JPH08326022A - 埋設式道路標識装置 - Google Patents

埋設式道路標識装置

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JPH08326022A
JPH08326022A JP7169167A JP16916795A JPH08326022A JP H08326022 A JPH08326022 A JP H08326022A JP 7169167 A JP7169167 A JP 7169167A JP 16916795 A JP16916795 A JP 16916795A JP H08326022 A JPH08326022 A JP H08326022A
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JP
Japan
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light
reflecting
reflecting surface
sign body
incident
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Pending
Application number
JP7169167A
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English (en)
Inventor
Chikao Yokogawa
親雄 横川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NORITSU GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
NORITSU GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 道路標識を光源などを使用する発光式の構成
によらず、しかも地表に埋設して設置した場合でも、車
両のドライバーが容易に視認できる光を効率良く反射で
きるようにすることを目的とする。 【構成】 表面が球面状であって、透光性の標識本体の
内面に、外部からの光を反射する反射面を複数設ける。
各反射面の傾斜角を変えて、各反射面に投射する入射光
の入射角度が、各反射面に対してほぼ直角となるように
する。車両のヘッドライトからの光は標識本体に入射す
ると屈折して反射面に投射される。投射された光は各反
射面で反射され、入射光とほぼ同じ光路を経て、車両に
向かって放射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路において中央分離
線、追越禁止線、停止線などの表示に使用する道路標識
装置特に地表に埋設して使用する埋設式道路標識装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種道路標識装置において、最も多用
されているものは自動車のヘッドランプからの光を地表
より突出した反射板で反射させるものである。最近では
発光ダイオードを光源として用い、これを太陽電池を電
源として充電された蓄電池により、夜間に点灯させる発
光式の構成もよく知られている。
【0003】しかしこれらの道路標識装置はいずれも地
表より突出するように設置して使用するものであるた
め、これに車両が乗り上げて横転したりすることがあ
る。これを回避するため道路標識の表面が地表にほぼ一
致するように埋設するとともに、このように埋設した場
合でも光源からの光が地表に対して小さい角度で屈折し
て外部に放射するようにしたものがある。
【0004】このような構成によれば、道路標識が地表
面から突出することがないし、またこのように地表に埋
設されても、これからの光が車両のドライバーにより容
易に視認できるようになり極めて都合がよい。しかしこ
の構成では、光源、太陽電池ならびに蓄電池のみなら
ず、点灯に必要な制御装置などを必要とするため、高価
なものとなる。
【0005】これを解決するために、光源などを使用す
る発光式の構成によらず、しかも地表に埋設して設置し
た場合でも、車両のドライバーが容易に視認できる光が
放射できるようにした構成が、本発明者によって別途提
案された(特願平6−266025号)。
【0006】この構成を示したのが図4である。同図に
おいて、1は透明または透光性のアクリル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂のような合成樹脂、あるいは無機ガラス
などからなる標識本体で、その表面2はゆるやかな球面
状に形成されてある。内面(表面2に向かい合う内面)
には、標識本体1の外部から地表面に対して角度aで照
射されてくる車両のヘッドランプの光3が表面2で屈折
し標識本体1内に進む光3′を反射する反射面4が、光
3′に対しておおむね垂直になるように傾斜して設けて
ある。なお図の例は左右からの各光を反射する構成を示
している。
