JPH08329404A - クロストーク低減システム - Google Patents
クロストーク低減システムInfo
- Publication number
- JPH08329404A JPH08329404A JP7158451A JP15845195A JPH08329404A JP H08329404 A JPH08329404 A JP H08329404A JP 7158451 A JP7158451 A JP 7158451A JP 15845195 A JP15845195 A JP 15845195A JP H08329404 A JPH08329404 A JP H08329404A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reproduction signal
- magnetic head
- circuit
- crosstalk
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/02—Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/008—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires
- G11B5/00813—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes
- G11B5/00847—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks
- G11B5/0086—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks using cyclically driven heads providing segmented tracks
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/24—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor for reducing noise
Landscapes
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】クロストーク成分の低減(相殺)を確実に実現
し、結果として再生信号のS/N比が向上するクロスト
ーク低減システムを提供する。 【構成】プラスアジマス角の第1磁気ヘッドと、マイナ
スアジマス角の第2ヘッドとの間に、第2ヘッドが第1
ヘッドと同一のトラックを第1ヘッドに縦続して走査す
るように、回転シリンダの円周方向および軸方向に沿っ
て間隔を設ける。さらに、第1ヘッドの第1再生信号を
遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力から第1クロス
トーク成分を抽出する第1フィルタと、第2ヘッドの第
2再生信号から第2クロストーク成分を抽出する第2フ
ィルタと、極性変換された第2クロストーク成分と遅延
回路の出力とを加算する第1加算回路と、極性変換され
た遅延回路の出力と第2再生信号との加算処理を実施す
る第2加算回路とを有する。
し、結果として再生信号のS/N比が向上するクロスト
ーク低減システムを提供する。 【構成】プラスアジマス角の第1磁気ヘッドと、マイナ
スアジマス角の第2ヘッドとの間に、第2ヘッドが第1
ヘッドと同一のトラックを第1ヘッドに縦続して走査す
るように、回転シリンダの円周方向および軸方向に沿っ
て間隔を設ける。さらに、第1ヘッドの第1再生信号を
遅延させる遅延回路と、遅延回路の出力から第1クロス
トーク成分を抽出する第1フィルタと、第2ヘッドの第
2再生信号から第2クロストーク成分を抽出する第2フ
ィルタと、極性変換された第2クロストーク成分と遅延
回路の出力とを加算する第1加算回路と、極性変換され
た遅延回路の出力と第2再生信号との加算処理を実施す
る第2加算回路とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転シリンダに搭載さ
れた磁気ヘッドを用いて磁気的な記録再生を行う磁気記
録再生装置において、クロストークを低減するクロスト
ーク低減機構に関する。
