JPH08327700A - Pcmコーデック及びそのテスト方法 - Google Patents

Pcmコーデック及びそのテスト方法

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JPH08327700A
JPH08327700A JP7137898A JP13789895A JPH08327700A JP H08327700 A JPH08327700 A JP H08327700A JP 7137898 A JP7137898 A JP 7137898A JP 13789895 A JP13789895 A JP 13789895A JP H08327700 A JPH08327700 A JP H08327700A
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offset
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serial
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JP7137898A
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Yasushi Fujiwara
靖史 藤原
Hiroshi Noda
寛 野田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間でA/D(アナログ/ディジタル)変
換出力部が出力するデータのテストが可能なPCMコー
デック及びそのテスト方法を得る。 【構成】 内部回路1が出力するパラレルデータに、実
動作モードとテスト動作モードとを選択的に切り換える
制御信号に応じて、テスト動作時のみオフセットを加え
て出力するオフセット回路2と、その出力をシリアルデ
ータに変換して出力するP/S(パラレル/シリアル)
変換回路3とをPCMコーデックのA/D変換出力部に
備える。 【効果】 PCMコーデックをテストするテスタにおい
て、PCMコーデックが出力するシリアルデータにオフ
セットを加える処理を省くことができ、テスト時間が大
幅に短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PCMコーデックに関
し、特にテスト動作時に要する時間を短縮するPCMコ
ーデック及びそのテスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のPCMコーデックのチップ
内部のA/D(アナログ/ディジタル)変換出力部の構
成を示すブロック図である。図7中の1はA/D変換器
を主として構成され、そのA/D変換器に基づいてパラ
レルデータを出力する内部回路、3はパラレルデータを
シリアルデータに変換するP/S(パラレル/シリア
ル)変換回路、10はPCMコーデックのチップ、5は
チップ10の出力端子である。図7中のチップ10は主
にPCMコーデックのA/D変換出力部について示して
おり、その他の部分は、説明上必要ないので、省略され
ている。上記パラレルデータの一例として符号ビット
(MSB)付き14ビットのパラレルデータ形式の信号
(以下符号ビット付き14bitパラレルデータと称
す)を用いて説明する。
【0003】図7に示すように、A/D変換出力部は、
内部回路1とP/S変換回路3を有する。内部回路1
は、符号ビット付き14bitパラレルデータをP/S
変換回路3へ出力する。P/S変換回路3は、符号ビッ
ト付き14bitパラレルデータを符号ビット付き14
ビットのシリアルデータ形式の信号(以下符号ビット付
き14bitシリアルデータと称す)に変換して出力端
子5に出力する。
【0004】次に、図7に示すチップ10のA/D変換
出力部のテスト方法について説明する。まず、図7に示
すチップ10をテスタに設置する。次に、図8に示す従
来のA/D変換出力部のテストフローチャートに基づい
てテストする。以下、図8のフローチャートの各フロー
について説明する。
【0005】”テスタの設定”のフローでは、チップ1
0へ入力する電源、クロック信号、データ等やチップ1
0から出力される信号を測定するための条件を、テスタ
のパラメータで設定する。
【0006】”チップの動作、出力信号取込み”のフロ
ーでは、設定された条件に基づいてチップ10が動作
し、その時にチップ10が出力する符号ビット付き14
bitシリアルデータをテスタが備えているパターンメ
モリに取り込む。
【0007】”測定信号の読み出し”のフローでは、テ
スト結果を算出するために、パターンメモリから符号ビ
ット付き14bitシリアルデータを読み出す。
【0008】”シリアル/パラレル変換”のフローで
は、パターンメモリから読み出した符号ビット付き14
bitシリアルデータを符号ビット付き14bitパラ
レルデータ(以下テスタ内パラレルデータと称す)に変
