JPH08326533A - 移動農機におけるマフラの防護カバー - Google Patents

移動農機におけるマフラの防護カバー

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JPH08326533A
JPH08326533A JP15698295A JP15698295A JPH08326533A JP H08326533 A JPH08326533 A JP H08326533A JP 15698295 A JP15698295 A JP 15698295A JP 15698295 A JP15698295 A JP 15698295A JP H08326533 A JPH08326533 A JP H08326533A
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muffler
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Katsuyuki Yada
克之 矢田
Yukio Kato
幸雄 加藤
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防護カバーの形状の改善により、エンジンの
駆動熱とマフラ自体の排気熱を機外に効率良く放出して
冷却効果を高めることができるマフラの防護カバーを提
供する。 【構成】 マフラ16の上面域を上カバー15aで、下
面域を下カバー15bで包覆する防護カバー15を上下
分割可能に装着し、かつ上記マフラ16の排出側に位置
する下カバー15bの端縁に立上り片33を設けると共
に、上記上カバー15aを、ボンネットカバー6に穿設
した通風孔9の形状に沿う開口部28aを有して形成
し、かつマフラの下面域を包覆する下カバー15bと上
記上カバー15aとの間に、エンジン5上部に臨む開口
部34を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動農機に搭載したエ
ンジンの排気ガスを機外へ排出するマフラの防護カバー
に係り、特に、その形状の改善により、エンジンの駆動
熱とマフラ自体の排気熱を機外に効率良く放出して冷却
効果を高めることができるマフラの防護カバーに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、田植機、トラクタ等の移動農機で
は、小型の車体に各種の多機能な装置群を搭載しなけれ
ばならず、これらの装置群のうちエンジン、トランスミ
ッション、バッテリなどの走行系の装置や座席シートを
含む運転操作部等の主な装置は、おのずとその配設位置
が決められるため、その他の二次的な装置であるマフラ
に関しては、上記各装置を収納したボンネットカバー内
の狭い空間部を利用しつつ、排気経路を最短に保持でき
るエンジンの近傍位置にマフラの設置スペースを設ける
ようにすることが一般に知られている。
【0003】ところが上記のような構成では、作業者が
高温のマフラに不用意に触れる危険性の回避と所要の冷
却効果を得る必要性から、筒状の防護カバーでマフラを
包覆する構成となっているため、機体の組立時あるいは
マフラの点検、保守を行う際には、当該マフラに接続さ
れた排気パイプあるいは防護カバーの取付け、取外しを
行ったうえでなければ、マフラ自体の分解、組立を行う
ことができず、甚だ作業効率が悪いものとなる、という
欠点を有するものであった。
【0004】一方、前述のようにエンジン、トランスミ
ッション、バッテリなどの走行系の装置を、ボンネット
カバー内の狭い空間部に密集して配置した構成では、走
行中のボンネット内の温度が著しく上昇するため、特に
高温の発生源であるエンジンおよびマフラに対して、個
々の放熱構造を改善するのみでは十分な効果を期待する
ことができないのが現状であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
実状に鑑み、従来の欠点を解消すべく創案されたもので
あって、その目的とするところは、マフラを包覆する防
護カバーを上下のカバーで二分割し、分解、組立の容易
な防護カバー構造としつつ、高温空気の上昇作用を積極
的に利用して、エンジンの駆動熱とマフラの排気熱とを
統合的に効率良く機外に放出し、ボンネットカバー内で
の放熱効果を高めることができる移動農機におけるマフ
ラの防護カバーを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、本
発明が採用した第1の技術的手段は、ボンネット内に載
置固定したエンジンの上方近傍位置に、当該エンジンか
らの排気ガスを機外に放出するマフラを付設するに、上