れた磁気ヘッドを用いて磁気的な記録再生を行う磁気記
録再生装置において、クロストークを低減するクロスト
ーク低減機構に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRおよびDAT等の磁気記録再生装
置において、磁気ヘッドは、目的とする記録トラックを
走査すると同時に、隣接するトラックの一部も走査す
る。即ち、磁気ヘッドの走査幅は、記録トラックの幅よ
りも広く設定されている。このように磁気ヘッドの幅を
広く設定することにより、磁気ヘッドの走査位置が隣接
する一対のトラックの何れか側にずれても、目的とする
トラックの走査を達成できる。
置において、磁気ヘッドは、目的とする記録トラックを
走査すると同時に、隣接するトラックの一部も走査す
る。即ち、磁気ヘッドの走査幅は、記録トラックの幅よ
りも広く設定されている。このように磁気ヘッドの幅を
広く設定することにより、磁気ヘッドの走査位置が隣接
する一対のトラックの何れか側にずれても、目的とする
トラックの走査を達成できる。
【0003】図5は、従来一般の磁気ヘッドの走査状況
を説明する図である。図に示すように、プラスアジマス
角を有する磁気ヘッド1は、磁気テープT上のプラスア
ジマス角で記録されたトラックTaを走査する。この
際、磁気ヘッド1は、トラックTaに隣接するマイナス
アジマス角を有するトラックTb1,Tb2の一部を走査す
る。
を説明する図である。図に示すように、プラスアジマス
角を有する磁気ヘッド1は、磁気テープT上のプラスア
ジマス角で記録されたトラックTaを走査する。この
際、磁気ヘッド1は、トラックTaに隣接するマイナス
アジマス角を有するトラックTb1,Tb2の一部を走査す
る。
【0004】磁気ヘッド1がアジマス角の異なるトラッ
クTb1,Tb2を走査すると、トラックTaに基づく主信
号以外に、トラックTb1,Tb2に基づく副信号(クロス
トーク成分)も再生してしまう。このクロストーク成分
は主信号のノイズ成分であり、主信号のS/N比を下げ
てしまう。このS/N比の向上を目的として利用される
回路として、クロストーク低減回路を挙げることができ
る。
クTb1,Tb2を走査すると、トラックTaに基づく主信
号以外に、トラックTb1,Tb2に基づく副信号(クロス
トーク成分)も再生してしまう。このクロストーク成分
は主信号のノイズ成分であり、主信号のS/N比を下げ
てしまう。このS/N比の向上を目的として利用される
回路として、クロストーク低減回路を挙げることができ
る。
【0005】従来一般のクロストーク低減回路の例とし
ては、最新の再生信号(最新の走査トラックに基づく)
および過去の再生信号の各々からクロストーク成分を抽
出し、これら2種類のクロストーク成分の一方の極性を
反転して加算処理し、クロストーク成分を低減(相殺)
するという処理を実現する回路が提案されている。なお
過去の再生信号は、最新の走査トラックとは異なる過去
に走査したトラックに対応する信号である。
ては、最新の再生信号(最新の走査トラックに基づく)
および過去の再生信号の各々からクロストーク成分を抽
出し、これら2種類のクロストーク成分の一方の極性を
反転して加算処理し、クロストーク成分を低減(相殺)
するという処理を実現する回路が提案されている。なお
過去の再生信号は、最新の走査トラックとは異なる過去
に走査したトラックに対応する信号である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、走査するト
ラックが相違すると、一般に、クロストーク成分の内容
(波形)も相違する。即ち、上述のように、トラックの
異なる2種類のクロストーク成分の加算を実施しても十
分なクロストーク成分の低減(相殺)は困難であった。
即ち、再生信号のS/N比の十分な向上が実現できなか
った。
ラックが相違すると、一般に、クロストーク成分の内容
(波形)も相違する。即ち、上述のように、トラックの
異なる2種類のクロストーク成分の加算を実施しても十
分なクロストーク成分の低減(相殺)は困難であった。
即ち、再生信号のS/N比の十分な向上が実現できなか
った。
【0007】本発明は、クロストーク成分の低減(相
殺)を確実に実現し、結果として再生信号のS/N比が
向上するクロストーク低減システムを提供する。
