JPH083267Y2 - スピニングリール - Google Patents
スピニングリールInfo
- Publication number
- JPH083267Y2 JPH083267Y2 JP1990048428U JP4842890U JPH083267Y2 JP H083267 Y2 JPH083267 Y2 JP H083267Y2 JP 1990048428 U JP1990048428 U JP 1990048428U JP 4842890 U JP4842890 U JP 4842890U JP H083267 Y2 JPH083267 Y2 JP H083267Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- frame
- thread
- drop prevention
- rotation
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ベールアームを備えた回転枠と、この回転
枠の回転に応じてこの回転枠の軸心方向に往復移動する
スプールとを設け、前記スプールにおける糸収納部の後
端壁からの糸の抜け出し、又は、抜け出した糸が前記回
転枠の軸芯側へ移行するのを阻止する糸落ち防止具を設
けてあるスピニングリールに関する。
枠の回転に応じてこの回転枠の軸心方向に往復移動する
スプールとを設け、前記スプールにおける糸収納部の後
端壁からの糸の抜け出し、又は、抜け出した糸が前記回
転枠の軸芯側へ移行するのを阻止する糸落ち防止具を設
けてあるスピニングリールに関する。
この種のスピニングリールにおいては、一旦スプール
に巻き取られた糸が自身の弾性復帰力によって弛緩し巻
径を膨張させて、スプールの糸収納部より抜け出すこと
があり、この抜け出した糸が前記回転枠の基端部に沿っ
て回転軸芯側に入り込み、その回転軸芯に位置する支持
軸や他の部分に巻き付いて最終的に糸切れを起こすこと
があった。特に、糸の巻付け速度が遅くなった場合やリ
ールをコンパクト化してスプール後端壁の壁厚(前後長
さ)を小さくした場合に糸の糸収納部からの抜け出しが
起こり易いものである。
に巻き取られた糸が自身の弾性復帰力によって弛緩し巻
径を膨張させて、スプールの糸収納部より抜け出すこと
があり、この抜け出した糸が前記回転枠の基端部に沿っ
て回転軸芯側に入り込み、その回転軸芯に位置する支持
軸や他の部分に巻き付いて最終的に糸切れを起こすこと
があった。特に、糸の巻付け速度が遅くなった場合やリ
ールをコンパクト化してスプール後端壁の壁厚(前後長
さ)を小さくした場合に糸の糸収納部からの抜け出しが
起こり易いものである。
そこで、従来は実開昭63−55870号公報に開示される
糸落ち防止具によって糸が前記後端壁を乗り越えて回転
枠の軸心側へ移行するのを阻止する構成を採っていた。
つまり、ベールアームを支持した回転枠の支持腕に、こ
の支持腕の長手方向(スプール移動方向)に沿って支軸
を架設すると共に、この支軸にローラを遊嵌し、このロ
ーラを支軸の軸心周りで回転自在にかつ支軸の軸心方向
に摺動可能に構成してあった。一方、スプール後端壁に
環状溝を形成し、この環状溝に前記ローラを係合させ
て、もって、回転枠の回転につれてローラをスプール周
りに移動させて支軸周りでローラを相対回転させると共
に、スプールと一体にローラを前記軸心方向に往復移動
させて、このローラで糸収納部より抜け出した糸が前記
軸心側へ侵入するのを防止する構成を採っていた。
糸落ち防止具によって糸が前記後端壁を乗り越えて回転
枠の軸心側へ移行するのを阻止する構成を採っていた。
つまり、ベールアームを支持した回転枠の支持腕に、こ
の支持腕の長手方向(スプール移動方向)に沿って支軸
を架設すると共に、この支軸にローラを遊嵌し、このロ
ーラを支軸の軸心周りで回転自在にかつ支軸の軸心方向
に摺動可能に構成してあった。一方、スプール後端壁に
環状溝を形成し、この環状溝に前記ローラを係合させ
て、もって、回転枠の回転につれてローラをスプール周
りに移動させて支軸周りでローラを相対回転させると共