換する。
【0009】”オフセット変換”のフローでは、テスタ
内パラレルデータに以下に述べる符号ビットに応じてオ
フセットを加える。例えば、チップ10が出力する符号
ビット付き14bitシリアルデータが’−8192’
(10進)の真値であるとき、これを符号ビット付き1
4bitのPCMコードのデータ形式で表すと図10に
示すようになる。
【0010】ところがテスタはそれに対応するテスタ内
パラレルデータの符号ビット(データの正負)を符号ビ
ットと認識せず、符号ビットを含めた各ビットを全て重
み付けのビットと認識する。例えば、例に挙げた上記の
符号ビット付き14bitシリアルデータは’+819
2’(10進)と認識する。図11に符号ビット付き1
4bitシリアルデータの真値に対するオフセット変換
前、オフセット変換後のテスタ内パラレルデータのテス
タの認識値を示す。図11のオフセット変換前の欄に示
すように、オフセット変換前のテスタの認識値は、シリ
アルデータの連続した真値に対して不連続となる。この
ままでは、この不連続が起因して、後述する ”データ
演算、テスト結果算出”のフローで、誤ったテスト結果
を算出する。
【0011】このためテスタでは正しいテスト結果を算
出するために、テスタ内パラレルデータに符号ビットに
応じてオフセットを加えることで、テスタ内パラレルデ
ータのテスタの認識値を連続的にする。”オフセット変
換”のフローの一例として図9にオフセット変換の詳細
なフローチャートを示す。図9に示すように、テスタが
テスタ内パラレルデータのテスタの認識値を8192以
上と認識すれば、その認識値から16384を減算す
る。その結果図11のオフセット変換後の欄に示すよう
に符号ビット付き14bitシリアルデータの真値とテ
スタ内パラレルデータのテスタの認識値とが連続的な対
応関係になる。
【0012】”データ演算、テスト結果算出”のフロー
では、オフセット変換後のテスタ内パラレルデータを演
算(フーリエ変換等)し、テスト結果(S/N比等)を
算出する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テスタ
での演算時間(特に”オフセット変換”のフローの処理
時間)に負荷がかかり、テスト時間が長大になるという
問題点がある。
【0014】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、テスト時間を大幅に短縮でき
るPCMコーデック及びそのテスト方法を得ることを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
課題解決手段は、アナログ/ディジタル変換器を含む内
部回路から出力されるパラレルデータを受けて、前記パ
ラレルデータにオフセットを加えて出力するオフセット
回路と、前記オフセットを加えたパラレルデータを受け
て、それをシリアルデータに変換して外部に出力するパ
ラレル/シリアル変換回路とを備える。
【0016】本発明の請求項2に係る課題解決手段にお
いて、前記オフセット回路は、前記パラレルデータの符
号ビットと、外部から与えられる実動作モードとテスト
動作モードとを選択的に切り換える制御信号とを受けて
排他的論理和演算して前記パラレル/シリアル変換回路
に出力する回路を備え、前記パラレルデータの符号ビッ
ト以外のビットは、そのまま前記パラレル/シリアル変
換回路に出力する。
【0017】本発明の請求項3に係る課題解決手段は、
アナログ/ディジタル変換器を含む内部回路から出力さ
れるパラレルデータを受けて、それをシリアルデータに
変換して出力するパラレル/シリアル変換回路と、前記
シリアルデータを受けて、前記シリアルデータにオフセ
ットを加えて外部に出力するオフセット回路とを備え
る。
【0018】本発明の請求項4に係る課題解決手段にお
いて、前記オフセット回路は、前記シリアルデータと、
外部から与えられる実動作モードとテスト動作モードと
を選択的に切り換える制御信号とを受けて排他的論理和
演算して出力する回路を備える。
【0019】本発明の請求項5に係る課題解決手段は、
請求項2又は4記載のPCMコーデックのテスト方法で
あって、前記制御信号をテスト動作モードに設定するス
テップと、前記PCMコーデックの出力信号に対しオフ
セットを加える処理を行うことなく実行するステップと
を備える。
【0020】
【作用】本発明請求項1記載に係るPCMコーデックで
は、パラレルデータにオフセット回路がオフセットを加
えてパラレル/シリアル変換回路に出力する。
【0021】本発明請求項2記載に係るPCMコーデッ
クでは、実動作モードを選択した場合(制御信号が”
L”状態)は、パラレルデータの符号ビットを変換する
ことなくパラレル/シリアル変換回路に出力する。テス
ト動作モードを選択した場合(制御信号が”H”状態)
は、パラレルデータの符号ビットを反転させることによ
り、オフセットを加えてパラレル/シリアル変換回路に
