JPH08328107A - 磁気ヘッド付きカメラ - Google Patents

磁気ヘッド付きカメラ

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Publication number
JPH08328107A
JPH08328107A JP13026695A JP13026695A JPH08328107A JP H08328107 A JPH08328107 A JP H08328107A JP 13026695 A JP13026695 A JP 13026695A JP 13026695 A JP13026695 A JP 13026695A JP H08328107 A JPH08328107 A JP H08328107A
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JP
Japan
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cleaning
magnetic head
camera
cartridge
tape
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Application number
JP13026695A
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English (en)
Inventor
Wataru Sasaki
弥 佐々木
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧板の削れを防止する。 【構成】 磁気ヘッド付きカメラには、磁気ヘッドをク
リーニングする際に、写真フイルムの代わりにクリーニ
ングテープを収納したパトローネが用いられる。クリー
ニングテープには、磁気ヘッドのヘッド面の摩耗を一様
にするための研磨剤が含有されている。センサ16は、
パトローネ14の外部表示からクリーニングテープを収
納したパトローネが装填されたことを検出する。この検
出によってマイクロコンピュータ22は、モータ25を
駆動させてパトローネ14からクリーニングテープを給
送させて磁気ヘッド13のクリーニングを行う。このと
き、マイクロコンピュータ22は、引き続いてクリーニ
ングテープ用パトローネの装填を検出した場合にはモー
タ22の駆動を禁止してクリーニングテープの給送を阻
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドを内蔵した
カメラに関し、更に詳しくは、磁気ヘッドをクリーニン
グする制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、写真フイルムに磁気記録層を設
け、この磁気記録層に撮影時のシャッタ速度や絞り値、
あるいはストロボ発光の有無等の露出制御データや、撮
影時にユーザーが設定したトリミングデータ等をカメラ
側の磁気ヘッドで記録しておき、これらの書き込みデー
タをプリント処理の際に読み取って、プリント時の露出
制御やトリミング等に利用する試みがなされている。
【0003】写真フイルムには、感光乳剤面と反対側の
フイルムベースの面に磁性体を塗布して透明な磁気記録
層を形成している。カメラには、裏蓋に磁気ヘッドが取
り付けられている。この磁気ヘッドは、裏蓋に設けた圧
板の開口を通して写真フイルムの磁気記録層に背後から
接触するようになっている。そして、1コマの撮影が終
了して、写真フイルムが給送されている間に磁気ヘッド
を駆動し、撮影されたコマ毎に各種のデータを記録す
る。
【0004】ところで、磁気記録を正しく行うために
は、磁気ヘッドを清掃する作業が必要となる。清掃作業
としては、アルコールや四塩化炭素、又は専用のヘッド
クリーナ液等で磁気ヘッドの表面を拭くのが一般的であ
るが、この清掃をユーザー任せにすると、裏蓋を開けて
作業を行う際に、内部機構への液付着や損傷等の二次故
障等を招く恐れがある。また、裏蓋を開けても磁気ヘッ
ドが露呈されないタイプのカメラもある。
【0005】そこで、特開平6−19057号公報に
は、クリニーグテープ部を写真フイルムのフイルムベー
ス面側の後端部、或いは先端部に設けた写真フイルムパ
トローネが提案されている。このパトローネをカメラに
装填し、写真フイルムを給送させることで、撮影をしな
がら常に清掃を行うから、前述したような二次故障が生
じることがない。また、前記クリーニング部には、磁気
ヘッドの摩耗を一様にするための研磨も同時に行えるよ
