JPH08328909A - Cpu暴走検出回路 - Google Patents

Cpu暴走検出回路

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JPH08328909A
JPH08328909A JP7138086A JP13808695A JPH08328909A JP H08328909 A JPH08328909 A JP H08328909A JP 7138086 A JP7138086 A JP 7138086A JP 13808695 A JP13808695 A JP 13808695A JP H08328909 A JPH08328909 A JP H08328909A
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cpu
signal
clock signal
counter
circuit
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Tatsuo Fujii
達雄 藤井
Ichiro Kamata
一郎 鎌田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CPUの作動周波数を高処理能力化し、且つ
コストアップを招くことなくリセット可能なCPU暴走
検出回路を得る。 【構成】 CPU10に並設されて基準クロック信号C
Kを生成する発振器3と、CPUに内蔵されて分周クロ
ック信号DKおよびカウンタクリア信号CLを出力する
分周手段と、分周クロック信号を計数して所定計数値以
内にカウンタクリア信号が入力されない場合にリセット
信号RSをCPUに出力するカウンタ回路2と、リセッ
ト信号に応答して、基準クロック信号をカウンタ回路の
クロック計数端子CCKに入力するスイッチ手段15と
を設け、カウンタ回路の計数クロックをCPU内の分周
手段で生成するとともに、CPU暴走時に発生するリセ
ット信号を用いてスイッチ手段をオンさせ、基準クロッ
ク信号によりリセット解除してCPUを再起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロコンピュー
タ装置におけるCPUの暴走を監視し、暴走発生時に自
己復帰させるCPU暴走検出回路に関し、特に作動クロ
ックとなる基準クロック信号の周波数を高くしてCPU
の処理能力を向上させることにより、コストアップを招
くことなくリセット可能にしたCPU暴走検出回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図9はたとえば特開平5−12066号
公報に記載された従来のCPU暴走検出回路を示すブロ
ック図である。図において、1は基準クロック信号CK
およびリセット信号RSを入力してカウンタクリア信号
CLを出力するCPU、ICKは基準クロック信号CK
を入力するクロック入力端子、IRSはリセット信号R
Sを入力するリセット入力端子、PCLはカウンタクリ
ア信号CLを出力するクリア出力端子である。
【0003】2は基準クロック信号CKおよびカウンタ
クリア信号CLを入力してオーバーフロー時にリセット
信号RSを出力するカウンタ回路、CCKは基準クロッ
ク信号CKを入力して計数(分周)するクロック計数端
子、ICLはカウンタクリア信号CLを入力するクリア
入力端子、PRSはリセット信号RSを出力するリセッ
ト出力端子である。3はシステムクロックとしての基準
クロック信号CKを出力するクロック発振器、PCKは
基準クロック信号CKを出力するクロック出力端子であ
る。
【0004】図9に示した従来のCPU暴走検出回路に
おいて、クロック発振器3のクロック出力端子PCKか
ら出力される基準クロック信号CKは、CPU1のクロ
ック入力端子ICKに入力されてCPU1の作動クロッ
クとして作用する。また、基準クロック信号CKは、カ
ウンタ回路2のクロック計数端子CCKに入力され、カ
ウンタ回路2内の分周回路により分周(計数)される。
正常動作時において、CPU1は、クリア出力端子PC
Lから一定周期でカウンタクリア信号CLを出力し、カ
ウンタ回路2のクリア入力端子ICLに出力する。
【0005】カウンタ回路2は、基準クロック信号CK
