JPH08330798A - 位置決め装置及び位置決め方法 - Google Patents

位置決め装置及び位置決め方法

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JPH08330798A
JPH08330798A JP7158614A JP15861495A JPH08330798A JP H08330798 A JPH08330798 A JP H08330798A JP 7158614 A JP7158614 A JP 7158614A JP 15861495 A JP15861495 A JP 15861495A JP H08330798 A JPH08330798 A JP H08330798A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal substrate
roller
glass substrate
sandwiching
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Application number
JP7158614A
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English (en)
Inventor
Norio Kawatani
典夫 川谷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】信頼性が高く対応範囲の広い位置決め装置及び
位置決め方法の実現を目的とする。 【構成】位置決め対象の液晶用基板を支持する基板支持
手段と、当該液晶用基板をその厚み方向と垂直な所定の
第1の方向の両側から挟み込む第1の挟込み手段と、当
該液晶用基板をその厚み方向及び上記第1の方向とそれ
ぞれ垂直な第2の方向の両側から挟み込む第2の挟込み
手段とで位置決め装置を構成するようにしたことによ
り、信頼性が高く対応範囲の広い位置決め装置を実現で
きる。また位置決め対象の液晶用基板を、所定状態に支
持した後、その厚み方向と垂直な所定の第1の方向の両
側から所定の第1の挟込み部材によつて挟み込むと共
に、当該液晶用基板をその厚み方向及び第1の方向とそ
れぞれ垂直な第2の方向の両側から第2の挟込み部材に
よつて挟み込むようにして位置決めするようにしたこと
により、信頼性が高く対応範囲の広い位置決め方法を実
現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図1) 発明が解決しようとする課題(図1) 課題を解決するための手段(図1及び図2) 作用(図1及び図2) 実施例(図1及び図2) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は位置決め装置及び位置決
め方法に関し、例えば液晶パネル製造工程において液晶
用基板(ガラス基板)の位置決めを行う位置決め装置及
び位置決め方法に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の位置決め装置として図3
のように構成されたものがある。この位置決め装置1
は、上面中央部に開口2Aが設けられた筐体2を有し、
当該筐体2の内部にシリンダ3により昇降自在にリフタ
4が配設され、図示しないガラス基板供給機構から供給
される位置決め対象のガラス基板5をこのリフタ4に載
せて上下方向に搬送し得るようになされている。この筐
体2の底面には、第1及び第2のシリンダ6、7によつ
てX方向及びY方向に自在に移動し得るようにモータ8
が、その出力軸が上下方向と平行に位置するように配設
されている。
【0004】またモータ8の出力軸の先端には吸着ヘツ
ド9が配置されており、当該吸着ヘツド9はリフタ4に
より搬送されて載せられたガラス基板5を必要に応じて
吸着保持し得るようになされている。一方筐体2上面の
図3における後側には、シリンダ10によりX方向に移
動自在に一対のセンサ11A、11Bが配置されている
と共に、筐体2の上面の図3における前側にはシリンダ
12によりX方向に移動自在にセンサ13が配置されて
いる。
【0005】この場合これらシリンダ10、12は、吸
着ヘツド9がガラス基板5を吸着保持するとそれぞれ駆
動し、それぞれ対応するセンサ11A及び11B又は1
3を筐体2の開口2Aの中央部に向けて移動させるよう
になされている。また各センサ11A及び11B又は1