殺)を確実に実現し、結果として再生信号のS/N比が
向上するクロストーク低減システムを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のクロストーク低
減システムは、回転シリンダに搭載され、かつ磁気記録
担体上の記録トラックを走査する磁気ヘッドから出力さ
れる再生信号を基に、当該再生信号に含まれるクロスト
ーク成分を検出するクロストーク検出システムにおい
て、回転シリンダに搭載される、プラスアジマス角が設
定された第1磁気ヘッドと、マイナスアジマス角が設定
された第2磁気ヘッドとの間に、該第1磁気ヘッドが走
査した記録トラックを所定の時間経過後に当該第2磁気
ヘッドが走査するように、当該回転シリンダの円周方向
および軸方向に所定の間隔が設けられ、第1磁気ヘッド
から出力される第1再生信号と第2磁気ヘッドから出力
される第2再生信号との位相を一致させるため、第1再
生信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路から出力され
る遅延再生信号に含まれる第1クロストーク成分を抽出
する第1フィルタと、第2再生信号に含まれる第2クロ
ストーク成分を抽出する第2フィルタと、極性変換され
た第2クロストーク成分と遅延再生信号との加算処理を
実施する第1加算回路と、極性変換された第1クロスト
ーク成分と第2再生信号との加算処理を実施する第2加
算回路とを有する。
減システムは、回転シリンダに搭載され、かつ磁気記録
担体上の記録トラックを走査する磁気ヘッドから出力さ
れる再生信号を基に、当該再生信号に含まれるクロスト
ーク成分を検出するクロストーク検出システムにおい
て、回転シリンダに搭載される、プラスアジマス角が設
定された第1磁気ヘッドと、マイナスアジマス角が設定
された第2磁気ヘッドとの間に、該第1磁気ヘッドが走
査した記録トラックを所定の時間経過後に当該第2磁気
ヘッドが走査するように、当該回転シリンダの円周方向
および軸方向に所定の間隔が設けられ、第1磁気ヘッド
から出力される第1再生信号と第2磁気ヘッドから出力
される第2再生信号との位相を一致させるため、第1再
生信号を遅延させる遅延回路と、遅延回路から出力され
る遅延再生信号に含まれる第1クロストーク成分を抽出
する第1フィルタと、第2再生信号に含まれる第2クロ
ストーク成分を抽出する第2フィルタと、極性変換され
た第2クロストーク成分と遅延再生信号との加算処理を
実施する第1加算回路と、極性変換された第1クロスト
ーク成分と第2再生信号との加算処理を実施する第2加
算回路とを有する。
【0009】
【作用】以上の構成のクロストーク低減システムにおい
て、一本のトラックを相互に異なるアジマス角を有する
2つの磁気ヘッドで走査する。一本のトラックに対して
2種類の再生信号を生成する。これら2種類の再生信号
に含まれる2種類のクロストーク成分は同一トラックの
ものなので、略々同一の内容(波形)を有する。これら
信号の一方の極性を反転して加算処理することにより、
クロストーク成分の低減、即ち波形の相殺が実現する。
て、一本のトラックを相互に異なるアジマス角を有する
2つの磁気ヘッドで走査する。一本のトラックに対して
2種類の再生信号を生成する。これら2種類の再生信号
に含まれる2種類のクロストーク成分は同一トラックの
ものなので、略々同一の内容(波形)を有する。これら
信号の一方の極性を反転して加算処理することにより、
クロストーク成分の低減、即ち波形の相殺が実現する。
【0010】
【実施例】本発明のクロストーク低減システムは、プラ
スアジマスヘッドおよびマイナスアジマスヘッドが搭載
された回転シリンダと、プラスアジマスヘッドおよびマ
イナスアジマスヘッドの出力、即ち再生信号の処理を行
う処理回路との組合わせにより実現する。
スアジマスヘッドおよびマイナスアジマスヘッドが搭載
された回転シリンダと、プラスアジマスヘッドおよびマ
イナスアジマスヘッドの出力、即ち再生信号の処理を行
う処理回路との組合わせにより実現する。
【0011】図1は、本発明に係る回転シリンダの概念
図である。図1の(a)側は、本発明に係る固定ドラム
2(回転シリンダ3)を横方向から見た図である。固定
ドラム2の上部に回転自在に取付けられた回転シリンダ
3には、プラスアジマスヘッド(第1磁気ヘッド)4及
びマイナスアジマスヘッド(第2磁気ヘッド)5が搭載
