JPH10111900A - 情報管理方式 - Google Patents

情報管理方式

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JPH10111900A
JPH10111900A JP21729597A JP21729597A JPH10111900A JP H10111900 A JPH10111900 A JP H10111900A JP 21729597 A JP21729597 A JP 21729597A JP 21729597 A JP21729597 A JP 21729597A JP H10111900 A JPH10111900 A JP H10111900A
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card
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JP21729597A
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Inventor
Shogo Takahashi
昭五 高橋
Tomoko Hayashi
朋子 林
Tomohiro Hayashi
智洋 林
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N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Corp
Original Assignee
N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Communications Systems Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードを利用した銀行通帳に、大量の取
引履歴をセキュリティ性及び証拠力を持たせて記録でき
ると共に、記録された取引履歴を家庭内でも容易に照会
することができるようにする。 【解決手段】 銀行通帳として光・ICハイブリッドカ
ード9を用いる。取引履歴は、カード9上の大容量かつ
追記型の光記録部19に記録されると共に、カード9の
IC17内のEEPROMにも記録される。取引履歴で
EEPROMが満杯になると、最も旧い取引履歴を消し
て新しい取引履歴を書込むことにより、EEPROMに
は常に最近の期間の取引履歴が保持されている。カード
所有者の家庭には、パーソナルコンピュータなどを用い
た照会端末が設置され、この照会端末はカード9から取
引履歴を読むためのカードリーダを有する。このカード
リーダは、カード9のICにのみアクセスするヘッドを
有し、光記録部19にはアクセスしない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として個人の売
買や銀行取引などの取引履歴をIC・光ハイブリッドカ
ードのような携帯的な記録媒体に記録して管理する情報
管理方式に関し、特に、携帯媒体に記録された各種の情
報を家庭などで簡単に照会できるようにした改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】個人の取引履歴を家庭で照会するため
に、取引履歴をレシートにプリントしたり、銀行での取
引履歴の場合は預金通帳に記帳することが行われてい
る。
【0003】しかし、取引の度にレシートを発行したり
通帳の記帳を行っていたのでは、利用者にとって煩わし
いばかりか、レシートの発行を行う店舗及び銀行側にと
っても管理コストが嵩むなどの問題がある。
【0004】上記問題点に鑑み、取引履歴をICカード
に記録しておくことが考えられる。ICカードを利用し
たシステムでは、IC自体の演算機能を利用して暗号鍵
を持たせることなどの方法でセキュリティの向上を図る
ことができる。ICカードを用いた例としては、特開平
3−67395号公報に記載された売上情報の処理方式
などがある。
【0005】特開平3−67395号公報には、売上情
報を処理する売上情報処理装置と、この売上情報処理装
置に接続され、記録媒体から情報の読み出し及び書き込
みを行う媒体読出書込装置を備え、顧客の買物時には情
報記録媒体を媒体読出書込装置に挿入して売上情報を情
報記録媒体に書き込むようにした売上情報の処理方式が
開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
単にICカードを用いただけでは、ICのメモリが約8
KB程度で容量が比較的少ないため、銀行の通帳明細の
ように大容量でかつ証拠力が要求される用途には利用で
きないという問題がある。大容量のICを用いることも
