JPH08327029A - ガス焙焼器 - Google Patents

ガス焙焼器

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JPH08327029A
JPH08327029A JP13237795A JP13237795A JPH08327029A JP H08327029 A JPH08327029 A JP H08327029A JP 13237795 A JP13237795 A JP 13237795A JP 13237795 A JP13237795 A JP 13237795A JP H08327029 A JPH08327029 A JP H08327029A
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Hiroshi Kodera
洋 小寺
Yuzuru Uchida
譲 内田
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Osaka Gas Co Ltd
Harman Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】長尺バーナにて焙焼ケースの内部を加熱するの
に、焙焼ケース内の温度分布の均一化を図る。 【構成】焙焼ケース1の側部に長尺バーナ2aが配設さ
れ、長尺バーナ2aの外部に長尺バーナ2aの長さ方向
に間隔を隔てて二次空気の導入方向に指向性を与えるガ
イド3が設けられ、ガイド3には少なくとも二次空気の
導入方向に沿う方向に誘導面Sが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス焙焼器に関し、詳
しくは、長尺バーナにて焙焼ケースの内部を加熱するの
に、温度分布の均一化を図ろうとする技術に係るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス焙焼器は、図15に示すよう
に、焙焼ケース1の下部に長尺バーナ2a,2bが対向
して配設され、長尺バーナ2a,2bには、その長さ方
向に間隔を隔てて炎孔18…が多数形成され、これら炎
孔18…における燃焼にて、焙焼ケース1の内部を加熱
して調理をおこなうものである。
【0003】この場合、図17(b)に示すように、炎
孔18…は長尺バーナ2a,2bの長さ方向において千
鳥状に配設され、更に、長尺バーナ2a,2bの外側で
焙焼ケースの内方側にルーバー片Bが炎孔18…の千鳥
状に合わせて千鳥状に設けられ、かつ、左右に対向する
長尺バーナ2a,2bの千鳥状の位相が、対向する箇所
において互いに異ならせるものである。
【0004】しかして、千鳥状の炎孔18…における燃
焼に伴って二次空気が導入されるのに、ルーバー片Bが
障壁となって、千鳥状のうち上向きの炎孔23…におい
ては、図17の符号イで示すように、焙焼ケース1の側
部上方に熱気が波及するようにし、千鳥状のうち下向き
の炎孔24…においては、符号ロで示すように、焙焼ケ
ース1の中央部にまで熱気が波及するようにし、結果と
して、焙焼ケース1の内部加熱における温度分布の均一
化を図ろうとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成のものにおいては、二次空気の導入方向とは略直交
する方向に配設されたルーバー片Bによって、炎孔18
…からの熱気が波及する方向の指向性を与えるのである
から、二次空気がルーバー片Bに衝突して乱流となり、
所定通りの指向性が得られないばかりか、隣接の導入ゾ
ーンa,b…においては、その隣接部分において二次空
気が混合し、互いの指向性を干渉し、所定通りの指向性
を得難く、結果として、巾の広い焙焼ケース1において
は、内部温度を均一にできにくいという問題があった。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、長尺バーナの長
さ方向における各導入ゾーンにおける二次空気導入の指
向性を充分に維持し、しかして、巾の広い焙焼ケースに
おいてもその中央部にまで充分に熱気を供給でき、しか
も、隣接の導入ゾーンにおける二次空気の干渉を回避
し、温度分布の均一化を良好に図ることができるガス焙
焼器を提供しようとするにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、焙
焼ケース1の側部に長尺バーナ2aが配設され、長尺バ
ーナ2aの外部に長尺バーナ2aの長さ方向に間隔を隔
てて二次空気の導入方向に指向性を与えるガイド3…が
設けられ、ガイド3には少なくとも二次空気の導入方向
に沿う方向に誘導面Sが形成されて成ることを特徴とす
るものである。
