JP2003085466A - 携帯型情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

携帯型情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム

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JP2003085466A
JP2003085466A JP2001270865A JP2001270865A JP2003085466A JP 2003085466 A JP2003085466 A JP 2003085466A JP 2001270865 A JP2001270865 A JP 2001270865A JP 2001270865 A JP2001270865 A JP 2001270865A JP 2003085466 A JP2003085466 A JP 2003085466A
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JP2001270865A
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Daiki Yamada
大樹 山田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが電子決済の使用履歴を容易に把握す
ることができるようにする。 【解決手段】 携帯電話機1は、アンテナ2Aを介して
無線通信を行い、ネットワーク3を介してサーバ6にア
クセスし、ICカード機能の使用履歴を管理するアプリケ
ーションをサーバ6よりダウンロードする。ICカード機
能の使用履歴を管理するアプリケーションをダウンロー
ドした携帯電話機1は、ICカード機能の使用履歴を管理
し、ユーザが操作キーやジョグダイヤルを操作すること
により、その使用履歴を液晶ディスプレイに、用途ごと
に分類して表示したり、所定の期間ごとに合計金額を算
出し表示したりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯型情報処理装置
および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラムに関
し、特に、電子決済機能を有し、その電子決済機能の使
用履歴を管理し、表示して、ユーザが電子決済の使用履
歴を容易に把握することができるようにした携帯型情報
処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログ
ラムに関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードは、キャッシュカード大のプラ
スチック製カードに極めて薄い半導体集積回路を埋め込
み、情報を記録できるようにしたカードである。このIC
カードには接触型と非接触型があり、非接触型のICカー
ドはカード内部にコイル状のアンテナを内蔵し、リーダ
ライタと電源の供給や通信を行う。
【0003】ICカードは、貨幣価値を表す残高情報を記
録し、商店等での支払い時に残高情報を操作して電子決
済を行う電子決済システム等に利用される。電子決済シ
ステムに利用されたICカードの例としては、例えばFeli
ca(登録商標)がある。
【0004】また、非接触型ICカードと同様の電子決済
機能を有する携帯端末装置を用いた電子決済システムが
ある。このシステムは、非接触型ICカードと同様の電子
決済機能を搭載した携帯電話機等の携帯端末装置をICカ
ードリーダライタ等の商店側の端末に近付け、決済を行
うシステムである。このシステムにより、携帯端末装置
の機能により、ユーザはいつでも電子マネーをリロード
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ICカー
ドによる決済の場合、ユーザはその使用履歴を、特定の
場所に設置された専用の端末を使用しないと見ることが
できないという課題があった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、電子決済機能を有し、その電子決済機能の
使用履歴を管理し、表示して、ユーザが電子決済の使用
履歴を容易に把握することができるようにしたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、他の情報処理装置と通信を行う第1の通信手段と、
近傍の通信端末との間で、電子決済のためのデータ通信
を行う第2の通信手段と、第2の通信手段によるデータ
通信により、電子決済を行う電子決済手段と、第1の通
信手段による通信により、他の情報処理装置から電子決
済手段の管理に関する情報を取得する取得手段と、取得
手段により取得された電子決済手段の管理に関する情報
に基づいて、電子決済手段の使用履歴を管理する管理手
段と、管理手段により管理された電子決済手段の使用履
歴を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0008】前記電子決済手段の使用履歴は、電子決済
により消費された消費金額、電子決済を行った日時、ま
たは電子決済により購入した購入物の情報を含むように
することができる。
【0009】前記管理手段は、電子決済手段の使用履歴
を使用目的ごと、または使用日時ごとに分類して管理す
るようにすることができる。
【0010】電子決済手段の使用履歴に基づいて、電子
決済を行った合計金額、または、電子決済可能な残りの
金額である残高金額を所定の期間ごとに算出する算出手
段をさらに備えるようにすることができる。
【0011】前記管理手段は、表示手段による電子決済
手段の使用履歴の表示をパスワードにより管理し、電子
決済手段の使用履歴を閲覧できるユーザを限定するよう
にすることができる。
【0012】本発明の情報処理方法は、他の情報処理装
置と通信を行う第1の通信ステップと、近傍の通信端末
との間で、電子決済のためのデータ通信を行う第2の通
信ステップと、第2の通信ステップの処理によるデータ
通信により、電子決済を行う電子決済ステップと、第1
の通信ステップの処理による通信により、他の情報処理
装置から電子決済ステップの処理の管理に関する情報を
取得する取得ステップと、取得ステップの処理により取
得された電子決済ステップの処理の管理に関する情報に
基づいて、電子決済ステップの処理の使用履歴を管理す
る管理ステップと、管理ステップの処理により管理され
た電子決済ステップの処理の使用履歴を表示する表示ス
テップとを含むことを特徴とする。
【0013】本発明の記録媒体のプログラムは、他の情
報処理装置と通信を行う第1の通信ステップと、近傍の
通信端末との間で、電子決済のためのデータ通信を行う
第2の通信ステップと、第2の通信ステップの処理によ
るデータ通信により、電子決済を行う電子決済ステップ
と、第1の通信ステップの処理による通信により、他の
情報処理装置から電子決済ステップの処理の管理に関す
る情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理
により取得された電子決済ステップの処理の管理に関す
る情報に基づいて、電子決済ステップの処理の使用履歴
を管理する管理ステップと、管理ステップの処理により
管理された電子決済ステップの処理の使用履歴を表示す
る表示ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】本発明のプログラムは、他の情報処理装置
と通信を行う第1の通信ステップと、近傍の通信端末と
の間で、電子決済のためのデータ通信を行う第2の通信
ステップと、第2の通信ステップの処理によるデータ通
信により、電子決済を行う電子決済ステップと、第1の
通信ステップの処理による通信により、他の情報処理装
置から電子決済ステップの処理の管理に関する情報を取
得する取得ステップと、取得ステップの処理により取得
された電子決済ステップの処理の管理に関する情報に基
づいて、電子決済ステップの処理の使用履歴を管理する
管理ステップと、管理ステップの処理により管理された
電子決済ステップの処理の使用履歴を表示する表示ステ
ップとをコンピュータに実行させる。
【0015】本発明の情報処理装置および方法、並びに
プログラムにおいては、電子決済が行われる一方、他の
情報処理装置より電子決済の管理に関する情報が取得さ
れ、その情報に基づいて電子決済の使用履歴が管理さ
れ、その使用履歴が表示される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した携帯電
話機1が利用される通信システムの構成例を示す図であ
る。
【0017】図1において、携帯電話機1は、インター
ネットを含むネットワーク3に接続された最寄りの携帯
電話基地局2と無線通信を行うことでネットワーク3に
接続可能とされている。携帯電話機5は、同様に最寄り
の携帯電話基地局4と無線通信を行うことによりネット
ワーク3と接続可能とされている。また、サーバ6はネ
ットワーク3と常時接続されている。
【0018】携帯電話機1は、携帯電話基地局2とアン
テナ2Aを介して無線通信を行い、ネットワーク3に接
続し、さらに、携帯電話基地局4とアンテナ4Aを介し
て無線通信を行っている携帯電話機5と音声通話を行
う。
【0019】また、携帯電話機1は、非接触型ICカード
と同様の電子決済機能(以下、ICカード機能と称する)
を有している。このICカード機能は、例えば、商品購入
時の決済、電車およびバス等の運賃の決済、または、映
画や施設利用等のサービスの決済等、様々な決済に利用
される。
【0020】さらに、携帯電話機1は、データ通信を行
う機能を有しており、携帯電話基地局4と無線通信を行
うことによりネットワーク3と接続されている携帯電話
機5やネットワーク3に接続されているサーバ6とデー
タ通信を行う。
【0021】例えば、携帯電話機1は、携帯電話基地局
2とネットワーク3を介してサーバ6にアクセスし、IC
カード機能の使用履歴を管理するアプリケーションをサ
ーバ6よりダウンロードする。
【0022】図2は、図1の携帯電話機1の外観の構成
例を示す図である。
【0023】図2に示されるように、携帯電話機1は、
表示部1Aおよび本体1Bで構成され、中央のヒンジ部
11により折り畳み可能に形成されている。
【0024】表示部1Aは、上端左部に、引出しまたは
収納可能な送受信用のアンテナ12を有する。携帯電話
機1は、アンテナ12を介して、固定無線端末である携
帯電話基地局2との間で電波を送受信する。
【0025】また、表示部1Aは、上端中央部にほぼ1
80度の角度範囲で回動自在なカメラ部13を有する。
携帯電話機1は、カメラ部13に設けられた、CCD(Cha
rgeCoupled Device)、あるいはCMOS(Complementary M
etal Oxide Semiconductor)などよりなるカメラ14に
よって所望の撮像対象を撮像する。
【0026】カメラ部13がユーザによってほぼ180
度回動されて位置決めされた場合、図3に示されるよう
に、表示部1Aは、カメラ部13の背面側中央に設けら
れたスピーカ22が正面側に位置する状態となる。これ
により、携帯電話機1は、通常の音声通話状態に切り換
わる。
【0027】さらに、表示部1Aの中央に液晶ディスプ
レイ15が設けられている。液晶ディスプレイ15は、
電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されてい
る相手先名や電話番号、および発信履歴等の他、電子メ
ールの内容、簡易ホームページ、カメラ部13のカメラ
14で撮像した画像などを表示する。
【0028】一方、本体1Bには、その表面に「0」乃
至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話
及び電源キー、クリアキー及び電子メールキー等の操作
キー16が設けられている。操作キー16の操作に対応
した各種指示が、携帯電話機1に入力される。
【0029】また、本体1Bの操作キー16の下部にメ
モボタン17およびマイクロフォン18が設けられてい
る。携帯電話機1は、メモボタン17が操作されたと
き、通話中の相手の音声を録音する。携帯電話機1は、
マイクロフォン18によって通話時のユーザの音声を集
音する。
【0030】さらに、本体1Bの操作キー16の上部に
回動自在なジョグダイヤル19が、本体1Bの表面から
僅かに突出した状態で設けられている。携帯電話機1
は、ジョグダイヤル19に対する回動操作に応じて、液
晶ディスプレイ15に表示されている電話帳リストもし
くは電子メールのスクロール動作、簡易ホームページの
ページ捲り動作、または画像の送り動作等の種々の動作
を実行する。
【0031】例えば、本体1Bは、ユーザによるジョグ
ダイヤル19の回動操作に応じて液晶ディスプレイ15
に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所
望の電話番号を選択し、ジョグダイヤル19が本体1B
の内部方向に押圧されたとき、選択されている電話番号
を確定して、その電話番号に対して発呼処理を行う。
【0032】なお、本体1Bは、背面側に図示せぬバッ
テリパックが装着されており、終話/電源キーがオン状
態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力
が供給されて動作可能な状態に起動される。
【0033】ところで、本体1Bの左側面上部に抜差自
在なメモリースティック(登録商標)21を装着するた
めのメモリースティックスロット20が設けられてい
る。携帯電話機1は、メモボタン17が押下されると、
