JPH08326197A - プレキャストコンクリート床版の継手構造 - Google Patents

プレキャストコンクリート床版の継手構造

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JPH08326197A
JPH08326197A JP13388295A JP13388295A JPH08326197A JP H08326197 A JPH08326197 A JP H08326197A JP 13388295 A JP13388295 A JP 13388295A JP 13388295 A JP13388295 A JP 13388295A JP H08326197 A JPH08326197 A JP H08326197A
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JP
Japan
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concrete
floor slab
precast concrete
joint structure
reinforcing bars
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JP13388295A
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Hideaki Nagayama
秀昭 長山
Akihiro Nomi
昭広 納見
Soichi Ito
壮一 伊藤
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JFE Engineering Corp
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間詰め部の幅を狭くしながら、従来の現場打
ちコンクリートを用いても十分鉄筋引張力を伝達できる
プレキャストコンクリート床版の継手構造を得ること。 【構成】 各床版21A,21Bの端部から突設する鉄
筋を床版厚み方向の矩形ループ状に形成するとともに、
各床版連結部の長手方向に重ね合わせられた互いの矩形
ループ状鉄筋22,23で囲まれる矩形ループの相対す
る端部22a,23a内側に、それぞれ連結部長手方向
に延びて各重ね合わせ部を貫通する帯状の鋼板からなる
支圧板25,26を配置し、間詰め部3にコンクリート
6を打設するようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋梁のプレキャストコ
ンクリート床版の継手部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、橋梁の床版工事は、まず鉄筋を組
み立て、次いで支保工・型枠工の施工を行った後、現場
でコンクリートを打設することにより行われていた。し
かし、このような工法では、省力化や現場工期の短縮化
が図れないため、近年、床版を予め工場にてプレキャス
ト化(以下、RCプレキャスト床版という)して、これ
を現場で組み立てる工法が採用される傾向にある。この
床版のプレキャスト化において最も重要な問題は継手に
ある。
【0003】図7は従来のRCプレキャスト床版の継手
の一例を示す重ね鉄筋継手の縦断面図である。この重ね
鉄筋継手は、連結すべきRCプレキャスト床版1A,1
Bの端部にそれぞれストレート状の鉄筋2が予め突設さ
れている。連結に当たっては、まず各RCプレキャスト
床版1A,1Bを間詰め部3を介して突き合わせ状態に
おき、次いで各ストレート鉄筋2と直角方向に補強鉄筋
4を挿入して継手を形成する。次に間詰め部3の底部に
鋼板からなる埋殺し型枠5を配置した後、間詰め部3に
コンクリート6を打設する。これにより、各RCプレキ
ャスト床版1A,1Bが一体化される。
【0004】図8は従来のRCプレキャスト床版の継手
の他の例を示すループ継手の縦断面図、図9はループ継
手を有するRCプレキャスト床版の全体構成を示す斜視
図である。このループ継手は、連結すべきRCプレキャ
スト床版11A,11Bの端部にそれぞれ先端が床版厚
み方向の円弧状に形成されたループ状鉄筋12が予め突
設されている。なお、13は橋桁、14は橋桁13の上
面に所定間隔毎に設けたずれ止め用突起、15はずれ止