3は、吸着ヘツド9により吸着保持されたガラス基板5
の位置を検出し、検出結果を図示しない制御部に送出す
ると共に、当該制御部は、これらセンサ11A及び11
B又は13から供給される検出結果に基づいてガラス基
板5のX方向の位置及び旋回量を演算し、演算結果に基
づいてシリンダ6及びモータ8を駆動制御するようにな
され、かくしてガラス基板5のX方向の位置ずれと旋回
方向のずれとを補正し得るようになされている。
【0006】同様にして、筐体2上面の図3における左
側及び右側にもそれぞれシリンダ20、21によりY方
向に移動自在にセンサ22、23が配置されていると共
に、これら各シリンダ20、21は、吸着ヘツド9がガ
ラス基板5を吸着保持するとそれぞれ駆動し、それぞれ
対応するセンサ22、23を筐体2の開口2Aの中央部
に向けて移動させるようになされている。
【0007】このとき各センサ22、23は、吸着ヘツ
ド9により吸着保持されたガラス基板5の位置を検出
し、検出結果を上述の制御部に送出すると共に、当該制
御部はこれらセンサ22、23から供給される検出結果
に基づいてガラス基板5のY方向の位置を演算し、演算
結果に基づいてシリンダ7を駆動制御するようになさ
れ、かくして当該ガラス基板5のY方向の位置ずれを補
正するようになされている。
【0008】これによりこの位置決め装置1では、ガラ
ス基板供給機構からリフタ4に供給され、吸着ヘツド9
に吸着保持された位置決め対象のガラス基板5のX方向
及びY方向の位置ずれと旋回方向のずれとを補正し得る
ようになされ、かくしてこのガラス基板5を所定状態に
位置決めし得るようになされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述のように
従来の位置決め装置1では、モータ8や複数のセンサ1
1A、11B、13、22及び23などを必要とし、ま
た制御部によるモータ8やシリンダ6、12の制御が複
雑になるために全体としての機構が複雑になり、信頼性
が低くなる問題があつた。
【0010】また上述のような従来の位置決め装置1で
は、機構や制御が複雑になるために価格が高くなつた
り、位置決め時間が長くなる問題があつた。さらに上述
のような従来の位置決め装置1では、ガラス基板5のサ
イズに対応して部品を交換する必要があるなど段取り替
えが必要な問題があつた。
【0011】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、信頼性が高く対応範囲の広い位置決め装置及び位置
決め方法を提案しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、供給される位置決め対象の液
晶用基板を支持する基板支持手段と、基板支持手段に支
持された液晶用基板をその厚み方向と垂直な所定の第1
の方向の両側から挟み込む第1の挟込み手段と、当該液
晶用基板をその厚み方向及び上記第1の方向とそれぞれ
垂直な第2の方向の両側から挟み込む第2の挟込み手段
とで位置決め装置を構成するようにした。
【0013】また第2の発明においては、供給される位
置決め対象の液晶用基板を、所定状態に支持した後、そ
の厚み方向と垂直な所定の第1の方向の両側から所定の
第1の挟込み部材によつて挟み込むと共に、当該液晶用
基板をその厚み方向及び第1の方向とそれぞれ垂直な第
2の方向の両側から第2の挟込み部材によつて挟み込む
ようにして位置決めするようにした。
【0014】
【作用】第1の発明では、基板支持手段に支持された液
晶用基板の第1の方向のずれを第1の挟込み手段によつ
て補正することができると共に、当該液晶用基板の第2
の方向のずれを第2の挟込み手段によつて補正すること
ができる。
【0015】また第2の発明では、支持された液晶用基
板の第1の方向のずれを第1の挟込み部材によつて補正
することができると共に、当該液晶用基板の第2の方向
のずれを第2の挟込み部材によつて補正することができ
る。
【0016】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0017】図1及び図2において、30は全体として
実施例によるガラス基板5の位置決め装置を示し、支柱
31A〜31Dにより水平に支持されたベース32の中
央部に図示しない開口が形成され、当該開口からその先
端部が上方に突出するようにセンターシヤフト33が配
置されている。このセンターシヤフト33の上端には、