通話中の相手の音声を装着されているメモリースティッ
ク21に記録する。携帯電話機1は、ユーザの操作に応
じて、電子メール、簡易ホームページ、カメラ14で撮
像した画像を、装着されているメモリースティック21
に記録する。
【0034】メモリースティック21は、本願出願人で
あるソニー株式会社によって開発されたフラッシュメモ
リカードの一種である。このメモリースティック21
は、縦21.5×横50×厚さ2.8[mm] の小型薄型
形状のプラスチックケース内に電気的に書換えや消去が
可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Era
sable and Programmable Read Only Memory )の一種で
あるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、10
ピン端子を介して画像や音声、音楽等の各種データの書
き込み及び読み出しが可能となっている。
【0035】従って、携帯電話機1は、このようなメモ
リースティック21を装着可能に構成されているため
に、メモリースティック21を介して、他の電子機器と
の間でデータの共有化を図ることができる。
【0036】また、所定の機能を拡張するためのモジュ
ール(チップ)をメモリースティック21に組み込み、
メモリースティックスロット20にそれを装着させるこ
とにより、携帯電話機1の機能をさらに拡張させること
ができる。
【0037】例えば、後述するように、非接触ICカード
が組み込まれたメモリースティック21を携帯電話機1
に装着することにより、例えば、それらのモジュールが
携帯電話機1に内蔵されていない場合であっても、非接
触ICカードと同様の電子決済機能を有するように機能を
拡張させることもできる。
【0038】図4は、携帯電話機1の内部の構成例を示
している。
【0039】表示部1Aおよび本体1Bの各部を統括的
に制御する主制御部31に対して、電源回路部35、操
作入力制御部32、画像エンコーダ33、カメラインタ
フェース(I/F)部34、LCD制御部36、多重分離部3
8、変復調回路部39、音声コーデック40、赤外線通
信部45、および非接触ICカード46(この例では、こ
のように、専用の非接触ICカード(Felicaチップ(登録
商標))が設けられているが、上述したように、メモリ
ースティック21として非接触ICカード機能を有するも
のを設けるようにしてもよい)がメインバス41を介し
て互いに接続されるとともに、画像エンコーダ33、画
像デコーダ37、多重分離部38、メモリースティック
制御部43、変復調回路部39、および音声コーデック
40が同期バス42を介して互いに接続されている。
【0040】電源回路部35は、ユーザの操作により終
話/電源キーがオン状態にされると、バッテリパックか
ら各部に対して電力を供給することにより携帯電話機1
の各部を動作可能な状態に起動する。
【0041】CPU、ROM、およびRAM等でなる主制御部3
1は、音声通話モード時において、マイクロフォン18
で集音した音声信号を音声コーデック40によってデジ
タル音声データに変換させる。デジタル音声データは変
復調回路部39でスペクトラム拡散処理され、送受信回
路部44でデジタルアナログ変換処理および周波数変換
処理が施された後、アンテナ12を介して送信される。
【0042】また、音声通話モード時において、アンテ
ナ12で受信した受信信号は、増幅されて周波数変換処
理およびアナログデジタル変換処理が施され、変復調回
路部39でスペクトラム逆拡散処理され、音声コーデッ
ク40によってアナログ音声信号に変換される。アナロ
グ音声信号に対応する音声はスピーカ22から出力され
る。
【0043】さらに、データ通信モード時において、電
子メールを送信する場合、操作キー16およびジョグダ
イヤル19の操作によって入力されたテキストデータ
は、操作入力制御部32を介して主制御部31に供給さ
れる
【0044】主制御部31は、テキストデータを変復調
回路部39でスペクトラム拡散処理され、送受信回路部
44でデジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を
施された後、アンテナ12を介して携帯電話機基地局2
へ送信される。
【0045】これに対して、データ通信モード時におい
て、電子メールが受信される場合、アンテナ12を介し
て携帯電話機基地局2から受信した受信信号は変復調回
路部39で逆スペクトラム拡散処理されて、元のテキス
トデータに復元された後、LCD制御部36を介して液晶
ディスプレイ15に電子メールとして表示される。
【0046】ユーザの操作に応じて受信した電子メール
は、メモリースティック制御部43を介してメモリース
ティック21に記録することも可能である。
【0047】データ通信モード時において画像データを
送信する場合、カメラ14で撮像された画像データは、
カメラインタフェース部34を介して画像エンコーダ3
3に供給される。
【0048】因みに、画像データを送信しない場合に
は、カメラ14で撮像した画像データを、カメラインタ
フェース部34およびLCD制御部36を介して、液晶デ
ィスプレイ15に直接表示することも可能である。
【0049】画像エンコーダ33は、カメラ14から供
給された画像データを、例えば、MPEG(Moving Picture
Experts Group)2またはMPEG4等の所定の符号化方式に
よって圧縮符号化することにより符号化画像データに変
換し、これを多重分離部38に送出する。
【0050】このとき同時に、カメラ14で撮像中にマ
イクロフォン18で集音した音声は、音声コーデック4
0を介してデジタルの音声データとして多重分離部38
に送出される。
【0051】多重分離部38は、画像エンコーダ33か
ら供給された符号化画像データと、音声コーデック40
から供給された音声データとを所定の方式で多重化す
る。その結果得られた多重化データは、変復調回路部3
9でスペクトラム拡散処理され、送受信回路部44でデ
ジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理が施された
後、アンテナ12を介して送信される。
【0052】これに対して、データ通信モード時におい
て、例えば、簡易ホームページ等にリンクされた動画像
ファイルのデータを受信する場合、アンテナ12を介し
て基地局から受信した受信信号は変復調回路部39で逆
スペクトラム拡散処理され、その結果得られた多重化デ
ータは多重分離部38に送出される。
【0053】多重分離部38は、多重化データを符号化
画像データと音声データとに分離し、同期バス42を介
して、符号化画像データを画像デコーダ37に供給する
とともに、音声データを音声コーデック40に供給す
る。
【0054】画像デコーダ37は、符号化画像データを
MPEG2またはMPEG4等の所定の符号化方式に対応した復
号方式でデコードすることにより再生動画像データを生
成し、これを、LCD制御部36を介して液晶ディスプレ
イ15に供給する。これにより、例えば、簡易ホームペ
ージにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画デー
タの画像が表示される。
【0055】このとき同時に、音声コーデック40は、
音声データをアナログ音声信号に変換した後、これをス
ピーカ22に供給する。これにより、携帯電話機1は、
例えば、簡易ホームページにリンクされた動画像ファイ
ルに含まれる音声データに対応する音声が再生される。
【0056】この場合も電子メールの場合と同様に、受
信した簡易ホームページ等にリンクされたデータを、ユ
ーザの操作により、メモリースティック制御部43を介
してメモリースティック21に記録することが可能であ
る。
【0057】非接触ICカード46は、ICカードリーダラ
イタを有する他の情報処理装置に近接され、そのICカー
ドリーダライタから輻射される電磁波を受信したとき、
それに応じて、各種の情報をICカードリーダライタに提
供する。
【0058】必要に応じて装着されるドライブ50は、
フロッピディスクやハードディスクなどの磁気ディスク
51や、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory),DVD
(Digital Versatile Disk)などの光ディスク52、MD(M
ini Disk)(商標)などよりなる光磁気ディスク53、
または半導体メモリ54などの記録媒体に記憶されてい
るプログラムを読み出し、メインバス41を介して主制
御部31内のRAMなどに供給する。
【0059】図5は、非接触ICカード46の詳細な構成
例を示すブロック図である。
【0060】非接触ICカード46は、例えば、図に示す
アンテナ(ループアンテナ)70およびコンデンサ71
と、それ以外の構成が1チップに格納されたICから構成
され、電磁誘導を利用して他の情報処理装置に設けられ
たICカードリーダライタと各種のデータを半二重通信す
るものであって、必ずしもカード状のものとして構成さ
れるわけではない。また、ICカードとは、説明の便宜上
用いた名称であり、上述したような、または後述するよ
うな機能を意図するものである。この非接触ICカード4
6と基本的に同様の機能を提供するものとして、例え
ば、Felicaチップ(登録商標)などがある。
【0061】CPU61は、ROM62に格納されている制御
プログラムをRAM63に展開し、非接触ICカード46の
全体の動作を制御する。例えば、CPU61は、他の情報
処理装置に設けられたICカードリーダライタから輻射さ
れている電磁波がアンテナ70において受信されたと
き、それに応じて、非接触ICカード46に設定されてい
る残金情報をICカードリーダライタに通知し、決済に関
する処理を行う。
【0062】アンテナ70とコンデンサ71により構成
されるLC回路は、近傍に配置された他の情報処理装置に
設けられたICカードリーダライタから輻射される所定の
周波数の電磁波と共振する。インタフェース部69は、
ASK復調部83において、アンテナ70を介して受信し
た変調波(ASK変調波)を包絡線検波して復調し、復調
後のデータをBPSK復調部72に出力する。
【0063】また、インタフェース部69は、アンテナ
70において励起された交流磁界をASK復調部83によ
り整流し、それを電圧レギュレータ81において安定化
し、各部に直流電源として供給する。ICカードリーダラ
イタから輻射される電磁波の電力は、後述するように非
接触ICカードに必要な電力を賄う磁界を発生させるよう
に調整されている。
【0064】また、インタフェース部69の発振回路8
4はPLL回路を内蔵し、受信信号のクロック周波数と同
一の周波数のクロック信号を発生する。
【0065】さらに、インタフェース部69は、例え
ば、残金情報等を他の情報処理装置に設けられたICカー
ドリーダライタに送信する場合、BPSK変調部68から供
給されるデータに対応して、例えば、所定のスイッチン
グ素子(図示せず)をオン/オフさせ、スイッチング素
子がオン状態であるときだけ、所定の負荷をアンテナ7
0に並列に接続させることにより、アンテナ70の負荷
を変動させる。
【0066】ASK変調部82は、アンテナ70の負荷の
変動により、アンテナ70において受信されているICカ
ードリーダライタからの変調波をASK変調し、その変調
成分を、アンテナ70を介してICカードリーダライタに
送信する(ICカードリーダライタのアンテナの端子電圧
を変動させる)(ロードスイッチング方式)。
【0067】BPSK復調部72は、ASK復調部83で復調
されたデータがBPSK変調されている場合、図示せぬPLL
回路から供給されるクロック信号に基づいて、そのデー
タの復調(マンチェスターコードのデコード)を行い、
復調したデータをデータ受信部73に出力する。データ
受信部73は、供給されてきたデータをCPU61に適宜
出力する。CPU61はこのデータをRAM63またはEEPROM
64に記憶させる。
【0068】EEPROM64に記憶されたデータは、CPU6
1により読み出され、データ送信部67に供給される。
BPSK変調部68は、データ送信部67から供給されてき
たデータにBPSK変調(マンチェスターコードへのコーデ
ィング)を行い、それをASK変調部82に出力する。
【0069】入出力インタフェース65は、主制御部3
1との間のインタフェース処理を行う。
【0070】EEPROM64には、電子マネー情報が記憶さ
れる。ユーザは、この電子マネーを利用して、購入した
商品、サービス等の代金を決済することができる。決済
の履歴もEEPROM64に記憶される。
【0071】図6は、非接触ICカード46の仕様の例を
示す図である。
【0072】上述したように、ICカードリーダライタと
非接触ICカード46間の通信は、半二重により行われ、
その通信速度は、例えば、211.875kbpsとされ
る。
【0073】また、図6に示されるように、ICカードリ
ーダライタから非接触ICカード46に対する電力電送、
およびデータ転送、並びに、非接触ICカード46からIC
カードリーダライタに対するデータ転送により使用され
る周波数帯域の中心周波数は、例えば、13.56MHz
とされる。
【0074】そして、電力電送のためにICカードリーダ
ライタから出力される電波の出力は、例えば、350mW
であり、アンテナの特性などの通信環境にもよるが、そ
の通信距離は、例えば、10cm前後とされる。
【0075】ICカードリーダライタから非接触ICカード
46に対するデータ転送は、上述したように、マンチェ
スターコードにコード化されたデータをASK変調するこ
とにより行われ、その変調度(データ信号の最大振幅/