【0008】請求項2においては、ガイド3は長尺バー
ナ2aに一体化されて成ることを特徴とするものであ
る。請求項3においては、一つの導入ゾーンbの指向性
は、焙焼ケース1の内部の斜め下方に向けて設定され、
隣接の導入ゾーンaの指向性は、略水平又は斜め上方に
向けて設定されて成ることを特徴とするものである。
【0009】請求項4においては、ガイド3には、隣接
する誘導面S,S間で、長尺バーナ2aの外表面に対し
て所定間隔を隔てるとともに長尺バーナ2aの長さ方向
において板状となり、二次空気を長尺バーナ2aの上方
から斜め下方に向けて案内するルーバー片Xが形成され
て成ることを特徴とするものである。請求項5において
は、指向性が斜め下方に向けられる導入ゾーンbの燃焼
ガスの噴出量を、指向性が略水平又は斜め上方に向けら
れる導入ゾーンaのものより多く設定してあることを特
徴とするものである。
【0010】請求項6においては、焙焼ケース1の両側
方の下部に一対の長尺バーナ2a,2bが対向して配設
され、対向する長尺バーナ2a,2bにおける対向する
導入ゾーンa,b;c,dの指向性が互いに異ならせて
あることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1においては、長尺バーナ2aにおける
燃焼に伴う二次空気の導入において、ガイド3には少な
くとも二次空気の導入方向に沿う方向に誘導面Sが備え
られていて、二次空気の導入に抵抗を与えるのを回避す
ることができ、二次空気が供給されて燃焼する熱気を焙
焼ケース1の中央部にまで充分に至らせることができ、
巾の広い焙焼ケース1においても全体の加熱を充分にお
こなうことができる。加えて、隣接する導入ゾーンa,
bにおける互いの二次空気が干渉するのを回避すること
ができ、この点においても各導入ゾーンa,bにおける
熱気をその指向性を維持しながら所定の箇所へ充分に波
及させることができる。
【0012】請求項2においては、炎孔18…とガイド
3との相対位置を精度高く出しやすく、相対位置を長期
にわたって維持しやすい。更に、ガイド3及び長尺バー
ナ2aを焙焼ケース1に組込む作業性を高めることがで
きる。請求項3においては、焙焼ケース1の底部の中央
部分、焙焼ケース1の側部近傍の上方の加熱をおこな
え、温度分布の均一化を図る。
【0013】請求項4においては、ルーバー片Xによっ
て、導入される二次空気に対し斜め下方に向く指向性を
与えることができ、指向性をより確実にすることができ
る。請求項5においては、指向性が斜め下方に向けられ
る導入ゾーンbにおいて多くの燃焼ガスを噴出して、焙
焼ケース1の中央部にまで充分に熱気を波及させること
ができ、焙焼ケース1内の温度分布の均一化を図ること
ができる。
【0014】請求項6においては、対向する長尺バーナ
2a,2bにて焙焼ケース1内の温度分布の均一化を図
るとともに対向する長尺バーナ2a,2bによる焙焼ケ
ース1内の温度分布の均一化を一層促進させることがで
きる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1はガス焙焼器Aの斜視図を示していて、ガス焙
焼器Aは図3に示すように、上部にガスコンロ5,5を
備えたガス調理器4の下方の中央部にグリル調理器とし
て組み込まれている。以下ガス焙焼器Aの構成を詳述す
る。
【0016】図2はガス焙焼器Aの分解斜視図を示して
いて、ガス焙焼器Aの焙焼ケース1は、断面略逆U字状
で天板部分に上部開口14が形成されたケース主体6
に、底の浅い断面略U字状の底部体7が上下に対向さ
れ、このような筒状体8の後端に後板9が連結され、筒
状体8の前端に前板10が連結され、ケース主体6と底
部体7の側板間には、図4に示すようにスリット29が
形成され、左右のスリット29,29に長尺バーナ2
a,2bが臨んで焙焼ケース1に取付けられ、ケース主
体6の天板部分の上部開口14に上バーナ15が臨んで
取付けられ、焙焼ケース1の内部の加熱をおこなえるよ
うにしてある。
【0017】焙焼ケース1の前部開口を開閉する蓋体2
8に付設された支持フレーム11に水受け皿35が取り
外し自在に載設され、焼網12の脚部が水受け皿35に
載せられ、支持フレーム11が筒状体8のレール状とな
ったガイド部30にスライド自在に載置され、蓋体28
の把手13を持って前方に引出し自在になされている。
このような水受け皿35の引出しのための構成は周知の
ものである。
【0018】このようなガス焙焼器Aは比較的広幅に形
成されたものであり、広幅のガス焙焼器Aにおいても、
左右の長尺バーナ2a,2b及び上バーナ15により内
部温度の均一化を図って、良好な焙焼をおこなうことが
できるようにしてある。以下長尺バーナ2a,2bの構