供給される位置決め対象のガラス基板5を載せるための
受け台34がその上面を水平にして固定されており、当
該受け台34はその中央部に設けられた排気口34A
(図2)を介して図示しない負圧源から与えられる負圧
に基づいて、その上面上に載せられたガラス基板5を必
要に応じて吸引保持し得るようになされている。
【0018】一方ベース32の下方にはエアシリンダ3
5が、その出力軸35A(図2)がガラス基板5の厚み
方向と垂直な第1の方向(矢印xで示す方向、以下X方
向と呼ぶ)平行に位置するように固定配置されている。
この場合、特に図2からも明らかなように、エアシリン
ダ35の出力軸35Aの先端にはナツクル40が取り付
けられていると共に、ナツクル40にはジヨイント41
及びピン42を順次介してレバー43の一端側が連結さ
れている。
【0019】またレバー43の他端側には、X方向と平
行に配設されたガイドレール45上にスライド自在に配
置されたリニアガイド44が固定されており、かくして
レバー43をエアシリンダ35の出力に基づいてガイド
レール45に沿つてX方向に滑らかに移動させ得るよう
になされている。
【0020】さらにレバー43の他端側には支柱46が
植設されていると共に、当該支柱46の先端部には支持
板47の一端側が固定され、当該支持板47の他端側に
は図示しない支柱が、ベース32(図1)に形成された
X方向に細長い第1の開口32A(図1)を通して当該
ベース32の上方に突出するように植設されている。
【0021】この支柱の先端部には板状のローラホルダ
48が固定されると共に、当該ローラホルダ48には3
つのローラ49A〜49Cが、それぞれその周側面が受
け台34上のガラス基板5の端面と対向し又は当接する
ように、かつ受け台34上のガラス基板5の厚み方向及
びX方向とそれぞれ垂直な第2の方向(矢印yで示す方
向、以下これをY方向と呼ぶ)に並ぶように回転自在に
取り付けられている。
【0022】かくしてこの位置決め装置30では、エア
シリンダ35を駆動させてその出力軸35Aの先端部に
取り付けられたナツクル40をX方向に移動させること
により、ローラ49A〜49Cをレバー43と一体にナ
ツクル40とX方向の同じ向きに同じ距離だけ平行移動
させ得る一方、ナツクル40を矢印x1 で示す向きに移
動させたときには、ローラ49A〜49Cの各周側面を
受け台34上に載せられたガラス基板5の端面と当接さ
せることができるようになされている。このときナツク
ル40は、図2からも明らかなように、ジヨイント41
及びクランク50を順次介して、センターシヤフト33
に回転自在に取り付けられたカム51の一端側とも連結
されている。
【0023】この場合カム51の他端側はクランク52
及びピン53を順次介してレバー54の一端側と連結さ
れていると共に、当該レバー54の他端側にはX方向と
平行に配設されたガイドレール55上にスライド自在に
配置されたリニアガイド56が固定されており、かくし
てレバー54をエアシリンダ35の出力に基づいてガイ
ドレール55に沿つて滑らかにX方向に移動させ得るよ
うになされている。またレバー54の他端側には支柱5
7を介してローラホルダ58の一端側が固定されている
と共に、当該ローラホルダ58の他端側には、ベース3
2(図1)に形成されたX方向に細長い第2の開口32
B(図1)を介して当該ベース32の上方に突出するよ
うに軸59が植設されている。
【0024】さらに軸59の上端部にはローラ49Dが
回転自在に、かつローラ49A〜49Cと同じ高さに位
置するように取り付けられている。かくしてこの位置決
め装置では、エアシリンダ35を駆動させてその出力軸
35Aの先端部に取り付けられたナツクル40をX方向
に移動させることにより、ローラ49Dをレバー54と
一体にナツクル40とX方向の逆向きに同じ距離だけ平
行移動させ得る一方、ナツクル40を矢印x1 で示す向
きに移動させたときには、ローラ49Dの周側面を受け
台34上に載せられたガラス基板5の端面と当接させる
ことができるようになされている。
【0025】従つてこの位置決め装置30では、受け台
34上に位置決め対象のガラス基板5が載せられた状態
でエアシリンダ35をナツクル40が矢印x1 で示す方
向に移動するように駆動させることによつて、ローラ4
9A〜49Cとローラ49Dとでガラス基板5をX方向
の両側から挟み込むことができ、かくしてこれらローラ
49A〜49C及びローラ49Dによつてガラス基板5
のX方向の中心線と受け台34の中心とが高さ方向に一