を分周カウントしたカウント値がオーバーフローする
と、リセット出力端子PRSからリセット信号RSを出
力してCPU1のリセット入力端子IRSに送出するよ
うになっている。しかし、正常の周期でカウンタクリア
信号CLが入力されると、カウンタ回路2の分周カウン
ト動作がクリアされる。したがって、カウンタクリア信
号CLの出力周期TCLを、リセット信号RS(オーバ
ーフロー信号)の出力周期TRSよりも小さく設定して
いれば、CPU1の通常動作時にリセット信号RSが出
力されることはない。
【0006】しかし、CPU1に暴走等の異常が生じる
と、CPU1からカウンタクリア信号CLが出力されな
くなるので、カウンタ回路2は、カウント値をオーバー
フローしてリセット信号RSを出力する。リセット信号
RSは、CPU1のリセット入力端子IRSに入力さ
れ、CPU1をリセットしてCPU1の動作を停止させ
る。その後、CPU1は、リセット信号RSがLレベル
となりリセット状態が解除されると、自動的に再起動さ
れる。
【0007】一般に、カウンタ回路2は、オーバーフロ
ーしてリセット信号RSを出力しているときに、再度、
カウンタクリア信号CLまたは基準クロック信号CKが
入力されると、リセット状態が解除されて、その後はリ
セット信号RSを出力しないようになっている。すなわ
ち、リセット信号RSは、クリア入力端子ICLにカウ
ンタクリア信号CLが入力されれば直ちにLレベルとな
り、また、クロック計数端子CCKに基準クロック信号
CKが入力されれば、カウンタ値が所定計数値に達した
時点(所定時間後)でLレベルとなる。
【0008】ところで、カウンタ回路2内では通常の分
周回路が使用されており、このような分周回路に適用さ
れる基準クロック信号CKの周波数は、数kHz程度以
下に制限される。したがって、このような低周波数の基
準クロック信号CKで動作するCPU1は処理速度が遅
くなり、また、このようなCPU1を用いる装置の処理
能力は、低く制限されることになる。
【0009】また、この問題を解決するために、たとえ
ば基準クロック信号CKの周波数を数MHz〜数10M
Hzに高く設定したとすると、カウンタ回路2内に高周
波数対応の特別の分周回路を設置する必要があり、カウ
ンタ回路2が高価になってしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のCPU暴走検出
回路は以上のように、クロック発振器3からの基準クロ
ック信号CKをカウンタ回路2に直接入力して、カウン
タ回路2内の通常の分周回路を使用して分周カウントし
ているため、基準クロック信号CKの周波数が数kHz
程度に制限されてCPU1の処理速度が遅くなり、CP
U1を用いた装置の処理能力も低下するという問題点が
あった。
【0011】また、基準クロック信号CKの周波数を数
MHz以上に高く設定すると、カウンタ回路2内に特別
の高周波数用分周回路を設置する必要があり、カウンタ
回路2そのものが高価となるという問題点があった。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、CPUの作動クロックとなる
基準クロック信号の周波数を高くしてCPUの処理能力
を向上させるとともに、カウンタ回路内の分周回路を通
常の分周回路で構成し、コストアップを招くことなくC
PUの暴走検出およびリセットを行うことのできるCP
U暴走検出回路を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るCPU暴走検出回路は、CPUに並設されて基準クロ
ック信号を生成するクロック発振器と、CPUに内蔵さ
れ、基準クロック信号を分周して分周クロック信号およ
び分周クロック信号よりも周期の長いカウンタクリア信
号をプログラム出力する分周手段と、分周クロック信号
を計数し、所定計数値以内にカウンタクリア信号が入力
されない場合に、オーバーフローによるリセット信号を
CPUに出力するカウンタ回路と、リセット信号に応答
して、基準クロック信号をカウンタ回路のクロック計数
端子に入力するスイッチ手段とを設けたものである。
【0014】また、この発明の請求項2に係るCPU暴
走検出回路は、CPUに並設されて基準クロック信号を
