JPH08326569A - アクセル操作装置 - Google Patents

アクセル操作装置

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JPH08326569A
JPH08326569A JP13494195A JP13494195A JPH08326569A JP H08326569 A JPH08326569 A JP H08326569A JP 13494195 A JP13494195 A JP 13494195A JP 13494195 A JP13494195 A JP 13494195A JP H08326569 A JPH08326569 A JP H08326569A
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JP
Japan
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output arm
lever
governor
rotation angle
interlocking member
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Pending
Application number
JP13494195A
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English (en)
Inventor
Keiji Horii
啓司 堀井
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 アイドリング位置i側に戻し付勢されるガバ
ナレバー23と、ギヤードモーター24の出力アーム2
8とを操作ワイヤー29で連動連結するに、出力アーム
28の単位回動角に対する操作ワイヤー29の移動量
が、出力アーム28の回動角が大になるに伴って小さく
なるように、ガバナレバー23がアイドリング位置iに
あるときの出力アーム28と操作ワイヤー29とで形成
される挟角αを、ガバナレバー23が最大操作位置ma
xにあるときの出力アーム28と操作ワイヤー29とで
形成される挟角よりも小に設定する。 【効果】 出力アームの回動移動による幾何学的性質を
利用してトルク増大させる工夫により、軽快なアクセリ
ングが行える操作性の向上したものを、極力小容量のア
クチュエータが使用できる経済的な状態で提供すること
ができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックホウ、ホイール
ローダ等の建機に好適なアクセル操作装置に関する。コ
ンバインや田植機等の農機にも適用可能である。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平3‐147937号公報
に示されたバックホウでは、エンジン回転数調節手段の
被操作レバー(符号9)と人為操作レバー(符号7)と
をワイヤー(符号11)によって連動連結させており、
人力によってアクセリングするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】建機や農機においては
作業環境改善の動きから、操縦者の負担を軽減するべく
操作性向上も一つの課題であるが、上記した人為操作式
のアクセル操作構造では、操作力が比較的重いものであ
る。そこで、本発明の目的は、アクセル操作自体はアク
チュエータ動力によって行わせ、人為操作としてはその
アクチェータへの信号操作とすることにより、アクセル
操作が楽で軽快に行えるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために本
発明は、アイドリング位置側に戻し付勢されるエンジン
回転数調節手段の被操作レバーと、駆動操作用アクチュ
エータの出力アームとを連動部材で連動連結するに、出
力アームの単位回動角に対する連動部材の移動量が、該
出力アームの回動角が大になるに伴って小さくなるよう
に、被操作レバーがアイドリング位置にあるときの出力
アームと連動部材とで形成される挟角を、被操作レバー
が最大操作位置にあるときの出力アームと連動部材とで
形成される挟角よりも小に設定してあることを特徴とす
るものである。又、被操作レバーが最大操作位置に達す
る状態を、出力アームとストッパーとの接当によって現
出させてあると好都合である。
【0005】
【作用】一般に、ガバナレバーやスロットルレバー等の
エンジン回転数調節手段の被操作レバーは、アイドリン
グ位置側に戻し付勢されており、高速側に操作するほど
戻し力も強くなるものである。そこで、請求項1の構成
は、その被操作レバーをアクチュエータ動力で操作する
に当たり、極力、小容量のアクチュエータで操作できる
ようにするものである。
【0006】図4、図5を参照して説明すると、ガバナ
レバー23がアイドリング位置iにあるときの出力アー
ム28と操作ワイヤー29との挟角が約75度であるに
対し、ガバナレバー23が最大操作位置maxにあると
きの出力アーム28と操作ワイヤー29との挟角は約1
65度になっており、出力アーム28の単位回動角に対
する操作ワイヤー29の移動量が、該出力アーム28の
回動角が大になるに伴って小さくなるように設定してあ
る。
【0007】これにより、ガバナレバー23の戻し付勢
力が強くなるに連れて、ギヤードモータ24のトルクを
一定としながらも出力アーム28の発生トルクを強くす
ることができるから、例えば、単に出力アームとガバナ