致するように当該ガラス基板5をX方向に移動させ得る
(すなわちX方向のずれを補正し得る)ようになされて
いる。
【0026】またこの位置決め装置1では、受け台34
上に載せられたガラス基板5のX方向のずれを補正する
際、これらY方向に平行に並べられたローラ49A〜4
9Cの周側面をガラス基板5の端面と当接させることに
より、当該ガラス基板5のX方向のずれの補正と同時に
ガラス基板5の回転方向のずれをも回転補正することが
できるようになされている。
【0027】一方ベース32(図1)の下方には、エア
シリンダ60がその出力軸(図示せず)がY方向と水平
に位置するように固定配置されている。このエアシリン
ダ60の出力軸の先端部には、図2において図示しない
ナツクルが取り付けられていると共に、このナツクル
は、ナツクル40及びレバー43間の連結と同様にし
て、図示しないジヨイント及びピンを順次介してレバー
61の一端側と連結されている。このときこのレバー6
1の他端側には、Y方向と平行に配設されたガイドレー
ル62上にスライド自在に配置されたリニアガイド63
が固定されると共に支柱64が植設されており、当該支
柱64の上端部にはローラホルダ65の一端側が固定さ
れている。
【0028】さらにローラホルダ65の他端側には、ベ
ース32(図1)に形成されたY方向に細長い第3の開
口32C(図1)を介して当該ベース32の上方に突出
するように軸66が植設されていると共に、当該軸66
の上端部にはローラ49Eが回転自在に、かつローラ4
9A〜49Dと同じ高さに位置するように取り付けられ
ている。
【0029】これによりこの位置決め装置30では、エ
アシリンダ60(図1)を駆動させてその出力軸の先端
部に取り付けられた上述のナツクルをY方向に移動させ
ることにより、ローラ49EをこのナツクルとY方向の
同じ向きに同じ距離だけ移動させ得る一方、このナツク
ルを矢印y1 (図2)で示す方向に移動させたときに
は、ローラ49Eの周側面を受け台34上に載せられた
ガラス基板5の端面と当接させることができるようにな
されている。これに加えエアシリンダ60の出力軸の先
端部に取り付けられた上述のナツクルは、ナツクル40
及びレバー54間の連結と同様にして、図示しないクラ
ンク、カム、クランク及びピンを順次介してレバー70
の一端側とも連結されている。
【0030】このときレバー70の他端側には、Y方向
と平行に配置されたガイドレール71上をスライド自在
に配置されたリニアガイド72が固定されると共に支柱
73が植設されており、当該支柱73の上端にはローラ
ホルダ74の一端側が固定され、当該ローラホルダ74
の他端側には、ベース32(図1)に形成されたY方向
に細長い第4の開口32D(図1)を介してその先端部
が当該ベース32の上方に突出するように軸75が植設
されている。
【0031】さらに軸75の上端にはローラ49Fが回
転自在に、かつローラ49A〜49Eと同じ高さに位置
するように取り付けられている。かくしてこの位置決め
装置30では、エアシリンダ60を駆動させてその出力
軸の先端部に取り付けられた上述のナツクルをY方向に
移動させることにより、ローラ49Fをこのナツクルと
Y方向の逆向きに同じ距離だけ移動させ得る一方、この
ナツクルを矢印y1 (図2)で示す方向に移動させたと
きには、ローラ49Fの周側面を受け台34上に載せら
れたガラス基板5の端面と当接させることができるよう
になされている。
【0032】従つてこの位置決め装置30では、受け台
34上に位置決め対象のガラス基板5が載せられた後、
エアシリンダ60をその出力軸の先端に取り付けられた
上述のナツクル40が矢印y1 (図2)で示す方向に移
動するように駆動させることによつて、ローラ49Eと
ローラ49Fとでガラス基板5をY方向の両側から挟み
込むことができ、かくしてこれらローラ49E、49F
によつてガラス基板5のY方向の中心線と受け台34の
中心とが高さ方向に一致するように当該ガラス基板5を
Y方向に移動させ得る(すなわちY方向のずれを補正し
得る)ようになされている。
【0033】この実施例の場合、受け台34は図示しな
い空気源から供給される圧縮空気をガラス基板5の下面
に吹きかけることにより、当該ガラス基板5を浮き上が
つた状態に保持し得るフローテイング構造に形成されて
いる。これによりこの位置決め装置30では、受け台3
4上に載せられたガラス基板5のX方向、Y方向及び回