め用突起13が嵌入可能に各RCプレキャスト床版に予
め形成したずれ止め孔であり、これらずれ止め孔15に
は各床版連結後にコンクリートが打設される。連結に当
たっては、まず各RCプレキャスト床版11A,11B
を間詰め部3を介して突き合わせ状態におき、次いで各
床版連結部の長手方向に重ね合わせられた互いのループ
状鉄筋12と直角方向に補強鉄筋16を挿入して継手を
形成する。次に間詰め部3の底部に鋼板からなる埋殺し
型枠17を配置した後、間詰め部3にコンクリート6を
打設する。これにより、各RCプレキャスト床版11
A,11Bが一体化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一方の
床版のストレート鉄筋の引張力を、周囲のコンクリート
の付着力を介して他方の床版のストレート鉄筋に応力伝
達するようにした重ね鉄筋継手の場合には、鉄筋の重ね
長さは、鉄筋径の20倍(鉄筋径D16の場合320m
m)、間詰め部の幅は施工性から400mm程度必要にな
る。このため、現場打ちコンクリート打設量が多くな
り、施工の省力化の障害となったり、継目部にひび割れ
が生じやすいという問題があった。
【0006】ところで、F.レオンハルト,E.メニッ
ヒ(横道英夫・監訳)(レオンハルトのコンクリート講
座3)鉄筋コンクリートの配筋、(1989)鹿島出版
社によれば、腹圧力による鉄筋1本あたりの伝達力T
は、ループの内径をD、鉄筋径をφ、コンクリートの圧
縮強度(腹圧力)をσf とすれば次式で示される。 T=(D・φ・σf )‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(1) ここで、 D:ループ内径(=12cm) φ:鉄筋径(=1.6cm) T:伝達力=(π・φ2 ・σsa)/4 σsa:鉄筋の許容引張応力度(=1400kgf/cm2 ) として、これらを式(1)に代入すると、鉄筋に許容引
張応力が生じるときの腹圧力σf は、 σf =293kgf/cm2 となる。したがって、コンクリートの安全率を3とする
と、高強度コンクリート(例えば、設計基準強度900
kgf/cm2 程度)を使用する必要がある。なお、ループ鉄
筋の重ね長さは、理論的には、ループ内径Dと同じ長さ
があればよいが、前記文献では、ループ内側の圧縮力を
緩和するために、直線区間0.5Dを設けて、1.5D
以上とすることとなっている。すなわち、ループ継手の
場合、重ね長さは1.5D=180mmとなり、間詰め部
の幅は260mm程度となる。
【0007】すなわち、ループ内側に沿ったコンクリー
トの圧縮力(腹圧力)で鉄筋の引張力をアンカー定着し
て、鉄筋相互の応力伝達を行うループ継手の場合は、前
述の重ね鉄筋継手に比べて間詰め部の幅を狭くできると
いう利点を有するものの、ループ内側に非常に大きな圧
縮力を生じるという難点があり、このため間詰め部に高
強度コンクリート(例えば、設計基準強度800〜90
0kgf/cm2 程度)を充填する必要があった。換言すれ
ば、従来、現場打ちコンクリートで用いられるコンクリ
ートは、その設計基準強度が200〜600kgf/cm2
度の範囲にあり、ループ継手に使用するには強度的に不
足するという問題があった。
【0008】本発明は、叙上の点に鑑み、間詰め部の幅
を狭くしながら、従来の現場打ちコンクリートを用いて
も十分鉄筋引張力を伝達できるプレキャストコンクリー
ト床版の継手構造を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
に係るプレキャストコンクリート床版の継手構造は、各
プレキャストコンクリート床版の端部から突設する鉄筋
を床版厚み方向の矩形ループ状に形成するとともに、各
床版連結部の長手方向に重ね合わせられた互いの矩形ル
ープ状鉄筋で囲まれる矩形ループの相対する端部内側
に、それぞれ連結部長手方向に延びて各重ね合わせ部を
貫通する帯状の鋼板からなる支圧板を配置し、間詰め部
にコンクリートを打設したものである。
【0010】また、本発明の請求項2の発明に係るプレ
キャストコンクリート床版の継手構造は、支圧板となる
帯状の鋼板として孔あき鋼板、突起付き鋼板あるいはジ
ベル付き鋼板を用いたものである。
【0011】また、本発明の請求項3の発明に係るプレ
キャストコンクリート床版の継手構造は、プレキャスト
コンクリート床版の連結される側縁部の底部に、隣接す