レバーとを連動連結し、最大戻し付勢力に打ち勝つ駆動
トルクを持つ電動モータを備える、といった手段に比べ
てギヤードモータ24の出力を小さくすることが可能に
なる。
【0008】上記構成において、ガバナレバーの最大操
作位置における操作力をより強くするには、出力アーム
28と操作ワイヤー29との挟角を極力180度に近づ
ければ良いのであるが、そうなると、機械的誤差や寸法
誤差等によっては最大操作時に出力アーム28が180
度を通り越してしまい、ガバナレバーの戻し付勢力が出
力アーム28に逆方向に作用し、出力アーム28が復帰
できなくなる機能不良のおそれがある。そこで、請求項
2の構成によれば、ストッパー36との接当によって出
力アーム28の位置を決めるようにしてあるから、最大
操作時における上記挟角を必ず180度以下となる状態
に規制でき、請求項1の構成によるトルク増大作用を機
能不良のおそれなく発揮させることができるようにな
る。
【0009】
【発明の効果】その結果、請求項1に記載のアクセル操
作装置では、出力アームの回動移動による幾何学的性質
を利用してトルク増大させる工夫により、軽快なアクセ
リングが行える操作性の向上したものを、極力小容量の
アクチュエータが使用できる経済的な状態で提供するこ
とができた。
【0010】請求項2に記載のアクセル操作装置では、
装置が確実に機能する信頼性に優れる状態で上記効果が
得られる利点がある。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、バックホウのア
クセル操作装置について図面に基づいて説明する。図1
にバックホウが示され、1はクローラ走行装置、2は旋
回台、3は掘削作業装置、19はドーザ、20は運転部
である。掘削作業装置3は、旋回台2に上下揺動可能に
取付けられたブーム4、アーム5、及びバケット6を備
えるとともに、ブームシリンダ11、アームシリンダ1
2、及びバケットシリンダ13を備えて構成されてい
る。ブーム4は、中間ブーム14及びオフセットシリン
ダ7を備えた平行オフセット構造に構成されている。運
転部20には、操縦席30が配置され、その前方に十字
揺動可能な一対の操作レバー9,10が配備されてい
る。
【0012】図2には油圧回路が示されている。簡単に
説明すると、掘削作業装置3やクローラ走行装置1用等
のセンターバイパス形式の各制御弁V1 〜V9 のうち、
ブームシリンダ11、アームシリンダ12、バケットシ
リンダ13、及び旋回モータ(図示せず)用の4個の制
御弁V2,V5,V6,V7 については、前述した一対の操作
レバー9,10によるパイロット圧で切換操作されるよ
うにしてある。エンジン8で駆動される3個の油圧ポン
プ15,16,17は9個の制御弁用であり、18は前
述した4個の制御弁V2,V5,V6,V7 を切換操作するパ
イロット弁31〜34にパイロット圧を供給するパイロ
ットポンプである。
【0013】このバックホウでは、作業負荷が作用して
いる状態では、ハンドアクセルレバー21で設定された
作業用のエンジン回転数維持し、作業負荷が作用してい
ない状態ではエンジン回転数を下げて燃費向上と騒音改
善を図る自動アクセリング装置Aを装備してある。すな
わち、図2に示すように、エンジン8にはガバナー(エ
ンジン回転数調節手段の一例)22が備えられ、これの
ガバナレバー23を駆動操作するギヤードモータ24、
パイロット圧を検出する圧力センサ25、及びハンドア
クセルレバー21の操作位置を検出するポテンショメー
タ26を制御装置27に接続して自動アクセリング装置
Aを構成してある。
【0014】つまり、アイドリング位置aにあるハンド
アクセルレバー21を操作して、作業状態におけるエン
ジン回転数(通常はフルアクセル位置mにセットする)
を設定し、作業状態であればその設定回転数が維持さ
れ、非作業時(無負荷時)にはアクセルレバー21が位
置mにセットされたままとしながらエンジン回転数をア
イドリング状態に落とすのである。作業状態であるか否
かはパイロット圧が立つているか否かで判断される。す
なわち、いずれかの操作レバー9又は10が操作されて
パイロット圧が立つと制御弁が中立位置以外の位置に切
換られている状態であり、パイロット圧が立たないと制
御弁は中立位置にあるからである。
【0015】従って、圧力センサ25の検出情報によっ
て作業状態であるか否かの判断を行い、作業状態であれ
ばハンドアクセルレバー21で設定されたエンジン回転
数となるように、ギヤードモータ24でガバナレバー2
3が操作されるとともに、非作業状態であればギヤード
モータ24を駆動してアイドリング状態に操作されるの
である。又、左右の走行用制御弁V3,V4 夫々の中立位
置を検出する走行検出スイッチ(図示せず)を設け、こ
れら両走行用制御弁V3,V4 が共に中立操作されると自
動的にアイドリング状態になるように、両走行検出スイ
ッチが制御装置27に接続されている。従って、作業中
だけでなく、移動走行中においても負荷がなくなる(走
行停止)と、エンジン回転数を設定回転数からアイドリ
ングに自動的に落とすように作用するのである。
【0016】次に、ガバナー22を自動操作するアクセ
ル操作装置Bについて説明する。図4、図5に示すよう
に、ギヤードモータ(駆動操作用アクチュエータの一
例)24の出力アーム28とガバナレバー(被操作レバ
ーの一例)23とをプッシュプル式の操作ワイヤー(連
動部材の一例)29で連動連結してある。又、ガバナレ
バー23は、ガバナー22に内装されたリターンバネ
(図示せず)によってアイドリング位置i側に戻し付勢
