JPH08329859A - コンバーゼンス補正装置 - Google Patents

コンバーゼンス補正装置

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JPH08329859A
JPH08329859A JP13531795A JP13531795A JPH08329859A JP H08329859 A JPH08329859 A JP H08329859A JP 13531795 A JP13531795 A JP 13531795A JP 13531795 A JP13531795 A JP 13531795A JP H08329859 A JPH08329859 A JP H08329859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
drum
controlled
resin case
core
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13531795A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Takahashi
勉 高橋
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂製ケースとコンバーゼンス補正コイルを
完全に断絶してノイズすなわち唸り音の発生を殆ど完全
に防止することができるコンバーゼンス補正装置を提供
すること。 【構成】 ドラムコア11aに巻回された制御コイル1
1と、該制御コイルの両側に配置されそれぞれドラムコ
ア14a,14b,15a,15bに巻回された2分割
被制御コイル12a、12b、13a、13bからなる
コンバーゼンス補正コイルを同一のケース18内に接着
剤たとえばシリコン系ボンド20により支持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3電子銃インライン型カ
ラー陰極線管のコンバーゼンス補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、3電子銃インライン型カラー陰極
線管において、製造時の各部品の許容誤差等によって種
々のミスコンバーゼンスが生じるため、偏向ヨークの水
平偏向磁界を糸巻型磁界とし、また垂直偏向磁界をバレ
ル型磁界としてミスコンバーゼンスを減少させている。
【0003】しかしながら、偏向磁界の制御、調整だけ
ではミスコンバーゼンスを除去することは非常に難しい
ため、偏向ヨークの水平偏向コイルおよび垂直偏向コイ
ルにダイナミックコンバーゼンス補正コイル(以下ドラ
ムコイルと略称する)をそれぞれ接続し、偏向ヨークの
インピーダンスを制御することによりミスコンバーゼン
スの発生を抑えている。これをコンバーゼンス補正装置
または可飽和リアクターと称している。
【0004】図2は従来のコンバーゼンス補正装置の概
略構成を示す平面図である。図3は図2のII−II線上断
面図である。図4は図2の III−III 線上断面図であ
る。
【0005】図2に示す従来のコンバーゼンス補正装置
は、全体がほぼ円筒状で上下二つ割り形成品の樹脂製ケ
ース8の中に収納されている。樹脂製ケース8の内側は
その長手方向に中央部と、その両側に対称に配置された
側部とに区画され、中央部に制御コイル1を配置し、両
側部に一対の被制御コイル(インピーダンスコイル)2
および3を配置している。被制御コイル部2、3はそれ
ぞれ被制御コイル部2a、2bおよび被制御コイル部3
a、3bに2分割されている。制御コイル1はドラム型
コア1aに巻回され、被制御コイル部2a、2bは制御
コイル1の左側に平行に配置された一対のドラム型コア
4a、4bに巻回され、被制御コイル3a、3bは制御
コイル1の右側に平行に配置された一対のドラム型コア
5a、5bに巻回されている。これらのドラム型コア1
a、4a、4b、5a、5bはそれぞれ両端につば部を
備えている。各対のドラム型コア4a、4b並びにドラ
ム型コア5a、5bの外側のつば部外表面には厚み方向
に着磁されたマグネット6、7がそれぞれ取付けられ、
被制御コイル2および3に磁気バイアスを付与してい
る。
【0006】このように、制御コイル1、被制御コイル
2および3、及びこれらのドラム型コア1a、4a、4
b、5a、5b、マグネット6、7は一まとめにして樹
脂製ケース8の中に収納されている。そのため樹脂製ケ
ース8はそれぞれの内面に上記諸部材が嵌まって位置決
めされるための扇形の突起10、10aが突出形成され
ている。樹脂製ケース8の内面には一体に成形された上
記扇形の突起10に横方向に突出形成された三角形断面
のリブ9が形成されている。従来はこのリブ9によりを
成形品の樹脂製ケース8に収めドラムコイルを安定保持
していた。
【0007】コンバーゼンス補正装置の制御コイル1が
偏向ヨークの一対の垂直偏向コイルと直列に接続されて