考えられるが、ICカード自体の価格が高くなり、現時
点では実用的でない。
【0007】また、メモリ容量の点を考慮すれば光学的
な記録再生を行う光カードを用いることも考えられる。
光カードを用いた場合、ICカードに比べて大幅にメモ
リ容量を大きくすることができ、銀行の通帳明細であっ
ても容易に記録でき、証拠性にも優れている。
【0008】しかし、光カードのリーダ・ライタは、価
格が高く(現時点では数百万円から数十万円程度)、銀
行などの店舗で利用する場合であれば良いが、各家庭内
での照会端末としては実用的ではない。
【0009】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、ICカードと光カードの両者の長所を生
かして、大容量の情報をセキュリティ性と証拠力とを持
たせて記録できると共に、この情報を家庭内でも容易に
照会できる情報管理方式を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の情報管理方式
は、携帯的な記録媒体と、この記録媒体に記録された情
報を読み出し表示するための照会端末とを備える。記録
媒体は、情報を記憶するための書換え可能な第1の記録
部と、第1の記録部と実質的に同じ内容の情報を記憶す
るための、第1の記録部より大きい容量をもつ、追記の
み可能な第2の記録部とを有する。照会端末は、記録媒
体の第1の記録部から情報を読み出し表示する手段を有
する。
【0011】記録媒体としては例えば光・ICハイブリ
ッドカードが好適であり、第1の記録部にはカードのI
C内の半導体メモリが利用でき、第2の記録部にはカー
ドの光記録部が利用できる。
【0012】この光・ICハイブリッドカードのような
記録媒体を例えば銀行通帳として用いた場合、本発明の
情報管理方式によれば、ICメモリのような書換え可能
な第1の記録部と、光記録部のような追記型で大容量の
第2の記録部との双方に、銀行取引の取引履歴が記録さ
れることになる。照会端末を用いて照会を行うときは、
第1の記録部の方から取引履歴が読み出される。そのた
め、照会端末はメモリのような第1の記録部にアクセス
できれば十分であり、そのような照会端末は一般に安価
であって、家庭用にも適している。また、第1の記録部
は容量は小さいが書換え可能であるから、常に最近及び
近い過去の取引履歴を記録しておくことができ、そのよ
うにすれば、通常の場合は照会目的が十分達成できる。
大容量の記録能力や記録の証拠力は、大容量で追記型の
第2の記録部によって保証される。
【0013】新しい情報を第1の記録部に記録するとき
は、これを圧縮して書込むことが望ましい。
【0014】銀行通帳として光・ICハイブリッドカー
ドを用いるような場合、照会端末を使用して照会を行お
うとする者を認証する必要があるが、その認証のための
暗証番号は、光・ICハイブリッドカードのIC内に記
憶しておくことができる。暗証番号は、このカードを用
いてATMなどで銀行取引を行う時の暗証番号と同じで
も、異なるものであってもよい。
【0015】光・ICハイブリッドカードがそのIC内
にマイクロコンピュータを内蔵しているように、本発明
の情報管理方式で用いられる携帯用記録媒体はマイクロ
コンピュータを内蔵し、そのマイクロコンピュータがI
Cメモリのような第1の記録部にアクセスできるように
なっていることが好ましい。このマイクロコンピュータ
が新しい情報を第1の記録部に書込むときには、もし第
1の記録部が旧い情報で満杯であるならば、第1の記録
部内の最も旧い情報を消去して新しい情報を書込むよう
にそのマイクロコンピュータを動作させることが望まし
い。そのためのマイクロコンピュータ用のプログラム
は、典型的にはマイクロコンピュータ内のROMに予め
書込まれているが、必ずしもでそうである必要はなく、
外部のプログラム記録媒体、例えばディスク型記憶装置
や通信回線などからマイクロコンピュータにインストー
ルすることもできる。
【0016】また、本発明の情報管理方式で用いられる
照会端末は典型的にはコンピュータによって実施するこ
とができる。コンピュータを照会端末として機能させる
ためのプログラムも、半導体メモリ、ディスク型記憶装
置及び通信回線などの種々のプログラム記録媒体を通じ
てコンピュータにインストールすることができる。
【0017】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図面によ
り詳細に説明する。
【0018】以下に説明する内容は、本発明に従う情報
管理方式を適用した、光・ICハイブリッドカードを用
いる電子通帳システムの一実施形態に関するものであ
る。
【0019】図1は、この電子通帳システムの全体構成
を示すブロック図である。