に、スプールと一体にローラを前記軸心方向に往復移動
させて、このローラで糸収納部より抜け出した糸が前記
軸心側へ侵入するのを防止する構成を採っていた。
しかし、転動体を回転させながら支軸軸芯方向に沿っ
て引っ掛かりなく円滑に移動させる為には転動体の嵌合
孔と支軸の外形寸法を全長に亘って厳密に管理する必要
があると共に、例え、この寸法管理が旨く行えたとして
も、図示するように支軸を両端支持構造によって架設す
ると両端と中間部で撓みが異なる為に中間部でコジリが
生じ易いといった問題を回避できなかった。勿論、支軸
の外径を大きくして撓みを少なくする方法も考えること
ができるが、この支軸の設置位置がベールアーム支持腕
とスプールの狭い間隙部分に限定されるので、支軸の大
径化にも限度があった。
て引っ掛かりなく円滑に移動させる為には転動体の嵌合
孔と支軸の外形寸法を全長に亘って厳密に管理する必要
があると共に、例え、この寸法管理が旨く行えたとして
も、図示するように支軸を両端支持構造によって架設す
ると両端と中間部で撓みが異なる為に中間部でコジリが
生じ易いといった問題を回避できなかった。勿論、支軸
の外径を大きくして撓みを少なくする方法も考えること
ができるが、この支軸の設置位置がベールアーム支持腕
とスプールの狭い間隙部分に限定されるので、支軸の大
径化にも限度があった。
本考案の目的は、糸落ち防止具に対して合理的な糸受
け部を形成して、糸落ち防止機能の向上を図ることがで
きるものを提供する点にある。
け部を形成して、糸落ち防止機能の向上を図ることがで
きるものを提供する点にある。
本考案による特徴構成は、前記糸落ち防止具に、前記
糸落ち防止具を前記スプールと一体で前記軸心方向に往
復移動させながら前記スプールに対して相対回転させる
べく、前記スプールに形成したスプール側被係合部に係
合するスプール用係合部を設けるとともに、前記糸落ち
防止具を前記回転枠と一体で回転させ乍ら前記回転枠に
対して前記軸芯方向に相対往復移動させるべく、前記回
転枠に形成した回転枠被係合部に係合する回転枠用係合
部を設け、前記スプール用係合部を、前記糸落ち防止具
を構成する環状フレームに立設した支持フレームと、前
記後端壁に形成したスプール側被係合部に対して係合す
るとともに相対回転する転動体と、前記転動体を前記支
持フレームに回転可能に支持して構成してある点にあ
り、その作用効果は次の通りである。
糸落ち防止具を前記スプールと一体で前記軸心方向に往
復移動させながら前記スプールに対して相対回転させる
べく、前記スプールに形成したスプール側被係合部に係
合するスプール用係合部を設けるとともに、前記糸落ち
防止具を前記回転枠と一体で回転させ乍ら前記回転枠に
対して前記軸芯方向に相対往復移動させるべく、前記回
転枠に形成した回転枠被係合部に係合する回転枠用係合
部を設け、前記スプール用係合部を、前記糸落ち防止具
を構成する環状フレームに立設した支持フレームと、前
記後端壁に形成したスプール側被係合部に対して係合す
るとともに相対回転する転動体と、前記転動体を前記支
持フレームに回転可能に支持して構成してある点にあ
り、その作用効果は次の通りである。
つまり、糸落ち防止具に属するスプール用係合部とス
プールに属するスプール側被係合部との係合作用、及
び、糸落ち防止具に属する回転枠用係合部と回転枠に属
する回転枠側被係合部との係合作用によって、スプール
と回転枠との間の間隙を閉塞することができ、糸がスプ
ールの回転軸側へ移行するのを阻止できる。
プールに属するスプール側被係合部との係合作用、及
び、糸落ち防止具に属する回転枠用係合部と回転枠に属
する回転枠側被係合部との係合作用によって、スプール
と回転枠との間の間隙を閉塞することができ、糸がスプ
ールの回転軸側へ移行するのを阻止できる。
しかも、スプールと相対回転する転動体を、従来のよ
うに、回転枠に属させるのではなく、スプールと一体で
往復移動しながら回転枠と一体で回転する環状フレーム
に属させることによって、転動体をスプールに対して相
対回転するだけのもの、つまり、環状フレームに立設し
た支持フレームに対して回転するように支持するだけで
よい。