されている。ヘッド4とヘッド5との間には、回転シリ
ンダ3の周方向に沿って距離d1の間隔が、そして軸方
向に沿って距離d2の間隔が設けられている。
図である。図1の(a)側は、本発明に係る固定ドラム
2(回転シリンダ3)を横方向から見た図である。固定
ドラム2の上部に回転自在に取付けられた回転シリンダ
3には、プラスアジマスヘッド(第1磁気ヘッド)4及
びマイナスアジマスヘッド(第2磁気ヘッド)5が搭載
されている。ヘッド4とヘッド5との間には、回転シリ
ンダ3の周方向に沿って距離d1の間隔が、そして軸方
向に沿って距離d2の間隔が設けられている。
【0012】図1の(b)側は、本発明に係る回転シリ
ンダ3を上方から見た図である。回転シリンダ3には磁
気テープTが巻回される。この磁気テープT上に設けら
れるトラックは、磁気テープの走行および回転シリンダ
3の回転にともない、ヘッド4,5により走査される。
ンダ3を上方から見た図である。回転シリンダ3には磁
気テープTが巻回される。この磁気テープT上に設けら
れるトラックは、磁気テープの走行および回転シリンダ
3の回転にともない、ヘッド4,5により走査される。
【0013】ヘッド4とヘッド5との間に設定された距
離d1,d2は、ヘッド4が走査したトラックを、所定
時間遅れてヘッド5が走査する、という走査を実現する
ために設けられた距離である。即ち、この距離d1,d
2の設定により、時間的な差はあるが、ヘッド4,5は
同一のトラックを走査する。
離d1,d2は、ヘッド4が走査したトラックを、所定
時間遅れてヘッド5が走査する、という走査を実現する
ために設けられた距離である。即ち、この距離d1,d
2の設定により、時間的な差はあるが、ヘッド4,5は
同一のトラックを走査する。
【0014】図2に、本発明に係る磁気ヘッドの走査状
況を説明する図を示す。図に示すように、ヘッド5は、
ヘッド4が走査した位置を、およそ時間t経過後に走査
する。図に示した走査状況は、ヘッド4,5がプラスア
ジマストラックTaを走査する状況を示している。この
場合、ヘッド4の再生信号(第1再生信号)が実際に再
生信号として取扱われ、後段の信号処理回路において再
生のための処理が施される。ヘッド5の再生信号(第2
再生信号)は、第1再生信号に含まれるクロストーク成
分の低減に使用される。同様に、ヘッド4,5が、例え
ばマイナスアジマストラックTb1を走査する場合、ヘッ
ド5の第2再生信号が実際に再生信号として取扱われ、
ヘッド4の第1再生信号が、第2再生信号に含まれるク
ロストーク成分の低減に使用される。
況を説明する図を示す。図に示すように、ヘッド5は、
ヘッド4が走査した位置を、およそ時間t経過後に走査
する。図に示した走査状況は、ヘッド4,5がプラスア
ジマストラックTaを走査する状況を示している。この
場合、ヘッド4の再生信号(第1再生信号)が実際に再
生信号として取扱われ、後段の信号処理回路において再
生のための処理が施される。ヘッド5の再生信号(第2
再生信号)は、第1再生信号に含まれるクロストーク成
分の低減に使用される。同様に、ヘッド4,5が、例え
ばマイナスアジマストラックTb1を走査する場合、ヘッ
ド5の第2再生信号が実際に再生信号として取扱われ、
ヘッド4の第1再生信号が、第2再生信号に含まれるク
ロストーク成分の低減に使用される。
【0015】図3に、本発明のクロストーク低減システ
ムの概念図を示す。図に示すように、プラスおよびマイ
ナスアジマスヘッド(第1および第2磁気ヘッド)4,
5は、それぞれロータリトランス6,7を介して増幅回
路8,9に接続されている。増幅回路8の出力は、遅延
回路(D)10を介して第1フィルタ(F1)11およ
び第1加算回路12に接続されている。増幅回路9の出
力は、第2フィルタ(F2)13および第2加算回路1
4に接続されている。フィルタ11,13は、それぞれ
クロストーク成分のレベルを調整する可変抵抗15,1
6を介してインバータ17,18に接続されている。イ
ンバータ17,18の出力は、第1および第2加算回路
12,14に接続されている。第1加算回路12から
は、ヘッド4の第1再生信号に基づく第1出力信号S1
が出力される。同様に、第2加算回路14からは、ヘッ
ド5の第2再生信号に基づく第2出力信号S2が出力さ
れる。
ムの概念図を示す。図に示すように、プラスおよびマイ