【0007】反射面4はここに入射された光をその入射
光路とは逆の光路を経て反射するようにしてあり、その
ために反射面4に入射する入射光の入射角を90度とし
ておくことが望ましい。なお表面2を球面状とするの
は、光の屈折ならびに反射が、光が入射する位置の曲面
の法線に対して決まるという原理によるものであって、
球面にすることによって、表面における反射を抑制し
て、強い光を反射面4に送るためである。
【0008】またこの反射面4には、たとえば内部反射
(エッジライテング)を利用した反射板5が設けてあ
る。これによって入射光がスポット状であったとして
も、反射板5からはこのスポット状よりも広い領域にわ
たって反射光が出ていくようになる。標識本体1はその
表面2の外周縁Aが道路の地表6とほぼ一致する程度
に、道路に埋設される。7は標識本体1の底板であり、
標識本体1の内部を気密に封止するためと、標識本体1
が地中に沈下するのを抑止する機能を持つ。
【0009】この構成において、車両のヘッドランプか
ら地表面に対して角度aで照射された光3は、表面2上
の点8において、その点の法線9と角度iをもって入射
し、その結果屈折角rをもって内部に向かう光3′とな
って、反射面4に向かう。反射面4に達した光は反射面
4、特に反射板5によって反射される。反射面4に対す
る光の入射角度が90度であれば、反射面4からの反射
光は、入射光とは全く逆の光路を経て標識本体1の表面
2より外部に向かう。この反射光が車両のドライバによ
り視認されることにより、そのドライバーはこの標識本
体1の存在を確認することができる。
【0010】ところでこのように標識本体1の表面2を
球面状とした場合、次のような問題が生じる。すなわち
ヘッドランプからの光は表面2に、或る領域にわたって
照射される。しかし表面2が球面状であるため、この照
射領域内の各点においては、表面2の法線が異なるの
で、ヘッドランプの照射光が地表面に対して角度aの平
行光線であっても、その入射位置によって入射各iは相
違する。たとえば或る位置に入射した入射光が反射面4
に対して垂直であったとしても、その入射位置より標識
本体1の外周に近い位置に入射した光は、反射面4に対
して90度よりも小さい角度で入射するようになる。
【0011】逆に前記入射位置よりも標識本体1の中心
に近い位置に入射した光は、反射面4に対して90度よ
りも大きな角度で入射するようになる。このように反射
面4に対して90度とは異なる角度で入射する光があれ
ば、その光は入射光路を経て逆方向に反射しないように
なり、したがってドライバーに届く反射光がそれだけ少
なくなり、標識本体1の視認性が減少してしまうといっ
た欠点がある。
【0012】また図4に示す構成において、反射面4の
反射面積を広くしようとするには、標識本体1として、
その高さを十分に高くする必要がある。しかしこのよう
に高くすると、標識本体1として大型化するばかりでな
く、その製作に困難が生じるとともに、材料費が高くつ
くといった欠点がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、外部からの
光を反射させる標識本体において、その反射光が可及的
に入射光の入射光路を経て反射していくようにするとと
もに、標識本体の小型化を図ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、標識本体の内
面に、外部からの光を反射させる反射面を設ける構成に
おいて、この反射面を標識本体の周縁から中心に向かう
領域に複数設けるとともに、標識本体の周縁側の反射面
よりも中心側の反射面の地表面に対する傾斜角が小さく
なるように、各反射面の傾斜角を設定したことを特徴と
する。
【0015】
【作用】車両のヘッドランプからの光が標識本体の表面
から屈折して入射すると、その光は光に対して垂直にな
るように設けられている反射面により反射されて、再び
標識本体の表面から先に入射してきた方向に放射され
る。この反射光が車両に到達することによって、ドライ
バーは標識本体の存在を認識することができるようにな
る。
【0016】反射面は外部からの光の投射方向に沿って
階段的に複数設けてある。したがって各反射面の傾斜角
を適宜設定することにより、各反射面に入射する光は、
その反射面に対して可及的に90度を含むその前後の範
囲において入射することができるようになる。その結果
各反射面からの反射光はほぼ入射光と同じ経路を経て外
部に反射されていくようになる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図3によって説明す
る。なお図4と同じ符号を付した部分は、同一または対
応する部分を示す。本発明にしたがい、標識本体1の内
面に、外部からの光を反射する反射面を複数設ける。4
A〜4Cはその各反射面を示す。すなわち各反射面4A
〜4Cは、標識本体1の周縁から中心に向かう領域に複
数設けてある。換言すれば各反射面4A〜4Cは外部か
らの光の投射方向に沿って階段的に複数設けてある。
【0018】なお図4の構成と同様に、左右からの光に