生成するクロック発振器と、CPUに内蔵され、基準ク
ロック信号を分周して分周クロック信号および分周クロ
ック信号よりも周期の長いカウンタクリア信号をプログ
ラム出力する分周手段と、分周クロック信号を計数し、
所定計数値以内にカウンタクリア信号が入力されない場
合に、オーバーフローによるリセット信号をCPUに出
力するカウンタ回路と、リセット信号に応答して、基準
クロック信号をカウンタ回路のクリア入力端子に入力す
るスイッチ手段とを設けたものである。
【0015】また、この発明の請求項3に係るCPU暴
走検出回路は、請求項2において、クロック発振器のク
ロック出力端子とカウンタ回路のクリア入力端子との間
に遅延回路を挿入したものである。
【0016】また、この発明の請求項4に係るCPU暴
走検出回路は、CPUに並設されて基準クロック信号を
生成するクロック発振器と、CPUに内蔵され、基準ク
ロック信号を分周して分周クロック信号および分周クロ
ック信号よりも周期の長いカウンタクリア信号をプログ
ラム出力する分周手段と、分周クロック信号を計数し、
所定計数値以内にカウンタクリア信号が入力されない場
合に、オーバーフローによるリセット信号をCPUに出
力するカウンタ回路と、リセット信号に応答して、一定
時間だけ遅延されたパルス信号をカウンタ回路のクリア
入力端子に入力するワンショットマルチバイブレータと
を設けたものである。
【0017】
【作用】この発明の請求項1においては、CPU暴走時
にカウンタ回路から出力されるリセット信号がスイッチ
手段をオンさせ、基準クロック信号をカウンタ回路のク
ロック計数端子に入力させる。これにより、カウンタ回
路のリセット信号を解除してCPUを再起動する。
【0018】また、この発明の請求項2においては、C
PU暴走時にカウンタ回路から出力されるリセット信号
がスイッチ手段をオンさせ、基準クロック信号をカウン
タ回路のクリア入力端子に入力させる。これにより、カ
ウンタ回路のリセット信号を解除してCPUを再起動す
る。
【0019】また、この発明の請求項3においては、ク
ロック発振器のクロック出力端子とカウンタ回路のクリ
ア入力端子との間に介在された遅延回路により、CPU
のリセット時間を長くし、CPUの再起動を安定化させ
る。
【0020】また、この発明の請求項4においては、C
PU暴走時にカウンタ回路から出力されるリセット信号
がワンショットマルチバイブレータを起動し、ワンショ
ットマルチバイブレータからのパルス信号をカウンタ回
路のクリア入力端子に入力させる。これにより、簡単な
構成でカウンタ回路のリセット信号を解除してCPUを
再起動する。
【0021】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1を示す構成図であり、
2、3、PCK、CK、CCK、PCL、CL、IC
L、PRS、RSおよびIRSは前述と同様のものであ
る。また、10は前述のCPU1に対応している。
【0022】この場合、クロック発振器3は、CPU1
0に並設され、作動クロックをCPU10に与えてい
る。また、CPU10は、クロック発振器3に接続され
た発振出力端子XOUTおよび発振入力端子XINを有
するとともに、自己の作動クロック(基準クロック信号
CK)を分周して分周クロック信号DKおよびカウンタ
クリア信号CL(分周クロック信号DKよりも周期が長
い)をプログラム出力する分周手段を内蔵しており、分
周クロック出力端子PDKを有している。
【0023】近年、分周クロック信号DKを生成するこ
とのできるCPU10は、比較的簡単に入手することが
できる。また、クロック発振器3としては、水晶発振器
またはセラミック発振器が用いられ、数10MHzの基
準クロック信号CKをシステムクロックおよびCPU作
動クロックとして出力するようになっている。
【0024】カウンタ回路2は、クロック計数端子CC
Kから入力される分周クロック信号DKを計数(分周)
し、所定計数値以内にカウンタクリア信号CLが入力さ
れない場合に、オーバーフローによるリセット信号RS
をCPU10に出力するようになっている。
【0025】Xはクロック発振器3内に設けられた水
晶、C1およびC2は水晶Xの両各一端とグランドとの
間に挿入されたコンデンサである。14は基準クロック