出力する。
【0022】本発明請求項3記載に係るPCMコーデッ
クでは、パラレル/シリアル変換回路が出力するシリア
ルデータにオフセット回路がオフセットを加えて出力す
る。
【0023】本発明請求項4記載に係るPCMコーデッ
クでは、実動作モードを選択した場合(制御信号が常
に”L”状態)は、パラレル/シリアル変換回路が出力
するシリアルデータを変換することなく出力する。テス
ト動作モードを選択した場合(制御信号がシリアルデー
タの符号ビットの期間のみ”H”状態)は、パラレル/
シリアル変換回路が出力するシリアルデータの符号ビッ
トを反転させることにより、オフセット回路がオフセッ
トを加えて出力する。
【0024】本発明請求項5記載に係るPCMコーデッ
クのテスト方法では、テスト動作モードに設定して、オ
フセット回路により、PCMコーデック内部でパラレル
データ又はシリアルデータにハード的にオフセットを加
える。
【0025】
【実施例】
{第1の実施例}図1は本発明の第1の実施例における
PCMコーデックのチップ内部のA/D変換出力部の構
成を示すブロック図である。図1中の2はオフセット回
路、6は制御端子、その他の符号は図7中の符号に対応
している。図1中のチップ10は主にPCMコーデック
のA/D変換出力部について示しており、その他の部分
は、説明上必要ないので、省略されている。
【0026】本実施例のPCMコーデックのチップ10
のA/D変換出力部は、図7に示すA/D変換出力部の
内部回路1とP/S変換回路3との間にオフセット回路
2を介在させ、さらに制御端子6からの制御信号をオフ
セット回路2が受ける構成である。その制御信号は、オ
フセット回路2の実動作モードとテスト動作モードとを
選択する信号である。
【0027】図1に示すPCMコーデックのチップ10
のA/D変換出力部の動作において、外部からの制御信
号により実動作モードが選択される場合は、オフセット
回路2は内部回路1が出力する符号ビット付き14bi
tパラレルデータを変換することなくP/S変換回路3
にそのまま出力する。外部からの制御信号によりテスト
動作モードが選択されている場合は、オフセット回路2
は内部回路1が出力する符号ビット付き14bitパラ
レルデータにオフセットを加えてP/S変換回路3に出
力する。
【0028】図2は図1に示すオフセット回路2の一具
体例を示した図である。図2中の2aは2入力排他的論
理和回路(EXOR)、LSB、BIT2〜BIT13
及びMSBは符号ビット付き14bitパラレルデータ
の各ビット、その他の符号は図1中の符号に対応してい
る。
【0029】オフセット回路2は主としてEXOR2a
で構成される。EXOR2aは、内部回路1が出力する
符号ビット付き14bitパラレルデータの符号ビット
と制御端子6に入力される制御信号とが入力され、EX
OR2aの出力をP/S変換回路3に入力する。符号ビ
ット付き14bitパラレルデータの符号ビット以外の
ビット(LSB、BIT2〜BIT13)はそのまま、
P/S変換回路3に入力する。
【0030】図2に示すPCMコーデックの動作につい
て説明する。実動作時の場合は、制御信号を”L”状態
にする。この場合は、内部回路1が出力する符号ビット
付き14bitパラレルデータは変化することなくP/
S変換回路3に入力され、P/S変換回路3は符号ビッ
ト付き14bitシリアルデータを出力端子5にそのま
ま出力する。
【0031】次に、テスト動作時の場合は、制御信号
を”H”状態にする。この場合は、内部回路1から出力
された符号ビットの論理はEXOR2aによって反転し
てP/S変換回路3に入力される。このEXOR2aの
動作により、真値の範囲が−8192〜+8191であ
る符号ビット付き14bitパラレルデータは、+81
92のオフセットが加えられ、範囲が0〜16383の
14bitパラレルデータに変換される。次に、P/S
変換回路3はオフセット後の14bitパラレルデータ
をシリアルデータに変換して出力端子5に出力する。出
力端子5に出力される14bitシリアルデータの範囲
も0〜16383である。
【0032】次に図1及び図2に示すPCMコーデック
のA/D変換出力部のテスト方法について説明する。ま
ず、図2に示すA/D変換出力部を有するPCMコーデ
ックのチップ10をテスタに設置する。
【0033】次に、図3に示すA/D変換出力部のテス
トフローチャートに基づいてテストする。図3中の各フ
ローは図8中の各フローに対応している。
【0034】図8のフローチャートに比べて異なる部分
は、”テスタの設定”のフローにおいて、従来と同様の
設定に制御信号を”H”状態にする設定を加える。ま
た、既に、P/S変換回路3が出力した14bitパラ
レルデータはオフセット変換されているいるので、図8
に示す”オフセット変換”のフローが必要ない。
【0035】また、図8の”データ演算、テスト結果算
出”のフローでは、テスタ内パラレルデータの範囲が−
