JPH0832629A - シリアルデータ伝送装置 - Google Patents

シリアルデータ伝送装置

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JPH0832629A
JPH0832629A JP6163575A JP16357594A JPH0832629A JP H0832629 A JPH0832629 A JP H0832629A JP 6163575 A JP6163575 A JP 6163575A JP 16357594 A JP16357594 A JP 16357594A JP H0832629 A JPH0832629 A JP H0832629A
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JP
Japan
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data
clock signal
signal
value
noise
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JP6163575A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Mishima
信広 三縞
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/08Modifications for reducing interference; Modifications for reducing effects due to line faults ; Receiver end arrangements for detecting or overcoming line faults

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Detection And Correction Of Errors (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリアルデータ伝送のタイミングをずらすこ
となく、ノイズを検出及び除去するシリアルデータ伝送
装置を提供することを目的とする。 【構成】 データDnと、データDnを反転したデータ
DBnをそれぞれ記憶する第1及び第2記憶手段と、ク
ロック信号の立ち上がりに同期して第1記憶手段により
データDnを読み出すと共に、クロック信号の立ち下が
りに同期して第2記憶手段よりデータDBnを読み出す
手段と、読み出されたデータから、クロック信号の立ち
上がり時のデータを検出する第1検出手段と、第1検出
手段による検出直後の立ち下がり時のデータを検出する
第2検出手段と、検出された2つのデータの論理値を比
較した結果、互いに逆の関係にある場合には第1検出手
段により検出されたデータを出力し、同じ場合には当該
データの出力を取りやめる出力制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロック同期式のシリ
アルデータ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、クロック信号に同期してシリ
アルデータを伝送する種々の装置が知られている。例え
ば、電子写真式の複写機において、感光体上に形成され
た静電潜像のうち印字処理に不要な領域の除電を行う多
ビットのLEDイレーサユニットがある。上記ユニット
の各LEDの点灯/消灯の制御には、信号ラインのハー
ネスの簡略化のためシリアルデータ伝送方式が用いられ
る場合が多い。シリアルデータ伝送方式は、特にイレー
サが30個以上のLEDをもつ場合に多く採用される。
【0003】図1は、従来のLEDイレーサユニット5
2の構成を示す図である。制御部51より出力される制
御信号は、データ(D)、クロック信号(CLK)、ラ
ッチ信号(LATCH)及びストローブ信号(STB)
である。LEDイレーサユニット52は、複数の駆動素
子100,200,…より構成される。駆動素子10
0,200,…は同一の構成を有し、各々16個のLE
Dを備える。本LEDイレーサユニット52は、全部で
n個(但し、nは16の倍数)のLEDを備える。図2
は、駆動素子100の構成を示す。駆動素子100は、
シフトレジスタブロック101とラッチブロック150
とで構成される。シフトレジスタブロック101は、ク
ロック信号(CLK)に同期して入力されるシリアルデ
ータを各1ビットのデータD15〜D0として順に出力
する。ラッチブロック150は、シフトレジスタブロッ
ク101よりデータD15〜D0を受け取り、値1(ハ
イレベル)のラッチ信号(LATCH)の入力を待っ
て、上記入力されたデータを16ビットパラレルデータ
として出力する。上記16ビットパラレルデータは、駆
動素子100が備える16個のLEDのドライバー出力
となる。図3は、制御部51より各駆動素子100,2
00,…に出力されるクロック信号CLK、LED点灯
パターンデータ(Dn〜D0,En〜E0,…)、ラッチ
信号(LATCH)、ストローブ信号(STB)及びド
ライバー出力Q(n:0)のタイムチャートを示す。上
記LED点灯パターンデータ(Dn〜D0,En〜E0,
…)は、LEDイレーサユニット52が備える合計n+
1個のLEDに、それぞれ1ビット出力される合計n+
1ビットのシリアルデータである。また、上記ドライバ
ー出力Q(n:0)は、制御部51からのラッチ信号の
入力に対応して、各駆動素子100,200,…のラッ
チブロックから出力される合計n+1ビットパラレルデ
ータを意味する。枠60内に示すように、各駆動素子1
00,200,…のシフトレジスタブロックには、クロ
ック信号の立ち上がりに同期して、LED点灯パターン
データがDn,Dn−1,Dn−2,…D1,D0の順