垂直偏向電流が供給される。また、非制御コイル2、3
の中の非制御コイル2は偏向ヨークの上部に取り付けら
れた一方の水平偏向コイルと直列に接続され、他方の非
制御コイル3は偏向ヨークの下部に配置された他方の水
平偏向コイルと直列に接続されて、それぞれ水平偏向電
流が供給される。このようにして、3電子銃インライン
型カラー陰極線管におけるミスコンバーゼンスを減少さ
せることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来はドラムコイルを
成形品の樹脂製ケース8に収める場合は、この成形品の
形状を工夫してドラムコイルをその中に安定保持してい
た。たとえば上述したように、扇形の突起10、10a
と三角形断面のリブ9は樹脂製ケース8に形成されたも
のである。ドラムコイルは完全に樹脂製ケース8と隔絶
されず、樹脂製ケース8に形成されたリブ9と接触して
いる。そのため、偏向電流がコンバーゼンス補正装置に
流れた場合、ドラムコイルが振動して樹脂製ケース8を
叩き、ノイズすなわち唸り音を発生する。なお、唸り音
の発生源は樹脂製ケース8とコンバーゼンス補正コイル
の間の関係であることを発明者が確認した。
【0009】本発明は上述の点にかんがみてなされたも
ので、樹脂製ケースとドラムコイルを完全に断絶してノ
イズすなわち唸り音の発生を殆ど完全に防止することが
できるコンバーゼンス補正装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明はドラムコアに巻回された制御コイルと、該
制御コイルの両側に配置されそれぞれドラムコアに巻回
された2分割被制御コイルからなるコンバーゼンス補正
コイル(すなわちドラムコイル)を同一のケース内に接
着剤たとえばシリコン系ボンドにより支持したことを特
徴とする。
【0011】
【作用】ドラムコイルが接着剤により樹脂製ケースに安
定保持されるので、樹脂製ケースとドラムコイルが接触
することがなく、コンバーゼンス補正装置に偏向電流が
流れても、ドラムコイルの振動が樹脂製ケースに伝わら
ない。そのため唸り音やノイズは殆ど発生しない。
【0012】
【実施例】本発明を図面に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明のコンバーゼンス補正装置の
概略構成を示す平面図である。
【0014】本発明のコンバーゼンス補正装置は、中央
に制御コイル11を配置し、その両側に一対の被制御コ
イル(インピーダンスコイル)12および13を配置し
ている。これらの制御コイル11、被制御コイル12お
よび被制御コイル13がコンバーゼンス補正コイルすな
わちドラムコイルを構成する。制御コイル11はドラム
型コア11aに巻回されている。被制御コイル12およ
び13はそれぞれ被制御コイル12a、12bおよび被
制御コイル部13a、13bに2分割され、被制御コイ
ル12a、12bは制御コイル11の左側に平行に配置
された一対のドラム型コア14a、14bに巻回され、
被制御コイル13a、13bは制御コイル11の右側に
平行に配置された一対のドラム型コア15a、15bに
巻回されている。
【0015】制御コイル11は偏向ヨークの一対の垂直
偏向コイルと直列に接続されて垂直偏向電流が供給され
る。被制御コイル12、13の中の被制御コイル12は
偏向ヨークの上部に取り付けられた一方の水平偏向コイ
ルと直列に接続され、他方の被制御コイル13は偏向ヨ
ークの下部に配置された他方の水平偏向コイルと直列に
接続されて、それぞれ水平偏向電流が供給される。
【0016】各対のドラム型コア14a、14bとドラ
ム型コア15a、15bの外側のつば部外表面には厚み
方向に着磁されたマグネット16、17が取付けられ、
被制御コイル12および13に磁気バイアスを付与して
いる。
【0017】それぞれのドラム型コアに巻回された制御
コイル11と2分割被制御コイル12、13がコンバー
ゼンス補正コイルすなわちドラムコイルを構成する。こ
のドラムコイルは同一の樹脂製ケース18内に収容さ
れ、その中で接着剤20たとえばシリコン系ボンドによ
り支持され、且つ図1(b)に明示するように、樹脂製
ケース18に形成されたツメ22によりマグネット1
6、17がそれぞれ押されている。また、マグネット1
6とドラム型コア14a、14bとの間およびマグネッ
ト17とドラムコア14aとの間にギャップ21が配置
されている。ギャップとはポリエステルフィルムであ
る。このギャップ21はマグネット16、17とドラム
型コア14a、14b、15a、15bとのミューを調
整するためのものであり、温度ドリフトに対する影響を
低減し、コイルのインダクタンスを安定させることがで
きる。
【0018】よって、コア11aが振動しても、ツメ2
2とコア11aの間にはコア14a、14b、ギャップ
21、マグネット16あるいはコア15a、15b、ギ
ャップ21、マグネット17が配置されているので、コ