8192〜+8191であるが、図3の”データ演算、
テスト結果算出”のフローでは、テスタ内パラレルデー
タの範囲が0〜16383である。しかし、従来の技術
で述べたように、符号ビット付き14bitパラレルデ
ータの真値とテスタ内パラレルデータのテスタの認識値
とが連続的な対応関係になっているので、従来と同様に
正しいテスト結果を算出できる。
【0036】本実施例の効果は、PCMコーデックのチ
ップ10のテスト時にテスタのテストフローにおける”
オフセット変換”のデータ処理の演算を省くことで、テ
スト時間が大幅に短縮できることである。
【0037】{第2の実施例}図4は本発明の第2の実
施例におけるPCMコーデックのチップ内部のA/D変
換出力部の構成を示すブロック図である。図4中の4は
オフセット回路、6は制御端子、その他の符号は図7中
の符号に対応している。図4中のチップ10は主にPC
MコーデックのA/D変換出力部について示しており、
その他の部分は、説明上必要ないので、省略されてい
る。
【0038】本実施例のPCMコーデックの構成は、図
4に示すように、図7に示すPCMコーデックのP/S
変換回路3と出力端子5との間にオフセット回路4を介
在させ、さらに制御端子6からの制御信号をオフセット
回路4が受ける構成である。その制御信号は、入力され
るオフセット回路4の実動作モードとテスト動作モード
とを選択する信号である。
【0039】図4に示すPCMコーデックのチップ10
のA/D変換出力部の動作において、外部からの制御信
号により実動作モードが選択される場合は、オフセット
回路4はP/S変換回路3が出力する符号ビット付き1
4bitシリアルデータを変換することなく出力端子5
にそのまま出力する。外部からの制御信号によりテスト
動作モードが選択されている場合は、オフセット回路4
はP/S変換回路3が出力する符号ビット付き14bi
tシリアルデータにオフセットを加えて出力端子5に出
力する。
【0040】図5は図4に示すオフセット回路4の一具
体例を示した図である。図5中の4aは2入力排他的論
理和回路(EXOR)、LSB、BIT2〜BIT13
及びMSBは符号ビット付き14bitパラレルデータ
の各ビット、その他の符号は図4中の符号に対応してい
る。
【0041】オフセット回路4はEXOR4aで構成さ
れる。EXOR4aは、P/S変換回路3が出力する符
号ビット付き14bitシリアルデータと制御端子6に
入力される制御信号とが入力され、EXOR4aが出力
するオフセット変換後の14bitシリアルデータを出
力端子5に出力する。
【0042】図5に示すPCMコーデックの動作につい
て説明する。実動作時の場合は、常に制御信号を”L”
状態にする。この場合は、P/S変換回路3が出力する
符号ビット付き14bitシリアルデータは変化するこ
となく出力端子5にそのまま出力される。
【0043】次に、テスト動作時の場合は、図6のタイ
ミングチャートに示すように、制御信号を、シリアルデ
ータのうち符号ビットの期間のみ”H”状態になり、そ
の他は”L”状態となるように設定する。その結果符号
ビット付き14bitシリアルデータの符号ビットの論
理のみが反転し出力される。このEXOR4aの動作に
より、真値の範囲が−8192〜+8191である符号
ビット付き14bitシリアルデータは、+8192の
オフセットが加えられ、範囲が0〜16383の14b
itシリアルデータに変換され、その14bitパラレ
ルデータは出力端子5に出力される。
【0044】図4及び図5に示すPCMコーデックのA
/D変換出力部のテスト方法は、第1の実施例と同様で
ある。但し、”テスタの設定”のフローにおける制御信
号を図6のタイミングチャートに示すように設定する。
【0045】本実施例の効果は、第1の実施例の効果と
同様である。
【0046】なお、第1及び第2の実施例において、内
部回路1が出力する信号は符号ビット付き14bitパ
ラレルデータの場合であるが、14以外のビット数でも
適用できる。
【0047】
【発明の効果】本発明請求項1によると、PCMコーデ
ックのパラレル/シリアル変換回路の前段にオフセット
回路を備えたことで、テスタのオフセット変換のデータ
処理の演算を省くことができ、テスト時間が大幅に短縮
できるという効果を奏す。
【0048】本発明請求項2によると、オフセット回路
を実動作モードとテスト動作モードとに選択でき、パラ
レルデータにオフセットを加えるオフセット回路を簡単
な回路で構成できるという効果がある。
【0049】本発明請求項3によると、PCMコーデッ
クのパラレル/シリアル変換回路の後段にオフセット回
路を備えたことで、テスタのオフセット変換のデータ処
理の演算を省くことができ、テスト時間が大幅に短縮で
きるという効果を奏す。
【0050】本発明請求項4によると、オフセット回路
を実動作モードとテスト動作モードとに選択でき、シリ
アルデータにオフセットを加えるオフセット回路を簡単