で入力される。各駆動素子は、自己が備えるLEDに必
要なデータを抽出してラッチブロックに格納する。制御
部51は、LED点灯パターンデータの入力処理終了後
に、値1のラッチ信号を出力する。各駆動素子100,
200,…では、枠61内に示すように値1のラッチ信
号の入力に対応して、それぞれのラッチブロックに格納
している16ビットパラレルデータD15〜D0をドラ
イバー出力Qとして出力する。また、各駆動素子は、枠
62内に示すように、制御部51より値1(ハイレベ
ル)のストローブ信号が入力さている間は、自己の備え
るLEDに対するドライバー出力を無効とし、全てのL
EDを消灯する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなシリアル
伝送方式を採用するLEDイレーサユニットでは、信号
ラインが長くなるため、ノイズ源が周囲に多く存在する
ことになる。このため、制御信号にノイズが乗り、LE
Dイレーサユニットの誤動作が発生し易かった。図4
は、上記従来のLEDイレーサユニットを構成する上記
駆動素子100において、シフトレジスタブロック10
1に入力されるクロック信号にノイズa,bが乗った場
合と(枠63内を参照)、ラッチブロック150に入力
されるラッチ信号にノイズcが乗った場合とを示す(枠
64内を参照)。図示するように、クロック信号にノイ
ズa,bが乗った場合、同じデータを重複して取り込ん
だり、データのない箇所のデータの取り込みを行う。ま
た、ラッチ信号にノイズcが乗った場合、各駆動素子が
備えるラッチブロックは、データを更新し、誤ったデー
タをドライバ出力Qとして出力する。このため、LED
が誤って点灯され、感光体上に形成された潜像の必要な
箇所まで除電してしまう。
【0005】シリアルデータの誤送信の防止として特公
平4−41400号公報に開示される電子写真データ再
送制御装置では、LEDイレーサ等のオプションに信号
を送信した後、所定の時間が経過するまでに該オプショ
ンからの返事がない場合にエラーが発生したと判断し、
送信した信号の除去処理の後に同一信号を再送する。ま
た、特公平4−41399号公報に開示される電子写真
機制御装置では、制御装置からLEDイレーサ等のオプ
ションに信号を送信した後、該オプションからの応答デ
ータが受信されない場合には、送信した信号の除去処理
の後、同一信号を再送する。オプションからの応答信号
が所定回数受信できない場合には、エラーが発生したと
判断し、これを表示する。このような処理を実行するこ
とでノイズ等が原因で起こるオプションの誤動作を防止
する。上記2つの制御装置は、共にオプションとの信号
のやり取りによりエラーを判断し、エラー発生時には、
送信信号の除去処理の後、送信に失敗した信号を再送す
る。しかしLEDイレーサユニットでは感光体ドラムの
回転に同期したリアルタイムな制御が要求される。この
ため、クロックラインや、ラッチラインにノイズが乗る
と(それが単発的であっても)、LEDの点灯タイミン
グがずれ、複写紙上に形成される画像の質が劣化すると
いった課題を生じる。
【0006】本発明では、データにノイズが乗った場合
であっても、シリアルデータ伝送のタイミングをずらす
ことなく、これを検出及び除去できるシリアルデータ伝
送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のシリアルデータ
伝送装置は、シリアルデータDn(nは、シリアルデー
タの番号)を記憶する第1記憶手段と、上記シリアルデ
ータDnの理論値を反転したデータDBnを記憶する第
2記憶手段と、クロック信号の立ち上がりに同期して第
1記憶手段によりシリアルデータDnを読み出すと共
に、シリアルデータDnの読み出し直後のクロック信号
の立ち下がりに同期して第2記憶手段よりデータDBn
を読み出すデータ読出手段と、データ読出手段により読
み出されたデータから、クロック信号の立ち上がり時の
データを検出する第1検出手段と、第1検出手段がデー
タを検出した直後のクロック信号の立ち下がり時のデー
タを検出する第2検出手段と、第1及び第2検出手段に
より検出されたデータの論理値とを比較した結果、互い
に逆の関係にある場合には第1検出手段により検出され
たデータを有効なデータであるとして出力し、第1及び
第2の検出手段により検出されたデータの論理値が同じ
場合には当該データを無効データとして出力を取りやめ
る出力制御手段とを備える。
【0008】より好ましくは、データ読出手段により読
み出されたデータの位相をクロック信号の半周期の範囲
内で所定量シフトするシフト手段を更に備え、上記第1
及び第2検出手段は、上記第1及び第2シフト手段によ
り位相をシフトされたデータについて検出を行う。
【0009】
【作用】本発明に係るシリアルデータ伝送装置では、デ
ータ読出手段が、クロック信号の立ち上がりに同期して
第1記憶手段よりシリアルデータDnを読み出すと共
に、シリアルデータDnの読み出し直後のクロック信号
の立ち下がりに同期して第2記憶手段よりデータDBn
を読み出す。出力制御手段は、データ読出手段により読
み出されたデータであって、第1検出手段及び第2検出
手段により検出されるクロック信号の立ち上がり時のデ
ータの論理値と、その直後の立ち下がり時のデータの論
理値とを比較する。ここで、互いのデータの論理値が逆
の関係にある場合には、上記第1検出手段により検出さ
れたデータを有効なデータであると判断して当該データ
を出力する。また、互いのデータが同じ論理値である場
合には、クロック信号又はデータの流れる伝送ラインに
ノイズが乗ったものであると判断して当該データの出力
を取りやめる。出力制御手段は、ノイズのデータの出力
をやめるだけであり、シリアルデータの伝送処理を中断
しない。このため、本発明のシリアルデータ伝送装置
は、クロック信号に対する同期タイミングをずらすこと
なくデータ伝送処理を続行することができる。