うに、回転枠に属させるのではなく、スプールと一体で
往復移動しながら回転枠と一体で回転する環状フレーム
に属させることによって、転動体をスプールに対して相
対回転するだけのもの、つまり、環状フレームに立設し
た支持フレームに対して回転するように支持するだけで
よい。
したがって、従来のように、転動体を支持フレームに
対して回転させ乍らスプールの移動方向に往復移動させ
るといった作動の円滑さを欠く係合形態を採る必要がな
い。
対して回転させ乍らスプールの移動方向に往復移動させ
るといった作動の円滑さを欠く係合形態を採る必要がな
い。
その結果、糸落ち防止具にスプール用係合部と回転枠
用係合部を設けることによって、スプール用係合部にス
プールに対して相対回転するだけの機能を持たせ、か
つ、回転枠用係合部に回転枠に対して相対移動するだけ
の機能を持たせるだけでよく、転動体を回転するだけに
必要な嵌合公差で組み付ければよい。したがって、スプ
ールの往復移動及び回転枠の回転をより円滑に行うこと
ができるに至った。
用係合部を設けることによって、スプール用係合部にス
プールに対して相対回転するだけの機能を持たせ、か
つ、回転枠用係合部に回転枠に対して相対移動するだけ
の機能を持たせるだけでよく、転動体を回転するだけに
必要な嵌合公差で組み付ければよい。したがって、スプ
ールの往復移動及び回転枠の回転をより円滑に行うこと
ができるに至った。
実施例を説明する。第1図に示すように、リール本体
(1)の前方に支持軸(2)を延出すると共に、糸を巻
付け収納するスプール(3)を支持軸(2)に装着し、
このスプール(3)に対して糸を巻付けていくラインロ
ーラ(17)及びベールアーム(4)を装備した回転枠
(5)を、支持軸(2)にその支持軸軸心(X)周りで
回転自在に取付けてある。リール本体(1)内に、糸巻
取り用のハンドル(6)によって駆動されるマスタギヤ
(7)と、マスタギヤ(7)と咬合して動力伝達を受け
回転枠(5)を駆動するピニオンギヤ(8)とを設け
て、回転枠(5)駆動系を構成すると共に、前記ピニオ
ンギヤ(8)の動力伝達を受けて前記支持軸(2)をそ
の軸心方向に往復移動させる螺旋溝軸(9)とスライダ
ー(10)とを設けて、支持軸(2)及びスプール(3)
を一体で支軸軸心方向に移動させるスプール(3)駆動
系を構成する。
(1)の前方に支持軸(2)を延出すると共に、糸を巻
付け収納するスプール(3)を支持軸(2)に装着し、
このスプール(3)に対して糸を巻付けていくラインロ
ーラ(17)及びベールアーム(4)を装備した回転枠
(5)を、支持軸(2)にその支持軸軸心(X)周りで
回転自在に取付けてある。リール本体(1)内に、糸巻
取り用のハンドル(6)によって駆動されるマスタギヤ
(7)と、マスタギヤ(7)と咬合して動力伝達を受け
回転枠(5)を駆動するピニオンギヤ(8)とを設け
て、回転枠(5)駆動系を構成すると共に、前記ピニオ
ンギヤ(8)の動力伝達を受けて前記支持軸(2)をそ
の軸心方向に往復移動させる螺旋溝軸(9)とスライダ
ー(10)とを設けて、支持軸(2)及びスプール(3)
を一体で支軸軸心方向に移動させるスプール(3)駆動
系を構成する。
スプール(3)の外周面に、前後の環状壁(3A),
(3B)で囲まれた糸収納部(3a)を形成し、前記回転枠
(5)と一体で回転するラインローラ(17)で糸収納部
(3a)に糸を巻付けて行くと共に、回転枠(5)の回転
に伴って往復移動するスプール(3)の移動によって、
糸の巻付きレベルを一定にしている。
(3B)で囲まれた糸収納部(3a)を形成し、前記回転枠
(5)と一体で回転するラインローラ(17)で糸収納部
(3a)に糸を巻付けて行くと共に、回転枠(5)の回転
に伴って往復移動するスプール(3)の移動によって、
糸の巻付きレベルを一定にしている。
次に、糸収納部(3a)の後環状壁(3B)より抜け出す
糸を押える糸落ち防止具(11)について説明する。第1
図及び第3図に示すように、前記支持軸(2)に回転自
在にかつ支持軸軸心(X)方向に一体移動可能に外嵌装
着される基端部がボス部(11A)と、この基端部ボス部