ナスアジマスヘッド(第1および第2磁気ヘッド)4,
5は、それぞれロータリトランス6,7を介して増幅回
路8,9に接続されている。増幅回路8の出力は、遅延
回路(D)10を介して第1フィルタ(F1)11およ
び第1加算回路12に接続されている。増幅回路9の出
力は、第2フィルタ(F2)13および第2加算回路1
4に接続されている。フィルタ11,13は、それぞれ
クロストーク成分のレベルを調整する可変抵抗15,1
6を介してインバータ17,18に接続されている。イ
ンバータ17,18の出力は、第1および第2加算回路
12,14に接続されている。第1加算回路12から
は、ヘッド4の第1再生信号に基づく第1出力信号S1
が出力される。同様に、第2加算回路14からは、ヘッ
ド5の第2再生信号に基づく第2出力信号S2が出力さ
れる。
【0016】遅延回路10は、例えばヘッド4がトラッ
クTaの走査を開始した後、ヘッド5が同じトラックTa
の走査を開始する迄に要する遅延時間tが設定された回
路である。即ち、第1再生信号は、遅延回路10に入力
すると、遅延時間t経過後に遅延回路10から出力され
る。フィルタ11,13は、所望の帯域の信号、具体的
には再生信号に含まれるクロストーク成分を通過させる
バンドパスフィルタである。インバータ17,18は、
クロストーク成分の極性を反転させる回路である。第1
加算回路12は、第1再生信号と極性反転された第2ク
ロストーク成分とを加算し、第1再生信号に含まれるク
ロストーク成分を低減(相殺)する回路である。同様
に、第2加算回路13は、第2再生信号と極性反転され
た第1クロストーク成分とを加算し、第2再生信号に含
まれるクロストーク成分を低減(相殺)する回路であ
る。
クTaの走査を開始した後、ヘッド5が同じトラックTa
の走査を開始する迄に要する遅延時間tが設定された回
路である。即ち、第1再生信号は、遅延回路10に入力
すると、遅延時間t経過後に遅延回路10から出力され
る。フィルタ11,13は、所望の帯域の信号、具体的
には再生信号に含まれるクロストーク成分を通過させる
バンドパスフィルタである。インバータ17,18は、
クロストーク成分の極性を反転させる回路である。第1
加算回路12は、第1再生信号と極性反転された第2ク
ロストーク成分とを加算し、第1再生信号に含まれるク
ロストーク成分を低減(相殺)する回路である。同様
に、第2加算回路13は、第2再生信号と極性反転され
た第1クロストーク成分とを加算し、第2再生信号に含
まれるクロストーク成分を低減(相殺)する回路であ
る。
【0017】ここで、図2に示したように、ヘッド4,
5がプラスアジマストラックTaを走査する場合につい
て説明する。ヘッド4の再生信号は、増幅回路8におい
て所定のレベルに増幅された後、遅延回路10において
遅延時間tに対応する遅延が実施される。この遅延によ
り、加算回路12,14に入力する2つの信号の位相を
一致させる、即ち、同一の走査位置に基づく信号を同時
に加算回路12,14に供給できる。
5がプラスアジマストラックTaを走査する場合につい
て説明する。ヘッド4の再生信号は、増幅回路8におい
て所定のレベルに増幅された後、遅延回路10において
遅延時間tに対応する遅延が実施される。この遅延によ
り、加算回路12,14に入力する2つの信号の位相を
一致させる、即ち、同一の走査位置に基づく信号を同時
に加算回路12,14に供給できる。
【0018】ヘッド4による走査で得られた第1再生信
号に基づいて遅延回路10から出力される遅延再生信号
は、加算回路12およびフィルタ11に入力される。ま
た、ヘッド5による走査で得られ、かつ増幅回路9から
出力される第2再生信号は、加算回路14およびフィル
タ13に入力される。ヘッド4,5がプラスアジマスト
ラックTaを走査する場合、加算回路12から出力され
る出力信号S1が後段の回路で使用される。即ち、加算
回路12において遅延再生信号(第1再生信号)に含ま
れるクロストーク成分が低減(相殺)され、出力信号S
1として後段の回路に出力される。
号に基づいて遅延回路10から出力される遅延再生信号
は、加算回路12およびフィルタ11に入力される。ま
た、ヘッド5による走査で得られ、かつ増幅回路9から
出力される第2再生信号は、加算回路14およびフィル
タ13に入力される。ヘッド4,5がプラスアジマスト
