JP2000285112A - 予測入力装置及び予測入力方法並びに記録媒体 - Google Patents

予測入力装置及び予測入力方法並びに記録媒体

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JP2000285112A
JP2000285112A JP11091235A JP9123599A JP2000285112A JP 2000285112 A JP2000285112 A JP 2000285112A JP 11091235 A JP11091235 A JP 11091235A JP 9123599 A JP9123599 A JP 9123599A JP 2000285112 A JP2000285112 A JP 2000285112A
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JP11091235A
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Morihiro Sakamoto
盛浩 坂元
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字入力装置を用いて文章を入力するに際
し、ユーザが入力しようとする文字列を予測する精度を
向上させる予測入力装置を提供すること 【解決手段】 音声入力部12を介して入力された発言
者の音声情報が、音声認識部13でテキスト情報に変換
され、予測データ作成部14でそのテキスト情報から名
詞が「読み」とともに抽出され、話題予測データが生成
される。作成文書で使用された確定文字列は、文字情報
入力部11を介して予測データ作成部に与えられ、確定
文字列と読みからなる履歴予測データが生成せされる。
入力中の文字列(読み)が、予測処理部15に与えら
れ、上記各予測データ並びに基本予測データに対して前
方一致検索を行い、該当する文字列を予測候補に決定
し、予測表示部17を介して表示部に表示する。そし
て、予測選択部16で選択された予測候補を予測候補出
力部18が作成文書に追加すべく出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予測入力装置及び
予測入力方法並びに記録媒体に関するもので、より具体
的には、文字入力装置において入力しようとする文字列
を予測する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の文字入力装置は、ある文字列を入
力しようとした場合、その文字列を構成する読み(か
な)を入力し、仮名漢字変換を行うことにより目的とす
る文字列を入力確定するようになっている。そして、最
近では係る文字入力処理の支援装置(アプリケーショ
ン)として、ユーザが文字列の入力を行っている途中の
段階で、最終的にユーザが必要とする文字列を予測し、
その候補を表示する予測入力装置がある。これにより、
その表示された候補が入力しようとした文字列の場合、
ユーザは全ての文字(かな)を入力する必要がなくなる
ので、入力作業が簡単となり、短時間で入力作業が完了
することができるというメリットがある。
【0003】そして、従来の予測入力装置は、ユーザが
これまで入力した文字列の履歴データやあらかじめ用意
された初期データに含まれる文字列情報,頻度情報,入
力日時などを利用して、ユーザが入力しようとしている
文字列の予測を行うようにしていた。そして、予測した
結果をディスプレイ上に表示し、ユーザがそれを選択す
ることで効率よく所望の文字列を入力することが可能に
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の予測入力装置では、以下に示す問題があった。
すなわち、上記の情報だけでは、ユーザが入力しようと
している文字列の分野や対象の絞り込みに限界があり、
そのため予測精度が悪く,入力効率があまり上がらない
という問題点があった。すなわち、文字入力装置(予測
入力装置)を使用して作成する文章が同一分野のものと
は限らず、通常は手紙、報告書、各種の資料作り、議事
録、一般文書等の書類の種類が異なっていたり、政治・
経済・電子・機械……というように、内容自体の種類が
異なることが多々ある。
【0005】したがって、例えば直前に使用した文字列
であっても、直前に使用した文字列が異なる分野・種類
の文章の時であると、予測結果が間違ってしまう。ま
た、頻度情報も、分野・種類が異なるとその頻度結果も
異なることが多々あり、予測するための情報として不正
確なことがある。
【0006】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、文字入力装置を用いて文章を作成・入力するに際
し、ユーザが入力しようとする文字列を予測するととも
に、その予測した予測候補を出力表示し、選択された予
測候補を作成文書中に挿入等するような入力支援システ
ムにおいて、その入力予測の精度を向上させ、より効率
の良い入力を実現することができる予測入力装置及び予
測入力方法並びに記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る予測入力方法では、コンピュータ
が実行する処理方法であって、入力中の文字列を取得す
るステップ、作成文章(かな漢字変換システムやエディ
タを用いて、ユーザが入力しようとしている文章)に関
連するテキスト情報を取得するステップ、前記テキスト
情報から話題予測データを作成するステップ、前記話題
予測データと前記入力中の文字列に基づき、入力しよう
とする文字列を予測するステップ、その予測する処理に
より抽出された予測候補を出力表示するステップ、前記
出力表示した予測候補の中で選択された予測候補の文字
列を、前記入力する作成文章に追加するために出力する
ステップを実行するようにした(請求項8)。
【0008】また、係る方法を実施するための予測入力
装置では、入力中の文字情報を取得する文字情報入力手