記マフラの上面域を上カバーで、下面域を下カバーで包
覆する防護カバーを上下分割可能に装着し、かつ上記マ
フラの排出側に位置する下カバーの端縁に立上り片を設
けて、当該マフラの排気熱を上方へ誘導案内するように
構成したことを特徴とし、第2の技術的手段として、マ
フラの上面域を包覆する上カバーを、ボンネットカバー
に穿設した通風孔の形状に沿う開口部を有して形成し、
かつマフラの下面域を包覆する下カバーと上記上カバー
との間に、エンジン上部に臨む開口部を形成して、当該
エンジンの駆動熱およびマフラの排気熱を、前記通風孔
へ誘導案内するように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0007】
【作用】したがって、本発明によれば、マフラの点検、
保守作業に伴う防護カバーの分解、組立を容易に行うこ
とができ、作業効率を向上させることができると共に、
エンジンの駆動熱とマフラの排気熱とを統合的に効率良
く機外に放出し、ボンネットカバー内の放熱効果を高め
ることができる。
【0008】
【実施例】本発明の構成を、図面に示した一実施例につ
いて詳細に説明する。図1および図2において、1は移
動農機として例示する乗用田植機の走行機体であって、
該走行機体1は、前輪2、後輪3を備えた機体フレーム
4の前部に後述するエンジン5や図示しないバッテリ
ー、その他の周辺機器を包覆するボンネットカバー6を
設け、かつその後方にハンドル7a、操作パネル7bお
よび座席シート7cからなる運転操作部7を設けて構成
されていると共に、上記ボンネットカバー6の左右両側
面には、メッシュフェンス8、8を張設した通風孔9、
9がそれぞれ開口されており、ボンネットカバー6の内
外空気の換気を通風孔9、9を介して行うようになって
いる。なお、10は苗載台11、フロート12、苗植付
杆13等からなる植付部であり、該植付部10は、走行
機体1の後部に設けたリンク機構14の先端部に昇降自
在に支持されている。
【0009】上記ボンネットカバー6内には、図3ない
し図5に示すように、操作パネル部7bの前方に位置し
てエンジン5が機体フレーム4上に載置固定されてお
り、その上部側方に偏位して防護カバー15に包覆され
たマフラ16が配設されていると共に、上記エンジン5
の上方位置でボンネットドア6aとの間に形成される空
間部には、当該エンジン5に燃料を供給する燃料タンク
17が、操作パネル7bの取付け固定に兼用されるアー
ムブラケット18のホルダ部18aに水平状に固定され
ており、上記ボンネットドア6aを開放した状態で燃料
タンク17の上面に設けた補給口19から燃料を注入す
るようになっている。
【0010】上記燃料タンク17は、図6に示すよう
に、傾斜面20、20を前後に形成した上面21に、前
述の補給口19と容量インジケータ22をそれぞれ設
け、かつ燃料供給ノズル23を垂設したタンク本体17
aは、その底面24を前記防護カバー15の上側面に沿
う立上り傾斜面24aで側方に偏位させて形成されてい
る。また、25は補給口17の周囲からタンク本体17
aの側面に至る所要の面範囲Aを括る無端突条体であ
り、補給口17への燃料注入時にタンク外面へ流出した
燃料を、上記無端突条体25で括られた面範囲A内で、
タンク本体17aの所定の滴下位置Bへ誘導案内するよ
うに構成されている。
【0011】一方、前記防護カバー15は、図7ないし
図9に示すように、マフラ16の上面域を覆う上カバー
15aと、下面域を覆う下カバー15bとで上下分割可
能に形成されており、組付けブラケット26を介してエ
ンジン5の一側上方に装着されている。
【0012】すなわち、上記上カバー15aは、燃料タ
ンク17の底面24に設けた傾斜面24aに沿う上側面
27を有する屋根部28と、当該上側面27の下縁に沿
設した垂下面29とで構成され、かつ前記ボンネットカ
バー6に穿設した一方の通風孔9の開口形状に沿った上
側開口部28aが垂下面29の対向面に位置して形成さ
れていると共に、下カバー15bは、平板状の底板30
に、エンジン5側に傾斜した案内面部31と、マフラ1
6の排出側に下向きに接続されたテールパイプ32の近
傍位置の端縁に設けた立上り片33とを一体に曲成して
形成されており、上記各上下カバー15aと15bとを
上下に組付けた際に、上カバー15aの垂下面29と下
カバー15bの案内面部31とで、エンジン5の上部に
臨む下側開口部34を形成し、エンジン5の駆動熱およ
びマフラ16の排気熱を、上記下側開口部34と上側開
口部28aを介して前記ボンネットカバー6の通風孔9
へ誘導案内するようになっている。なお、16aはテー
ルパイプ32を一体に接続した外筒、16bはマフラ本
体であって、該マフラ本体16bを外筒16aに内装固