る床版相互の突き当てにより間詰め部の下面を覆う突条
を設けたものである。
【0012】また、本発明の請求項4の発明に係るプレ
キャストコンクリート床版の継手構造は、突条の内部に
金網を配置したものである。
【0013】また、本発明の請求項5の発明に係るプレ
キャストコンクリート床版の継手構造は、間詰め部に打
設するコンクリートとして膨張コンクリートあるいは繊
維補強コンクリートを用いたものである。
【0014】
【作用】本発明の請求項1の発明において、矩形ループ
状鉄筋は、支圧板で囲まれた矩形断面のコンクリート部
分に支圧板を介してアンカー定着される。コンクリート
支圧応力(単位面積あたりのコンクリート圧縮力)は、
支圧板の面積により変わるため、鉄筋引張力と釣り合う
支圧力がコンクリート部分で確保されるように支圧板の
面積を決定する。いずれにしても、矩形ループ状鉄筋の
ループ内側に生じる圧縮力は、支圧板によって圧力が分
布されてコンクリートに伝えられるため、その分コンク
リート部分での負担を軽減でき、必要とされるコンクリ
ート強度を低く抑えることができる。
【0015】また、本発明の請求項2の発明において
は、支圧板となる帯状の鋼板として孔あき鋼板、突起付
き鋼板あるいはジベル付き鋼板を用いているので、コン
クリートとの密着性(付着)を高めることができる。
【0016】また、本発明の請求項3の発明において
は、プレキャストコンクリート床版の連結される側縁部
の底部に、隣接する床版相互の突き当てにより間詰め部
の下面を覆う突条を設けているので、突条に間詰め部の
底型枠の機能を持たせることができ、支保工・型枠工の
施工が簡略化され、現場でのコンクリートの打設作業が
容易となる。
【0017】また、本発明の請求項4の発明において
は、突条の内部に金網を配置しているので、突条部を補
強することができ、その欠けやひび割れを防止すること
ができる。
【0018】また、本発明の請求項5の発明において
は、間詰め部に打設するコンクリートとして膨張コンク
リートあるいは繊維補強コンクリートを用いているの
で、間詰め部の乾燥収縮によるひび割れや、走行車両か
ら受ける荷重に対するひび割れ耐久性を向上させること
ができる。
【0019】
【実施例】以下、図示実施例により本発明を説明する。
図1は本発明に係るプレキャストコンクリート床版の継
手構造の一実施例を示すループ継手の縦断面図、図2は
その支圧板の一例を示す正面図、図3は支圧板の他の例
を示す正面図、図4はそのコンクリートの支圧応力を説
明するためのアンカー定着部の側面模式図、図5は同じ
くアンカー定着部の平面模式図、図6は本発明の強度試
験結果を示す線図であり、各図中、従来のループ継手
(図8,図9)に相当する部分には同一符号を付してあ
る。
【0020】本実施例のプレキャストコンクリート床版
の継手構造は、連結すべきRCプレキャスト床版21
A,21Bの端部から突設する鉄筋を床版厚み方向の矩
形ループ状に形成するとともに、各床版連結部の長手方
向に重ね合わせられたこれら互いの矩形ループ状鉄筋2
2,23で囲まれる矩形ループの相対する端部22a,
23aの内側に、それぞれ連結部長手方向に延びて各重
ね合わせ部24A,24B,24C…を貫通する帯状の
鋼板からなる支圧板25,26を配置し、さらに重ね合
わせられた矩形ループ状鉄筋22,23の上下に、これ
ら鉄筋と直角方向に延びる補強鉄筋16を配置し、間詰
め部3にコンクリート6を打設したものである。
【0021】これを更に詳述すると、支圧板25,26
は、本実施例では図2に示す如く施工性を考慮して適当
な長さに切断した平鋼から形成した。しかし、支圧板と
しては、矩形ループ状鉄筋22,23から受ける圧力を
分布するための所要の断面積を確保できればよいので、
図3に示すようなパンチングした孔あき平鋼からなる支
圧板25A,26Aを用いてもよい。更にこれら平鋼に
突起やジベルを付けたものを用いてもよい。この場合に
は、コンクリート6との密着性(付着)を高めることが
できる。RCプレキャスト床版21A,21Bは、その
互いに連結される側縁部の底部に、それぞれ隣接する床
版相互の突き当てにより間詰め部3の下面を覆う断面台
形状の突条27a,27bが設けられるとともに、各床
版の底部に埋め込まれている溶接金網28a,28bが
それぞれの突条27a,27bの内部まで延出して配置
