JPH08327985A - フィルム及び液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

フィルム及び液晶表示装置の製造方法

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JPH08327985A
JPH08327985A JP13451095A JP13451095A JPH08327985A JP H08327985 A JPH08327985 A JP H08327985A JP 13451095 A JP13451095 A JP 13451095A JP 13451095 A JP13451095 A JP 13451095A JP H08327985 A JPH08327985 A JP H08327985A
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liquid crystal
transparent substrate
transparent substrates
transparent
crystal display
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JP13451095A
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Inventor
Yoshihisa Takakusaki
宣久 高草木
Hideaki Shirokura
英明 白倉
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレキシブル性を有する透明基板を用いて液
晶表示装置を構成するいわゆるフィルムLCDの製造方
法の改善に関する。 【構成】 複数の第2の透明基板12が一列に連なって構
成される第2の一連体R12から、n枚の第2の透明基板
12が連なるように切り出し、1行にn枚の第1の透明基
板11が連なるものを複数行有する第1の一連体R11の1
行分の第1の透明基板11と、第2の一連体R12から切り
だされた、n枚が連なる第2の透明基板12とを対向配置
したのちに貼り合わせて、一体化された第1,第2の透
明基板11,12が複数形成されてなる第3の一連体を形成
し、第3の一連体から、一体化された第1,第2の透明
基板11,12を個別に切り出して液晶を注入し、複数の液
晶表示装置を形成すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置の製造方法
に関し、更に詳しく言えば、フレキシブル性を有する透
明基板を用いて液晶表示装置を構成するいわゆるフィル
ムLCD(Liquid Crystal Display )の製造方法の改
善に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は軽量であるがゆえ
に携帯電話、電子手帳などのように多方面の装置に用い
られている。特にこのような携帯を目的とする装置に用
いられる液晶表示装置には、小型化、軽量化、高耐久化
などが要求されており、液晶表示装置を構成する透明基
板の材質として、従前のガラス基板に変えてフレキシブ
ル性を有するフィルムなどの基板を用いたフィルムLC
Dが注目されてきている。
【0003】このフィルムLCDの製造の際に、量産性
を高めるための一法としてラミネート方式と称する方法
が提唱されてきている。この方法は、フレキシブル性を
有する透明基板が複数枚一体化されて形成された大判の
フレキシブル基板をロール状に巻き、図10に示すよう
に、上側の透明基板を複数枚有する大判のフレキシブル
基板を巻いた上側のロール(R1)と、下側の透明基板
を複数枚有する大判のフレキシブル基板を巻いた下側の
ロール(R2)との表面に、ITO(IndiumTin Oxid
e)膜からなる透明電極や、配向膜を形成するなどの種
々の処理を施した後に、圧着器(PK)を用いて貼り合
わせてその間に液晶を封入し、複数の液晶表示装置が一
体化されたものを形成した後に、個々の液晶表示装置を
切り出して製造する方法である。
【0004】このラミネート方式を用いて形成されたフ
ィルムLCDを図11、図12に示す。図11は当該液
晶表示装置を下側基板の第2の透明基板(2)の側から
見た上面図であり、図12は図11のC−C線断面図で
ある。図12に示すように、このフィルムLCDは、フ
レキシブル性を有する第1の透明基板(1)と第2の透
明基板(2)とが対向されてシール材(S1)によって
