JPH08329342A - 端末制御装置 - Google Patents

端末制御装置

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JPH08329342A
JPH08329342A JP13455895A JP13455895A JPH08329342A JP H08329342 A JPH08329342 A JP H08329342A JP 13455895 A JP13455895 A JP 13455895A JP 13455895 A JP13455895 A JP 13455895A JP H08329342 A JPH08329342 A JP H08329342A
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card
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JP13455895A
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Hiroto Kato
博人 加藤
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Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 会員カードを用いた会員取引であれば、会員
コードが会員情報ファイルに未設定であっても該会員取
引を成立できるようにする。 【構成】 取引処理端末より会員カードデータ及び今回
取引情報を受信すると、その受信した会員カードデータ
中の会員コードが会員情報ファイルに設定されているか
否かを検索する。そして設定有りを確認すると取引処理
端末へ取引成立の応答を行うとともに会員情報ファイル
の該当会員コードに対応する会員取引情報を今回取引情
報で更新する。これに対し、該当会員コードの設定無し
を確認すると取引処理端末へ取引成立の応答を行うとと
もに会員コード及び今回取引情報を保留ファイルに書込
み保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポイント会員等の会員
制度を導入している小売店向けのPOS(販売時点情報
管理)システムの端末制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、POSシステムは、電子式キャ
ッシュレジスタ等によって構成される複数台の取引処理
端末を、ホストコンピュータ等によって構成される端末
制御装置に通信回線により接続し、この端末制御装置で
各取引処理端末にて行われる商品取引の登録処理を一元
管理するようにしたもので、取引処理端末を例えばPO
S端末と称し、端末制御装置を例えばストアプロセッサ
と称している。
【0003】そして従来、例えば買上金額に対して一定
のポイントを付与し、合計ポイントが規定値に達すると
特典を与えるようにして客の定着化を図ったポイント会
員制度を導入している小売店向けのPOSシステムとし
て、端末制御装置に、ポイント会員として契約した各会
員毎にそれぞれ設定される会員コードに対応して累計ポ
イント情報等を記憶管理する会員情報ファイルを設ける
一方、各取引処理端末に、各会員にそれぞれ発行される
会員カードに記録されたカード発行元コード,会員コー
ド等の情報を読取るカードリーダを設けたものが知られ
ていた。
【0004】この種のPOSシステムでは、取引処理端
末において1取引として売上げられる商品販売情報の登
録処理が行われると、この商品販売情報により今回のポ
イント情報が発生し、この今回ポイント情報がカードリ
ーダで読取られた会員カードの情報とともに通信回線を
通じて端末制御装置に送信される。これにより、端末制
御装置においては、会員カードが有効か否か、また会員
コードが会員情報ファイルに設定されているか否かが判
断される。そして、会員カードが有効でかつ会員コード
が会員情報ファイルに設定されている場合に限り取引処
理端末に取引成立が応答されるとともに、会員情報ファ
イルの該当会員コードに対応する累計ポイント情報が今
回ポイント情報で更新されていた。
【0005】ところで、ポイント会員制度を導入する小
売店では、一般に買物客が新規に会員として契約すると
その買物客に対して固有の会員コードを設定する。そし
て、直ちにこの会員コードを記録した会員カードを発行
して、契約した直後からポイント会員としての取引を行