うに、樹脂系や金属系の研磨剤微粒子を分散塗布してあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリー
ニング部に研磨剤等が含まれていると、カメラの圧板を
も削ってしまう恐れがある。カメラの圧板は、アパーチ
ャーにセットされた写真フイルムの平面性を向上させる
ために高精度な平面で加工されており、しかも写真フイ
ルムとの擦れキズを防止するために、微細な半球状の凸
部がドットパターン的に設けられているものがある。特
に、前述したクリーニング部付きの写真フイルムを装填
するカメラでは、撮影毎にクリニーングが行われるか
ら、クリーニングの過度により圧板の塗装や凸部、ある
いは平面度を損なうまでに削られると、研磨された部分
で写真フイルムにキズ等を生じさせるばかりか、写真フ
イルムの平面性を損ないピント精度が低下する恐れがあ
る。
【0007】本発明は、クリーニング作業による圧板の
削れを軽減するようにした磁気ヘッド付きカメラを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の磁気ヘッド付きカメラには、クリーニング
テープを収納したパトローネが装填されたことを検出す
る検出手段と、クリーニングテープを走行させて磁気ヘ
ッドのクリーニングを行うクリーニング手段と、前記ク
リーニング手段がクリーニングを行った後に引き続き検
出手段で前記クリーニングテープ用のパトローネの装填
が検出された場合には、前記クリーニング手段の作動を
禁止する禁止手段とを備えたものである。
【0009】本発明の磁気ヘッド付きカメラには、磁気
ヘッドをクリーニングする際に、写真フイルムの代わり
にクリーニングテープを収納したパトローネが用いられ
る。このパトローネは、検出手段によってクリーニング
用であることが検出される。この検出によってクリーニ
ング手段は、パトローネからクリーニングテープを走行
させて磁気ヘッドのクリーニングを行う。このとき、前
記クリニーング手段がクリーニングを行った後に引き続
き検出手段で前記クリーニングテープ用のパトローネの
装填を検出した場合にはクリニーング手段の作動を禁止
する。
【0010】請求項2記載の発明では、禁止手段は、前
記クリーニング手段がクリーニングを行ったことが記憶
され、写真フイルムに撮影を行った際にこの記憶がクリ
アされる記憶手段と、前記検出手段がクリーニングテー
プを収納したパトローネの装填を検出した際に、前記記
憶手段の記憶を読み出して前記クリーニング手段がクリ
ーニングを行ったことを記憶している場合には前記クリ
ーニング手段の作動を禁止する制御手段とから構成した
ものである。
【0011】請求項3記載の発明では、禁止手段が前記
クリーニング手段の作動を禁止する際にこの旨を外部に
表示する表示手段を備えたものである。
【0012】請求項4記載の発明では、禁止手段は、前
記クリーニング手段の作動を禁止する旨を外部に表示し
てから所定時間内にクリーニング強行の外部操作が行わ
れた場合に、前記クリーニング手段の作動禁止を解除し
てクリーニング手段を作動させるようにした。
【0013】請求項5記載の発明では、クリーニングテ
ープを収納したパトローネが装填されたことを検出する
検出手段と、クリーニングテープを走行させて磁気ヘッ
ドのクリーニングを行うクリーニング手段と、磁気ヘッ
ドのクリーニング時期を予測して前記クリーニング手段
の作動の可否を制御する制御手段とを備えたものであ
る。予想としては、請求項6に記載したように、撮影を
行った写真フイルムの本数、あるいは撮影コマ数に基づ
いて磁気ヘッドのクリーニング時期を予想するのが望ま
しい。
【0014】
【実施例】以下、本発明の磁気ヘッド付きカメラについ
て説明する。このカメラには、図1に示すように、アパ
ーチャー11の両側にパトローネ室とフイルム巻き取り
室とが配置され、これらの間にパーフォセンサ12と、
磁気ヘッド13とが設けられている。
【0015】パトローネ装填室には、パトローネ14が
装填される。パトローネ14には、回動自在なスプール
15が設けられており、このスプール15に磁気記録層
を形成した写真フイルムを巻回した写真フイルム用のパ
トローネ14と、写真フイルムの代わりにクリーニング
テープを巻回したクリーニング専用のパトローネ14と
がある。クリーニングテープは、写真フイルムと同じ幅
にした支持体の片面をクリーニング面とする帯び状のテ
ープで、クリーニング面は、例えばジビニルベンゼンで
架橋したポリスチレンの研磨剤微粒子を多数含んだ液を
塗布し、乾燥させることによって形成されている。クリ
ーニング面は、写真フイルムの背面、すなわち磁気記録
層側の面と同じ面である。なお、このような研磨剤微粒
子を多数のドットパターンに塗布する範囲としては、支