搬送波の最大振幅)は、例えば、約0.1とされる。ま
た、非接触ICカード46からICカードリーダライタに対
するデータ転送は、上述したように、ロードスイッチン
グ方式により出力データを送信信号に変換する(出力デ
ータに応じてスイッチング素子をオン/オフさせること
によりアンテナ70の負荷を変動させる)ことにより行
われる。
【0076】以上においては、非接触ICカード46は、
携帯電話機1に内蔵されるとしたが、例えば、メモリー
スティック21に組み込まれた状態で携帯電話機1に装
着され、メモリースティック制御部43により制御され
るようにしてもよい。
【0077】図7は、図1のサーバ6の構成例を示すブ
ロック図である。
【0078】図7において、CPU(Central Processing
Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記
憶されているプログラム、または記憶部113からRAM
(Random Access Memory)103にロードされたプログ
ラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはま
た、CPU101が各種の処理を実行する上において必要
なデータなども適宜記憶される。CPU101、ROM10
2、およびRAM103は、バス104を介して相互に接
続されている。このバス104にはまた、入出力インタ
フェース110も接続されている。
【0079】入出力インタフェース110には、キーボ
ード、マウスなどよりなる入力部111、CRT(Cathode
Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などより
なるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部
112、ハードディスクなどより構成される記憶部11
3、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通
信部114が接続されている。
【0080】記憶部113には、ダウンロード用プログ
ラムが記憶されている。ダウンロード用プログラムは、
携帯電話機1において、携帯電話機1の非接触ICカード
46によるICカード機能の使用履歴を管理するプログラ
ムよりなる。
【0081】通信部114は、ネットワーク3を介して
の通信処理を行う。また、通信部114は、記憶部11
3に記憶されているダウンロード用プログラムを、ネッ
トワーク3を構成するインターネットを介して、TCP/IP
(Transmission Control Protocol/Internet Protoco
l)のプロトコルを用いて配信する。
【0082】入出力インタフェース110にはまた、必
要に応じてドライブ120が接続され、磁気ディスク1
31、光ディスク132、光磁気ディスク133、或い
は半導体メモリ134などが適宜装着され、それらから
読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて
記憶部113にインストールされる。
【0083】ICカード機能を有する携帯電話機1のユー
ザは、ICカード機能の使用履歴を管理するためのプログ
ラムを取得するためにデータ通信を行う。携帯電話機1
はユーザの操作により、携帯電話基地局2と無線通信を
行い、ネットワーク3(インターネット)を介してサー
バ6にアクセスし、ICカード機能の使用履歴を管理する
ためのプログラムのダウンロードを要求する。
【0084】ICカード機能の使用履歴を管理するための
プログラムのダウンロードを要求されたサーバ6のCPU
101は、通信部114を制御して、記憶部113に記
憶されている、要求されたプログラムを送信させる。携
帯電話機1は、ネットワーク3(インターネット)を介
して、送信されたプログラムを取得し、主制御部31内
のRAM等にロードし、実行する。
【0085】携帯電話機1の主制御部31がICカード機
能の使用履歴を管理するためのプログラムを実行するこ
とにより、ICカード機能の使用履歴が管理される。ま
た、その使用履歴の表示が管理される。
【0086】ユーザは、ICカード機能の使用履歴を参照
する場合、携帯電話機1の操作キー16または、ジョグ
ダイヤル19を操作することによりメニューを選択し、
ICカード機能の使用履歴に関する処理を行うモードであ
るフェリカモードを選択する。フェリカモードが選択さ
れると、携帯電話機1の主制御部31がフェリカモード
表示制御処理を開始する。
【0087】図8および図9のフローチャートを参照し
て、フェリカモード表示制御処理を説明する。
【0088】図8において最初に、ステップS1におい
て、CPU101は、LCD制御部36を制御して、液晶ディ
スプレイ15にフェリカモードのメイン画面を表示す
る。
【0089】図10はメイン画面の表示例を示す図であ
る。
【0090】図10において、液晶ディスプレイ15に
表示されたメイン画面141の右上部分には、第3者に
使用履歴が閲覧されないようにする機能であるロック機
能を動作させているか否かを表示するロック表示部14
2が表示されている。
【0091】そして、メイン画面141の中央部分に
は、ユーザにより選択されるボタン群が表示されてい
る。即ち、合計金額等を表示するとき操作される金額ボ
タン143A、使用履歴を表示するとき操作される履歴
ボタン143B、使用履歴をその内容ごとに分類して表
示するとき操作される内容ボタン143C、使用履歴を
使用した日時で分類して表示するとき操作される月日ボ
タン143D、並びに、使用履歴を分類するとき操作さ
れる分類化ボタン143Eが表示されている。
【0092】また、これらのボタンのうちの1つの上に
は、ユーザが指定するボタンを示すアンカー144が重
畳表示されている。アンカー144は、ユーザの操作に
対応して、各種ボタン143A乃至143E上を移動す
る。ユーザの操作により、アンカー144の位置するボ
タンが決定されると、そのボタンに対応する処理が実行
される。
【0093】ロック表示部142は、ロック機能が動作
しているか否かを示しており、ロック機能が動作してい
る(ロックがかかっている)場合としていない場合でそ
の表示が異なる。例えば、図10はロック機能が動作し
ていない場合の表示であり、ロック表示部142は白色
の丸が表示されている。
【0094】図11は、ロック機能が動作している(ロ
ックがかかっている)場合のメイン画面の表示例を示す
図である。この場合、ロック機能表示部142は黒色の
丸が表示されている。
【0095】図8に戻り、主制御部31はステップS2
において、ロックの動作状態を調査し、ロックがかかっ
ているか否かを判定する。ロックがかかっていると判定
した場合、主制御部31は、ステップS3に進み、メイ
ン画面141を図11のようにロック表示部142を黒
色に表示し、さらに、ユーザがボタン143A乃至14
3Eを操作しても対応する処理が実行されないように
し、ユーザによるモード選択を不可能にする。
【0096】モード選択を不可能にすると主制御部31
は、ステップS4において、ユーザがモードを選択した
か否かを判定する。選択していないと判定すると、CPU
101は、ステップS1に戻りそれ以降の処理を繰り返
す。
【0097】ユーザが図11のメイン画面141におい
て、アンカー144を操作し、ボタン143A乃至14
3Eのいずれかを選択したと判定すると、主制御部31
は、ステップS5に進み、LCD制御部36を制御して、
図12に示すように、ロック機能が動作していることを
示すメッセージを表示したロックメッセージ画面151
を液晶ディスプレイ15に表示する。図12において、
ロックメッセージ画面151には、「LOCKがかかってい
ます」というメッセージが表示されている。
【0098】ロックメッセージ画面151を表示した主
制御部31は、ステップS1に戻り、それ以降の処理を
行う。
【0099】ユーザは、操作キー16またはジョグダイ
ヤル19を操作して、携帯電話機1のメニュー機能によ
り、フェリカモードのロック機能を動作させたり、解除
したりすることができる。
【0100】図13は、ロック機能を動作させる様子を
示す図である。
【0101】ロック機能が動作していない状態におい
て、ユーザが操作キー16またはジョグダイヤル19を
操作して、携帯電話機1のメニュー機能を動作させる
と、主制御部31は、図13Aに示すようなマイセレク
ト画面161を液晶ディスプレイ15に表示させる。ユ
ーザは、アンカー161Aを操作して、マイセレクト画
面161の各メニューの中からセキュリティを選択す
る。セキュリティが選択されると主制御部31は、液晶
ディスプレイ15に、図13Bに示すようなセキュリテ
ィ画面162を表示させる。
【0102】ユーザは、アンカー162Aを操作して、
セキュリティ画面162の各メニューの中からFelicaを
選択する。Felicaが選択されると主制御部31は、液晶
ディスプレイ15に、図13Cに示すようなロック確認
画面163を表示させる。ロック確認画面163の中央
やや上部には、「LOCKしますか?」のメッセージが表示
されており、その下にはロック機能を動作させる、する
ボタン163A、ロック機能の動作させない、しないボ
タン163Bが表示されている。さらに、アンカー16
3Cが、するボタン163A、または、しないボタン1
63B上に位置しており、ユーザがするボタン163
A、または、しないボタン163Bのどちらを選択する
かを示している。
【0103】ユーザが、図13Cに示すように、アンカ
ー163Cをするボタン163A上に位置させ、するボ
タン163Aを指定し、ロック機能を動作させることを
指示すると、主制御部31は、液晶ディスプレイ15
に、図13Dに示すような暗証番号入力画面164を表
示させる。暗証番号入力画面164の中央部には、「暗
証番号を入力してください」のメッセージが表示され、
その下には、ユーザが暗証番号を入力する暗証番号入力
欄164Aが表示される。ユーザは、操作キー16また
はジョグダイヤル19を操作して、暗証番号入力欄16
4Aに、予め設定してある暗証番号を入力する。
【0104】ユーザが暗証番号を入力すると、主制御部
31は、暗証番号入力欄164Aに入力された文字の変
わりに「*」を表示させる。そして、入力された暗証番
号が正しいものである場合、主制御部31は、ロック機
能を動作させる。暗証番号が正しくない場合は、その旨
のメッセージを表示し、ロック機能を動作させない。
【0105】また、図14は、ロック機能を解除させる
様子を示す図である。
【0106】ロック機能が動作している状態において、
ユーザが操作キー16またはジョグダイヤル19を操作
して、携帯電話機1のメニュー機能を動作させると、主
制御部31は、図14Aに示すようなマイセレクト画面
161を液晶ディスプレイ15に表示させる。ユーザ
は、アンカー161Aを操作して、マイセレクト画面1
61の各メニューの中からセキュリティを選択する。セ
キュリティが選択されると主制御部31は、液晶ディス
プレイ15に、図14Bに示すようなセキュリティ画面
162を表示させる。
【0107】ユーザは、アンカー162Aを操作して、
セキュリティ画面162の各メニューの中からFelicaを
選択する。Felicaが選択されると主制御部31は、液晶
ディスプレイ15に、図14Cに示すようなロック解除
画面165を表示させる。ロック解除画面164の中央
やや上部には、「LOCK解除しますか?」のメッセージが
表示されており、その下にはロック機能を動作させる、
するボタン165A、ロック機能の動作させない、しな
いボタン165Bが表示されている。さらに、アンカー
165Cが、するボタン165A、または、しないボタ
ン165B上に位置しており、ユーザがするボタン16
5A、または、しないボタン165Bのどちらを選択す
るかを示している。
【0108】ユーザが、図14Cに示すように、アンカ
ー165Cをするボタン165A上に位置させ、するボ
タン165Aを指定し、ロック機能を動作させることを
指示すると、主制御部31は、液晶ディスプレイ15
に、図13Dに示すような暗証番号入力画面166を表
示させる。暗証番号入力画面166の中央部には、「暗
証番号を入力してください」のメッセージが表示され、
その下には、ユーザが暗証番号を入力する暗証番号入力
欄166Aが表示される。ユーザは、操作キー16また
はジョグダイヤル19を操作して、暗証番号入力欄16
6Aに、予め設定してある暗証番号を入力する。
【0109】ユーザが暗証番号を入力すると、主制御部
31は、暗証番号入力欄166Aに入力された文字の変
わりに「*」を表示させる。そして、入力された暗証番
号が正しいものである場合、主制御部31は、ロック機
能を解除する。暗証番号が正しくない場合は、その旨の
メッセージを表示し、ロック機能を解除せず、動作させ
たままにする。
【0110】以上のように、ユーザは、液晶ディスプレ
イ15に表示される画面に従って、容易にフェリカモー
ドにロックをかけることができ、個人情報等の漏洩を防
ぐことができる。
【0111】図8に戻り、ステップS2において、ロッ
ク機能が動作しておらず、ロックがかかっていないと判
定された場合、主制御部31は、ステップS6に進み、
メイン画面141を図10のようにロック表示部142
を白色に表示し、さらに、ユーザがボタン143A乃至
143Eを操作すると対応する処理が実行されるように
し、ユーザによるモード選択を可能にする。
【0112】モード選択を可能にした主制御部31は、
ステップS7において、ユーザがアンカー144を操作
して、金額モードを選択したか否かを判定する。ユーザ
がアンカー144を操作して金額ボタン143Aを指定