えるようにしていた。しかしながら、従来の端末制御装
置は、取引処理端末からたとえ有効な会員カードの情報
を受信してもそのカード情報中の会員コードが会員情報
ファイルに未設定であれば取引処理端末に取引不成立の
応答を行うものとなっていた。このため、会員として新
規契約した直後の取引では会員情報ファイルに該当する
会員コードの追加登録が間に合わない場合があり、取引
処理端末に取引不成立が応答されることがあった。
【0006】そこで従来の取引処理端末には、端末制御
装置から取引不成立の応答があっても強制的にポイント
会員としての取引を成立させるキーが設けられており、
取引不成立応答時にこのキーが操作入力されると、客控
え用のレシートとともに店控え用のレシートを発行して
強制的にポイント会員の取引として成立させた取引の内
容(買上商品の合計金額,今回ポイント等)を店側に残
すようになっていた。これにより、取引処理端末のオペ
レータは強制的にポイント会員の取引として成立させた
取引の店控え用レシートを該当する会員の会員コード等
を記載した書面等とともに端末制御装置のオペレータに
渡し、端末制御装置のオペレータは店控え用レシートの
今回ポイントと書面等に記載された会員コードとを会員
情報ファイルに追加登録することによって、不成立応答
があった取引をポイント会員の取引として成立させるべ
く手作業による復旧業務を行う運用をとっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のこ
の種の端末制御装置においては、取引処理端末からたと
え有効な会員カードの情報を受信してもそのカード情報
中の会員コードが会員情報ファイルに未設定であれば取
引処理端末に取引不成立を応答していたので、取引処理
端末のオペレータにとっては不成立応答があった取引を
強制的に成立させるための煩雑な操作が必要となり操作
性が悪かった。しかも、強制的に成立させた取引で発生
した今回取引情報とその取引を行った会員の会員番号と
を対応させて管理しなければならず、管理ミスが発生し
易かった。
【0008】また、端末制御装置のオペレータにとって
も会員コードが会員情報ファイルに未設定であるために
不成立となった取引の今回取引情報を、その後会員情報
ファイルに該当会員コードを設定する際にその会員の会
員取引情報として手入力しなければならない面倒があっ
た。
【0009】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たものであり、その目的とするところは、取引処理端末
にて発生した会員取引で使用された会員カードのカード
情報中の会員コードが会員情報ファイルに未設定であっ
ても該会員取引を成立させることができ、取引処理端末
のオペレータの負担を軽減できるとともに、この会員コ
ード未設定の会員取引の今回取引情報と会員コードとを
自動的に対応させて管理することができ、管理ミスによ
る会員への不利益を未然に防止できる端末制御装置を提
供しようとするものである。
【0010】また、会員コードが会員情報ファイルに未
設定のまま成立した取引の今回取引情報を、その後会員
情報ファイルに該当会員コードを設定した際に自動的に
該当会員コードの会員取引情報として設定することがで
き、会員取引情報の設定作業を簡略化できる端末制御装
置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、1会員の会員
コードを該カードの有効性データとともに記録した会員
カードのデータをその1会員との取引処理によって発生
した今回取引情報とともに送信する取引処理端末を通信
回線で接続するとともに、各会員毎にそれぞれ設定され
る会員コードに対応して会員取引情報を記憶管理する会
員情報ファイルを備えた端末制御装置において、取引処
理端末より送信される会員カードデータ及び今回取引情
報を受信すると、その受信した会員カードデータ中の会
員コードが会員情報ファイルに設定されているか否かを
検索するファイル検索手段と、このファイル検索手段に
より該当会員コードの設定有りを確認すると取引処理端
末へ取引成立の応答を行うとともに会員情報ファイルの
該当会員コードに対応する会員取引情報を受信した今回
取引情報で更新する第1の成立応答手段と、ファイル検
索手段により該当会員コードの設定無しを確認すると取
引処理端末へ取引成立の応答を行うとともに少なくとも
受信した会員カードデータ中の会員コードと今回取引情