段(実施の形態では、「文字情報入力部11」に対応)
と、作成文章に関連するテキスト情報を取得する取得手
段と、前記取得手段で取得した前記テキスト情報から話
題予測データを作成する予測データ作成手段(実施の形
態では、「予測データ作成部14」に対応)と、前記話
題予測データと前記入力中の文字情報(実施の形態で
は、「入力中文字列(読み)」に対応)に基づき、入力
しようとする文字列を予測する予測処理手段(実施の形
態では、「予測処理部15」に対応)と、前記予測手段
で予測した予測候補を表示装置に向けて出力する手段
(実施の形態では、「予測表示部17」に対応)と、前
記出力した予測候補の中で選択された予測候補の文字列
を、前記作成文章に追加すべく出力する手段(実施の形
態では、「予測候補出力部18」に対応)とを備えて構
成した(請求項6)。
【0009】さらに、本発明に係る記憶媒体では、入力
中の文字列を取得する処理、作成文章に関連するテキス
ト情報を取得する処理、前記テキスト情報から話題予測
データを作成する処理、前記話題予測データと前記入力
中の文字列に基づき、入力しようとする文字列を予測す
る処理、その予測する処理により抽出された予測候補を
出力表示する処理、前記出力表示した予測候補の中で選
択された予測候補の文字列を、前記入力する作成文章に
追加するために出力する処理をコンピュータに実行させ
る命令を含むプログラムを格納するようにした(請求項
1)。
【0010】本発明では、作成文章におけるそれまで使
用した単語・文字列等ではなく、作成文章に関連する他
のテキスト情報から話題予測データを生成し、その話題
予測データに基づいて入力中の文字列(途中の場合も含
む)から、最終的にユーザが入力しようとする文字列を
予測し、それを予測候補として出力表示する。そして、
ユーザは予測候補中に該当する文字列がある場合には、
それを選択することにより、当該選択された予測候補を
構成する文字列が作成文章内の所定位置に挿入される。
つまり、ユーザは最後まで文字列を入力することなく所
望の文字列を得ることができる。
【0011】そして、予測候補は、少なくとも作成文章
に関連するテキスト情報を用いて決定しているので、そ
の作成文章中に一度も使用しなかった文字列であっても
予測候補として表示することが可能となる。また、関連
するテキスト情報であるので、予測候補が選択される正
当率も高くなる。
【0012】また、請求項6に規定する前記取得手段
は、例えばそのまま話題予測データを抽出できるテキス
ト情報(実施の形態では「受信メールや、その他の関連
するテキスト情報」に対応)を直接取得する手段(受信
メール文章入力部20)とすることができる。また、マ
ルチメディア情報を取得する手段(実施の形態では、
「音声入力部12,画像取得部12′,英文入力部21
等」に対応する)と、取得したマルチメディア情報に基
づいてテキスト情報を生成する手段(「音声認識部1
3,画像認識部13′,翻訳部22等」に対応する)と
を備えて構成してもよい(請求項7)。
【0013】また、記録媒体では、請求項1に規定する
前記テキスト情報を取得する処理は、テキスト情報をそ
のまま取得するのでもよいし、テキスト以外のマルチメ
ディア情報を取得し、その取得したマルチメディア情報
に対して認識処理をしてテキスト情報を生成する処理と
してもよい(請求項2)。
【0014】また、入力されたのがテキスト情報の場
合、そのテキスト情報から直接話題予測データを生成で
きるもののみならず、例えば言語の相違などにより、直
接生成できない場合には、第1の言語のテキスト情報を
第2の言語のテキスト情報に変換する処理を含むように
するとよい(請求項3)。
【0015】すなわち、例えば音声や画像などのテキス
ト情報以外のマルチメディア情報の場合には、それから
作成文章で使用する文字列(予測候補)のための話題予
測データを生成することは困難である。また、仮にテキ
スト情報であってもそれが作成文章と異なる言語の場合
には、そのテキスト情報から作成文章で使用する文字列
を直接生成することは困難である。
【0016】そこで、マルチメディア情報に基づいてテ
キスト情報を生成する機能・処理や、翻訳等の言語変換
機能・処理を付加することにより、話題予測データを生
成することができる。しかも、テキスト情報に変換する
ことにより、最初から当該テキスト情報(作成文書と同
一言語)を取得した場合と同一のアルゴリズムで話題予
測データを生成することができる。
【0017】また、前記予測する処理は、前記作成文章
ですでに確定された文字列に基づく履歴予測データも加
味して行うようにするとよい(請求項4)。すなわち、
関連するテキスト情報を用いることにより精度よく予測
できるのは上記したとおりであるが、やはり過去に使用
した文字列は、再度使用される可能性が高い。したがっ
て、話題予測データとともに履歴予測データも加味して
予測候補を求めることによって、より漏れがなく予測候
補を抽出することができる。
【0018】なお、実施の形態では、まず話題予測デー
タに基づいて予測候補の抽出処理をし、次に履歴予測デ
ータについて予測候補の抽出処理をするようにし、優先
度も常に話題予測データの方が高くなるようにしたが、
本発明はこれに限ることはなく、両データを一緒に処理
するようにしてもよい。また、優先度も両データを均等
或いは適宜重み付けをして扱うようにしてもよい。
【0019】また、前記予測する処理は、あらかじめ用
意した基本予測データも加味して行うようにしてもよい
(請求項6)。このように基本予測データを加味するこ
とにより、過去にユーザが使用しなかった(使用頻度が
少ない)文字列であっても、基本予測データに基づいて
予測候補を抽出することが可能となる。この基本予測デ
ータの取り扱いも、上記した請求項5と同様に、その他
の予測データと同時に使用することもできる。さらに、
話題予測データと基本予測データの組み合わせというよ
うに、履歴予測データを用いないようにしてもよい。
【0020】但し、例えば優先度の高い予測候補が、目
