JP2000132564A - 情報処理装置及び方法 - Google Patents

情報処理装置及び方法

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JP2000132564A
JP2000132564A JP10304306A JP30430698A JP2000132564A JP 2000132564 A JP2000132564 A JP 2000132564A JP 10304306 A JP10304306 A JP 10304306A JP 30430698 A JP30430698 A JP 30430698A JP 2000132564 A JP2000132564 A JP 2000132564A
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Japan
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Withdrawn
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JP10304306A
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Inventor
Takashi Sasai
崇司 笹井
Masakazu Hattori
雅一 服部
Hiroshi Tsunoda
弘史 角田
Yasuhiko Kato
靖彦 加藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な文書の中から利用者にとって必要な情
報を容易且つ迅速に抽出して登録可能とし、またその情
報の検索も容易且つ迅速に行えるようにする。 【解決手段】 電子化された文書を利用者に提示するた
めの表示制御部14及び表示部51と、利用者の音声を
入力するためのマイクロフォン3から入力インタフェー
ス部15までと、入力された音声を音声認識すると共
に、文書中の語句或いは関連する語句をその認識結果に
基づいて選択し、当該選択された語句群の内容を解析
し、さらにその解析結果に従って適切な処理を行うCP
U11とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスケジュー
ルや住所録などの個人情報の管理、各種情報の検索など
を行う際に好適な情報処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、スケジュールや住所録などの
個人情報を管理するためのいわゆるPIM(Personal I
nformation Manager)としては、電子手帳やいわゆるP
DA(Personal Digital Assistan)などがあり、ま
た、ソフトウェアで構成されたPIMをパーソナルコン
ピュータで実行させて使用する場合もある。以下の説明
では、これらを個人情報管理装置と総称することにす
る。
【0003】一方で、近年は、利用者間のコミュニケー
ションを図る手段として、電子メールや電子掲示板やW
WW(World Wide Web)などが広く用いられている。上
記個人情報管理装置では、これらの機能を有するものも
多い。
【0004】このような個人情報管理装置では、一般
に、他者とのコミュニケーションをとるための手段と、
個人の情報管理を行うための機能とが区別されている。
したがって例えば、電子メールによって住所が送られて
きたような場合、利用者はその文字列をコピーした後
に、住所録機能を起動し、そこにペーストするなどして
登録を行っていた。また例えば、電子掲示板やWWWな
どに有益な情報が含まれており、それを利用者自身の情
報として保存しておきたいという場合も同様に、必要な
文字列をコピーしたり、その情報が引き出せるように分
類するなどの操作を行っていた。
【0005】このような作業は利用者にとって負担とな
るため、形態素解析や構文解析や意味解析などの手法を
用いて文章を解析し、重要と思われる語句を自動的に抽
出し整理するものが各種提案されている。さらに、特開
平9−269940号公報には、日時等を抽出するため
のルールを定義或いは作成しておき、電子メールの内容
とそのルールとのマッチングにより日時等を抽出する装
置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、様々な文書
のなかで利用者にとって重要なキーワードは、各利用者
によって異なるものである。例えば日時や場所などの定
型的な情報に関しては、自然言語処理やルールによるマ
ッチングなどにより自動的に抽出することができても、
様々な文書中に含まれる重要なキーワードが何であるか
という判断を自動的に行うことは困難である。また、精
度の良いキーワード抽出を行うためには、利用者が予め
適したルールを作成しておかなければならないが、その
ようなルールの作成は非常に困難である。
【0007】さらに、利用者の興味や必要とする情報の