【0020】図示のように、複数の現金自動預払機(以
下、「ATM」という)1が、取引端末装置として銀行
の各店舗等に設置される。これらのATM1は、夫々通
信回線5を通じてホストコンピュータ3に接続される。
銀行の各顧客は光・ICハイブリッドカード(以下、
「カード」と略記する)9を所有し、このカード9は任
意のATM1に挿入することができる。各ATM1は、
挿入されたカード9の暗証番号や取引履歴等をリード/
ライトすることにより、カード所有者との間で銀行取引
を行うようになっている。
【0021】ホストコンピュータ(以下、「ホスト」と
略記する)3は、銀行の本店等の特定箇所に設置され、
通信回線5を通じて上記各ATM1から送信される取引
履歴を読込み、これらの取引履歴を集中的に管理する。
【0022】家庭内照会端末(以下、「照会端末」と略
記する)7が、上述した銀行のシステムからはオフライ
ンで各顧客の家庭などに設置されている。各照会端末7
は、コンピュータ端末(例えばパーソナルコンピュー
タ)11と、このコンピュータ端末11に接続されたI
Cカードリーダ13とを備える。
【0023】コンピュータ端末11は、ハードディスク
ドライブと、キーボードと、ディスプレイとを備える。
そして、ICカードリーダ13を介してカード9から読
込んだ取引履歴に所定の処理を施してディスプレイに表
示することができる。コンピュータ端末11は、また、
家計簿ソフトをインストールすることにより、カード9
に記録されている取引履歴に基づき指定された処理(例
えば、通帳形式で表示するだけでなく、1ヵ月分の収入
・支出を一覧表にして表示したり、残高推移をグラフ形
式で表示する等の処理)を行なうこともできる。
【0024】図2はカード9の構成を示す。
【0025】カード9は、図示のように、カード基板1
5上にIC17、光記録部19、及び磁気記録部21を
備え、IC17はその表面に図3に示すような接続端子
23を備える。
【0026】IC17は、カード所有者が行なった取引
の詳細を示す取引履歴を記録するための第1の記録部を
含む。この第1の記録部は実際には図3に示すEEPR
OM27内に確保されるが、この第1の記録部が取引履
歴で満杯になると、旧い履歴を消去してそこに新しい履
歴を書込む。
【0027】光記録部19は、IC17の第1の記録部
と同様に、カード所有者が行った取引の取引履歴が記録
される第2の記録部として使われる。この光記録部19
は、一度書込まれた取引履歴を書換え又は消去すること
ができない「追記型」のストレージであって、EEPR
OMを用いた第1の記録部のように書換えはできない
が、第1の記録部に比較して遥かに大容量であるから、
第1の記録部からは既に消去されてしまった旧い取引履
歴から最新の取引履歴まで、カード9の有効期間内の全
ての取引履歴を保持しておくことができる。
【0028】磁気記録部21は、従来より銀行のキャッ
シュカードとして用いられている磁気カードとの互換性
を確保するために設けられたもので、この磁気記録部2
1には、カード9の利用者が正当な所有者か否かを識別
するための識別情報のみが記録され、上述した取引履歴
は記録されない。従って、カード9に磁気記録部21を
設けるか否かは任意である。
【0029】図3は、カード9上のIC17の構成を示
すブロック図である。
【0030】IC17は、図示のように、CPU25
と、これに接続された接続端子23、EEPROM27
及びRAM29とを備える。
【0031】接続端子23は、カード9を各ATM1に
挿入したときに、各ATM1内の接触子に接続して、C
PU25と各ATM1との間で通信が行なえるようにす
る。また、この接続端子23は、カード9をICカード
リーダ13に挿入したときには、ICカードリーダ13
内のヘッド(図5において、符号43で示す)が有する
接触子に接続して、ICカードリーダ13を介してCP
U25とコンピュータ端末11との間で通信が行なえる
ようにする。
【0032】EEPROM27は、CPU25の制御プ
ログラムを内蔵し、また、家庭での照会に際して用いら
れる暗証番号(又はパスワード)の正当性を判定するた
めの認証情報も記憶している。更に、このEEPROM
27は、上述した第1の記録部として、取引履歴の各レ
コードを図4に示すような取引明細情報のフォーマット
で格納する取引履歴記録エリアと、上記取引履歴を管理
するためのアドレス管理情報を格納するアドレス管理情
報記録エリアとを有する。
【0033】RAM29は、CPU25のワーク領域と
して使用される。
【0034】CPU25は、その演算処理機能により、
EEPROM27の取引履歴の書込み及び読み出し処理
や、EEPROM27に記録されているアドレス管理情
報の更新管理や、家庭での照会時に接続端子23を通じ