持体の片側全面に限ることはなく、給送された際に磁気
ヘッドが摺接する軌跡に沿って塗布するようにしてもよ
い。
【0016】クリーニングの際には、クリーニング用パ
トローネ14を装填する。このカメラは、パトローネの
種別をクリーニング用と検出した場合には、自動的にク
リーニングテープを送り出し、全部送り出した後には再
びパトローネ14の内部に全部巻き戻して1回のクリー
ニング操作を終了とする。
【0017】パトローネ装填室には、パトローネの種別
を検出するセンサ16と、スプール15を回動させるス
プール駆動軸17が配置されている。パトローネ14の
種別を検出する方法としては、パトローネ14の外部に
凹凸を設け、この凹凸の組合せを検出してもよい。この
場合には、マイクロスイッチ等のメカ的スイッチが好適
である。また、バーコードや数字等のマークで構成した
場合には、読み取る際にスキャンさせることが必要とな
るため、例えば、スプール15と一体に回転する円板1
8の表面にマークを表示し、スプール15を回転させな
がらパトローネ14の外部に設けた開口を通してこのマ
ークを読み取るようにするのが望ましい。この場合のセ
ンサとしてはフォトセンサ等の光学式センサが好適であ
る。
【0018】また、パトローネ14には、写真フイルム
の感度や撮影規定枚数、ラチチュード等のデータを組み
合わせ表示したデータ部がある。このデータ部にパトロ
ーネ14の種別を加えて表示するようにしてもよいし、
ありもしないデータ、例えば感度をISO10万、又は
撮影規定枚数を100万枚としたデータを表示し、この
ありもしないデータを読み取った際にクリーニング用の
パトローネと認識させるようにしてもよい。この場合の
センサとしては、予めカメラに設けたフイルム品種を読
み取るセンサと共用できるのでローコスト化が図れる。
【0019】写真フイルム19には、1コマあたり2個
の配列でコマ位置決め用のパーフォレーション20が設
けられている。パーフォセンサ12は、フイルム給送中
にパーフォレーション20の通過を光学的に検出し、こ
の検出信号をPF信号発生回路21に送る。PF信号発
生回路21は、パーフォ信号で時系列的なパルスを形成
して、マイクロコンピュータ22に送り、コマ送り制
御、コマ数カウンタ23でのカウントに利用するととも
に、磁気ヘッド13で磁気記録を行う際に必要な駆動用
タイミングパルスを形成するのに利用する。なお、磁気
ヘッド13で磁気記録する際の駆動タイミングパルスと
しては、写真フイルムにロータリーエンコーダーを摺接
させておき、ロータリーエンコーダーから得られるパル
ス信号で駆動させるようにしてもよい。
【0020】フイルム巻き取り室には、パトローネ14
から送り出されたクリーニングテープ、又は写真フイル
ム19を巻き取る巻き取り軸24が配置されている。巻
き取り軸24には、モータ25が内蔵されている。マイ
クロコンピュータ22は、給送モータドライバ26を制
御することで、このモータ25の回転方向を変えてフイ
ルム巻き上げ、又はフイルム巻き戻しを行う。巻き取り
軸24は、駆動伝達機構27を介してスプール駆動軸1
7に連結されており、モータ25の駆動がスプール駆動
軸17にも伝達される。
【0021】マイクロコンピュータ22には、プログラ
ムROM28、RAM29、EEPROM30、表示部
31、及び各種スイッチ32等が接続されている。各種
スイッチ32としては、シャッタボタン、裏蓋開閉スイ
ッチ等がある。RAM29には、読み取ったフイルム品
種等のデータや撮影毎の露出データ等が書き込まれる。
書き込まれた露出データは、フイルム1コマ送りの際に
読み出され、磁気ヘッドドライバー34を制御して磁気
ヘッド13で写真フイルム19の磁気記録層に書き込ま
れる。
【0022】EEPROM30には、クリーニング操作
を行ったことが記憶される。例えば、クリーニング操作
を行った際には、フラグ(以下、「CLフラグ」)を1
にしてこれを記憶しておく。マイクロコンピュータ22
は、パトローネ14の装填毎にCLフラグの値を読み出
し、引き続きクリーニング操作を行うことを禁止してこ
の旨を表示部31に表示する。なお、CLフラグは、写
真フイルム用のパトローネ14が装填された際に「0」
に上書きされる。
【0023】表示部31は、液晶表示となっており、図
2に示すように、フイルムカウント表示用セグメント部
36、デート写し込みに利用する日付け表示用セグメン
ト部37、給送マークやバッテリーマーク等セグメント
部38,39が設けられている。パトローネ14の種別
がクリーニングの場合には、例えば、図3に示すよう
に、フイルムカウンタ表示用セグメント部36を利用し
て「CL」を表示する。また、クリーニング操作が引き