転方向のずれを補正するに際してガラス基板5の位置を
移動させるときに、ガラス基板5が受け台34との間の
摩擦によつて傷つくのを防止し得るようになされてい
る。
【0034】以上の構成において、この位置決め装置3
0では、受け台34上に位置決め対象のガラス基板5が
供給されると、まずエアシリンダ35が駆動してその出
力軸35Aに取り付けられたナツクル40を矢印x
1 (図2)で示す方向に移動させることにより、ローラ
49A〜49Cとローラ49Dとでガラス基板5をX方
向の両側から挟み込み、かくして当該ガラス基板5のX
方向及び回転方向のずれを補正する。
【0035】続いてこの状態からエアシリンダ60が駆
動し、その出力軸に取り付けられたナツクルを矢印y1
(図2)で示す方向に移動させることにより、ローラ4
9Eとローラ49Fとでガラス基板5を挟み込み、かし
くて当該ガラス基板5のY方向のずれを補正する。
【0036】この場合この位置決め装置30では、ロー
ラ49A〜49Cとローラ49Dとが、それぞれガラス
基板5を挟み込んだ状態を保持しながらガラス基板5の
Y方向の移動に応じて回転するため、ガラス基板5にX
方向及び回転方向のずれを生じさせずにそのY方向のず
れを補正することができ、かくして当該ガラス基板5の
X方向、Y方向及び回転方向のずれを精度良く補正する
ことがでる。
【0037】次いで上述の負圧源が駆動することによ
り、ガラス基板5を位置ずれが補正された状態を保持し
ながら受け台5の上面に吸着すると共に、この後エアシ
リンダ35及び60が駆動することにより各ローラ49
A〜49Fをガラス基板5から離反させ、さらにこの後
負圧源が駆動を停止することによりこのガラス基板5に
対する吸引保持を停止し、これを続く製造ラインに送り
だすようになされている。
【0038】ここでこの位置決め装置30では、上述の
ようにガラス基板5の位置決めがエアシリンダ35、6
0の駆動出力(すなわちエアシリンダ35、60の各出
力軸35Aのストローク)に基づいて行われる。この場
合一般的にエアシリンダの出力軸のストローク時間は1
〜2秒以内であり、このためこの位置決め装置30では
高速位置決めを行うことがでる。またこの位置決め装置
30では、またエアシリンダ35、60の出力軸35A
のストローク距離に応じた種々の大きさ(例えば1〜10
インチ程度)のガラス基板5に対応できる。
【0039】さらにこの位置決め装置30では、ガラス
基板5の位置決めがエアシリンダ35、60の駆動のみ
によつて行われるために制御系が単純であり、またメカ
ニカルセンタリングで電気系を介在させないために信頼
性が高く、さらには全体として安価で構築することがで
きる利点もある。
【0040】以上の構成によれば、エアシリンダ35の
駆動出力に基づいてX方向の互いに異なる向きに同じ距
離だけ移動するローラ49A〜49C及びローラ49D
と、エアシリンダ60の駆動出力に基づいてY方向の互
いに異なる向きに同じ距離だけ移動するローラ49E、
49Fとを設け、受け台34上に載せられた位置決め対
象のガラス基板4をローラ49A〜49Cとローラ49
DとでX方向の両側から挟み込むようにしてX方向及び
回転方向のずれを補正すると共に、当該ガラス基板5を
ローラ49E、49FでY方向の両側から挟み込むよう
にしてY方向のずれを補正するようにしたことにより、
ガラス基板5のX方向、Y方向及び回転方向のずれを精
度良く補正することがでると共に、種々の大きさのガラ
ス基板5に対応することができ、かしくて信頼性が高く
対応範囲の広い位置決め装置を実現できる。
【0041】なお上述の実施例においては、受け台34
上に供給される位置決め対象のガラス基板5の中心を受
け台34の中心と一致するようにガラス基板5を位置決
めするように位置決め装置30を構築するようにした場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、位置決め
対象のガラス基板5の中心を受け台34の中心以外の所
定点と一致させるように位置決め装置30を構築するよ
うにしても良い。また上述の実施例においては、ガラス
基板5を支持する受け台34を図1及び図2のように構
成するようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、ガラス基板5を支持する基板支持手段として
はこの他種々の構成のものを適用できる。
【0042】さらに上述の実施例においては、受け台3
4上に載せられたガラス基板5をX方向の両側から挟み