て照会端末7から与えられるパスワードの正当性をEE
PROM27内の認証情報に基づいて判定する認証処理
等を行なう。
【0035】図4は、EEPROM27内の取引履歴記
録エリアに記録されている取引明細情報(取引履歴の個
々のレコード)のフォーマットを示す。
【0036】この取引明細情報31は、図示のように、
取引が行なわれた日付33、その取引の種別(預入、支
払、振込)を示す摘要コード35、取引金額37、取引
後の残高を示す差引残高39、取引が行なわれた店舗の
店舗番号41などから構成されている。
【0037】図5は、図1に示したICカードリーダ1
3の全体構成を示すブロック図である。
【0038】ICカードリーダ13は、IC用ヘッド4
3と、制御部45と、外部端子47とを備える。
【0039】ヘッド43は、カード9上のIC17の接
続端子23と接触して電気的に接続する金属の接触子
(図示しない)を有し、カード9がICカードリーダ1
3に挿入されると、接続端子23を通じて上述したIC
17内のCPU25にアクセスすることを可能にする。
外部端子47には、コンピュータ端末11が接続されて
いる。制御部45は、IC17内のCPU25とコンピ
ュータ端末11との間の情報の受け渡しを制御する。
【0040】次に、このシステムの動作を説明する。
【0041】まず、取引店舗(銀行の支店等)におい
て、ATM1により現金の入出金や通帳からの振込等を
行う場合のATM1の動作を説明する。
【0042】この場合には、ATM1の表示画面に表示
された各種取引の中から希望する取引をカード所有者が
選択する。この選択に応答して、ATM1は表示画面上
に(又は音声で)カード挿入要求を出す。カード所有者
がカード9をATM1に挿入すると、次にATM1は暗
証番号入力要求を出す。カード所有者が暗証番号をAT
M1に入力すると、ATM1は、暗証番号の認証処理を
行なう。この暗証番号の認証は、ホスト3において集中
的に管理している暗証番号情報をATM1がホスト3か
ら受信して、この受信した暗証番号情報とカード所有者
が入力した暗証番号とを比較することにより行なわれ
る。
【0043】認証処理の結果、入力した暗証番号が誤っ
ている場合には、ATM1は再度暗証番号入力要求を出
し、上述した暗証番号の入力と認証処理が繰り返され
る。所定回数だけ認証に失敗した場合、又は、暗証番号
の再入力がない場合には、ATM1は、カード9内の記
録情報を無効にしてカード9を排出したり、カード9を
ATM1内に取込んだまま取引を中止したりする。
【0044】一方、認証に成功すると、ATM1は、カ
ード所有者が選択した取引に応じて取引金額や取引先等
の情報の入力をカード所有者に要求する。そして、入力
されたそれらの情報を読込んでホストコンピュータ3に
送り、取引処理がコミットされてホストコンピュータ3
からその取引履歴を受け取ると、この取引履歴をカード
9のIC17に渡してEEPROM27に記録させると
共に、カード9の光記録部19にも記録する。これによ
り、同一の取引履歴がIC17内のEEPROM27と
光記録部19とに同時に記録される。前述したように、
EEPROM27の取引履歴記録エリアが取引履歴で満
杯になった場合には、その中の最も旧いレコードを消去
して新しいレコードを書込む。以上の処理が終了した時
点でATM1はカード9を排出し、カード所有者がこの
排出されたカード9を受け取ることにより取引店舗での
取引が終了する。
【0045】次に、家庭内の照会端末7でカード9内の
取引履歴を照会する場合の照会端末7の動作を図6を参
照して説明する。
【0046】まず、コンピュータ端末11の電源が入
り、電子通帳照会のアプリケーションが起動される(S
51)と、ディスプレイ上に(又は音声で)カード9の
挿入を要求するメッセージを表示する(S52)。カー
ド9がICカードリーダ13に挿入されると、ICカー
ドリーダ6がカード9を内部に取込んで、ヘッド43の
接触子をIC17の接続端子23に接続して、コンピュ
ータ端末11がIC17にアクセスできるようにする。
続いて、コンピュータ端末11は暗証番号の入力要求を
ディスプレイに表示し(S53)、キーボードから暗証
番号が入力されると、認証処理つまり暗証番号のチェッ
クを行う(S54)。この認証は、IC17のCPU2
5に入力された暗証番号を渡し、CPU25によりEE
PROM27に記憶されている暗証番号と入力された暗
証番号とを照合することによりなされる。尚、ここで用
いる暗証番号は、ホストコンピュータ3に記憶されてい
る暗証番号と同じであってもよいし、これとは異なる別
のコード(いわゆるパスワード)であってもよい。
【0047】この照合の結果が不一致である場合には、
CPU25からコンピュータ端末11に認証失敗が通知