ラックTaを走査する場合、加算回路12から出力され
る出力信号S1が後段の回路で使用される。即ち、加算
回路12において遅延再生信号(第1再生信号)に含ま
れるクロストーク成分が低減(相殺)され、出力信号S
1として後段の回路に出力される。
【0019】一方、ヘッド4,5が、例えば、マイナス
アジマストラックTb1,Tb2を走査する場合、加算回路
14から出力される出力信号S2が後段の回路で使用さ
れる。即ち、加算回路14において第2再生信号に含ま
れるクロストーク成分が低減(相殺)され、出力信号S
2として後段の回路で使用される。
アジマストラックTb1,Tb2を走査する場合、加算回路
14から出力される出力信号S2が後段の回路で使用さ
れる。即ち、加算回路14において第2再生信号に含ま
れるクロストーク成分が低減(相殺)され、出力信号S
2として後段の回路で使用される。
【0020】
【発明の効果】以上説明のように、1本のトラックを、
プラスアジマスヘッドとマイナスアジマスヘッドで走査
し、1本のトラックに対して2つの再生信号を生成す
る。これら再生信号に含まれるクロストーク成分は略々
同一の波形を有している。波形が略々一致したクロスト
ーク成分の一方を極性を反転しこれらクロストーク成分
を加算することにより、クロストーク成分の低減(相
殺)を確実に実現できる。
プラスアジマスヘッドとマイナスアジマスヘッドで走査
し、1本のトラックに対して2つの再生信号を生成す
る。これら再生信号に含まれるクロストーク成分は略々
同一の波形を有している。波形が略々一致したクロスト
ーク成分の一方を極性を反転しこれらクロストーク成分
を加算することにより、クロストーク成分の低減(相
殺)を確実に実現できる。
【図1】本発明に係る回転シリンダの概念図。
【図2】本発明に係る磁気ヘッドの走査状況を説明する
図。
図。
【図3】本発明に係るクロストーク低減回路のブロック
図。
図。
【図4】従来一般の磁気ヘッドの走査状況を説明する
図。
図。
2 固定ドラム 3 回転シリンダ 4 プラスアジマスヘッド(第1磁気ヘッド) 5 マイナスアジマスヘッド(第2磁気ヘッド) 6,7 ロータリトランス 8,9 増幅回路 10 遅延回路 11,13 第1および第2フィルタ 12,14 加算回路 15,16 可変抵抗 17,18 インバータ
Claims (1)
- 【請求項1】 回転シリンダに搭載され、かつ磁気記録
担体上の記録トラックを走査する磁気ヘッドから出力さ
れる再生信号を基に、当該再生信号に含まれるクロスト
ーク成分を検出するクロストーク検出システムにおい
て、 前記回転シリンダに搭載される、プラスアジマス角が設
定された第1磁気ヘッドと、マイナスアジマス角が設定
された第2磁気ヘッドとの間に、該第1磁気ヘッドが走
査した前記記録トラックを所定の時間経過後に当該第2
磁気ヘッドが走査するように、当該回転シリンダの円周
方向および軸方向に所定の間隔が設けられ、 前記第1磁気ヘッドから出力される第1再生信号と前記
第2磁気ヘッドから出力される第2再生信号との位相を
一致させるため、前記第1再生信号を遅延させる遅延回
路と、 前記遅延回路から出力される遅延再生信号に含まれる第
1クロストーク成分を抽出する第1フィルタと、 前記第2再生信号に含まれる第2クロストーク成分を抽
出する第2フィルタと、 極性変換された前記第2クロストーク成分と前記遅延再
生信号との加算処理を実施する第1加算回路と、 極性変換された前記第1クロストーク成分と前記第2再
生信号との加算処理を実施する第2加算回路を有するこ
とを特徴とするクロストーク低減システム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7158451A JPH08329404A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | クロストーク低減システム |
PCT/IB1996/000477 WO1996038838A2 (en) | 1995-05-31 | 1996-05-21 | Magnetic reproduction apparatus provided with a cross-talk reduction system |
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