JPH07113203B2 - 道路橋のプレキャストコンクリート床版 - Google Patents
道路橋のプレキャストコンクリート床版Info
- Publication number
- JPH07113203B2 JPH07113203B2 JP26946093A JP26946093A JPH07113203B2 JP H07113203 B2 JPH07113203 B2 JP H07113203B2 JP 26946093 A JP26946093 A JP 26946093A JP 26946093 A JP26946093 A JP 26946093A JP H07113203 B2 JPH07113203 B2 JP H07113203B2
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- concrete
- floor slab
- strip
- bridge
- precast concrete
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Description
コンクリート床版に関する。
工法に、並列する縦桁にほゞ直角に短冊形プレキャスト
コンクリート板多数を敷き並べ、これらコンクリート板
を橋軸方向に貫通するPC鋼線にポストテンション方式
によりプレストレスを与えて一体化する工法がある。
た短冊形コンクリート板を活用して、以前のように鋼枠
架設後、支保工、型枠を組み、床版筋の配筋後、コンク
リートを場所打ちする面倒を無くした。工場製作した上
記コンクリート板は、以前の場所打ちコンクリート床版
を1.0〜1.5m幅の短冊形に輪切りした形に作ら
れ、これを敷き並べれば以前と全く同じ形のコンクリー
ト床版が出来る。その短冊形コンクリート板は鉄筋だけ
のプレキャスト板が多かったが、最近、その短冊形の外
形のまゝ、長手方向にPC鋼線を通してプレストレスを
与えたものも出ている。しかし従来の外形のまゝプレス
トレスを与えただけでは、プレキャスト技術を十分活用
したと言えない。
移部や接続部があるが、これに平らな床版下面をうまく
載せるため、両者の間隙を左右ハンチプレートで囲んで
モルタル充填空間を設けたり、上部フランジの接続を面
倒な突合せ溶接にして、フランジ上面を平滑にする、と
いった従来の問題点が残されたまゝである。そこで本発
明者等は、場所打ちコンクリート床版を輪切り分割する
従来技術を見離し、最新プレストレス技術を十分生かし
得る形で、縦桁の厚み遷移部や接続部をそのまゝ下面に
受入れられる新しいコンクリート床版を開発目標として
捕らえた。
キャストコンクリート床版は、並列する縦桁にほゞ直角
に短冊形コンクリート板多数を敷き並べ、これらコンク
リート板を橋軸方向に貫通するPC鋼線によりポストテ
ンション方式によりプレストレスを与えて一体化する道
路橋のプレキャストコンクリート床版において、上記短
冊形コンクリート板は、長手方向にPC鋼線を通してプ
レストレスを与えた溝形材を溝を下にして敷き並べたも
のであり、各コンクリート板が接し合う側面それぞれに
は、対向して縦桁上のスタッドを囲み、モルタル充填を
するためのずれ止め切欠きを有し、各コンクリート板は
上記スタッドの基部を囲む所要厚みのゴム板枠を介し
て、各縦桁上に載っており、上記充填モルタルが上記切
欠き相互間と上記ゴム板枠内を満たしていることを特徴
とする。
に配置されたPC鋼線によりプレテンション方式でプレ
ストレスを与えられたものであり、その断面が溝形で両
溝壁が補強骨になるから、軽量で曲げ耐力に富む。従っ
て従来の床版のように、縦桁に載る部分を厚くしたハン
チを設けて曲げ耐力を増す必要がない。溝形コンクリー
ト板を並べた床版の下面は、縦桁に直角に多数の溝が並
んでいるから、縦桁の上部フランジ接続部が従来通り、
上下に添接板を当てゝボルト締めしたものでも、問題な
く受入れる。各コンクリート板は、縦桁上のスタッドを
囲むゴム板枠を介して縦桁に載るので、そのゴム板枠の
厚みを所要厚みにすることにより、縦桁上部フランジの
厚み遷移部に対応でき、その後、充填したモルタルによ
り、活荷重を支える。
G、床版10を形成する短冊形コンクリート板を1、ポ
ストテンション用橋軸方向PC鋼線用シースを2、スタ
ッドを3、ずれ止め切欠きを4、ゴム板枠を5としてい
る。図1のスタッド3の部分を図2に拡大して示す。図
3は短冊形コンクリート板1の断面図であるが、ハッチ
ングは略した。このコンクリート板1の立面図は図6に
示し、その斜視図は図1の右上部に示す。コンクリート
板1は床版10の上り、下り線それぞれの幅に合わせた
長さで全長11300mm、幅1760mm、厚み26
0mm、溝深さ100mm、両側面の継目代15mmで
ある。図3では鉄筋を7、長手PC鋼線を8、橋軸方向
シースを2、溝を9、継目を13としている。
0´を構成する短冊形コンクリート板1´は、縦桁Gの
位置それぞれにハンチ6を設けて、曲げ耐力を強めてい
る。これに対し、図6のこの発明の床版10の短冊形コ
ンクリート板1は、路肩側、中央分離帯側それぞれの壁
高欄11,12を強固に取付ける端部以外は、図3の溝
9を通し、各溝壁下部その他にPC鋼線8を通して、軽
量化と曲げ耐力を両立させている。
形コンクリート板の縦桁Gに載る位置に設けていた二個
ずつのずれ止め穴を全廃した。代って、この発明のコン