続き行われること禁止する場合の表示としては、日付け
表示用セグメント部37を利用して「2nd」を表示さ
せるようにしてもよい。これらの表示としては、単に点
灯させるよりも、認識され易い点滅の方が好適である。
【0024】カメラのフイルムゲートは、図4に示すよ
うに、トンネル式フイルムゲートとなっている。裏蓋4
0に設けた圧板41には、微細な半球状の凸部42が多
数形成されており、写真フイルム19の背面(磁気記録
層側)に部分的に接触して、フイルム給送時の擦れキズ
の防止を図るとともに、アパーチャー11の背後の露光
位置でフイルム平面性を保つようにしている。また、圧
板41には、2つの開口44,45が形成されている。
一方の開口44には裏蓋40に設けたパーフォセンサ1
2が露呈されており、また、他方の開口45には裏蓋4
0に設けた磁気ヘッド13が露呈されている。この磁気
ヘッド13は、写真フイルム19の背面に常に接触する
ように配置されている。なお、符号46は、写真フイル
ム19を挟んで磁気ヘッド13に対峙する圧着ローラで
ある。また、フイルムゲートとしては、圧着式フイルム
ゲートとしてもよい。
【0025】マイクロコンピュータ22はプログラムR
OM28に記憶されたシーケンスプログラムに従ってカ
メラを統括的に制御する。このシーケンスプログラムを
図5及び図6に示す。
【0026】パトローネ14を装填するとスプール15
にスプール駆動軸17が係合する。その後、裏蓋40を
閉じることで、これに連動して裏蓋閉じ信号がマイクロ
コンピュータ22に送られる。マイクロコンピュータ2
2は、裏蓋閉じ信号を得るとセンサ16から得られる信
号に基づき、パトローネの種別を検出する。
【0027】検出結果がクリーニング用のパトローネ1
4である場合には、図6に示すクリーニングテープ制御
を実行する。この制御は、EEPROM30からCLフ
ラグの値を読み出す。初回のクリーニング操作の場合に
は、CLフラグが「0」になっているため、給送モータ
ドライバ26を制御してモータ25を正転駆動させる。
【0028】これにより、スプール15がフイルム送り
出し方向に、巻き取り軸24が不巻き取り方向に回転さ
れ、クリーニングテープがパトローネ14から送り出さ
れる。送り出されたクリーニングテープは、巻き取り軸
24に巻き取られる。全部が巻き取られると、写真フイ
ルムと同じにクリーニングテープの末端がスプール15
に係止されているから、モータ25に負荷がかかる。こ
の負荷を検知してクリーニングテープの巻き戻しを行
う。このクリーニングテープの往復給送中に、クリーニ
ング層が磁気ヘッド13のヘッドギャップ近傍に摺接
し、クリーニングが行われる。なお、クリーニングテー
プに写真フイルムと同じ配列でパーフォレーションを形
成し、パーフォ信号のカウントで巻き戻しタイミングを
得るようにしてもよい。
【0029】クリーニングテープをパトローネ14に巻
き込んだ後には、マイクロコンピュータ22がCLフラ
グを「1」にし、これをEEPROM30に書き込む。
これにより、引き続きクリーニング用のパトローネ14
の装填が行われた場合には、CLフラグを読み出しした
値が「1」となっているから、クリーニングテープの給
送を禁止する。このとき、表示部31に、「CL2n
d」の表示を点滅させてユーザーにクリーニングテープ
の過度使用であることを認識させる。これにより、過度
のクリーニング操作を防ぎ、圧板40の凸部42の削れ
を極力防ぐことができる。
【0030】上記実施例では、EEPROM30にクリ
ーニング操作を実行した記録を行うようにしているか
ら、クリーニング操作後にカメラを長期的に放置してバ
ッテリーが消耗しても、この記録が失われる恐れがな
い。しかしながら、長期期間の放置によって磁気ヘッド
13にゴミ等の汚れが付着し、磁気ヘッド13での記録
が正しく行われない恐れがある。そこで、EEPROM
30の代わりに、揮発性メモリーを設け、このメモリー
にクリーニング操作を実行した記録を行うようにしても
よい。これによれば、長期期間の放置によってバッテリ
ーが消耗した場合には、当然メモリーの記録が失われる
から、長期期間放置された後の連続クリーニング操作が
許されるようになる。
【0031】この実施例によれば、バッテリーが消耗し
ていない間では、引き続き行われるクリーニング操作を
確実に禁止している。しかしながら、バッテリーが消耗
しない長期期間の放置によって、磁気ヘッド13にゴミ
等の汚れが付着し、磁気ヘッド13での記録が正しく行
われない恐れがある。そこで、表示部31に引き続いて
行うクリーニング操作である旨の表示を行ってから一定
時間内にクリーニング強行の操作が行われた場合には、
マイクロコンピュータ22が引き続きクリーニング操作