貼り合わされ、シール材(S1)のパターンで形成され
た注入口(CH)から液晶(LC)が注入されることで
形成される。
【0005】第1の透明基板(1)は第2の透明基板
(2)に比して面積が小さく、第2の透明基板の端部か
ら突出して庇が形成されている。この庇には図11、図
12に示すように、外部機器とのコンタクトをとるため
の引出電極(OE)が形成されている。このような液晶
表示装置をラミネート方式で製造するには、図13に示
す第1の透明基板(1)が複数枚一体化されてなる第1
のロール(R1)と、図14に示す第2の透明基板
(2)が複数枚一体化されてなる第2のロール(R2)
とを位置合せした後に、シール材(S1)によって圧着
したのちに、注入口(CH)から液晶を注入して封入す
る。その後、各々の液晶表示装置ごとにカッターなどで
切り出すことにより、図11、図12に示すような液晶
表示装置が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の製造方法によると、以下に示すような問題が生じ
る。すなわち、図11、図12に示すように、引出電極
(OE)を引き出すための庇を形成するために、通常第
2の透明基板(2)は、第1の透明基板(1)よりも面
積が小さく形成されている。
【0007】そこで、第2のロール(R2)には第2の
透明基板(2)をマトリクス状に配置する都合上、図1
4に示すように切断後に除去する領域であるダミー部
(DB)が形成されており、第1のロール(R1)と第
2のロール(R2)とを位置合せして貼り合わせた後
に、第2のロール(R2)のダミー部(DB)を切除し
て、第1の透明基板(1)を第2の透明基板(2)の端
部から突出させて庇を形成し、引出電極(OE)を露出
させている。
【0008】具体的には、図15に示すように、切断線
(C1,C2,C3)からカッターを用いて第1、第2
のロール(R1,R2)を切断して、1個の液晶表示装
置を切り出すわけであるが、ダミー部(DB)を切断す
るときに、特に切断線(C1)をカッターで切断する際
には、第2のロール(R2)のみを切り出す必要がある
ので、この箇所での切り出しには非常に慎重な作業が要
求される。
【0009】しかし実際には図15に示すような切断線
(C1)で第2のロール(R2)を切断する際に、第2
のロール(R2)のみを選択的に切断するということは
非常に困難であって、しばしば図16に示すようにカッ
ター(CT)が第1のロール(R1)の表面にまで達し
てしまい、これによって第1のロール(R1)の表面に
形成された引出電極(OE)が切断されて断線が生じて
しまうので、当該フィルムLCDの歩留まりが著しく低
下してしまうという問題が生じていた。
【0010】そこで、図17に示すように、第2のロー
ル(R2)のダミー部(DB)に該当する部分に予め抜
き孔(NH)を形成しておき、これと第1のロール(R
1)を貼り合わせたのちに切り出すことで、電極が形成
されている箇所にカッターを入れずに複数の液晶表示装
置を切り出して、上述の断線を回避するという方法が提
案されている。
【0011】しかしながら、第2のロール(R2)は柔
軟で剛性に乏しく、図17に示すように抜き孔(NH)
がこれに形成されてしまうと、ただでさえ柔軟な第2の
ロール(R2)がさらに柔軟になり、例えば位置合せが
困難になるなど、取り扱いが非常に困難になるという問
題が生じていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の欠点
に鑑み成されたもので、図2,図7に例示するように、
フレキシブル性を有する第1の透明基板と第2の透明基
板とが対向配置され、その間に液晶が封入され、前記第
2の透明基板から突出する前記第1の透明基板上に、当
該液晶表示装置の駆動に係る引出電極が形成されてなる
液晶表示装置の製造に用いられ、複数の前記第2の透明
基板が一列若しくは二列に連なって構成されることを特
徴とするフィルムや、第1の透明基板と第2の透明基板
とが対向配置され、その間に液晶が封入され、前記第2
の透明基板から突出する前記第1の透明基板上に、当該
液晶表示装置の駆動に係る引出電極が形成されてなる液
晶表示装置の製造方法であって、複数の前記第2の透明
基板が一列に連なって構成される第2の一連体から、n
(nは自然数)枚の第2の透明基板が連なるように切り
出す工程と、1行にn枚の前記第1の透明基板が連なる
ものを複数行有する第1の一連体の1行分の前記第1の
透明基板と、前記第2の一連体から切りだされた、n枚
が連なる第2の透明基板とを対向配置したのちに貼り合