成を詳述する。図5は長尺バーナ2aを示していて、焙
焼ケース1の向かって左側に取付けられるものである。
長尺バーナ2aは略半筒状にプレス成形された二枚の板
材16,17が溶接などにて連結されてパイプ体20に
なされ、内側の板材16に炎孔18…が多数形成され、
一次空気が混合されている燃焼ガスが長尺バーナ2aの
後端の導入口19から導入されて炎孔18…から噴出さ
せることができるようにしてある。このようなパイプ体
20には、二次空気導入用孔21…を形成した二次空気
導入用板22がかしめ固定され、長尺バーナ2aが組み
立てられるのである。
【0019】図7は二次空気導入用板22を示してい
て、二次空気導入用板22は図9に示す上板材26と図
10に示す下板材27とを、切欠き31と爪片32とで
連結するようにしたものであるが、一連に形成されてい
てもよいものである。上板材26及び下板材27にはス
リット状の二次空気導入用孔21が打ち抜かれ、二次空
気導入用孔21の長さ方向の両端部には上板材26にガ
イド3となる仕切り板3aが折り曲げられている。二次
空気導入用板22の形状形態は種々設計変更可能であ
る。このような二次空気導入用板22が折り曲げられて
仕切り板3a…の端面がパイプ体20の上下から当接し
て、二次空気導入用板22をパイプ体20にかしめ固定
して、一体化して長尺バーナ2aを構成してある。焙焼
ケース1の向かって右に配設される長尺バーナ2bも同
様に構成される。
【0020】焙焼ケース1の左に設置される長尺バーナ
2aのパイプ体20は、図11に示すように、炎孔18
…のうち、板材16の上下中央部に列状に形成された炎
孔33…に対して、上下に千鳥状に補助炎孔23…,2
4…が形成され、このうち下の補助炎孔24の直径が上
の補助炎孔23の直径よりも大きくなされている。しか
して、小径な上の補助炎孔23から燃焼ガスが焙焼ケー
ス1の側部近傍の斜め上方に向けて噴射され〔図14
(a)の符号ハ参照〕、このような導入ゾーンaにおい
て熱気が焙焼ケース1の側部近傍に波及するようにし、
側部近傍の温度を充分に上昇させ、そして、下の大径の
補助炎孔24からは焙焼ケース1の底部体7に沿って焙
焼ケース1の中央部にまで多量の燃焼ガスが噴射され
〔図14(a)の符号ニ参照〕、このような導入ゾーン
bにおいて熱気が焙焼ケース1の中央部にまで波及する
ようにしてある。
【0021】このようにして、長尺バーナ2aにおける
燃焼に伴う二次空気の導入において、その導入方向に沿
う方向に誘導面Sを備えた仕切り板3aにて、二次空気
の導入に抵抗を与えるのを回避し、二次空気の導入を焙
焼ケース1の中央部にまで充分に至らせることができ、
巾の広い焙焼ケース1においても全体の加熱を充分にお
こなうことができるのである。しかも、誘導面Sは二次
空気導入方向に略平行に形成されていて、隣接する導入
ゾーンa,b…における互いの二次空気が干渉するのを
回避することができ、この点においても各導入ゾーン
a,b…における熱気をその指向性を維持しながら所定
の箇所へ波及させるのである。
【0022】焙焼ケース1の右に設置される長尺バーナ
2bのパイプ体20は、図12に示すように、炎孔18
…のうち、板材16の上下中央部に列状に形成された炎
孔33…に対して、上下に千鳥状に補助炎孔23…,2
4…が形成され、このうち下〔図12(a)において、
補助炎孔24が作図上、紙面の上になっている〕の補助
炎孔24の直径が上の補助炎孔23の直径よりも大きく
なされていて、大径な下の補助炎孔24から燃焼ガスが
多量に焙焼ケース1の底部体7に沿って焙焼ケース1の
中央部にまで噴射され〔図14(a)の符号ホ参照〕、
このような導入ゾーンcにおいて多量の熱気が焙焼ケー
ス1の中央部に波及するように、焙焼ケース1の中央部
の温度を充分に上昇するようにし、そして、小径な上の
補助炎孔23からは焙焼ケース1の側部近傍の斜め上方
に向けて燃焼ガスが噴射され〔図14(a)の符号ヘ参
照〕、このような導入ゾーンdにおいて焙焼ケース1の
側部近傍の斜め上方に熱気が波及するようにしてある。
このような、導入ゾーンa乃至dは仕切り板3a…にて
仕切られている。しかして、仕切り板3a…により仕切
られた二次空気の導入ゾーンa,b:c,dにおける指
向性は、隣接するものとは互いに異ならせ、かつ、対向
するものとも互いに異ならせてある。
【0023】このように、ガイド3…により仕切られた
二次空気の導入ゾーンa,b:c,dにおける指向性
は、隣接するものとは互いに異ならせてあるから、各導
入ゾーンa,b:c,dにおいて設定された指向性の通
りに熱気を波及させることができ、焙焼ケース1内の温
度分布の均一化を図るのである。具体的には、左右の長
尺バーナ2a,2bの導入ゾーンa,dの指向性は、焙