されている。そして、出力アーム28の単位回動角に対
する操作ワイヤー29の移動量が、出力アーム28の回
動角が大になるに伴って小さくなるように、ガバナレバ
ー23がアイドリング位置にあるときの出力アーム28
と操作ワイヤー29とで形成される挟角を、ガバナレバ
ー23が最大操作位置maxにあるときの出力アーム2
8と操作ワイヤー29とで形成される挟角よりも小に設
定してある。
【0017】すなわち、出力アーム28と操作ワイヤー
29との挟角αは、ガバナレバー23がアイドリング位
置iにあるときでは約75度であり、ガバナレバー23
が最大操作位置maxにあるときでは約165度になっ
ている。その最大回動状態は、ギヤードモータ24の取
付基板35に取付けられたピン(ストッパーの一例)3
6と出力アーム28との接当によって現出されており、
確実に出力アーム28を止める構造である。アイドリン
グ位置においても出力アーム28の位置を規制するピン
36aを設けても良い。
【0018】又、ガバナレバー23と操作ワイヤー29
との挟角βは、ガバナレバー23がアイドリング位置i
にあるときでは約140度に、かつ、ガバナレバー23
が最大操作位置maxにあるときでは約90度になるよ
うに設定してある。つまり、ガバナー22側において
は、操作ワイヤー29の単位移動量に対するガバナレバ
ー23のの揺動角度が、ガバナレバー23の非操作揺動
角度が大になるに連れて小さくなるようにしてあり、戻
し付勢力の軽いアイドリング位置付近ではガバナレバー
23は大きく動くが、最大操作位置max付近では動き
が鈍くなるようにしてある。ガバナレバー23は2箇所
のストッパー機構37,38によってアイドリング位置
iと最大操作位置maxを位置決めするようにしてあ
る。
【0019】図3に示すように、実機においては、エン
ジン8の後面に位置するガバナー22に、前後軸心で揺
動する状態にガバナレバー23が枢着されるとともに、
エンジン8の右側方で冷却風の取入れ経路にギヤードモ
ータ24が配置された状態で、下向き凸状の経路を呈す
る状態に配策された操作ワイヤー29で連動連結されて
いる。
【0020】〔別実施例〕図6、図7に、大型のエンジ
ンにも使用できるよう、外部のギヤ減速機構39でトル
クアップさせたギヤードモータ24が示されている。つ
まり、駆動小ギヤ40に咬合する従動大ギヤ41を取付
基板35に支承するとともに、その軸に嵌装された巻バ
ネ42により、エンジン回転数が上がる方向に従動大ギ
ヤ41を復帰付勢してある。そして、従動大ギヤ41に
取付けられた出力アーム28と操作ワイヤー29とが連
結されている。
【0021】この構造においても、出力アーム28と操
作ワイヤー29との挟角γを、ガバナレバー23がアイ
ドリング位置iにあるときの値が、ガバナレバー23が
最大操作位置maxにあるときの値よりも小さくしてあ
り、出力アーム28の単位回動角に対する操作ワイヤー
29の移動量が、出力アーム28の回動角が大になるに
伴って小さくなるようにしてある。そして、この構造で
は、従動大ギヤ41を、ギヤ部分41aと、その最大ギ
ヤ径と同じ径の円弧部分41bとからなる部分ギヤとす
ることにより、出力アーム28の揺動範囲を規制してあ
る。
【0022】又、エンジン回転数調節手段としては、デ
ィーゼルエンジン8用のガバナーの他、ガソリンエンジ
ン用のスロットルでも良いとともに、連動部材として
は、操作ワイヤーの他、ロッドでも良い。
【0023】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの側面図
【図2】油圧回路図
【図3】アクセル操作装置の実機での配置状態を示す平
面図
【図4】アクセル操作装置のアイドリング状態を示す作
用図
【図5】アクセル操作装置の最大操作状態を示す作用図
【図6】別構造によるアクセル操作装置のアイドリング
状態を示す作用図
【図7】別構造によるアクセル操作装置の最大操作状態
を示す作用図
【符号の説明】
22 エンジン回転数調節手段 23 被操作レバー 24 駆動操作用アクチュエータ 28 出力アーム 29 連動部材 36 ストッパー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイドリング位置側に戻し付勢されるエ
    ンジン回転数調節手段(22)の被操作レバー(23)
    と、駆動操作用アクチュエータ(24)の出力アーム
    (28)とを連動部材(29)で連動連結するに、 前記出力アーム(28)の単位回動角に対する前記連動
    部材(29)の移動量が、該出力アーム(28)の回動
    角が大になるに伴って小さくなるように、前記被操作レ
    バー(23)がアイドリング位置にあるときの前記出力
    アーム(28)と前記連動部材(29)とで形成される
    挟角を、前記被操作レバー(23)が最大操作位置にあ
    るときの前記出力アーム(28)と前記連動部材(2
    9)とで形成される挟角よりも小に設定してあるアクセ
    ル操作装置。
  2. 【請求項2】 前記被操作レバー(23)が最大操作位
    置に達する状態を、前記出力アーム(28)とストッパ
    ー(36)との接当によって現出させてある請求項1に
    記載のアクセル操作装置。
JP13494195A 1995-06-01 1995-06-01 アクセル操作装置 Pending JPH08326569A (ja)

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