ア11aから樹脂製ケース18へ振動が伝わりにくい構
造となっている。接着剤20は硬化時に一定以上の硬度
にならないものであれば使用可能である。
【0019】上記構成の本発明のコンバーゼンス補正装
置に偏向電流を流すとき、ドラム型コア14a、14b
およびドラム型コア15a、15bとドラム型コア11
aはたとえ振動して互いに衝突しても、その影響はシリ
コン系ボンド20にさえぎられて樹脂製ケース18に到
達しない。このため、唸り音を発生しない。たとえ、発
生しても低減される。
【0020】
【発明の効果】上述のように、本発明のコンバーゼンス
補正装置においては、ドラムコイルが樹脂製ケースの中
で接着剤により支持されているので、ドラムコイルが安
定的に固定されると同時にノイズや唸り音の発生が極力
防止されるという優れた効果が得られる。実験によれ
ば、接着剤の種類やドラムコアの振動周期により異なる
が従来技術に比較して唸り音は1/5〜1/10程度に
低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンバーゼンス補正装置の概略構成を
示す平面図である。
【図2】従来のコンバーゼンス補正装置の概略構成を示
す平面図である。
【図3】図2のII−II線上断面図である。
【図4】図2の III−III 線上断面図である。
【符号の説明】
1 制御コイル 1a コア被制御コイル 2 被制御コイル 2a 被制御コイル部 2b 被制御コイル部 3 被制御コイル 3a 被制御コイル部 3b 被制御コイル部 4a ドラム型コア 4b ドラム型コア 5a ドラム型コア 5b ドラム型コア 6 マグネット 7 マグネット 9 リブ 10 突起 11 コイル 11a コア 12 被制御コイル 12a 被制御コイル部 12b 被制御コイル部 13 被制御コイル 13a 被制御コイル部 13b 被制御コイル部 14a ドラム型コア 14b ドラム型コア 15a ドラム型コア 15b ドラム型コア 16 マグネット 17 マグネット 18 ケース 20 接着剤またはシリコン系ボンド 21 ギャップ 22 ツメ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムコアに巻回された制御コイルと、
    該制御コイルの両側に配置されそれぞれドラムコアに巻
    回された2分割被制御コイルからなるコンバーゼンス補
    正コイルを同一のケース内に接着剤により支持したこと
    を特徴とするコンバーゼンス補正装置。
JP13531795A 1995-06-01 1995-06-01 コンバーゼンス補正装置 Withdrawn JPH08329859A (ja)

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JP13531795A JPH08329859A (ja) 1995-06-01 1995-06-01 コンバーゼンス補正装置

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JPH08329859A true JPH08329859A (ja) 1996-12-13

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JP13531795A Withdrawn JPH08329859A (ja) 1995-06-01 1995-06-01 コンバーゼンス補正装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1152449A2 (en) * 2000-04-28 2001-11-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Cathode ray tube device
KR100376995B1 (ko) * 2000-06-24 2003-03-26 삼성전기주식회사 인어 핀 개선 회로

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1152449A2 (en) * 2000-04-28 2001-11-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Cathode ray tube device
US6489734B2 (en) 2000-04-28 2002-12-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Cathode ray tube device
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Legal Events

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Effective date: 20020806