焼ケース1の内部の側部近傍の斜め上方に設定され、隣
接の導入ゾーンb,cの指向性は、やや下向に設定され
ているから、焙焼ケース1の側部近傍の斜め上方に向け
て熱気が供給され、また、焙焼ケース1の底部体7に沿
って焙焼ケース1の中央部分に熱気が供給され、焙焼ケ
ース1の内部の温度分布の均一化を図るのである。更
に、対向する長尺バーナ2a,2bにおける対向する導
入ゾーンa,b,c,dの指向性が互いに異ならせてあ
るから、対向する長尺バーナ2a,2bによる焙焼ケー
ス1内の温度分布の均一化を進めるのである。
【0024】更に詳しく二次空気導入用板22を説明す
る。二次空気導入用板22の二次空気導入用孔21は、
上記導入ゾーンa,dに相当する箇所におけるものは細
いスリット21aに形成されて、二次空気の供給量を制
限し、また、二次空気導入用孔21で上記導入ゾーン
b,cに相当する箇所におけるものは上下に二本の太い
スリット21bに形成され、二次空気の供給量を充分な
ものにし、各々の導入ゾーンa,b:c,dにおいて、
燃焼ガス量に応じた二次空気の供給がおこなえるように
してある。
【0025】二次空気導入用板22の上縁部で、上記導
入ゾーンb,cに相当する箇所において、斜め下方に折
り曲げられた横板状のルーバー片Xが形成され、図6
(b)に示すように、上の太いスリット21bから導入
される二次空気に対し斜め下方に向く指向性を与え、導
入ゾーンb,cにおける指向性をより確実にするように
してある。このようなルーバー片Xは、仕切り板3aの
両面の誘導面Sと合わせて本発明のガイド3を構成する
ものであるが、ルーバー片Xは必ずしも必要ではない。
【0026】図13は上記長尺バーナの他の実施例を示
していて、上記ルーバー片Xがないものである。即ち、
二枚の板材16,17を合わせて構成される上記パイプ
体20を、仕切り板3a,3aが形成された略コ字状の
仕切り金具25にて挟持して一体化を図ったものであ
る。仕切り金具25以外の構成は、上述と同じである。
尚、長尺バーナは、パイプ体20に対してガイド3を連
結することなく、両者を別々に配設し、各々を固定して
もよいものである。
【0027】また、長尺バーナのパイプ体20は、一本
のパイプ材に炎孔18…を形成したものや、一対の金属
板を対向させ、対向する金属板間にスリット状の炎孔を
長く形成するリボン状バーナでもよい。また、長尺バー
ナは、ガイド3をパイプ体20に一体化したダイキャス
ト製でもよい。
【0028】また、ガイド3と二次空気導入用板22を
一体化したダイキャト製のものにパイプ体20を挿入し
て長尺バーナを製作してもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1においては、焙焼ケースの側部
に長尺バーナが配設され、長尺バーナの外部に長尺バー
ナの長さ方向に間隔を隔てて二次空気の導入方向に指向
性を与えるガイドが設けられ、ガイドには少なくとも二
次空気の導入方向に沿う方向に誘導面が形成されている
から、二次空気の導入に抵抗を与えるのを回避すること
ができ、二次空気が供給されて燃焼する熱気を焙焼ケー
スの中央部にまで充分に至らせることができ、巾の広い
焙焼ケースにおいても全体の加熱を充分におこなうこと
ができ、加えて、隣接する導入ゾーンにおける互いの二
次空気が干渉するのを回避することができ、この点にお
いても各導入ゾーンにおける熱気をその指向性を維持し
ながら所定の箇所へ充分に波及させることができるとい
う利点がある。
【0030】請求項2においては、ガイドは長尺バーナ
に一体化されているから、炎孔とガイドとの相対位置を
精度高く出しやすく、かつ、相対位置を長期にわたって
維持しやすく、更に、ガイド及び長尺バーナを焙焼ケー
スに組込む作業性を高めることができるという利点があ
る。請求項3においては、一つの導入ゾーンの指向性
は、焙焼ケースの内部の斜め下方に向けて設定され、隣
接の導入ゾーンの指向性は、略水平又は斜め上方に向け
て設定されているから、焙焼ケースの底部の中央部分、
焙焼ケースの側部近傍の上方の加熱を充分におこなえ、
焙焼ケース内の温度分布の均一化を図ることができると
いう利点がある。
【0031】請求項4においては、ガイドには、隣接す
る誘導面間で、長尺バーナの外表面に対して所定間隔を
隔てるとともに長尺バーナの長さ方向において板状とな
り、二次空気を長尺バーナの上方から斜め下方に向けて
案内するルーバー片が形成されているから、ルーバー片
によって、導入される二次空気に対し斜め下方に向く指
向性を与えることができ、指向性をより確実にすること
ができるという利点がある。
【0032】請求項5においては、指向性が斜め下方に
向けられる導入ゾーンの燃焼ガスの噴出量を、指向性が