種類は常に一定であるわけではなく、移り変わるもので
ある。したがって、例えば予めルールを作成しておいた
としても後で変更が必要となり、適切なルールへの変更
を怠ると、本来利用者が抽出したいキーワードが抽出で
きないという状況を生じてしまい、その結果として、再
度利用者自身が文書の内容をチェックし直さなければな
らなくなるという問題がある。
【0008】そこで、本発明はこのような状況に鑑みて
なされたものであり、様々な文書の中から利用者にとっ
て必要な情報を容易且つ迅速に抽出して登録可能とし、
またその情報の検索も容易且つ迅速に行えるようにす
る、情報処理装置及び方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、電子化された文書を利用者に提示する表示手段と、
利用者の音声を入力する音声入力手段と、音声入力手段
により入力された音声を音声認識する認識手段と、文書
中の語句或いは関連する語句を認識手段の認識結果に基
づいて選択する語句選択手段と、選択された語句群の内
容を解析する解析手段と、解析の結果に基づいた処理
(例えば、語句の分類、整理や文書の分類、整理、情報
検索など)を行う処理手段とを有することにより、上述
した課題を解決する。
【0010】また、本発明の情報処理装置及び方法は、
電子化された文書を表示することで利用者に提示し、利
用者からの音声を取り込み、表示されている語句に基づ
いて音声認識に必要な情報(例えば辞書や文法などの情
報)を動的に生成し、生成した音声認識に必要な情報を
用いて利用者から入力された音声の音声認識を行うこと
により、上述した課題を解決する。
【0011】すなわち、本発明では、利用者が電子化さ
れた文書に含まれる語句に基づいて必要な情報を簡潔に
指定或いは入力することが可能である手段を提供するこ
とを特徴としており、文書からの情報抽出を利用者が迅
速に行うことを可能にする。
【0012】また、本発明では、利用者は文書を読み進
める際に、利用者に提示されている文書に基づく語句を
音声により入力することによって、文書を読むという作
業を中断することなく、迅速且つ簡便に必要な情報を抽
出することを可能とする。
【0013】さらに、本発明では、語句の抽出に用いる
音声入力において、利用者に提示されている文書に従っ
て動的に生成した認識辞書に基づいた音声認識を行うた
め、精度良く音声認識することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0015】図1には、本発明の情報処理装置及び方法
の一実施の形態として、例えば本発明を携帯型の個人情
報管理装置に適用した場合の情報処理装置の概略的な外
観を示す。
【0016】図1に示す情報処理装置の本体1には、音
声を出力するためのスピーカ2が設けられており、さら
に、音声を入力するためのマイクロフォン3が設けられ
ている。
【0017】トークスイッチ4は、マイクロフォン3を
介して音声を入力するときに操作するボタンであり、こ
のトークスイッチ4が利用者により操作されたときにマ
イクロフォン3からの音声入力が可能になっている。
【0018】この情報処理装置の本体1には、プログラ
ムのGUI(Graphical User Interface)を表示するた
めの表示部51が設けられている。表示部51は、電子
化された文書を表示したり、操作を視覚的に行えるよう
なアイコンを表示したりするのに用いられる。この表示
部51の表面上には、利用者がいわゆるタッチペン6又
は指などを用いて接触することにより、指示された位置
に対応する信号を出力する、いわゆるタッチパネル(タ
ッチタブレット)52が配置されている。
【0019】このタッチパネル52は、ガラス又は樹脂
等の透明な材料により構成されており、利用者は表示部
51に表示されている画像を当該タッチパネル52を介
して見ることができる。また、利用者はタッチペン6を
用いてタッチパネル52に所定の文字を入力したり、表
示部51に表示されている所定のオブジェクト(アイコ
ン)を選択、さらに当該選択されたオブジェクトに対応
する処理の実行などを指示することができる。
【0020】さらに、当該情報処理装置は、外部ネット
ワークとの通信を行うためのアンテナ7が設けられてお
り、電話回線網などを介していわゆるインターネットな
どへのネットワーク接続が可能になされている。
【0021】図2には、図1の情報処理装置の内部の電
気的な構成例を示す。
【0022】この図2において、内部バス10は、CP
U11、ROM12、RAM13、表示制御部14、入
力インタフェース部15、音声合成部18、ネットワー
クインタフェース部19等を相互に接続しており、各部
は、この内部バス10を介してデータの授受を行うこと
が可能となっている。
【0023】CPU11は、ROM12又はRAM13
に記憶されているプログラム又は各種のデータに従っ
て、各種の処理を実行する。
【0024】表示制御部14は、CPU11より供給さ
れた情報に対応して、表示部51に表示するための画像
データを生成し、表示部51に表示させる。
