順次セットし、個々の状態情報は制御部26の
RAM27C内の所定のデータエリアに取り込んで連結複
写に適する複写機の判定とコピー量の割当て演算に利用
する。
【0059】マスター複写機のメインルーチンは、次
に、複写に適する複写機があるか否かを判定した後、適
する複写機のうちからコピー量の割当てを演算する。こ
こでは、設定した全体のコピー量である原稿枚数と、部
数と、機械使用可フラグと適合複写機の状態情報である
複写処理速度とから連結複写動作させる複写機を判定す
る場合を説明する。この時未処理複写作業量もチェック
し、この作業量が一定量以上有ると連結複写を行わない
ように制御を行ってもよい。
【0060】判定は、処理速度の速い順に部数を割りふ
り、適合する複写機の組み合わせで、処理が最短で終了
するよう使用複写機を選択し、部数を割り当てるように
制御する。
【0061】原稿60枚を10部コピーする場合、使用
可フラグを参照した結果、マスター複写機である複写機
1を含め、複写機1、2、4、5、6が使用可能であ
り、状態情報を記憶しているテーブルのデータが下記の
とおりであったとする。
【0062】 複写機番号 毎分複写処理速度(枚) 未処理複写作業量(秒) 複写機1 80 0 複写機2 60 0 複写機4 40 120 複写機5 15 0 複写機6 30 0 複写機1、2、6が選択され、割当部数はそれぞれ5
部、3部、2部となる。この際、複写機4は未処理複写
作業量が120秒あるので、その複写終了後に連結複写
に入るため選択されず、また複写機5は原稿60枚とく
らべて複写処理速度が15枚/分とおそいので、選択さ
れない。
【0063】図7はスレーブ複写機が連結モード動作に
入るときのサブルーチンDDを示すフローチャートであ
る。
【0064】スレーブとして動作する複写機はマスター
複写機からの連結モード指令を受信したか否かをチェッ
ク(ステップW101)し、連結モード指令があったと
き、連結モードフラグをセット(ステップW102)す
る。その後、自己の複写機の操作部の設定とテンキーの
入力を禁止(ステップW103、ステップW104)し、液晶
表示盤に連結モードで動作中である旨の表示をする(ス
テップW105)。受信した原稿枚数、記録紙サイズ、濃
度、倍率等の複写条件やコピー部数をバッファにセット
(ステップW106)し、外部コピースタートフラグをセ
ット(ステップW107)する。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、本発明の複写機を接続
して構成した複写システムは、読取手段で得られた画像
データに基づいて、あるいは前記画像データ受信手段に
より受信された画像データに基づいて画像形成する画像
形成手段を備えているので、読取手段で得られた画像デ
ータに基づいて画像形成できるし、また、画像データ受
信手段により受信された画像データに基づいて画像形成
できる。そして、他の複写機から送信されてくる画像形
成に関する状態の情報である状態情報を状態情報受信手
段により受信し、受信した前記状態情報により他の複写
機が複写に適するか否かを判定手段により判定し、前記
判定手段により複写に適すると判定された他の複写機に
読取手段で得られた画像データを送信する画像データ送
信手段により送信するので、接続が容易で、連結動作の
制御に必要なデータは状態情報から得られるので、何台
でも必要な台数の複写機を連結でき、効率よく動作複写
機を選択し複写できるという拡張性があり優れた柔軟性
を有する。
【0066】上記効果に加えて、本発明の複写機は状態
情報を送受信し、その結果に基づいて、判定手段により
複写に適する複写機を判定し、前記判定手段により複写
に適すると判定された他の複写機に読取手段で得た画像
データを画像データ送信手段により送信するため、マス
ターとスレーブの関係が固定せず、どの複写機を使用し
てもマスター複写機としての機能を有するので、特定の
マスター複写機の設置場所に行かなくても、どの複写機
からでも複写条件を設定でき、連結動作可能であるので
1台の複写機を使っているような一体感があり使い勝手
がよい。
【0067】以上の構成の本発明の複写機によれば、本
発明の複写機を接続して構成した複写システムは、絶え
ず変化する複写ニーズに対して、複数の複写機で状態情
報を送受信し、その結果を判定手段で判定して複写作業
を進めているので、コピー仕様に応じた即応性と弾力性
に富む運用の出来る優れた複写機を提供することができ
る。
【0068】また本願の実施態様によれば、本発明の複
写機を接続して構成した複写システムは、読取手段で得
られた画像データ、または画像データ受信手段により受
信された画像データの複数ページを記憶する記憶手段を
有し、この画像データに基づいて画像形成できる画像形
成手段を備えているので、画像データ転送後は転送先の
複写機のスペックで独立した複写機として動作するの
で、この独立した複写機を複数台接続することにより、
分担複写し更に効率のよい複写と、オペレータの希望ど
おりの複写形態で複写をすることが出来る優れた特性を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複写機の接続図である。
【図2】デジタル複写機の構成概略図である。
【図3】デジタル複写機のブロック図である。
【図4】操作パネルの説明図である。
【図5】連結動作に入るマスター複写機とスレーブ複写
機のフローチャートである。
【図6】スレーブ複写機が状態情報を送信する際におけ
るサブルーチンAAを示すフローチャートである。
【図7】スレーブ複写機が連結動作に入るときのサブル
ーチンDDを示すフローチャートである。
【符号の説明】
45 操作パネル 46 液晶表示盤 50 コピーボタン 51 テンキー 52 表示部 55 連結モード選択ボタン 56 連結モード解除ボタン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の複写機で分担して画像形成し得る
    複写機において、 原稿を読み取り画像データを得る読取手段と、 他の複写機から送信されてくる画像形成に関する状態の
    情報である状態情報を受信する状態情報受信手段と、 前記状態情報受信手段により受信された状態情報により
    他の複写機が複写に適するか否かを判定する判定手段
    と、 前記読取手段で得た画像データを前記判定手段により複
    写に適すると判定された他の複写機に送信する画像デー
    タ送信手段と、 本複写機の状態情報を他の複写機へ送信する状態情報送
    信手段と、 他の複写機から送信されてくる画像データを受信する画
    像データ受信手段と、 前記読取手段で得られた画像データに基づいて、あるい
    は前記画像データ受信手段により受信された画像データ
    に基づいて画像形成する画像形成手段と、を有すること
    を特徴とする複写機。
  2. 【請求項2】 前記読取手段で得られた画像データと前
    記画像データ受信手段により受信された画像データを複
    数ページ記憶する記憶手段を有し、 前記画像形成手段は前記記憶手段に記憶された画像デー
    タに基づいて画像形成することを特徴とする請求項1に
    記載の複写機。
  3. 【請求項3】 前記状態情報は画像形成が可能か否かに
    関する画像形成可否情報を含むことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の複写機。
  4. 【請求項4】 前記画像形成可否情報は、少なくとも、
    ジャムの有無、トナーの有無、収納記録紙の有無、カラ
    ー複写が可能か否かの情報を少なくとも一つ含むことを
    特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記
    載の複写機。
  5. 【請求項5】 前記状態情報は画像形成の生産性に関す
    る生産性情報であることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の複写機。
  6. 【請求項6】 前記生産性情報は、複写処理速度または
    未処理複写作業量を含むことを特徴とする請求項1、請
    求項2または請求項5に記載の複写機。
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