し、金額モードを選択したと判定した場合、主制御部3
1は、ステップS8に進み、金額モード表示制御処理を
実行する。金額モード表示制御処理の詳細は、図15の
フローチャートを参照して後述する。
【0113】金額モード表示制御処理を終了すると主制
御部31は、ステップS1に戻りそれ以降の処理を行
う。
【0114】ステップS7において、ユーザが金額モー
ドを選択していないと判定した場合、主制御部31は、
ステップS9に進み、ユーザがアンカー144を操作し
て履歴ボタン143Bを指定し、履歴モードを選択した
か否かを判定する。選択したと判定した場合、主制御部
31は、ステップS10に進み、履歴モード表示制御処
理を実行する。履歴モード表示制御処理の詳細は、図1
7のフローチャートを参照して後述する。
【0115】履歴モード表示制御処理を終了すると主制
御部31は、ステップS1に戻り、それ以降の処理を行
う。
【0116】ステップS9において、ユーザが履歴モー
ドを選択していないと判定した場合、主制御部31は、
図9のステップS11に進み、ユーザがアンカー144
を操作して内容ボタン143Cを指定し、内容モードを
選択したか否かを判定する。選択したと判定した場合、
主制御部31は、ステップS12に進み、内容モード表
示制御処理を実行する。内容モード表示制御処理の詳細
は、図19および図20のフローチャートを参照して後
述する。
【0117】内容モード表示制御処理を終了すると主制
御部31は、図8のステップS1に戻り、それ以降の処
理を行う。
【0118】ステップS11において、ユーザが履歴モ
ードを選択していないと判定した場合、主制御部31
は、ステップS13に進み、ユーザがアンカー144を
操作して月日ボタン143Dを指定し、月日モードを選
択したか否かを判定する。選択したと判定した場合、主
制御部31は、ステップS14に進み、月日モード表示
制御処理を実行する。月日モード表示制御処理の詳細
は、図32のフローチャートを参照して後述する。
【0119】月日モード表示制御処理を終了すると主制
御部31は、図8のステップS1に戻り、それ以降の処
理を行う。
【0120】ステップS13において、ユーザが履歴モ
ードを選択していないと判定した場合、主制御部31
は、ステップS15に進み、ユーザがアンカー144を
操作して分類化ボタン143Eを指定し、分類化モード
を選択したか否かを判定する。選択したと判定した場
合、主制御部31は、ステップS16に進み、分類化モ
ード表示制御処理を実行する。分類化モード表示制御処
理の詳細は、図40のフローチャートを参照して後述す
る。
【0121】分類化モード表示制御処理を終了すると主
制御部31は、図8のステップS1に戻り、それ以降の
処理を行う。
【0122】ステップS15において、ユーザが分類化
モードを選択していないと判定した場合、主制御部31
は、ステップS17に進み、ユーザが操作キー16、ま
たはジョグダイヤル19を操作して、フェリカモードの
終了を指示したか否かを判定する。指示していないと判
定した場合、主制御部31はステップS1に戻り、それ
以降の処理を繰り返す。
【0123】また、ステップS17において、ユーザに
よりフェリカモードの終了を指示されたと判定した場
合、主制御部31は、フェリカモード表示制御処理を終
了する。
【0124】次に、図15のフローチャートを参照し
て、図8のステップS8において実行される金額モード
表示制御処理の詳細を説明する。
【0125】金額モードにおいて、携帯電話機1のICカ
ード機能における電子マネーの消費金額や残高金額がデ
ィスプレイ15に表示される。ユーザは、それを参照す
ることにより、ICカード機能の使用状況を把握すること
ができる。
【0126】最初にステップS31において、主制御部
31は、LCD制御部36を制御して、液晶ディスプレイ
15に図16に示すような金額モード画面を表示する。
【0127】図16は、金額モード画面の表示例を示す
図である。
【0128】図16において、液晶ディスプレイ15に
表示された金額モード画面171には、携帯電話機1の
非接触ICカード46のRAM63またはEEPROM64等に記
憶されており、ICカード機能により消費された電子マネ
ーの当日分の消費合計金額、その当月分の消費合計金
額、および現在非接触ICカード46のRAM63またはEEP
ROM64等に記憶されている残高金額が表示されてい
る。
【0129】例えば、図16の場合、ICカード機能によ
り消費された電子マネーの当日分(「6/21」分)の
消費合計金額は、「1,260」円である。また、当月
分(「6月」分)の消費合計金額は、「10500」円
であり、現在の残高金額は、「39,500」円であ
る。
【0130】図15に戻り、金額モード画面171を表
示した主制御部31は、ユーザが操作キー16またはジ
ョグダイヤル19を操作して、金額モード終了を指示し
たか否かを判定し、指示したと判定するまで待機する。
ユーザが金額モードの終了を指示した場合、主制御部3
1は、金額モード表示制御処理を終了し、図8のステッ
プS1に進む。
【0131】以上により、ユーザは、携帯電話機1に搭
載されたICカード機能において記憶されている電子マネ
ーの当日および当月に消費した金額の合計、並びに現在
の残高金額を、容易に把握することができる。
【0132】次に、図17のフローチャートを参照し
て、図8のステップS10において実行される履歴モー
ド表示制御処理の詳細を説明する。
【0133】履歴モードにおいて、携帯電話機1のICカ
ード機能における電子マネーの使用履歴の一覧がディス
プレイ15に表示される。ユーザは、それを参照するこ
とにより、ICカード機能の使用状況を把握することがで
きる。
【0134】最初にステップS51において、主制御部
31は、LCD制御部36を制御して、液晶ディスプレイ
15に図18に示すような履歴モード画面を表示する。
【0135】図18は、履歴モード画面の表示例を示す
図である。
【0136】図18において、液晶ディスプレイ15に
表示された履歴モード画面181には、携帯電話機1の
非接触ICカード46のRAM63またはEEPROM64等に記
憶されているICカード機能の全使用履歴の一覧が表示さ
れる。この使用履歴の一覧は、例えば、日時順等に整列
されて表示される。
【0137】例えば、図18の場合、ユーザは、「6月
22日12:00」に携帯電話機1のICカード機能を利
用して、「ジュース」を「110円」で購入している。
また、ユーザは、「6月22日13:18」に「渋谷」
から「新宿」まで利用した「電車」の料金「160円」
の支払いをしている。同様に、ユーザは「6月22日1
7:32」に「新宿」から「渋谷」まで利用した「電
車」の料金「160円」の支払いをしている。
【0138】さらに、履歴モード画面181の右下に
は、下向きの矢印であるスクロールマーク182が表示
されており、液晶ディスプレイ15に表示されていない
履歴情報が下の方向に存在することを示している。ユー
ザは、ジョグダイヤル19を操作して、履歴モード画面
181をスクロールマーク182の矢印と反対側の上方
向に移動(上スクロール)させることにより、下方向に
リストされている履歴情報を表示することができる。
【0139】図18において、スクロールマーク182
は下向きの矢印であるが、液晶ディスプレイ15に表示
されていない履歴情報が上の方向に存在する場合、スク
ロールマーク182は、上向きの矢印となる。また、液
晶ディスプレイ15に表示されていない履歴情報が上下
方向のいずれにも存在する場合、スクロールマーク18
2は、上向きの矢印と下向きの矢印の両方となる。
【0140】図17に戻り、履歴モード画面181を液
晶ディスプレイ15に表示した主制御部31は、ステッ
プS52において、ユーザが画面のスクロールを指示し
たか否かを判定する。指示したと判定した場合、主制御
部31は、ステップS53に進み、ユーザの操作に合わ
せて履歴モード画面181をスクロールさせる。
【0141】ステップS53の処理を終了した主制御部
31は、ステップS54に進む。また、ステップS52
において、ユーザが画面のスクロールを指示していない
と判定した場合、主制御部31は、ステップS54に進
む。ステップS54において、主制御部31は、ユーザ
が履歴モードの終了を指示したか否かを判定する。ユー
ザが指示していないと判定した場合、主制御部31は、
ステップS52に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0142】また、ステップS54において、ユーザが
操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、履
歴モードの終了を指示したと判定した場合、主制御部3
1は、履歴モード表示制御処理を終了し、図8のステッ
プS1に進む。
【0143】以上により、ユーザは、携帯電話機1に搭
載されたICカード機能の使用履歴を、容易に把握するこ
とができる。
【0144】次に、図19および図20のフローチャー
トを参照して、図9のステップS12において実行され
る内容モード表示制御処理の詳細を説明する。
【0145】内容モードにおいて、携帯電話機1のICカ
ード機能の使用履歴は、階層的に記憶されており、その
用途ごとにフォルダに分類されている。ユーザがそれら
のフォルダを選択することで、そのフォルダに分類され
たICカード機能の使用履歴がディスプレイ15に表示さ
れる。ユーザは、それを参照することにより、ICカード
機能の使用状況を用途ごとに把握することができる。
【0146】最初にステップS71において、主制御部
31は、LCD制御部36を制御して、液晶ディスプレイ
15に図21に示すような内容モード画面を表示する。
【0147】図21は、内容モード画面の表示例を示す
図である。
【0148】図21において、液晶ディスプレイ15に
表示された内容モード画面191には、携帯電話機1の
非接触ICカード46のRAM63またはEEPROM64等に記
憶されているICカード機能の使用履歴を分類したフォル
ダの一覧が表示されている。
【0149】後述するように、ユーザは、予め、分類化
モードにおいて使用履歴をその用途ごとにフォルダに分
類して、必要であれば新規にフォルダを作成して、記憶
させており、そのフォルダが内容モード画面191にお
いて表示される。
【0150】例えば、図21の場合、内容モード画面1
91には、フォルダ名「プライベート」、「仕事」、
「食費」、「趣味」、「その他」のフォルダ(以下、そ
れぞれ、プライベートフォルダ、仕事フォルダ、食費フ
ォルダ、趣味フォルダ、およびその他フォルダと称す
る)が表示されている。また、内容モード画面の右下に
は、スクロールマーク192が表示されている。スクロ
ールマーク192は、図18において説明したスクロー
ルマーク182と同様であるので、その説明は省略す
る。
【0151】また、内容モード画面191には、表示さ
れているフォルダのうちの1つの上に位置するアンカー
193が表示される。ユーザの操作キー16またはジョ
グダイヤル19の操作に対応して、アンカー193は、
内容モード画面191に表示されているフォルダ上を移
動する。ユーザの操作により、アンカー193の位置す
るフォルダが決定されると、そのフォルダに分類されて
いる使用履歴が表示される。
【0152】なお、例えば図21に示すような場合、ユ
ーザは、アンカー193をその他フォルダに位置させて
いる時に、さらに、そこからアンカー193を下に移動
させようとすると、内容モード画面191は上スクロー
ルされ、その他フォルダの下に、それまで表示されてい
なかった他の名前のフォルダが表示されるようにしても
よい。
【0153】図19に戻り、内容モード画面191を液
晶ディスプレイ15に表示した主制御部31は、ステッ
プS72において、ユーザが画面のスクロールを指示し
たか否かを判定する。指示したと判定した場合、主制御
部31は、ステップS73に進み、ユーザの操作に合わ
せて内容モード画面191をスクロールさせる。
【0154】ステップS73の処理を終了した主制御部
31は、ステップS74に進む。また、ステップS72
において、ユーザが画面のスクロールを指示していない
と判定した場合、主制御部31は、ステップS74に進
む。ステップS74において、主制御部31は、ユーザ
がアンカー193を操作して、プライベートフォルダを
指定し、プライベートモードを選択したか否かを判定す
る。指示したと判定した場合、主制御部31は、ステッ
プS75に進み、プライベートモード表示制御処理を実
行する。プライベートモード表示制御処理の詳細は、図
22のフローチャートを参照して後述する。
【0155】プライベートモード表示制御処理を終了し
た主制御部31は、ステップS72に戻り、それ以降の
処理を繰り返す。
【0156】また、ステップS74において、ユーザが
操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、プ
ライベートモードを選択していないと判定した場合、主
制御部31は、ステップS76に進み、ユーザがアンカ
ー193を操作して、仕事フォルダを指定し、仕事モー
ドを選択したか否かを判定する。指示したと判定した場
合、主制御部31は、ステップS77に進み、仕事モー
ド表示制御処理を実行する。仕事モード表示制御処理の
詳細は、図24のフローチャートを参照して後述する。
【0157】仕事モード表示制御処理を終了した主制御
部31は、ステップS72に戻り、それ以降の処理を繰
り返す。
【0158】また、ステップS76において、ユーザが
操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、仕
事モードを選択していないと判定した場合、主制御部3