され、この通知を受けたコンピュータ端末11は、再度
暗証番号入力を要求するが、所定回数失敗が続くと、カ
ード9をICカードリーダ13から排出して処理を終了
する。
【0048】一方、照合結果が一致の場合には、CPU
25からコンピュータ端末11に認証成功が通知され
る。すると、コンピュータ端末11は、IC17のEE
PROM27に記録されている取引履歴をCPU25を
通じて、コンピュータ端末11内のメモリ又はハードデ
ィスクに読み込む(S55)と共に、ディスプレイに処
理科目(明細・残高照会処理、家計簿支援処理、ローン
計算支援処理等)を表示し、カード所有者に処理科目の
選択を要求する(S56)。
【0049】キーボードより処理科目が選択されると、
コンピュータ端末11は、既に読み込んである取引履歴
を、選択された処理科目に応じて処理し処理結果を所定
の書式に編集し、ディスプレイに表示する。例えば、通
帳一覧処理が選択された場合は、紙の預金通帳のように
取引履歴を日付順などでソートした一覧(リスト)を編
集して表示したり(S57)、残高推移処理が選択され
た場合は、残高の時間推移を表したグラフを編集して表
示したり(S58)、家計簿処理が選択された場合は、
家計簿の書式に編集して表示したり(ステップS59)
することなる。また、必要に応じてコンピュータ端末1
1にプリンタ(図示しない)を接続し、この照会結果を
プリントアウトしても良い。そして、照会が終了し、カ
ード所有者がディスプレイ11c上の「処理終了」機能
を選択することによりディスプレイ11c上の画面は初
期画面に戻り、上記処理が終了する(ステップS6
0)。
【0050】上述した実施形態では、取引履歴をIC1
7のEEPROM27に記録する場合、EEPROM2
7の取引履歴エリアが満杯となった場合には、古い取引
履歴から順に消去して上書きする。これにより、EEP
ROM27の限られた容量を有効に使うことができる。
また、EEPROM27から消去された旧い取引履歴
は、光記録部19に保存されているから、ATM1にお
いて照会することが可能であり、また証拠力も発揮する
ことができる。
【0051】なお、IC17に記憶させる取引履歴は、
ATM1において或る程度そのデータを処理、整理、圧
縮などをしてからIC17に書込むようにしてもよく、
それにより制限されたメモリの容量を一層有効に使用す
ることができる。また、コンピュータ端末11のハード
ディスクやメモリに既に照会した取引履歴を記憶させて
おくようにしても良い。この場合、コンピュータ端末1
1内に照会済の取引履歴があるか否かについては、取引
履歴の日付データ等で判別することができる。このよう
にカード5のメモリに加えてコンピュータ端末11の記
憶装置を併用して取引履歴を記憶することにより、非常
に長期にわたる取引履歴を個人的・家庭的に管理して、
随時に照会したり家計簿分析を行ったりすることが可能
となる。
【0052】また、コンピュータ端末11を、例えばイ
ンターネットに接続して、銀行のホームページの金利情
報等を参照しながら、取引履歴に基づいて家計簿のシミ
ュレーション(例えば、現在の金利で定期預金をした場
合、1年にどの程度の利子が付くかをシミュレーション
する等)を行うようにすることもできる。
【0053】上述した実施形態は、本発明に従う情報管
理方式を電子通帳システムに適用した例であるが、本発
明に従う情報管理方式は売上管理システムやその他種々
のシステムにも適用できる。また、家庭内の照会端末
は、パーソナルコンピュータに限らず、電子手帳やゲー
ム機、またディスプレイ付きの多機能電話機など、IC
カードリーダ13と接続することにより、取引履歴をデ
ィスプレイに表示できたり、或いはプリントアウトでき
たり、又はディスプレイへの表示及びプリントアウトの
双方が可能な装置であればよい。
【0054】上述した内容は、あくまで本発明の一実施
形態に関するものであって、本発明が上記内容のみに限
定されることを意味するものでないのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う情報管理方式を適用した電子通帳
システムの全体構成を示すブロック図。
【図2】同システムで使用されるる光・ICハイブリッ
ドカードの平面図。
【図3】光・ICハイブリッドカードのICの構成を示
すブロック図。
【図4】ICに記録されている取引明細情報のフォーマ
ットを示す図。
【図5】ICカードリーダの構成を示すブロック図。
【図6】家庭内照会端末で取引履歴を照会する処理動作