的とする文字列となる正当率を考えると、この基本予測
データの優先度は低く設定するのがよい。つまり、基本
予測データは、予測候補がなかったり、漏れたりするこ
とを抑止するような機能を有する。
【0021】さらに、本発明によれば、ユーザが画像や
音声やテキストなどのマルチメディア情報に関する文章
(文字列)を入力するような場面において、そのマルチ
メディア情報(テキスト情報、画像情報(静止画、動
画)音声情報)を自動、もしくは、ユーザの指定で取得
するとともに、そのマルチメディア情報を予測に利用で
きる形に変換して予測を行うことによって、入力予測の
精度を向上させることができ、より効率の良い入力を実
現することが可能になる。 *用語の定義 「話題予測データ」は、テキスト情報に基づいて生成さ
れる予測データであり、そのテキスト情報を構成するテ
キストデータそのものや、それに関連するデータなどが
ある。
【0022】「履歴予測データ」は、過去の使用、つま
り、作成文書中で使用された文字列に基づいて生成され
る予測データである。
【0023】「基本予測データ」は、作成文書や、それ
に関連するテキスト情報とは関係なくあらかじめ用意さ
れた予測データ或いはそれまでの使用実績に基づく予測
データである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る予測入力装置
の好適な実施の形態を添付図面を参照にして詳述する。
図1は、本発明の第1の実施の形態のシステム全体の概
略構成を示しており、図2はそのシステムに用いられる
予測入力装置の一例を示している。そして、本実施の形
態は、マルチメディア情報として音声情報を利用した予
測入力装置である。つまり、入力された音声を音声認識
し、その結果を利用して入力予測の候補を提示すること
で、効率の良い文章作成を可能にしている。
【0025】すなわち、発言者Aの発言内容を書記(操
作者)Bが記録して議事録を作成することを想定する。
係る場合、発言者Aはマイク1を持って発言するので、
発言内容はマイク1で取得し、音声認識することにより
テキスト情報に変換する。なお、図1に示す例では、発
言者Aが発言する音声をマイク1からリアルタイムで取
得するようにしたが、本発明はこれに限ることはなく、
あらかじめ録音された音声を入力してもよい。
【0026】一方、操作者Bは、パソコン等により構成
される予測入力装置2のキーボード3等の入力機器を用
いて発言内容(要約の場合もある)をデータ入力する。
キーボード3から入力された文字は、パソコン2に内蔵
(インストール)されたかな漢字変換システムの変換行
に入力され、ディスプレイ4に表示される。そして、本
発明に係る予測入力装置2は、上記のかな漢字変換シス
テムから変換行の文字列情報を取得し、変換行の内容を
特定の文字列に置き換えた上で変換行を確定できるよう
になっている。そして、係る特定の文字列を決定するに
際し、関連するマルチメディア情報である上記音声情報
を加味するようになっている。係る処理を実現するため
の内部構造は、図2に示すようになっている。
【0027】すなわち、図2に示すように、キーボード
3から入力された文字情報を取得する文字情報入力部1
1と、マイク1から入力された音声情報を取得する音声
入力部12を有している。
【0028】文字情報入力部11は、かな漢字変換シス
テムから、変換行の内容に変化があった場合に、その変
換行が入力中文字列として入力される。また、変換行が
確定された場合に、確定された変換行が確定文字列とし
てその読み文字列とともに入力されるようになってい
る。なお、かな漢字変換システムを使わない場合もある
ので、エディタなどから直接入力中文字列と確定文字列
を得る機能も持っている。
【0029】そして、スペースやカンマやピリオドや括
弧など区切り文字で区切られたものを1つの文字列と考
え、現在の入力が区切り文字でない場合は、現在の入力
から直前の区切り文字までを入力中文字列と認識する。
さらに、現在の入力が区切り文字の場合は、現在の入力
の1つ前から直前の区切り文字までを確定文字列と認識
するようになっている。
【0030】また、文字情報を入力する場合、操作者B
の処理としては、「かな」つまり「読み」を入力し、そ
の後変換処理して所望の漢字等に変換する。したがっ
て、「読み」とその変換後の「確定文字列」とを関連付
けて取得する。なお、確定文字列の読み情報をエディタ
から直接得られない場合は、漢字かな変換処理を利用し
て作成する。
【0031】音声入力部12は、マイク1などの外部か
ら与えられる音声情報(音声に基づく信号)を取得し、
次段の音声認識部13に与えるようになっている。音声
認識部13では、各種の認識処理を実行し、音声情報を
テキスト情報へ変換するものである。そして、この音声
認識部13では、外部(マイク1またはAV機器など)
から音声が入力されるたびに音声認識処理がされテキス
ト情報へ変換するようになっている。なお、この認識処
理自体は公知の各種のものを用いることができるので、
その具体的なアルゴリズムの詳細な説明を省略する。
【0032】そして、文字情報入力部11と音声認識部
13の出力が予測データ作成部14に与えられる。つま
り、この音声認識して得られたテキスト情報(発言者A
が発言した内容)と、操作者Bが入力した文字列(確定
文字列+読み文字列)がともに与えられることになる。
【0033】予測データ作成部14は、テキスト情報を
形態素解析して名詞を抽出し、話題予測データを作成す
る機能と、確定文字列とその読み文字列とから、履歴予
測データを作成する機能を有する。ここでまず各予測デ
ータについて説明すると、この予測データは、操作者が
必要とする文字を予測するために使用するデータで、
「読み」と「漢字」と「優先度」を関連付けたテーブル
から構成される。そして、優先度は、値が小さい方が優
先度が高いものとしている。さらに、予測データには、
「基本予測データ」,「履歴予測データ」,「話題予測
データ」の3種類がある。
【0034】「基本予測データ」は、基本的な名詞から