1は、図20のステップS81に進み、ユーザがアンカ
ー193を操作して、食費フォルダを指定し、食費モー
ドを選択したか否かを判定する。指示したと判定した場
合、主制御部31は、ステップS82に進み、食費モー
ド表示制御処理を実行する。食費モード表示制御処理の
詳細は、図26のフローチャートを参照して後述する。
【0159】食費モード表示制御処理を終了した主制御
部31は、図19のステップS72に戻り、それ以降の
処理を繰り返す。
【0160】また、ステップS81において、ユーザが
操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、食
費モードを選択していないと判定した場合、主制御部3
1は、ステップS83に進み、ユーザがアンカー193
を操作して、趣味フォルダを指定し、趣味モードを選択
したか否かを判定する。指示したと判定した場合、主制
御部31は、ステップS84に進み、趣味モード表示制
御処理を実行する。趣味モード表示制御処理の詳細は、
図28のフローチャートを参照して後述する。
【0161】趣味モード表示制御処理を終了した主制御
部31は、図19のステップS72に戻り、それ以降の
処理を繰り返す。
【0162】また、ステップS83において、ユーザが
操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、趣
味モードを選択していないと判定した場合、主制御部3
1は、ステップS85に進み、ユーザがアンカー193
を操作して、その他フォルダを指定し、その他モードを
選択したか否かを判定する。指示したと判定した場合、
主制御部31は、ステップS86に進み、その他モード
表示制御処理を実行する。その他モード表示制御処理の
詳細は、図30のフローチャートを参照して後述する。
【0163】その他モード表示制御処理を終了した主制
御部31は、図19のステップS72に戻り、それ以降
の処理を繰り返す。
【0164】また、ステップS85において、ユーザが
操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、そ
の他モードを選択していないと判定した場合、主制御部
31は、ステップS87に進み、ユーザが操作キー16
またはジョグダイヤル19を操作して、内容モードの終
了を指示したか否かを判定する。指示していないと判定
すると、主制御部31は、図19のステップS72に戻
り、それ以降の処理を繰り返す。
【0165】また、ステップS87において、ユーザが
操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、内
容モードの終了を指示したと判定した場合、主制御部3
1は、内容モード表示制御処理を終了し、図8のステッ
プS1に進む。
【0166】以上により、ユーザは、携帯電話機1に搭
載されたICカード機能の使用履歴を、その内容ごとに、
容易に把握することができる。
【0167】なお、以上において、内容モード画面19
1に表示されているフォルダは、プライベートフォル
ダ、仕事フォルダ、食費フォルダ、趣味フォルダ、およ
びその他フォルダとし、図19および図20に示す内容
モード表示制御処理は、これらのフォルダに対応するよ
うに説明している。
【0168】しかしながら、内容モード画面191に表
示されるフォルダは、予め設定されているフォルダ、お
よび、後述するように分類化モードにおいてユーザが作
成したフォルダであれば、これらに限らず何でもよい。
また、液晶ディスプレイ15に一度に表示されるフォル
ダの数は、いくつでもよい。内容モード表示制御処理
は、上述した場合と同様に、内容モード画面191に表
示されるフォルダの全てに対して、ユーザが選択したか
否かを判定するように実行される。
【0169】また、以下に示す各フォルダに対する処理
も、図19および図20に示す内容モード表示制御処理
に従って説明しているが、これに限らず、内容モード表
示制御処理に対応したフォルダに対する処理が実行され
る。
【0170】次に、図22のフローチャートを参照し
て、図19のステップS75において実行されるプライ
ベートモード表示制御処理の詳細を説明する。
【0171】プライベートモードにおいて、プライベー
トフォルダに分類された、携帯電話機1のICカード機能
の使用履歴の一覧がディスプレイ15に表示される。そ
れを参照することにより、ユーザはICカード機能のプラ
イベートに関する使用状況を把握することができる。
【0172】最初にステップS101において、主制御
部31は、LCD制御部36を制御して、液晶ディスプレ
イ15に図23に示すようなプライベートモード画面を
表示する。
【0173】図23は、プライベートモード画面の表示
例を示す図である。
【0174】図23において、液晶ディスプレイ15に
表示されたプライベートモード画面201には、携帯電
話機1の非接触ICカード46のRAM63またはEEPROM6
4等に記憶されているICカード機能の使用履歴の内、プ
ライベートフォルダに分類されている使用履歴の一覧が
表示される。この使用履歴の一覧は、例えば、日時順等
に整列されて表示される。
【0175】例えば、図23の場合、ユーザは、「6月
5日」に携帯電話機1のICカード機能を利用して、「映
画」のチケットを「1500円」で購入している。ま
た、ユーザは、「4月29日」に「野球観戦」のチケッ
ト(野球場の入場料)を「3000円」で購入してい
る。
【0176】さらに、プライベートモード画面201の
右下には、下向きの矢印であるスクロールマーク202
が表示されている。スクロールマーク202は、図18
に示す履歴モード画面181におけるスクロールマーク
182と同様であるので、その説明は省略する。
【0177】図22に戻り、プライベートモード画面2
01を液晶ディスプレイ15に表示した主制御部31
は、ステップS102において、ユーザが画面のスクロ
ールを指示したか否かを判定する。指示したと判定した
場合、主制御部31は、ステップS103に進み、ユー
ザの操作に合わせてプライベートモード画面201をス
クロールさせる。
【0178】ステップS103の処理を終了した主制御
部31は、ステップS104に進む。また、ステップS
102において、ユーザが画面のスクロールを指示して
いないと判定した場合、主制御部31は、ステップS1
04に進む。ステップS104において、主制御部31
は、ユーザがプライベートモードの終了を指示したか否
かを判定する。ユーザが指示していないと判定した場
合、主制御部31は、ステップS102に戻り、それ以
降の処理を繰り返す。
【0179】また、ステップS104において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、
プライベートモードの終了を指示したと判定した場合、
主制御部31は、プライベートモード表示制御処理を終
了し、図19のステップS72に進む。
【0180】以上により、ユーザは、携帯電話機1に搭
載されたICカード機能の使用履歴の内、プライベートフ
ォルダに分類された使用履歴を容易に把握することがで
きる。
【0181】次に、図24のフローチャートを参照し
て、図19のステップS77において実行される仕事モ
ード表示制御処理の詳細を説明する。
【0182】仕事モードにおいて、仕事フォルダに分類
されている、携帯電話機1のICカード機能の使用履歴の
一覧がディスプレイ15に表示される。それを参照する
ことにより、ユーザはICカード機能の仕事に関する使用
状況を把握することができる。
【0183】最初にステップS221において、主制御
部31は、LCD制御部36を制御して、液晶ディスプレ
イ15に図25に示すような仕事モード画面を表示す
る。
【0184】図25は、仕事モード画面の表示例を示す
図である。
【0185】図25において、液晶ディスプレイ15に
表示された仕事モード画面211には、携帯電話機1の
非接触ICカード46のRAM63またはEEPROM64等に記
憶されているICカード機能の使用履歴の内、仕事フォル
ダに分類されている使用履歴の一覧が表示される。この
使用履歴の一覧は、例えば、日時順等に整列されて表示
される。
【0186】例えば、図25の場合、ユーザは、「6月
20日」に2度、携帯電話機1のICカード機能を利用し
て、「交通費」として「150円」の支払いをしてい
る。
【0187】さらに、仕事モード画面211の右下に
は、下向きの矢印であるスクロールマーク212が表示
されている。スクロールマーク212は、図18に示す
履歴モード画面181におけるスクロールマーク182
と同様であるので、その説明は省略する。
【0188】図24に戻り、仕事モード画面211を液
晶ディスプレイ15に表示した主制御部31は、ステッ
プS222において、ユーザが画面のスクロールを指示
したか否かを判定する。指示したと判定した場合、主制
御部31は、ステップS223に進み、ユーザの操作に
合わせて仕事モード画面211をスクロールさせる。
【0189】ステップS223の処理を終了した主制御
部31は、ステップS224に進む。また、ステップS
222において、ユーザが画面のスクロールを指示して
いないと判定した場合、主制御部31は、ステップS2
24に進む。ステップS224において、主制御部31
は、ユーザが仕事モードの終了を指示したか否かを判定
する。ユーザが指示していないと判定した場合、主制御
部31は、ステップS222に戻り、それ以降の処理を
繰り返す。
【0190】また、ステップS224において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、
仕事モードの終了を指示したと判定した場合、主制御部
31は、仕事モード表示制御処理を終了し、図19のス
テップS72に進む。
【0191】以上により、ユーザは、携帯電話機1に搭
載されたICカード機能の使用履歴の内、仕事フォルダに
分類された使用履歴を容易に把握することができる。
【0192】次に、図26のフローチャートを参照し
て、図20のステップS82において実行される食費モ
ード表示制御処理の詳細を説明する。
【0193】食費モードにおいて、食費フォルダに分類
されている、携帯電話機1のICカード機能の使用履歴の
一覧がディスプレイ15に表示される。それを参照する
ことにより、ユーザはICカード機能の食費に関する使用
状況を把握することができる。
【0194】最初にステップS241において、主制御
部31は、LCD制御部36を制御して、液晶ディスプレ
イ15に図27に示すような食費モード画面を表示す
る。
【0195】図27は、食費モード画面の表示例を示す
図である。
【0196】図27において、液晶ディスプレイ15に
表示された食費モード画面221には、携帯電話機1の
非接触ICカード46のRAM63またはEEPROM64等に記
憶されているICカード機能の使用履歴の内、食費フォル
ダに分類されている使用履歴の一覧が表示される。この
使用履歴の一覧は、例えば、日時順等に整列されて表示
される。
【0197】例えば、図27の場合、ユーザは、「6月
27日」に、携帯電話機1のICカード機能を利用して、
「コンビニ」で「315円」の買い物をしている。また
ユーザは、「6月26日」に、携帯電話機1のICカード
機能を利用して、「レストラン」で「1050円」の支
払いをしている。
【0198】さらに、食費モード画面221の右下に
は、下向きの矢印であるスクロールマーク222が表示
されている。スクロールマーク222は、図18に示す
履歴モード画面181におけるスクロールマーク182
と同様であるので、その説明は省略する。
【0199】図26に戻り、食費モード画面221を液
晶ディスプレイ15に表示した主制御部31は、ステッ
プS242において、ユーザが画面のスクロールを指示
したか否かを判定する。指示したと判定した場合、主制
御部31は、ステップS243に進み、ユーザの操作に
合わせて食費モード画面221をスクロールさせる。
【0200】ステップS243の処理を終了した主制御
部31は、ステップS244に進む。また、ステップS
242において、ユーザが画面のスクロールを指示して
いないと判定した場合、主制御部31は、ステップS2
44に進む。ステップS244において、主制御部31
は、ユーザが食費モードの終了を指示したか否かを判定
する。ユーザが指示していないと判定した場合、主制御
部31は、ステップS242に戻り、それ以降の処理を
繰り返す。
【0201】また、ステップS244において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、
食費モードの終了を指示したと判定した場合、主制御部
31は、食費モード表示制御処理を終了し、図19のス
テップS72に進む。
【0202】以上により、ユーザは、携帯電話機1に搭
載されたICカード機能の使用履歴の内、食費フォルダに
分類された使用履歴を容易に把握することができる。
【0203】次に、図28のフローチャートを参照し
て、図20のステップS84において実行される趣味モ
ード表示制御処理の詳細を説明する。
【0204】趣味モードにおいて、趣味フォルダに分類
されている、携帯電話機1のICカード機能の使用履歴の
一覧がディスプレイ15に表示される。それを参照する
ことにより、ユーザはICカード機能の趣味に関する使用
状況を把握することができる。
【0205】最初にステップS261において、主制御
部31は、LCD制御部36を制御して、液晶ディスプレ
イ15に図29に示すような趣味モード画面を表示す
る。
【0206】図29は、趣味モード画面の表示例を示す
図である。
【0207】図29において、液晶ディスプレイ15に