信号CK(システムクロック)の波形を整形する波形整
形回路であり、クロック発振器3のクロック出力端子P
CKに接続されている。波形整形回路14は、基準クロ
ック信号CKが微小出力の正弦波に近い波形であること
から各種回路信号として用いるには無理があるので、基
準クロック信号CKの波形を矩形にするとともに信号レ
ベルを増幅するようになっている。
【0026】15は波形整形回路14の出力端子に接続
されたスイッチ手段としてのアナログスイッチであり、
カウンタ回路2からのリセット信号RSに応答して、波
形接続された基準クロック信号CKをカウンタ回路のク
ロック計数端子CCKに入力するようになっている。ア
ナログスイッチ15は、一端が電源に接続され、他端が
抵抗器R1を介して波形整形回路14の出力端子に接続
され、オンオフ制御用のトリガ端子にリセット信号RS
が入力されるようになっている。
【0027】16はアナログスイッチ15とクロック計
数端子CCKとの間に挿入されたオア回路であり、リセ
ット信号RSをトリガとして波形整形された基準クロッ
ク信号CKをカウンタ回路2のクロック計数端子CCK
に入力している。オア回路16の他方の入力端子には、
CPU10からの分周クロック信号DKが入力されてお
り、オア回路16は、基準クロック信号CKおよび分周
クロック信号DKを、オア条件でカウンタ回路2のクロ
ック計数端子CCKに入力するようになっている。
【0028】R2は分周クロック信号DKのラインとグ
ランドとの間に挿入された抵抗器、R3は基準クロック
信号CKのラインとグランドとの間に挿入された抵抗器
である。
【0029】17はリセット出力端子PRSとリセット
入力端子IRSおよびアナログスイッチ15との間に挿
入されたオア回路、18は電源とオア回路17の他方の
入力端子との間に挿入されたパワーオンリセット回路で
ある。オア回路17は、カウンタ回路2からのリセット
信号RSおよびパワーオンリセット回路18からの出力
信号を、オア条件でCPU10のリセット入力端子IR
Sに入力するとともに、アナログスイッチ15に対する
トリガ信号として入力するようになっている。
【0030】次に、図2を参照しながら、この発明の実
施例1の動作について説明する。図2は図1内の各主要
信号の時間変化を示す波形図である。まず、CPU10
が正常動作している場合、分周クロック信号DKおよび
カウンタクリア信号CLは、ともに所定周期でカウンタ
回路2に入力されている。このとき、前述と同様にカウ
ンタクリア信号CLの出力周期TCLがカウンタ回路2
のオーバーフロー周期TRSよりも短く設定されている
ので、カウンタ回路2からリセット信号RSが出力され
ることはない。
【0031】一方、CPU10に異常が発生した場合に
は、CPU10内の動作プログラムにしたがって生成さ
れるカウンタクリア信号CLは、図2内の破線で示すよ
うに出力を停止する。しかし、CPU10内の動作プロ
グラムには依存せずに回路素子の電気的作動に依存する
分周クロック信号DKは、CPU10の暴走発生後も出
力状態を継続する。
【0032】したがって、カウンタ回路2は、カウンタ
クリア信号CLでクリアされることなく分周クロック信
号DKを計数し続け、所定計数値に達した時点でオーバ
ーフローによるリセット信号RSを出力する。リセット
信号RSは、CPU10をリセットするとともに、オア
回路17を介してアナログスイッチ15をオンさせ、波
形整形された基準クロック信号CKをオア回路16を介
してカウンタ回路2に入力する。
【0033】カウンタ回路2は、リセット信号RSの出
力後に、クロック計数端子CCKに基準クロック信号C
Kが入力されると、カウンタ計数値が所定計数値に達し
た時点でリセット信号RSをLレベルとし、CPU10
のリセット状態を解除する。このとき、クロック計数端
子CCKには、高周波数の基準クロック信号CKが入力
されているので、リセット信号RSの生成から解除され
るまでの時間は、通常動作中の分周クロック信号DKに
よるオーバーフロー時間よりも短い。
【0034】こうして、リセット信号RSが解除される
ことにより、CPU10は、再起動して、カウンタクリ
ア信号CLをカウンタ回路2へ出力し始める。このと
き、リセット信号RSの解除と同時にアナログスイッチ
