JP2501713Y2 - エンジンの支持装置 - Google Patents
エンジンの支持装置Info
- Publication number
- JP2501713Y2 JP2501713Y2 JP13880389U JP13880389U JP2501713Y2 JP 2501713 Y2 JP2501713 Y2 JP 2501713Y2 JP 13880389 U JP13880389 U JP 13880389U JP 13880389 U JP13880389 U JP 13880389U JP 2501713 Y2 JP2501713 Y2 JP 2501713Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- mount
- cross member
- mount member
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンを自動車に搭載すると共にエンジ
ン支持部の発熱を軽減するためのエンジンの支持装置に
関するものである。
ン支持部の発熱を軽減するためのエンジンの支持装置に
関するものである。
(従来の技術) 従来、エンジンを車体に設置するにはマウント部材を
介して取付けられエンジンの振動が直接、搭乗者に伝わ
らない構造とされている。第3図に示すように、エンジ
ン1を設置するマウント部材2はエンジン1にねじ止め
するブラケット3と夫々のマウントゴム4とからなり、
車体側とブラケット3との間にマウントゴム4を介装し
てエンジン1を取付ける。エンジン1と一体にされたト
ランスミッション部1aの駆動軸部はクロスメンバ5に固
定されたマウント部材2aに支持される。また、エンジン
1の排気ガスを通すエキゾーストパイプ6はクロスメン
バ5に支持され後方に向けられている。なお、実開昭64
-26531号公報にはエキゾーストパイプをフレームに固定
したゴム部材で支持しエンジンの振動の影響を防いでい
ることが開示されている。
介して取付けられエンジンの振動が直接、搭乗者に伝わ
らない構造とされている。第3図に示すように、エンジ
ン1を設置するマウント部材2はエンジン1にねじ止め
するブラケット3と夫々のマウントゴム4とからなり、
車体側とブラケット3との間にマウントゴム4を介装し
てエンジン1を取付ける。エンジン1と一体にされたト
ランスミッション部1aの駆動軸部はクロスメンバ5に固
定されたマウント部材2aに支持される。また、エンジン
1の排気ガスを通すエキゾーストパイプ6はクロスメン
バ5に支持され後方に向けられている。なお、実開昭64
-26531号公報にはエキゾーストパイプをフレームに固定
したゴム部材で支持しエンジンの振動の影響を防いでい
ることが開示されている。
実際、マウント部材2aを取付けたクロスメンバ5に熱
を発生するエキゾーストパイプ6を支持する場合には、
第4図に示すように、マウント部材2aからエキゾースト
パイプ6までの距離lを十分に取って設置し、マウント
部材2aを構成するマウントゴム3aを熱に対して保護して
いた。または第5図に示すように、マウント部材2aとエ
キゾーストパイプ6との間に遮熱板7をクロスメンバ5
に取付け熱源の影響を弱めるようにもしていた。
を発生するエキゾーストパイプ6を支持する場合には、
第4図に示すように、マウント部材2aからエキゾースト
パイプ6までの距離lを十分に取って設置し、マウント
部材2aを構成するマウントゴム3aを熱に対して保護して
いた。または第5図に示すように、マウント部材2aとエ
キゾーストパイプ6との間に遮熱板7をクロスメンバ5
に取付け熱源の影響を弱めるようにもしていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記の第4図の構造では距離lを十分
取る必要があるため、レイアウト的な制約が多い場合に
は無理であり、また、エンジン1を支持する位置をずら
しても熱源の影響のない有効な位置にマウント部材2aを
設置することは困難である。また、第5図に示すように
遮熱板7を取付ける場合には、作業工程数が多くなり生
産能率が悪く、部品点数も増え管理が煩雑である。ま
た、マウント部材2aの雰囲気温度に与える影響は少なく
雰囲気温度低下への効果は期待できない。従って、設置
条件に関係なく簡単な構成でマウント部材が熱に影響さ
れずにエンジンを支持する装置が望まれていた。
取る必要があるため、レイアウト的な制約が多い場合に
は無理であり、また、エンジン1を支持する位置をずら
しても熱源の影響のない有効な位置にマウント部材2aを
設置することは困難である。また、第5図に示すように
遮熱板7を取付ける場合には、作業工程数が多くなり生
産能率が悪く、部品点数も増え管理が煩雑である。ま
た、マウント部材2aの雰囲気温度に与える影響は少なく
雰囲気温度低下への効果は期待できない。従って、設置
条件に関係なく簡単な構成でマウント部材が熱に影響さ
れずにエンジンを支持する装置が望まれていた。
本考案は、マウント部材を熱源から保護すると共にエ
ンジンを支持するようにしたエンジンの支持装置を提供
することを目的とする。
ンジンを支持するようにしたエンジンの支持装置を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、エンジンを載置
するためのマウント部材9を固着した、少なくとも車体
のフロント側の縁側に樋状の溝10を形成してなるクロス
メンバ8に、前記車体のフロント側の縁側の樋状の溝10
の外壁10aに切欠部11を形成し、該切欠部11に前記車体