つきそのそれぞれに反射する構成としてある。また標識
本体1はその表面2の外周縁Aが道路の地表面6とほぼ
一致する程度に、道路に埋設される。
【0019】また各反射面4A〜4Cの地表面に対する
傾斜角θ〜θ(図3参照。)を、標識本体1の周縁
側の反射面4Aよりも中心側の反射面4Cの傾斜角が小
さくなるように、各反射面の傾斜角を設定してある。な
お図3において、9A〜9Cは各光3A〜3Cの表面に
対する入射点の法線を示す。
【0020】例えばポリカーボネート樹脂を用いて直径
150mmの円形の標識本体1を、反射面を三分割して
設計すると、表1に示すような構成となる。ここでは車
両のヘッドランプからの光3の、地表面6に対する角度
aを5度として設計した。なお表1には球面状の表面2
の半径が286mmのものと、572mmのものを示し
ている。また表1において、突出長とは、標識本体1の
中央部分における、外周縁Aよりの高さである。
【0021】
【表1】
【0022】このような構成において、光3A〜3Cは
平行であるが、屈折して標識本体1内に入った光3A′
〜3C′は平行でなくなる。しかしこの構成において
は、反射面4A〜4Cがそれぞれ光3A′〜3C′とほ
ぼ直交するように設けられているので、いずれの光も効
率良く反射され、車両のドライバーに向うようになる。
【0023】また標識本体1の直径が図4に示すものと
同じで、同一反射面積とする場合、図1に示すように複
数の反射面とすると、標識本体1として薄く(高さとし
て低いもの)構成でき、それだけ肉厚部が薄くできるの
で、製作が容易となるとともに、材料費が軽減される。
【0024】一方、表面2の半径を小さくすると突出長
が大となり、半径を大きくすると突出長は小さくなる。
突出長が大きいことは本発明のような埋設式標識装置に
とって好ましくないが、表面2の各点における照射光の
表面2における反射率を小さくし、屈折して入射する光
量を増大することができる利点がある。突出長を小さく
すると光量の増大という利点は半減する。すなわち二律
背反の関係にある。
【0025】しかし実用的には標識本体1の直径を15
0mmとした場合、表面2の半径は表1に示したよう
に、286〜572mmの範囲にあることが望ましい。
なお標識本体1の直径を150mmとした理由は、道路
上に塗布して示される中央分離線などの線の幅が150
mmであることと、150mmの幅の光束はドライバー
の視認のために必要かつ十分であると、経験的に判断さ
れたことによる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
源などを使用する発光式の構成によらず、しかも地表に
埋設して設置した場合でも、車両のドライバーが容易に
視認できる光が反射できるようにした埋設式の道路標識
において、効率良く光を反射させることができるととも
に、小型にかつ安価に製作することができる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】標識本体の底面図である。
【図3】図1の構成の動作説明用の部分断面図である。
【図4】既提案の断面図である。
【符号の説明】
1 標識本体 2 表面 3A〜3C 外部から入射してくる光 4A〜4C 反射面 5 反射板 6 地表面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が球面状の透明又は透光性の標識本
    体の内面に、外部から入射され、前記標識本体の表面か
    ら屈折されてきた光を反射する傾斜した反射面を、前記
    外部からの光の投射方向に沿って複数設けるとともに、
    前記各反射面の傾斜角を、前記各反射面に対する光の入
    射角がほぼ直角となるように設定し、更に前記標識本体
    をその表面の外周縁が地表とほぼ一致する程度に道路に
    埋設してなる埋設式道路標識装置。
JP7169167A 1995-05-30 1995-05-30 埋設式道路標識装置 Pending JPH08326022A (ja)

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JP7169167A JPH08326022A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 埋設式道路標識装置

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JP7169167A JPH08326022A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 埋設式道路標識装置

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JPH08326022A true JPH08326022A (ja) 1996-12-10

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