【0010】また、更にシフト手段により、データ読出
手段により読み出されたデータの位相をクロック信号の
半周期の範囲内で所定量だけシフトすれば、データ読出
手段により読み出されたデータの流れる伝送ラインと、
クロック信号の流れる伝送ラインとに同時に同一のノイ
ズが乗った場合であっても(図23を参照)、第1及び
第2検出手段により検出されるノイズデータの論理値が
互いに逆となり、誤って有効なデータであるとして出力
制御手段が該データを出力することがなくなる。
【0011】
【実施例】LEDイレーサユニットが備える第1実施例
の駆動素子300では、クロック信号の立ち上がりに同
期してデータDnが入力されると共に、当該基準クロッ
クの次の立ち下がり時に同期して上記データDnの反転
信号であるデータDBn(ここで、Dの後につくBはデ
ータDの反転信号であることを意味する。)が入力され
る。そしてクロック信号の立ち上がり時に入力されるデ
ータと、その直後のクロック信号の立ち下がり時に入力
されるデータの論理値が互いに逆の関係にあるときに、
上記立ち上がり時に入力されたデータを有効なデータと
して取り扱う。また、互いの論理値が同じであるときに
は、データをノイズ等の無効データとして出力を取りや
める。本実施例の駆動素子300は、ノイズデータの出
力を取りやめるだけでシリアルデータの伝送処理は中断
しない。これにより、データにノイズが乗ったような場
合であっても、感光体ドラム2の回転に同期したLED
点灯パターンデータ(シリアルデータ)の伝送処理を実
現する。また、LEDイレーサユニットが備える第2実
施例の駆動素子では、クロック信号の立ち上がり時に入
力される上記データまたはモード信号の位相をクロック
信号の半周期の範囲内で所定量だけシフトする。これに
より、制御部より出力されるクロック信号の流れる伝送
ラインとデータの流れる伝送ラインの両方に同時に同一
のノイズが乗った場合でも、該ノイズを除去可能にす
る。以下、本発明のシリアルデータ伝送装置である駆動
素子を備えるLEDイレーサユニットについて、添付の
図面を用いて以下の順で説明する。 (1)LEDイレーサユニットの構成 (2)LEDイレーサユニットの制御 <2-1>メインルーチン <2-2>データ送信処理 <2-3>ラッチ動作 (3)第1実施例における駆動素子の構成及び動作 <3-1>全体構成 <3-2>各信号のノイズ除去の説明 <3-3>サンプリングブロックの構成及び動作 <3-4>ノイズキャンセラーブロックの構成及び動作 (4)第2実施例における駆動素子の構成及び動作
【0012】(1)LEDイレーサユニットの構成 図5は、本実施例の駆動素子からなるLEDイレーサユ
ニット54を備える複写機の概略構成図である。スキャ
ナ10が備える露光ランプ8により照射された原稿から
の反射光は、ミラー7a〜7dを介してレンズ1により
感光体ドラム2上に合焦される。感光体ドラム2は、帯
電チャージャ3により帯電されており、原稿画像の反射
光の照射を受けることによりその表面に静電潜像を形成
する。なお、スキャナ10の移動速度は、感光体ドラム
2の回転速度に同期している。本実施例のLEDイレー
サユニット54は、帯電チャージャ3と現像器5との間
に位置しており、感光体ドラム2の露光位置よりも後方
に位置する。LEDイレーサユニット54は、感光体ド
ラム2表面に形成された静電潜像の不要な領域の除電を
行う。図6は、所定倍率の縮小コピーを実行した際に感
光体ドラム2上に形成される静電潜像を示す。図中、斜
線で示す領域がLEDイレーサユニット54により除電
されるべき箇所である。なお、LEDの各点灯パターン
については後に説明する。
【0013】(2)LEDイレーサユニットの制御 図7は、本実施例のLEDイレーサユニット54の構成
を示す。LEDイレーサユニット54は、4個の駆動素
子を備える。各駆動素子は、各々16個のLEDを備え
る。各駆動素子は、割り当てられたアドレス番号が異な
る以外、全く同一の構成であり、便宜上、図7には、2
つの駆動素子300及び400のみを示し、残りは省略
する。各駆動素子には、所定のアドレス番号がA端子及
びB端子に与えられている。駆動素子300には、アド
レス番号”11”が与えられ、駆動素子400には、ア
ドレス番号”10”が与えられている。図示しない残り
の2つの駆動素子にはそれぞれ”01”、”00”のア
ドレス番号が割り当てられている。制御部53より出力
される制御信号は、データ(D)、モード信号(M
D)、クロック信号(CLK)及びストローブ信号(S
TB)である。制御部53は、図6に示すように、経時
的に変化するLEDの点灯パターンを制御する。タイマ
ー1bが終了するまでの間、主走査方向に一列に並ぶ全
てのLEDを点灯させ、感光体ドラム2表面の除電を行
う。この際に用いるLED点灯パターンデータをDAT
A1とする。なお、後に図13及び図20を用いて説明
するタイムチャート中、DATA1の各1ビットのデー
タは、D63〜D0で表される。タイマー1bの終了
後、次のタイマー2bが終了するまでの間、縮小画像7
0の存在する範囲以外のLEDのみを点灯させる。この
際に使用するLED点灯パターンデータをDATA2と
する。なお、後に図13及び図20を用いて説明するタ
イムチャート中、DATA2の各1ビットのデータは、
DATA1のデータとの区別のため、E63〜E0で表
される。タイマー2bの終了後、次のタイマー3bが終
了するまでの間は、再び全てのLEDを点灯させる。こ
の際に使用するLED点灯パターンデータをDATA3
とする。タイマー3bの終了後、次のタイマー4bが終
了するまでの間、所定の画像安定化処理に用いるAID
Cパターン71に用いる範囲以外のLEDのみを点灯さ
せる。この際に使用するLED点灯パターンデータをD
ATA4とする。タイマー4bの終了後、次にコピーす
る画像の露光に用いるスキャナ画像先端部まで感光体ド
ラムが回転するまでの間、全てのLEDを点灯させる。