【0025】入力検出部16は、タッチパネル52、ト
ークスイッチ4の入力を検出し、対応する操作信号を入
力インタフェース部15に出力する。
【0026】A/D変換部17は、マイクロフォン3よ
り入力された音声信号を、アナログ信号からディジタル
信号に変換し、入力インタフェース部15に出力する。
【0027】入力インタフェース部15は、A/D変換
部17より供給された音声信号又は入力検出部16より
供給された操作信号を受け付け、CPU11に出力する
ようになされている。マイクロフォン3、A/D変換部
17、及び入力インタフェース部15を介して音声信号
が入力されると、CPU11は、ROM12又はRAM
13に記憶されている音声学習データや辞書情報を参照
して、音声認識処理を実行する。
【0028】音声合成部18は、CPU11より供給さ
れる音声合成に必要なパラメータやテキストデータに基
づいて合成音声を生成し、スピーカ2を介して出力す
る。また、音声合成部18及びスピーカ2は、マイクロ
フォン3を介して入力され、RAM13に録音された音
声を再生する場合にも用いられる。
【0029】ネットワークインタフェース部19は、ア
ンテナ7及び電話回線網などを介して外部とのネットワ
ーク接続を確立し、データの送受信を行うようにする機
能を備えている。例えば、CPU11より供給されるデ
ータをアンテナ7を介して外部に送信し、また、アンテ
ナ7によって受信した外部からのデータを受け付け、C
PU11に出力する。
【0030】次に、図3には、CPU11が実行する処
理の機能的な構成例を機能ブロックとして表す。
【0031】ここで、本実施の形態の情報処理装置は、
その主目的を個人の情報管理とし、個人のスケジュール
や住所録などの管理機能を備えており、さらにネットワ
ークを介して例えば電子メールを送受信できる機能を備
えているものとする。
【0032】この図3において、インタフェース部30
は、利用者と装置間における情報の伝達を行うためのイ
ンタフェースを構成しており、利用者が入力した情報の
うち、音声の入力又は文字の入力に対しては、それぞれ
音声認識処理または文字認識処理を行い、対応するテキ
ストデータを作成し、それらを語句解析部32に出力す
る。また、表示部51における利用者の操作及び表示部
51において表示されているオブジェクト(アイコン)
や文書テキストに関する情報も管理する。表示部51に
表示されている文書テキストに関する情報は、必要に応
じて認識辞書生成部31に送られる。さらに、認識処理
においては、認識辞書生成部31より供給される辞書や
文法を用いた認識が行われる。供給された辞書や文法
は、必要に応じてRAM13上に保持される。また、利
用者が表示部51上に表示されているテキストに含まれ
る語句をタッチペン6によって選択した場合、それらを
語句解析部32に出力することも行う。
【0033】認識辞書生成部31は、インタフェース部
30より供給される利用者に提示している文書情報に基
づいて、音声認識や文字認識などの認識処理で用いる辞
書や文法を生成する。例えば、現在利用者に提示してい
る文書に含まれる語句のみを受理するような辞書や文法
を生成する。或いは、文書に含まれる語句だけでなく、
シソーラス情報などを用いて関連する語句にまで拡大し
ても良い。さらに、文書全体を対象とするのではなく、
表示部51において利用者から可視な部分のみを対象と
するようにしても良い。ここで生成した辞書などの情報
は、インタフェース部30へ出力される。
【0034】語句解析部32は、インタフェース部30
より供給された一つ或いは複数の語句に対して、語句の
パターンマッチング、文章の構文解析或いは意味解析な
どの自然言語処理を行うことによって、その語句がどの
ような内容を持つものであるかを解析する。また必要に
応じて、適切なデータ構造への変換を行う。この語句解
析部32により解析、生成されたデータは、情報管理部
33へ出力される。
【0035】情報管理部33は、語句解析部32より供
給されたデータをそのデータタイプに従って所定の処
理、データ登録や修正などの処理を個人情報記憶部34
に対して行うと共に、個人情報記憶部34に記憶されて
いる利用者に提示すべき情報をインタフェース部30に
出力する。
【0036】個人情報記憶部34は、RAM13上に構
成されているデータベースであり、ここにはスケジュー
ルや住所録などの個人情報が記憶される。
【0037】次に、他者から送信された電子メールの内
容からスケジュール情報を抽出する処理を例として挙
げ、図3に示した構成で行われる処理の流れを説明す
る。
【0038】図4は、本発明実施の形態装置がネットワ
ークを介して受信した電子メールを表示部51に表示し
た場合の一画面例を示している。この図4に示す画面の
右側にはスクロールバー54が表示されており、一画面
で表示できない部分をこのスクロールバー54を操作す
ることで表示させることができるようになされている。
【0039】図5には、例えば電子メールの文書から利
用者が必要とする情報を選択し、自らの個人情報に登録