込むことにより当該ガラス基板5のX方向のずれを補正
する第1の挟込み手段を図2のように構成するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要
は、受け台34に支持されたガラス基板5を当該ガラス
基板5の厚み方向と垂直な所定の方向(X方向)の両側
から挟み込むことができるのであれば、ガラス基板5を
X方向の両側から挟み込む第1の挟込み手段としては、
この他種々の構成のものを適用できる。
【0043】同様に受け台34上に載せられたガラス基
板5をY方向の両側から挟み込むことにより当該ガラス
基板5のY方向のずれを補正する第2の挟込み手段を図
2のように構成するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、要は、受け台34に支持された
ガラス基板5を当該ガラス基板5の厚み方向及びX方向
とそれぞれ垂直な方向(Y方向)の両側から挟み込むこ
とができるのであれば、ガラス基板5をY方向の両側か
ら挟み込む第2の挟込み手段としては、この他種々の構
成のものを適用できる。
【0044】この場合第1の挟込み手段を、その周側面
をガラス基板5の端面とそれぞれ当接させてガラス基板
5を挟み込む第1及び第2のローラと、それぞれ対応す
る第1又は第2のローラを回転自在に保持する第1及び
第2のローラ保持手段と、第1及び第2のローラ保持手
段をそれぞれ第1の方向の互いに異なる向きに同じ距離
だけ移動させる第1の移動手段とで構成するようにして
も良い。
【0045】また第2挟込み手段を、その周側面をガラ
ス基板5の端面とそれぞれ当接させてガラス基板5を挟
み込む第3及び第4のローラと、それぞれ対応する第3
又は第4のローラを回転自在に支持する第3及び第4の
ローラ保持手段と、第3及び第4のローラ保持手段をそ
れぞれY方向の互いに異なる向きに同じ距離だけ移動さ
せる第2の移動手段とで構成するようにしても良い。
【0046】さらに上述の実施例においては、ガラス基
板5のX方向のずれを補正するローラ49A〜49B及
びローラ49Dと、ガラス基板5のY方向のずれを補正
するローラ49E、ローラ49Fとがそれぞれ独立して
駆動し得るようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、ローラ49A〜49B及びローラ49D
と、ローラ49E、ローラ49Fとが連動して駆動する
ようにしても良い。
【0047】さらに上述の実施例においては、ローラホ
ルダ48に3つのローラ49A〜49Cを取り付けるよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ローラホルダ48に取り付けるローラの数としては
2つ以上であればこれ以外であつても良い。
【0048】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、供給され
る位置決め対象の液晶用基板を支持する基板支持手段
と、基板支持手段に支持された液晶用基板をその厚み方
向と垂直な所定の第1の方向の両側から挟み込む第1の
挟込み手段と、当該液晶用基板をその厚み方向及び上記
第1の方向とそれぞれ垂直な第2の方向の両側から挟み
込む第2の挟込み手段とで位置決め装置を構成するよう
にしたことにより、基板支持手段に支持された液晶用基
板の第1の方向のずれを第1の挟込み手段によつて補正
することができると共に、当該液晶用基板の第2の方向
のずれを第2の挟込み手段によつて補正することがで
き、かくして信頼性が高く対応範囲の広い位置決め装置
を実現できる。
【0049】また供給される位置決め対象の液晶用基板
を、所定状態に支持した後、その厚み方向と垂直な所定
の第1の方向の両側から所定の第1の挟込み部材によつ
て挟み込むと共に、当該液晶用基板をその厚み方向及び
第1の方向とそれぞれ垂直な第2の方向の両側から第2
の挟込み部材によつて挟み込むようにして位置決めする
ようにしたことにより、支持された液晶用基板の第1の
方向のずれを第1の挟込み部材によつて補正することが
できると共に、当該液晶用基板の第2の方向のずれを第
2の挟込み部材によつて補正することができ、かくして
信頼性が高く対応範囲の広い位置決め方法を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例による位置決め装置の全体構成を示す斜
視図である。