この際に用いるLED点灯パターンデータをDATA5
とする。上記タイマー1b,2b,3b及び4bの各値
と、LED点灯用のパターンデータDATA1〜DAT
A5は、複写機に設定された原稿サイズ及びその複写倍
率等の情報から制御部53が作成する。また、制御部5
3は、図8(a)及び(b)に示す2つのレジスタ5
5,56を備える。例えば、LED点灯パターンデータ
DATA1をLEDイレーサユニット54に出力する場
合、図8(a)に示すレジスタ55には、データD63
〜D0が格納されると共に、図8(b)に示すレジスタ
56には、レジスタ55に格納されるデータの論理値を
反転したデータDB63〜DB0が格納される。
【0014】<2-1>メインルーチン 図9は、制御部53の実行するLEDイレーサユニット
54の制御処理のメインルーチンである。制御部53
は、コピーの開始前(ステップS101でNO)には、
STB端子に入力するストローブ信号(図中、P(ST
B)と表す)を値1(ハイレベル)にセットして、全て
のLEDを消灯しておく(ステップS150)と共に、
状態を示すパラメータであるSTATEの値を0にセッ
トする(ステップS151)。コピー開始後(ステップ
S101でYES)、制御部53は、ストローブ信号の
値を0(ローレベル)にセットしてLEDを点灯可能に
する(ステップS102)と共に、LED点灯パターン
の初期データとして、全てのLEDを点灯するパターン
データDATA1(D63〜D0)をレジスタ55に格
納する。また、DATA1の論理値を反転したデータ
(DB63〜DB0)をレジスタ56に格納する。次の
ステップS103においてSTATEの値を調べ、該当
するステップへ進む。コピー開始直後は、STATE=
0であるため、ステップS104においてスキャナをO
Nにする。スキャナが原稿の先端部分に到着するのをま
って(ステップS105)、タイマー1a及び1bをセ
ットする(ステップS106及び107)。タイマー1
aは、シリアルデータの伝送を開始するタイミングを設
定するためのタイマーであり、データ伝送後に行うラッ
チ動作のタイミングまで時間的に余裕をもった値が設定
される。以下に述べるタイマー2a,3a及び4aも制
御部53により同様な値が設定される。また、タイマー
1bは、図6に示すように、LEDの点灯パターンデー
タを切り換えるタイミングをセットするためのタイマー
である。以下に述べるタイマー2b,3b及び4bも制
御部53により同様な値が設定される。タイマー1a及
び1bの値をセットした後に、STATE=1をセット
する(ステップS108)。コピー動作が未だ終了して
いないため(ステップS160でNO)、上記ステップ
S103のSTATE値の判断処理に戻る。ステップS
103では、STATE=1であるため、ステップS1
09へ進む。タイマー1aの終了後、タイマー1bの終
了前に図8(a)に示すレジスタ55にLED点灯パタ
ーンデータDATA2を格納する(ステップS11
0)。ここで、DATA2とは、主走査方向に一列に並
ぶLEDの内、図6に示す縮小画像70の範囲以外のL
EDを点灯させるパターンデータである。また、図8
(b)に示すレジスタ56にDATA2の論理値を反転
したデータを格納する。次のステップS200において
各駆動素子300,400,…に対してDATA2の送
信を行う。各駆動素子300,400,…では、後に説
明するように、制御部53により指定されるアドレス番
号に基づいて、入力される64個のLED用の点灯パタ
ーンデータであるDATA2から、自己の備える16個
のLED用のデータを抽出し、16ビットパラレルデー
タとして保持する。制御部53は、タイマー1bの終了
を待って(ステップS111)、モード信号の値を1か
ら0へと切り換えるラッチ動作を実行する(ステップS
300)。
【0015】この後、制御部53は、DATA2のタイ
マー2a及び2bをセットした後に、STATE=2に
セットする(ステップS112〜114)。前に図6を
用いて説明したように本実施例の制御部53は、全部で
5つのLED点灯パターンデータDATA1〜DATA
5を用意する。次のステップS160では、コピー動作
が未だ終了していないため、再び上記ステップS103
に戻る(ステップS160でNO)。ステップS115
以降、前記ステップS109〜114と同様の処理をL
ED点灯パターンデータDATA3〜DATA5につい
て実行する。コピー終了の後(ステップS160でYE
S)、イレーサ制御を終了する。
【0016】<2-2>データ伝送処理 図10は、図9のステップS200で実行するデータ伝
送処理のフローチャートである。データの送信は、図1
3の枠74内に示すように、以下の手順で実行される。
まず、MD端子に入力するモード信号(図中、P(M
D)で表す。)を値1(ハイレベル)にする(ステップ
S201)。10μsec経過後(ステップS20
2)、レジスト55に格納されているデータD63を出
力する(ステップS203)。更に10μsec経過後
(ステップS204)、CLK端子に入力されるクロッ
ク信号(図中、P(CLK)で表す。)を値1にする
(ステップS205)。更に10μsec経過後(ステ
ップS206)、レジスタ56よりデータD63の論理
値を反転したデータDB63を出力する。10μsec
経過後(ステップS208)、クロック信号の出力値を
0にする(ステップS209)。以上の処理(ステップ
S202〜S209)が全部で64個あるLED点灯パ
ターンデータの最初のデータD63及びDB63につい
てのデータ伝送処理である。なお、本実施例では、上記
ステップS202やS204等のように、各信号処理の
間に10μsecのウェイト期間を設けることで、クロ
ック周期約40μsec(周波数25kHz)のシリア
ルデータ伝送を行う。次のステップS210〜S217
は、2番目のLED点灯パターンデータD62について