する、という本実施の形態の情報処理装置の処理動作の
流れを示す。なお、ここでは文書として電子メールを用
いて説明を行うが、他の文書、例えば電子掲示板やWW
Wのページ、普通のテキストファイルなどでも同様に扱
うことができる。
【0040】図4及び図5を参照して、本発明実施の形
態の情報処理装置の処理動作の流れを説明する。
【0041】図5のステップS50において、利用者は
先ず表示部51に表示されている文書中に含まれている
情報のうち保持しておきたいという語句を選択或いは入
力する。この選択手法としては、タッチパネル52及び
タッチペン6を用いて、画面上で当該語句を選択するよ
うな手法が考えられる。例えば、図4において、利用者
は「1月5日に同窓会がある」という事象をスケジュー
ル情報として保持しておきたいと考えた場合、表示部5
1上の「1月5日」及び「同窓会」という語句をタッチ
ペン6を用いて選択する。当該選択された部分は、例え
ば白黒反転するなどして利用者から判別できるようにす
る。また、当該選択された語句は、RAM13上におい
て保持される。
【0042】さらに、本発明実施の形態においては、語
句の選択を音声入力インタフェースを用いて行うことが
できるようになされている。すなわち、利用者により、
図1のトークスイッチ4が操作され、マイクロフォン3
を介して音声の入力が開始されると、インタフェース部
30は、当該入力された音声の音声認識を行う。この場
合のステップS50における詳細な処理の流れを図6に
示す。
【0043】図6のステップS60において、インタフ
ェース部30は、先ず文書情報が更新されているかどう
かを調べる。ここで、文書情報とは、表示部51におい
て表示されている文書に関する情報であり、文書情報の
更新は表示されている文書の変更やその文書の表示領域
の変更などを意味するものである。当該ステップS60
において、文書情報の更新がなければ、認識のための辞
書或いは文法には以前に生成されてRAM13上に保持
されているものを用い、認識処理が実行される。一方、
文書情報の更新があれば、ステップS61に進む。
【0044】ステップS61において、インタフェース
部30は、文書情報を認識辞書生成部31に出力する。
認識辞書生成部31は、インタフェース部30より供給
された文書情報に基づいて、認識に必要となる辞書或い
は文法を生成する。例えば図4のメールの文書の場合
は、「ささい」「元気」「突然」「1月」「5日」「同
窓会」「10人」「予定」などの語や、「1月5日」
「集まる予定」などの句や、「お久しぶりです」「元気
ですか」などの文を受理するような辞書或いは文法を生
成する。さらに、文書に含まれている語句に関連する言
い換え可能な語句も辞書或いは文法に含めるようになさ
れている。例えば「同窓会」に関連する語句として「集
まり」「飲み会」などの語句、或いは「1月5日」の言
い換えとして「今度の5日」や「来週の火曜日」などの
語句も認識できるように辞書或いは文法に含める。な
お、利用者の好みや設定に応じて、文書全体を対象とし
たり、文書のうち表示部51に表示されている範囲のみ
を対象とするなど、辞書或いは文法を生成する対象を変
更可能である。認識辞書生成部31は、文書情報に基づ
いて生成した辞書或いは文法をインタフェース部30に
出力し、インタフェース部30はそれをRAM13上に
保持させる。
【0045】ステップS62において、インタフェース
部30は、RAM13上に保持された辞書或いは文法を
用いて認識処理を行う。認識結果は利用者からの入力語
句としてRAM13上において保持される。
【0046】以上のような利用者による語句の選択或い
は入力が成された後、図5のステップS51へ進む。
【0047】ステップS51において、インタフェース
部30は、利用者からの語句の入力が終了したのか続行
しているのかを判断する。入力が終了していればステッ
プS50に戻り、引き続き利用者による語句の入力がな
される。入力が終了していれば、ステップS52へ進
む。
【0048】ステップS52において、インタフェース
部30は、RAM13上に保持している利用者からの入
力語句を語句解析部32に出力する。語句解析部32
は、インタフェース部30より送られた語句に基づい
て、その種別を判別し、個人情報記憶部34のどこに格
納すべきであるかを判断する。その判断の手法として
は、例えば、キーワードとなる語句に対してどのような
属性を有するかを表した辞書と語句の持つ属性の組み合
わせによってその種別を判別するルールをROM12或
いはRAM13に保持しておき、当該ルールに基づいて
判断を行うような手法を用いる。このルールにより、例
えば利用者からの入力語句として「1月5日」及び「同
窓会」の2つが入力された場合、語句解析部32は前記
辞書を参照することにより「1月5日」が日付であり、
「同窓会」は出来事であると判断することができる。さ
らに、語句解析部32は、前記ルールを参照することに
より、日付の属性を持つ語句と出来事の属性を持つ語句
が含まれていることから、利用者の入力はスケジュール
として管理すべきであると判断することができる。語句