のフロント側に突出する板状のガイド部12を設けたこと
を特徴とする。
するためのマウント部材9を固着した、少なくとも車体
のフロント側の縁側に樋状の溝10を形成してなるクロス
メンバ8に、前記車体のフロント側の縁側の樋状の溝10
の外壁10aに切欠部11を形成し、該切欠部11に前記車体
のフロント側に突出する板状のガイド部12を設けたこと
を特徴とする。
(作用) 上記の構成とすることによって、クロスメンバ8の切
欠部11から樋状の溝10内に容易に外部の空気が入りやす
く、エンジン作動時にはクロスメンバ8に伝達された燃
焼、排気熱により溝内の空気が加熱され上昇することに
より外部の空気が切欠部11から流入し、空気の対流でマ
ウント部材9の過熱防止ができる。
欠部11から樋状の溝10内に容易に外部の空気が入りやす
く、エンジン作動時にはクロスメンバ8に伝達された燃
焼、排気熱により溝内の空気が加熱され上昇することに
より外部の空気が切欠部11から流入し、空気の対流でマ
ウント部材9の過熱防止ができる。
また、自動車の走行中には、ガイド部12によって空気
が溝10内に入り込みやすく、マウント部材9周辺の空気
を強制的に入れ換えると共にマウント部材9自体を空冷
することができる。
が溝10内に入り込みやすく、マウント部材9周辺の空気
を強制的に入れ換えると共にマウント部材9自体を空冷
することができる。
(実施例) つぎに、本考案の実施例を第1図および第2図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第1図に示すように、車体フレームを構成し横方向に
配したクロスメンバ8にはエンジンの一部を載置するた
めのマウント部材9が固定されている。クロスメンバ8
は上方を開口した樋状の溝10が両縁側に形成され、車体
のフロント側Aの縁側の樋状の溝10の外壁10aに、溝10
底部に達する切欠部11が形成されている。また、切欠部
11の溝底部にはこの箇所から車体のフロント側に突出す
る板状のガイド部12が設けられている(第2図参照)。
マウント部材9はスタッドボルト13を固着したブラケッ
ト14とクロスメンバ8に取付けたブラケット15との間に
マウントゴム16を挾持して一体になったもので、ブラケ
ット14の上部にエンジンの一部を載置する。また、クロ
スメンバ8の取付け位置より車体前方にエンジンを搭載
した状態では、後方に向かうエキゾーストパイプ17がク
ロスメンバ8に支持される。なお、ガイド部12は外壁10
aを折曲げても良いし、別板を取付けても良い。
配したクロスメンバ8にはエンジンの一部を載置するた
めのマウント部材9が固定されている。クロスメンバ8
は上方を開口した樋状の溝10が両縁側に形成され、車体
のフロント側Aの縁側の樋状の溝10の外壁10aに、溝10
底部に達する切欠部11が形成されている。また、切欠部
11の溝底部にはこの箇所から車体のフロント側に突出す
る板状のガイド部12が設けられている(第2図参照)。
マウント部材9はスタッドボルト13を固着したブラケッ
ト14とクロスメンバ8に取付けたブラケット15との間に
マウントゴム16を挾持して一体になったもので、ブラケ
ット14の上部にエンジンの一部を載置する。また、クロ
スメンバ8の取付け位置より車体前方にエンジンを搭載
した状態では、後方に向かうエキゾーストパイプ17がク
ロスメンバ8に支持される。なお、ガイド部12は外壁10
aを折曲げても良いし、別板を取付けても良い。
以上のように構成することによって、エンジン作動時
にはクロスメンバに伝達された燃焼、排気熱により溝内
の空気が加熱され、暖められた空気が上昇することによ
り外部の空気が切欠部から流入し、溝内に空気が滞留す
ることはない。
にはクロスメンバに伝達された燃焼、排気熱により溝内
の空気が加熱され、暖められた空気が上昇することによ
り外部の空気が切欠部から流入し、溝内に空気が滞留す
ることはない。
また、自動車の走行中には、ガイド部によって空気が
溝内に入り込みやすく、マウント部材周辺の空気を強制
的に対流させることができ、マウント部材の雰囲気温度
を低下させると共にマウント部材自体を空冷することが
できる。
溝内に入り込みやすく、マウント部材周辺の空気を強制
的に対流させることができ、マウント部材の雰囲気温度
を低下させると共にマウント部材自体を空冷することが
できる。
(考案の効果) 本考案は、以上のように構成したものであり、マウン
ト部材に有するマウントゴムを空冷可能に設置したの
で、熱源に近い位置でのマウント部材の設置が可能にな
り、確実にエンジンの支持を行なうと共に、マウント部
材を構成するマウントゴムの寿命を延ばすことができ
る。また、部品点数の増加もないので作業性が良い。
ト部材に有するマウントゴムを空冷可能に設置したの
で、熱源に近い位置でのマウント部材の設置が可能にな
り、確実にエンジンの支持を行なうと共に、マウント部
材を構成するマウントゴムの寿命を延ばすことができ
る。また、部品点数の増加もないので作業性が良い。
第1図は本考案による実施例のクロスメンバ取付部の斜
視図、第2図は第1図のクロスメンバの断面図、第3図
は従来のエンジン取付部の斜視図、第4図および第5図
は従来のクロスメンバ取付部の斜視図である。 8……クロスメンバ 9……マウント部材 10……樋状の溝 10a……外壁 11……切欠部 12……ガイド部
視図、第2図は第1図のクロスメンバの断面図、第3図
は従来のエンジン取付部の斜視図、第4図および第5図
は従来のクロスメンバ取付部の斜視図である。 8……クロスメンバ 9……マウント部材 10……樋状の溝 10a……外壁 11……切欠部 12……ガイド部