報とを保留ファイルに記憶保存する第2の成立応答手段
とを備えたものである。
【0012】また、本発明は、取引処理端末より送信さ
れる会員カードデータ及び今回取引情報を受信すると、
その受信した会員カードデータ中のカード有効性データ
から会員カードの有効性を判別するカード有効性判別手
段と、このカード有効性判別手段により該当会員カード
が無効カードであると判別すると取引処理端末へ取引不
成立の応答を行う不成立応答手段とを付加し、カード有
効性判別手段により該当会員カードが有効カードである
と判別すると受信した会員カードデータ中の会員コード
が会員情報ファイルに設定されているか否かを検索し、
設定有りを確認すると取引処理端末へ取引成立の応答を
行うとともに会員情報ファイルの該当会員コードに対応
する会員取引情報を受信した今回取引情報で更新し、設
定無しを確認すると取引処理端末へ取引成立の応答を行
うとともに少なくとも受信した会員カードデータ中の会
員コードと今回取引情報とを保留ファイルに記憶保存す
るようにしたものである。
【0013】そして、本発明は、会員ファイルに新規会
員の会員コードを追加する会員コード追加手段と、この
会員コード追加手段により会員ファイルに追加した会員
コードが保留ファイルに保存されているか調べる保留フ
ァイル検索手段と、この検索手段により該当会員コード
の保存有りを確認すると保留ファイルの該当会員コード
に対応する取引情報で会員ファイルの該当会員コードに
対応する取引情報を更新する新規会員取引情報更新手段
とを備えることが望ましい。
【0014】
【作用】このような構成の本発明の端末制御装置であれ
ば、回線接続された取引処理端末から1会員との取引処
理によって発生した今回取引情報をその1会員の会員コ
ード及び該カードの有効性データが記録された会員カー
ドのデータとともに受信すると、その受信したカードデ
ータ中の会員コードが会員情報ファイルに設定されてい
るか検索される。そして、設定されている場合には、取
引処理端末へ取引成立の応答が行われるとともに、会員
情報ファイルの該当会員コードに対応する会員取引情報
が受信した今回取引情報で更新される。また、会員カー
ドが有効なカードではあるが会員コードが会員情報ファ
イルに設定されていない場合には、取引処理端末へ取引
成立の応答が行われるとともに会員コード及び今回取引
情報が保留ファイルに書込まれて保存される。
【0015】また、回線接続された取引処理端末から1
会員との取引処理によって発生した今回取引情報をその
1会員の会員コード及び該カードの有効性データが記録
された会員カードのデータとともに受信すると、そのカ
ードデータ中の有効性データにより会員カードの有効性
が判別される。そして、会員カードが無効なカードであ
ると判別された場合には、取引処理端末へ取引不成立の
応答が行われる。
【0016】また、会員情報ファイルに新規会員の会員
コードを追加すると、この追加した会員コードが保留フ
ァイルに保存されているか調べられる。そして、保存さ
れている場合には、会員情報ファイルの追加した会員コ
ードに対応する会員取引情報が保留ファイルに該当会員
コードに対応して保存されていた今回取引情報で更新さ
れる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。なお、この実施例では、ポイント会員制度を導入
した小売店向けPOSシステムのストアプロセッサとし
て本発明の端末制御装置を適用した場合について述べ
る。
【0018】図1はかかるPOSシステムの概要図であ
り、このPOSシステムは、磁気カード,ICカード等
からなる会員カード1に記録されたカード有効性データ
としての発行元コードや会員コードとしての会員番号等
を読み取るカードリーダ2をそれぞれ備えた複数台の取
引処理端末、いわゆるPOS端末3と、各会員毎にそれ
ぞれ設定される会員番号に対応して会員取引情報を記憶
管理する会員情報ファイルとしての会員マスタファイル
4を有する端末制御装置、いわゆるストアプロセッサ5
とを、通信回線6で閉ループ状に接続して構築したもの
で、各POS端末3は店内における買上商品の各会計所
等に設置されており、ストアプロセッサ5は店の管理事
務所等に設置されている。
【0019】各POS端末3は、前記カードリーダ2の
他、キーボード,バーコードスキャナ等の入力機器や、
表示器,レシート/ジャーナルプリンタ等の出力機器を
搭載しており、これらの入出力機器をマイクロプロセッ
サで制御して、1取引として販売登録された客買上商品