表示された趣味モード画面231には、携帯電話機1の
非接触ICカード46のRAM63またはEEPROM64等に記
憶されているICカード機能の使用履歴の内、趣味フォル
ダに分類されている使用履歴の一覧が表示される。この
使用履歴の一覧は、例えば、日時順等に整列されて表示
される。
【0208】例えば、図29の場合、ユーザは、「6月
19日」に、携帯電話機1のICカード機能を利用して、
「テニス」に関係して「3150円」の支払いをしてい
る。またユーザは、「6月5日」に、携帯電話機1のIC
カード機能を利用して、「フットサル」に関係して「1
000円」の支払いをしている。
【0209】さらに、趣味モード画面231の右下に
は、下向きの矢印であるスクロールマーク232が表示
されている。スクロールマーク232は、図18に示す
履歴モード画面181におけるスクロールマーク182
と同様であるので、その説明は省略する。
【0210】図28に戻り、趣味モード画面231を液
晶ディスプレイ15に表示した主制御部31は、ステッ
プS262において、ユーザが画面のスクロールを指示
したか否かを判定する。指示したと判定した場合、主制
御部31は、ステップS263に進み、ユーザの操作に
合わせて趣味モード画面231をスクロールさせる。
【0211】ステップS263の処理を終了した主制御
部31は、ステップS264に進む。また、ステップS
262において、ユーザが画面のスクロールを指示して
いないと判定した場合、主制御部31は、ステップS2
64に進む。ステップS264において、主制御部31
は、ユーザが趣味モードの終了を指示したか否かを判定
する。ユーザが指示していないと判定した場合、主制御
部31は、ステップS262に戻り、それ以降の処理を
繰り返す。
【0212】また、ステップS264において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、
趣味モードの終了を指示したと判定した場合、主制御部
31は、趣味モード表示制御処理を終了し、図19のス
テップS72に進む。
【0213】以上により、ユーザは、携帯電話機1に搭
載されたICカード機能の使用履歴の内、趣味フォルダに
分類された使用履歴を容易に把握することができる。
【0214】次に、図30のフローチャートを参照し
て、図20のステップS86において実行されるその他
モード表示制御処理の詳細を説明する。
【0215】その他モードにおいて、その他フォルダに
分類されている、携帯電話機1のICカード機能の使用履
歴の一覧がディスプレイ15に表示される。それを参照
することにより、ユーザはICカード機能のその他に関す
る使用状況を把握することができる。
【0216】最初にステップS281において、主制御
部31は、LCD制御部36を制御して、液晶ディスプレ
イ15に図31に示すようなその他モード画面を表示す
る。
【0217】図31は、その他モード画面の表示例を示
す図である。
【0218】図31において、液晶ディスプレイ15に
表示されたその他モード画面241には、携帯電話機1
の非接触ICカード46のRAM63またはEEPROM64等に
記憶されているICカード機能の使用履歴の内、その他フ
ォルダに分類されている使用履歴の一覧が表示される。
この使用履歴の一覧は、例えば、日時順等に整列されて
表示される。
【0219】例えば、図31に示す場合、ユーザは、
「6月12日」に、携帯電話機1のICカード機能を利用
して、「かさ」を「840円」で購入している。
【0220】図31において、その他フォルダに分類さ
れた使用履歴は、その1件のみである。従って、図18
に示すようなスクロールマークは表示されていない。し
かしながら、その他フォルダに分類された使用履歴が液
晶ディスプレイ15に1度に表示できない場合、その他
モード画面241の右下にスクロールマークが表示さ
れ、その他モード画面241はスクロール可能となる。
【0221】図30に戻り、その他モード画面241を
液晶ディスプレイ15に表示した主制御部31は、ステ
ップS282において、ユーザが画面のスクロールを指
示したか否かを判定する。指示したと判定した場合、主
制御部31は、ステップS283に進み、ユーザの操作
に合わせてその他モード画面241をスクロールさせ
る。
【0222】ステップS283の処理を終了した主制御
部31は、ステップS284に進む。また、ステップS
282において、ユーザが画面のスクロールを指示して
いないと判定した場合、主制御部31は、ステップS2
84に進む。ステップS284において、主制御部31
は、ユーザがその他モードの終了を指示したか否かを判
定する。ユーザが指示していないと判定した場合、主制
御部31は、ステップS282に戻り、それ以降の処理
を繰り返す。
【0223】また、ステップS284において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、
その他モードの終了を指示したと判定した場合、主制御
部31は、その他モード表示制御処理を終了し、図19
のステップS72に進む。
【0224】以上により、ユーザは、携帯電話機1に搭
載されたICカード機能の使用履歴の内、その他フォルダ
に分類された使用履歴を容易に把握することができる。
【0225】以上のように、内容モード表示制御処理
は、予め設定されているフォルダ、および、後述するよ
うに分類化モードにおいてユーザが作成したフォルダの
全てに対して行われる。
【0226】次に、図32のフローチャートを参照し
て、図9のステップS14において実行される月日モー
ド表示制御処理の詳細を説明する。
【0227】月日モードにおいて、携帯電話機1のICカ
ード機能の使用履歴は、その日付も管理されており、日
付によってフォルダに分類されている。ユーザがそれら
のフォルダを選択することで、そのフォルダに分類され
たICカード機能の使用履歴がディスプレイ15に表示さ
れる。ユーザは、それを参照することにより、ICカード
機能の使用状況を所定の期間ごとに分類して把握するこ
とができる。
【0228】最初にステップS301において、主制御
部31は、LCD制御部36を制御して、液晶ディスプレ
イ15に図33に示すような月日モード画面を表示す
る。
【0229】図33は、月日モード画面の表示例を示す
図である。
【0230】図33において、液晶ディスプレイ15に
表示された月日モード画面251には、携帯電話機1の
非接触ICカード46のRAM63またはEEPROM64等に記
憶されているICカード機能の使用履歴を日付によって分
類したフォルダの一覧が表示されている。
【0231】主制御部31は、予め、使用履歴の日付を
管理しており、フォルダに分類して、記憶させており、
そのフォルダが内容モード画面191において表示され
る。
【0232】例えば、図21の場合、月日モード画面2
51には、フォルダ名「年」、「月」、および「日」の
フォルダ(以下、それぞれ、年フォルダ、月フォルダ、
および日フォルダと称する)が表示されている。
【0233】また、月日モード画面251には、表示さ
れているフォルダ上に位置するアンカー252が表示さ
れる。ユーザは、操作キー16またはジョグダイヤル1
9を操作することにより、アンカー252を操作して、
月日モード画面251に表示されているフォルダ上を移
動させ、指定するフォルダ上に位置させ、指定する。
【0234】図32に戻り、月日モード画面251を液
晶ディスプレイ15に表示した主制御部31は、ステッ
プS302において、ユーザがアンカー252を操作し
て、年フォルダを指定し、年モードを選択したか否かを
判定する。指示したと判定した場合、主制御部31は、
ステップS303に進み、年モード表示制御処理を実行
する。年モード表示制御処理の詳細は、図34のフロー
チャートを参照して後述する。
【0235】年モード表示制御処理を終了した主制御部
31は、ステップS302に戻り、それ以降の処理を繰
り返す。
【0236】また、ステップS302において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、
年モードを選択していないと判定した場合、主制御部3
1は、ステップS304に進み、ユーザがアンカー25
2を操作して、月フォルダを指定し、月モードを選択し
たか否かを判定する。指示したと判定した場合、主制御
部31は、ステップS305に進み、月モード表示制御
処理を実行する。月モード表示制御処理の詳細は、図3
6のフローチャートを参照して後述する。
【0237】月モード表示制御処理を終了した主制御部
31は、ステップS302に戻り、それ以降の処理を繰
り返す。
【0238】また、ステップS304において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、
月モードを選択していないと判定した場合、主制御部3
1は、ステップS306に進み、ユーザがアンカー25
2を操作して、日フォルダを指定し、日モードを選択し
たか否かを判定する。指示したと判定した場合、主制御
部31は、ステップS307に進み、日モード表示制御
処理を実行する。日モード表示制御処理の詳細は、図3
8のフローチャートを参照して後述する。
【0239】日モード表示制御処理を終了した主制御部
31は、ステップS302に戻り、それ以降の処理を繰
り返す。
【0240】また、ステップS306において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、
日モードを選択していないと判定した場合、主制御部3
1は、ステップS308に進み、ユーザが操作キー16
またはジョグダイヤル19を操作して、月日モードの終
了を指示したか否かを判定する。指示していないと判定
すると、主制御部31は、ステップS302に戻り、そ
れ以降の処理を繰り返す。
【0241】また、ステップS308において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、
月日モードの終了を指示したと判定した場合、主制御部
31は、月日モード表示制御処理を終了し、図8のステ
ップS1に進む。
【0242】以上により、ユーザは、携帯電話機1に搭
載されたICカード機能の使用履歴を、所定の期間ごと
に、容易に把握することができる。
【0243】次に、図34のフローチャートを参照し
て、図32のステップS303において実行される年モ
ード表示制御処理の詳細を説明する。
【0244】年モードにおいて、携帯電話機1のICカー
ド機能の使用履歴の合計金額が年単位で管理される。そ
れを参照することにより、ユーザはICカード機能の使用
状況を年単位で把握することができる。
【0245】最初にステップS321において、主制御
部31は、LCD制御部36を制御して、液晶ディスプレ
イ15に図35に示すような年モード画面を表示する。
【0246】図35は、年モード画面の表示例を示す図
である。
【0247】図35において、液晶ディスプレイ15に
表示された年モード画面261には、年単位の一覧が表
示される。年モード画面261において、携帯電話機1
が有するICカード機能の使用履歴の記録を開始してか
ら、現在までの年が表示される。
【0248】例えば、図35に示す場合、2000年に
ICカード機能の使用履歴の記録を開始し、現在は200
2年である。そのため、年モード画面261には、「2
000年」、「2001年」、および「2002年」が
表示されている。
【0249】また、年モード画面261には、表示され
ている年上に位置するアンカー262が表示される。ユ
ーザは、操作キー16またはジョグダイヤル19を操作
することにより、アンカー262を操作して、年モード
画面261に表示されている年上を移動させ、指定する
年上に位置させ、指定する。
【0250】因みに、ICカード使用履歴の記録年数が多
く、1度に液晶ディスプレイ15に表示できない場合、
図18において説明したようなスクロールマークが表示
され、年モード画面261はスクロール可能となる。
【0251】図34に戻り、年モード画面261を液晶
ディスプレイ15に表示した主制御部31は、ステップ
S322において、ユーザが画面のスクロールを指示し
たか否かを判定する。指示したと判定した場合、主制御
部31は、ステップS323に進み、ユーザの操作に合
わせて年モード画面261をスクロールさせる。
【0252】ステップS323の処理を終了した主制御
部31は、ステップS324に進む。また、ステップS
322において、ユーザが画面のスクロールを指示して
いないと判定した場合、主制御部31は、ステップS3
24に進む。ステップS324において、主制御部31
は、ユーザがアンカー262を操作して、年モード画面
261に表示されているいずれかの年を指定したか否か
を判定する。指定したと判定した場合、主制御部31
は、ステップS325に進み、指定された年におけるIC
カード機能の使用履歴の合計金額を表示する。合計金額
を表示した主制御部31は、ステップS326に進む。
【0253】また、ステップS324において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、
いずれの年も指定していないと判定した場合、主制御部
31はステップS326に進む。ステップS326にお
いて、主制御部31は、ユーザが操作キー16またはジ
ョグダイヤル19を操作して、年モードの終了を指示し
たか否かを判定する。指示していないと判定すると、主
制御部31は、ステップS322に戻り、それ以降の処
理を繰り返す。
【0254】また、ステップS326において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、
年モードの終了を指示したと判定した場合、主制御部3