略水平又は斜め上方に向けられる導入ゾーンのものより
多く設定してあるから、指向性が斜め下方に向けられる
導入ゾーンにおいて多くの燃焼ガスを噴出して、焙焼ケ
ースの中央部にまで充分に熱気を波及させることがで
き、焙焼ケース1内の温度分布の均一化を図ることがで
きるという利点がある。
【0033】請求項6においては、焙焼ケースの両側方
の下部に一対の長尺バーナが対向して配設されているか
ら、対向する長尺バーナにて焙焼ケース内の温度分布の
均一化を図ることができ、しかも、対向する長尺バーナ
における対向する導入ゾーンの指向性が互いに異ならせ
てあるから、対向する長尺バーナによる焙焼ケース内の
温度分布の均一化を一層進めることができるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のガス焙焼器の焙焼ケースの
斜視図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上のガス調理器の外観斜視図である。
【図4】同上の焙焼ケースの部分側面図である。
【図5】同上の左の長尺バーナの斜視図である。
【図6】(a)は長尺バーナの導入ゾーンaにおける断
面図、(b)は導入ゾーンbにおける断面図である。
【図7】同上の二次空気導入用板のかしめ前の斜視図で
ある。
【図8】同上の長尺バーナと水受け皿及び焼網との位置
関係を示す概略正断面図である。
【図9】(a)は二次空気導入用板の上板材の背面図、
(b)は底面図、(c)は側面図である。
【図10】(a)は下板材の正面図、(b)は側面図で
ある。
【図11】(a)は左の長尺バーナのパイプ体の正面
図、(b)は側断面図、(c)は部分拡大正面図であ
る。
【図12】(a)は右の長尺バーナのパイプ体の正面
図、(b)は側断面図、(c)は部分拡大正面図であ
る。
【図13】(a)は同上の長尺バーナの他の実施例の斜
視図、(b)は仕切り金具の斜視図である。
【図14】(a)は焙焼ケースを内部の加熱状態を説明
する上から見た動作説明図、(b)は概略側断面図であ
る。
【図15】(a)(b)は従来例の斜視図である。
【図16】(a)(b)は従来例の動作説明図である。
【図17】(a)(b)は従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 焙焼ケース 2a 長尺バーナ 2b 長尺バーナ 3 ガイド X ルーバー片

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焙焼ケースの側部に長尺バーナが配設さ
    れ、長尺バーナの外部に長尺バーナの長さ方向に間隔を
    隔てて二次空気の導入方向に指向性を与えるガイドが設
    けられ、ガイドには少なくとも二次空気の導入方向に沿
    う方向に誘導面が形成されて成ることを特徴とするガス
    焙焼器。
  2. 【請求項2】 ガイドは長尺バーナに一体化されて成る
    ことを特徴とする請求項1記載のガス焙焼器。
  3. 【請求項3】 一つの導入ゾーンの指向性は、焙焼ケー
    スの内部の斜め下方に向けて設定され、隣接の導入ゾー
    ンの指向性は、略水平又は斜め上方に向けて設定されて
    成ることを特徴とする請求項1記載のガス焙焼器。
  4. 【請求項4】 ガイドには、隣接する誘導面間で、長尺
    バーナの外表面に対して所定間隔を隔てるとともに長尺
    バーナの長さ方向において板状となり、二次空気を長尺
    バーナの上方から斜め下方に向けて案内するルーバー片
    が形成されて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載のガス焙焼器。
  5. 【請求項5】 指向性が斜め下方に向けられる導入ゾー
    ンの燃焼ガスの噴出量を、指向性が略水平又は斜め上方
    に向けられる導入ゾーンのものより多く設定してあるこ
    とを特徴とする請求項4記載のガス焙焼器。
  6. 【請求項6】 焙焼ケースの両側方の下部に一対の長尺
    バーナが対向して配設され、対向する長尺バーナにおけ
    る対向する導入ゾーンの指向性が互いに異ならせてある
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載のガス焙焼器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003004209A (ja) * 2001-06-25 2003-01-08 Paloma Ind Ltd ガスバーナ
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