の販売データを記憶部に売上登録処理するものである。
また、1取引としての客買上商品の販売登録が行われた
後、キーボード上の会員取引を宣言するキーが入力され
るとともにカードリーダ2によって前記会員カード1の
データが読取られると、客買上商品の合計金額、つまり
は今回売上金額に基づいて今回ポイントを算出し、図2
(a)に示すデータ構造の会員取引情報伝文7を作成し
たならば、この伝文7を通信回線6を通じてストアプロ
セッサ5に送信する。これにより、通信正常時にはスト
アプロセッサ5から図2(b)に示すデータ構造の取引
成立応答8または図2(c)に示すデータ構造の取引不
成立応答9のいずれかが返信されるので、応答内容を表
示,印字等の手段で出力するように構成されている。な
お、各POS端末3は、従来周知のポイント会員制度を
導入した小売店向けPOSシステムのPOS端末をその
まま適用している。
【0020】因みに、図2(a)の会員取引情報伝文7
において、71は送信先アドレスであって、ストアプロ
セッサ5の通信アドレスSPIDがセットされる。72
は送信元アドレスであって、当該POS端末2固有の通
信アドレスTMIDがセットされる。73は伝文区分で
あって、会員取引情報伝文を示す区分コードがセットさ
れる。会員取引情報伝文7は、これらのヘッダデータ7
1〜73に会員カードから読取った発行元コード,会員
番号や該当する1取引の今回売上金額及び今回ポイント
等のデータを付加して構成される。また、図2(b),
(c)に示す応答伝文8,9において、81,91は送
信先アドレスであって、会員取引情報伝文中の送信元ア
ドレス72であるPOS端末2の通信アドレスTMID
がセットされる。82,92は送信元アドレスであっ
て、ストアプロセッサ5の通信アドレスSPIDがセッ
トされる。83,93は伝文区分であって、応答伝文を
示す区分コードがセットされる。84,94は取引区分
であって、取引成立か不成立かを区別する区分コードが
セットされる。そして、取引成立応答伝文8は、これら
のヘッダデータ81〜84に会員番号,会員氏名,累計
ポイント等の会員データを付加して構成される。
【0021】図3は前記ストアプロセッサ5の要部構成
を示すブロック図であって、このストアプロセッサ5
は、制御部本体としてCPU(Central Processing Uni
t )51を搭載している。また、上記CPU51を制御
するプログラム等が予め格納されたROM(Read Only
Memory)52、上記CPU51がデータを書込むための
各種メモリエリアが形成されたRAM(Random Access
Memory)53、現日時を計時する時計部54、通信回線
6を介して接続された各POS端末3との間で行われる
データの送受信を制御する伝送コントローラ55、HD
D(Hard Disk Drive )56に対するデータの書込み及
び読出しを制御するHDDコントローラ56a、各種デ
ータやコマンドを入力するためのキーボード57からキ
ー信号を取込むキーボードインタフェース57a、キー
入力データ等を表示するための表示器58に表示データ
を出力する表示器インタフェース58a、未設定会員リ
スト等を記録紙に印字するためのプリンタ59に印字デ
ータを出力するプリンタインタフェース59a等を搭載
しており、前記CPU51と、ROM52,RAM5
3,時計部54,伝送コントローラ55,HDDコント
ローラ56a及び各インタフェース57a〜59aと
は、アドレスバス,データバス等のバスラインBLで電
気的に接続されている。
【0022】前記HDD56には、図4に示すように、
各会員にそれぞれ設定される固有の会員番号に対応し
て、その会員の氏名,住所等の個人データに累計売上金
額,累計ポイント等の会員取引情報を記憶管理する前記
会員マスタファイル4が形成されている。なお、この会
員マスタファイル4に対する個人データの追加,削除
は、キーボード57の所定キー入力により会員マスタフ
ァイル4のメンテナンス業務を選択することにより可能
となる。
【0023】一方、前記RAM53には、図5に示すよ
うに、会員番号,今回売上金額,今回ポイント及び削除
フラグfからなる保留会員レコードを蓄積記憶する保留
ファイル60が形成されている。ここで、削除フラグf
は、該当する保留会員レコードが削除不可のときは
“0”にリセットされており、削除可になると“1”に
セットされるフラグであって、キーボード57の所定キ
ー入力により保留ファイル4のクリア業務を選択するこ