わせて、一体化された前記第1,第2の透明基板が複数
形成されてなる第3の一連体を形成する工程と、前記第
3の一連体から、一体化された前記第1,第2の透明基
板を個別に切り出して液晶を注入し、複数の液晶表示装
置を形成する工程とを有することを特徴とする液晶表示
装置の製造方法により、第2の透明基板を切り出すとき
に、対向する庇状の第1の透明基板上に形成された引出
電極を切断してしまうことを極力抑止して、ラミネート
方式によるフィルムLCDの製造を容易たらしめるもの
である。
【0013】
【作 用】本発明に係るフィルムによれば、図2,図7
に示すように第2の透明基板の複数枚が一列若しくは二
列に連なって構成されているため、第2の透明基板が一
列もしくは二列に連なるものを1回の切り出しで容易に
形成することができるので、後述の液晶表示装置の製造
方法を容易に実施することが可能になる。
【0014】本発明に係る液晶表示装置の製造方法によ
れば、図2に示すように第2の一連体(R12)は第2
の透明基板(12)が一列に連なるがゆえにその幅はほ
ぼ第2の透明基板(12)の幅と合致しており、図14
に示す従来のように第2の透明基板(2)をマトリクス
状に配置する都合上必要であったダミー部(DB)が第
2の一連体(R12)には設けられていない。
【0015】これからn枚の第2の透明基板(12)が
一列に連なるものを切り出したのちに第1の一連体(R
11)の、1行に連なるn枚の第1の透明基板(11)
とを対向配置して位置合せして貼りつければ、これらが
貼り付けられた時点で、図4に示すように第1の透明基
板(11)は第2の透明基板(12)から突出してお
り、すでにこの突出部で引出電極(OE)が露出してい
るので、従来上述の引出電極を露出させるために必要で
あった、第2のロール(R2)からダミー部(DB)を
切除する工程が不要になる。
【0016】よって、従来のように第2のロール(R
2)からダミー部(DB)を切り出す時に、引出電極
(OE)の露出する部分で選択的に第2の透明基板
(2)のみを切り出すという困難な作業が不要になり、
図16に示すように、この作業が失敗して引出電極(O
E)に断線が生じることを抑止出来る。したがって、引
出電極の切断による当該液晶表示装置の歩留まりの低下
を極力抑止できるのでその分歩留まりが向上し、ラミネ
ート方式によるフィルムLCDの製造を容易にすること
が可能になる。
【0017】また、従来用いていた図17に示すような
抜き孔(NH)が設けられた大判のフィルムからなる第
2のロール(R2)を用いて製造していないので、第2
の一連体(R12)が柔軟になりすぎて、保持や位置合
せが難しくなるなど、取り扱いが困難になることも抑止
することが可能である。さらに、従来切除して廃棄して
いたダミー部(DB)が第2のロール(R2)に設けら
れていないので、これを切除しない分だけロールに無駄
がなくなるのでコストの低減が可能になる。
【0018】なお、本発明に係る液晶表示装置の製造方
法において、図7に例示するような第2の透明基板の複
数枚が二列に連なって構成される第2の一連体(R1
2)から、2列n枚,合計2n(nは自然数)枚の第2
の透明基板(12)が連なるように切り出したのちに、
1行にn枚の第1の透明基板(11)が連なるものを複
数行有する第1の一連体(R11)の2行分の第1の透
明基板と、第2の一連体から切りだされた、2n枚が連
なる第2の透明基板を対向配置したのちに貼り合わせ
て、一体化された第1,第2の透明基板(11,12)
が複数形成されてなる第3の一連体を形成している。
【0019】このため、第2の透明基板(12)の複数
枚が2列に連なって第2の一連体(R12)が構成され
ることにより、第1の一連体と切り出された第2の一連
体とを位置合せして貼り合わせる際に、一度の位置合せ
で2行n枚,合計2n枚の位置合せ/貼り合わせをする
ことができるので、1回の位置合せで1行n枚、計n枚
の位置合せ/貼り合わせをしていた場合に比して、2倍
の作業効率で液晶表示装置を製造することが可能にな
る。
【0020】
【実施例】
(1)第1の実施例 以下で、本発明の第1の実施例に係る液晶表示装置の製
造方法について図面を参照しながら説明する。本実施例
に係る液晶表示装置は、図5、図6に示すようなフィル
ムLCDであって、フレキシブル性を有する第1の透明
基板(11)と第2の透明基板(12)とが対向されて
シール材(S11)によって貼り合わされ、シール材
(S11)のパターンで形成された注入口(CH)から
液晶(LC)が注入されることで形成される液晶表示装