解析部32は、さらに情報を格納できるように、データ
の変換を行った後、それを情報管理部33へ出力する。
【0049】ステップS53において、情報管理部33
は、語句解析部32より供給されたデータを個人情報記
憶部34に格納する。例えば、スケジュール情報として
(1月5日、同窓会)というデータが与えられると、当
該データをスケジュールを表す情報として個人情報記憶
部34に格納する。これによって、電子メールに含まれ
る情報を簡単に個人情報として個人情報記憶部34へ格
納することができる。
【0050】以上の実施の形態では、文書中に含まれて
いる情報を利用者が自ら個人情報記憶部34に登録する
という処理について述べたが、もちろん、他の処理に対
しても適用することができる。
【0051】例えば、利用者が選択或いは入力した語句
に関連する情報を、情報処理装置内の他の文書や個人情
報記憶部34に格納されている情報から検索したり、ネ
ットワークを介してWWWや文書データベースなどに含
まれている文書を検索するような情報検索を行うような
ことも可能である。
【0052】また、利用者が文書中で選択或いは入力し
た語句をその文書を代表するようなキーワードであると
し、そのキーワードに基づいて文書を分類、整理する処
理を行っても良い。例えば、電子メールの文書を扱うア
プリケーションにおいては、送信者の名前を選択するこ
とによってその名前に関連するものを集めたフォルダに
分類するようにしたり、電子メール文書中の「新製品」
という語句を選択することによって新製品に関連するも
のを集めたフォルダに分類するようにする。
【0053】以上の実施の形態においては、本発明を図
1に示したような携帯型の個人情報管理装置に適用した
例を挙げたが、もちろん、本発明は他の情報処理装置に
対しても適用することができる。
【0054】さらには、本発明の処理を実行するコンピ
ュータプログラムを格納した媒体として提供してもよ
い。提供媒体としては、磁気ディスク、CD−ROM、
固体メモリなどの記録媒体の他、ネットワーク、衛星な
どの通信媒体を利用することもできる。
【0055】以上のように、本発明実施の形態の情報処
理装置によれば、電子化された文書中から利用者が音声
入力によって必要な情報を選び出し、その選ばれた語句
を解析し、その解析結果に従って所定の処理を実行する
ようにしたことにより、例えば、利用者の情報を管理す
る個人情報管理装置において、容易に且つ迅速に情報の
登録や検索を行うことが可能となっている。
【0056】この際、語句の選択、抽出の方法として音
声入力を用いることにより、文書を読み進めるという利
用者の作業を中断させることなく、自然に迅速に語句の
選択、抽出という行為を平行して行うことが可能であ
る。
【0057】また、音声認識において、その認識対象を
現在表示している文書に含まれる語句に応じて動的に生
成するようにしたので、利用者が認識可能、つまり入力
可能な語句の範囲を利用者に判り易くするとともに、高
い精度で認識を行うことが可能である。
【0058】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
おいては、利用者が文書中に含まれる語句を音声入力に
よって選択、或いは、文書中に含まれる語句に基づいて
生成した認識辞書及び文法を用いた音声認識により語句
を入力し、その語句の内容を解析することによって適切
な処理を行うことができるようにしたことにより、様々
な文書の中から利用者にとって必要な情報を容易且つ迅
速に抽出して登録可能となり、またその情報の検索も容
易且つ迅速に行える。すなわち本発明によれば、文書か
らのキーワード抽出を自動化するのではなく、利用者が
文書を読み進める際に重要な語句を選択、抽出するとい
う作業を迅速且つ簡便に行うことが可能となっている。
【0059】また、本発明においては、語句の選択、抽
出の方法に音声入力を用いているため、文書を読み進め
るという利用者の作業を中断させることなく、自然に迅
速に語句の選択、抽出という行為を平行して行うことが
可能である。
【0060】さらに、本発明においては、音声認識の際
に、認識対象を現在表示している文書に含まれる語句に
応じて動的に生成するようにしているため、利用者が認
識可能、すなわち入力可能な語句の範囲を利用者に判り
易くでき、高い精度で認識を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態の情報処理装置の概略的な外
観図である。
【図2】方法実施の形態の情報処理装置の内部構成を示
す機能ブロック図である。
【図3】CPUの内部動作を表す機能ブロック図であ
る。
【図4】表示部の表示画面例を示す図である。
【図5】個人情報管理装置の処理動作を説明するための
フローチャートである。
【図6】語句の入力として音声入力を用いた場合の詳細
な処理動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報処理装置本体、 2 スピーカ、 3 マイク