とにより、削除可のレコードは削除される。また、上記
保留ファイル60の記憶内容は、キーボード57の所定
キー入力により保留ファイル4の点検業務を選択するこ
とにより、プリンタ59によって記録紙に未設定会員リ
ストとして印字出力されるようになっている。
【0024】しかして、前記CPU51は、伝送コント
ローラ55を介してPOS端末3から送信された会員取
引情報伝文7を受信すると、図6の流れ図に示す業務処
理を実行するようにプログラムによって構成されてい
る。すなわち、前記CPU51は、ST(ステップ)1
としてPOS端末3からの伝文受信を検知し、ST2と
してその受信伝文が図2(a)に示す会員取引情報伝文
7であることを伝文区分73から確認すると、ST3と
してその受信伝文7中の発行元コードを検出する。そし
て、ST4としてこの発行元コードが自店で実施してい
るポイント会員制度で使用している会員カード1として
有効なカード発行元の発行元コードか否かを判別する
(カード有効性判別手段)。
【0025】ここで、有効なカード発行元の発行元コー
ドでないと判別した場合には、カードリーダ2によって
データが読取られたカードは自店のポイント会員制度で
使用している会員カード1ではないので、ST5として
図2(c)に示す取引不成立応答伝文9を作成し、この
応答伝文9を伝送コントローラ55の制御により通信回
線6を通じて該当するPOS端末3へ送信したならば
(不成立応答手段)、今回の会員取引情報受信処理を終
了する。
【0026】これに対し、ST4にて受信伝文7中の発
行元コードが有効なカード発行元の発行元コードである
と判別した場合には、カードリーダ2によってデータが
読取られたカードは自店のポイント会員制度で使用して
いる有効な会員カード1であるので、ST6として受信
伝文7中の会員番号を検索キーとして前記会員マスタフ
ァイル4を検索する(ファイル検索手段)。
【0027】そして、ST7として会員マスタファイル
4に検索キーとしての会員番号と同一の会員番号が設定
されていることを確認すると、ST8として会員マスタ
ファイル4の該当会員番号に対応する累計売上金額デー
タ及び累計ポイントデータに受信伝文7中の今回売上金
額データ及び今回ポイントデータをそれぞれ加算して会
員取引情報を更新する。また、ST9として図2(b)
に示す取引成立応答伝文8を作成し、この応答伝文8を
伝送コントローラ55の制御により通信回線6を通じて
該当するPOS端末3へ送信したならば(第1の成立応
答手段)、今回の会員取引情報受信処理を終了する。
【0028】これに対し、ST7にて会員マスタファイ
ル4に検索キーとしての会員番号と同一の会員番号が設
定されていないことを確認すると、ST10として受信
伝文7中の会員番号,今回売上金額及び今回ポイントの
各データに削除フラグf=0を付加した保留会員レコー
ドを作成し、この保留会員レコードを前記保留ファイル
60の空きエリアに書込み保存する。また、ST9とし
て図2(b)に示す取引成立応答伝文8(ただし、会員
氏名データは“0”,累計ポイントデータは受信伝文7
中の今回ポイントをセット)を作成し、この応答伝文8
を伝送コントローラ55の制御により通信回線6を通じ
て該当するPOS端末3へ送信したならば(第2の成立
応答手段)、今回の会員取引情報受信処理を終了する。
【0029】また、前記CPU51は、キーボード57
の所定キー入力により会員マスタファイル4に対する個
人データの追加のメンテナンス業務実行が選択されたこ
とをキーボードインタフェース57を介して入力される
キー信号により検知すると、図7の流れ図に示す業務処
理を実行するようにプログラムによって構成されてい
る。すなわち、前記CPU51は、ST11としてキー
信号の入力を検知し、ST12としてそのキー信号が会
員マスタファイル4に対する個人データの追加のメンテ
ナンス業務実行を選択するキー信号であることを確認す
ると、ST13として引続きキー入力される会員番号,
氏名,住所等の個人データを会員マスタファイル4に追
加設定し、対応する累計売上金額及び累計ポイントを
“0”に初期化する(会員コード追加手段)。
【0030】次に、ST14として上記会員マスタファ
イル4に追加設定した会員番号を検索キーとして前記保
留ファイル60を検索する(保留ファイル検索手段)。
そして、ST15として保留ファイル60に検索キーと
同一の会員番号で削除フラグfが“0”にリセットされ
ている保留会員レコードを検出したならば、ST16と