(11A)と2本の継ぎフレーム(11B),(11B)を介し
て一体化される環状フレーム(11C)とを備え、環状フ
レーム(11C)よりスプール(3)及び回転枠(5)へ
の係合部を延出して、糸落ち防止具(11)を形成する。
糸を押える糸落ち防止具(11)について説明する。第1
図及び第3図に示すように、前記支持軸(2)に回転自
在にかつ支持軸軸心(X)方向に一体移動可能に外嵌装
着される基端部がボス部(11A)と、この基端部ボス部
(11A)と2本の継ぎフレーム(11B),(11B)を介し
て一体化される環状フレーム(11C)とを備え、環状フ
レーム(11C)よりスプール(3)及び回転枠(5)へ
の係合部を延出して、糸落ち防止具(11)を形成する。
次に、係合部の構造について説明する。前記スプール
(3)の後端壁(3B)に環状溝(3b)を形成し、この環
状溝(3b)に係合して遊転する転動体としてのローラ
(14)を設け、このローラ(14)を支持する支持フレー
ム(15)を、環状フレーム(11C)に設けたブラケット
(11a),(11a)に取り付ける。支持フレーム(15)の
先端に略L字形の先端フレーム(16)をねじ込み固定
し、後記する回転枠(5)側の直線溝(5a)に前記先端
フレーム(16)を係合させるべく構成する。前記回転枠
(5)に直線溝(5a)を形成するに、回転枠(5)の本
体よりおよそ180°対角位置にベールアーム支持腕(5
A)を延出し、このベールアーム支持腕(5A)の内面に
その直線溝(5a)を形成する。
(3)の後端壁(3B)に環状溝(3b)を形成し、この環
状溝(3b)に係合して遊転する転動体としてのローラ
(14)を設け、このローラ(14)を支持する支持フレー
ム(15)を、環状フレーム(11C)に設けたブラケット
(11a),(11a)に取り付ける。支持フレーム(15)の
先端に略L字形の先端フレーム(16)をねじ込み固定
し、後記する回転枠(5)側の直線溝(5a)に前記先端
フレーム(16)を係合させるべく構成する。前記回転枠
(5)に直線溝(5a)を形成するに、回転枠(5)の本
体よりおよそ180°対角位置にベールアーム支持腕(5
A)を延出し、このベールアーム支持腕(5A)の内面に
その直線溝(5a)を形成する。
ここに、前記ローラ(14)と支持フレーム(15)を、
糸落ち防止具(11)をスプール(3)と一体で前後移動
させかつスプール(3)に対して相対回転させるスプー
ル係合部と称し、スプール(3)の環状溝(3b)をスプ
ール側被係合部と称する。前記先端フレーム(16)を、
糸落ち防止具(11)を回転枠(5)と一体で回転させな
がら回転枠(5)に対して相対摺動させる回転枠用係合
部と称する。前記直線溝(5a)を回転枠被係合部と称す
る。
糸落ち防止具(11)をスプール(3)と一体で前後移動
させかつスプール(3)に対して相対回転させるスプー
ル係合部と称し、スプール(3)の環状溝(3b)をスプ
ール側被係合部と称する。前記先端フレーム(16)を、
糸落ち防止具(11)を回転枠(5)と一体で回転させな
がら回転枠(5)に対して相対摺動させる回転枠用係合
部と称する。前記直線溝(5a)を回転枠被係合部と称す
る。
以上のような構成を採る糸落ち防止具(11)を支持軸
(2)に取り付けると、スプール用係合部と回転枠用係
合部をベールアーム支持腕(5A)とスプール後環状壁
(3B)との間隙部分に配置でき、スプール糸収納部(3
a)より糸が抜け出すこと、又は、抜け出した糸が支持
軸(2)側に入り込むのを阻止できる。
(2)に取り付けると、スプール用係合部と回転枠用係
合部をベールアーム支持腕(5A)とスプール後環状壁
(3B)との間隙部分に配置でき、スプール糸収納部(3
a)より糸が抜け出すこと、又は、抜け出した糸が支持
軸(2)側に入り込むのを阻止できる。
尚、回転枠(5)の中心部に前記支持軸(2)に沿っ
た筒状ボス(5B)を突設し、筒状ボス(5B)に前記支持
軸(2)に沿った切欠溝(5b),(5b)を設け、糸落ち
防止具(11)を支持軸(2)に取り付けた際に、前記継
ぎフレーム(11B),(11B)を切欠溝(5b)に係合させ