のデータ伝送処理を行う。次のステップS218〜22
5は、3番目のLED点灯パターンデータD61につい
てのデータ伝送処理を行う。以下、4番目、5番目、
…、63番目のLED点灯パターンデータの伝送処理を
実行する。ステップS250〜S256において、64
番目のLED点灯パターンデータD0についてのデータ
伝送処理を終了した後にメインルーチンへリターンす
る。
【0017】<2-3>ラッチ動作 図11は、図9のステップS300で実行するラッチ動
作処理のフローチャートである。ラッチ動作は、4つの
駆動素子に格納された16ビットパラレルデータをドラ
イバ出力Qとして出力する際に用いるラッチ信号を生成
するための動作である。具体的には、図13の枠75内
に示すように、まず、クロック信号を立ち上げ(ステッ
プS301)、10μsec経過した後に、モード信号
(MD)の値を0にする(ステップS303)。更に、
10μsec経過した後にクロック信号を立ち下げる
(ステップS305)。このラッチ動作とラッチ信号の
生成の関係については、後に駆動素子300のノイズキ
ャンセラーブロック311の説明で述べる。
【0018】(3)第1実施例における駆動素子の構成
及び動作 <3-1>全体構成 図12は、駆動素子300の構成図である。サンプリン
グブロック301には、クロック信号(CLK)、デー
タ(D)及びモード信号(MD)が入力される。サンプ
リングブロック301は、図18に示すように、クロッ
ク信号に比べて非常に周期の短い基準クロック信号(以
下に説明するclk,clk/2,clk/4の内の何
れかの信号)が4サイクルする間、その立ち上がり時に
おける入力データの値をサンプリングし、これら4つの
データが全て同じ値である場合にのみ、当該入力データ
を通過させる。これにより、基準クロック4サイクル以
下の幅のノイズを除去する。駆動素子300に入力され
るクロック信号(CLK)の周波数は、20〜25kH
zであるの対して、駆動素子300内部で用いる基準ク
ロック信号(clk,clk/2,clk/4)は、周
波数5〜10MHzの信号を用いる。基準クロック(c
lk)は、クロックジェネレータ312により生成され
る。また、分周回路313は、上記基準クロック(cl
k)の2分周及び4分周信号を生成して出力する。以
下、基準クロックを2分周した信号をclk/2と表
し、4分周した信号をclk/4と表す。ノイズキャン
セラーブロック311には、サンプリングブロック30
1より入力許可されたクロック信号、データ及びモード
信号が入力される。ノイズキャンセラーブロック311
では、クロック信号の立ち上がり時における信号又はデ
ータの値と、立ち下がり時における信号又はデータの値
との関係に基づいて、サンプリングブロック301で除
去することのできなかったノイズを除去する。なお、ノ
イズキャンセラーブロック311の構成及び動作につい
て後に図19に示す回路を用いて説明する。ノイズキャ
ンセラーブロック311より有効な信号又はデータであ
るとして出力されるサンプリングパルス、データ及びラ
ッチ信号は、次のアドレス判別処理ブロック314に入
力される。アドレス判別処理ブロック314は、各駆動
素子の持つアドレス番号(A,B)より、入力されたデ
ータが受け取るべきデータであるのか否かを判別する。
ここで、入力されたデータが、他の駆動素子(例えば、
駆動素子400)が備えるLED用のデータである場合
には、入力されたデータを無効にする。シフトレジスタ
ラッチブロック315は、アドレス判別処理ブロックよ
り、自己(駆動素子300)が備えるLED用のデータ
であると判別されたデータが入力される。そして、ラッ
チ信号の入力を待って各LEDのドライバ出力として1
6ビットパラレルデータを出力する。なお、シフトレジ
スタラッチブロック315には、サンプリングブロック
307を介してストローブ信号が入力される。値1のス
トローブ信号が入力されている場合には、全てのドライ
バ出力Qを無効にして全てのLEDを消灯する。また、
制御部53は、LEDイレースユニット54の駆動を開
始する際、各駆動素子にリセット信号RESを出力す
る。リセット信号RESは、サンプリング回路309を
介して各処理ブロックに入力される。
【0019】<3-2>各信号のノイズ除去の説明 図13は、制御部53の上記駆動素子300に対するL
ED点灯パターンデータDATA1(D63〜D0)の
及びDATA2(E63〜E0)のデータ入力処理と
(枠74及び76内のタイムチャートを参照)、各々の
データ入力処理後に行われるラッチ動作と(枠75内の
タイムチャートを参照)、値1(ハイレベル)のストロ
ーブ信号入力時におけるドライバー出力Qの関係を示す
タイムチャートである(枠77内のタイムチャートを参
照)。制御部53は、クロック信号の立ち上がり時に同
期してレジスタ55に格納しているLED点灯パターン
データDATA1のデータD63をラインに出力する。
データD63の出力直後のクロック信号の立ち下がり時
に同期してレジスタ56よりデータD63の論理値を反
転したデータDB63を入力する。次のクロック信号の
立ち上がり時に同期してレジスタ55よりデータD62
をラインに出力する。データD62の出力直後のクロッ
ク信号の立ち下がり時に同期して、レジスタ56よりデ
ータD62の論理値を反転したデータDB62を出力す
る。このようにして制御部53は、データD0及びデー
タDB0の出力が完了するまでこれを繰り返す。制御部
53は、LEDのドライバー出力Qの更新を行う際、ラ
ッチ信号を直接出力するのではなく、データ入力処理の
終了に合わせてモード信号を立ち下げる。後に説明する
ノイズキャンセラーブロック311では、クロック信号
の立ち上がり時のモード信号の値が1であり、その直後
のクロック信号の立ち下がり時のモード信号の値が0で
ある場合にのみ値1(ハイレベル)のラッチ信号を生成
し、ドライバー出力Qのデータを更新する。これによ