なる辞書であり、優先度は、一般的に使用される頻度を
表す。つまり、かな漢字変換システムに用いられる辞書
(学習辞書)等であり、頻度が高いものほど優先度の値
は小さくなる。一例を示すと、図3のようになってい
る。そして、係る基本予測データは、基本予測データ記
憶部19aに格納されている。なお、ここに記憶される
データは、あらかじめ初期設定として登録したまま、つ
まり、かな漢字変換システムにおける辞書の初期値等と
等価のものでもよいし、かな漢字変換システムにおける
辞書の学習のように使用に伴い優先順位が変わるように
してもよい。
【0035】「履歴予測データ」は、これまでに利用者
が入力した名詞からなる辞書であり、優先度は、入力し
た時期が現在時間に近い方を高くしている。一例を示す
と図4のようになっている。そして、ある時期における
履歴予測データの内容が図4に示すようになっていると
し、その次に「履歴」という確定文字列(読みは「りれ
き」)が入力された場合には、図5に示すように「りれ
き、履歴」が履歴予測データの先頭に追加されて優先度
は1となり、それまで登録された各データの優先度は1
ずつ加算された新たな履歴予測データが作成・更新され
る。そして、係る履歴予測データは、履歴予測データ記
憶部19bに格納されている。
【0036】「話題予測データ」は、入力された音声の
音声認識された結果(テキスト情報)を形態素解析して
名詞を抽出したものである。これも、優先度は、入力さ
れた時間が現在時間に近い方が高くなるようにしてい
る。つまり、順次名詞が抽出される都度先頭に追加する
ようにしている。そして一例を示すと図6のようにな
る。
【0037】したがって、上記した予測データ作成部1
4における話題予測データを作成する機能は、音声認識
部13から与えられるテキスト情報に対して形態素解析
処理を行い、名詞と読みを取得する。そして、名詞が抽
出される都度、その名詞を話題予測データの先頭に格納
して話題予測データを作成するようになっている。な
お、本形態では、話題予測データのデータ数の最大値を
1000に設定しており、そのデータ数が1000を超
えた場合は、優先度の低いものを削除して1000にな
るようにする。つまり、最新の名詞1000個(或いは
それ以下)を保有することになる。そして、係る話題予
測データは、話題予測データ記憶部19cに格納されて
いる。
【0038】一例を示すと、「我々は、予測入力の特許
を出願しました。」という音声が入力された場合、入力
された音声は、音声認識処理によってテキスト化され
る。その後、テキストの先頭から形態素解析され,名詞
とその読みが「我々,われわれ」,「予測入力,よそく
にゅうりょく」,「特許,とっきょ」,「出願,しゅつ
がん」の順番で抽出される。これらは、抽出された順に
話題予測データの先頭に追加されるので、上記した図6
のような話題予測データが作成される。
【0039】また、履歴予測データを作成する機能は、
かな漢字変換システムによって変換行が確定されるたび
に処理される。そして具体的には、図7に示すフローチ
ャートのようになっている。すなわち、文字情報入力部
11は、かな漢字変換システムで変換行が確定された場
合にその確定された変換行(確定文字列)を読み文字列
とともに取得するので、文字情報入力部11から与えら
れた確定文字列とその読み文字列を取得する(ST
1)。そして、その取得した最新の確定文字列に関する
情報を履歴予測データの先頭に格納した新たな履歴予測
データを作成する(ST2)。次いで、予測候補表示が
されている場合(後述する)は、その表示を消去する
(ST3)。
【0040】一方、予測データ作成部14で作成した各
予測データは、次段の予測処理部15に与えられる。実
際には、履歴予測データ記憶部19b,話題予測データ
記憶部19cに格納された各予測データを読み出すよう
になる。
【0041】そして、この予測処理部15は、文字情報
入力部11より与えられる現在入力中の文字列と、これ
までの入力履歴から作成された履歴予測データ・話題予
測データと、あらかじめ用意された基本予測データ(基
準予測記憶部19aに格納)に基づいて、操作者Bが入
力しようとしている文字の予測候補を決定し、その決定
した予測候補を予測表示部17に送り、ディスプレイに
出力表示するようになっている。
【0042】そして、具体的には、図8に示すフローチ
ャートのようになっている。なお、このフローチャート
は、かな漢字変換システムの変換行の内容が変化するた
びに処理される。
【0043】まず、入力文字列を取得する(ST1
0)。これは、かな漢字変換システムから変換行の文字
列を入力文字列として得るもので、具体的には、該当す
る入力文字列は、文字情報入力部11から与えられる。
【0044】次いで、話題予測データを前方一致検索す
る(ST11)。つまり、取得した入力文字列をキーに
して話題予測データ記憶部19c内の話題予測データを
アクセスし、話題予測データの読みに対して入力文字列
の前方一致検索を行う。そして、一致した予測データ
は、予測候補として優先度の高い順に予測候補リストに
追加する。
【0045】この話題予測データに対する検索をした結
果、抽出された予測候補数が、あらかじめ設定した最大
予測表示数以上になったか否かを判断し(ST12)、
Yes(最大予測表示数以上)の場合にはステップ18
に飛び、抽出した予測候補を表示する(ST18)。実
際には、予測処理部15が予測候補リストから必要なデ
ータを予測表示部17に送り、予測表示部17が出力表
示することになる。
【0046】一方、予測候補数が最大予測表示数より小
さい場合は、ステップ13に進み履歴予測データ記憶部
19bをアクセスし、ステップ11と同様に入力文字列
をキーにして履歴予測データ記憶部19b内の履歴予測
データをアクセスし、履歴予測データの読みに対して入
力文字列の前方一致検索を行う。そして、一致した予測
データは、予測候補として優先度順の高い順に予測候補
リストに追加する。つまり、ステップ11で抽出し格納
した予測候補リストの末尾に、今回抽出した予測データ