て、もって、糸落ち防止具(11)を回転枠(5)と一体
で回転させる回転枠用係合部と回転枠側係合部を構成す
る。
た筒状ボス(5B)を突設し、筒状ボス(5B)に前記支持
軸(2)に沿った切欠溝(5b),(5b)を設け、糸落ち
防止具(11)を支持軸(2)に取り付けた際に、前記継
ぎフレーム(11B),(11B)を切欠溝(5b)に係合させ
て、もって、糸落ち防止具(11)を回転枠(5)と一体
で回転させる回転枠用係合部と回転枠側係合部を構成す
る。
〔別実施例〕 回転枠用係合部に転動体を設けて、回転枠(5)と
糸落ち防止具(11)との相対移動をより円滑に行う構成
を採ってもよい。
糸落ち防止具(11)との相対移動をより円滑に行う構成
を採ってもよい。
糸落ち防止具(11)としては支持軸(2)に支持す
る必要はなく、スプール(3)に支持してもよく、支持
する対象に制約はない。また、その形状においても制約
はない。
る必要はなく、スプール(3)に支持してもよく、支持
する対象に制約はない。また、その形状においても制約
はない。
転動体(14)としてはローラ式のものではなく、球
状のものであってもよく、又は、ベアリングそのものを
利用してもよい。
状のものであってもよく、又は、ベアリングそのものを
利用してもよい。
第4図に示すように、前記糸落ち防止具(11)の転
動体(14)の配置位置として、ベールアーム支持腕(5
A)を挟んで両側に位置するように設定選定し、合成4
個の転動体(14)を配置して糸落ち防止構造を形成して
もよい。こうすると、ベールアーム支持腕(5A)の両側
に亘る広い範囲で糸を受け止めることができる。
動体(14)の配置位置として、ベールアーム支持腕(5
A)を挟んで両側に位置するように設定選定し、合成4
個の転動体(14)を配置して糸落ち防止構造を形成して
もよい。こうすると、ベールアーム支持腕(5A)の両側
に亘る広い範囲で糸を受け止めることができる。
第5図に示すように、スプール後環状壁(3B)に形
成する環状溝(3b)の形状を次のように変形してもよ
い。環状溝(3b)を形成する後壁を取り払った形状にし
て、スプール(3)を支持軸(2)より取り外す必要が
なくかつ組付けも容易である利点がある。転動体(14)
として軟質のものを採用すれば環状溝(3b)の後壁を取
り払わなくても転動体(14)を変形させて環状溝(3b)
内に挿入することが容易である。
成する環状溝(3b)の形状を次のように変形してもよ
い。環状溝(3b)を形成する後壁を取り払った形状にし
て、スプール(3)を支持軸(2)より取り外す必要が
なくかつ組付けも容易である利点がある。転動体(14)
として軟質のものを採用すれば環状溝(3b)の後壁を取
り払わなくても転動体(14)を変形させて環状溝(3b)
内に挿入することが容易である。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
図面は本考案に係るスピニングリールの実施例を示し、
第1図は全体縦断側面図、第2図は第1図における縦断
正面図、第3図は糸落ち防止具の斜視図、第4図は転動
体を4個設けた状態を示す縦断正面図、第5図は転動体
と後環状壁との係合状態の別実施例を示す側面図であ
る。 (3)……スプール、(3a)……糸収納部、(3B)……
後端壁、(4)……ベールアーム、(5)……回転枠、
(11)……糸落ち防止具、(11C)……環状フレーム、
(14)……転動体、(X)……軸芯。
第1図は全体縦断側面図、第2図は第1図における縦断
正面図、第3図は糸落ち防止具の斜視図、第4図は転動
体を4個設けた状態を示す縦断正面図、第5図は転動体
と後環状壁との係合状態の別実施例を示す側面図であ
る。 (3)……スプール、(3a)……糸収納部、(3B)……
後端壁、(4)……ベールアーム、(5)……回転枠、
(11)……糸落ち防止具、(11C)……環状フレーム、
(14)……転動体、(X)……軸芯。
Claims (1)
- 【請求項1】ベールアーム(4)を備えた回転枠(5)
と、この回転枠(5)の回転に応じてこの回転枠(5)
の軸心(X)方向に往復移動するスプール(3)とを設