り、ラッチ信号の流れる伝送ラインにノイズが乗った場
合であっても、誤ってドライバー出力Qが更新されるこ
とを防止することができる。
【0020】<3-3>サンプリングブロックの構成及び動
作 図14は、サンプリングブロック301の構成図であ
る。サンプリングブロック301では、制御部53より
入力されるクロック信号(CLK)、データ(D)及び
モード信号(MD)に乗るノイズであって、クロック信
号の1周期に比べて非常に短い期間だけ存在するノイズ
を除去する。クロック信号(CLK)は、基準クロック
信号(clk)の入力されるサンプリング処理回路30
2に入力される。データ(D)及びモード信号(MD)
は、それぞれ基準クロック信号(clk)を2分周した
信号(clk/2)が入力されるサンプリング処理回路
303及び305に入力される。図15は、ストローブ
信号STBの入力されるサンプリングブロック307の
構成図である。サンプリング処理回路308には、分周
回路313より出力される4分周された基準クロックc
lk/4が入力される。図16は、リセット信号RES
の入力されるサンプリングブロック309の構成図であ
る。サンプリング処理回路310には、基準クロック信
号clkが入力される。上記サンプリング処理回路30
2,303,305,308及び310は、同一の回路
である。図17は、サンプリング処理回路302,30
3,305,308及び310の回路図である。入力端
子より入力される信号(クロック信号(CLK)、スト
ローブ信号(STB)、データ(D)、モード信号(M
D)、リセット信号(RES)の内の何れかの信号であ
る。)が、4ビットシフトレジスタ320に入力され
る。4ビットシフトレジスタ320及びJKフリップフ
ロップ323の各C端子には、基準クロック信号(cl
k,clk/2,clk/4)が入力される。4ビット
シフトレジスタ320は、C端子に入力される基準クロ
ック信号の立ち上がり時における入力データの値をQ0
端子からQ3端子へと順にシフトしながら出力する。Q
0〜Q3端子より出力される各信号は、ANDゲート3
21及びNORゲート322にそれぞれ入力される。A
NDゲート321及びNORゲート322からの出力
は、JKフリップフロップ323のJ端子及びK端子に
入力される。図18に示すように、基準クロックが4サ
イクルする間に、入力されたデータの値が同一の値であ
る場合には、JKフリップフロップ323の出力端子Q
からは、該入力されたデータが順に出力される。しかし
ながら基準クロックが4サイクルする間に、入力された
データの値が変化する場合には、その間に入力された信
号は、ノイズであると判断して、変化前のデータの値を
維持する。これにより、クロック信号の周期に比べて非
常に短い期間だけ存在するノイズを除去することができ
る。
【0021】<3-4>ノイズキャンセラーブロックの構成
及び動作 図19は、ノイズキャンセラーブロック311の回路図
である。本回路には、図13の枠74内のタイムチャー
トに示すように、クロック信号の立ち上がり時にデータ
Dnが入力され、その直後の立ち下がり時にデータDn
の論理値を反転したデータDBnが入力される。本回路
では、クロック信号の立ち上がり時のデータ及びモード
信号と、立ち下がり時のデータ及びモード信号とを検出
する。そして、検出したデータ又はモード信号の論理値
が互いに逆の関係にある場合に、値1(ハイレベル)の
サンプリングパルス又はラッチ信号を出力する。これに
より、クロック信号、データ、又はモード信号の流れる
伝送ラインにノイズが乗った場合のデータを無効にす
る。ノイズキャンセラーブロック311では、ノイズデ
ータを無効にするだけで、シリアルデータの伝送処理
は、中断しない。これにより、データにノイズが乗った
場合であっても、感光体ドラム2の回転に同期したLE
D点灯パターンデータ(シリアルデータ)の伝送処理を
実現する。
【0022】以下、回路の説明を行う。遅延回路340
及び341、インバータ353、及びNORゲート33
4によりクロック信号の立ち上がり(値の0から1への
切り替わり)を検出する回路を構成する(以下、この回
路を立ち上がり検出回路という。)。具体的には、遅延
回路340から出力されるクロック信号をインバータ3
42により反転した値と、遅延回路340に出力される
信号よりも基準クロック信号1サイクル分だけ遅延して
遅延回路341より出力される信号との値をNORゲー
ト343に入力する。ここで、クロック信号の値が基準
クロック信号1サイクルの間に値が0から1に切り替わ
った場合、即ち立ち上がった場合には、NORゲート3
43より値1の信号が出力される。その他の場合にはN
ORゲート343からは値0の信号が出力される。
【0023】また、遅延回路344及び345、インバ
ータ346及びNORゲート347によりクロック信号
(CLK)の立ち下がり(値の1から0への切り替わ
り)を検出する回路を構成する(以下、この回路を立ち
下がり検出回路という。)。具体的には、遅延回路34
4から出力される信号と、基準クロック信号1サイクル
分だけ遅延して遅延回路345より出力される信号をイ
ンバータ346により反転した値とをNORゲート34
7に入力する。ここで、クロック信号の値が基準クロッ
ク信号1サイクルの間に1より0に切り替わった場合、
即ち立ち下がった場合には、NORゲート346より値
1の信号が出力される。その他の場合にはNORゲート
347からは、値0の信号が出力される。
【0024】遅延回路331及び332、インバータ3
33及びNORゲート334は、クロック信号(CL
K)の立ち上がり時におけるモード信号(MD)の値が
1であり、その直後のクロック信号の立ち下がり時にお
けるモード信号の値が0であるか否かを判別する回路を
構成する(以下、この回路をMD信号論理判別回路とい
う。)。具体的には、上記立ち上がり検出回路によりク
ロック信号の立ち上がりが検出された時のモード信号の