を予測候補として追加する。
【0047】なお、このように履歴予測データを末尾に
追加するため、話題予測データで一致した予測データ
(予測候補)の優先度の方が、履歴予測データに基づい
て抽出された予測データ(予測候補)の優先度よりも高
いことを意味する。
【0048】次いで、ステップ13を実行して得られた
予測候補数(ステップ11とステップ13でそれぞれ抽
出された予測候補数の総和)が最大予測表示数以上か否
かを判断する(ST14)。そして、予測候補のテータ
の数が、最大予測表示数以上の場合は、ステップ18に
飛び、それまで抽出された予測候補を表示する。
【0049】一方、最大予測表示数より小さい場合は、
ステップ15へ進み、基本予測データに対して前方一致
検索を行う。つまり、入力文字列をキーに基本予測デー
タ記憶部19aをアクセスし、基本予測データの読みに
対して入力文字列の前方一致検索を行う。そして、一致
した予測データは、優先度順の高い順に予測候補リスト
の末尾に追加する。つまり、基本予測データに基づく予
測候補の優先度が、他の2つの予測データに基づく予測
候補の優先度よりも低いように設定した。
【0050】そして、係る処理を実行後、予測候補数が
1以上であるか否かを判断する(ST16)。すなわ
ち、予測候補のデータ数が1以上の場合は、少なくとも
いずれか1つの予測データで入力文字列と前方一致した
予測候補が存在することになるので、ステップ18に進
み予測候補の表示をする。
【0051】ここで行う表示処理は、予測候補リストに
格納された予測候補の数が、最大予測表示数以下の場合
はすべての予測候補を表示し、最大予測表示数より多い
場合は先頭、つまり優先度の高い順から最大予測表示数
分の予測候補を表示するようにしている。
【0052】一方、ステップ16の判断で、予測候補数
が1以上でない、つまり0個の場合には、該当する予測
候補が存在しないので、ステップ17に飛び、予測候補
表示がされている場合は、それを消去する。すなわち、
上記した予測処理は、入力文字列が変更される都度行
う。したがって、直前まで入力された入力文字列に基づ
いて予測処理した結果、該当する予測候補が存在する場
合には、当該予測候補が表示されている。そして、その
次に文字を追加されたことにより該当する予測候補がな
くなることがあり、係る場合、前回の予測処理で表示さ
れた予測候補を消去する必要がある。そこで、ステップ
17の処理を実行するようにした。
【0053】具体例をあげて説明すると、現在の基本予
測データ,履歴予測データ並びに話題予測データが、そ
れぞれ図3,図4,図6のようになっているとする。ま
た、最大予測表示数を3とする。
【0054】まず、「よそく」という文字列が入力され
た場合は、入力文字列として「よそく」が得られる(S
T10)。これにしたがい、ステップ11を実行し、ま
ず話題予測データの読みに対して「よそく」という文字
列を前方一致検索する。その結果、「予測入力」が得ら
れるので、これを予報候補リストに追加する(図9
(a)参照)。仮に、話題予測データには該当するデー
タがこの「予測入力」の1つだけとすると、予測候補リ
ストの予測候補数が1で最大予測表字数の3以上でない
ので(ST12)、ステップ13を実行し履歴予測デー
タの読みに対して「よそく」という文字列を前方一致検
索する。その結果、「予測候補」が得られる。これを予
測候補リストの末尾に追加する。これにより、予測候補
リストは図9(b)のように変更される。
【0055】そして、履歴予測データには該当するデー
タがこの「予測候補」の1つだけとすると、現在の予測
候補リストの予測候補数が2となり、最大予測表字数3
以上でないので(ST14)、ステップ15を実行し基
本予測データの読みに対して「よそく」という文字列を
前方一致検索する。その結果、「予測」が得られる。こ
れを予測候補リストの末尾に追加することにより、図9
(c)に示すように変更される。
【0056】すると、予測候補数が3になり、1以上で
あるので(ST16)、予測候補リスト順に予測候補を
表示する(図10参照)。この時、予測候補リストに格
納された予測候補数が最大予測表示数の3となっている
ので、全て表示することになる。
【0057】一方、予測表示部17に表示された予測候
補のうち、入力しようとしていた文字列があった場合、
予測選択部16からの指示にしたがい、該当する予測候
補を選択する。そして、予測候補出力部18は、かな漢
字変換システムの変換行を選択された予測候補と置き換
え、その変換行を確定する。なお、かな漢字変換システ
ムを使わない場合は、エディタ上の入力中文字列を選択
された予測候補と置き換える。
【0058】そして、これら予測選択部16,予測表示
部17並びに予測候補出力部18で実行する予測候補選
択処理は、図11に示すフローチャートのようになって
いる。このフローチャートは、表示されている予測候補
がマウスなどで選択された場合に処理される。
【0059】すなわち、まず、マウスなどで予測候補が
選択されたことを予測選択部16が認識し、選択された
予測候補(文字列)を予測候補出力部18に渡す(ST
20)。次いで、予測候補出力部18は選択された予測
候補を、かな漢字変換システムの変換行と置き換え、そ
の変換行を確定する(ST21)。そして、予測表示部
17は、予測候補の表示を消去し、一連の処理を終了す
る(ST22)。
【0060】具体例を示して説明すると、図10に示す
ように予測候補として「予測入力」,「予測候補」,
「予測」の3つが表示されている場合に、「予測入力」
が選択されたとする。すると、選択された「予測入力」
が得られ(ST20)、この「予測入力」をかな漢字変
換システムの変換行にある「よそく」と置き換え、その
変換行を確定する(ST21)。そして表示されている
3つの予測候補を消去する(ST22)。
【0061】なお、上記した実施の形態では、話題予測
データの古いものを削除するために、最大データ数(1
000)を超えた場合に、優先度に低いものを削除する
ようにしたが、本発明はこれに限ることはなく、例えば