してそのレコード中の今回売上金額及び今回ポイントの
各データを、会員マスタファイル4における該当会員番
号に対応する累計売上金額及び累計ポイントの各データ
にそれぞれ加算して会員取引情報を更新する(新規会員
取引情報更新手段)。また、ST17として保留ファイ
ル60の同一会員番号に対応する削除フラグfを“1”
にセットする。
【0031】こうして、ST18として上記検索キーに
よる保留ファイル60の検索を終了したならば、ST1
9として次の会員データ追加有無を判断し、キー入力に
よって追加有りが指定された場合には、前記ST13乃
至ST18の処理を繰り返す。また、追加無しが指定さ
れた場合には、この処理を終了する。
【0032】このように構成された本実施例のPOSシ
ステムにおいては、POS端末3にてポイント会員であ
る買物客の買上商品の販売登録が行われ、引続き会員取
引を宣言するキーが入力されるとともにカードリーダ2
によってこの買物客が所持している会員カード1のデー
タが読取られると、この買物客が買上げた全商品の合計
金額に基づいて今回ポイントが算出される。そして、こ
の今回ポイント及び今回売上金額と会員カード1に記録
された発行元コード及び会員番号を含む会員取引情報伝
文7が作成され、この伝文7が通信回線6を通じてスト
アプロセッサ5に送信される。
【0033】これにより、ストアプロセッサ5において
は、先ず、カードデータ中の発行元コードに基づいて会
員カード1が有効なカードであるか否かが判別される。
そして無効カードと判別された場合には、当該POS端
末3に取引不成立応答伝文9が送信される。これによ
り、POS端末3においては、会員取引不成立として処
理される。この場合、会員カード1は自店で使用できな
い無効カードなので、取引不成立として処理して問題は
ない。
【0034】一方、会員カード1が有効なカードの場合
には、次に、そのカードデータ中の会員番号が会員マス
タファイル4に設定されているかファイル4の検索が行
われる。そして、該当会員番号が設定されている場合に
は、この会員番号に対応する累計売上金額及び累計ポイ
ントのデータに受信伝文7中の今回売上金額及び今回ポ
イントの各データが加算されて当該会員の会員取引情報
が更新される。また、この加算後の累計ポイントデータ
を含む取引成立応答伝文8が該当POS端末3に送信さ
れる。これにより、POS端末3においては、会員取引
成立として処理され、発行レシートには今回取引後の累
計ポイントデータが印字される。
【0035】一方、会員マスタファイル4に該当会員番
号が設定されていない場合には、受信伝文7中の会員番
号,今回売上金額及び今回ポイントの各データに削除フ
ラグf=0を付加した保留会員レコードが作成されて、
この保留会員レコードが保留ファイル60の空きエリア
に書込まれる。また、今回ポイントを累計ポイントデー
タとした取引成立応答伝文8が該当POS端末3に送信
される。これにより、POS端末3においては、該当会
員番号が会員マスタファイル4に設定されていた場合と
同様に、会員取引成立として処理される。ただし、発行
レシートには今回取引にて発生したポイントが累計ポイ
ントデータとして印字される。
【0036】このように本実施例によれば、POS端末
3にて発生したポイント会員取引において使用された会
員カード1が有効なカードであれば、たとえそのカード
情報中の会員番号が会員マスタファイル4に設定されて
いなくても該ポイント会員取引を成立させることができ
る。したがって、例えば会員として契約した直後の取引
であり、会員マスタファイル4に該当する会員番号の追
加登録が間に合わない場合でも、この取引は会員取引と
して処理されるので、POS端末3において不成立応答
があった取引を強制的に成立させるための煩雑な操作が
不要となり、POS端末3を操作するオペレータの操作
性向上を図り得る。
【0037】また本実施例によれば、会員番号が会員マ
スタファイル4に未設定であるが会員取引として成立し
た取引の今回取引情報及び会員番号は、ストアプロセッ
サ5に設けられた保留ファイル60に書き込まれて保存
されるので、この未設定であった会員番号と今回取引情
報の管理を自動的にかつ確実に行うことができる。した
がって、管理ミスによって会員に不利益をもたらすよう
なことはなく、信頼性の向上を図り得る。
【0038】また本実施例では、ストアプロセッサ5に
おいて、会員マスタファイル4に対する個人データの追
加のメンテナンス業務が実行されると、その追加された