されており、これによってそれぞれの突条部の補強がな
され、その欠けやひび割れが防止されるようになってい
る。突条27a,27bは、隣接する床版相互の突き当
て時に間詰め部の下面を覆い、間詰め部の底型枠として
機能する。このため、支保工・型枠工の施工が簡略化さ
れ、現場でのコンクリートの打設作業が容易となる。な
お、隣接する床版すなわち突条27a,27b相互の突
き当ては、シールゴム29を介して行われる。これによ
り、シール性が高まり、打設されるコンクリートの漏出
が防止される。間詰め部3に打設されるコンクリート6
としては、従来の現場打ちコンクリートで用いられるコ
ンクリート(一般には設計基準強度が200〜600kg
f/cm2程度の範囲)でよいが、本実施例では間詰め部3
の乾燥収縮によるひび割れや、走行車両から受ける荷重
に対するひび割れ耐久性を向上させるために、繊維補強
コンクリートを用いた。
【0022】次に、本実施例のプレキャストコンクリー
ト床版の継手構造による試算例について説明する。図4
及び図5に示すように、コンクリート支圧力による鉄筋
1本あたりの伝達力Tは、矩形ループ状鉄筋の間隔、す
なわち各重ね合わせ部24A,24B,24C…のピッ
チをS、支圧板25の幅をb、コンクリートの圧縮強度
(腹圧力)をσf とすれば次式で示される。 T=(S・b・σf )‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(2) ここで、 ピッチ S=15cm 支圧板の幅 b=6.5cm 鉄筋径 φ=1.6cm 鉄筋伝達力 T=Ta=(π・φ2 ・σsa)/4=28
15kgf ただし、σsa:鉄筋の許容引張応力度(=1400kgf/
cm2 ) として、これらを式(2)に代入すると、鉄筋に許容引
張応力が生じるときの圧縮応力は、 σf =58kgf/cm2 となる。したがって、コンクリートの安全率を3とする
と、使用するコンクリートの強度は、 58*3=174kgf/cm2 となり、設計基準強度200kgf/cm2 程度となる。支圧
板の幅を半分にしてもコンクリートは設計基準強度40
0kgf/cm2 程度となる。支圧板の形状にもよるが、使用
するコンクリートは設計基準強度500kgf/cm2 程度で
十分である。
【0023】次に、本実施例の継手構造の強度試験例に
ついて説明する。図6は本発明の強度試験結果を示す線
図であり、図中Aは本発明に係わる継手構造の、Bは支
圧板なしの継手構造(従来の継手構造に相当する)の、
Cは本体構造の荷重に対する変位を示すものである。な
お、A,Bは矩形ループの重ね長さを100mm(=6.
25d、鉄筋径d=16mm)、間詰め幅160mmと同一
条件にして、支圧板の有無の強度に与える影響を比較し
たものである。従来の継手Bは荷重12tonf付近でルー
プ内部コンクリートの破壊により継手部がヒンジ的に挙
動し急激に強度が低下するのに対して、本発明による継
手Aは、従来の継手Bに比較して強度が大きく改善され
るとともに、本体Cと同等程度の強度を有することがわ
かる。なお、同図中、PU =12.6tfの直線は鉄筋お
よびコンクリートが降伏するときの荷重の計算による結
果を示すものである。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1の
発明によれば、各床版端部から突設する鉄筋を床版厚み
方向の矩形ループ状に形成するとともに、各床版連結部
の長手方向に重ね合わせられた互いの矩形ループ状鉄筋
で囲まれる矩形ループの相対する端部内側に、それぞれ
連結部長手方向に延びて各重ね合わせ部を貫通する帯状
の鋼板からなる支圧板を配置し、間詰め部にコンクリー
トを打設するようにしたので、矩形ループ状鉄筋のルー
プ内側に生じる圧縮力を、支圧板によって圧力を分布さ
せてコンクリートに伝えることができ、その分コンクリ
ート部分での負担を軽減でき、必要とされるコンクリー
ト強度を低く抑えることができる。このため、高強度コ
ンクリートが不要となり、かつ従来のループ継手よりも
間詰め部の幅を圧縮することができ、現場打ちコンクリ
ート打設量を少なくすることができる。
【0025】また、本発明の請求項2の発明によれば、
支圧板となる帯状の鋼板として孔あき鋼板、突起付き鋼
板あるいはジベル付き鋼板を用いることにより、コンク
リートとの密着性(付着)を高めることができる。