置である。
【0021】第1の透明基板(11)は第2の透明基板
(12)に比して面積が小さく、第2の透明基板(1
2)の端部から突出している。この突出部分には図5、
図6に示すように、外部機器とのコンタクトをとるため
の引出電極(OE)が形成されている。このようなフィ
ルムLCDの製造方法について以下で説明する。
【0022】本実施例では、ラミネート方式を用いて製
造しており、図1に示すように第1の一連体の一例であ
って、第1の透明基板(11)が複数枚マトリクス状に
形成されている第1のロール(R11)と、図2に示す
ような第2の一連体の一例であって、複数の第2の透明
基板(12)が一列に連なって形成されている第2のロ
ール(R12)とを貼り合わせて形成するものである。
【0023】すなわち、第1のロール(R11)の各々
の第1の透明基板(11)上には、不図示のITO電
極、平坦化膜、配向膜など所定の部材が積層されてお
り、この第1のロール(R11)には1行に3枚の第1
の透明基板(11)が形成されている。また、第2のロ
ール(R12)の各々の第2の透明基板(12)上に
は、不図示のITO電極、平坦化膜、配向膜など所定の
部材に加えてシール材(S11)が形成されており、こ
のロールの幅は、ほぼ第2の透明基板(12)の幅と一
致している。
【0024】まず、図3に示すように第2のロール(R
12)から、3枚の第2の透明基板(12)が連なるも
のを切り出して、第1のロール(R11)上に、各々の
第1,第2の透明基板(11,12)が対向配置される
ように位置合せしてシール材(S11)で貼り合わせる
(図4)。次いで、第1のロール(R11)を1行分だ
け送り、第2のロール(R12)から、一列に連なる3
枚の第2の透明基板(12)を新たに切り出し、第1の
ロール(R11)上に、各々の第1,第2の透明基板
(11,12)が対向配置されるように位置合せしてシ
ール材(S11)で貼り合わせる。
【0025】上記の動作を、第1のロール(R11)の
各行について繰り返し行うと、図4に示すように、第
1、第2のロール(R11,R12)が一体化されたも
の(以下で第3のロールと称する)が形成される。本実
施例では第2のロール(R12)は複数の第2の透明基
板(12)が一列に連なるがゆえにその幅はほぼ第2の
透明基板(12)の幅と合致しており、図14に示す従
来のように第2の透明基板(2)をマトリクス状に配置
する都合上必要であったダミー部(DB)が第2のロー
ル(R12)には設けられていないので、第2のロール
(R12)から3枚ずつ切り出して第1のロール(R1
1)に貼り合わせた時点で、図4に示すようにすでに第
1の透明基板(11)は第2の透明基板(12)から突
出しており、その突出部で引出電極(OE)が露出して
いる。
【0026】次いで、第3のロールから、一体化された
第1,第2の透明基板(11,12)を個別に切り出
す。この工程では、図4に示す第1の透明基板(11)
の境界線に不図示の切断用カッターの刃を入れ、第1の
透明基板(11)と第2の透明基板(12)とを同時に
切り出す。その後、それぞれの一体化された第1,第2
の透明基板(11,12)との間に、注入口(CH)か
ら液晶を封入することにより、図5、図6に示すような
フィルムLCDを製造することができる。
【0027】以上説明したように本実施例に係る液晶表
示装置の製造方法によれば、図2に示すように第2の透
明基板(12)が一列に連なって第2のロール(R1
2)が形成されており、これから3枚ずつ切り出して第
1のロール(R11)に貼り合わせた時点で図4に示す
ようにすでに引出電極(OE)が露出している。このた
め、従来引出電極(OE)を露出させるために必要であ
った、第2のロール(R2)からダミー部(OE)を切
除する工程が不要になるので、図15に示すように第2
のロール(R2)からダミー部(DB)を切り出す時
に、引出電極(OE)の露出する部分で選択的に第2の
透明基板(2)のみを切り出すという困難な作業が不要
になり、図16に示すように、この作業が失敗して引出
電極(OE)に断線が生じてしまうことを極力抑止する
ことが可能になる。
【0028】したがって、引出電極(OE)の切断によ
る当該液晶表示装置の歩留まりの低下を極力抑止できる
ので歩留まりが向上し、ラミネート方式によるフィルム
LCDの製造を容易にすることが可能になる。また、従
来用いていた図17に示すような抜き孔(NH)が設け
られた大判のフィルムからなる第2のロール(R12)
を用いて製造をしていないので、第2のロール(R2)