15がオフとなるので、基準クロック信号CKのカウン
タ回路2への入力が停止し、CPU10は完全に復帰し
て正常動作に移行することができる。
【0035】このように、動作周波数の低い通常の分周
回路を内蔵したカウンタ回路2を用いて、CPU10の
暴走を検出してリセットするとともに、自動的にリセッ
ト状態を解除することができる。また、CPU10の作
動クロックとなる基準クロック信号CKは、数MHzの
高周波数のものを用いることができ、処理能力の低下を
もたらすこともない。
【0036】実施例2.なお、上記実施例1では、CP
U10の暴走時に発生するリセット信号RSを解除する
ために、基準クロック信号CKをカウンタ2のクロック
計数端子CCKに入力したが、クリア入力端子ICLに
入力してもよい。
【0037】図3はクリア入力端子ICLからリセット
解除するようにしたこの発明の実施例2を示す構成図で
あり、2、3、10、14、15、17、18、XOU
T、XIN、X、C1、C2、PCK、CK、R1〜R
3、PDK、DK、CCK、PCL、ICL、PRS、
RSおよびIRSは、前述と同様のものである。
【0038】19はアナログスイッチ15とクリア入力
端子ICLとの間に挿入されたオア回路であり、リセッ
ト信号RSをトリガとして波形整形された基準クロック
信号CKをカウンタ回路2のクリア入力端子ICLに入
力している。オア回路19の他方の入力端子には、CP
U10からのカウンタクリア信号CLが入力されてい
る。これにより、オア回路19は、基準クロック信号C
Kおよびカウンタクリア信号CLをオア条件でカウンタ
回路2のクリア入力端子ICLに入力するようになって
いる。
【0039】次に、図4の波形図を参照しながら、この
発明の実施例2の動作について説明する。まず、CPU
10の暴走時にカウンタクリア信号CLが停止して、カ
ウンタ回路2からリセット信号RSが出力されるまでは
前述と同様である。
【0040】このとき、オア回路17を介して分岐され
たリセット信号RSは、アナログスイッチ15をオンさ
せ、波形整形された基準クロック信号CKをカウンタ回
路2のクリア入力端子ICLに入力させる。これによ
り、カウンタ回路2は直ちにリセット解除され、同時
に、CPU10は再起動されて正常動作に移行する。
【0041】実施例3.なお、上記実施例2では、数1
0MHzの基準クロック信号CKをクリア入力端子IC
Lに入力しているため、リセット信号RSが発生してか
ら解除されるまでの時間が非常に短く、CPU10の再
起動が不安定になるおそれがある。そこで、アナログス
イッチ15がオン動作してから、基準クロック信号CK
がクリア入力端子ICLに入力されるまでの時間を長く
設定してもよい。
【0042】図5はCPU10のリセット解除までの時
間を長く設定したこの発明の実施例3を示す構成図であ
り、20はアナログスイッチ15とオア回路19の入力
端子との間に挿入された遅延回路である。図5の構成に
おいて、遅延回路20を挿入したこと以外は、図3と同
一である。また、図6の波形図において、τは遅延回路
20により設定される所定の遅延時間である。
【0043】この場合、遅延回路20は、アナログスイ
ッチ15がオンになると、基準クロック信号CKを一定
時間τ(図6参照)だけ遅延させた後、オア回路19を
介してカウンタ回路2のクリア入力端子ICLに入力す
る。これにより、リセット信号RSがアナログスイッチ
15をオンにしても、一定時間τだけ遅延後にリセット
解除されるので、所定時間τにわたってCPU10にリ
セット信号RSが印加され、CPU10の再起動を安定
化させることができる。
【0044】実施例4.なお、上記実施例3では、リセ
ット解除後のCPU10の再起動を安定化するために遅
延回路20を用いたが、ワンショットマルチバイブレー
タを用いてもよい。
【0045】図7はワンショットマルチバイブレータを
用いたこの発明の実施例4を示す構成図であり、21は
リセット信号RSに応答して一定時間τだけ遅延された
パルス信号PLをカウンタ回路2のクリア入力端子IC
Lに入力するワンショットマルチバイブレータである。
また、図8の波形図において、τはワンショットマルチ
バイブレータ21により遅延された前述と同様の一定時
間である。