【0026】また、本発明の請求項3の発明によれば、
プレキャストコンクリート床版の連結される側縁部の底
部に、隣接する床版相互の突き当てにより間詰め部の下
面を覆う突条を設けたので、突条に間詰め部の底型枠の
機能を持たせることができ、支保工・型枠工の施工が簡
略化され、現場でのコンクリートの打設作業が容易とな
る。
【0027】また、本発明の請求項4の発明によれば、
突条の内部に金網を配置したので、突条部を補強するこ
とができ、その欠けやひび割れを防止することができ
る。
【0028】また、本発明の請求項5の発明によれば、
間詰め部に打設するコンクリートとして膨張コンクリー
トあるいは繊維補強コンクリートを用いたので、間詰め
部の乾燥収縮によるひび割れや、走行車両から受ける荷
重に対するひび割れ耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレキャストコンクリート床版の
継手構造の一実施例を示すループ継手の縦断面図であ
る。
【図2】本実施例に係るプレキャストコンクリート床版
の継手構造の支圧板の一例を示す正面図である。
【図3】本実施例に係るプレキャストコンクリート床版
の継手構造の支圧板の他の例を示す正面図である。
【図4】本実施例に係るプレキャストコンクリート床版
の継手構造のコンクリートの支圧応力を説明するための
アンカー定着部の側面模式図である。
【図5】本実施例に係るプレキャストコンクリート床版
の継手構造のコンクリートの支圧応力を説明するための
アンカー定着部の平面模式図である。
【図6】本発明の強度試験結果を示す線図である。
【図7】従来のRCプレキャスト床版の継手の一例を示
す重ね鉄筋継手の縦断面図である。
【図8】従来のRCプレキャスト床版の継手の他の例を
示すループ継手の縦断面図である。
【図9】図8のループ継手を有するRCプレキャスト床
版の全体構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 間詰め部 6 コンクリート 21A,21B プレキャストコンクリート床版 22,23 矩形ループ状鉄筋 22a.23a 端部 24A,24B,24C 重ね合わせ部 25,26,25A,26A 支圧板 27a,27b 突条 28a,28b 溶接金網(金網)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレキャストコンクリート床版の端部か
    ら突設する複数の鉄筋を介して隣接するプレキャストコ
    ンクリート床版相互を連結するものにおいて、 前記各床版端部から突設する鉄筋を床版厚み方向の矩形
    ループ状に形成するとともに、各床版連結部の長手方向
    に重ね合わせられた互いの矩形ループ状鉄筋で囲まれる
    矩形ループの相対する端部内側に、それぞれ連結部長手
    方向に延びて各重ね合わせ部を貫通する帯状の鋼板から
    なる支圧板を配置し、間詰め部にコンクリートを打設し
    たことを特徴とするプレキャストコンクリート床版の継
    手構造。
  2. 【請求項2】 支圧板となる帯状の鋼板として孔あき鋼
    板、突起付き鋼板あるいはジベル付き鋼板を用いたこと
    を特徴とする請求項1記載のプレキャストコンクリート
    床版の継手構造。
  3. 【請求項3】 プレキャストコンクリート床版の連結さ
    れる側縁部の底部に、隣接する床版相互の突き当てによ
    り間詰め部の下面を覆う突条を設けたことを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載のプレキャストコンクリート
    床版の継手構造。
  4. 【請求項4】 突条の内部に金網を配置したことを特徴
    とする請求項3記載のプレキャストコンクリート床版の
    継手構造。
  5. 【請求項5】 間詰め部に打設するコンクリートとして
    膨張コンクリートあるいは繊維補強コンクリートを用い
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに
    記載のプレキャストコンクリート床版の継手構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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