1は、年モード表示制御処理を終了し、図32のステッ
プS302に進む。
【0255】以上により、ユーザは、携帯電話機1に搭
載されたICカード機能の使用履歴の年単位の合計金額を
容易に把握することができる。
【0256】次に、図36のフローチャートを参照し
て、図32のステップS305において実行される月モ
ード表示制御処理の詳細を説明する。
【0257】月モードにおいて、携帯電話機1が有する
ICカード機能の使用履歴の過去1年分について、月単位
の合計金額が算出され管理されている。それを参照する
ことにより、ユーザはICカード機能の使用状況を月単位
で把握することができる。
【0258】最初にステップS341において、主制御
部31は、LCD制御部36を制御して、液晶ディスプレ
イ15に図37に示すような月モード画面を表示する。
【0259】図37は、月モード画面の表示例を示す図
である。
【0260】図37において、液晶ディスプレイ15に
表示された月モード画面271には、過去1年分の月の
一覧が表示される。例えば、図37に示す場合、「20
00年」の「1月」乃至「6月」が表示されている。ま
た、月モード画面271には、表示されている月上に位
置するアンカー272が表示される。ユーザは、操作キ
ー16またはジョグダイヤル19を操作することによ
り、アンカー272を操作して、月モード画面271に
表示されている月上を移動させ、指定する月上に位置さ
せ、指定する。
【0261】さらに、図37に示す場合、液晶ディスプ
レイ15には、半年分の月しか表示されておらず、月モ
ード画面271の右下には、下向きの矢印であるスクロ
ールマーク273が表示されている。スクロールマーク
273は、図18に示す履歴モード画面181における
スクロールマーク182と同様であるので、その説明は
省略する。
【0262】以上のように、1度に液晶ディスプレイ1
5に1年分の月を表示できない場合、図18において説
明したようなスクロールマークが表示され、月モード画
面271はスクロール可能とすることができ、1年分の
月を表示することができる。
【0263】図36に戻り、月モード画面271を液晶
ディスプレイ15に表示した主制御部31は、ステップ
S342において、ユーザが画面のスクロールを指示し
たか否かを判定する。指示したと判定した場合、主制御
部31は、ステップS343に進み、ユーザの操作に合
わせて月モード画面271をスクロールさせる。
【0264】ステップS343の処理を終了した主制御
部31は、ステップS344に進む。また、ステップS
342において、ユーザが画面のスクロールを指示して
いないと判定した場合、主制御部31は、ステップS3
44に進む。ステップS344において、主制御部31
は、ユーザがアンカー272を操作して、月モード画面
271に表示されているいずれかの月を指定したか否か
を判定する。指定したと判定した場合、主制御部31
は、ステップS345に進み、指定された月におけるIC
カード機能の使用履歴の合計金額を表示する。合計金額
を表示した主制御部31は、ステップS346に進む。
【0265】また、ステップS344において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、
いずれの月も指定していないと判定した場合、主制御部
31はステップS346に進む。ステップS346にお
いて、主制御部31は、ユーザが操作キー16またはジ
ョグダイヤル19を操作して、月モードの終了を指示し
たか否かを判定する。指示していないと判定すると、主
制御部31は、ステップS342に戻り、それ以降の処
理を繰り返す。
【0266】また、ステップS346において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、
月モードの終了を指示したと判定した場合、主制御部3
1は、月モード表示制御処理を終了し、図32のステッ
プS302に進む。
【0267】以上により、ユーザは、携帯電話機1に搭
載されたICカード機能の使用履歴の月単位の合計金額を
容易に把握することができる。
【0268】次に、図38のフローチャートを参照し
て、図32のステップS307において実行される日モ
ード表示制御処理の詳細を説明する。
【0269】日モードにおいて、携帯電話機1が有する
ICカード機能の使用履歴が日ごとに管理されている。そ
れを参照することにより、ユーザはICカード機能の使用
状況を日単位で把握することができる。
【0270】最初にステップS361において、主制御
部31は、LCD制御部36を制御して、液晶ディスプレ
イ15に図39に示すような日モード画面を表示する。
【0271】図39は、日モード画面の表示例を示す図
である。
【0272】図39において、液晶ディスプレイ15に
表示された日モード画面281には、過去1ヶ月分の日
の一覧が表示される。例えば、図39に示す場合、「1
5日」乃至「16日」が表示されている。また、日モー
ド画面281には、表示されている日上に位置するアン
カー282が表示される。ユーザは、操作キー16また
はジョグダイヤル19を操作することにより、アンカー
282を操作して、日モード画面281に表示されてい
る日上を移動させ、指定する日上に位置させ、指定す
る。
【0273】さらに、図39に示す場合、液晶ディスプ
レイ15には、日が8日分しか表示されておらず、日モ
ード画面281の右下には、下向きの矢印であるスクロ
ールマーク283が表示されている。スクロールマーク
283は、図18に示す履歴モード画面181における
スクロールマーク182と同様であるので、その説明は
省略する。
【0274】以上のように、1度に液晶ディスプレイ1
5に1ヶ月分の日を表示できない場合、図18において
説明したようなスクロールマークが表示され、日モード
画面281はスクロール可能とすることができ、1か月
分の日を表示することができる。
【0275】図38に戻り、日モード画面281を液晶
ディスプレイ15に表示した主制御部31は、ステップ
S362において、ユーザが画面のスクロールを指示し
たか否かを判定する。指示したと判定した場合、主制御
部31は、ステップS363に進み、ユーザの操作に合
わせて日モード画面281をスクロールさせる。
【0276】ステップS363の処理を終了した主制御
部31は、ステップS364に進む。また、ステップS
362において、ユーザが画面のスクロールを指示して
いないと判定した場合、主制御部31は、ステップS3
64に進む。ステップS364において、主制御部31
は、ユーザがアンカー282を操作して、日モード画面
281に表示されているいずれかの日を指定したか否か
を判定する。指定したと判定した場合、主制御部31
は、ステップS365に進み、指定された日におけるIC
カード機能の使用履歴の一覧を表示する。使用履歴の一
覧を表示した主制御部31は、ステップS366に進
む。
【0277】また、ステップS364において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、
いずれの日も指定していないと判定した場合、主制御部
31はステップS366に進む。ステップS366にお
いて、主制御部31は、ユーザが操作キー16またはジ
ョグダイヤル19を操作して、日モードの終了を指示し
たか否かを判定する。指示していないと判定すると、主
制御部31は、ステップS362に戻り、それ以降の処
理を繰り返す。
【0278】また、ステップS366において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して、
日モードの終了を指示したと判定した場合、主制御部3
1は、日モード表示制御処理を終了し、図32のステッ
プS302に進む。
【0279】以上により、ユーザは、携帯電話機1に搭
載されたICカード機能の使用履歴の一覧を日ごとに表示
することができ、日ごとの使用状況を容易に把握するこ
とができる。
【0280】以上のように、月日モード表示制御処理
は、携帯電話機1に搭載されたICカード機能の使用履歴
の日付を管理し、所定の期間ごとに整理して、使用履歴
に関する情報を表示することができる。
【0281】次に、図40のフローチャートを参照し
て、図9のステップS16において実行される分類化モ
ード処理の詳細を説明する。
【0282】分類化モードにおいて、ユーザは携帯電話
機1のICカード機能の使用履歴をその用途ごとにフォル
ダに分類することができる。ユーザはまた、必要であれ
ば、新規にフォルダを作成することもできる。ユーザ
は、この分類化モードにおいて使用履歴を分類すること
により、内容モードにおいて、ICカード機能の使用状況
を用途ごとに分類して把握することができる。
【0283】最初にステップS381において、主制御
部31は、分類する使用履歴である対象データを指定し
たか否かを判定する。対象データを指定していないと判
定した場合、主制御部31は、ステップS382に進
み、LCD制御部36を制御して、液晶ディスプレイ15
に図21に示すような内容モード画面191を表示し、
ユーザに対象データを選択させる。ユーザは、内容モー
ドにおける場合と同様に、アンカー193を操作して、
内容モード画面191より、使用履歴の一覧を表示さ
せ、対象データを選択する。ステップS382の処理が
終了すると、主制御部31は、ステップS381に戻
り、それ以降の処理を繰り返す。
【0284】ステップS381において、ユーザが対象
データを指定したと判定した場合、主制御部31は、ス
テップS383に進み、ユーザの指示により、対象デー
タの自動分類を行うか否かを判定する。ユーザが操作キ
ー16またはジョグダイヤル19を操作して自動分類を
指示し、対象データの自動分類を行うと判定した場合、
主制御部31は、ステップS384に進み、予め用意さ
れた設定に基づいて、対象データを既存のフォルダに分
類する。
【0285】ユーザは、例えば、交通費に関する支払い
なら仕事フォルダに分類するなどのように、予め所定の
パラメータを既存のフォルダに関連付けておくことがで
きる。これにより、使用履歴の分類をある程度自動化す
ることができ、手作業で分類するという煩雑な作業を減
らすことができる。
【0286】自動分類を行った主制御部31は、ステッ
プS389に進む。
【0287】また、ステップS383において、ユーザ
が操作キー16またはジョグダイヤル19を操作して自
動分類を指示せず、対象データの自動分類を行わないと
判定した場合、主制御部31は、ステップS385に進
み、LCD制御部36を制御して、液晶ディスプレイ15
に図41に示すようなフォルダ選択画面を表示し、ユー
ザにフォルダを選択させる。
【0288】図41は、フォルダ選択画面の表示例を示
す図である。
【0289】図41において、液晶ディスプレイ15に
表示されたフォルダ選択画面291には、携帯電話機1
の非接触ICカード46のRAM63またはEEPROM64等に
記憶されているICカード機能の使用履歴を分類する既存
のフォルダの一覧が表示されている。
【0290】例えば、図41の場合、フォルダ選択画面
291には、フォルダ名「プライベート」、「仕事」、
「その他」、および「新規フォルダ」のフォルダ(以
下、それぞれ、プライベートフォルダ、仕事フォルダ、
その他フォルダ、新規フォルダと称する)が表示されて
いる。また、フォルダ選択画面291の右下には、スク
ロールマーク292が表示されている。スクロールマー
ク292は、図18において説明したスクロールマーク
182と同様であるので、その説明は省略する。
【0291】プライベートフォルダ、仕事フォルダ、お
よびその他フォルダは、図21において説明したフォル
ダである。新規フォルダは、ユーザがプライベートフォ
ルダ、仕事フォルダ、およびその他フォルダ以外のフォ
ルダを作成し、使用履歴を分類したい場合に指定するこ
とで、新規のフォルダを作成することができるフォルダ
である。なお、プライベートフォルダ、仕事フォルダ、
およびその他フォルダは、予め設定されているフォルダ
であり、図21において説明した食費フォルダや趣味フ
ォルダは、ユーザが新規フォルダを指定して作成したフ
ォルダである。
【0292】また、フォルダ画面291には、表示され
ているフォルダ上に位置するアンカー293が表示され
る。ユーザは、操作キー16またはジョグダイヤル19
を操作することにより、アンカー293を操作して、フ
ォルダ選択画面291に表示されているフォルダ上を移
動させ、指定するフォルダ上に位置させ、指定する。
【0293】なお、例えば図41に示すような場合、ユ
ーザは、アンカー293を新規フォルダに位置させてい
る時に、さらに、そこからアンカー293を下に移動さ
せようとすると、フォルダ選択画面291は上スクロー
ルされ、新規フォルダの下に、それまで表示されていな
かった他の名前のフォルダが表示されるようにしてもよ
い。
【0294】図40に戻り、ユーザが対象データを分類
するフォルダを選択すると、主制御部31は、ステップ
S386に進み、ユーザが新規フォルダを選択したか否
かを判定する。新規フォルダを選択していないと判定し
た場合、主制御部31は、ステップS387に進み、選
択された既存のフォルダに対象データを分類する。対象
データを分類した主制御部31は、ステップS389に
進む。
【0295】また、ステップS386において、ユーザ
が新規フォルダを選択したと判定した場合、主制御部3
1は、ステップS388に進み、ユーザにフォルダ名を
入力させ、新規にフォルダを作成し、対象データをその
フォルダに分類する。対象データを分類した主制御部3
1は、ステップS389に進む。
【0296】ステップS389において、主制御部31
は、ユーザが操作キー16またはジョグダイヤル19を