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンを載置するためのマウント部材を
固着した、少なくとも車体のフロント側の縁側に樋状の
溝を形成してなるクロスメンバに、前記車体のフロント
側の縁側の樋状の溝の外壁に切欠部を形成し、該切欠部
に前記車体のフロント側に突出する板状のガイド部を設
けたことを特徴とするエンジンの支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13880389U JP2501713Y2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | エンジンの支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13880389U JP2501713Y2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | エンジンの支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0377712U JPH0377712U (ja) | 1991-08-06 |
JP2501713Y2 true JP2501713Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31685881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13880389U Expired - Lifetime JP2501713Y2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | エンジンの支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501713Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005023265B4 (de) * | 2005-05-20 | 2014-01-02 | Audi Ag | Vorrichtung zur schwingungsdämpfenden Lagerung eines Antriebsaggregates |
-
1989
- 1989-11-30 JP JP13880389U patent/JP2501713Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005023265B4 (de) * | 2005-05-20 | 2014-01-02 | Audi Ag | Vorrichtung zur schwingungsdämpfenden Lagerung eines Antriebsaggregates |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0377712U (ja) | 1991-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1557312B1 (en) | Disposition structure of engine functional components for a vehicle and to a vehicle provided therewith | |
WO2012115423A2 (ko) | 농용 작업차 | |
US20110049310A1 (en) | Support structure for exhaust pipe | |
JP6460180B1 (ja) | エンジンの保温構造 | |
JPH02136517A (ja) | 発動発電機 | |
JP2012026326A (ja) | 乗用型草刈機 | |
JP4409260B2 (ja) | エンジンルームに設置する制御ユニットの取付構造 | |
JP2501713Y2 (ja) | エンジンの支持装置 | |
JP3343594B2 (ja) | 車両用エンジンのマウント装置 | |
KR20160076291A (ko) | 농업용 차량의 엔진제어유닛 취부 조립체 | |
JPH0811558A (ja) | 走行作業機の防振装置 | |
KR101458801B1 (ko) | 농용 작업차량의 엔진제어유닛 취부구조 | |
KR970073305A (ko) | 승용형 이식기 | |
JP3391674B2 (ja) | ハイブリッド電気自動車の発電機の取付構造 | |
JP2010076486A (ja) | 走行車輌のボンネット装置 | |
JP2007071068A (ja) | エンジンのオイルクーラ取付構造 | |
JP2010076612A (ja) | 走行車輌のマフラ装置 | |
JPH0326984Y2 (ja) | ||
JP2504663Y2 (ja) | 移動農機のマフラ取付構造 | |
JP7379971B2 (ja) | レンジエクステンダ車両用発電ユニットの冷却構造 | |
JP3186515B2 (ja) | 移動農機におけるマフラの防護カバー | |
JPH11198664A (ja) | センタメンバ内排気系配管一体構造 | |
JPH07144585A (ja) | 自動車のバッテリ周辺構造 | |
JPH037612Y2 (ja) | ||
JP2002264667A (ja) | 排気パイプの支持構造 |