会員番号を検索キーとして保留ファイル60を検索し、
同一会員番号を検出すると、その会員番号に対応する今
回取引情報を会員マスタファイル4に追加された会員番
号に対応する会員取引情報に自動的に反映させるように
している。したがって、会員番号が会員マスタファイル
4に未設定のまま成立した取引の今回取引情報を、その
後会員マスタファイル4に該当会員番号を含む個人デー
タを設定した際に自動的に該当会員番号の会員取引情報
として設定することができるので、会員取引情報の設定
作業を簡略化できる効果も奏する。
【0039】なお、前記実施例では会員カード1の有効
性を判別するデータとしてカード発行元コードを用いた
が、有効性データはこれに限定されるものではなく、例
えばカードの有効期限や使用制限に関するデータ等も加
味して有効性を判別するようにしてもよい。また、本発
明はポイント会員制度を導入している小売店向けPOS
システムの端末制御装置に限定されるものではなく、ク
レジット会員等制度を導入している小売店向けPOSシ
ステムの端末制御装置であっても、本実施例と同様に実
施可能である。
【0040】また、前記実施例において保留ファイル6
0に保留会員レコードを書込む際に、同一会員番号の保
留会員レコードの有無を判別し、有る場合にはその会員
レコードの取引情報に今回取引情報を加算更新するよう
にしてもよい。こうすることにより、会員マスタファイ
ル4に対する個人データの追加のメンテナンス業務にお
いて、追加設定した会員番号を検索キーとして保留ファ
イル60を検索する際に、同一会員番号の保留会員レコ
ードを検出した時点でそれ以後の検索を不要にできるの
で、検索処理に要する負荷を低減できる効果を奏する。
この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施
可能であるのは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、取
引処理端末にて発生した会員取引で使用された会員カー
ドのカード情報中の会員コードが会員情報ファイルに未
設定であっても該会員取引を成立させることができ、取
引処理端末のオペレータの負担を軽減できるとともに、
この会員コード未設定の会員取引の今回取引情報と会員
コードとを自動的に対応させて管理することができ、管
理ミスによる会員への不利益を未然に防止できる端末制
御装置を提供できる。
【0042】また、取引処理端末にて発生した会員取引
で使用された会員カードが無効なカードの場合には取引
不成立の応答を行うことができ、有効なカードの場合の
み、たとえカード情報中の会員コードが会員情報ファイ
ルに未設定であっても該会員取引を成立させることがで
き、実用性を高め得る端末制御装置を提供できる。
【0043】また、会員コードが会員情報ファイルに未
設定のまま成立した取引の今回取引情報を、その後会員
情報ファイルに該当会員コードを設定した際に自動的に
該当会員コードの会員取引情報として設定することがで
き、会員取引情報の設定作業を簡略化できる端末制御装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるPOSシステムの概
要図。
【図2】 同実施例にてPOS端末−ストアプロセッサ
間で授受される主要な伝文のデータ構造を示す図。
【図3】 同実施例におけるストアプロセッサの要部構
成を示すブロック図。
【図4】 同ストアプロセッサに設けられる会員ファイ
ルのエリア構造を示す図。
【図5】 同ストアプロセッサに設けられる保留ファイ
ルのエリア構造を示す図。
【図6】 同ストアプロセッサのCPUが実行する会員
取引情報伝文受信処理を示す流れ図。
【図7】 同ストアプロセッサのCPUが実行する会員
マスタファイルの追加メンテナンス業務処理を示す流れ
図。
【符号の説明】
1…会員カード 2…カードリーダ 3…POS端末(取引処理端末) 4…会員マスタファイル(会員情報ファイル) 5…ストアプロセッサ(端末制御装置) 6…通信回線 7…会員取引情報伝文 8…取引成立応答伝文 9…取引不成立応答伝文 60…保留ファイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1会員の会員コードを該カードの有効性
    データとともに記録した会員カードのデータをその1会
    員との取引処理によって発生した今回取引情報とともに
    送信する取引処理端末を通信回線で接続するとともに、