け、前記スプール(3)における糸収納部(3a)後方の
後端壁(3B)からの糸の抜け出し、又は、抜け出した糸
が前記回転枠(5)の軸芯(X)側へ移行するのを阻止
する糸落ち防止具(11)を設けてあるスピニングリール
であって、 前記糸落ち防止具(11)に、前記糸落ち防止具(11)を
前記スプール(3)と一体で前記軸心(X)方向に往復
移動させながら前記スプール(3)に対して相対回転さ
せるべく、前記スプール(3)に形成したスプール側被
係合部に係合するスプール用係合部を設けるとともに、
前記糸落ち防止具(11)を前記回転枠(5)と一体で回
転させ乍ら前記回転枠(5)に対して前記軸心方向に相
対往復移動させるべく、前記回転枠(5)に形成した回
転枠被係合部に係合する回転枠用係合部を設け、前記ス
プール用係合部を、前記糸落ち防止具(11)を構成する
環状フレーム(11C)に立設した支持フレーム(15)
と、前記後端壁(3B)に形成したスプール側被係合部に
対して係合するとともに相対回転する転動体(14)と、
前記転動体(14)を前記支持フレーム(15)に回転可能
に支持して構成してあるスピニングリール。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990048428U JPH083267Y2 (ja) | 1990-05-09 | 1990-05-09 | スピニングリール |
US07/685,672 US5356091A (en) | 1990-05-09 | 1991-04-16 | Spinning reel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990048428U JPH083267Y2 (ja) | 1990-05-09 | 1990-05-09 | スピニングリール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH046664U JPH046664U (ja) | 1992-01-22 |
JPH083267Y2 true JPH083267Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=31565226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990048428U Expired - Fee Related JPH083267Y2 (ja) | 1990-05-09 | 1990-05-09 | スピニングリール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083267Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180085662A (ko) * | 2017-01-19 | 2018-07-27 | 가부시키가이샤 시마노 | 낚시용 스피닝 릴 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60106466U (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-19 | 株式会社シマノ | スピニングリ−ル |
JPH0415016Y2 (ja) * | 1986-09-30 | 1992-04-03 |
-
1990
- 1990-05-09 JP JP1990048428U patent/JPH083267Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180085662A (ko) * | 2017-01-19 | 2018-07-27 | 가부시키가이샤 시마노 | 낚시용 스피닝 릴 |
TWI730175B (zh) * | 2017-01-19 | 2021-06-11 | 日商島野股份有限公司 | 釣魚用紡車式捲線器 |
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