入力されてから一定時間経過した予測データを削除する
ようにしてもよい。また、話題予測データを利用者自身
がクリアできる仕組みを追加しても良い。すなわち、上
記した例でいえば、発言者Aが変わったり、或いは発言
者Aの発言内容のテーマが変わった場合等では、直前ま
でに得られた話題予測データはかえって予測するのに不
適切な情報となるおそれがある。そこで、係る場合に強
制的に話題予測データをクリアすることにより、上記の
問題の発生を軽減する。
【0062】図12は、本発明の第2の実施の形態を示
している。本実施の形態は上記した第1の実施の形態を
基本とし、作成文書に関連するマルチメディア情報とし
て画像データ(動画/静止画)を扱うようにしている。
すなわち、例えば図13に示すように、パソコン2のデ
ィスプレイ4上に、複数のウインドW1〜W4を表示し
ておき、ウインドW1(W2)に画像を表示しておき、
その画像に対するコメントや説明などを入力する(入力
したテキストデータはウインドW3(W4)に表示され
る)ようなものに適用できる。
【0063】第1の実施の形態と相違する点のみ説明す
ると、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等を用い
て撮像した画像データ(静止画/動画)を画像取得部1
2′で取得する。なお、取得する画像は、デジタルカメ
ラ等から直接出力されるデータでもよいし、あらかじめ
装置内で記憶保持していたデータを読み出すようにして
もよい。すなわち、画像データの入力は自動で行われる
が、利用者がマウスなどを使って画像を指定して入力し
ても良い。
【0064】そして、画像取得部12′で取得した画像
データは、次段の画像認識部13′に与えられ、そこに
おいて画像認識処理をし、その画像に関連するテキスト
情報を取得するようにしている。ここでは、取得した画
像に基づいて画像データベース13aをアクセスして類
似検索を行う。画像データベース13aには、画像とそ
れについての説明文を関連付けて登録しており、上記類
似検索により抽出した画像に関連付けられたテキスト情
報(説明文)を取得し、これを予測データ作成部14に
与えるようになっている。さらに、画像に対して文字認
識を行い、文字がある場合には、当該文字も取得し、予
測データ作成部14に与える。
【0065】予測データ作成部14は、画像認識部1
3′から与えられたテキスト情報に基づいて話題予測デ
ータを作成する機能と、第1の実施の形態と同様に文字
情報入力部11から受け取った確定文字列と読み文字列
に基づいて履歴予測データを作成する機能を有してい
る。そして、話題予測データを作成する機能は、基本的
には第1の実施の形態と同様であるが、別の文字入力エ
リアに文字入力されたときは、話題予測データをクリア
する機能を有する。また、第1の実施の形態では話題予
測データのデータ数が1000を超えた場合は、優先度
の低いものを削除して1000になるようにしている
が、本形態では係る処理ステップはなくしている。
【0066】なお、話題予測データの優先度は、音声情
報の場合には最近話されたものがよく入力に使われる
(予測が当たりやすい)ため、最近のものほど優先度を
高くするようにしたが、画像情報に基づくテキストの場
合には係る意味はない。つまり、ここでは前方一致処理
で利用する便宜的なインデックスとして機能する。な
お、その他の構成並びに作用効果は上記した第1の実施
の形態と同様である。
【0067】そして、上記のように構成することによ
り、例えば、シマウマの画像が入力されたときに、「し
ま」と入力すると予測候補として「シマウマ」を表示・
選択することが可能になる。
【0068】図14は、本発明の第3の実施の形態を示
している。本実施の形態では、電子メールを書くときに
利用する予測入力装置を示している。すなわち、受信し
たメールについて返事を書く場合に、受信したメールの
文章を利用して入力予測を行うことで効率の良い文章作
成を可能にするものである。
【0069】上記した各実施の形態と相違する点を説明
すると、音声情報入力部12や画像取得部12′に替え
て、受信メール文章入力部20を設けている。この受信
メール文章入力部20は、返事を書く対象となる受信し
たメールのテキスト情報が入力される。そして、本形態
の場合には、もともとテキスト情報であるため、上記し
た各実施の形態のように音声認識部13や画像認識部1
3′のようにテキスト情報を生成する認識部は設けてい
ない。
【0070】つまり、受信メール文章入力部20で取得
した受信メールのテキスト情報を直接予測データ作成部
14に与え、そこにおいて返事を書く対象となる受信メ
ールを形態素解析し名詞を抽出して話題予測データを生
成する。この生成処理は、利用者が受信したメールの返
事を書く場合の最初の1文字目が入力された時に、メー
ラーなどメール文章を作成するシステムから該当する受
信メールのテキスト情報を得て処理される。また、受信
メールの返信を行うときのボタンが押された時に処理す
るようにしても良い。
【0071】そして、本形態でも話題予測データにおけ
る優先度は、予測処理部15で実行する際の前方一致処
理のための便宜的なインデックスである。もちろん予測
データ作成部14では、文字情報入力部から与えられる
確定文字列と読み文字列から履歴予測データも作成する
機能も持っている。なお、その他の構成並びに作用効果
は上記した第1の実施の形態と同様である。
【0072】なお、上記した実施の形態では、受信した
メールを自動で入力して話題予測データを作成するよう
にしたが、メールを書く場合に限らず、利用者が今から
書こうとしている文章に関連する文章を自分で入力また
は、指定して話題予測データを作成するようにしてもよ
い。さらに、メールの文章を作成する以外に、掲示板
(BBS)に文章を作成する場合も同様に適用できる。
【0073】図15は、本発明の第4の実施の形態を示
している。本実施の形態では、英語を日本語に翻訳する
装置に適用した例を示している。すなわち、英文の訳を