【図2】図1の位置決め装置の詳細な構成を示す略線的
な斜視図である。
【図3】従来の位置決め装置の構成を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
5……ガラス基板、30……位置決め装置、34……受
け台、35、60……エアシリンダ、48、58、6
5、74……ローラホルダ、49A〜49F……ロー
ラ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給される位置決め対象の液晶用基板を所
    定状態に位置決めする位置決め装置において、 上記液晶用基板を支持する基板支持手段と、 上記基板支持手段に支持された上記液晶用基板を当該液
    晶用基板の厚み方向と垂直な所定の第1の方向の両側か
    ら挟み込む第1の挟込み手段と、 上記基板支持手段に支持された上記液晶用基板を当該液
    晶用基板の厚み方向及び上記第1の方向とそれぞれ垂直
    な第2の方向の両側から挟み込む第2の挟込み手段とを
    具えることを特徴とする位置決め装置。
  2. 【請求項2】上記第1及び第2の挟込み手段は、それぞ
    れ独立に駆動することを特徴とする請求項1に記載の位
    置決め装置。
  3. 【請求項3】上記第1の挟込み手段は、 その周側面を上記液晶用基板の端面とそれぞれ当接させ
    て上記液晶用基板を挟み込む第1及び第2のローラと、 それぞれ対応する上記第1又は第2のローラを回転自在
    に保持する第1及び第2のローラ保持手段と、 上記第1及び第2のローラ保持手段をそれぞれ上記第1
    の方向の互いに異なる向きに同じ距離だけ移動させる第
    1の移動手段とを有し、 上記第2の挟込み手段は、 その周側面を上記液晶用基板の端面とそれぞれ当接させ
    て上記液晶用基板を挟み込む第3及び第4のローラと、 それぞれ対応する上記第3又は第4のローラを回転自在
    に支持する第3及び第4のローラ保持手段と、 上記第3及び第4のローラ保持手段をそれぞれ上記第2
    の方向の互いに異なる向きに同じ距離だけ移動させる第
    2の移動手段とを有することを特徴とする請求項1に記
    載の位置決め装置。
  4. 【請求項4】上記第1のローラは、上記第2の方向に並
    ぶように上記第1のローラ保持手段に保持された複数の
    ローラからなることを特徴とする請求項3に記載の位置
    決め装置。
  5. 【請求項5】供給される位置決め対象の液晶用基板を所
    定状態に位置決めする位置決め方法において、 上記液晶用基板を支持し、 支持した上記液晶用基板を当該液晶用基板の厚み方向と
    垂直な所定の第1の方向の両側から所定の第1の挟込み
    部材によつて挟み込み、 支持された上記液晶用基板を当該液晶用基板の厚み方向
    及び上記第1の方向とそれぞれ垂直な第2の方向の両側
    から第2の挟込み部材によつて挟み込むことを特徴とす
    る位置決め方法。
  6. 【請求項6】上記第1の挟込み部材は、 それぞれその周側面を上記液晶用基板の対向する第1又
    は第2の端面と当接させる第1及び第2のローラでな
    り、 上記第2の挟込み部材は、 それぞれその周側面を上記液晶用基板の対向する第3又
    は第4の端面と当接させる第3及び第4のローラでなる
    ことを特徴とする請求項5に記載の位置決め方法。
  7. 【請求項7】上記第1のローラは、上記第2の方向と平
    行に並べられた複数のローラからなることを特徴とする
    請求項6に記載の位置決め方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014033973A1 (ja) * 2012-08-27 2014-03-06 パナソニック株式会社 部品実装装置

Cited By (2)

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WO2014033973A1 (ja) * 2012-08-27 2014-03-06 パナソニック株式会社 部品実装装置
JP2014045057A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Panasonic Corp 部品実装装置

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