【0046】ワンショットマルチバイブレータ21は、
リセット信号RSの発生から一定時間τだけ遅延された
パルス信号PLを、オア回路19を介してカウンタ回路
2のクリア入力端子ICLに入力するようになってい
る。
【0047】図7の構成において、波形整形回路14、
アナログスイッチ15および遅延回路20に代えて、ワ
ンショットマルチバイブレータ21を挿入したこと以外
は、図5と同一である。したがって、CPU10に並設
されたクロック発振器3の基準クロック信号CKを使用
する必要はなく、構成が簡略化される。
【0048】この場合も、CPU10の暴走時にカウン
タクリア信号CLが停止して、カウンタ回路2からリセ
ット信号RSが出力されるまでは前述と同様である。リ
セット信号RSが発生すると、これに応答して、一定時
間τ経過後に、ワンショットマルチバイブレータ21か
らパルス信号PLが出力される。
【0049】パルス信号PLは、オア回路19を介し
て、カウンタ回路2のクリア入力端子ICLに入力さ
れ、カウンタ回路2からのリセット信号RSをLレベル
にする。これにより、CPU10は、リセット状態が解
除され、再起動されて正常動作に移行する。
【0050】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、CPUに並設されて基準クロック信号を生成するク
ロック発振器と、CPUに内蔵され、基準クロック信号
を分周して分周クロック信号および分周クロック信号よ
りも周期の長いカウンタクリア信号をプログラム出力す
る分周手段と、分周クロック信号を計数し、所定計数値
以内にカウンタクリア信号が入力されない場合に、オー
バーフローによるリセット信号をCPUに出力するカウ
ンタ回路と、リセット信号に応答して、基準クロック信
号をカウンタ回路のクロック計数端子に入力するスイッ
チ手段とを設け、カウンタ回路に対する計数クロックを
CPU内の分周手段で生成するとともに、CPU暴走時
に発生するリセット信号を用いてスイッチ手段をオンさ
せ、基準クロック信号によりリセット解除してCPUを
再起動するようにしたので、CPUの作動クロック周波
数を高くしてCPUの処理能力を向上させ、且つコスト
アップを招くことなくCPUの暴走検出およびリセット
を行うことのできるCPU暴走検出回路が得られる効果
がある。
【0051】また、この発明の請求項2によれば、CP
Uに並設されて基準クロック信号を生成するクロック発
振器と、CPUに内蔵され、基準クロック信号を分周し
て分周クロック信号および分周クロック信号よりも周期
の長いカウンタクリア信号をプログラム出力する分周手
段と、分周クロック信号を計数し、所定計数値以内にカ
ウンタクリア信号が入力されない場合に、オーバーフロ
ーによるリセット信号をCPUに出力するカウンタ回路
と、リセット信号に応答して、基準クロック信号をカウ
ンタ回路のクリア入力端子に入力するスイッチ手段とを
設け、カウンタ回路に対する計数クロックをCPU内の
分周手段で生成するとともに、CPU暴走時に発生する
リセット信号を用いてスイッチ手段をオンさせ、基準ク
ロック信号によりリセット解除してCPUを再起動する
ようにしたので、CPUの作動クロック周波数を高くし
てCPUの処理能力を向上させ、且つコストアップを招
くことなくCPUの暴走検出およびリセットを行うこと
のできるCPU暴走検出回路が得られる効果がある。
【0052】また、この発明の請求項3によれば、請求
項2において、クロック発振器のクロック出力端子とカ
ウンタ回路のクリア入力端子との間に遅延回路を挿入
し、CPUのリセット時間を一定時間だけ長く設定した
ので、CPUの再起動を安定化させたCPU暴走検出回
路が得られる効果がある。
【0053】また、この発明の請求項4によれば、CP
Uに並設されて基準クロック信号を生成するクロック発
振器と、CPUに内蔵され、基準クロック信号を分周し
て分周クロック信号および分周クロック信号よりも周期
の長いカウンタクリア信号をプログラム出力する分周手
段と、分周クロック信号を計数し、所定計数値以内にカ
ウンタクリア信号が入力されない場合に、オーバーフロ
ーによるリセット信号をCPUに出力するカウンタ回路
と、リセット信号に応答して、一定時間だけ遅延された
パルス信号をカウンタ回路のクリア入力端子に入力する