日本語で書く場合に、英文を翻訳(機械翻訳)した結果
を利用して入力予測を行うことで、効率の良い文章作成
を可能にしている。
【0074】すなわち、例えば図16に示すように、パ
ソコン2のディスプレイ4上に、複数のウインドW1〜
W4を表示しておき、ウインドW1(W2)に翻訳対象
の英文を表示しておき、その英文に対する翻訳文を入力
する(入力したテキストデータはウインドW3(W4)
に表示される)ようなものに適用できる。
【0075】上記各実施の形態と相違する点のみ説明す
ると、翻訳対象の英文のテキスト情報を英文入力部21
を介して入力され、それを翻訳部22に与えるようにな
っている。翻訳部22では、各種の機械翻訳アルゴリズ
ムにしたがい、与えられた英文テキスト情報から日本語
のテキスト情報を生成し、予測データ作成部14に与え
るようになっている。係る処理は、英文が対応付けられ
ている翻訳入力エリアに最初の1文字目が入力されたと
きに、対応付けられている英文のテキスト情報を得て、
処理される(翻訳入力エリアにフォーカスが当たったと
きに、処理するようにしても良い)。
【0076】そして、翻訳された日本語のテキスト情報
は、予測データ作成部14に与えられ、そこで形態素解
析し名詞を抽出して話題予測データを作成する。この話
題予測データにおける優先度も、前方一致処理のための
便宜的なインデックスとなる。また、予測データ作成部
では、履歴予測データも作成し、それら作成した話題予
測データと履歴予測データ並びにあらかじめ用意された
基本予測データを用いて予測処理部で予測候補を決定し
て表示し、予測選択部16で該当する予測候補を選択す
るようになっている。なお、その他の構成並びに作用効
果は、上記した各実施の形態と同様である。
【0077】一例を示すと、「We applied
for the patent of predict
ive input.」というテキスト情報が入力され
た場合、「我々は、予測入力の特許を出願した。」とい
う日本語に翻訳されされたとすると、テキストの先頭か
ら形態素解析され、名詞とその読みが「我々、われわ
れ」,「予測入力、よそくにゅうりよく」,「特許、と
っきょ」,「出願、しゅつがん」の順番で抽出される。
これらは、抽出された順に話題予測データの先頭に追加
される。そして、この話題予測データ等を用いることに
より、本訳文の作成がスムーズに進むことになる。る。
【0078】もちろん、上記した実施の形態では、該当
する英文を自動で入力して話題予測データを作成した
が、利用者が今から書こうとしている日本語の文章に関
連する英語の文章を自分で入力または、指定して話題予
測データを作成するようにしてもよい。さらに、英語か
ら日本語への翻訳ではなく、その逆(英訳)でもよく、
さらには他の言語間での翻訳でもよいのはもちろんであ
る。
【0079】上記した各実施の形態は、いずれも装置に
組み込んだ状態を前提として説明したが、上記した各処
理(例えば各図に示したフローチャートを実行するため
の処理)をコンピュータに実行させるためのプログラム
とし、係るプログラムは所定の記録媒体に記録して提供
するようにしてもよい。
【0080】すなわち、図17,図18に示すように、
記録媒体としては、フロッピーディスク(FD)30や
CD−ROM31などがあり、係る記録媒体30,31
に格納されたプログラムは、FDドライブ32やCD−
ROMドライブ33を介してコンピュータ34に接続さ
れた(内蔵された)HDユニット35にインストールさ
れ、これにより、コンピュータ34は、上記した実施の
形態で説明した装置を構成することになる。
【0081】具体的には、実施の形態における文字情報
入力部11,音声入力部12,画像取得部12′,音声
認識部13,画像認識部13′,予測データ作成部1
4,予測処理部15,予測選択部16,予測表示部1
7,予測処理候補出力部18,受信メール文章入力部2
0,英文入力部21及び翻訳部22などの機能を実現す
るための処理プログラムは、上記FD30やCD−RO
M31に格納されており、それがHDユニット35にイ
ンストールされ、例えば、使用の都度HDユニット35
から内部メモリ36に転送され、そこにおいて各種処理
を高速に行うことができる。
【0082】また、基本予測データ記憶部19a,履歴
予測データ記憶部19b,話題予測データ記憶部19c
や画像データベース13aも、HDユニット35や内部
メモリ36などにより実現される。
【0083】また、かな漢字変換システムなどはコンピ
ュータ34に組み込まれているものを用いることができ
る。さらに、かな漢字変換システムに与えられるかな
(読み)は、キーボード37等を用いて入力される。さ
らに、予測選択部16に対する指示は、例えばキーボー
ド37やマウス38などを用いて与えられることにな
る。また、予測表示部17を表示される予測候補は、デ
ィスプレイ29の所定位置に表示されるようになる。
【0084】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る予測入力装
置及び予測入力方法並びに記録媒体では、文字入力装置
を用いて文章を作成・入力するに際し、ユーザが入力し
ようとする文字列を予測するとともに、その予測した予
測候補を出力表示し、選択された予測候補を作成文書中
に挿入等するような入力支援システムにおいて、その入
力予測の精度を向上させ、より効率の良い入力を実現す
ることができる。
【0085】特に、請求項2,3,7のようにすると、
テキスト情報以外のマルチメディア情報であったり、異
なる言語であってもそれをテキスト情報に変換すること
ができ、それらマルチメディア情報等が意味する情報を
話題予測データとして抽出することができ、それを予測
に利用することにより当該マルチメディア情報等に基づ
いた文書を作成するような場合に、精度のよい入力予測
ができる。
【0086】また、請求項4,5のようにすると、たと
え話題予測データで該当する文字列(予測候補)が抽出
されない場合でも、履歴予測データ及びまたは基本予測