が柔軟になりすぎて、その保持や位置合せが難しくなる
など、取り扱いが困難になることも抑止することが可能
である。
【0029】さらに、従来切除していたダミー部(D
B)が第2のロール(R2)に設けられていないので、
これを切除しない分だけロールに無駄がなくなり、有効
にロールの面積を活用出来るのでコストの低減が可能に
なる。なお、本実施例では簡単のために第1のロール
(R11)が1行につき3枚の第1の透明基板(1)が
形成されている場合について説明しているが、本発明は
これに限らず、例えば1行について十数枚の第1の透明
基板(11)が形成されるような大判のロールなどでも
同様の効果を奏する。
【0030】(2)第2の実施例 以下で、本発明に係る第2の実施例について説明する。
なお、第1の実施例と共通する事項については重複を避
けるため説明を省略する。本実施例が第1の実施例と異
なる点は、第1の実施例では図2に示すように第2のロ
ール(R12)は複数の第2の透明基板(12)が一列
に連なっているが、本実施例では図7に示すように複数
の第2の透明基板が2列に連なって第2のロール(R1
2)が構成されるという点である。
【0031】本実施例では、第1の透明基板(11)と
第2の透明基板(12)を貼り合わせる工程で、まず上
述の第2のロール(R12)から、一列に連なる3枚の
第2の透明基板(12)を2行分、すなわち合計6枚分
だけ切り出し、図8に示すような第1のロール(R1
1)の2行にわたって各々の第1,第2の透明基板(1
1,12)が6枚対向配置されるように位置合せし、図
9に示すようにシール材(S11)で貼り合わせる。
【0032】上記の動作を、第1のロール(R11)の
各行について繰り返し行うと、第1、第2のロール(R
11,R12)が一体化されたもの(以下で第3のロー
ルと称する)が形成される。その後は第1の実施例と同
様に、一体化された第1,第2の透明基板(11,1
2)を個別に切り出して液晶を封入して複数の液晶表示
装置を製造する。
【0033】本実施例では、第1の実施例と異なり、図
7に示すように第2の透明基板(12)が2列連なって
第2のロール(R12)が形成されているので、第1の
ロール(R11)と、切り出された第2のロール(R1
2)とを位置合せして貼り合わせる際に、一度の位置合
せで2行n枚,合計2n枚の位置合せをして貼り合わせ
ることができるので、1回の位置合せで1行n枚、計n
枚の位置合せ/貼り合わせをしていた第1の実施例に比
して、2倍の作業効率で液晶表示装置を製造することが
可能になる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るフィル
ムによれば、複数の第2の透明基板が一列若しくは二列
に連なって構成されているため、第2の透明基板が一列
もしくは二列に連なるものを1回の切り出しで容易に形
成することができるので、後述の液晶表示装置の製造方
法を容易に実施することが可能になる。
【0035】本発明に係る液晶表示装置の製造方法によ
れば、第2の透明基板をマトリクス状に配置する都合上
必要であったダミー部が第2の一連体には設けられてい
ないので、従来上述の引出電極を露出させるために必要
であった、ダミー部を切除する工程が不要になる。よっ
て、従来のように第2のロールからダミー部を切り出す
時に、引出電極の露出する部分で選択的に第2の透明基
板のみを切り出すという作業が不要になり、この作業が
失敗して引出電極に断線が生じることを極力抑止するこ
とが可能になる。
【0036】したがって、引出電極の切断による当該液
晶表示装置の歩留まりの低下を極力抑止できるのでその
分歩留まりが向上し、ラミネート方式によるフィルムL
CDの製造を容易にすることが可能になる。また、従来
用いていた抜き孔が設けられた大判のフィルムからなる
第2のロールを用いていないので、第2の一連体が柔軟
になりすぎて、保持や位置合せが難しくなるなど、取り
扱いが困難になることも抑止可能である。
【0037】さらに、従来切除していたダミー部が第2
のロールに設けられていないので、これを切除しない分
だけロールに無駄がなくなり、コストの低減が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る第1のロールを説
明する上面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る第2のロールを説
明する上面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る第1のロールと第