操作することにより、分類化モードの終了を指示したか
否かを判定する。指示していないと判定した場合、主制
御部31は、ステップS381に戻り、それ以降の処理
を繰り返す。
【0297】また、ユーザが分類化モードの終了を指示
したと判定した場合、主制御部31は、分類化モード処
理を終了し、図8のステップS1に進む。
【0298】以上のようにして、ユーザは携帯電話機1
のICカード機能の使用履歴を、その用途ごとに分類する
ことができる。
【0299】また、使用履歴の分類は、ユーザが携帯電
話機1のICカード機能を使用し、使用履歴が作成された
時にも行うことができる。
【0300】図42のフローチャートを参照して、使用
履歴作成時における使用履歴分類処理を説明する。
【0301】最初に、ステップS401において、主制
御部31は、ユーザが携帯電話機1のICカード機能を定
期券として使用したか否かを判定する。ユーザが携帯電
話機1のICカード機能を定期券として使用した場合、そ
の使用履歴は記憶されず、分類処理は行われない。従っ
て、ユーザが定期券として使用したと判定した場合、主
制御部31は、使用履歴分類処理を終了する。
【0302】ステップS401において、ユーザが携帯
電話機1のICカード機能を定期券として使用していない
と判定した場合、主制御部31は、ステップS402に
進み、今回の使用履歴を対象データとする。そして、ス
テップS403に進み、図40のフローチャートを参照
して説明した分類化モード処理を実行する。分類化モー
ド処理が終了すると、主制御部31は、使用履歴分類処
理を終了する。
【0303】以上のようにして、ユーザは、使用履歴が
作成された時点で、その使用履歴をその用途ごとに分類
することができる。
【0304】以上のように、携帯電話機1のICカード機
能の使用履歴を管理し、様々な方法で分類し、整理して
表示することで、ユーザは電子決済の使用履歴を容易に
把握することができる。
【0305】また、本発明が適用される情報処理装置
は、いわゆる携帯電話機以外に、通信機能を有するPDA
(Personal Digital Assistant)およびゲーム端末機な
どとすることができる。
【0306】一連の処理をソフトウエアにより実行させ
る場合には、そのソフトウエアを構成するプログラム
が、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュー
タ、または、各種のプログラムをインストールすること
で、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用の
パーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒
体からインストールされる。
【0307】この記録媒体は、図4に示すように、装置
本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配
布される、プログラムが記録されている磁気ディスク5
1(フロッピディスクを含む)、光ディスク52(CD-R
OM,DVDを含む)、光磁気ディスク53(MDを含む)、
もしくは半導体メモリ54などよりなるパッケージメデ
ィアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み
込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録
されているCPUに内蔵されているROMなどで構成される。
【0308】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0309】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0310】
【発明の効果】以上のように、本発明の携帯型情報処理
装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム
によれば、電子決済機能を有し、その電子決済機能の使
用履歴を管理し、表示するようにしたので、ユーザが電
子決済の使用履歴を容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯電話機10が利用される
通信システムの構成例を示す図である。
【図2】図1の携帯電話機10の外観の構成例を示す図
である。
【図3】図1の携帯電話機10の外観の構成例を示す拡
大図である。
【図4】図1の携帯電話機1の内部の構成例を示してい
る。
【図5】図4の非接触ICカード46の詳細な構成例を示
すブロック図である。
【図6】図4の非接触ICカード46の仕様の例を示す図
である。
【図7】図1のサーバ6の内部の構成例を示すブロック
図である。
【図8】フェリカモード表示制御処理を説明するフロー
チャートである。
【図9】フェリカモード表示制御処理を説明する図8に
続くフローチャートである。
【図10】メイン画面の表示例を示す図である。
【図11】ロック機能が動作している場合のメイン画面
の表示例を示す図である。
【図12】ロックメッセージ画面の表示例を示す図であ
る。
【図13】ロック機能を動作させる様子を示す図であ
る。
【図14】ロック機能を解除させる様子を示す図であ
る。
【図15】図8のステップS8において実行される金額
モード表示制御処理の詳細を説明するフローチャートで
ある。
【図16】金額モード画面の表示例を示す図である。
【図17】図8のステップS10において実行される履
歴モード表示制御処理の詳細を説明するフローチャート
である。
【図18】履歴モード画面の表示例を示す図である。
【図19】図9のステップS12において実行される内
容モード表示制御処理の詳細を説明するフローチャート
である。
【図20】図9のステップS12において実行される内
容モード表示制御処理の詳細を説明する図19に続くフ
ローチャートである。
【図21】内容モード画面の表示例を示す図である。
【図22】図19のステップS75において実行される
プライベートモード表示制御処理の詳細を説明するフロ
ーチャートである。
【図23】プライベートモード画面の表示例を示す図で
ある。
【図24】図19のステップS77において実行される
仕事モード表示制御処理の詳細を説明するフローチャー
トである。
【図25】仕事モード画面の表示例を示す図である。
【図26】図20のステップS82において実行される
食費モード表示制御処理の詳細を説明するフローチャー
トである。
【図27】食費モード画面の表示例を示す図である。
【図28】図20のステップS84において実行される
趣味モード表示制御処理の詳細を説明するフローチャー
トである。
【図29】趣味モード画面の表示例を示す図である。
【図30】図20のステップS86において実行される
その他モード表示制御処理の詳細を説明するフローチャ
ートである。
【図31】その他モード画面の表示例を示す図である。
【図32】図9のステップS14において実行される月
日モード表示制御処理の詳細を説明するフローチャート
である。
【図33】月日モード画面の表示例を示す図である。
【図34】図32のステップS303において実行され
る年モード表示制御処理の詳細を説明するフローチャー
トである。
【図35】年モード画面の表示例を示す図である。
【図36】図32のステップS305において実行され
る月モード表示制御処理の詳細を説明するフローチャー
トである。
【図37】月モード画面の表示例を示す図である。
【図38】図32のステップS307において実行され
る日モード表示制御処理の詳細を説明するフローチャー
トである。
【図39】日モード画面の表示例を示す図である。
【図40】図9のステップS16において実行される分
類化モード処理の詳細を説明するフローチャートであ
る。
【図41】フォルダ選択画面の表示例を示す図である。
【図42】使用履歴作成時における使用履歴分類処理を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話機, 6 サーバ, 15 液晶ディスプ
レイ, 16 操作キー, 19 ジョグダイヤル,
31 主制御部, 32 操作入力制御部,36 液晶
ディスプレイ, 46 非接触ICカード, 61 CP
U, 62 ROM, 63 RAM, 64 EEPROM, 6
5 入出力インタフェース, 70 ループアンテナ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の情報処理装置と通信を行う第1の通
    信手段と、 近傍の通信端末との間で、電子決済のためのデータ通信
    を行う第2の通信手段と、 前記第2の通信手段による前記データ通信により、前記
    電子決済を行う電子決済手段と、 前記第1の通信手段による前記通信により、前記他の情
    報処理装置から前記電子決済手段の管理に関する情報を
    取得する取得手段と、 前記取得手段により取得された前記電子決済手段の管理
    に関する情報に基づいて、前記電子決済手段の使用履歴
    を管理する管理手段と、 前記管理手段により管理された前記電子決済手段の使用
    履歴を表示する表示手段とを備えることを特徴とする携
    帯型情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記電子決済手段の使用履歴は、前記電
    子決済により消費された消費金額、前記電子決済を行っ
    た日時、または前記電子決済により購入した購入物の情
    報を含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記管理手段は、前記電子決済手段の使
    用履歴を使用目的ごと、または使用日時ごとに分類して
    管理することを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記電子決済手段の使用履歴に基づい
    て、前記電子決済を行った合計金額、または、前記電子
    決済可能な残りの金額である残高金額を所定の期間ごと
    に算出する算出手段をさらに備えることを特徴とする請
    求項1に記載の携帯型情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記管理手段は、前記表示手段による前
    記電子決済手段の使用履歴の表示をパスワードにより管
    理し、前記電子決済手段の使用履歴を閲覧できるユーザ
    を限定することを特徴とする請求項1に記載の携帯型情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】 携帯型情報処理装置の情報処理方法にお
    いて、 他の情報処理装置と通信を行う第1の通信ステップと、 近傍の通信端末との間で、電子決済のためのデータ通信
    を行う第2の通信ステップと、 前記第2の通信ステップの処理による前記データ通信に
    より、前記電子決済を行う電子決済ステップと、 前記第1の通信ステップの処理による前記通信により、
    前記他の情報処理装置から前記電子決済ステップの処理
    の管理に関する情報を取得する取得ステップと、 前記取得ステップの処理により取得された前記電子決済
    ステップの処理の管理に関する情報に基づいて、前記電
    子決済ステップの処理の使用履歴を管理する管理ステッ
    プと、 前記管理ステップの処理により管理された前記電子決済
    ステップの処理の使用履歴を表示する表示ステップとを
    含むことを特徴とする情報処理方法。
  7. 【請求項7】 携帯型情報処理装置を制御するコンピュ
    ータのプログラムであって、 他の情報処理装置と通信を行う第1の通信ステップと、 近傍の通信端末との間で、電子決済のためのデータ通信
    を行う第2の通信ステップと、 前記第2の通信ステップの処理による前記データ通信に
    より、前記電子決済を行う電子決済ステップと、 前記第1の通信ステップの処理による前記通信により、
    前記他の情報処理装置から前記電子決済ステップの処理
    の管理に関する情報を取得する取得ステップと、 前記取得ステップの処理により取得された前記電子決済
    ステップの処理の管理に関する情報に基づいて、前記電
    子決済ステップの処理の使用履歴を管理する管理ステッ
    プと、 前記管理ステップの処理により管理された前記電子決済
    ステップの処理の使用履歴を表示する表示ステップと を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な
    プログラムが記録されている記録媒体。
  8. 【請求項8】携帯型情報処理装置を制御するコンピュー
    タに、 他の情報処理装置と通信を行う第1の通信ステップと、 近傍の通信端末との間で、電子決済のためのデータ通信
    を行う第2の通信ステップと、 前記第2の通信ステップの処理による前記データ通信に
    より、前記電子決済を行う電子決済ステップと、 前記第1の通信ステップの処理による前記通信により、
    前記他の情報処理装置から前記電子決済ステップの処理
    の管理に関する情報を取得する取得ステップと、 前記取得ステップの処理により取得された前記電子決済
    ステップの処理の管理に関する情報に基づいて、前記電
    子決済ステップの処理の使用履歴を管理する管理ステッ
    プと、 前記管理ステップの処理により管理された前記電子決済
    ステップの処理の使用履歴を表示する表示ステップとを
    実行させるプログラム。
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