データに基づいて関連する予測候補を抽出することがで
きる。よって、より漏れのない予測が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る予測入力装置の好適な一実施の形
態を示す外観図である。
【図2】本発明に係る予測入力装置の第1の実施の形態
を示すブロック図である。
【図3】基本予測データのデータ構造を示す図である。
【図4】履歴予測データのデータ構造を示す図である。
【図5】履歴予測データのデータ構造を示す図である。
【図6】話題予測データのデータ構造を示す図である。
【図7】予測データ作成部の機能の一部を示すフローチ
ャートである。
【図8】予測処理部の機能を示すフローチャートであ
る。
【図9】予測処理部の作用を説明する図である。
【図10】予測候補の選択処理を説明する図である。
【図11】予測候補の選択処理を説明するフローチャー
トである。
【図12】本発明に係る予測入力装置の第2の実施の形
態を示すブロック図である。
【図13】本発明に係る予測入力装置の第2の実施の形
態を説明する図である。
【図14】本発明に係る予測入力装置の第3の実施の形
態を示すブロック図である。
【図15】本発明に係る予測入力装置の第4の実施の形
態を示すブロック図である。
【図16】本発明に係る予測入力装置の第4の実施の形
態を説明する図である。
【図17】本発明に係る記録媒体を実施するシステム構
成を示す図である。
【図18】本発明に係る記録媒体を実施するシステム構
成を示す図である。
【符号の説明】
11 文字情報入力部 12 音声入力部 12′ 画像取得部 13 音声認識部 13′ 画像認識部 14 予測データ作成部 15 予測処理部 16 予測選択部 17 予測表示部 18 予測候補出力部 19a 基本予測データ記憶部 19b 履歴予測データ記憶部 19c 話題予測データ記憶部 20 受信メール文章入力部 21 英文入力部 22 翻訳部 30 FD(記録媒体) 31 CD−ROM(記録媒体) 32 FDドライブ 33 CD−ROMドライブ 34 コンピュータ 35 HDユニット 36 内部メモリ 37 キーボード 38 マウス 39 ディスプレイ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力中の文字列を取得する処理、 作成文章に関連するテキスト情報を取得する処理、 前記テキスト情報から話題予測データを作成する処理、 前記話題予測データと前記入力中の文字列に基づき、入
    力しようとする文字列を予測する処理、 その予測する処理により抽出された予測候補を出力表示
    する処理、 前記出力表示した予測候補の中で選択された予測候補の
    文字列を、前記入力する作成文章に追加するために出力
    する処理をコンピュータに実行させる命令を含むプログ
    ラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 前記テキスト情報を取得する処理は、テ
    キスト以外のマルチメディア情報を取得し、その取得し
    たマルチメディア情報に対して認識処理をしてテキスト
    情報を生成する処理であることを特徴とする請求項1に
    記載のコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記テキスト情報を取得する処理は、第
    1の言語のテキスト情報を第2の言語のテキスト情報に
    変換する処理であることを特徴とする請求項1に記載の
    コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記予測する処理は、前記作成文章です
    でに確定された文字列に基づく履歴予測データも加味し
    て行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載のコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記予測する処理は、あらかじめ用意し
    た基本予測データも加味して行うことを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載のコンピュータが読み取
    り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 入力中の文字情報を取得する文字情報入
    力手段と、 作成文章に関連するテキスト情報を取得する取得手段
    と、 前記取得手段で取得した前記テキスト情報から話題予測
    データを作成する予測データ作成手段と、 前記話題予測データと前記入力中の文字情報に基づき、
    入力しようとする文字列を予測する予測処理手段と、 前記予測手段で予測した予測候補を表示装置に向けて出
    力する手段と、 前記出力した予測候補の中で選択された予測候補の文字
    列を、前記作成文章に追加すべく出力する手段とを備え
    た予測入力装置。
  7. 【請求項7】 前記取得手段は、マルチメディア情報を
    取得する手段と、取得したマルチメディア情報に基づい
    てテキスト情報を生成する手段とを備えたことを特徴と
    する請求項6に記載の予測入力装置。
  8. 【請求項8】 コンピュータが実行する処理方法であっ
    て、 入力中の文字列を取得するステップ、 作成文章に関連するテキスト情報を取得するステップ、 前記テキスト情報から話題予測データを作成するステッ
    プ、 前記話題予測データと前記入力中の文字列に基づき、入
    力しようとする文字列を予測するステップ、 その予測する処理により抽出された予測候補を出力表示
    するステップ、 前記出力表示した予測候補の中で選択された予測候補の
    文字列を、前記入力する作成文章に追加するために出力
    するステップを含む予測入力方法。
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