クリート板1には、敷き並べた時接し合う両側面にずれ
止め切欠き4を設けた。隣接板のずれ止め切欠き4同士
が、縦桁G上のスタッド3を囲んで、充填モルタルを、
図4,5のように受入れる。その充填モルタルMはゴム
板枠5の囲みの中にも拡がり、継目13のモルタルにも
つながる。図4に、縦桁Gの上フランジ接続部14がコ
ンクリート板1の溝9に納まるから、面倒な溶接接続に
しなくてすむ所を示す。また図4は縦桁Gの上フランジ
の厚み遷移部15に対しては、ゴム板枠5の厚みの異な
るものを使用して対応できることを示している。なお、
この発明の溝形コンクリート板1の静的強度試験、疲労
試験は現在、大阪大学で行われているが、既に200万
回の繰返し疲労試験で異常なく、従来の短冊形コンクリ
ート板を上回る性能は確認済である。
ストコンクリート床版を形成する単位コンクリート板を
溝形プレテンションコンクリート板とすることにより、
軽量強靭化と、下面の溝内に縦桁の重ね接続部の受入れ
を可能にした。また従来、短冊形コンクリート板を貫通
したスタッド受入れ用ずれ止め穴を作るため、そのコン
クリート成形時、多数使用していた中子が側枠の突起に
代り、成形型枠内に中子を取付け、取外していた労力と
時間が不要になった。またこの発明は、各コンクリート
板がスタッドを囲むゴム板枠を介して縦桁に載るため、
そのゴム板枠の厚みを適宜変えて、縦桁上フランジの厚
み遷移に簡単に対応できるようにした。橋の完成後はゴ
ム板枠内へ充填したモルタルが活荷重を支える。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 並列する縦桁にほゞ直角に短冊形コンク
リート板多数を敷き並べ、これらコンクリート板を橋軸
方向に貫通するPC鋼線によりポストテンション方式に
よりプレストレスを与えて一体化する道路橋のプレキャ
ストコンクリート床版において、 上記短冊形コンクリート板は、長手方向にPC鋼線を通
してプレストレスを与えた溝形材を溝を下にして敷き並
べたものであり、 各コンクリート板が接し合う側面それぞれには、対向し
て縦桁上のスタッドを囲み、モルタル充填をするための
ずれ止め切欠きを有し、 各コンクリート板は上記スタッドの基部を囲む所要厚み
のゴム板枠を介して、各縦桁上に載っており、 上記充填モルタルが上記切欠き相互間と上記ゴム板枠内
を満たしていることを特徴とする道路橋のプレキャスト
コンクリート床版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26946093A JPH07113203B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 道路橋のプレキャストコンクリート床版 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26946093A JPH07113203B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 道路橋のプレキャストコンクリート床版 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07102529A JPH07102529A (ja) | 1995-04-18 |
JPH07113203B2 true JPH07113203B2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=17472750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26946093A Expired - Lifetime JPH07113203B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 道路橋のプレキャストコンクリート床版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07113203B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4651974B2 (ja) * | 2004-06-04 | 2011-03-16 | ドーピー建設工業株式会社 | プレキャストコンクリート製床版及びそれを用いた合成床版 |
JP4865624B2 (ja) * | 2007-04-19 | 2012-02-01 | 三井住友建設株式会社 | プレキャスト床版およびその構築方法 |
JP5703338B2 (ja) * | 2013-06-04 | 2015-04-15 | 有限会社 廣瀬工務店 | 受入容器、並びにそれを用いた建築物の基礎、及びその施工方法 |
JP2020117979A (ja) * | 2019-01-25 | 2020-08-06 | 東京製綱株式会社 | 解撚定着具を備えるプレストレストコンクリート床版及びプレストレス導入方法 |
-
1993
- 1993-10-04 JP JP26946093A patent/JPH07113203B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07102529A (ja) | 1995-04-18 |
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