定してマフラ16が構成される。
【0013】本発明は、叙上の如く構成されているか
ら、走行機体1の稼動中に、エンジン5より発生する駆
動熱は、防護カバー15の下側開口部34と下カバー1
5bの立上り片33により上方に誘導案内されて当該防
護カバー15内に取り込まれ、かつマフラ16自体の排
気熱とともに上側開口部28aを介してボンネットカバ
ー6の一方の通風孔9に誘導案内されて機外に放出され
ることになる。
【0014】したがって、ボンネットカバー6内での主
たる発熱源であるエンジン5の駆動熱とマフラ16の排
気熱が、当該ボンネットカバー6内で拡散するのを未然
に抑制することができ、換気作用の効率を向上させて温
度上昇に伴う諸トラブルを低減することができると共
に、防護カバー15の分解、組立を容易に行うことがで
きるので、点検、保守における作業効率をも向上させる
ことができる。
【0015】
【発明の効果】これを要するに本発明は、ボンネット内
に載置固定したエンジンの上方近傍位置に、当該エンジ
ンからの排気ガスを機外に放出するマフラを付設する
に、上記マフラの上面域を上カバーで、下面域を下カバ
ーで包覆する防護カバーを上下分割可能に装着し、かつ
上記マフラの排出側に位置する下カバーの端縁に立上り
片を設けて、当該マフラの排気熱を上方へ誘導案内する
ように構成し、また、マフラの上面域を包覆する上カバ
ーを、ボンネットカバーに穿設した通風孔の形状に沿う
開口部を有して形成し、かつマフラの下面域を包覆する
下カバーと上記上カバーとの間に、エンジン上部に臨む
開口部を形成して、当該エンジンの駆動熱およびマフラ
の排気熱を、前記通風孔へ誘導案内するように構成した
から、分解、組立の容易な防護カバー構造としつつ、高
温空気の上昇作用を積極的に利用して、エンジンの駆動
熱とマフラの排気熱とを統合的に効率良く機外に放出
し、換気作用の効率を向上させてボンネット内での温度
上昇に伴う諸トラブルを低減することができると共に、
防護カバーの分解、組立を容易に行うことができるの
で、点検、保守における作業効率をも向上させることが
できる、という極めて有用な新規的効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】植付部を連結した乗用田植機の全体側面図であ
る。
【図2】植付部を除いた乗用田植機の全体平面図であ
る。
【図3】要部拡大側面図である。
【図4】同上要部左側断面図である。
【図5】燃料タンクの取付け状態を示す要部斜視図であ
る。
【図6】(a)は燃料タンクの平面図である。(b)は
同上正面図である。
【図7】マフラと防護カバーの組付けを示す要部分解斜
視図である。
【図8】防護カバー内のマフラの取付けを示す要部正面
図である。
【図9】エンジンおよびマフラと、防護カバーとの配置
関係を示す要部作用説明図である。
【符号の説明】 5 エンジン 6 ボンネットカバー 9 通風孔 15 防護カバー 15a 上カバー 15b 下カバー 16 マフラ 28a 上側開口部 33 立上り片 34 下側開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンネット内に載置固定したエンジンの
    上方近傍位置に、当該エンジンからの排気ガスを機外に
    放出するマフラを付設するに、上記マフラの上面域を上
    カバーで、下面域を下カバーで包覆する防護カバーを上
    下分割可能に装着し、かつ上記マフラの排出側に位置す
    る下カバーの端縁に立上り片を設けて、当該マフラの排
    気熱を上方へ誘導案内するように構成したことを特徴と
    する移動農機におけるマフラの防護カバー。
  2. 【請求項2】 ボンネット内に載置固定したエンジンの
    上方近傍位置に、当該エンジンからの排気ガスを機外に
    放出するマフラを付設するに、上記マフラの上面域を包
    覆する上カバーを、ボンネットカバーに穿設した通風孔
    の形状に沿う開口部を有して形成し、かつマフラの下面
    域を包覆する下カバーと上記上カバーとの間に、エンジ
    ン上部に臨む開口部を形成して、当該エンジンの駆動熱
    およびマフラの排気熱を、前記通風孔へ誘導案内するよ
    うに構成したことを特徴とする移動農機におけるマフラ
    の防護カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012228937A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 歩行型移動農機のマフラ冷却構造

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