値をインバータ333で反転した信号をNORゲート3
34の入力端に入力する。更に、上記立ち下がり検出回
路によりクロック信号の立ち下がりが検出された時のモ
ード信号の値をNORゲートのもう一方の入力端子に入
力する。モード信号の値がクロック信号の立ち上がり時
に値1であり、立ち下がり時に値0である場合には、N
ORゲート334の出力値が1となる。ANDゲート3
35には、上記MD信号論理判別回路のNORゲート3
34より出力される信号と、モード信号をインバータ3
36により反転した信号と、基準クロック信号(cl
k)とが入力される。ANDゲート335は、モード信
号がクロック信号の立ち上がり時に値1(ハイレベル)
であり、立ち下がり時に値0(ローレベル)である場合
であって、モード信号が値0(ローレベル)、基準クロ
ック信号の値が1(ハイレベル)である期間、値1(ハ
イレベル)のラッチ信号を出力する(図20に示すクロ
ック信号、モード信号及びラッチ信号のタイムチャート
を参照)。上記MD信号論理判別回路のNORゲート3
34は、図20のタイムチャートに示すように、モード
信号の流れる伝送ラインにノイズgが乗った場合、及び
クロック信号の流れる伝送ラインにノイズhが乗った場
合の何れの場合でも、値0の信号を出力する。値1のラ
ッチ信号が出力されるには、NORゲート334より値
1の信号が入力されることが条件となる。従って、この
場合、ノイズにより誤ってデータの更新がされることは
ない。すなわち、ノイズg及びhによってシリアルデー
タの伝送タイミングがずれることはない。
【0025】遅延回路336及び337,EXORゲー
ト338は、制御部53よりクロック信号の立ち上がり
に同期して送られてくるデータD63〜D0と、クロッ
ク信号の立ち下がりに同期して送られてくるデータDB
63〜DB0とが互いに逆の論理値の関係にあるか否か
について判別する回路を構成する(以下、この回路をデ
ータ論理判別回路という。)。EXORゲート338に
は、上記立ち上がり検出回路によりクロック信号の立ち
上がりが検出されたときのデータの値と、上記立ち下が
り検出回路によりクロック信号の立ち下がりが検出され
た時のデータの値が入力される。EXORゲート338
は、互いのデータの理論値が逆の関係にある場合に値1
の信号を出力する。遅延回路336の出力端Qからは、
クロック信号の立ち上がりに同期してデータが出力され
る。ANDゲート339には、上記データ論理判別回路
のEXORゲート338より出力される信号と、モード
信号(MD)と、基準クロック信号(clk)とが入力
される。ANDゲート339は、クロック信号の立ち上
がり時のデータの論理値と、立ち下がり時のデータの論
理値が互いに逆の関係にある場合であって、モード信号
及び基準クロック信号が共に値1(ハイレベル)である
場合に、値1(ハイレベル)のサンプリングパルスを出
力する。このような回路を設けることで、有効なデータ
のみを正確に抽出することができる。図20のタイムチ
ャートに示すように、クロック信号の値が0の時にノイ
ズeが乗った場合や、クロック信号の値が1の時にノイ
ズfが乗った場合でも、EXORゲート338から値0
の信号が出力されるため、ANDゲート339からは、
値1(ハイレベル)のサンプリングパルスは出力されな
い。これにより、ノイズデータを効果的に除去すること
ができる。また、シリアルデータの伝送処理を中断しな
いため、クロック信号に同期した状態を維持することが
できる。
【0026】以上の構成の駆動素子300を用いること
でノイズによる誤動作の少ないLEDイレーサユニット
54を構成することができる。これにより画像の乱れの
少ない高品質な複写機を提供することができる。
【0027】(4)第2実施例における駆動素子の構成
及び動作 第1実施例の駆動素子300では、クロック信号の流れ
る伝送ラインと、データ又はモード信号の流れる伝送ラ
インの両方に同時にノイズが乗った場合、例えば図23
に示すように、クロック信号の流れる伝送ラインにノイ
ズiが乗り、かつデータ又はモード信号の流れる伝送ラ
インにノイズjが乗った場合、上記MD信号論理判別回
路及び上記データ論理判別回路の両方ともが該ノイズデ
ータを有効なデータであると誤判別する。シリアルデー
タ伝送方式の場合、クロック信号の伝送ライン、データ
の伝送ライン及びモード信号の伝送ラインは、互いに近
接して設けられている場合が多く、各々のラインに同時
にノイズが乗る可能性は高い。そこで、第2実施例の駆
動素子(図示せず)が備えるサンプリングブロック34
9では、入力されたクロック信号に対して、データ及び
モード信号の位相を所定量だけ遅延させる。このように
することで、より正確にノイズを除去することを可能に
する。
【0028】図21は、第2実施例の駆動素子が備える
サンプリングブロック349の構成を示す図である。第
2実施例の駆動素子の構成はサンプリングブロック34
9を除いて第1実施例の駆動素子300と同じ構成を有
する。また、サンプリングブロック349は、ディレイ
回路352及び354を備えることを除いてサンプリン
グブロック301と同じ構成を有する。ディレイ回路3
52及び354には、それぞれ基準クロック信号(cl
k)を2分周した信号(clk/2)が入力される。図
22に示すように、ディレイ回路352及び354は、
入力されたデータを基準クロック信号の2分周信号cl
k/2の4サイクル分だけ遅延して出力する。遅延量
は、クロック信号の半周期の範囲内に収まる量である。
図23の最下段にサンプリングブロック349から出力
される遅延処理後のデータ及びモード信号の波形を示
す。図示されるように、データ又はモード信号が遅延す
るのに伴い、ノイズjの位相もシフトされる。このた
め、クロック信号に乗っているノイズiの立ち上がり時
と、立ち下がり時のデータ又はモード信号の論理値は、
共に値0となり、ノイズデータを有効なデータであると