ロフォン、 4 トークスイッチ、 51 表示部、
52 タッチパネル、 6 タッチペン、 7アンテ
ナ、 10 内部バス、 11 CPU、 12 RO
M、 13 RAM、 14 表示制御部、 15 入
力インタフェース部、 16 入力検出部、 17 A
/D変換部、 18 音声合成部、19 ネットワーク
インタフェース部、 30 インタフェース部、 31
認識辞書生成部、 32 語句解析部、 33 情報
管理部、 34 個人情報記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/403 330C (72)発明者 角田 弘史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 加藤 靖彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B019 DA08 DA10 EB07 GA03 HA06 HE19 HE20 KA04 5B075 NK32 NK39 UU06 UU08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子化された文書を利用者に提示する表
    示手段と、 利用者の音声を入力する音声入力手段と、 上記音声入力手段により入力された音声を音声認識する
    認識手段と、 上記文書中の語句或いは関連する語句を、上記認識手段
    の認識結果に基づいて選択する語句選択手段と、 上記選択された語句群の内容を解析する解析手段と、 上記解析の結果に基づいた処理を行う処理手段とを有す
    ることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記処理手段は、上記選択された語句を
    分類、整理することを特徴とする請求項1記載の情報処
    理装置。
  3. 【請求項3】 上記処理手段は、上記選択された語句に
    基づいて文書を分類、整理することを特徴とする請求項
    1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記処理手段は、上記選択された語句の
    意味する情報を整理し、保存することを特徴とする請求
    項1記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記処理手段は、上記選択された語句に
    関連する情報を検索し、利用者に提示することを特徴と
    する請求項1記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 電子化された文書を利用者に提示する表
    示手段と、 利用者の音声を入力する音声入力手段と、 上記表示手段に表示されている語句に基づいて音声認識
    に必要な情報を動的に生成する認識情報生成手段と、 上記認識情報生成手段にて生成した上記音声認識に必要
    な情報を用いて、上記音声入力手段により利用者から入
    力された音声の音声認識を行う認識手段とを有すること
    を特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 上記認識情報生成手段は、上記表示手段
    によって利用者から可視な語句を認識対象語句とするこ
    とを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 上記認識情報生成手段は、上記表示手段
    によって表示されている文書に含まれる語句に意味的に
    関連するものを認識対象語句とすることを特徴とする請
    求項6記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 電子化された文書を表示することで利用
    者に提示し、 利用者からの音声を取り込み、 上記表示されている語句に基づいて音声認識に必要な情
    報を動的に生成し、 上記生成した上記音声認識に必要な情報を用いて、上記
    利用者から入力された音声の音声認識を行うことを特徴
    とする情報処理方法。
  10. 【請求項10】 上記認識情報の生成の際には、上記表
    示によって利用者から可視な語句を認識対象語句とする
    ことを特徴とする請求項9記載の情報処理方法。
  11. 【請求項11】 上記認識情報の生成の際には、上記表
    示されている文書に含まれる語句に意味的に関連するも
    のを認識対象語句とすることを特徴とする請求項9記載
    の情報処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003085466A (ja) * 2001-09-06 2003-03-20 Sony Corp 携帯型情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム

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