ワンショットマルチバイブレータとを設け、カウンタ回
路に対する計数クロックをCPU内の分周手段で生成す
るとともに、CPU暴走時に発生するリセット信号に応
答したパルス信号によりリセット解除してCPUを再起
動するようにしたので、CPUの作動クロック周波数を
高くしてCPUの処理能力を向上させ、且つコストアッ
プを招くことなくCPUの暴走検出およびリセットを行
うことのできるCPU暴走検出回路が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す構成図である。
【図2】 図1内の各主要信号の時間変化を示す波形図
である。
【図3】 この発明の実施例2を示す構成図である。
【図4】 図3内の各主要信号の時間変化を示す波形図
である。
【図5】 この発明の実施例3を示す構成図である。
【図6】 図5内の各主要信号の時間変化を示す波形図
である。
【図7】 この発明の実施例4を示す構成図である。
【図8】 図7内の各主要信号の時間変化を示す波形図
である。
【図9】 従来のCPU暴走検出回路を示すブロック図
である。
【符号の説明】
2 カウンタ回路、3 クロック発振器、10 CP
U、14 波形整形回路、15 アナログスイッチ(ス
イッチ手段)、16、17、19 オア回路、20 遅
延回路、21 ワンショットマルチバイブレータ、CK
基準クロック信号、CCK クロック計数端子、CL
カウンタクリア信号、DK 分周クロック信号、IC
L クリア入力端子、PCK クロック出力端子、PL
パルス信号、RS リセット信号、τ 一定時間。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUに並設されて基準クロック信号を
    生成するクロック発振器と、 前記CPUに内蔵され、前記基準クロック信号を分周し
    て分周クロック信号および前記分周クロック信号よりも
    周期の長いカウンタクリア信号をプログラム出力する分
    周手段と、 前記分周クロック信号を計数し、所定計数値以内に前記
    カウンタクリア信号が入力されない場合に、オーバーフ
    ローによるリセット信号を前記CPUに出力するカウン
    タ回路と、 前記リセット信号に応答して、前記基準クロック信号を
    前記カウンタ回路のクロック計数端子に入力するスイッ
    チ手段とを備えたCPU暴走検出回路。
  2. 【請求項2】 CPUに並設されて基準クロック信号を
    生成するクロック発振器と、 前記CPUに内蔵され、前記基準クロック信号を分周し
    て分周クロック信号および前記分周クロック信号よりも
    周期の長いカウンタクリア信号をプログラム出力する分
    周手段と、 前記分周クロック信号を計数し、所定計数値以内に前記
    カウンタクリア信号が入力されない場合に、オーバーフ
    ローによるリセット信号を前記CPUに出力するカウン
    タ回路と、 前記リセット信号に応答して、前記基準クロック信号を
    前記カウンタ回路のクリア入力端子に入力するスイッチ
    手段とを備えたCPU暴走検出回路。
  3. 【請求項3】 前記クロック発振器のクロック出力端子
    と前記カウンタ回路のクリア入力端子との間に遅延回路
    を挿入したことを特徴とする請求項2に記載のCPU暴
    走検出回路。
  4. 【請求項4】 CPUに並設されて基準クロック信号を
    生成するクロック発振器と、 前記CPUに内蔵され、前記基準クロック信号を分周し
    て分周クロック信号および前記分周クロック信号よりも
    周期の長いカウンタクリア信号をプログラム出力する分
    周手段と、 前記分周クロック信号を計数し、所定計数値以内に前記
    カウンタクリア信号が入力されない場合に、オーバーフ
    ローによるリセット信号を前記CPUに出力するカウン
    タ回路と、 前記リセット信号に応答して、一定時間だけ遅延された
    パルス信号を前記カウンタ回路のクリア入力端子に入力
    するワンショットマルチバイブレータとを備えたCPU
    暴走検出回路。
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