誤って判別することを防止することができる。
【0029】以上、第2実施例の駆動素子を用いること
で、クロック信号の流れる伝送ラインと、データ又はモ
ード信号等の流れる複数の伝送ラインに同時にノイズが
乗った場合であっても、上記MD信号論理判別回路及び
上記データ論理判別回路によって、該ノイズを正確に検
出及び除去することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明のシリアルデータ伝送装置では出
力制御手段により、シリアルデータの伝送処理を中断す
る事なく、ノイズの検出及び除去を行うことができる。
また、クロック信号に同期して装置に入力されたデータ
の位相を第1及び第2シフト手段によりシフトすること
で、クロック信号の流れる伝送ラインと、データの流れ
る伝送ラインの双方に同時に同一のデータが発生した場
合でも、ノイズデータを正確に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のLEDイレーサユニット52の構成を
示す図である。
【図2】 駆動素子100の構成図である。
【図3】 制御部51より各駆動素子100,200,
…に出力されるクロック信号(CLK)、LED点灯パ
ターンデータ(Dn〜D0,En〜E0,…)、ラッチ信
号(LATCH)、ストローブ信号(STB)及びドラ
イバー出力Q(n:0)のタイムチャートを示す。
【図4】 従来のLEDイレーサユニット52の伝送ラ
インにノイズが載った場合について示す図である。
【図5】 本実施例のLEDイレーサユニット54を備
える複写機の概略構成図である。
【図6】 感光体ドラム2上に形成される静電潜像及び
LEDイレーサによる除電領域を示す図である。
【図7】 本実施例のLEDイレーサユニット54の構
成を示す図である。
【図8】 (a)及び(b)は、制御部53が備えるレ
ジスタ55及び56を示す図である。
【図9】 制御部53の実行するLEDイレーサユニッ
ト54の制御処理のメインルーチンである。
【図10】 ステップS200で実行されるデータ伝送
処理のフローチャートである。
【図11】 ステップS300で実行するラッチ動作処
理のフローチャートである。
【図12】 駆動素子300の構成図である。
【図13】 制御部53の駆動素子300に対するLE
D点灯パターンデータDATA1(D63〜D0)及び
DATA2(E63〜E0)のデータ入力処理と、各々
のデータ入力処理後に行われるラッチ動作と、値1のス
トローブ信号入力時におけるドライバー出力Qの関係を
示すタイムチャートである。
【図14】 サンプリングブロック301の構成図であ
る。
【図15】 ストローブ信号の入力されるサンプリング
ブロック307の構成を示す図である。
【図16】 リセット信号の入力されるサンプリングブ
ロック309の構成を示す図である。
【図17】 サンプリング処理回路302,303,3
05,308及び310の回路図である。
【図18】 サンプリング処理回路へ入力される信号
と、該回路から出力される信号との関係を示すタイムチ
ャートである。
【図19】 ノイズキャンセラーブロック311の回路
図である。
【図20】 クロック信号、モード信号及びラッチ信号
のタイムチャートである。
【図21】 第2実施例の駆動素子が備えるサンプリン
グブロック349の構成を示す図である。
【図22】 サンプリングブロック349が備えるディ
レイ回路部352及び354に入力される信号と、該回
路より出力される信号との関係を示すタイムチャートで
ある。
【図23】 第1実施例のサンプリングブロック301
より出力されるデータ又はモード信号と、第2実施例の
サンプリングブロック349より出力されるデータ又は
モード信号とを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
53…制御部 54…イレーサユニット 55,56…64ビットレジスタ 311…ノイズキャンセラーブロック 300…駆動素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアルデータDn(nは、シリアルデ
    ータの番号)を記憶する第1記憶手段と、 上記シリアルデータDnの理論値を反転したデータDB
    nを記憶する第2記憶手段と、 クロック信号の立ち上がりに同期して第1記憶手段によ
    りシリアルデータDnを読み出すと共に、シリアルデー
    タDnの読み出し直後のクロック信号の立ち下がりに同
    期して第2記憶手段よりデータDBnを読み出すデータ
    読出手段と、 データ読出手段により読み出されたデータから、クロッ
    ク信号の立ち上がり時のデータを検出する第1検出手段
    と、 第1検出手段がデータを検出した直後のクロック信号の
    立ち下がり時のデータを検出する第2検出手段と、 第1及び第2検出手段により検出されたデータの論理値
    とを比較した結果、互いに逆の関係にある場合には第1
    検出手段により検出されたデータを有効なデータである
    として出力し、第1及び第2の検出手段により検出され
    たデータの論理値が同じ場合には当該データを無効デー
    タとして出力を取りやめる出力制御手段とを備えるシリ
    アルデータ伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたシリアルデータ伝
    送装置において、 更に、データ読出手段により読み出されたデータの位相
    をクロック信号の半周期の範囲内で所定量シフトするシ
    フト手段を備え、 上記第1及び第2検出手段は、上記シフト手段により位
    相をシフトされたデータについて検出を行うことを特徴
    とするシリアルデータ伝送装置。
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