を許すようにしてもよい。
【0032】例えば、図7に示すように、表示部31に
引き続いて行うクリーニング操作せある旨の表示を行っ
てから一定時間内に、ユーザーによるシャッレリーズ操
作(半押し又は全押し操作)が行われた場合には、引き
続いて行うクリーニング操作を許す旨の表示(点灯)に
切り換えてクリーニングテープの給送を行うようにす
る。なお、ユーザーの引き続き行うクリーニング強行操
作を検出する手段としては、シャッタボタンに限らず、
外部操作ボタンであれば何れでもよい。
【0033】上記実施例では、引き続き行われるクリー
ニング操作を単に禁止するようにしている。したがっ
て、初回のクリーニング操作はいつでも行えるととも
に、1本の写真フイルムに対して少なくとも1回の撮影
を行った後には確実にクリーニング操作が行えるように
なる。しかしながら、クリーニング操作は、長期的に使
用した磁気ヘッドに対して行うことでその効果が顕著に
現れる。そこで、撮影を行った写真フイルムの本数を記
憶して、予め定められた本数以上の写真フイルムに対し
て撮影を行っていない場合には、クリーニング操作を禁
止するようにしてもよい。この場合には、図8及び図9
に示すように、撮影を行った写真フイルムの本数(RS
N)の値を、撮影終了後にEEPROM30に書き込
む。この書き込みは、露光完了後の写真フイルムを巻き
戻す毎にその回数を積算した値が記録される。
【0034】この写真フイルムの本数(RSN)の値が
予め定められた値(β)を越える迄に、クリーニング操
作が行われた場合には、図9に示すように、クリーニン
グテープの給送を禁止するとともに、表示部31にクリ
ーニングの必要がない旨を表示する。この表示として
は、図10に示すように、日付け表示用セグメント部3
7を利用して「no」を点滅表示させる。そして、予め
定められた本数分以上の写真フイルムに撮影を行った後
に、クリーニング操作が許容され、このクリーニング操
作を行った後には写真フイルムの本数(RSN)の値が
クリアされる。これによれば、予め定められた本数分以
上の写真フイルムに撮影を行わないとクリーニング操作
が行えないようにしているから、当然引き続いてクリー
ニング操作が行われた場合も禁止され、クリーニングの
過度を確実に防止することができる。
【0035】上記実施例では、クリーニング操作の可否
を制御する基準として、撮影を行った写真フイルムの本
数で決めているが、これの代わりに、撮影を行ったコマ
数に応じてクリーニング操作の可否を制御するようにし
てもよい。
【0036】また、クリーニング操作の可否を制御する
基準としては、磁気ヘッドを利用して写真フイルムに磁
気記録したデータを再生し、予め定められた基準再生出
力レベルと比較して、再生出力レベルが基準再生出力レ
ベル以下に低下した場合に、クリーニング操作を許容す
るようにしてもよい。この場合には、カメラに再生用の
アンプと、書き込み用の磁気ヘッドドライバ34に接続
された磁気ヘッド13を前記アンプに切り換える手段
と、アンプから得られる再生出力レベルを基準再生出力
レベルと比較してクリーニング操作の可否を制御する制
御手段とを備える必要がある。
【0037】磁気ヘッドで再生するタイミングとして
は、写真フイルムの1コマ給送中は各種データの記録を
行うから、最後のコマに撮影を完了した後のフイルム巻
き込み給送中に再生するのが好適である。そして、制御
手段がクリーニング操作を許す時期に到達した際には、
表示部31にクリーニング時期である旨の表示を行うよ
うにするのが望ましい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ヘッ
ド付きカメラでは、クリーニング手段がクリーニングを
行った後に検出手段が引き続きクリーニングテープ用の
パトローネの装填を検出した場合には、禁止手段がクリ
ーニング手段の作動を禁止するから、連続して磁気ヘッ
ドをクリーニングすることを確実に防止でき、圧板の削
れの軽減を図ることができる。
【0039】請求項3記載の発明では、禁止手段がクリ
ーニング手段の作動を禁止する旨を外部に表示する表示
手段を備えたから、給送トラブル等と間違えるユーザー
の誤認識を未然に防止できる。請求項4記載の発明で
は、クリーニング強行の外部操作が行われた場合に、ク
リーニング手段の作動の禁止を解除するようにしたか
ら、例えば初回のクリーニングを行ってからカメラを長
期的に放置することで磁気ヘッドに汚れ等が付着したケ
ース等の対処がユーザーサイドで行える。
【0040】請求項5記載の発明では、制御手段が予想
に基づいてクリーニング手段のクリーニングテープの走
行の可否を制御するようにしたから、単に引き続き行う