    各会員毎にそれぞれ設定される会員コードに対応して会
    員取引情報を記憶管理する会員情報ファイルを備えた端
    末制御装置において、 前記取引処理端末より送信される会員カードデータ及び
    今回取引情報を受信すると、その受信した会員カードデ
    ータ中の会員コードが前記会員情報ファイルに設定され
    ているか否かを検索するファイル検索手段と、このファ
    イル検索手段により該当会員コードの設定有りを確認す
    ると前記取引処理端末へ取引成立の応答を行うとともに
    前記会員情報ファイルの該当会員コードに対応する会員
    取引情報を受信した今回取引情報で更新する第1の成立
    応答手段と、前記ファイル検索手段により該当会員コー
    ドの設定無しを確認すると前記取引処理端末へ取引成立
    の応答を行うとともに少なくとも受信した会員カードデ
    ータ中の会員コードと今回取引情報とを保留ファイルに
    記憶保存する第2の成立応答手段とを具備したことを特
    徴とする端末制御装置。
  2. 【請求項2】 1会員の会員コードを該カードの有効性
    データとともに記録した会員カードのデータをその1会
    員との取引処理によって発生した今回取引情報とともに
    送信する取引処理端末を通信回線で接続するとともに、
    各会員毎にそれぞれ設定される会員コードに対応して会
    員取引情報を記憶管理する会員情報ファイルを備えた端
    末制御装置において、 前記取引処理端末より送信される会員カードデータ及び
    今回取引情報を受信すると、その受信した会員カードデ
    ータ中のカード有効性データから前記会員カードの有効
    性を判別するカード有効性判別手段と、このカード有効
    性判別手段により該当会員カードが無効カードであると
    判別すると前記取引処理端末へ取引不成立の応答を行う
    不成立応答手段と、前記カード有効性判別手段により該
    当会員カードが有効カードであると判別すると受信した
    会員カードデータ中の会員コードが前記会員情報ファイ
    ルに設定されているか否かを検索するファイル検索手段
    と、このファイル検索手段により該当会員コードの設定
    有りを確認すると前記取引処理端末へ取引成立の応答を
    行うとともに前記会員情報ファイルの該当会員コードに
    対応する会員取引情報を受信した今回取引情報で更新す
    る第1の成立応答手段と、前記ファイル検索手段により
    該当会員コードの設定無しを確認すると前記取引処理端
    末へ取引成立の応答を行うとともに少なくとも受信した
    会員カードデータ中の会員コードと今回取引情報とを保
    留ファイルに記憶保存する第2の成立応答手段とを具備
    したことを特徴とする端末制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の端末制御装置に
    おいて、前記会員ファイルに新規会員の会員コードを追
    加する会員コード追加手段と、この会員コード追加手段
    により前記会員ファイルに追加した会員コードが前記保
    留ファイルに保存されているか調べる保留ファイル検索
    手段と、この検索手段により該当会員コードの保存有り
    を確認するとその会員コードに対応して保存された今回
    取引情報で前記会員ファイルの該当会員コードに対応す
    る会員取引情報を更新する新規会員取引情報更新手段と
    を具備したことを特徴とする端末制御装置。
JP13455895A 1995-05-31 1995-05-31 端末制御装置 Pending JPH08329342A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002015196A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Dainippon Printing Co Ltd Icカードおよび携帯電話端末およびそれらを利用したポイントアップシステム
EP2911104A1 (en) * 2014-02-25 2015-08-26 Toshiba TEC Kabushiki Kaisha Settlement terminal and program

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