2のロールを説明する斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る第3のロールを説
明する上面図である。
【図5】本発明の実施例に係る液晶表示装置を説明する
上面図である。
【図6】本発明の実施例に係る液晶表示装置を説明する
断面図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る第2のロールを説
明する上面図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係る第1のロールを説
明する上面図である。
【図9】本発明の第2の実施例に係る第3のロールを説
明する上面図である。
【図10】ラミネート方式による液晶表示装置の製造方
法を説明する図である。
【図11】従来例に係る液晶表示装置を説明する上面図
である。
【図12】従来例に係る液晶表示装置を説明する断面図
である。
【図13】従来例に係る第1のロールを説明する上面図
である。
【図14】従来例に係る第2のロールを説明する上面図
である。
【図15】従来例に係るフィルムLCDの切り出し方法
について説明する断面図である。
【図16】従来例の問題点を説明する断面図である。
【図17】従来の問題を回避すべく提案された第2のロ
ールを説明する上面図である。
【符号の説明】
(11) 第1の透明基板 (12) 第2の透明基板 (R11) 第1のロール(第1の一連体) (R12) 第2のロール(第2の一連体) (CH) 注入口 (S11) シール材 (OE) 引出電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブル性を有する第1の透明基板
    と第2の透明基板とが対向配置され、その間に液晶が封
    入され、前記第2の透明基板から突出する前記第1の透
    明基板上に、当該液晶表示装置の駆動に係る引出電極が
    形成されてなる液晶表示装置の製造に用いられ、 複数の前記第2の透明基板が一列若しくは二列に連なっ
    て構成されることを特徴とするフィルム。
  2. 【請求項2】 第1の透明基板と第2の透明基板とが対
    向配置され、その間に液晶が封入され、前記第2の透明
    基板から突出する前記第1の透明基板上に、当該液晶表
    示装置の駆動に係る引出電極が形成されてなる液晶表示
    装置の製造方法であって、 複数の前記第2の透明基板が一列に連なって構成される
    第2の一連体から、n(nは自然数)枚の第2の透明基
    板が連なるように切り出す工程と、 1行にn枚の前記第1の透明基板が連なるものを複数行
    有する第1の一連体の1行分の前記第1の透明基板と、
    前記第2の一連体から切りだされた、n枚が連なる第2
    の透明基板とを対向配置したのちに貼り合わせて、一体
    化された前記第1,第2の透明基板が複数形成されてな
    る第3の一連体を形成する工程と、 前記第3の一連体から、一体化された前記第1,第2の
    透明基板を個別に切り出して液晶を注入し、複数の液晶
    表示装置を形成する工程とを有することを特徴とする液
    晶表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1の透明基板と第2の透明基板とが対
    向配置され、その間に液晶が封入され、前記第2の透明
    基板から突出する前記第1の透明基板上に、当該液晶表
    示装置の駆動に係る引出電極が形成されてなる液晶表示
    装置の製造方法であって、 複数の前記第2の透明基板が2列に連なって構成される
    第2の一連体から、2列n枚(nは自然数),合計2n
    枚の第2の透明基板が連なるように切り出す工程と、 1行にn枚の前記第1の透明基板が連なるものを複数行
    有する第1の一連体の2行分の前記第1の透明基板と、
    前記第2の一連体から切りだされた、2列n枚,合計2
    n枚が連なる第2の透明基板を対向配置したのちに貼り
    合わせて、一体化された前記第1,第2の透明基板が複
    数形成されてなる第3の一連体を形成する工程と、 前記第3の一連体から、一体化された前記第1,第2の
    透明基板を個別に切り出して液晶を注入し、複数の液晶
    表示装置を形成する工程とを有することを特徴とする液
    晶表示装置の製造方法。
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