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 現金自動預払機(ATM) 3 ホストコンピュータ 5 通信回線 7 家庭内照会端末 9 光・ICハイブリッドカード 11 コンピュータ端末 13 ICカードリーダ 15 カード基板 17 IC 19 光記録部 21 磁気記録部 23 端子 25 CPU 27 EEPROM 29 RAM 43 ヘッド 45 制御部 47 外部端子
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G07D 9/00 456 G06F 15/30 350Z G06K 19/00 F

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯的な記録媒体と、この記録媒体に記
    録された情報を読み出し表示するための照会端末とを備
    え、 前記記録媒体が、前記情報を記憶するための書換え可能
    な第1の記録部と、第1の記録部と実質的に同じ内容の
    情報を記憶するための、前記第1の記録部より大きい容
    量をもつ、追記のみ可能な第2の記録部とを有し、 前記照会端末が、前記記録媒体の前記第1の記録部から
    前記情報を読み出し表示する手段を有する情報管理方
    式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報管理方式において、 前記記録媒体が光・ICハイブリッドカードであり、前
    記第1の記録部が前記カードのIC内の半導体メモリで
    あり、前記第2の記録部が前記カードの光記録部である
    ことを特徴とする情報管理方式。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の情報管理方式において、 前記光・ICハイブリッドカードが、前記情報として取
    引履歴を記録するものであることを特徴とする情報管理
    方式。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の情報管理方式において、 光・ICハイブリッドカードが、新しい情報を前記IC
    内の第1の記録部に記録するとき、前記第1の記録部が
    旧い情報で満杯であるならば、前記第1の記録部内の最
    も旧い情報を消去して前記新しい情報を書込む書込み装
    置を更に有することを特徴とする情報管理方式。
  5. 【請求項5】 情報を記録して管理するための携帯的な
    記録媒体において、 前記情報を記憶するための書換え可能な第1の記録部
    と、 第1の記録部と実質的に同じ内容の情報を記憶するため
    の、前記第1の記録部より大きい容量をもつ、追記のみ
    可能な第2の記録部とを有することを特徴とする記録媒
    体。
  6. 【請求項6】 情報を記憶するための書換え可能な第1
    の記録部と、前記第1の記録部と実質的に同じ内容の情
    報を記憶するための、前記第1の記録部より大きい容量
    をもつ、追記のみ可能な第2の記録部と、前記第1の記
    録部にアクセス可能なコンピュータとを備えた携帯用記
    録媒体において、前記コンピュータを前記第1の記録部
    に新しい情報を書込むための書込み装置として動作させ
    るためのコンピュータプログラムを担持したコンピュー
    タ読取可能なプログラム記録媒体であって、 前記書込み装置が、新しい情報を前記第1の記録部に記
    録するとき、前記第1の記録部が旧い情報で満杯である
    ならば、前記第1の記録部内の最も旧い情報を消去して
    前記新しい情報を書込むことを特徴とすプログラム記録
    媒体。
  7. 【請求項7】 情報を記憶するための書換え可能な第1
    の記録部と、前記第1の記録部と実質的に同じ内容の情
    報を記憶するための、前記第1の記録部より大きい容量
    をもつ、追記のみ可能な第2の記録部とを備えた携帯用
    記録媒体から前記情報を読み出し表示するための照会端
    末として、コンピュータを動作させるためのコンピュー
    タプログラムを担持したコンピュータ読取可能なプログ
    ラム記録媒体であって、 前記照会端末が、前記携帯用記録媒体の前記第1の記録
    部から前記情報を読み出し表示することを特徴とするプ
    ログラム記録媒体。
JP21729597A 1996-08-13 1997-08-12 情報管理方式 Pending JPH10111900A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21729597A JPH10111900A (ja) 1996-08-13 1997-08-12 情報管理方式

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