クリーニング操作の禁止を行ったカメラと比較して、さ
らにクリーニングの過度が防止できるとともに、請求項
6に記載したように、撮影を行った写真フイルムの本
数、あるいは撮影コマ数に基づいて磁気ヘッドのクリー
ニング時期を予想すれば、磁気ヘッドのクリーニング時
期の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッド付きカメラの背面側から見
た状態を示す概略説明図である。
【図2】カメラの表示部を全点灯した状態を示す説明図
である。
【図3】引き続きクリーニング操作を行った際の表示部
の表示状態を示す説明図である。
【図4】カメラの裏蓋、及び圧板の概略を示す要部断面
図である。
【図5】カメラの動作制御を示すフローチャート図であ
る。
【図6】クリーニングテープ制御を示すフローチャート
図である。
【図7】クリーニング強行の外部操作の実施例を示すフ
ローチャート図である。
【図8】撮影を行った写真フイルムの本数に応じてクリ
ーニング操作の可否を制御する実施例を示すフローチャ
ート図である。
【図9】図8で説明した実施例のクリーニングテープ制
御のフローチャート図である。
【図10】図8で説明した実施例でのクリーニング操作
を禁止する旨の表示形態を示す説明図である。
【符号の説明】
11 アパーチャー 12 パーフォセンサ 13 磁気ヘッド 15 スプール 14 パトローネ 19 写真フイルム 20 パーフォレーション 24 巻き取り軸 25 モータ 31 表示部 40 裏蓋 41 圧板 42 凸部 46 圧着ローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムに設けられた磁気記録層に
    摺接して磁気記録を行う磁気ヘッドを備えた磁気ヘッド
    付きカメラにおいて、 クリーニングテープを収納したパトローネが装填された
    ことを検出する検出手段と、クリーニングテープを走行
    させて磁気ヘッドのクリーニングを行うクリーニング手
    段と、前記クリーニング手段がクリーニングを行った後
    に引き続き検出手段で前記クリーニングテープ用のパト
    ローネの装填が検出された場合には、前記クリーニング
    手段の作動を禁止する禁止手段とを備えたことを特徴と
    する磁気ヘッド付きカメラ。
  2. 【請求項2】 前記禁止手段は、前記クリーニング手段
    がクリーニングを行ったことが記憶され、写真フイルム
    に撮影を行った際にこの記憶がクリアされる記憶手段
    と、前記検出手段がクリーニングテープを収納したパト
    ローネの装填を検出した際に、前記記憶手段の記憶を読
    み出して前記クリーニング手段がクリーニングを行った
    ことを記憶している場合には前記クリーニング手段の作
    動を禁止する制御手段とから構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の磁気ヘッド付きカメラ。
  3. 【請求項3】 前記禁止手段が前記クリーニング手段の
    作動を禁止する際にこの旨を外部に表示する表示手段を
    備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の磁気ヘッ
    ド付きカメラ。
  4. 【請求項4】 前記禁止手段は、前記クリーニング手段
    の作動を禁止する旨を外部に表示してから所定時間内に
    クリーニング強行の外部操作が行われた場合に、前記ク
    リーニング手段の作動禁止を解除してクリーニング手段
    を作動させるようにしたことを特徴とする請求項1又は
    3いずれか記載の磁気ヘッド付きカメラ。
  5. 【請求項5】 写真フイルムに設けられた磁気記録層に
    摺接して磁気記録を行う磁気ヘッドを備えた磁気ヘッド
    付きカメラにおいて、 クリーニングテープを収納したパトローネが装填された
    ことを検出する検出手段と、クリーニングテープを走行
    させて磁気ヘッドのクリーニングを行うクリーニング手
    段と、磁気ヘッドのクリーニング時期を予測して前記ク
    リーニング手段の作動の可否を制御する制御手段とを備
    えたことを特徴する磁気ヘッド付きカメラ。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、撮影を行った写真フイ
    ルムの本数、あるいは撮影コマ数に基づいて磁気ヘッド
    のクリーニング時期を予測することを特徴とする請求項
    5記載の磁気ヘッド付きカメラ。
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