な回路で構成できるという効果がある。
【0051】本発明請求項5によると、ハード的にオフ
セットを加えるため、テスタ内でソフト的にオフセット
を加える処理を行う必要がなく、テスト時間が大幅に短
縮できるという効果を奏す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例におけるPCMコーデ
ックのチップ内部のA/D変換出力部の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 本発明の第1の実施例におけるオフセット回
路の一具体例を示す図である。
【図3】 本発明の第1及び第2の実施例におけるA/
D変換出力部のテストフローチャートである。
【図4】 本発明の第2の実施例におけるPCMコーデ
ックのチップ内部のA/D変換出力部の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】 本発明の第2の実施例におけるオフセット回
路の一具体例を示す図である。
【図6】 本発明の第2の実施例における制御信号のタ
イミングチャートである。
【図7】 従来のPCMコーデックのチップ内部のA/
D変換出力部の構成を示すブロック図である。
【図8】 従来のA/D変換出力部のテストフローチャ
ートである。
【図9】 オフセット変換の一例を示すフローチャート
である。
【図10】 PCMコードのデータ形式を表す図であ
る。
【図11】 オフセット変換前、オフセット変換後のテ
スタの認識値を示す図である。
【符号の説明】
1 内部回路、2 オフセット回路、2a EXOR、
3 P/S変換回路、4 オフセット回路、4a EX
OR、5 出力端子、6 制御端子、10 チップ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ/ディジタル変換器を含む内部
    回路から出力されるパラレルデータを受けて、前記パラ
    レルデータにオフセットを加えて出力するオフセット回
    路と、 前記オフセットを加えたパラレルデータを受けて、それ
    をシリアルデータに変換して外部に出力するパラレル/
    シリアル変換回路と、を備えたPCMコーデック。
  2. 【請求項2】 前記オフセット回路は、 前記パラレルデータの符号ビットと、外部から与えられ
    る実動作モードとテスト動作モードとを選択的に切り換
    える制御信号とを受けて排他的論理和演算して前記パラ
    レル/シリアル変換回路に出力する回路を備え、前記パ
    ラレルデータの符号ビット以外のビットは、そのまま前
    記パラレル/シリアル変換回路に出力する請求項1記載
    のPCMコーデック。
  3. 【請求項3】 アナログ/ディジタル変換器を含む内部
    回路から出力されるパラレルデータを受けて、それをシ
    リアルデータに変換して出力するパラレル/シリアル変
    換回路と、 前記シリアルデータを受けて、前記シリアルデータにオ
    フセットを加えて外部に出力するオフセット回路と、を
    備えたPCMコーデック。
  4. 【請求項4】 前記オフセット回路は、 前記シリアルデータと、外部から与えられる実動作モー
    ドとテスト動作モードとを選択的に切り換える制御信号
    とを受けて排他的論理和演算して出力する回路を備えた
    請求項3記載のPCMコーデック。
  5. 【請求項5】 請求項2又は4記載のPCMコーデック
    のテスト方法であって、 前記制御信号をテスト動作モードに設定するステップ
    と、 前記PCMコーデックの出力信号に対しオフセットを加
    える処理を行うことなく実行するステップと、を備えた
    PCMコーデックのテスト方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113295987A (zh) * 2021-07-05 2021-08-24 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 超导单磁通量子电路的测试系统

Cited By (2)

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CN113295987A (zh) * 2021-07-05 2021-08-24 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 超导单磁通量子电路的测试系统
CN113295987B (zh) * 2021-07-05 2022-07-08 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 超导单磁通量子电路的测试系统

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